JP3705526B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3705526B2 JP3705526B2 JP08548998A JP8548998A JP3705526B2 JP 3705526 B2 JP3705526 B2 JP 3705526B2 JP 08548998 A JP08548998 A JP 08548998A JP 8548998 A JP8548998 A JP 8548998A JP 3705526 B2 JP3705526 B2 JP 3705526B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buffer
- mosfet
- input
- clock
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Static Random-Access Memory (AREA)
- Dram (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、MOSトランジスタを構成要素に持つ半導体記憶装置に関し、特に外部クロック信号に同期して動作する半導体記憶装置、例えばスタティックラム(SRAM)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のいわゆるSRAMの回路構成については、例えば、国際出願番号PCT/JP97/01191の第47図に開示されるものがあり、メモリセルやドライバを高い閾値を有するMOSFETで構成し、デコーダを低い閾値を有するMOSFETで構成している。
【0003】
しかし、外部から得られるクロックに同期して動作するシンクロナスSRAMの回路を、どのように構成するすれば高速動作可能なメモリが構成できるかについては示唆するものがなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明の課題は、外部からのクロックに従って動作する高速動作可能な半導体メモリ、例えばシンクロナスSRAMを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
外部からのデータ信号を入力とする入力バッファと、入力バッファの出力を入力とする入力ラッチと、入力ラッチからのデータに基づいて記録信号を形成するワードドライバと、ワードドライバからの記録信号に基づいて情報を蓄積するメモリセルと、メモリセルから読み出されたデータを増幅するセンスアンプと、該センスアンプからの信号を外部に出力する出力バッファと、外部からのクロック信号を入力とするクロックバッファを有し、該クロックバッファを経由したクロック信号により、入力ラッチを制御する半導体記憶装置であって、クロックバッファを構成する初段以外のMOSFETの閾値が、メモリセルを構成するMOSFETの閾値よりも低いことを特徴とする。
【0006】
さらに、センスアンプと出力バッファの間に出力ラッチを有し、クロックバッファを経由したクロック信号により、出力ラッチを制御する。
【0007】
また、クロックバッファと出力ラッチの間に、クロック信号を中継する第2バッファを有し、第2バッファを構成するMOSFETの少なくとも一部はメモリセルを構成するMOSFETの閾値よりも低い。
【0008】
各回路の構成の詳細は以下に述べる実施例により明らかになるであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に本発明のシンクロナスSRAMでの実施例を示す。シンクロナスSRAMの場合、クロックから入った信号をクロックバッファ1で受けてレベル変換回路等を介して、入力レジスタ4等に分配する。またクロックバッファ1からレイアウト上遠端にレジスタ9等が配置してある場合は、しばしば2ndバッファ2が設置される場合がある。デコーダ5からセンスアンプ8までは通常SRAMと同様の構成のため、説明は省略する。
【0010】
本発明ではアクセス高速化を目的とし、律速する信号パスに低Vthを選択的に適用している。入力バッファ初段3はスレッショルドレベル及び静電破壊への懸念から高VthMOSを採用する。その後段のレジスタ4、デコーダ部5は前述のような懸念事項はないのですべてのMOSを低Vth化しMOSのスイッチング速度を高速化する。ワードドライバ6についてはチップ内に占める回路数が多く、リーク電流の増大が予想されるため高VthMOSで構成する。メモリセル7についても高VthMOSで構成する。センスアンプ8は低VthMOSで構成されるが、定電流源MOSは高VthMOSで構成する。出力レジスタ9はすべて低VthMOSで構成されている。出力バッファ10も最終段はリーク電流が懸念されるため、最終段を除き低VthMOSで構成する。シンクロナスSRAMの場合、クロックのエッジでデータ取り込むため、クロック信号パスの高速化が必須となる。したがってクロックバッファ1の初段を除いて低VthMOSを採用する。駆動力UP用の2ndバッファ2も低VthMOSを採用する。
【0011】
図2にクロックバッファの具体例を示す。例えばクロック入力が小振幅で入る場合、相補信号での伝達を早くするため、例えばバイポーラを採用する場合2-5のようにECLで受けて2-6のエミッタフォロアで次段に送る。PチャネルMOS2-7とNチャネルMOS2-8で構成されるレベル変換回路を経て内部回路へ分配される。2-7と2-8はスイッチングを速くするため低VthMOSを採用する。定電流源MOS2-4は高VthMOSで構成されている。図中2-1は電源、2-2は接地、2-3は負荷抵抗である。
【0012】
図3に2ndバッファの具体例を示す。PチャネルMOS3-3とNチャネルMOS3-4で構成されるインバータ回路を経て内部回路へ分配される。3-3と3-4はスイッチングを速くするため低VthMOSを採用する。図中3-1は電源、3-2は接地である。
【0013】
図4に入力ラッチの具体例を示す。PチャネルMOS4-3とNチャネルMOS4-4ではスイッチングを速くするため低VthMOSを採用する。インバータ4-5及び4-6もすべて低VthMOSを採用する。図中4-1は電源、4-2は接地である。
【0014】
図5にデコーダの具体例を示す。例えば2入力NANDのPチャネルMOS5-4とNチャネルMOS5-5ではスイッチングを速くするため低VthMOSを採用する。次段を2入力NORで構成する場合は前段と同様にPチャネルMOS5-6とNチャネルMOS5-7ではスイッチングを速くするため低VthMOSを採用する。図中5-1は電源、5-2は接地、5-3は5-4及び5-5で構成される2入力NAND回路、5-8はデコード前の信号バスである。
【0015】
センスアンプも部分的に低VthMOSを採用しているが、出力レジスタへのデータ遅延調整用のインバータ等を用いたディレイ回路のため説明は省略する。
【0016】
【発明の効果】
シンクロナスSRAMはクロックのスピードで性能きまるため、クロック信号パスの低VthMOS採用は高速化に非常に有効である。
【0017】
また、本発明の半導体集積回路装置によれば、回路動作速度を犠牲にすることなく、待機時の消費電力を小さくすることが可能になり、実用的な効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシンクロナスSRAMのブロック図。
【図2】本発明の実施例のクロックバッファの回路図。
【図3】本発明の実施例の2ndバッファの回路図。
【図4】本発明の実施例の入力ラッチの回路図。
【図5】本発明の実施例のデコーダの回路図。
【符号の説明】
1:クロックバッファ、2:2ndバッファ、5:デコーダ、8:センスアンプ、9:レジスタ。
Claims (3)
- 外部からのデータ信号を入力とする入力バッファと、該入力バッファの出力を入力とする入力ラッチと、該入力ラッチからのデータに基づいて記録信号を形成するワードドライバと、該ワードドライバからの記録信号に基づいて情報を蓄積するメモリセルと、該メモリセルから読み出されたデータを増幅するセンスアンプと、該センスアンプからの信号を外部に出力する出力バッファと、外部からのクロック信号を入力とするクロックバッファを有し、該クロックバッファを経由したクロック信号により、上記入力ラッチを制御する半導体記憶装置であって、
上記半導体記憶装置は、異なる閾値電圧を有する第1のMOSFETと第2のMOSFETより構成され、
上記第1のMOSFETの閾値電圧は上記第2のMOSFETの閾値電圧よりも高く、
上記メモリセルは上記第1のMOSFETより構成され、
上記クロックバッファを構成する初段は上記第1のMOSFETより構成され、上記クロックバッファを構成する初段以外は上記第2のMOSFETより構成され、
上記センスアンプと出力バッファの間に出力ラッチを有し、上記クロックバッファを経由したクロック信号により、上記出力ラッチを制御し、
上記クロックバッファと出力ラッチの間に、クロック信号を中継する第2バッファを有し、該第2バッファは、上記第2のMOSFETを構成要素にすることを特徴とする半導体記憶装置。 - クロックから入った信号を受けるクロックバッファと、上記クロックバッファからの入力を受ける入力レジスタと、上記入力レジスタの入力を受けるデコーダと、上記デコーダの入力を受けるワードドライバと、上記ワードドライバからの記録信号に基づいて情報を蓄積するメモリセルと、上記メモリセルから読み出されたデータを増幅するセンスアンプと、上記センスアンプからの信号を受ける出力レジスタと、上記出力レジスタからの信号を外部に出力する出力バッファとを具備する半導体記憶装置において、
上記半導体記憶装置は、異なる閾値電圧を有する2種類のMOSFETより構成され、
上記メモリセルと、上記ワードドライバは、上記2種類のMOSFETのうち、閾値電圧の高いMOSFETを構成要素にし、
上記クロックバッファと、上記入力レジスタと、上記デコーダは、上記2種類のMOSFETのうち、閾値電圧の低いMOSFETを構成要素にし、
上記出力レジスタにクロック信号を供給する第2バッファをさらに有し、
上記第2バッファと、上記センスアンプは、上記2種類のMOSFETのうち、閾値電圧の低いMOSFETを構成要素にすることを特徴とする半導体記憶装置。 - 外部からのデータ信号を入力する入力バッファと、上記入力バッファの出力を入力とする入力ラッチと、上記入力ラッチの出力を受けるアドレスデコーダ部と、上記アドレスデコーダ部からのデータに基づいて記録信号を形成するワードドライバと、上記ワードドライバからの記録信号に基づいて情報を蓄積するメモリセルと、上記メモリセルから読み出されたデータを増幅するセンスアンプと、上記センスアンプからの信号を受ける出力レジスタと、上記出力レジスタからの信号を外部に出力する出力バッファと、外部からのクロック信号を入力とするクロックバッファを有し、上記クロックバッファを経由したクロック信号により、上記入力ラッチを制御する半導体記憶装置において、
上記半導体記憶装置は、異なる閾値電圧を有する第1のMOSFETと第2のMOSFETを具備し、
上記第1のMOSFETの閾値電圧は上記第2のMOSFETの閾値電圧よりも高く、
上記入力バッファは上記第1のMOSFETを具備し、
上記入力ラッチは上記第2のMOSFETを具備し、
上記アドレスデコーダ部は第2のMOSFETを具備し、
上記センスアンプは上記第1のMOSFETと上記第2のMOSFETとを具備し、
上記出力レジスタは上記第2のMOSFETを具備し、
上記出力バッファの最終段は上記第1のMOSFETを具備し、
上記出力バッファの最終段以外は上記第2のMOSFETを具備し、
上記クロックバッファの初段は上記第1のMOSFETを具備し、
上記クロックバッファの初段以外は上記第2のMOSFETを具備し、
上記クロックバッファよりクロック信号の入力を受ける第2バッファをさらに有し、
上記第2バッファは上記第2のMOSFETを具備することを特徴とする半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08548998A JP3705526B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08548998A JP3705526B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 半導体記憶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11283374A JPH11283374A (ja) | 1999-10-15 |
JP3705526B2 true JP3705526B2 (ja) | 2005-10-12 |
Family
ID=13860349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08548998A Expired - Fee Related JP3705526B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3705526B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013033560A (ja) | 2009-12-03 | 2013-02-14 | Panasonic Corp | 半導体記憶装置 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP08548998A patent/JP3705526B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11283374A (ja) | 1999-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3947308B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JPH10261946A (ja) | 半導体集積回路 | |
JPH0529995B2 (ja) | ||
JP3580823B2 (ja) | 改良されたデータ出力バッファ | |
US5990706A (en) | Logic circuit and method of designing the same | |
JP3759314B2 (ja) | オフ・チップ・ドライバ | |
JP4035923B2 (ja) | ラッチ回路 | |
KR950001767A (ko) | 반도체집적회로의 데이타 입출력선 센싱회로 | |
JP3737240B2 (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPH0389624A (ja) | 半導体集積回路 | |
JP3705526B2 (ja) | 半導体記憶装置 | |
US4467455A (en) | Buffer circuit | |
JPH0766669B2 (ja) | デコーダバッファ回路 | |
JP3199883B2 (ja) | 半導体集積回路 | |
JPH0783062B2 (ja) | マスタ−スライス型半導体装置 | |
JPH07161190A (ja) | 半導体集積回路 | |
JPH07312384A (ja) | 信号線切替回路 | |
KR100399888B1 (ko) | 고속데이터출력버퍼 | |
US6069491A (en) | Integrated buffer circuit | |
KR20030004123A (ko) | 저 전압 디지털 rom 회로 및 방법 | |
JP3107025B2 (ja) | 半導体集積回路及びその試験方法 | |
JP2735268B2 (ja) | Lsiの出力バッファ | |
KR100609994B1 (ko) | 저 누설전류특성을 가지는 반도체 장치의 데이터 출력회로 | |
KR100444316B1 (ko) | 반도체 메모리장치의 입력버퍼 | |
JPS5849953B2 (ja) | アドレスバツフア回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040308 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040820 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040831 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041022 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050721 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050722 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080805 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100805 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120805 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130805 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |