JP3709366B2 - 液晶モジュールの固定構造及び固定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液晶モジュールの固定構造及び固定方法に係り、さらに詳しくは、液晶ディスプレイに使用する液晶モジュールの固定構造及び固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶モジュールを液晶ディスプレイに取り付ける際、液晶モジュールの固定方法として、以下に示すような液晶モジュール固定方法が提案されている。
図10は、従来の液晶モジュール固定構造に係る液晶ディスプレイ(以下、従来例1という)を示す分解斜視図である。
【0003】
この従来例1に係る液晶ディスプレイは、同図に示すように、化粧マスク51と、液晶モジュール53と、固定金具52a,52bと、基本フレーム54と、制御基板55とから構成されている。また、この従来例1の液晶モジュール固定構造は、液晶モジュール53と基本フレーム54との間に介挿され、液晶モジュールを固定するための固定金具52a及び52bと、液晶モジュール53を固定金具52a、52bに固定するネジ74と、固定金具52a、52bを基本フレーム54に固定するネジ75と、制御基板55を基本フレーム54に固定するネジ76と、基本フレームから化粧マスク51まで固定するネジ77とを備えている。液晶モジュール53は、供給量の関係から、最近では、同一液晶ディスプレイに対し、複数社製の液晶モジュール53を使用することが多くなっている。この場合、同一の表示エリアを持つ液晶モジュール53であっても、製造会社により外形サイズや取付位置等の構造仕様が異なるため、これら液晶モジュール53の構造差分を吸収するためには、各種液晶モジュール53に対応した固定金具52a及び52bが、液晶モジュール53の種類だけ必要となっている。また、基本フレーム54は、主としてEMI(electromagnetic interference)対策のための放射ノイズを低減させることを目的としたフレームであり、基本フレーム54と固定金具52a及び52bとは、一体部品として構成されることもある。
【0004】
次に、図10を参照して、従来例1の液晶モジュール固定方法について説明する。
上述した従来例1においては、液晶モジュール53を固定する際、ネジ74を用いて、液晶モジュール53の画面表示側から固定金具52a及び52bに向かう方向(図のX方向に)に固定され、また、同じくネジ75を用いて、固定金具52a及び52bから基本フレーム54に向かう方向(同じく、図のX方向)に固定されている。しかし、制御基板55と基本フレーム54とを固定する際には、ネジ76を用いて、制御基板54から基本フレームに逆の方向から(図のY方向から)固定されている。また、基本フレーム54と化粧マスク51とを固定する際にも、基本フレーム54から化粧マスク51に同様の方向(図のY方向)から固定されている。
【0005】
従って、上述した従来例1の場合、ネジ固定の方向が2方向にわたるため、液晶ディスプレイを組み立てる際に、一方向から固定した後、他方向から固定する必要があり、このため部品を裏返す作業が発生し、作業性を著しく低下させることになる。また、化粧マスク51は、通常、樹脂部品であるため、ネジの種類が板金用のネジと、樹脂用のネジとの2種類を必要とし、さらに、板金用のネジか樹脂用のネジかを識別する識別作業が発生することとなる。従って、ネジ締めの自動化が進む中、その制御が益々複雑になっている。
【0006】
そこで、上述した従来例1における欠点を解消するために、以下のような従来例が提案されている。
図11は、従来例2の液晶モジュール固定方法を示す分解斜視図である。
この従来例2は、同図に示すように、液晶モジュール63を化粧マスク61に固定する際、ネジ78をネジ穴64を通してネジ固定部62に固定する際の方向を、同図のY方向のみに限定した例である。
【0007】
次に、図12及び図13を参照して、従来例2の詳細構成について説明する。
図12及び図13は、それぞれ、図11のE−E線での第1及び第2のネジ固定構造を示す断面図である。
まず、図12に示すように、この従来例2に係る第1のネジ固定構造は、樹脂用ネジ78が、液晶モジュール63に設けられたネジ穴64と、化粧マスク61に設けられたネジ固定部62とに挿入される。ネジ固定部62におけるネジ深さに等しい寸法pは、液晶モジュール63の製造上の問題から大きくすることはできないため、樹脂用ネジ78の固定強度を考えた場合、ネジ固定部62の長さは長くする必要があり、従って、液晶モジュール63と化粧マスク61との間の隙間が大きくなり、商品性を損なうこととなる。
【0008】
次に、図13に示すように、この従来例2に係る第2のネジ固定構造は、化粧マスク61のネジ固定部62に金属製の金具65を埋め込むことで、固定強度を向上させている。また、これにより液晶モジュール63と化粧マスク61との間の隙間も抑えている。しかし、この構造では、樹脂製の化粧マスク61に金属製の金具65が埋め込まれるため、化粧マスク61の廃棄の時又はリサイクルの時に、環境問題が残ることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上述した問題を鑑みてなされたもので、外形サイズや取付位置等の構造仕様が異なる液晶モジュールを同一筐体に搭載する際、ネジ固定方向を統一し、かつ、使用するネジの種類を統一することを可能にした液晶モジュールの固定構造及び固定方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、化粧マスクと液晶モジュールと基本フレームと制御基板とを固定する液晶モジュール固定構造に係り、前記化粧マスクを固定するための固定部材と、前記液晶モジュールから前記固定部材に向う第1の方向から、前記液晶モジュールを前記固定部材に固定するための第1の固定具と、前記基本フレームから前記固定部材に向う方向でもある前記第1の方向から、前記液晶モジュールを貫通することなく、前記基本フレームを前記固定部材に固定するための第2の固定具と、前記制御基板から前記固定部材に向う方向でもある前記第1の方向から、前記制御基板を前記基本フレームに固定する第3の固定具とを備えてなると共に、前記固定部材が、前記第1の固定具を収容するように加工された第1の加工部と、前記第2の固定具を収容するように加工された第2の加工部とを有してなることを特徴としている。
【0014】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定構造に係り、前記第1、第2及び第3の固定具が、樹脂固定用の固定具であることを特徴としている。
【0016】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定構造に係り、前記第1、第2及び第3の固定具が、ネジであることを特徴としている。
【0017】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定構造に係り、前記液晶モジュール及び前記基本フレームが、矩形の形状を有すると共に、前記固定部材が、前記液晶モジュールの対向する一対の辺に沿って、配設された一対の棒状部材からなることを特徴としている。
【0018】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定構造に係り、前記固定部材が、突出して形成された差込部を備えると共に、前記化粧マスクは、前記差込部を引掛けて収容する引掛部を備えてなることを特徴としている。
【0019】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定構造に係り、前記化粧マスクが、前記固定部材を係合させるための突出状のリブを備えてなることを特徴としている。
【0020】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定構造に係り、前記リブが、前記化粧マスクの少なくとも角部に設けられていることを特徴としている。
【0023】
また、請求項記載の発明は、化粧マスクと液晶モジュールと基本フレームと制御基板とを固定する液晶モジュール固定方法に係り、前記化粧マスクと固定部材とを固定し、前記液晶モジュールから前記固定部材に向う第1の方向から、第1の固定具を用いて、前記液晶モジュールを前記固定部材に固定し、前記基本フレームから前記固定部材に向う方向でもある前記第1の方向から、第2の固定具を用いて、前記液晶モジュールを貫通することなく、前記基本フレームを前記固定部材に固定し、前記制御基板から前記固定部材に向う方向でもある前記第1の方向から、第3の固定具を用いて、前記制御基板を前記基本フレームに固定すると共に、前記第1の固定具を用いて、前記液晶モジュールを前記固定部材に固定する際には、前記第1の固定具を前記固定部材に設けられた第1の加工部に収容状態に固定し、かつ、前記第2の固定具を用いて、前記基本フレームを前記固定部材に固定する際には、前記第2の固定具を前記固定部材に設けられた第2の加工部に収容状態に固定することを特徴としている。
【0025】
請求項記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定方法に係り、前記第1、第2及び第3の固定具が、樹脂固定用の固定具であることを特徴としている。
【0027】
請求項10記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定方法に係り、前記第1、第2及び第3の固定具が、ネジであることを特徴としている。
【0028】
請求項11記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定方法に係り、前記液晶モジュール及び前記基本フレームが、矩形の形状を有すると共に、前記固定部材は、前記液晶モジュールの対向する一対の辺に沿って、配設された一対の棒状部材からなることを特徴としている。
【0029】
請求項12記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定方法に係り、前記固定部材が、突出して形成された差込部を備えると共に、前記化粧マスクは、前記差込部を引掛けて収容する引掛部を備えてなることを特徴としている。
【0030】
請求項13記載の発明は、請求項記載の液晶モジュール固定方法に係り、前記化粧マスクが、前記固定部材を係合させるための突出状のリブを備えてなることを特徴としている。
【0031】
請求項22記載の発明は、請求項21記載の液晶モジュール固定方法に係り、前記リブが、前記化粧マスクの少なくとも角部に設けられていることを特徴としている。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。説明は、実施例を用いて具体的に説明する。
【0039】
◇第1実施例
まず、図1乃至図5を参照して、この発明の第1実施例である液晶モジュール固定構造について説明する。
図1は、この発明の第1実施例である液晶モジュール固定構造に係る液晶ディスプレイの構成を示す分解斜視図である。
この例の固定構造に係る液晶ディスプレイは、同図に示すように、化粧マスク1と、液晶モジュール3を固定するための固定金具2a及び2bと、液晶モジュール3と、基本フレーム4と、制御基板5とから構成されている。化粧マスク1,液晶モジュール3,基本フレーム4は、略矩形の形状を有し、化粧マスク1は、液晶ディスプレイの前面に配置され、その周囲に取付用の枠を有している。基本フレーム4は、EMI(electromagnetic interference)対策のための放射ノイズを低減させるフレームである。
【0040】
この例の固定構造は、同図に示すように、化粧マスク1に設けられた引掛部11,リブ12と、固定金具2a及び2bに設けられた差込部22c,ネジ加工部22a,22bと、液晶モジュール3に設けられたネジ穴31と、基本フレーム4に設けられたネジ穴41と、制御基板5に設けられたネジ穴51と、液晶モジュール3から挿入される第1のネジ71と、基本フレーム4から挿入される第2のネジ72と、制御基板から挿入される第3のネジ73とを備えている。固定金具2a,2bに設けられた差込部22cには、化粧マスク1に設けられた引掛部1が収容され、固定金具2a,2bに設けられたネジ加工部22a,22bには、第1のネジが収容される。また、ネジの種類は、第1のネジ71,第2のネジ72,第3のネジ73のいずれも、樹脂用ネジのみを使用し、ネジを固定する方向は、制御基板5から化粧マスク1の方に向かう一方向のみである。
【0041】
次に、図2乃至図5を参照して、この例の液晶モジュール固定構造の各部の詳細構成について説明する。
図2乃至図5は、それぞれ、図1のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線の断面図であるが、説明上、この例の液晶モジュールを組み立てたとき断面図を示している。
【0042】
まず、図2のA−A断面図に示すように、この例の化粧マスク1と固定金具2bとの固定構造は、化粧マスク1の枠から直角に突出している引掛部11によって形成される空間に、固定金具2bに直角に突出している差込部22cが差し込まれることにより、化粧マスク1と固定金具2bとが固定される。また、この例の固定構造は、図1に示すように、化粧マスク1及び固定金具2bの3箇所に、それぞれ、引掛部11及び差込部22cが設けられている。
【0043】
また、図3のB−B断面図に示すように、この例の化粧マスク1と固定金具2bとの固定構造は、化粧マスク1のリブ12に固定金具2bの本体が係合するように配置され、固定金具2bの位置が化粧マスク1のリブ12により決まり、外側が抑えられることになり、動作可能方向は、中央に向かう方向のみとなる。また、この例の固定構造は、図1に示すように、化粧マスク1の上下端部と、その間の所定の箇所に、リブ12が設けられている。
【0044】
また、図4のC−C断面図に示すように、この例の固定金具2bと液晶モジュール3との固定構造は、液晶モジュール3を固定金具2b上に積み上げ、固定金具2bに設けられたネジ加工部22aに液晶モジュール3のネジ穴31を合致させた後、第1のネジ(樹脂用)71で固定する。固定金具2bが、液晶モジュール3により一体となったことで、中央に向かう方向のみ動作可能となっていた構造が完全に固定される。
【0045】
また、図5のD−D線断面図に示すように、この例の固定金具2bと基本フレーム4との固定構造は、基本フレーム4のネジ穴41と、固定金具2bのネジ加工部22bとを合致するように配置した後、ネジ穴41,ネジ加工部22bを第2のネジ(第1のネジ71と同種のネジ)72で固定する。
【0046】
最後に、図1に示すように、制御基板5を第3のネジ73で固定し、化粧カバー6を同一の方向(矢印アの方向)から取り付けることで、液晶ディスプレイの組立が完成する。なお、第1のネジ71,第2のネジ72,第3のネジ73は、同種の樹脂用ネジであり、同一方向から挿入して固定する。以上の構成によれば、仕様変更に費用が嵩む化粧マスク1や基本フレーム4等の構造仕様を変えることなく、固定金具2a,2bの形状を変えるだけで、外形サイズや取付位置等の構造仕様が異なる液晶モジュールの差分を吸収することができるので、製造開発コストの低減化を図ることができる
【0047】
参考例1
次に、図6及び図7を参照して、液晶モジュール固定構造の参考例1に言及する
図6は、液晶モジュール固定構造の参考例1を示す分解斜視図である。
この例の液晶モジュール固定構造に係る液晶ディスプレイは、同図に示すように、化粧マスク21と、液晶モジュール23と、基本フレーム24とから構成され、この例の固定構造は、液晶モジュールの裏面の所定の箇所に直接設けられたネジ加工部25を備えている。このネジ加工部25に前述した第1実施例で用いた第2のネジ72を挿入することで、非常に簡単な構成により液晶モジュール23と基本フレーム24とを固定することができる。その他の構成は、第1実施例と同様であるので、省略する。
【0048】
次に、この例の固定構造の詳細構成について説明する。
図7は、図6のF−F線断面図である。説明上、この例の液晶モジュールを組み立てたときの断面図を示している。
この例の固定構造は、同図に示すように、液晶モジュール23の裏面にネジ加工部25が設けられている。ネジ加工部25は、基本フレーム24を間に挟んで第2のネジ(樹脂用ネジ)71を受け入れるように構成されている。特に、液晶モジュール23の裏面に直接設けられたネジ加工部25を用いたことにより、固定構造の部品点数を削減することができる。また、液晶モジュール23と基本フレーム24とを固定する際、第1のネジと同種の第2のネジ(樹脂用ネジ)72を用いて、同一の方向から固定する点では第1実施例と同様である。
【0049】
参考例2
次に、図8及び図9を参照して、液晶モジュール固定構造の参考例2に言及する
図8は、液晶モジュール固定構造の参考例2を示す分解斜視図である。
この例の液晶モジュール固定構造に係る液晶ディスプレイは、同図に示すように、化粧マスク21と、液晶モジュール33と、基本フレーム24とから構成され、この例の固定構造は、液晶モジュール33の所定の縁部に設けられ金具取付部34と、金具取付部34に取り付けられるネジ固定金具32を備えている。ネジ固定金具32は、液晶モジュール33の所定の縁部を挟み込むように金具取付部34に取り付けられ、第2のネジ(樹脂用ネジ)72を用いて同一の方向から固定する点では、前述した第1実施例と同様であるが、この例の固定構造は、ネジ固定金具32を用いており、組立方向を統一することのみを目的とした液晶モジュール固定構造である。参考例1と異なる点は、参考例1では、液晶モジュール23の裏面にネジ加工部25が設けられたが、この参考例2では、固定金具32を液晶モジュール33の金具取付部34を挟み込むようにネジ固定金具32を配設している点である。
【0050】
次に、この例の固定構造の詳細構成について説明する。
図9は、図8のG−G線断面図である。説明上、この例の液晶モジュールを組み立てたときの断面図を示している。
この例の液晶モジュール固定構造は、同図に示すように、ネジ固定金具32を液晶モジュール33の金具取付部34に挟込むことで、基本フレーム24を間に挟んで、第2のネジ(樹脂用ネジ)72を用いて、液晶モジュール33裏面からのネジ固定を可能とする。特に、液晶モジュール33に取り付けられたネジ固定金具32を用いたことにより、液晶モジュール固定構造の部品点数を削減することができる。
【0051】
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施例においては、一般的な液晶モジュール3,23,33を搭載した場合の例を示したが、これに限定されず、より複雑な固定構造を有する液晶モジュールにおいても、組立方向を統一するだけであれば、この例の固定構造を用いることにより、ネジ固定方向を統一することが可能である。
【0052】
また、この例の固定構造では、液晶モジュール3,23,33の固定に関して述べているが、これに限定されず、他の部品の固定についても応用することができる。その場合、説明図の液晶モジュールを置き換えることで説明される。
【0053】
また、上述の実施例においては、化粧マスク1に設けられたリブ12,引掛部11を化粧マスク1の縁部に設けたが、これに限定されず、その形状に合わせていかなる箇所にも配設することができる。
【0054】
また、上述した実施例においては、固定するネジを、液晶モジュール3,基本フレーム4,制御基板5のいずれから挿入するかによって区別したが、これに限定されず、一括して固定金具2a,2bに固定することができる。
【0055】
また、上述した実施例においては、固定金具12a及び12bは、棒状の固定金具を用いたが、これに限定されず、液晶モジュールの外形サイズや取付位置等の構造仕様に応じてその構造差分を吸収できるように変形して用いることができる。
【0056】
また、上述した実施例においては、固定金具2a、2bと区別したが、これに限定されず、液晶モジュールの構造により左右対称形状であれば、固定金具2a,2bを共通化でき、開発コストを抑えることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、外形サイズや取付位置が異なる液晶モジュールの構造差分を吸収する固定部材液晶モジュールの種類(構造の違い)だけ揃えることで、基本フレームや化粧マスクの形状は、1種類ですみ、液晶モジュールの種類毎に開発する必要がないため、製造開発コストを低減させることができる。
また、この発明の構成によれば、液晶モジュールを固定する際に同一の方向から全ての部品を取り付けることが可能となり、作業性を向上させることができ、これにより、組立時間が短縮でき、製造コストの低減を達成できる。なぜなら、液晶モジュールの種類だけ基本フレームや化粧マスクを揃えるよりも、固定部材を揃える方が、大幅に費用削減を見込めるからである。
また、この発明によれば、同種のネジによる組立が可能となり、ネジを識別することなく、作業性を向上させることができる。
また、この発明の構成によれば、固定するネジの種類が統一されているので、ネジを間違うことなく組立が可能なため、ネジの相違により各部品を破損することなく、不良コストを低減することができる。
また、この発明の構成によれば、ネジ締めの自動機等に対して対応可能であり、その自動機の構造を簡素化することができ、製造コストの低減に繋がる。
また、この発明の構成によれば、引掛け構造を設けることで、化粧マスクと基本フレームとの固定をネジを使用しないで行えるため、ネジ本数の削減にも効果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る液晶ディスプレイの構成を示す分解斜視図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】図1のB−B線の断面図である。
【図4】図1のC−C線の断面図である。
【図5】図1のD−D線の断面図である。
【図6】 参考例1に係る液晶ディスプレイの構成を示す分解斜視図である。
【図7】図6のF−F線の断面図である。
【図8】 参考例2に係る液晶ディスプレイの構成を示す分解斜視図である。
【図9】図8のG−G線の断面図である。
【図10】従来例1に係る液晶ディスプレイの構成を示す分解斜視図である。
【図11】従来例2に係る液晶ディスプレイの構成を示す分解斜視図である。
【図12】従来例2に係る図11のE−E線の断面図である。
【図13】従来例2に係る図11のE−E線の断面図である。
【符号の説明】
1,61 化粧マスク
2a,2b 固定金具
3,23,33 液晶モジュール
4,24 基本フレーム
5 制御基板
6 化粧カバー
11 引掛部
12 リブ
21 差込部
22a,22b ネジ加工部(固定金具)
25 ネジ加工部(液晶モジュール)
31 ネジ穴(液晶モジュール)
32 ネジ固定金具
34 金具取付部
41 ネジ穴(基本フレーム)
51 ネジ穴(制御基板)
71 第1のネジ(樹脂用)
72 第2のネジ(樹脂用)
73 第3のネジ(樹脂用)

Claims (14)

  1. 化粧マスクと液晶モジュールと基本フレームと制御基板とを固定する液晶モジュール固定構造であって、
    前記化粧マスクを固定するための固定部材と、
    前記液晶モジュールから前記固定部材に向う第1の方向から、前記液晶モジュールを前記固定部材に固定するための第1の固定具と、
    前記基本フレームから前記固定部材に向う方向でもある前記第1の方向から、前記液晶モジュールを貫通することなく、前記基本フレームを前記固定部材に固定するための第2の固定具と、
    前記制御基板から前記固定部材に向う方向でもある前記第1の方向から、前記制御基板を前記基本フレームに固定する第3の固定具とを備えてなると共に、
    前記固定部材が、前記第1の固定具を収容するように加工された第1の加工部と、前記第2の固定具を収容するように加工された第2の加工部とを有してなることを特徴とする液晶モジュール固定構造。
  2. 前記第1、第2及び第3の固定具は、樹脂固定用の固定具であることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定構造。
  3. 前記第1、第2及び第3の固定具は、ネジであることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定構造。
  4. 前記液晶モジュール及び前記基本フレームは、矩形の形状を有すると共に、前記固定部材は、前記液晶モジュールの対向する一対の辺に沿って、配設された一対の棒状部材からなることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定構造。
  5. 前記固定部材は、突出して形成された差込部を備えると共に、前記化粧マスクは、前記差込部を引掛けて収容する引掛部を備えてなることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定構造。
  6. 前記化粧マスクは、前記固定部材を係合させるための突出状のリブを備えてなることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定構造。
  7. 前記リブは、前記化粧マスクの少なくとも角部に設けられていることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定構造。
  8. 化粧マスクと液晶モジュールと基本フレームと制御基板とを固定する液晶モジュール固定方法であって、
    前記化粧マスクと固定部材とを固定し、
    前記液晶モジュールから前記固定部材に向う第1の方向から、第1の固定具を用いて、前記液晶モジュールを前記固定部材に固定し、
    前記基本フレームから前記固定部材に向う方向でもある前記第1の方向から、第2の固定具を用いて、前記液晶モジュールを貫通することなく、前記基本フレームを前記固定部材に固定し、前記制御基板から前記固定部材に向う方向でもある前記第1の方向から、第3の固定具を用いて、前記制御基板を前記基本フレームに固定すると共に、
    前記第1の固定具を用いて、前記液晶モジュールを前記固定部材に固定する際には、前記第1の固定具を前記固定部材に設けられた第1の加工部に収容状態に固定し、かつ、前記第2の固定具を用いて、前記基本フレームを前記固定部材に固定する際には、前記第2の固定具を前記固定部材に設けられた第2の加工部に収容状態に固定することを特徴とする液晶モジュール固定方法。
  9. 前記第1、第2及び第3の固定具は、樹脂固定用の固定具であることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定方法。
  10. 前記第1、第2及び第3の固定具は、ネジであることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定方法。
  11. 前記液晶モジュール及び前記基本フレームは、矩形の形状を有すると共に、前記固定部材は、前記液晶モジュールの対向する一対の辺に沿って、配設された一対の棒状部材からなることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定方法。
  12. 前記固定部材は、突出して形成された差込部を備えると共に、前記化粧マスクは、前記差込部を引掛けて収容する引掛部を備えてなることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定方法。
  13. 前記化粧マスクは、前記固定部材を係合させるための突出状のリブを備えてなることを特徴とする請求項記載の液晶モジュール固定方法。
  14. 前記リブは、前記化粧マスクの少なくとも角部に設けられていることを特徴とする請求項13記載の液晶モジュール固定方法。
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