JP2000305068A - 液晶モジュールの取付構造およびこれを搭載する情報端末機器 - Google Patents

液晶モジュールの取付構造およびこれを搭載する情報端末機器

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JP2000305068A
JP2000305068A JP2000040119A JP2000040119A JP2000305068A JP 2000305068 A JP2000305068 A JP 2000305068A JP 2000040119 A JP2000040119 A JP 2000040119A JP 2000040119 A JP2000040119 A JP 2000040119A JP 2000305068 A JP2000305068 A JP 2000305068A
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crystal module
lid
mounting structure
bottom plate
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JP2000040119A
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English (en)
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Toshinao Ogawa
俊尚 小川
Takehiro Kato
雄大 加藤
Masatake Baba
正武 馬場
Tomoaki Nishiyama
倫明 西山
Fumihiko Fujishiro
文彦 藤城
Kiichi Yano
貴一 箭野
Tomoo Miwa
知生 三輪
Yasuyoshi Sato
靖祥 佐藤
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置として蓋体に液晶モジュールを内蔵
する情報端末機器において、液晶モジュールを実装した
状態での蓋体の小型化を図る。 【解決手段】 コンピュータ本体の少なくとも一つの面
を覆う蓋体に矩形の液晶モジュール10を内蔵する携帯
用情報端末機器において、液晶モジュール10に重なっ
て蓋体の一部をなす底板20に突起状のツメ部22を設
け、液晶モジュール10には該液晶モジュール10と底
板20とを重ね合わせることでツメ部を係合される凹部
18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラップトップコン
ピュータやノート型パーソナルコンピュータ等の情報端
末機器に具備される蓋体に表示装置として取り付けられ
る液晶モジュールの取付構造に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】ラップトップコンピュータやノート型パ
ーソナルコンピュータ等の蓋体に表示装置として取り付
けられる液晶モジュールは、図19に示すように、液晶
モジュール1の左右の端面から表示面1aに平行な方向
に突出して設けられたネジの挿通部1bに表示面1a側
からネジ2を通し、このネジ2を蓋体に設けられた固定
部3に螺着することで蓋体に固定されていた。
【0003】ところで、蓋体に対し上記のようにして固
定される従来の液晶モジュール1では、挿通部1bが端
面から突出した長さだけ、蓋体の全体の面積に対して表
示面1aの面積の比率が小さくなる。このため、例えば
蓋体の大きさに制限を受ける場合に表示面の大きな液晶
モジュールを採用するのが困難である、またこれとは別
に、表示面の大きな液晶モジュールを採用する場合に蓋
体が大きくなってしまうといった問題があった。
【0004】さらに、従来の液晶モジュールでは、表示
面側から蓋体の厚さ方向にネジを挿入するため、蓋体の
厚さが液晶モジュールの固定強度を満足させるねじの長
さで決められてしまい、蓋体の厚さが大きくなってしま
うという問題があった。
【0005】そこで、上記の問題を解決するために、図
20に示すようにネジの固定部4が左右の端面に設けら
れたサイドマウント形式の液晶モジュール1が用いられ
るようになっている。サイドマウント方式では、表示面
1aを上にした状態で下フレーム5上に液晶モジュール
1を配置し、下フレーム5の側縁に設けられた貫通孔5
aを通じてネジ6を挿入し、このネジ6を固定部4に螺
着することで下フレーム5に液晶モジュール1をネジ止
めで固定するようになっている。これにより、従来と比
べて蓋体の左右の幅ならびに厚さが改善されるのであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
サイドマウント形式の液晶モジュールでは、図21に示
すように外枠フレーム7とB/L(バックライト)部8
との間を、ネジ6の先端を螺入するスペースとして距離
dだけ離間させる必要があるため、液晶モジュール1の
左右の幅が大きくなり、これによって結果的にラップト
ップコンピュータの筐体が大きくなるといった問題があ
る。
【0007】また、サイドマウント形式の液晶モジュー
ルでは、外枠フレーム7とB/L部8との間のスペース
分だけ、液晶モジュール1の全体の面積に対して表示面
1aの面積の比率が小さくなるので、この液晶モジュー
ル1を蓋体に装着した場合、結果的に蓋体の全体の面積
に対して表示面1aの面積の比率が小さくなるという問
題がある。
【0008】さらに、サイドマウント形式の液晶モジュ
ールでは、図22に示すように、厚さ方向の固定部4の
幅Dがネジ6の直径rに加えてゆとり分として長さm1,
m2だけ余計に必要であり、このため液晶モジュールを
所定の大きさよりも薄くできないという問題がある。ま
た、固定部4が金属材料で形成されるので、その分だけ
液晶モジュールの重量が増加するといった問題がある。
さらに、液晶デバイスを駆動するためにモジュール内に
設けられたドライバIC(集積回路)を避けて固定部を
形成する必要があるため、設計の自由度が低くなる、す
なわちドライバICの信号線をより好適な状態にレイア
ウトすることができないといった問題がある。
【0009】加えて、サイドマウント形式の液晶モジュ
ールでは、ネジ6を固定部4に螺着する際に切り屑等の
金属片が発生すると、これが電子回路の配線基板上に付
着して配線をショートさせ、装置の誤作動を引き起こす
可能性がある。また、当該液晶モジュールを内蔵する機
器が落下等により強い衝撃を受けた場合、ネジ6が螺着
された固定部4に衝撃によって生じる応力が集中してし
まうため、この部分に補強を加える必要があり、結果的
に蓋体の重量が増加するといった問題がある。
【0010】また、サイドマウント形式の液晶モジュー
ルが取り付けられる携帯用情報端末機器の蓋体について
は、下フレームに表示面と平行にネジを挿通する貫通孔
を形成するため、製造過程においてスライド金型が必要
となり、製造プロセスを構築するうえでコストが高くな
るといった問題がある。さらに、ネジの螺着位置が蓋体
の端面にあるので、液晶モジュールの脱着を行う場合、
表示面側からネジの螺着作業を行うのと比較して作業性
が低く、これによって組立の作業効率が低下するといっ
た問題がある。
【0011】加えて、サイドマウント形式の携帯用情報
端末機器では、ネジを挿通する貫通孔が幅の狭い側縁に
設けられるためにこの部分の強度を高くする必要がある
が、強度向上を図るために蓋の材質としてマグネシウム
合金等の強度の高い金属を使用するとなると、材料費が
高くかつ強度の高さから成形工程の処理効率が低くな
り、蓋体の重量も増加するといった問題がある。
【0012】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、本体に対して回動可能に取り付けられた蓋体に
表示装置として液晶モジュールを内蔵する情報端末機器
において、液晶モジュールを実装した状態での蓋体の小
型/軽量化を図るとともに、蓋体の組立に際して作業効
率の向上ならびに製造プロセスの簡略化を図ることが可
能な液晶モジュールの取付構造およびこれを搭載した情
報端末機器を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、次のような構成を有する液晶モジュー
ルの取付構造ならびに情報端末機器を採用する。すなわ
ち、請求項1記載の液晶モジュールの取付構造は、液晶
モジュールに重なって蓋体の一部をなす構成部材に前記
液晶モジュールを取り付けるための液晶モジュールの取
付構造であって、前記液晶モジュールの端面または構成
部材のいずれか一方に突起状の係合部が設けられ、前記
端面または構成部材の他方には液晶モジュールと前記構
成部材とを重ね合わせることで前記係合部を係合される
被係合部が設けられ、前記係合部の先端は前記被係合部
の内部に位置していることを特徴としている。
【0014】この液晶モジュールの取付構造において
は、液晶モジュールと構成部材とを重ね合わせ、一方に
設けられた係合部と他方に設けられた被係合部とを係合
させることで構成部材に液晶モジュールを取り付けるの
であるが、従来のサイドマウント形式のように液晶モジ
ュールの左右の側縁にネジの固定部等を設ける必要がな
く、さらに突起状の係合部の先端は被係合部の内部に位
置し、液晶モジュールの内部に突き出さないので、液晶
モジュールの左右の幅を小さくするとともに重量を軽く
することが可能となる。また、構成部材の側面にネジを
螺着する挿通部を設ける必要がないために、筐体の左右
の幅を小さくすることが可能となる。さらに、液晶モジ
ュールに図21に示すようなネジの固定部を設ける必要
がないために、ドライバICの信号線をネジの固定部を
避けてレイアウトする必要がなく、液晶表示のために好
適な信号線となるようにレイアウトすることが可能とな
る。
【0015】したがって、液晶モジュールの全体の面積
に対して表示面の面積の比率が大きくなるので、結果的
に蓋体の全体の面積に対して表示面の面積の比率が大き
くなる。これにより、蓋体の大きさに制限を受ける場合
でも表示面をより大きく確保することが可能となり、ま
たこれとは別に、表示面の大きな液晶モジュールを採用
する場合でも蓋体を小さく構成することが可能となる
等、蓋体の小型化(外形寸法、厚さを含む)、軽量化が
図れる。
【0016】また、蓋体の端面にあたる部分にネジの挿
通部を設ける必要がないために、蓋体の構成部材の製造
過程においてスライド金型が不要となって成形型の個数
が少なくて済む等、製造過程における作業効率の向上な
らびに製造プロセスの簡略化が可能であり、これによっ
て製造コストの削減が図れる。
【0017】さらに、この液晶モジュールの取り付け構
造においては、係合部と被係合部とが係合関係を生むこ
とにより構成部材に液晶モジュールが取り付けられるの
であるが、従来とは異なり、ネジを使用しないので、ネ
ジの切り屑等の金属片が発生することがなく、したがっ
て電子回路がショートして誤作動が起こることもない。
【0018】加えて、ネジを使用しないことで、液晶モ
ジュールを内蔵する機器が落下等により強い衝撃を受け
ることを想定した場合でも、応力が集中する部分(ネジ
の固定部)がなく液晶モジュールならびにこれを内蔵す
る蓋体の破損が防止される。
【0019】なお、ここでいう蓋体の構成部材とは、液
晶モジュールの表示面の裏側に重ねられる底板、および
表示面側に重ねられる外枠のいずれをも含むものであ
る。
【0020】請求項2記載の液晶モジュールの取付構造
は、請求項1記載の液晶モジュールの取付構造におい
て、前記係合部または被係合部のいずれか一方が、前記
端面に沿うようにして前記構成部材に取り付けられる補
強部材に設けられ、前記係合部または被係合部のいずれ
か他方が、前記液晶モジュールの各端面に設けられてい
ることを特徴としている。
【0021】この液晶モジュールの取付構造において
は、構成部材に補強部材を介して液晶モジュールを取り
付けることで、液晶モジュールの面方向の剛性が高めら
れる。また、係合部または被係合部のいずれかを設けた
補強部材を構成部材に取り付けるので、構成部材自体に
加工を施す必要がなく、その製造過程において成形型の
個数が少なくて済む等のメリットがあり、これによって
も製造コストの削減が図れる。
【0022】請求項3記載の液晶モジュールの取付構造
は、請求項1または2記載の液晶モジュールの取付構造
において、前記係合部が、前記被係合部にかしめられる
ことで係合するように、塑性変形可能に設けられている
ことを特徴としている。
【0023】この液晶モジュールの取付構造において
は、係合部がかしめられて被係合部に係合するので、両
者間の係合関係がより強固になって構成部材に対する液
晶モジュールの取り付け強度が高められる。
【0024】請求項4記載の液晶モジュールの取付構造
は、液晶モジュールに重なって蓋体の一部をなす構成部
材に前記液晶モジュールを取り付けるための液晶モジュ
ールの取付構造であって、前記液晶モジュールの端面ま
たは構成部材のいずれか一方に突起部が設けられ、前記
端面または構成部材の他方には前記液晶モジュールと前
記構成部材とを重ね合わせたときに前記係合部の侵入を
許す第1の導入溝と、該第1の導入部に連続し液晶モジ
ュールと構成部材とを前記表示面の面方向の一方に相対
的に移動させたときに前記係合部の侵入を許す第2の導
入溝とからなる係止溝が設けられていることを特徴とし
ている。
【0025】この液晶モジュールの取付構造において
は、第1の導入溝と第2の導入溝とが一体となることで
係止溝が鈎型に形成され、突起部がこの鈎型形状に沿っ
て填め込まれることにより、構成部材に液晶モジュール
が取り付けられるのであるが、ネジを使用しないこと
で、請求項1記載の液晶モジュールの取付構造と同様
に、液晶モジュールならびにこれを内蔵する蓋体の小型
/軽量化、製造コストの削減、電子回路のショートを原
因とする誤作動の防止等が可能となる。
【0026】請求項5記載の液晶モジュールの取付構造
は、請求項4記載の液晶モジュールの取付構造におい
て、前記構成部材に、前記係合部を把持する把持部が設
けられていることを特徴としている。
【0027】この液晶モジュールの取付構造において
は、把持部を設けることで係合部の移動が阻まれ、液晶
モジュールと前記構成部材との前記面方向の他方への相
対移動が阻止されるので、両者間の係合関係がより強固
に保たれる。
【0028】請求項6記載の液晶モジュールの取付構造
は、液晶モジュールに重なって蓋体の一部をなす構成部
材に前記液晶モジュールを取り付けるための液晶モジュ
ールの取付構造であって、前記構成部材に、前記液晶モ
ジュールの平行に離間する側縁をそれぞれ填め込まれて
該液晶モジュールを前記表示面の面方向にスライドさせ
て案内する一対のガイド部が設けられていることを特徴
としている。
【0029】この液晶モジュールの取付構造において
は、一対のガイド部に液晶モジュールを填め込んで滑ら
せることにより、構成部材に液晶モジュールが取り付け
られるのであるが、ネジを使用しないことで、請求項1
記載の液晶モジュールの取付構造と同様に、液晶モジュ
ールならびにこれを内蔵する蓋体の小型/軽量化、製造
コストの削減、電子回路のショートを原因とする誤作動
の防止等が可能となる。
【0030】また、液晶モジュールがガイド部に沿って
線で支持されることで、当該液晶モジュールに応力が集
中する部分がないので、液晶モジュールを内蔵する機器
が落下等により強い衝撃を受けることを想定した場合で
も、液晶モジュールならびにこれを内蔵する蓋体の破損
が防止される。さらに、ガイド部が補強部材の役割を果
たすので、液晶モジュールの面方向の剛性が高められ
る。加えて、液晶モジュールに取付部等を加工する必要
がないことから、製造過程における作業効率の向上なら
びに製造プロセスの簡略化が可能であり、これによって
も製造コストの削減が図れる。同様の理由から、液晶モ
ジュールの設計自由度も高められる。
【0031】請求項7記載の液晶モジュールの取付構造
は、前記液晶モジュールに重なって蓋体の一部をなす構
成部材に前記液晶モジュールを取り付けるための液晶モ
ジュールの取付構造であって、前記液晶モジュールと前
記構成部材との間に、両者を重ね合わせた状態で接着す
る接着部材が配設されていることを特徴としている。
【0032】この液晶モジュールの取付構造において
は、液晶モジュールと前記構成部材とを接着することに
より、構成部材に液晶モジュールが取り付けられるので
あるが、ネジを使用しないことで、請求項1記載の液晶
モジュールの取付構造と同様に、液晶モジュールならび
にこれを内蔵する蓋体の小型/軽量化、製造コストの削
減、電子回路のショートを原因とする誤作動の防止等が
可能となる。
【0033】また、液晶モジュールが接着部材によって
構成部材に面で接して固定されることで、当該液晶モジ
ュールに応力が集中する部分がないので、液晶モジュー
ルを内蔵する機器が落下等により強い衝撃を受けること
を想定した場合でも、液晶モジュールならびにこれを内
蔵する蓋体の破損が防止される。さらに、液晶モジュー
ルならびに構成部材に取付部等を加工する必要がないこ
とから、製造過程における作業効率の向上ならびに製造
プロセスの簡略化が可能であり、これによっても製造コ
ストの削減が図れる。同様の理由から、液晶モジュール
の設計自由度も高められる。
【0034】請求項8記載の液晶モジュールの取付構造
は、前記液晶モジュールに重なって蓋体の一部をなす構
成部材に前記液晶モジュールを取り付けるための液晶モ
ジュールの取付構造であって、前記構成部材に、前記液
晶モジュールの一の側縁を保持するとともに該一の側縁
の長さ方向に平行な軸線まわりに回動可能に支持された
保持部と、該保持部に保持されて構成部材と重ね合わさ
れた液晶モジュールを前記一の側縁から離間した位置で
係止する係止部とが設けられていることを特徴としてい
る。
【0035】この液晶モジュールの取付構造において
は、一の側縁を保持部に保持させるとともに他の側縁を
係止部に係止させることにより、構成部材に液晶モジュ
ールが取り付けられるのであるが、ネジを使用しないこ
とで、請求項1記載の液晶モジュールの取付構造と同様
に、液晶モジュールならびにこれを内蔵する蓋体の小型
/軽量化、製造コストの削減、電子回路のショートを原
因とする誤作動の防止等が可能となる。
【0036】また、液晶モジュールの一方の側縁が回動
支持部で、他方の側縁が係止部でそれぞれ保持されるこ
とで、当該液晶モジュールに応力が集中する部分がない
ので、液晶モジュールを内蔵する機器が落下等により強
い衝撃を受けることを想定した場合でも、液晶モジュー
ルならびにこれを内蔵する蓋体の破損が防止される。さ
らに、ガイド部が補強部材の役割を果たすので、液晶モ
ジュールの面方向の剛性が高められる。加えて、液晶モ
ジュールに取付部等を加工する必要がないことから、製
造過程における作業効率の向上ならびに製造プロセスの
簡略化が可能であり、これによっても製造コストの削減
が図れる。同様の理由から、液晶モジュールの設計自由
度も高められる。
【0037】請求項9記載の液晶モジュールの取付構造
は、請求項8記載の液晶モジュールの取付構造におい
て、前記係止部に、前記液晶モジュールを前記一の側縁
に向けて付勢する付勢部が設けられていることを特徴と
している。
【0038】この液晶モジュールの取付構造において
は、液晶モジュールを一の側縁に向けて付勢すること
で、構成部材に対する液晶モジュールの位置決めがなさ
れるとともにガタ付きが防止される。
【0039】請求項10記載の情報端末機器は、請求項
1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の液晶モ
ジュールの取付構造により、コンピュータ本体の少なく
とも一つの面を覆う蓋体に液晶モジュールが内蔵されて
いることを特徴としている。
【0040】この情報端末機器においては、蓋体の小型
化により、蓋体を含めた端末機器自体の小型化が図れる
他、製造過程における作業効率の向上並びに製造プロセ
スの簡略化が可能となり、これによって製造コストの削
減が図れる。
【0041】請求項11記載の情報端末機器は、表示装
置の表示面の裏側に重なる底板と、前記表示面側に重な
るとともに該表示面を露出させる開口が形成された外枠
とを有する筐体に、前記表示装置を内蔵した情報端末機
器であって、前記表示装置を一体化するための枠体に設
けられた孔状の被係合部と、前記筐体に取り付けられて
前記被係合部に係合する突起状の係合部とを有し、前記
突起状の係合部の先端が前記枠体の外側表面と内側表面
との間に位置して係合されるように、前記筐体に前記表
示装置を取り付けたことを特徴としている。
【0042】この情報端末機器においては、筐体に取り
付けられた突起状の係合部が表示装置を一体化するため
の枠体に設けられた孔状の被係合部と係合し、筐体に表
示装置を取り付けているので、従来のサイドマウント形
式のように表示装置の周囲の側縁にネジの固定部等を設
ける必要がない。しかも、このとき突起状の係合部は、
その先端が枠体の外側表面と内側表面との間に位置して
係合するようになっているので、表示装置の枠体よりも
内側に取り付けのためのスペースを設ける必要がなく、
表示装置の周囲に設けていた空間を小さくして表示面の
比率を高くしながら筐体に表示装置を取り付けることが
できる。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明に係る液晶モジュールの取
付構造およびこれを搭載する情報端末機器の第1実施形
態を図1ないし図4に示して説明する。図1はラップト
ップコンピュータ(携帯用情報端末機器)に具備される
表示装置内蔵型の蓋体の分解斜視図である。図におい
て、符号10は液晶モジュール、20は蓋体を構成する
底板、30は同じく蓋体を構成する外枠である。底板2
0、外枠30はいずれもプラスチック製である。
【0044】液晶モジュール10は、表示面10aの裏
面に重なる底板20と表示面10aの周縁に沿って配置
される外枠30との間に介装され、底板20と外枠30
とが後述する連結部によって連結されることで蓋体に内
蔵されている。
【0045】図2は液晶モジュール10の分解斜視図で
ある。図において、符号11はLCD(液晶デバイス)
パネル、12はB/L(バックライト)ユニット、13
は表面側枠体、14は裏面側枠体、15はプリント基板
である。
【0046】LCDパネル11とB/Lユニット12と
は4辺を揃えて重ね合わされ、金属製の表面側枠体13
と裏面側枠体14との間に挟まれて固定されている。表
面側枠体13ならびに裏面側枠体14は、双方が組み合
わされることでLCDパネル11、B/Lユニット12
の四方の端面を覆い隠すとともに液晶モジュール10の
表示面10aに平行な方向および厚さ方向の剛性を高め
る役割を果たしている。
【0047】プリント基板15には、ドライバIC15
aが実装されている。液晶駆動ドライバ15aは、外部
機器から入力される画像データに基づき、制御信号をフ
レキシブル基板配線15bを介してLCDパネル11へ
出力し、液晶素子の制御を行うものである。
【0048】B/Lユニット12には、下の側縁に沿っ
て蛍光ランプ12aが内蔵されている。蛍光ランプ12
aは、電源端子12bから供給される電力により点灯さ
れる。蛍光ランプ12aが放射する光は、B/Lユニッ
ト12の下から上に向けて拡散するとともに図示しない
反射シートに反射され、B/Lユニット12の表面から
均一な輝度でLCDパネル11の表面に向けて放射され
る。そして、LCDパネル11に入射する光が液晶素子
により調節されることでLCDパネル11の表面に画像
や文字が表示されるようになっている。
【0049】なお、液晶モジュール10が組み立て時に
は、プリント基板15はフレキシブル基板配線15bを
B/Lユニット12と裏面側枠体14の間に挟み込むよ
うに折り曲げた状態で固定される。
【0050】図1に戻り、液晶モジュール10の左右の
側縁をなす端面10b,10cには、液晶モジュール1
0の4隅に隣接して凹部(被係合部)18が2個ずつ設
けられている。なお、凹部18は表面側枠体13に形成
されるが、裏面側枠体14に形成されていても問題はな
い。
【0051】また、底板20の内側には、液晶モジュー
ル10の各凹部18に対応する位置に、係合指21が底
板20と一体となってそれぞれ立設されている。各係合
指21の先端には、液晶モジュール10と底板20とを
重ね合わせることで凹部18に係合するツメ部(係合
部)22が設けられている。また、係合指21の先端に
は、液晶モジュール10と底板20とを接近させる過程
で端面10b,10cに当接すると係合指21を外側へ
押し広げる案内面23が形成されている。
【0052】底板20ならびに外枠30には、両者を連
結する連結部として、底板20の4隅に位置してネジ受
部24が、外枠30の4隅に位置して外枠30を貫通す
るネジ通し孔31がそれぞれ設けられており、ネジ受部
24には、液晶モジュール10を底板20と外枠30と
の間に介在させた状態で、外枠30の表面側からネジ通
し孔31を通じてネジ部材40が螺着される。
【0053】ネジ受部24は底板20の底面から液晶モ
ジュール10の厚さ方向に突出するように一体形成され
ており、先端面にはネジ部材40を螺着される小径の穴
25が形成されている。
【0054】液晶モジュール10、底板20ならびに外
枠30は、底板20と外枠30との間に液晶モジュール
10を配して重ね合わされ、ネジ受部24にネジ通し孔
31を通じてネジ部材40が螺着されることで蓋体とし
て一体化される。
【0055】図3は凹部18とツメ部22との係合関係
を示す側断面図である。液晶モジュール10は、端面1
0bにおいて凹部18にツメ部22が係合することによ
って底板20に取り付けられ、さらに底板20と外枠3
0とによって表裏両面から挟まれることで蓋体に内蔵さ
れている。ここで、係合指21のツメ部22は、液晶モ
ジュール10の一部を構成する表面側枠体13の凹部1
8に係合しているが、ツメ部22の先端は凹部18の内
部に位置しており、表面側枠体13のLCDパネル側の
表面からは突出していない。
【0056】再び図1に戻り、底板20ならびに外枠3
0の下縁には、図示しないコンピュータ本体との蓋体と
を回動可能に連結するヒンジ金具が取り付けられる切欠
部20a,30aが形成されている。両切欠部20a,
30aは底板20と外枠30とが重ね合わされることで
一体となって図示しないヒンジ金具を収めるようになっ
ている。
【0057】上記のような構成において、蓋体の組立の
際には、液晶モジュール10と底板20とを四隅を合わ
せて近接配置し、続いて液晶モジュール10と底板20
とを表示面10aに垂直な方向に向けて押し付け合う
と、液晶モジュール10の端面10b,10cに案内面
23が当接して係合指21が外側へ押し広げられる。引
き続き液晶モジュール10と底板20とを押し付け合う
と、ツメ部22が凹部18に填り込んで図3に示すよう
な係合関係が生まれる。これにより、従来のようにネジ
を使用しなくても底板20に液晶モジュール10が取り
付けられる。
【0058】上記のような構成の液晶モジュール10の
取付構造においては、凹部18とツメ部22とを係合さ
せて蓋体に液晶モジュール10を固定することにより、
従来のサイドマウント形式のように液晶モジュール10
の左右の側縁にネジの固定部等を設ける必要がなくなる
ので、液晶モジュール10の左右の幅を小さくするとと
もに重量を軽くすることが可能になる。
【0059】さらに、本実施形態によれば、ツメ部22
と凹部18とを係合させて蓋体に液晶モジュール10を
固定した状態では、ツメ部22の先端が凹部18の内部
に位置しており、表面側枠体13のLCDパネル側の表
面よりも内側には突き出していないので、ツメ部22が
LCDパネルに接触する可能性が小さくなり、表面側枠
体13とLCDパネルとの距離をより狭めることができ
る。すなわち、図21に示される従来技術のように液晶
モジュール10の左右に設けられていた空間を小さくす
ることができ、液晶モジュール10の中でのLCDパネ
ルの面積拡大、あるいはLCDパネルの狭額縁化が実現
できる。
【0060】ノート型パーソナルコンピュータを本棚な
どに立てて保管する場合、書類(例えばA4の長辺寸
法)と高さが揃っている方が都合がよい。つまり、筐体
の左右の幅に制限があり、その制限の範囲で表示面10
aの占める比率が高い方が画面を見やすくなるのであ
る。従来のサイドマウント方式では、ネジの固定のため
に必要な寸法分、表示面10aの比率が制限されるが、
これに対し本実施形態においては、ツメ部22の先端は
凹部18の内部に位置しており、表面側枠体13のLC
Dパネル側の表面よりも内側には突き出していないの
で、外枠の幅を短く(薄く)でき、表示面10aの比率
をより高くすることができるので、画面を見やすい携帯
用情報端末機器が得られるのである。
【0061】また、ドライバIC15aの信号線を、ネ
ジの固定部を避けるようにレイアウトする必要がないの
で、信号線をより好適な状態にレイアウトすることが可
能になる。
【0062】さらに、蓋体の下縁側においてネジ部材4
0を螺着する位置が、ヒンジ金具を取り付けるスペース
の空き領域に設けられるため、ネジ止めスペースが大き
くならず、蓋体が大きくなることもない。また、蓋体の
上縁においてネジ部材40を螺着する位置が、コンピュ
ータ本体と蓋体とを閉じた状態に保持するフック20d
の横の空き領域に設けられるため、ネジ止めスペースが
大きくならず、蓋体が大きくなることもない。
【0063】したがって、上記のような構成によれば、
液晶モジュール10の全体の面積に対して表示面10a
の面積の比率が大きくなるので、結果的に蓋体の全体の
面積に対して表示面10aの面積の比率を大きくするこ
とができる。これにより、蓋体の大きさに制限を受ける
場合でも表示面10aをより大きく確保することがで
き、これとは別に表示面10aの大きな液晶モジュール
10を採用する場合でも蓋体を小さく構成することがで
きる等、蓋体の小型/軽量化が図ることができる。
【0064】また、蓋体の端面にあたる部分にネジの挿
通部を設ける必要がないために、底板20や外枠30の
製造過程においてこれらを上金型と下金型とを上下方向
に1度動かすだけで樹脂成形できるので、上金型と下金
型とで成形を行った後、さらにスライドさせる工程が不
要となり、成形工数が少なくて済む。これにより、製造
プロセスを簡略化して組立コストを削減することができ
る。さらに、ネジ部材40でヒンジ金具をも固定するよ
うにすれば、組立工数をさらに減らして作業効率を向上
させるとともに、ヒンジ金具固定部の強度を高めて無理
な開閉を行った場合でも連結部を壊れにくくすることが
できる。
【0065】さらに、ネジを使用しないことで、ネジの
切り屑等の金属片が発生することがなく、電子回路をシ
ョートさせることがないので、装置の誤作動を防止する
ことができる。また、液晶モジュール10を内蔵する携
帯用情報端末機器が落下等により強い衝撃を受けること
を想定した場合でも、応力が集中する部分(ネジの固定
部)がないので、液晶モジュール10ならびにこれを内
蔵する蓋体の破損を防止することができる。さらに、蓋
体側面からのネジ止め作業が省かれ、液晶モジュール1
0を底板20上に配置し押し込むだけで固定することが
できるので、組立作業が容易となり、組立コストが削減
できる。
【0066】上記のような構成を採用した携帯用情報端
末機器によれば、蓋体の小型化により蓋体を含めた端末
機器自体の小型化を図ることができる。さらに、製造過
程における作業効率の向上ならびに製造プロセスの簡略
化が可能であることから、製品の製造コストを削減する
ことができる。
【0067】なお、本実施形態においては、底板20の
内側に係合指21を形成した例を挙げたが、例えばこれ
を、図4に示すように底板20の側壁部20b,20c
と一体に形成することも考えられる。つまり、側壁部2
0b,20cに直にツメ部22を形成するのである。
【0068】図4(a)では、底板20の内側に係合部
の一例としてのツメ部22を設け、液晶モジュール10
の一部を構成する表面側枠体13の被係合部の一例とし
ての凹部18を形成し、この底板20のツメ部22を表
面側枠体13の凹部18に係合させている。ここでも、
ツメ部22の先端は上記実施形態と同様に表面側枠体1
3の凹部18の内部に位置しており、表面側枠体13の
LCDパネル側表面よりも内側には突き出していない。
【0069】また、図4(b)では、液晶モジュール1
0に底板20側のツメ部22と互いに係合し合うツメ部
18aを設けている。ここでは、底板20の内側に係合
部の一例としてのツメ部22を設け、液晶モジュール1
0の一部を構成する表面側枠体13の一部を変形させて
外側に張り出した被係合部の一例としてのツメ部18a
を表面側枠体13に形成し、この底板20のツメ部22
を表面側枠体13のツメ部18aに係合させている。こ
こでは、ツメ部22の先端が表面側枠体13のツメ部1
8aを越えて位置しているが、裏面側枠体14の内側の
表面よりLCDパネル側へは突き出していない。
【0070】図4(a)および図4(b)に示される実
施形態によれば、図1に示される実施形態と比較して、
係合指21を底板20に設けるスペースをなくすことが
できるので、底板20の側面と液晶モジュール10との
距離をより接近させることができ、蓋体をより小型化す
ることができる。さらに、図4(b)に示される実施形
態では、ツメ部22の先端が表面側枠体13のツメ部1
8aを越えて裏面側枠体14の内側の表面よりLCDパ
ネル側へは突き出さないように位置しているので、底板
20のツメ部22と液晶モジュール10のツメ部18a
の係合している範囲が広がって両者間の係合関係が強固
になり、底板20に対する液晶モジュール10の取り付
け強度を高めることができる。なお、図4では、底板2
0の側面と表面側枠体13との間に間隙を設けたように
図示しているが、蓋体の小型化の観点からこの間隙は限
りなく小さくすることが望ましい。
【0071】本実施形態においては、液晶モジュール1
0の左右の端面10b,10cに凹部18を設けたが、
液晶モジュール10の上下の端面に凹部を設け、底板2
0のこれに対応する位置にツメ部を設けても構わない。
【0072】また、本実施形態においては、凹部18に
係合するツメ部22を底板20に設けたが、これを外枠
30に設けても構わない。さらに、ツメ部を液晶モジュ
ール10に設け、凹部を底板20、もしくは外枠30に
設けても構わない。さらに、図3および図4(a)に示
される実施形態では、枠体が表面側枠体13と裏面側枠
体14とから構成されている場合を例にとり、ツメ部2
2の先端は凹部18の内部に位置しており、表面側枠体
13のLCDパネル側の表面よりも内側には突き出して
いないとして説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではない。すなわち、LCDパネルを覆う一枚の枠体か
ら構成されるものにも適用できる。枠体が一枚で構成さ
れているときには、この枠体に設けた凹部の内部に底板
側のツメ部の先端を位置させ、枠体のLCDパネル側の
表面よりも内側に突き出さないようにする。
【0073】液晶モジュールの左右の幅を小さくすると
いう本発明の目的からすれば、液晶モジュールの外装部
品が一枚の枠体で構成されていても、複数の枠体の組合
せで構成されていても、複数の枠体が多少の間隙を挟ん
で組み合わされて構成されていても、これら外装部品に
設けた凹部の内部にツメ部の先端を位置させたり、外装
部品の中で最も内側に位置する枠体の内側表面よりもL
CDパネル側に突き出さないようにしながら両者を係合
させることが重要である。かかる目的を達成する範囲内
で、その適用および実施形態の変更は可能である。
【0074】次に、本発明に係る液晶モジュールの取付
構造およびこれを搭載する情報端末機器の第2実施形態
を図5ないし図7に示して説明する。なお、第1実施形
態において既に説明した構成要素には同一符号を付して
説明は省略する。図5はラップトップコンピュータに具
備される表示装置内蔵型の蓋体の分解斜視図である。図
において、符号50は液晶モジュール10面方向の剛性
を高めるための補強金具(補強部材)である。
【0075】補強金具50は、底板20の内側で左右の
側面に沿ってそれぞれ配置され、両端に形成された貫通
孔51にネジ受部24の先端を挿通されて上下のネジ受
部24,24間に架設されている。
【0076】両側の補強金具50,50の対向する側面
には、液晶モジュール10の各凹部18に対応する位置
に、突起部(係合部)52が設けられている。各突起部
52は、液晶モジュール10と底板20とを接近させる
過程で端面10b,10cに突起部52が当接すると補
強金具50を弾性に抗して外側へ押し広げるように、緩
やかな球面状をなして形成されている。
【0077】図6は凹部18と突起部52との係合関係
を示す側断面図である。液晶モジュール10は、端面1
0bにおいて凹部18に突起部52が係合することによ
って底板20に取り付けられ、さらに底板20と外枠3
0とによって表裏両面から挟まれることで蓋体に内蔵さ
れている。
【0078】上記のような構成において、蓋体の組立の
際には、液晶モジュール10と底板20とを四隅を合わ
せて近接配置し、続いて液晶モジュール10と底板20
とを表示面10aに垂直な方向に向けて押し付け合う
と、液晶モジュール10の端面10b,10cに球面状
の突起部52が当接して補強金具50が外側へ押し広げ
られ、引き続き液晶モジュール10と底板20とを押し
付け合うと、突起部52が凹部18に填り込んで図6に
示すような係合関係が生まれる。これにより、従来のよ
うにネジを使用しなくても底板20に液晶モジュール1
0が取り付けられる。
【0079】したがって、上記のように構成された液晶
モジュール10の取付構造によれば、凹部18と突起部
52とを係合させて蓋体に液晶モジュール10を固定す
ることにより、上記第1実施形態と同様に、液晶モジュ
ール10ならびにこれを内蔵する蓋体の小型/軽量化、
製造コストの削減、電子回路のショートを原因とする誤
作動の防止を図ることができる。
【0080】加えて、本実施形態においては、底板20
に補強金具50を介して液晶モジュール10を取り付け
ることで、液晶モジュールの面方向、特に上下方向の剛
性が高められて液晶モジュール10が歪まず、壊れにく
くなる。これにより、液晶モジュール10の枠体を薄く
しても剛性が保たれるため、液晶モジュール10をさら
に軽量化することができる。さらに、底板20、外枠3
0の剛性を低くしても、蓋体全体として必要十分な剛性
を確保できるため、底板20、外枠30を軽いプラスチ
ック製として蓋体そのものを軽量化することができる。
また、蓋体により高い剛性を付与することもできる。
【0081】さらに、補強金具50に突起部52を設け
ておき、この補強金具50を底板20に取り付けるの
で、底板20自体には突起部52にかわる部位を設ける
必要がなく、その製造過程において成形工数が少なくて
済む等のメリットがあり、これによっても製造コストの
削減を図ることができる。また、液晶モジュール10の
サイズや凹部18の形成位置が異なる場合でも、それぞ
れに合致する底板20をいちいち成型するのではなく、
補強金具50のみを個別に製作して底板20との取付位
置を調整するようにすれば、液晶モジュール10の形状
に関わらず底板20を共用できるようになるので、多品
種生産を考慮した場合に部品数の削減されて製造コスト
の削減が期待できる。
【0082】なお、本実施形態においては、補強金具5
0に突起部52を設けた例を挙げたが、例えば図7に示
すように補強金具50に舌片(係合部)53を設け、こ
の舌片53を折り曲げて液晶モジュール10に設けた凹
部(被係合部)18bにかしめて固定しても構わない。
これによれば、舌片53がかしめられて凹部18bに係
合するので、両者間の係合関係がより強固になり、底板
20に対する液晶モジュール10の取り付け強度が高め
られるのである。
【0083】次に、本発明に係る液晶モジュールの取付
構造およびこれを搭載する情報端末機器の第3実施形態
を図8ないし図12に示して説明する。なお、第1、第
2の各実施形態において既に説明した構成要素には同一
符号を付して説明は省略する。図8はラップトップコン
ピュータに具備される表示装置内蔵型の蓋体の分解斜視
図である。液晶モジュール10の端面10b,10cに
は、液晶モジュール10の4隅に隣接して突起部(係合
部)16が2個ずつ設けられている。なお、突起部16
は表面側枠体13に形成されるが、裏面側枠体14に形
成されていても問題はない。
【0084】また、底板20の内側壁面には、液晶モジ
ュール10の各突起部16に対応する位置に、溝部(被
係合部)26がそれぞれ設けられている。溝部26は、
液晶モジュール10と底板20とを重ね合わせるときに
突起部16の侵入を許す導入溝(導入部)26aと、導
入溝26aに連続して設けられ液晶モジュール10と底
板20とを表示面10aに沿って上下に相対的に移動さ
せるときに突起部16の侵入を許す係止溝(係止部)2
6bとからなる鈎型に形成されている。
【0085】上記のような構成において、蓋体の組立の
際には、突起部16と溝部26とを対応させて液晶モジ
ュール10と底板20とを重ね合わせると、突起部16
が導入溝26aに侵入する。続いて液晶モジュール10
と底板20とを表示面10aに沿って上下に相対的に移
動させると、突起部16が導入溝26aから係止溝26
bに侵入し、突起部16が鈎状の溝部26に填り込んで
係合関係が生まれる。これにより、従来のようにネジを
使用しなくても底板20に液晶モジュール10が取り付
けられる。
【0086】したがって、上記のように構成された液晶
モジュール10の取付構造によれば、突起部16と溝部
26とを係合させて蓋体に液晶モジュール10を固定す
ることにより、上記第1、第2の各実施形態と同様に、
液晶モジュール10ならびにこれを内蔵する蓋体の小型
/軽量化、製造コストの削減、電子回路のショートを原
因とする誤作動の防止等を図ることができる。
【0087】加えて、本実施形態においては、鈎型の溝
部26に沿って突起部16が填め込まれるので、両者間
の係合関係が強固になり、底板20に対する液晶モジュ
ール10の取り付け強度を高めることができる。
【0088】なお、本実施形態においては、液晶モジュ
ール10の端面10b,10cに突起部16を設け、底
板20の内側壁面に溝部26を形成した例を挙げたが、
例えばこれを、図9に示すように液晶モジュール10側
に溝部17を設け、底板20側に突起部27を形成して
も構わない。
【0089】また、図10に示すように、溝部26に、
係止溝26bに侵入した突起部16を把持するバネ体
(把持部)26cを設けても構わない。これによれば、
バネ体26cを設けることで突起部16の移動が阻ま
れ、液晶モジュール10と底板20との表示面10aの
面方向への相対移動が阻止されるので、底板20からの
液晶モジュール10の離脱を防止することができる。
【0090】さらに、図11に示すように、液晶モジュ
ール10に、端面10b,10cから液晶モジュール1
0の裏面側に延出するL字型の舌片(係合部)19を設
け、底板20の内側には、舌片19の先端を填め込まれ
る開口部(導入部)28aと開口部28aに連続する溝
28bに従って表示面10aの面方向に移動した舌片1
9を係止する壁部28cとを有するボックス状の被係合
部28を設けた構成としても構わない。
【0091】この液晶モジュール10の取付構造におい
て、舌片19は、液晶モジュール10と底板20とを接
近させることで開口部28aから被係合部28内に挿入
される。続いて液晶モジュール10と底板20とを表示
面10aに沿って上下に相対的に移動させると、舌片1
9は溝28bに従って移動し、壁部28cと重なって被
係合部28と係合する。このとき、図12に示すように
舌片19に形成された突起19aが壁部28cに形成さ
れた孔28dに填り込み、さらに被係合部28内に形成
された膨出部28eに舌片19が背面から押圧されるこ
とで突起19aと孔28dとの係合が固く保持されて舌
片19の離脱が阻止される。これにより、従来のように
ネジを使用しなくても底板20に液晶モジュール10が
取り付けられるのである。
【0092】次に、本発明に係る液晶モジュールの取付
構造およびこれを搭載する情報端末機器の第4実施形態
を図13および図14に示して説明する。なお、第1、
第2、第3の各実施形態において既に説明した構成要素
には同一符号を付して説明は省略する。図13はラップ
トップコンピュータに具備される表示装置内蔵型の蓋体
の分解斜視図である。底板20には、液晶モジュール1
0の左右の側縁をそれぞれ填め込まれ、液晶モジュール
10を表示面10aの面方向に滑らせて案内する一対の
ガイド部29,29が設けられている。なお、液晶モジ
ュール10の外形は矩形状のままで、底板20に対する
取付部等は特に設けられていない。
【0093】上記のような構成において、蓋体の組立の
際には、液晶モジュール10を底板20に対して表示面
10aの面方向上方に配置し、底板20の一端を復元可
能な範囲内で弾性変形させ外側に反らせた状態で液晶モ
ジュール10の左右の側縁を各ガイド部29に填め込
み、液晶モジュール10と底板20とが所定位置で重な
るまでスライドさせると、ガイド部29の内側に液晶モ
ジュール10の側縁が填り込んだ状態となって図14に
示すような係合関係が生まれる。このように填り込んだ
状態で、底板20の一端の弾性変形を復元させる。これ
により、従来のようにネジを使用しなくても底板20に
液晶モジュール10が取り付けられる。
【0094】したがって、上記のように構成された液晶
モジュール10の取付構造によれば、液晶モジュール1
0の左右の側縁を一対のガイド部29,29に填め込ん
でスライドさせることにより、上記第1、第2、第3の
各実施形態と同様に、液晶モジュール10ならびにこれ
を内蔵する蓋体の小型/軽量化、製造コストの削減、電
子回路のショートを原因とする誤作動の防止等を図るこ
とができる。
【0095】また、本実施形態においては、液晶モジュ
ール10がガイド部29に沿って面で支持されるため、
例えばコンピュータ本体に対して蓋体を開閉する際にも
液晶モジュール10に局部的な応力の集中が起こらない
ので、応力集中による液晶モジュール10の破損を防止
することができる。ラップトップコンピュータが落下等
により強い衝撃を受けた場合でも、液晶モジュール10
ならびにこれを内蔵する蓋体の破損を防止することがで
きる。
【0096】さらに、ガイド部29が補強金具の役割を
果たすため、液晶モジュール10の面方向、特に上下方
向の剛性を高めることができ、これによって底板20、
外枠30に求められる剛性を低め、蓋体全体として必要
十分な剛性を確保しながらも蓋体を軽量化することがで
きる。
【0097】加えて、液晶モジュール10に取付部等を
加工する必要がないことから、製造過程における作業効
率の向上ならびに製造プロセスの簡略化が可能であり、
これによっても製造コストを削減することができる。同
様の理由から、液晶モジュール10の設計自由度を高め
ることもできる。
【0098】なお、本実施形態においては、底板20に
ガイド部29を固定した例を挙げたが、外枠30にガイ
ド部を固定しても構わない。また、ガイド部29は底板
20もしくは外枠30と一体に形成したものであっても
構わない。
【0099】次に、本発明に係る液晶モジュールの取付
構造およびこれを搭載する情報端末機器の第5実施形態
を図15および図16に示して説明する。なお、第1、
第2、第3、第4の各実施形態において既に説明した構
成要素には同一符号を付して説明は省略する。図15は
ラップトップコンピュータに具備される表示装置内蔵型
の蓋体の分解斜視図である。液晶モジュール10と底板
20との間には、四隅にあたる位置に、両者を重ね合わ
せた状態で接着する両面テープ41(接着部材)が介装
されている。
【0100】両面テープ41は、厚みのあるラバー製の
母材の両面に粘着剤が塗布されたものである。このた
め、液晶モジュール10と底板20との間には図16に
示すように母材の厚さ分だけ空隙が形成されて両者の接
触が防止されている。また、母材の弾性により底板20
から液晶モジュール10への振動の伝達が阻止されてい
る。
【0101】上記のように構成された液晶モジュール1
0の取付構造によれば、液晶モジュール10と底板20
とを両面テープ41で接着することにより、上記第1、
第2、第3、第4の各実施形態と同様に、液晶モジュー
ル10ならびにこれを内蔵する蓋体の小型/軽量化、製
造コストの削減、電子回路のショートを原因とする誤作
動の防止等を図ることができる。
【0102】また、本実施形態においては、液晶モジュ
ール10が両面テープ41によって底板20に面で接し
て固定されていることから、例えばコンピュータ本体に
対して蓋体を開閉する際にも液晶モジュール10に局部
的な応力の集中が起こらないので、応力集中による液晶
モジュール10の破損を防止することができる。
【0103】さらに、液晶モジュール10に取付部等を
加工する必要がないことから、製造過程における作業効
率の向上ならびに製造プロセスの簡略化が可能であり、
これによっても製造コストを削減することができる。同
様の理由から、液晶モジュール10の設計自由度を高め
ることもできる。
【0104】次に、本発明に係る液晶モジュールの取付
構造およびこれを搭載する情報端末機器の第6実施形態
を図17および図18に示して説明する。なお、第1、
第2、第3、第4、第5の各実施形態において既に説明
した構成要素には同一符号を付して説明は省略する。図
17はラップトップコンピュータに具備される表示装置
内蔵型の蓋体の一部をなす底板60の斜視図である。底
板60には、液晶モジュール10の左側縁を保持すると
ともにこの側縁の長さ方向に平行な軸線まわりに回動可
能に支持された回動保持部61と、この回動保持部61
に保持された状態で底板60と重ね合わされた液晶モジ
ュール10の右側縁を係止する係止部62とが設けられ
ている。
【0105】回動保持部61は、底板60の上下の張り
出し縁をなす壁部60aに軸線と中心を一致させた形成
された嵌合孔60bに、支点となる軸部61aを嵌合す
ることで回動可能に支持されている。なお、係止部62
寄りの壁部60aは液晶モジュール10の上下の幅とほ
ぼ同じ間隔に設けられており、液晶モジュール10と底
板60とを重ね合わせた状態で液晶モジュール10の上
下のガタ付きが防止されるようになっている。なお、液
晶モジュール10のガタ付きを防止する壁部60aの形
状は、壁部60a全体を用いたものでも、部分的に凹凸
を設けたものであっても構わない。
【0106】回動保持部61には、液晶モジュール10
の端面10bを底に当接させた状態で表示面10aなら
びにその裏面に沿う張出部61bと、液晶モジュール1
0の上下の端面の一部に沿う上下の張出部61cとが形
成されており、回動保持部61に液晶モジュール10を
端面10bから差し込んで保持させると、液晶モジュー
ル10が底板60に対して扉を開くように開閉されるよ
うになる。また、回動保持部61には、壁部60aに形
成された第2の嵌合孔60cに、液晶モジュール10と
底板60とを重ね合わせた状態で嵌合される固定のため
の突起61dが形成されている。
【0107】係止部62の先端には、液晶モジュール1
0と底板60とを重ね合わせることで表示面10aに係
止されるツメ部62aが形成されている。また、液晶モ
ジュール10の端面10cが当接する係止部62の側面
には、液晶モジュール10を回動保持部61側に付勢す
るラバーゴム等の弾性部材63が貼設されている。な
お、弾性部材63を回動保持部61に設け、液晶モジュ
ール10を係止部62側に付勢するようにしても構わな
い。また、弾性部材63にはバネ材等を使用しても構わ
ない。
【0108】上記のような構成において、蓋体の組立の
際には、図18に示すように液晶モジュール10を端面
10bから回動保持部61に保持させて軸線まわりに回
動可能に支持し、続いて液晶モジュール10を回動させ
て底板60に接近させる。このとき、係止部62は外側
に押し広げておき、液晶モジュール10と底板60とが
重なったら係止部62を開放してツメ部62aを表示面
10aに係止させる。底板60上に配置された液晶モジ
ュール10は、壁部60aによって上下方向の移動を規
制されるとともに弾性部材63によって回動保持部61
側に付勢されて左右方向の移動を規制され、底板60に
ガタ付きを生じることなく固定される。なお、弾性部材
63にバネ材を使用する場合には、液晶モジュール10
を回動させて底板60に接近させる際に、係止部62を
動かさずバネ材を押し縮めておき、液晶モジュール10
と底板60とが重なったらバネ材を開放してツメ部62
aを表示面10aに係止させるようにするとよい。
【0109】上記のように構成された液晶モジュール1
0の取付構造によれば、底板60に設けた回動保持部6
1と係止部62とを組み合わせ、底板60上に液晶モジ
ュール10をガタ付きなく固定することにより、上記第
1、第2、第3、第4の各実施形態と同様に、液晶モジ
ュール10ならびにこれを内蔵する蓋体の小型/軽量
化、製造コストの削減、電子回路のショートを原因とす
る誤作動の防止等を図ることができる。
【0110】また、本実施形態においては、液晶モジュ
ール10の一方の側縁が回動保持部61で、他方の側縁
が係止部62でそれぞれ保持されるため、例えばコンピ
ュータ本体に対して蓋体を開閉する際にも液晶モジュー
ル10に局部的な応力の集中が起こらないので、応力集
中による液晶モジュール10の破損を防止することがで
きる。
【0111】さらに、壁部60aが補強金具の役割を果
たすため、液晶モジュール10の面方向、特に左右方向
の剛性を高めることができ、これによって底板60、外
枠30に求められる剛性を低め、蓋体全体として必要十
分な剛性を確保しながらも蓋体を軽量化することができ
る。
【0112】さらに、液晶モジュール10に取付部等を
加工する必要がないことから、製造過程における作業効
率の向上ならびに製造プロセスの簡略化が可能であり、
これによっても製造コストを削減することができる。同
様の理由から、液晶モジュール10の設計自由度を高め
ることもできる。
【0113】以上、上記第1ないし第6実施形態までを
各図面を参照して詳細に説明したが、具体的な構成は上
記各実施形態の内容に限るものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲において設計変更等がなされる場合も
ある。また、上記各実施形態においては、本発明がラッ
プトップコンピュータについてなされた場合について説
明したが、本発明は表示手段として液晶モジュールを使
用する他の携帯用情報端末機器、例えばノート型パーソ
ナルコンピュータ等にも応用することができることはい
うまでもない。
【0114】本発明に係る液晶モジュールの取付構造
は、携帯用コンピュータだけでなく、その他の携帯用情
報端末機器、例えば携帯電話、携帯電子メール端末や携
帯GPS装置等にも適用可能である。また、上記各実施
形態においては、液晶モジュールが表示装置として蓋体
に取り付けられた形態の形態用情報端末機器に適用した
場合を例に説明したが、本発明に係る情報端末機器は、
このような携帯用機器だけでなく、デスクトップコンピ
ュータとともに使用されるスタンドアロンのディスプレ
イモニタや、壁掛け型のディスプレイモニタにおけるフ
ラットパネルディスプレイの取り付けにも適用可能であ
る。さらに、取り付けられる表示装置としては、液晶以
外のフラットパネルディスプレイ、例えばプラズマディ
スプレイやELディスプレイ等にも適用可能である。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の液晶モジュールの取付構造によれば、液晶モ
ジュールと構成部材とを重ね合わせ、一方に設けられた
係合部と他方に設けられた被係合部とを係合させて構成
部材に液晶モジュールを取り付けるので、従来のサイド
マウント形式のように液晶モジュールの左右の側縁にネ
ジの固定部等を設ける必要がなく、液晶モジュールの左
右の幅を小さくするとともに重量を軽くすることができ
る。さらに、突起状の係合部の先端は、被係合部の内側
に位置しており、液晶モジュールの内部に突き出さない
ようになっているので、係合部と液晶モジュール内部の
LCDパネルとの接触の可能性が小さくなり、構成部材
に液晶モジュールを十分な強度を備えて取り付けながら
も、液晶モジュールの左右に設けられる空間を小さくす
ることができ、これによって液晶モジュールの中でのL
CDパネルの面積拡大やLCDパネルの狭額縁化が実現
できる。また、構成部材の側面にネジを螺着する挿通部
を設ける必要がないために、筐体の左右の幅を小さくす
ることができる。
【0116】ノート型パーソナルコンピュータを本棚な
どに立てて保管する場合、書類(例えばA4の長辺寸
法)と高さが揃っている方が都合がよい。つまり、筐体
の左右の幅に制限があり、その制限の範囲で表示面の占
める比率が高い方が画面を見やすくなるのである。従来
のサイドマウント方式では、ネジの固定のために必要な
寸法分、表示面の比率が制限されるが、これに対し本発
明においては、外枠の幅を短く(薄く)でき、表示面の
比率をより高くすることができるので、画面の見やすい
携帯用情報端末機器が得られる。
【0117】また、液晶モジュールにネジの固定部を設
ける必要がないために、ドライバICの信号線がこれと
干渉することはなく、液晶表示のために好適な信号線と
なるようにレイアウトすることができる。
【0118】さらに、蓋体の下縁側におけるネジ部材の
螺着位置を、ヒンジ金具を取り付けるスペースの空き領
域に設ければ、ネジ止めスペースが大きくならず、蓋体
が大きくなることもない。また、蓋体の上縁におけるネ
ジ部材の螺着位置を、コンピュータ本体と蓋体とを閉じ
た状態に保持するフック横の空き領域に設けられるた
め、ネジ止めスペースが大きくならず、蓋体が大きくな
ることもない。
【0119】したがって、液晶モジュールの全体の面積
に対して表示面の面積の比率が大きくなるので、結果的
に蓋体の全体の面積に対して表示面の面積の比率が大き
くなる。これにより、蓋体の大きさに制限を受ける場合
でも表示面をより大きく確保することが可能となり、ま
たこれとは別に、表示面の大きな液晶モジュールを採用
する場合でも蓋体を小さく構成することが可能となる
等、液晶モジュールを内蔵する蓋体の小型/軽量化を図
ることができる。
【0120】また、蓋体の端面にあたる部分にネジの挿
通部を設ける必要がないために、底板や外枠の製造過程
においてこれらを上金型と下金型とを上下方向に1度動
かすだけで樹脂成形できるので、上金型と下金型とで成
形を行った後、さらにスライドさせる工程が不要とな
り、成形工数が少なくて済む。これにより、製造プロセ
スを簡略化して組立コストを削減することができる。さ
らに、ネジ部材でヒンジ金具をも固定するようにすれ
ば、組立工数をさらに減らして作業効率を向上させると
ともに、ヒンジ金具固定部の強度を高めて無理な開閉を
行った場合でもヒンジ部を壊れにくくすることができ
る。
【0121】さらに、ネジを使用しないことで、ネジの
切り屑等の金属片が発生することがなく、金属片が電子
回路に紛れ込むこともないので、電子回路のショートを
原因とする装置の誤作動を防止することができる。加え
て、液晶モジュールを内蔵する機器が落下等により強い
衝撃を受けることを想定した場合でも、応力が集中する
部分(ネジの固定部)がないので、液晶モジュールなら
びにこれを内蔵する蓋体の破損を防止することができ
る。
【0122】請求項2記載の液晶モジュールの取付構造
によれば、構成部材に補強部材を介して液晶モジュール
を取り付けることで、液晶モジュールの面方向の剛性を
高めることができる。また、係合部または被係合部のい
ずれかを設けた補強部材を構成部材に取り付けるので、
構成部材自体に加工を施す必要がなく、その製造過程に
おいて成形工数が少なくて済む等、製造過程における作
業効率の向上ならびに製造プロセスの簡略化が可能であ
り、これによっても製造コストを削減することができ
る。
【0123】請求項3記載の液晶モジュールの取付構造
によれば、係合部がかしめられて被係合部に係合するの
で、両者間の係合関係がより強固になって構成部材に対
する液晶モジュールの取り付け強度を高めることができ
る。
【0124】請求項4記載の液晶モジュールの取付構造
によれば、突起部がこの鈎型形状の係止溝に沿って填め
込まれることにより、ネジを使用することなく構成部材
に液晶モジュールが取り付けられるので、請求項1記載
の液晶モジュールの取付構造と同様に、液晶モジュール
ならびにこれを内蔵する蓋体の小型/軽量化、製造コス
トの削減、電子回路のショートを原因とする誤作動の防
止等を図ることができる。
【0125】請求項5記載の液晶モジュールの取付構造
によれば、把持部を設けることで係合部の移動が阻ま
れ、液晶モジュールと前記構成部材との前記面方向の他
方への相対移動が阻止されるので、両者間の係合関係を
より強固に保つことができる。
【0126】請求項6記載の液晶モジュールの取付構造
によれば、一対のガイド部に液晶モジュールを填め込ん
で滑らせることにより、ネジを使用することなく構成部
材に液晶モジュールが取り付けられるので、請求項1記
載の液晶モジュールの取付構造と同様に、液晶モジュー
ルならびにこれを内蔵する蓋体の小型/軽量化、製造コ
ストの削減、電子回路のショートを原因とする誤作動の
防止等を図ることができる。
【0127】また、液晶モジュールがガイド部に沿って
面で支持されることで、液晶モジュールに応力が集中す
る部分がないので、液晶モジュールを内蔵する機器が落
下等により強い衝撃を受けることを想定した場合でも、
液晶モジュールならびにこれを内蔵する蓋体の破損を防
止することができる。さらに、ガイド部が補強部材の役
割を果たすので、液晶モジュールの面方向の剛性を高め
ることができる。加えて、液晶モジュールに取付部等を
加工する必要がないことから、これによっても製造コス
トを削減することができる。同様の理由から、液晶モジ
ュールの設計自由度を高めることもできる。
【0128】請求項7記載の液晶モジュールの取付構造
によれば、液晶モジュールと前記構成部材とを接着する
ことにより、ネジを使用することなく構成部材に液晶モ
ジュールが取り付けられるので、請求項1記載の液晶モ
ジュールの取付構造と同様に、液晶モジュールならびに
これを内蔵する蓋体の小型/軽量化、製造コストの削
減、電子回路のショートを原因とする誤作動の防止等を
図ることができる。
【0129】また、液晶モジュールが接着部材によって
構成部材に面で接して固定されることで、液晶モジュー
ルに応力が集中する部分がないので、液晶モジュールを
内蔵する機器が落下等により強い衝撃を受けることを想
定した場合でも、液晶モジュールならびにこれを内蔵す
る蓋体の破損を防止することができる。さらに、液晶モ
ジュールならびに構成部材に取付部等を加工する必要が
ないことから、これによっても製造コストを削減するこ
とができる。同様の理由から、液晶モジュールの設計自
由度を高めることもできる。
【0130】請求項8記載の液晶モジュールの取付構造
によれば、一の側縁を保持部に保持させるとともに他の
側縁を係止部に係止させることにより、ネジを使用する
ことなく構成部材に液晶モジュールが取り付けられるの
で、請求項1記載の液晶モジュールの取付構造と同様
に、液晶モジュールならびにこれを内蔵する蓋体の小型
/軽量化、製造コストの削減、電子回路のショートを原
因とする誤作動の防止等を図ることができる。
【0131】また、液晶モジュールの一方の側縁が回動
支持部で、他方の側縁が係止部でそれぞれ保持されるこ
とで、液晶モジュールに応力が集中する部分がないの
で、液晶モジュールを内蔵する機器が落下等により強い
衝撃を受けることを想定した場合でも、液晶モジュール
ならびにこれを内蔵する蓋体の破損を防止することがで
きる。さらに、ガイド部が補強部材の役割を果たすの
で、液晶モジュールの面方向の剛性を高めることができ
る。加えて、液晶モジュールに取付部等を加工する必要
がないことから、これによっても製造コストを削減する
ことができる。同様の理由から、液晶モジュールの設計
自由度を高めることもできる。
【0132】請求項9記載の液晶モジュールの取付構造
によれば、液晶モジュールを一の側縁に向けて付勢する
ことで、構成部材に対して液晶モジュールを所定の位置
に位置決めするとともにガタ付きを防止して安定させる
ことができる。
【0133】本発明に係る請求項10記載の情報端末機
器によれば、蓋体の小型化により、蓋体を含めた端末機
器自体の小型化を図ることができる。また、製造過程に
おける作業効率の向上ならびに製造プロセスの簡略化が
可能であることから、製品の製造コストを削減すること
ができる。
【0134】本発明に係る請求項11記載の情報端末機
器によれば、筐体に取り付けられた突起状の係合部が表
示装置を一体化するための枠体に設けられた孔状の被係
合部と係合し、筐体に表示装置を取り付けているので、
従来のサイドマウント形式のように表示装置の周囲の側
縁にネジの固定部等を設ける必要がない。しかも、この
とき突起状の係合部は、その先端が枠体の外側表面と内
側表面との間に位置して係合するようになっているの
で、表示装置の枠体よりも内側に取り付けのためのスペ
ースを設ける必要がなく、表示装置の周囲に設けていた
空間を小さくして表示面の比率を高くしながら筐体に表
示装置を取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1実施形態を示す図であっ
て、携帯用情報端末機器に具備される表示装置内蔵型の
蓋体の分解斜視図である。
【図2】 図1に示す蓋体を構成する液晶モジュールの
分解斜視図である。
【図3】 図1に示す蓋体の要部断面図である。
【図4】 本実施形態の異なる態様を示す蓋体の要部断
面図である。
【図5】 本発明に係る第2実施形態を示す図であっ
て、携帯用情報端末機器に具備される表示装置内蔵型の
蓋体の分解斜視図である。
【図6】 図5に示す蓋体の要部断面図である。
【図7】 本実施形態の異なる態様を示す蓋体の要部斜
視図である。
【図8】 本発明に係る第3実施形態を示す図であっ
て、携帯用情報端末機器に具備される表示装置内蔵型の
蓋体の分解斜視図である。
【図9】 本実施形態の異なる態様を示す蓋体の要部断
面図である。
【図10】 同じく本実施形態の異なる態様を示す蓋体
の要部断面図である。
【図11】 同じく本実施形態の異なる態様を示す蓋体
の要部断面図である。
【図12】 図11に示す係合部および被係合部の係合
の仕方を示す状態説明図である。
【図13】本発明に係る第4実施形態を示す図であっ
て、携帯用情報端末機器に具備される表示装置内蔵型の
蓋体の分解斜視図である。
【図14】 図13に示す蓋体の要部断面図である。
【図15】 本発明に係る第5実施形態を示す図であっ
て、携帯用情報端末機器に具備される表示装置内蔵型の
蓋体の分解斜視図である。
【図16】 図15に示す蓋体の要部断面図である。
【図17】 本発明に係る第6実施形態を示す図であっ
て、携帯用情報端末機器に具備される表示装置内蔵型の
蓋体をなす底板の斜視図である。
【図18】 図17に示す底板に液晶モジュールを取り
付け方を示す状態説明図である。
【図19】 従来の携帯用情報端末機器に具備される蓋
体の分解図である。
【図20】 従来の携帯用情報端末機器においてサイド
マウント形式の液晶モジュールを備える蓋体の分解図で
ある。
【図21】 サイドマウント形式の液晶モジュールを備
える蓋体の要部断面図である。
【図22】 同じく、サイドマウント形式の液晶モジュ
ールを備える蓋体の要部断面図である。
【符号の説明】
10 液晶モジュール 10a 表示面 11 LCDパネル 12 B/Lユニット部 20 底板 22 ツメ部(係合部) 24 ネジ受部 26 溝部(被係合部) 26a 導入溝(導入部) 26b 係止溝(係止部) 27 突起部(係止部) 28 被係合部 29 ガイド部 30 外枠 31 ネジ通し孔 40 ネジ部材 41 両面テープ(接着部材) 50 補強金具(補強部材) 52 突起部(係合部) 53 舌片(係合部) 60 底板 61 回動保持部 62 係止部 63 弾性部材
フロントページの続き (72)発明者 馬場 正武 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 西山 倫明 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 藤城 文彦 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 箭野 貴一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 三輪 知生 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 佐藤 靖祥 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶モジュールに重なって蓋体の一部を
    なす構成部材に前記液晶モジュールを取り付けるための
    液晶モジュールの取付構造であって、 前記液晶モジュールの端面または構成部材のいずれか一
    方に突起状の係合部が設けられ、 前記端面または構成部材の他方には液晶モジュールと前
    記構成部材とを重ね合わせることで前記係合部を係合さ
    れる被係合部が設けられ、 前記係合部の先端は前記被係合部の内部に位置している
    ことを特徴とする液晶モジュールの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部または被係合部のいずれか一
    方が、前記端面に沿うようにして前記構成部材に取り付
    けられる補強部材に設けられ、前記係合部または被係合
    部のいずれか他方が、前記液晶モジュールの各端面に設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の液晶モジ
    ュールの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記係合部が、前記被係合部にかしめら
    れることで係合するように、塑性変形可能に設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の液晶モジ
    ュールの取付構造。
  4. 【請求項4】 液晶モジュールに重なって蓋体の一部を
    なす構成部材に前記液晶モジュールを取り付けるための
    液晶モジュールの取付構造であって、 前記液晶モジュールの端面または構成部材のいずれか一
    方に突起部が設けられ、 前記端面または構成部材の他方には前記液晶モジュール
    と前記構成部材とを重ね合わせたときに前記係合部の侵
    入を許す第1の導入部と、該第1の導入部に連続し液晶
    モジュールと構成部材とを前記表示面の面方向の一方に
    相対的に移動させたときに前記係合部の侵入を許す第2
    の導入溝とからなる係止溝が設けられていることを特徴
    とする液晶モジュールの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記構成部材に、前記係合部を把持する
    把持部が設けられていることを特徴とする請求項4記載
    の液晶モジュールの取付構造。
  6. 【請求項6】 液晶モジュールに重なって蓋体の一部を
    なす構成部材に前記液晶モジュールを取り付けるための
    液晶モジュールの取付構造であって、 前記構成部材に、前記液晶モジュールの平行に離間する
    側縁をそれぞれ填め込まれて該液晶モジュールを前記表
    示面の面方向にスライドさせて案内する一対のガイド部
    が設けられていることを特徴とする液晶モジュールの取
    付構造。
  7. 【請求項7】 液晶モジュールに重なって蓋体の一部を
    なす構成部材に前記液晶モジュールを取り付けるための
    液晶モジュールの取付構造であって、 前記液晶モジュールと前記構成部材との間に、両者を重
    ね合わせた状態で接着する接着部材が配設されているこ
    とを特徴とする液晶モジュールの取付構造。
  8. 【請求項8】 液晶モジュールに重なって蓋体の一部を
    なす構成部材に前記液晶モジュールを取り付けるための
    液晶モジュールの取付構造であって、 前記構成部材に、前記液晶モジュールの一の側縁を保持
    するとともに該一の側縁の長さ方向に平行な軸線まわり
    に回動可能に支持された保持部と、 該保持部に保持されて構成部材と重ね合わされた液晶モ
    ジュールを前記一の側縁から離間した位置で係止する係
    止部とが設けられていることを特徴とする液晶モジュー
    ルの取付構造。
  9. 【請求項9】 前記係止部に、前記液晶モジュールを前
    記一の側縁に向けて付勢する付勢部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項8記載の液晶モジュールの取付構
    造。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8または9記載の液晶モジュールの取付構造により、コ
    ンピュータ本体の少なくとも一つの面を覆う蓋体に液晶
    モジュールが内蔵されていることを特徴とする情報端末
    機器。
  11. 【請求項11】 表示装置の表示面の裏側に重なる底板
    と、前記表示面側に重なるとともに該表示面を露出させ
    る開口が形成された外枠とを有する筐体に、前記表示装
    置を内蔵した情報端末機器であって、 前記表示装置を一体化するための枠体に設けられた孔状
    の被係合部と、前記筐体に取り付けられて前記被係合部
    に係合する突起状の係合部とを有し、 前記突起状の係合部の先端が前記枠体の外側表面と内側
    表面との間に位置して係合されるように、前記筐体に前
    記表示装置を取り付けたことを特徴とする情報端末機
    器。
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