JP3708660B2 - 熱利用に供する液体配管設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱利用に供する液体配管設備に関し、更に詳細には液体を熱媒とした熱利用に供する液体配管設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
温熱・冷熱を水などの流体を熱媒として所定の熱負荷に搬送することは公知である。例えば、空気調和の分野において、建物を幾つかの区域に分割したそれぞれの区域(以下、「ゾーン」と記す。)を独立して空調する方法をゾーン制御方式と呼ぶが、このゾーン制御方式を採用して各ゾーンを空調する場合の配管システムの一つに逆還水法(リバースリターン法)がある。
【0003】
この逆還水法による熱利用に供する液体配管設備は、図5に示すように、各ゾーン73毎に制御弁61と熱利用機器たるファンコイルユニット(熱交換器)7と枝配管9とから構成される温度制御系63を有している。
【0004】
これらの温度制御系63は冷凍機等を備えた熱源装置13に主配管15を介して並列に接続されており、主配管15は熱源装置13の下流側に接続された往管65と熱源装置13の上流側に接続された還り管67から構成されている。
【0005】
往管65の上流側の端部には熱源装置13により調温された熱媒を送り出すポンプ69が接続され、往管65の下流側には枝配管9の上流側の端部が接続されている。
【0006】
還り管67の上流側には枝配管9の下流側の端部が接続され、この枝配管9の下流側の端部が接続された還り管67の上流側はいったん往管65と同一方向に還されてその還す最終端Qにおいてファンコイルユニット7で室内空気と熱交換された熱媒をまとめて熱源装置13に戻している。また、逆還水法では配管系を含めた温度制御系63の各圧力損失を同等にしてこの各温度制御系63に流入する熱媒の流量を同一にしている。また、制御弁61は各ゾーン73の温度制御のために設けられている。
【0007】
尚、温度制御系63から流出した熱媒を往管65と同一の方向に還すための還り管を以下「竪管71」と記す。
この逆還水法によれば、いずれのゾーン73を経由する場合もポンプ69から竪管71の下流端Qまでの流路の長さを等しくすることができるので、熱源装置13により熱交換された熱媒を各ファンコイルユニット7等にバランスよく流すことができるとともに、ファンコイルユニット7各々に定流量弁などの流量調整手段を省略できるという利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、逆還水法では、温度制御系63から流出した熱媒を往管65と同一の方向に還すための竪管71を有しているため、各温度制御系63から流出した熱媒を往管65と逆方向に還すいわゆる直接還水法と比較すると、配管の長さは長くなる。このため、配管材料を多量に消費するとともに建設コストの増加を招くという問題を生じていた。
【0009】
また、温度制御系63に備えられている制御弁61は流量制御性を高めるために、制御弁61の圧力損失が温度制御系63全体の数十パーセントを占めるように選定されている。このため、ポンプ69は大きな所要動力を必要として消費電力の増加を招くとい問題を生じていた。
【0010】
さらに、従来の逆還水法による熱利用に供する液体配管設備では、複数ある温度制御系63に至る配管系のなかで最も圧力損失が大きい配管系(温度制御系63を含む配管系)、即ち、ポンプ69から最も遠い配管系、の圧力損失値を基準にして、他の温度制御系63に至る配管系の圧力損失値をこれとほぼ同一となるように調整している。このため、エネルギを余分に必要とし、消費電力をさらに増加させるという問題を生じていた。
【0011】
本発明の目的は、このような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、配管材料の省資源化を図り、建設コストの低下を実現するとともに、ポンプ69の所要動力を低下させて消費電力の低減を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、熱交換器を2以上備えこれらが互いに並列に接続された温度制御系を複数有し、これらの温度制御系が熱源装置に主配管を介して並列に接続され、この熱源装置により所望の温度にした熱媒を前記主配管を介して各温度制御系に送り、この温度制御系にて熱交換をした後、熱源装置に還す液体配管設備において、前記温度制御系は、前記熱交換器と、この熱交換器へ前記熱媒を供給する能力制御可能なポンプと、このポンプの上流側又は下流側に接続され熱媒の逆流を防止して流れの方向を一定に保つ逆流防止手段と、熱交換器とポンプと逆流防止手段とを接続する枝配管、とを備えることを特徴とする熱利用に供する液体配管設備である。
【0013】
熱源装置により熱交換された熱媒は、各ゾーン毎にポンプにより圧送されて主配管を通り逆流防止手段を経由して各熱交換器に供給される。各温度制御系に備えられたポンプは各温度制御系の温度(例えば、室温)と設定温度にしたがってその運転能力が調整される。
【0014】
そして、熱媒は熱交換器により温度制御系内の空気と熱交換し、各温度制御系に対応した熱負荷は所望の温度になる。熱交換した熱媒は枝配管と主配管を通って熱源装置に還される。そして、以後、前述した同様の作用が繰り返される。
【0015】
熱源装置は熱媒に熱を供給したり熱媒から熱を奪う機能を有すればどのようなシステムに構成されていてもよい。熱源装置としては、例えば、ボイラ等の温熱源装置や冷凍機等を備えた冷熱源装置やヒートポンプを例示することができる。
【0016】
また、熱源装置は蓄熱装置を備えるものでもよい。蓄熱装置としては、例えば、水蓄熱槽や氷蓄熱槽を例示することができる。
ポンプは水の流量を増加させても送水圧力を高く維持することができる能力を有するものであればその構造は問わない。ポンプとしては、例えば、ラインポンプや遠心ポンプを例示することができる。
【0017】
逆流防止手段は熱媒の逆流を防止し流れの方向を一定に保つ機能を有すればその構造は問わない。逆流防止手段としては、例えば、弁座の構造によりスイング形とリフト形を例示することができる。
【0018】
熱交換器は熱媒に熱を供給したり熱媒から熱を奪う機能を有すればその構造は問わない。熱交換器としては、例えば、ファンコイルユニットを例示することができる。
【0019】
熱媒は水であることが好ましい。水は比熱が大きく取り扱いが容易だからである。
また、主配管には、全ての温度制御系をバイパスして主配管の上流側と下流側を結ぶバイパス管路が接続され、このバイパス管路には、熱源装置から送り出された熱媒の一部をバイパスさせて熱源装置の上流側に還す能力制御可能な循環ポンプと、この循環ポンプの上流側又は下流側に接続され熱媒の逆流を防止して流れの方向を一定に保つ逆流防止手段、とが設けられていることが好ましい。
【0020】
現状の温度制御系に対応した熱負荷の温度と該負荷の設定温度との温度差が小さい場合や、複数の温度制御系のうちの一部の温度制御系における熱負荷の熱消費の要求がない場合には、循環ポンプを起動して、熱源装置から送り出された熱媒の一部をバイパス管路及び逆流防止手段を経由して主配管に還す。このようにすると、熱源装置に流入する熱媒の流量を減少させずにすみ、その結果、熱源装置の熱交換効率を高い状態のまま維持できる。また、熱源装置のうち、例えば、冷凍機などには、導入される熱媒量が一定以下の低流量時に機器を停止させる安全保障回路を備えたものがあり、これら機器の頻繁な停止を防止できる。
【0021】
また、前述したバイパス管路に循環ポンプと逆流防止手段を設ける替わりに、熱源装置に接続された主配管に全ての温度制御系をバイパスして主配管の上流側と下流側を結ぶバイパス管路を接続し、このバイパス管路の上流側の端部と熱源装置との間に熱源装置から熱媒を送り出す能力制御可能な送出ポンプを設け、バイパス管路にこのバイパス管路内を流れる熱媒の流量を調整する流量調整弁を設けることもできる。この場合にも前記と同様の作用を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る熱利用に供する液体配管設備の実施の形態を図1から図4の図面に基づいて説明する。
【0023】
〔第1の実施の形態〕
初めに、第1の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備について図1に基づいて説明する。本発明の熱利用に供する液体配管設備をゾーン制御方式による空調システムの例により説明する。この空調システムは建物等を幾つかの区域に分割し、この分割された区域であるゾーンを各々独立に空調するものである。
【0024】
例えば、建物が東西南北に面していて各面に窓がある場合、この建物内部の窓のある周辺部を東ゾーン、西ゾーン、南ゾーン、北ゾーンと分割すると、窓からの日射等により各ゾーンの温度が変化するため、窓のあるゾーン毎に区分けして空調をする必要がある。また、会議室は人が使用する時のみ空調を必要とするので、この会議室を独立したゾーンにする必要もある。
【0025】
この熱利用に供する液体配管設備1は、3つのゾーンに分割された態様であり、図1に示すように、温度調整を行なうゾーン毎に逆止弁(逆流防止手段)3とポンプ5と3台のファンコイルユニット(熱交換器)7と枝配管9とから構成される温度制御系11a,11b,11cを有し、これらの温度制御系11a,11b,11cは熱源装置13に主配管15を介して並列に接続されて、熱源装置13を中心にして水(熱媒)の循環路が形成されている。以下、3つの温度制御系11a,11b,11cに対応した熱負荷(空調ゾーン)12を図1の上方の空調ゾーン12から第1空調ゾーン12a、第2空調ゾーン12b、第3空調ゾーン12cとして説明する。
【0026】
熱源装置13からの出口水温は一定温度に制御されており、熱源装置13としては、冷凍機と冷却塔などから構成される冷熱源装置や、蒸気ボイラと蒸気・水熱交換器などから構成される温熱源装置、を例示できる。
【0027】
温度制御系11はその上流側に逆止弁3を有し、この逆止弁3の下流側に能力制御可能なポンプ5が枝配管9を介して接続されており、このポンプ5の下流側には3台のファンコイルユニット7が並列に枝配管9を介して接続されている。尚、逆止弁3はポンプ5の下流側であってファンコイルユニット7の上流側に設けることもできる。また、逆止弁3とポンプ5はファンコイルユニット7の下流側に設けてもよく、この場合、逆止弁3はポンプ5の上流側又は下流側に設けることもできる。
【0028】
温度制御系11にはこの温度制御系11に対応した空調ゾーン12の温度を検知するための温度センサ16が設けられている。
ポンプ5はこの温度センサ16の検出信号に基づいてポンプ5の羽根車の回転数を変化させることにより、枝配管9に流れる水の流量(又は流速)を変化させてファンコイルユニット7に供給される水の流量を調整し、空調ゾーン12を設定温度にすることができる。ポンプ5は、例えば、ラインポンプや遠心ポンプを使用することができる。
【0029】
次に、各温度制御系11に対応した空調ゾーン12を設定温度に制御する一実施例を、3つの空調ゾーン12a,12b,12cを全て温度制御する場合と、1又は2つの空調ゾーン12を温度制御する場合に分けて説明する。
【0030】
(1)3つの空調ゾーン12a,12b,12cを全て温度制御する場合
最初に、熱源装置13を運転するとともに、第1空調ゾーン12a、第2空調ゾーン12b、第3空調ゾーン12cに対応する温度制御系11a,11b,11cの各ポンプ5と各ファンコイルユニット7を運転する。熱源装置13は各空調ゾーン12a,12b,12cの温度制御の程度に応じてその運転能力を制御し水を所定の一定温度にする。
【0031】
次に、熱源装置13により一定温度に調温された水は各温度制御系11a、11b、11cの各ポンプ5により圧送されて主配管15を通り各枝配管9に流入する。
【0032】
この枝配管9に流入した水は逆止弁3を経由して3つのファンコイルユニット7にそれぞれ供給される。3つのファンコイルユニット7は並列に接続され、各ファンコイルユニット7や枝配管9の圧力損失は同一であり、さらに枝配管9の配管長さも同一であることから、即ち、逆還水法で接続されていることから、各ファンコイルユニット7に供給される水の流量は同一となる。従って、3つの全ての空調ゾーン12a、12b、12cを均一な設定温度にすることができる。
【0033】
次に、熱交換された水はファンコイルユニット7から流出し枝配管9を流れて主配管15に流入し、この主配管15を通って熱源装置13に還る。そして、各空調ゾーン12a,12b,12c毎に温度センサ(室温センサ)16の検出信号と各空調ゾーン12a,12b,12cの設定温度とを比較してこれらの温度差に基づいてポンプ5の羽根車の回転数を制御して、ファンコイルユニット7に流入する水の流量を調整し各温度制御系11a,11b,11cに対応した空調ゾーン12a,12b,12cを設定温度にする。そして、熱源装置13により水は再び調温され、以後、前述した同様の作用が繰り返される。
【0034】
(2)1又は2つの空調ゾーン12を温度制御する場合
第1空調ゾーン12aと第2空調ゾーン12bを温度制御する場合には、熱源装置13を運転するとともに、第1空調ゾーン12aと第2空調ゾーン12bに対応する温度制御系11a,11bのポンプ5とファンコイルユニット7を運転する。そして、第3空調ゾーン12cに対応する温度制御系11cのポンプ5とファンコイルユニット7は運転しない。
【0035】
熱源装置13は温度制御する空調ゾーン12の数に応じてその運転能力を制御して水を所定の一定温度にする。
熱源装置13から流出する水の流れと熱交換等については、前述(1)に準じるのでその説明は省略する。但し、逆止弁3の作用により温度制御系11cの熱媒とこの系より下流の熱媒が他の温度制御系11a,11bの系に吸引されることはない。
【0036】
尚、温度制御する空調ゾーン12の組合せは前述したものには限られず、第1空調ゾーン12aのみを温度制御することも可能である。
従来の逆還水法による熱利用に供する液体配管設備では温度制御系11から流出した水を熱源装置13に接続された上流側の主配管15と同一の方向に一旦還すための竪管71が必要であったが、第1の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備1ではこの竪管71が不要なため、配管の長さを短くすることができるとともに、配管材料の省資源化を実現することができる。
【0037】
また、温度制御系11に従来必要であった制御弁61の代わり能力制御可能なポンプ5を使用することにより、各温度制御系11全体の圧力損失を低下させ、且つポンプ5の所要動力を小さくさせることができる。このため、消費電力の低減を図ることができる。
【0038】
さらに、各温度制御系11毎に独立してポンプ5を運転させることができ、且つこのポンプ5の運転能力を制御することができるので、消費電力の低減をさらに図ることができる。
【0039】
〔第2の実施の形態〕
第1の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備1は温度制御する温度制御系11に対応した空調ゾーン12の数が減少したり、また、温度制御系11に対応した空調ゾーン12に設置された室温センサ16の現在値と設定値の差が小さい場合(以下、「低負荷時」と記す。)には、熱源装置13に流入する水の流量が少なくなるにともない熱源装置13内の伝熱面の伝熱性能も低下している。
【0040】
そこで、第2の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備では、熱源装置13に流入する水の流量を減少させないようにして、熱源装置13内の伝熱面の伝熱性能熱を高い状態のまま維持させて一定の温度に調温された水を温度制御系11に供給することができるようにしたものである。
【0041】
以下、第2の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備について図2に基づいて説明する。
第2の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備17では、熱源装置13に接続された主配管15に、全ての温度制御系11a,11b,11cをバイパスして主配管15の上流側と下流側を結ぶバイパス管路19を接続している。
【0042】
このバイパス管路19の上流側には水の逆流を防止し流れの方向を一定に保つ逆止弁23と、この逆止弁23の下流側に接続され熱源装置13から送り出される水の一部をバイパスさせて熱源装置13の上流側に熱媒である水を供給する能力制御可能な循環ポンプ21と、が設けられている。その他の構成については第1の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備1と同様なので、同一態様部分については同一符号を附してその説明は省略する。
【0043】
循環ポンプ21は温度制御系11内の熱交換の程度や空調が必要な空調ゾーン12の数に応じて循環ポンプ21の羽根車の回転数を変化させることができるものであり、例えば、ラインポンプや遠心ポンプを例示することができる。
【0044】
次に、3つの空調ゾーン12a,12b,12cのうち、第1空調ゾーン12aでは熱消費の要求がなく(空調せず)、第2空調ゾーン12bと第3空調ゾーン12cを温度制御する場合の一実施例の作用を説明する。
【0045】
最初に、熱源装置13を運転するとともに、第2空調ゾーン12bと第3空調ゾーン12cに対応する温度制御系11b,11cの各ポンプ5と各ファンコイルユニット7を運転する。そして、第1空調ゾーン12aに対応する温度制御系11aのポンプ5とファンコイルユニット7は運転しない。
【0046】
熱源装置13により調温された水は熱源装置13から送り出されて主配管15を通りバイパス管路19が接続された部位で分岐し、その水の一部はバイパス管路19に流入し、残りの水は主配管15を通って第2空調ゾーン11bと第3空調ゾーン11cに対応する温度制御系11b,11cに流入する。この温度制御系11b,11cに流入する水の流れと熱交換等については、前述した第1の実施の形態に準じるのでその説明は省略する。
【0047】
第1空調ゾーン11aに対応する温度制御系11aのポンプ5は運転されず逆止弁3は閉止するので、温度制御系11aに設けられたファンコイルユニット7に水が流入することはない。
【0048】
従って、熱源装置13に接続された下流側の主配管15においてこの主配管15の上流側に流入する水の流量は、第2空調ゾーン12bと第3空調ゾーン12cに対応する温度制御系11b,11cから流出する水の流量の合計となり、3つの空調ゾーン12に温度制御が必要な場合と比較すると、その水の流量は約2/3に減少する。
【0049】
そして、下流側の主配管15に流入した水はこの主配管15を通って熱源装置13に向かって流れる。
一方、熱源装置13から送り出され循環ポンプ21によって熱源装置13廻りを循環する水は、バイパス管路19を流れ逆止弁23を経由して前記主配管15を流れる水に合流する。従って、熱源装置13に流入する水の流量は維持される。
【0050】
ところで、熱源装置13の運転能力について言えば、温度制御が必要な空調ゾーン12が2つの場合は3つの場合よりも運転能力は低減する。しかしながら、上述したようにバイパス管路19を介して熱源である水が熱源装置13に供給されるので温度制御が必要な空調ゾーン12の数が減少しても熱源装置13に供給される水の流量は維持される。従って、熱源装置13の伝熱面は高い伝熱性能を維持したまま運転をすることができるので、熱交換効率も高い状態を維持することができる。また、低流量による冷凍機などの稼動停止を防止できる。
【0051】
バイパス管路19を流れる水の流量は、たとえば熱源装置13の出入側と入口側の差圧に対応して循環ポンプ21の羽根車の回転数を変化させることにより調整される。
【0052】
尚、温度制御する空調ゾーン12の組合せは前述したものには限られず、3つの空調ゾーン12を同時に温度制御するとともにその温度制御の程度を小さくしてもよい。
【0053】
第2の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備17によれば、低負荷時の場合においても熱源装置13に流入する水の流量(又は流速)を極端に減少させることなく熱交換効率を高い状態のまま維持させて、流入した水を所望の温度にして各温度制御系11に供給することができる。従って、熱利用に供する液体配管設備17の空調効率を向上させるとともに、消費電力の低減を図ることができる。
【0054】
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備では、ブースタポンプを設備する例を示す。この熱利用に供する液体配管設備では、低負荷時においてバイパス管路19に水を流入させて熱源装置13に流入する水の流量を減少させないようにして、熱交換効率を高い状態のまま維持させて一定の温度に調温した水を温度制御系11に供給できるようにしたものである。
【0055】
以下、第3の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備について図3に基づいて説明する。第3の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備25では、バイパス管路19の上流側端部と熱源装置13との間に熱源装置13から水を送り出し能力制御可能なブースタポンプ(送出ポンプ)29を有し、バイパス管路19にはこのバイパス管路19を流れる水の流量を調整する流量調整弁27が設けられている。その他の構成については前記第2の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備17と同一なので同一態様部分については同一符号を附してその説明は省略する。
【0056】
ブースタポンプ29は温度制御する温度制御系11が稼動していれば常に運転されている。ブースタポンプ29は、例えば、遠心ポンプを使用することができる。
【0057】
流量調整弁27は温度制御系11に対応する空調ゾーン12の温度調整の程度や温度制御が必要な空調ゾーン12の数に対応して弁の開度を変化させてバイパス管路19を流れる水の流量を調整する。流量調整弁27としては、例えば、二方弁を使用することができる。
【0058】
次に、3つの空調ゾーン12の内、第1空調ゾーン12aの空調を停止し、第2空調ゾーン12bと第3空調ゾーン12cを温度制御をする場合の一実施例の作用を説明する。
【0059】
最初に、熱源装置13を運転するとともに、送出ポンプ29と第2空調ゾーン12bと第3空調ゾーン12cに対応する温度制御系11b,11cの各ポンプ5と各ファンコイルユニット7を運転する。第1空調ゾーン12aに対応する温度制御系11aのポンプ5とファンコイルユニット7は運転しない。
【0060】
熱源装置13により調温された水は、熱源装置13からブースタポンプ29によって圧送され、その一部は主配管15の摩擦抵抗によりバイパス管路19に流入し、流量調整弁27を経由して一定の流量になり主配管15を流れる水に合流する。従って、熱源装置13に流入する水は極端に減少することなく熱源装置13により所定の温度になる。
【0061】
熱源装置13は低負荷時においても全ての空調ゾーン12を温度制御する場合と比較するとその運転能力を低減させて運転されるが、水の熱交換効率を高い状態のままを維持することができる。
【0062】
一方、ブースタポンプ29の下流側で分岐した残りの水は主配管15を通って第2空調ゾーン12bと第3空調ゾーン12cに対応する温度制御系11b,11cに流入する。この温度制御系11b,11cに流入する水の流れと熱交換や第1空調ゾーン12aに対応する温度制御系11aへの水の流れについては、第2の実施の形態に準じるのでその説明は省略する。
【0063】
尚、温度制御する空調ゾーン12の組合せは前述したものには限られず、3つの空調ゾーン12を同時に温度制御するとともにその温度制御の程度を小さくしてもよい。
【0064】
第3の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備25によれば、低負荷時において熱源装置13に流入する水の流量(又は流速)を極端に減少させることなく、熱源装置13の熱交換効率を高い状態で維持させることができる。従って、熱利用に供する液体配管設備25の空調効率が向上するとともに、消費電力を低下させることができる。
【0065】
また、主配管15の上流側にブースタポンプ29を設けることにより、温度制御系11内に備えられたポンプ5の小型化が可能になる。
【0066】
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備について図4に基づいて説明する。第4の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備31は、熱源装置13に蓄熱槽(蓄熱装置)33を備えた点で第1の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備1と相違する。
【0067】
この熱利用に供する液体配管設備31の基本的構成は第1の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備1と同様なので、同一態様部分については同一符号を附してその説明は省略する。
【0068】
この熱利用に供する液体配管設備31の熱源装置32は水−水熱交換器35と熱源水を製造する空気熱源ヒートポンプ37と2台のポンプ39a,39bと蓄熱槽33とから構成されている。
【0069】
水−水熱交換器35は温度制御系11を通過した水と蓄熱槽33の熱源水(冷温水)との間で熱交換をさせるものであり、水−水熱交換器35の二次側流路45には主配管15が接続され、一次側流路47には蓄熱槽33の熱源水の循環管路41が接続されている。
【0070】
蓄熱槽33の熱源水はポンプ39bにより圧送されて循環管路41、水−水熱交換器35の一次側流路47を通過して再び蓄熱槽33に還る。
また、蓄熱槽33の熱源水は空気熱源ヒートポンプ37によって一定温度で蓄熱される。
【0071】
尚、蓄熱槽33は、循環管路41の放出口から放出された熱源水が循環管路43の取水口に短絡しないように、循環管路43の放出口から放出された熱源水が循環管路41の取水口に短絡しないように、そして、蓄熱槽33内において循環管路41の放出口から蓄熱槽33に放出される熱源水と循環管路43の放出口から蓄熱槽33に放出される熱源水が混合されないよう構成されている。
【0072】
水−水熱交換器35は、例えば、プレート型熱交換器を使用することができ、空気熱源ヒートポンプ37のかわりにコージェネレーションシステムの発電排熱など伝熱面を有する熱製造機器を使用することができる。また、蓄熱の形態は氷でも潜熱蓄熱材でもよく、水−水熱交換の一次側液体はブラインや氷水スラリーでもよい。
【0073】
第4の実施の形態の熱利用に供する液体配管設備31によれば、熱源装置32は蓄熱槽33を備えることにより、熱源装置32の第1熱交換器35の設備容量を小さくすることができるとともに、熱交換効率を向上させることができる。従って、熱利用に供する液体配管設備31における消費電力の低減を図ることができる。
【0074】
【他の実施例】
上記第1〜第4の発明の実施の形態では温度制御系11に対応した空調ゾーン12の温度センサ16の検出信号と熱源装置13,32から流出する一定の出口水温に基づいてポンプ5の運転能力を変化させ水の流量制御を行なっているが、これに限るものではなく、熱源装置13,32から流出する水の温度変化と温度センサ16の検出信号に対応してポンプ5,21,29の運転能力を変化させて水の流量制御を行なうこともできる。
【0075】
また、DHC(地域冷暖房)からの受入熱源を熱源装置としてもよい。さらに、熱交換器はファンコイルユニット7に限られず、水熱源ヒートポンプユニット、ブラインを用いた冷凍・冷蔵庫の冷却ユニット、パネルヒータ、ファンコンベクタなど個別型の放熱・吸熱作用をする機器により構成できる。
【0076】
逆流防止手段としては逆止弁の他にオンオフ弁(二方弁・電磁弁)を用いることができる。オンオフ弁は弁廻りで管径を絞ることがないので、制御弁を用いた場合のような圧力損の増加を招かない。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の熱利用に供する液体配管設備によれば、熱交換器を2以上備えこれらが互いに並列に接続された温度制御系を複数有し、これらの温度制御系が熱源装置に主配管を介して並列に接続され、この熱源装置により所望の温度にした熱媒を主配管を介して各温度制御系に送り、この温度制御系にて熱交換をした後、熱源装置に還す液体配管設備において、温度制御系は、熱交換器と、この熱交換器へ熱媒を供給する能力制御可能なポンプと、このポンプの上流側又は下流側に接続され熱媒の逆流を防止して流れの方向を一定に保つ逆止弁と、熱交換器とポンプと逆止弁とを接続する枝配管、とを備えることにより、温度制御系から流出した熱媒を上流側の主配管と同一の方向に一旦還すための配管が不要となり、配管の長さを短くすることができる。このため、配管材料の省資源化を図ることができるとともに建設コストの低減を図ることができる。
【0078】
また、温度制御系全体の圧力損失を低下させことができるので、ポンプの所要動力を小さくすることができる。このため、消費電力の低減を図ることができる。
【0079】
さらに、各温度制御系毎に独立してポンプを運転させることができ、且つこのポンプの運転能力を制御することができるので、消費電力の低減をさらに図ることができる。
【0080】
また、主配管には、全ての温度制御系をバイパスして主配管の上流側と下流側を結ぶバイパス管路が接続され、このバイパス管路には、熱源装置から流り出された熱媒の一部をバイパスさせて熱源装置の上流側に還す能力制御可能な循環ポンプと、この循環ポンプの上流側又は下流側に接続され熱媒の逆流を防止して流れの方向を一定に保つ逆止弁、とが設けられている場合には、温度制御系の温度制御の程度が小さい時や温度制御が必要な温度制御系の数が減少したときでも、熱源装置に流入する熱媒の流量(又は流速)を極端に減少させることなく且つ熱源装置の熱交換効率を高い状態のまま維持させ、流入した熱媒を所望の温度にして各温度制御系に供給することができる。従って、熱源装置の機器効率(例えば冷凍機成績係数)が向上し消費電力を低減することができる。
【0081】
また、バイパス管路に流量調整弁を設け、このバイパス管路の上流側の端部と熱源装置との間に熱源装置から熱媒を送り出す能力制御可能な送出ポンプを設た場合にも、熱源装置の機器効率(例えば冷凍機成績係数)が向上し消費電力を低減することができるとともに、温度制御系内に設けられたポンプの小型化が可能になる。
【0082】
また、熱源装置が蓄熱装置を備えている場合には、熱源装置内の他の設備容量を小さくすることができるとともに、熱の利用形態の多様化を図ることができる。従って、消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における熱利用に供する液体配管設備を示す構成図である。
【図2】 本発明の第2の実施の形態における熱利用に供する液体配管設備を示す構成図である。
【図3】 本発明の第3の実施の形態における熱利用に供する液体配管設備を示す構成図である。
【図4】 本発明の第4の実施の形態における熱利用に供する液体配管設備を示す構成図である。
【図5】 従来の熱利用に供する液体配管設備を示す構成図である。
【符号の説明】
1,17,25,31 熱利用に供する液体配管設備
3 逆止弁(逆流防止手段)
5 ポンプ
7 ファンコイルユニット(熱交換器)
9 枝配管
11,11a,11b,11c 温度制御系
13,32 熱源装置
15 主配管
19 バイパス管路
21 循環ポンプ
23 逆止弁
27 流量調整弁
29 ブースタポンプ(送出ポンプ)
33 蓄熱槽(蓄熱装置)

Claims (10)

  1. 熱交換器を2以上備えこれらが互いに並列に接続された温度制御系を複数のゾーンに対してそれぞれ有し、これらの温度制御系が熱源装置に主配管を介して並列に接続され、この熱源装置により所望の温度にした熱媒を前記主配管を介して各温度制御系に送り、この温度制御系にて熱交換をした後、熱源装置に還す液体配管設備において、
    前記温度制御系は、前記熱交換器と、
    前記ゾーンの温度状態に応じて前記熱交換器への前記熱媒供給量を可変制御する能力制御可能なポンプと、
    このポンプの上流側又は下流側に接続され熱媒の逆流を防止して流れの方向を一定に保つ逆流防止手段と、
    熱交換器とポンプと逆流防止手段とを接続する枝配管と、
    を備え、
    前記逆流防止手段は、前記能力制御可能なポンプが稼働しているときには開いて熱媒の流れを許容し、前記能力制御可能なポンプが稼働停止したときには閉じて熱媒の逆流を防止する逆止弁である
    ことを特徴とする熱利用に供する液体配管設備。
  2. 熱交換器を2以上備えこれらが互いに並列に接続された温度制御系を複数のゾーンに対してそれぞれ有し、これらの温度制御系が熱源装置に主配管を介して並列に接続され、この熱源装置により所望の温度にした熱媒を前記主配管を介して各温度制御系に送り、この温度制御系にて熱交換をした後、熱源装置に還す液体配管設備において、
    前記温度制御系は、前記熱交換器と、
    前記ゾーンの温度状態に応じて前記熱交換器への前記熱媒供給量を可変制御する能力制御可能なポンプと、
    このポンプの上流側又は下流側に接続され熱媒の逆流を防止して流れの方向を一定に保つ逆流防止手段と、
    熱交換器とポンプと逆流防止手段とを接続する枝配管と、
    を備え、
    ポンプとしては、温度制御系に、前記能力制御可能なポンプのみを設けるに止まり、
    前記逆流防止手段は、前記能力制御可能なポンプが稼働しているときには開いて熱媒の流れを許容し、前記能力制御可能なポンプが稼働停止したときには閉じて熱媒の逆流を防止する逆止弁である
    ことを特徴とする熱利用に供する液体配管設備。
  3. 前記主配管には、全ての温度制御系をバイパスして主配管の上流側と下流側を結ぶバイパス管路が接続され、このバイパス管路には、熱源装置から送り出された熱媒の一部をバイパスさせて熱源装置の上流側に還す能力制御可能な循環ポンプと、この循環ポンプの上流側又は下流側に接続され熱媒の逆流を防止して流れの方向を一定に保つ逆流防止手段と、が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱利用に供する液体配管設備。
  4. 前記主配管には、全ての温度制御系をバイパスして主配管の上流側と下流側を結ぶバイパス管路が接続され、このバイパス管路の上流側の端部と熱源装置との間には、熱源装置から熱媒を送り出す能力制御可能な送出ポンプが設けられ、バイパス管路にはこのバイパス管路内を流れる熱媒の流量を調整する流量調整弁が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の熱利用に供する液体配管設備。
  5. 前記熱源装置は蓄熱装置を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の熱利用に供する液体配管設備。
  6. 前記各熱交換器は、圧力損失が同一であり、各熱交換器を並列に接続する各枝配管もまた圧力損失が同一であり、さらに各枝配管の配管長さも同一であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の熱利用に供する液体配管設備。
  7. 前記各熱交換器は、逆還水法で接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の熱利用に供する液体配管設備。
  8. 前記能力制御可能なポンプは、各温度制御系毎に独立して運転可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の熱利用に供する液体配管設備。
  9. 請求項1から8のいずれかにおいて、温度制御系は、管径を絞る制御弁を系内に備えていないことを特徴とする熱利用に供する液体配管設備。
  10. 請求項1から9のいずれかにおいて、前記ポンプは、ゾーンの温度状況に応じてポンプの回転数を制御することを特徴とする熱利用に供する液体配管設備。
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