JP3704984B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、白色光源からの照明光を液晶表示素子に照射し液晶表示素子の画像をスクリーンに投写する液晶表示装置である液晶プロジェクタに関する。特に表示画像の高速応答化ならびに時分割で三原色の各色表示を行うフィールドシーケンシャルカラー表示を可能にする。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置としては、一般的にネマティック液晶を用いた表示方式が用いられている。ネマティック液晶を用いた液晶表示装置は、CRT(Cathode-Ray Tube)による表示装置に比べ応答が遅いという難点がある。これは、具体的には液晶のしきい値電圧近傍への電圧印加時の液晶配向変化が遅いことを指している。液晶のしきい値電圧とは、フレデリクス転位の生じる電圧のことを指す。液晶応答時間は液晶層の厚みであるセルギャップと液晶材料パラメータの粘性係数と弾性定数に大きく依存する。任意の電圧から液晶のしきい電圧近傍以外への電圧印加時の応答時間はセルギャップや液晶材料パラメータを調節することにより十分短くできることが知られている。しかしながら、液晶のしきい値電圧近傍への電圧印加時の応答時間が長いという問題は依然として解決されない。
【0003】
ネマティック液晶を用いた液晶表示装置において、液晶を高速に駆動する方式が特開平9−80390号公報に提案されている。
【0004】
しかしながら、この従来技術に記載されている技術においても依然として液晶のしきい値電圧近傍への電圧印加時の応答時間が長いという問題は解決されていない。この従来技術に記載された表示方式には、信号電圧以上ないし以下の電圧の少なくとも一方と信号電圧の印加の際の何れにおいても液晶層の厚み方向中心付近の液晶分子が基板とほぼ垂直方向に配向するような方式を用いる必要がある。この表示方式は、僅かな配向変化によって輝度変化を生じさせる方式である。したがって、あくまでも液晶のしきい値電圧をまたがない表示方式が前提である。例としてホモジニアス配向の電界制御複屈折方式を提案している。本方式は黒を表示するための駆動電圧が高く、また高コントラスト比を得にくいという問題点がある。
【0005】
駆動電圧が低くかつ高コントラスト比な画像表示を得るためには、液晶のしきい値電圧をまたぐ表示方式を用いる必要がある。ただし、先にも述べたようにセルギャップや液晶材料パラメータを調節することによりしきい値電圧近傍以外への電圧印加時の応答時間は十分短くできるのに対し、しきい値電圧近傍への電圧印加に伴う液晶配向の変化に要する時間を十分短くすることは非常に困難である。したがって、しきい値電圧をまたぐ表示方式を用いた場合、通常の方法ではすべての階調表示において高速な応答が要求されるフィールドシーケンシャルカラー表示方式は実現不可能であった。
【0006】
しきい値電圧をまたぐ表示方式を用いてフィールドシーケンシャルカラー表示を行うためには、しきい値電圧近傍への電圧印加に伴う液晶配向の変化に要する時間が長くとも必要な階調表示を行うことを可能にする必要性がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のネマティック液晶を用いた表示方式の高速応答化方式は、高い駆動電圧が必要であったり、コントラスト比が低いなどの課題があった。また、従来のネマティック液晶を用いたフィールドシーケンシャル方式によるカラー画像表示は、何れの階調を表示する場合においても十分高速な表示方式を用いる必要性があった。
【0008】
本発明の目的は、コントラスト比が高く低電圧で駆動可能なしきい値電圧をまたぐネマティック表示方式を用いた場合においても、表示画像の高速応答化ならびにフィールドシーケンシャル方式によって良好なカラー画像を表示できる液晶表示装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、画素回路をマトリクス状に配置した表示部と、前記マトリクスの走査線を駆動する垂直走査回路と、前記マトリクスの信号線を駆動するサンプル・ホールド回路と、サンプル・ホールド回路のサンプリングタイミングを制御する水平走査回路とからなるアクティブマトリクス基板と、前記アクティブマトリクス基板と所定間隔で対面する透明電極を有するガラス基板と、前記一対の基板間に前記所定間隔で保持された液晶層とからなる液晶表示装置であって、液晶の応答時間が1フレーム期間より長い階調の表示を、液晶の過渡応答状態における所望の階調表示状態において行うための液晶駆動手段ならびに光照射手段を備えた液晶表示装置を提案する。
【0010】
本発明は、上記目的を達成するために、画素回路をマトリクス状に配置した表示部と、前記マトリクスの走査線を駆動する垂直走査回路と、前記マトリクスの信号線を駆動するサンプル・ホールド回路と、サンプル・ホールド回路のサンプリングタイミングを制御する水平走査回路とからなるアクティブマトリクス基板と、前記アクティブマトリクス基板と所定間隔で対面する透明電極を有するガラス基板と、前記一対の基板間に前記所定間隔で保持された液晶層とを備えた液晶表示装置において、1フレーム期間を三原色毎のサブフレーム期間に時間的に分割し、各サブフレーム時間毎に独立に三原色光を前記液晶表示素子に照射する光照射手段と、液晶の応答時間が前記サブフレーム期間より長い階調の表示を液晶の過渡応答状態における所望の階調表示状態において行うための液晶駆動手段を備えた液晶表示装置を提案する。
【0011】
本発明は、上記目的を達成するために、行・列方向に並設された複数個の画素を有するアクティブマトリクス基板と、前記アクティブマトリクス基板と所定間隔で対面する透明電極を有するガラス基板と、前記一対の基板間に前記所定間隔で保持された液晶層を備えた液晶表示装置において、過渡応答状態における液晶駆動電圧−輝度特性を用いて表示を行う液晶表示装置を提案する。
【0012】
本発明は、上記目的を達成するための液晶駆動手段ならびに光照射手段として、前記サンプル・ホールド回路が、前記各画素回路に共通のタイミングでビデオ信号とリセット電圧信号とを切換えて信号線に供給するサンプル・ホールド回路であって、各画素回路が、前記走査線及び信号線に接続された第1スイッチング素子と、前記垂直走査回路により当該画素回路が選択されたときに前記第1スイッチング素子を介して前記サンプル・ホールド回路から書き込まれた画像データを保持する保持容量と、画像データ書き込み終了後に前記各画素回路に前記共通の第1のタイミングでリセット電圧信号とビデオ信号とを切り替えて前記液晶保持容量にリセット電圧信号を書き込む第2のスイッチング素子と、前記リセット電圧印加後、液晶配向が十分に初期化された後に前記各画素回路に共通の第2のタイミングで前記保持容量に保持されていたビデオ信号を前記液晶保持容量に転送する第3のスイッチング素子とを備えており、前記光照射手段において、フレームないしサブフレーム毎の光照射の切換えのタイミングを前記第2のタイミング以降とした液晶表示装置を提案する。
【0013】
本発明は、また、上記目的を達成するための液晶駆動手段ならびに光照射手段として、各画素回路が、前記走査線及び信号線に接続された第1スイッチング素子と、前記垂直走査回路により当該画素回路が選択されたときに前記第1スイッチング素子を介して前記サンプル・ホールド回路から書き込まれた画像データを保持する保持容量と、画像データ書き込み終了後に、前記透明電極においてその中心電位に対して両極に所定の電圧を印加して液晶配向の初期化を行い、液晶配向が十分に初期化された後に前記各画素回路に共通のタイミングで前記保持容量に保持されていたビデオ信号を前記液晶保持容量に転送する第2のスイッチング素子とを備えており、前記光照射手段において、フレームないしサブフレーム毎の光照射の切換えのタイミングを前記第2のタイミング以降とした液晶表示装置を提案する。
【0014】
本発明は、また、上記目的を達成するための液晶駆動手段ならびに光照射手段として、各画素回路が、前記走査線及び信号線に接続された第1スイッチング素子と、前記垂直走査回路により当該画素回路が選択されたときに前記第1スイッチング素子を介して前記サンプル・ホールド回路から書き込まれた画像データを保持する保持容量と、画像データ書き込み終了後に前記各画素回路に共通の第1のタイミングで前記液晶保持容量にリセット電圧信号を書き込む第2のスイッチング素子と、前記リセット電圧印加後、液晶配向が十分に初期化された後に前記各画素回路に共通の第2のタイミングで前記保持容量に保持されていたビデオ信号を前記液晶保持容量に転送する第3のスイッチング素子とを備えており、フレームないしサブフレーム毎の光照射の切換えのタイミングを前記第2のタイミング以降とした液晶表示装置を提案する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の液晶駆動方式の原理の説明図である。一方図2は、従来の液晶駆動方式の例である。
【0016】
図1及び図2において、横軸は時間であり、縦軸は輝度である。図1及び図2における実線は、液晶の光学応答の時間変化を表している。図1及び図2の何れにおいても、夫々の方式における等間隔である8階調(I0〜I7)の表示を行うための光学応答の時間変化を示した。T0は液晶への電圧書き込みのタイミングを表しており、T1は本発明における光照射のタイミングを表しており、ほぼ1フレーム期間ないし1/3フレーム期間ないし1/(3n)フレーム(nは自然数)期間に相当する。T2は電圧書き込みの時点(T0)から十分時間が経過した後に輝度が時間的に安定した時点を表している。各光学応答曲線における、T2の時点の輝度の90%に当たる位置を、破線で示した。何れの階調表示の場合においても、T0の時点における液晶の配向状態は電圧無印加の時の基底状態であるか、あるいは十分に電圧を印加したときの液晶の配向状態に初期化されているものとする。
【0017】
従来の液晶駆動方式においては、階調表示を行うための駆動電圧設定は、電圧書き込みの時点から十分時間が経過した後の輝度が時間的に安定した時点(T2)での電圧−輝度特性を用いて行っている。図2中では、T2において等間隔である8階調(I0〜I7)に至る光学応答曲線を実線で示した。この関係を図5に改めて示した。図5(a)は従来の駆動方式における各印加電圧の時の最終到達輝度の90%に至るまでの液晶応答時間である。図5(b)は従来の駆動方式における印加電圧−輝度特性である。液晶表示方式として電圧無印加時にほぼ最大輝度をとり、電圧印加とともに輝度が減少するノーマリホワイト型を用いた場合について説明する。最大輝度(I7)及び最低輝度(I0)への応答時間は共に(T1−T0)以下であるのに対し、中間調(I1〜I6)に至る光学応答時間は(T1−T0)に比べて長い。したがって、T1の時点においては所望の階調は得られない。
【0018】
図3にT1の時点及びT2の時点での電圧−輝度特性をそれぞれ実線及び破線で示した。図3の破線は、図5(b)の印加電圧−輝度特性と同一である。中間調への応答が遅いことを反映して、中間調において実線と破線とが大きく相違している。図1における各光学応答曲線は、T1の時点において所望の階調を得るために、図3における実線の電圧−輝度特性を用いて得られた結果である。このようにT1の時点において所望の輝度が得られるような電圧−輝度特性を用いることにより、たとえ従来の駆動方式において中間調へ至る液晶の応答時間が
(T1−T0)よりも長い場合においても、所望の階調表示が可能となる。
【0019】
但し、本発明方式においては、過渡応答状態において表示を行うため、T1近傍においてのみ光を照射する手段を設ける必要がある。また、光照射は表示部全域をほぼ同じに行うため、画素毎に書き込みのタイミング(T0)が異なっていると、同じ電圧を印加してもT1における輝度が異なってしまう。したがって、書き込みのタイミング(T0)は表示部全域にわたって同時である必要がある。さらに、書き込みのタイミング(T0)において、任意の輝度状態であると、同じ電圧を印加しても光学応答曲線は異なってしまうため、あらかじめT0の時点で特定の輝度状態になるように液晶配向を初期化しておく必要がある。初期化する液晶配向状態は、最低輝度を与える液晶配向状態であることがコントラスト比及び光利用効率の観点からは望ましい。初期化した液晶配向状態における輝度が最低輝度以外の場合、コントラスト比を確保するためには、液晶配向が安定するまでの期間は光照射を避けなければならない。最低輝度を与える液晶配向状態に初期化しておけば、液晶配向初期化電圧印加直後からの光照射が可能になる。これは、連続的に光を放出する光源を用いて、フレーム期間中一時的に光を遮断する方式を用いた場合において、光照射を遮断する期間を最低限に抑えるのに有効である。以上の駆動条件の全てを満たすことにより本発明方式が初めて実現される。
【0020】
次に、本発明に適用できる液晶表示モードについて説明する。本発明では、図5に示すように、特定の電圧から電圧無印加状態への液晶応答時間ならびに特定の電圧から十分電圧を印加した状態への液晶応答時間が(T1−T0)に比べ短いことが必要である。フィールドシーケンシャルカラー表示方式は、三原色の各色画像を時間的に連続に表示する方式である。人間の目の時間分解能以下の時間で各色画像を切換えて表示するため、各色画像が混色してカラー画像として認識される。通常の画像表示におけるフレーム周波数は、フリッカによる不快感を避けるために60Hz以上にするのが一般的である。フィールドシーケンシャルカラー表示方式においては、1フレームを三原色の各色表示のために少なくとも3つのサブフレームに分割する。したがって各サブフレームに割り当てられる時間は例えば1/60/3s=5.5ms である。さらに、サブフレーム期間は液晶配向の初期化期間(Ts)と、液晶への書き込み期間(Tw=T1−T0)とに分割される。例えばTs=2ms,Tw=3.5msであり比較的短時間である。ただし、この値は特定の電圧から電圧無印加状態への液晶応答時間ならびに特定の電圧から十分電圧を印加した状態への液晶応答時間に限れば、液晶層の厚み、液晶材料の粘度及び弾性定数を調整することにより十分実現可能な範囲にある。また、具体的な液晶表示方式としては、反射型のツイストネマティックモード,ホメオトロピック電界制御複屈折モード等が利用できる。これらの表示方式は何れもしきい値電圧をまたぐ表示モードであり、比較的低電圧駆動が可能であるのと同時に高コントラスト比な表示画像を実現できる。
【0021】
図3は先にも述べたようにノーマリホワイト型での例である。一方、図4にノーマリブラック型を用いた場合の例を示しておく。図4においても、図3と同様に、T1の時点及びT2の時点での電圧−輝度特性をそれぞれ実線及び破線で示した。ノーマリブラック型の場合には、液晶配向の初期化電位は0V近傍に設けておくとよい。
【0022】
本発明方式は液晶の過渡応答状態を表示に用いるため、使用環境によって応答速度の変化が生じるのはできる限り避けなければならない。最も応答速度に敏感なのは温度である。具体的には液晶の粘度に温度依存性があるため、液晶の粘度に依存する応答速度は温度依存性を示す。本方式に使用する液晶材料は粘度の温度依存性ができる限り小さい材料であることが望ましい。また、温度コントローラを設けることによって液晶の温度を一定に保つことはなお望ましい。
【0023】
次に、実際に液晶ライトバルブに本発明を適用した第1の実施例について説明する。
【0024】
図6は、本発明の液晶表示装置に用いる液晶ライトバルブの第1の実施例の回路構成を示すブロック図である。液晶ライトバルブ101は、画素回路111をマトリクス状に配置した表示部120と、複数の走査線110を駆動する垂直走査回路103と、複数の信号線109を駆動するサンプル・ホールド回路119と、サンプル・ホールド回路119のサンプリングタイミングを制御する水平走査回路102と、デジタル信号であるVideo信号をアナログ信号に変換し、サンプル・ホールド回路119と接続されているD/A変換回路122とを有して構成されている。
【0025】
画素回路111は、トランジスタ112と、保持容量113と、液晶保持容量115と、電圧転送用トランジスタ114と、RES2信号により全画素回路
111の液晶保持容量115へ書き込んで液晶配向の初期化を行う液晶配向初期化トランジスタ117と、液晶116と、表示部120に対して対向して配置されかつ液晶116を挟持する対向基板における対向基板電極118とからなる。
D/A変換回路122は、デジタル信号である画像データVideoをアナログ変換するものであり、またD/A変換回路122の内部には図14に示すような各階調毎に電圧値を格納しているメモリ123を有している。D/A変換回路122は、入力されたデジタルデータのVideo信号をアナログ信号に変換する際にメモリ123内に保持されている階調−電圧テーブルに応じてアナログデータに変換している。この例では、256階調それぞれ (1401) について電圧値(1402)を規定しているものを説明しているが、いくつかの階調をまとめて、その階調内であればある値を出力するようにしてもよい。
【0026】
サンプル・ホールド回路119は、各信号線毎に接続されたトランジスタ107及び108とホールド容量121とからなり、トランジスタ107のドレイン端子はアナログ変換された画像データVideoを出力するように信号線109に接続され、ソース端子はVideo端子の画像データに接続され、ゲート端子は水平走査回路102に接続されている。トランジスタ108のドレイン端子はリセット電圧Vresを出力するように信号線109に接続され、ソース端子はVres端子のリセット電圧信号に接続され、ゲート端子はリセット信号RES1に接続されている。
図7は、図6に示した液晶ライトバルブの第1の実施例の動作を示すタイミングチャートである。
【0027】
スタート信号FSTとクロック信号VCKとは、垂直走査回路103に入力する制御信号である。スタート信号FSTは、表示する画像のフレームの先頭を示し、クロック信号VCKは、走査線の切換えタイミングを示している。垂直走査回路103は、クロック信号VCKの立ち上がりのタイミングでスタート信号
FSTを取り込み、走査線の信号PV1,PV2,・・・,PVnを出力する。
【0028】
画像データVideoは、スタート信号FSTに同期して、R,G,Bの順に入力される。この電圧は、図7に示すように対向電極の電圧Vcom を基準にしており、その極性を各フレーム毎に切換えて、液晶に印加する電圧を交流化している。
スタート信号STAとクロック信号CLKとは、水平走査回路102に入力する制御信号である。スタート信号CLKは,画素に対応する走査のタイミングを示している。水平走査回路102は、クロック信号CLKの立ち上がりのタイミングでスタート信号STAを取り込み、サンプル・ホールド回路119のサンプリング信号PH1,PH2,・・・,PHmを出力する。
【0029】
サンプル・ホールド回路119は、サンプリング信号のPH1,PH2,・・・,PHmの立ち上がりのタイミングで、トランジスタ107により画像データ Videoをサンプリングし、その電圧を保持する。保持された画像データVideoは、垂直走査回路103の出力で選択された画素回路111の保持容量113に一旦書き込まれる。データ書き込み終了後、リセット信号RES1が入力されると、サンプル・ホールド回路119において、トランジスタ108が導通し、リセット電圧Vres をサンプリングし、その電圧を保持する。それと同時にリセット信号RES2が入力されると、液晶配向初期化トランジスタ117が導通し、保持されたリセット電圧Vres が液晶保持容量115に書込まれる。リセット電圧Vres により液晶配向は一旦初期化される。液晶配向の初期化が十分行われた時点において、データ転送信号DTが入力されるとトランジスタ114が導通し、保持容量113に保持された画像データVideoを液晶保持容量115に転送する。この結果、画像データVideoは、データ転送信号DTにより一斉に液晶に印加され画像を表示する。
【0030】
図8はリセット信号RES1,RES2とデータ転送信号DTと光源からの光照射のタイミングチャートである。
【0031】
1フレーム期間において三原色(R,G,B)の画像表示を時間的に連続して行う。各三原色の画像表示を行うサブフレーム期間は、リセット信号RES1及びRES2の立ち上がりから次のリセット信号RES1及びRES2の立ち上がりまでで定義される。各サブフレーム期間の初期において、リセット信号RES1及びRES2によって、液晶116にリセット電圧信号が印加され、液晶配向が初期化される。それに伴い光学応答は黒表示となる。
【0032】
黒表示への光学応答が十分完了した後データ転送信号DTにより、直前のサブフレーム期間においてあらかじめ保持容量113に書き込まれていた画像データVideoを液晶保持容量115に書き込む。その直後から液晶が応答し、それに光学応答も追随して立ち上がる。液晶保持容量115に書き込んだ電位によって立ち上がり曲線の傾きは異なる。
【0033】
光照射は、データ転送信号DTの立ち上がり直後から次のデータ転送信号DTの立ち上がりの直前までを一区切りとして、その間の所定の期間において行えばよい。
【0034】
図9は、本発明による液晶ライトバルブの画素構造を示す断面図である。この液晶ライトバルブは、MOSトランジスタを用いた反射型素子の例であり、単結晶シリコン201上にMOSトランジスタ202,MOS容量203を形成したMOS基板と、ガラス基板204上に透明電極205を形成した対向基板と、これらの基板に挟持される液晶層206とからなる。MOSトランジスタ202で制御された電圧は、メタル配線層207を介して、反射電極層208に導かれる。液晶層は配向膜209,210を介して挟持される。
【0035】
液晶表示方式としては、ノーマリホワイト型の反射型ツイストネマティックモードを用いた。本方式に用いる液晶材料パラメータの一例としては、正の誘電率異方性で、屈折率異方性が0.15 の液晶材料である。セルギャップとしては例えば2mmである。
【0036】
次に、本発明を液晶ライトバルブに適用した第2の実施例について説明する。図10は、本発明の液晶表示装置に用いる液晶ライトバルブの実施例2の動作タイミングチャートである。
【0037】
1フレーム期間において三原色(R,G,B)の画像表示を時間的に連続して行う。各三原色の画像表示を行うサブフレーム期間は、コモン電位におけるリセット信号パルスの立ち上がりから次のリセット信号パルスの立ち上がり(ただし極性は反転)までで定義される。各サブフレーム期間の初期において、リセット信号パルスによって、液晶116に既に書き込まれていた液晶印加電圧に加えてリセット電圧信号が印加され、液晶配向が初期化される。それに伴い光学応答は黒表示となる。
【0038】
黒表示への光学応答が十分完了した後データ転送信号DTにより、直前のサブフレーム期間においてあらかじめ保持容量113に書き込まれていた画像データVideoを液晶保持容量115に書き込む。その直後から液晶が応答し、それに光学応答も追随して立ち上がる。液晶保持容量115に書き込んだ電位によって立ち上がり曲線の傾きは異なる。
【0039】
光照射は第1の実施例と同様に、データ転送信号DTの立ち上がり直後から次のデータ転送信号DTの立ち上がりの直前までを一区切りとして、その間の所定の期間において行えばよい。
【0040】
この第2の実施例が第1の実施例と異なるのは、各フレームにおける液晶配向初期化を対向電極電位をその中心電位に対して両極の所定の電圧を印加して行った点にある。対抗電極電位を液晶配向初期化手段に用いたため、実施例1の液晶ライトバルブの画素回路111において必要であった液晶配向初期化トランジスタ117は、本実施例においては不要である。但し、対抗電極電位へ印加した液晶配向初期化電圧は液晶印加電位に重畳される。このため液晶印加電圧の振幅は、画像表示に必要な電圧振幅の最大2倍になる。したがって、第2の実施例においてはデータ転送トランジスタ114の耐圧を十分確保しておく必要がある。
【0041】
次に本発明を液晶ライトバルブに適用した第3の実施例について説明する。
【0042】
図11は本発明の液晶表示装置に用いる液晶ライトバルブの第3の実施例の回路構成を示すブロック図である。第3の実施例が第1の実施例と異なるのは各フレームにおける液晶配向初期化電圧を信号線から供給するのではなく、各画素回路に配線した信号電圧の中心電位Vcom から供給するように構成した点である。液晶表示方式としては、ノーマリブラック型の反射型のホメオトロピック電解制御複屈折モードを用いた。液晶材料パラメータの一例としては、負の誘電率異方性で屈折率異方性が0.15 の液晶材料である。セルギャップとしては例えば2μmである。ドメインの発生を防止するため、基板に対して垂直から僅かに傾けた配向を実現する必要がある。そのため各基板上に酸化珪素を斜方蒸着し、その上に垂直配向膜を塗布することによって液晶の配向を行った。
【0043】
図12に本発明の液晶表示装置に用いる液晶ライトバルブの第3の実施例の動作タイミングチャートを示した。1フレーム期間において三原色(R,G,B)の画像表示を時間的に連続して行う。各三原色の画像表示を行うサブフレーム期間は、リセット信号RESの立ち上がりから次のリセット信号RESの立ち上がりまでで定義される。各サブフレーム期間の初期において、リセット信号RESによって、液晶116にリセット電圧信号Vcom が印加され、液晶配向が初期化される。それに伴い光学応答は黒表示となる。
【0044】
黒表示への光学応答が十分完了した後データ転送信号DTにより、直前のサブフレーム期間においてあらかじめ保持容量113に書き込まれていた画像データVideoを液晶保持容量115に書き込む。その直後から液晶が応答し、それに光学応答も追随して立ち上がる。液晶保持容量115に書き込んだ電位によって立ち上がり曲線の傾きは異なる。
【0045】
光照射は、第1の実施例あるいは第2の実施例と同様に、データ転送信号DTの立ち上がり直後から次のデータ転送信号DTの立ち上がりの直前までを一区切りとして、その間の所定の期間において行えばよい。
【0046】
次に、本発明を適用した液晶プロジェクタの実施例について説明する。
【0047】
図13は、本発明の液晶ライトバルブを用いた液晶プロジェクタの構成の説明図である。この液晶プロジェクタは、白色光源301と三原色のカラーフィルタ304,305,306を備えた回転フィルタ303と、レンズ307と、偏光子及び検光子を兼用する偏光ビームスプリッタ309と本発明の液晶ライトバルブ310と、図示されていない投写レンズ系,液晶ライトバルブ310の外部駆動回路,回転フィルタ303と液晶ライトバルブ309との同期回路等から構成される。
【0048】
白色光源301から放出された白色光302は回転フィルタ303上に集光される。回転フィルタ303はフレーム周期と同期して回転し、三原色カラーフィルタ304,305,306の何れかのフィルタを通過してフィールドシーケンシャルな三原色光308となり、レンズ307を介して本発明の液晶ライトバルブ310に照射される。その際に、偏光ビームスプリッタ309により一方の偏光のみが液晶ライトバルブ310に照射されるようにする。液晶ライトバルブ
310に入射した偏光のうち偏光方向が90度変換された光311のみが偏光ビームスプリッタ309によって反射され、図示されていない投写レンズ系を介してスクリーンに投写される。
【0049】
本実施例は白色光源を三原色のカラーフィルタによって発生させたフィールドシーケンシャルな三原色照射光を用いた例について述べたが、その他のフィールドシーケンシャルな三原色照射光の発生方法として、三原色レーザ光を用いる方法,三原色発光ダイオードを用いる方法等が挙げられる。
【0050】
【発明の効果】
本発明の液晶表示装置においては、液晶の応答時間が1フレーム期間より長い階調の表示を、液晶の過渡応答状態における所望の階調表示状態において行うため、しきい値電圧をまたぐ液晶表示方式を用いても、高速に任意の階調表示を行うことができる。また、本発明方式の液晶表示素子を用いることによりフィールドシーケンシャルな単板カラー表示が可能な液晶表示装置を実現することができ、液晶プロジェクタの小型・軽量化ならびに低コスト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶駆動方式の原理の説明図である。
【図2】従来方式の液晶駆動方式の説明図である。
【図3】ノーマリホワイト方式の場合の印加電圧−輝度特性である。
【図4】ノーマリブラック方式の場合の印加電圧−輝度特性である。
【図5】印加電圧−輝度特性と応答時間との関係の説明図である。
【図6】液晶ライトバルブの実施例1の回路構成図である。
【図7】液晶ライトバルブの実施例1の回路構成の動作タイミングチャートである。
【図8】液晶ライトバルブの実施例1の画像表示の動作タイミングチャートである。
【図9】液晶ライトバルブの画素構造の断面図である。
【図10】液晶ライトバルブの実施例2の画像表示の動作タイミングチャートである。
【図11】液晶ライトバルブの実施例3の回路構成である。
【図12】液晶ライトバルブの実施例3の画像表示の動作タイミングチャートである。
【図13】液晶プロジェクタの構成例である。
【図14】D/A変換回路内に保持されている階調−電圧テーブルの一例である。
【符号の説明】
101…液晶ライトバルブ、102…水平走査回路、103…垂直走査回路、107,108,112…トランジスタ、109…信号線、110…走査線、111…画素回路、113,121…保持容量、114…電圧転送用トランジスタ、115…液晶保持容量、116…液晶、117…液晶配向初期化トランジスタ、118…対向基板電極、119…サンプル・ホールド回路、120…表示部、122…D/A変換回路、123…メモリ、201…単結晶シリコン、202…MOSトランジスタ、203…MOS容量、204…ガラス基板、205…透明電極、206…液晶層、207…メタル配線層、208…反射電極層、209,210…配向膜、301…白色光源、303…回転フィルタ、304,305,306…三原色カラーフィルタ、307…レンズ、309…偏光ビームスプリッタ、310…液晶ライトバルブ。
Claims (5)
- 画素回路をマトリクス状に配置した表示部と、該表示部の走査線を駆動する垂直走査回路と、前記表示部の信号線を駆動するサンプル・ホールド回路と、該サンプル・ホールド回路のサンプリングタイミングを制御する水平走査回路とからなるアクティブマトリクス基板と、
該アクティブマトリクス基板と対向する透明電極を有するガラス基板と、
該基板間に保持され、ネマティック液晶を用いた液晶層と、を有し、
液晶のしきい値電圧をまたぐネマティック表示方式を用いた液晶表示装置であって、
1フレーム期間を三原色毎のサブフレーム期間に時間的に分割し、各サブフレーム時間毎に独立に三原色光を照射する光照射手段と、
液晶の応答時間が前記サブフレーム期間より長い階調の表示を液晶の過渡応答状態における液晶駆動電圧−輝度特性を用いて行うための液晶駆動手段と、を備えた液晶表示装置。 - 請求項1に記載の液晶表示装置であって、
前記サンプル・ホールド回路は、前記各画素回路に共通のタイミングでビデオ信号とリセット電圧信号とを切換えて信号線に供給し、
各画素回路は、前記走査線及び信号線に接続された第1のスイッチング素子と、前記垂直走査回路により当該画素回路が選択されたときに前記第1のスイッチング素子を介して前記サンプル・ホールド回路から書き込まれた画像データを保持する保持容量と、画像データ書き込み終了後に前記各画素回路に共通の第1のタイミングでリセット電圧信号とビデオ信号とを切換えて前記液晶保持容量にリセット電圧信号を書き込む第2のスイッチング素子と、前記リセット電圧印加後、液晶配向が十分に初期化された後に前記各画素回路に共通の第2のタイミングで前記保持容量に保持されていたビデオ信号を前記液晶保持容量に転送する第3のスイッチング素子とを備え、
前記光照射手段は、フレーム又はサブフレーム毎の光照射の切換えのタイミングを前記第2のタイミング以降とした液晶表示装置。 - 請求項1に記載された液晶表示装置であって、
前記液晶駆動手段における各画素回路は、
前記走査線及び信号線に接続された第1スイッチング素子と、前記垂直走査回路により当該画素回路が選択されたときに前記第1スイッチング素子を介して前記サンプル・ホールド回路から書き込まれた画像データを保持する保持容量と、画像データ書き込み終了後に、前記透明電極においてその中心電位に対して両極に所定の電圧を印加して液晶配向の初期化を行い、液晶配向が十分に初期化された後に前記各画素回路に共通の第2のタイミングで前記保持容量に保持されていたビデオ信号を前記液晶保持容量に転送する第2のスイッチング素子とを備え、
前記光照射手段は、フレーム又はサブフレーム毎の光照射の切換えのタイミングを前記第2のタイミング以降とした液晶表示装置。 - 請求項1に記載された液晶表示装置であって、
前記サンプル・ホールド回路は、前記各画素回路に共通のタイミングでビデオ信号とリセット電圧信号とを切換えて信号線に供給し、
各画素回路は、前記走査線及び信号線に接続された第1のスイッチング素子と、前記垂直走査回路により当該画素回路が選択されたときに前記第1のスイッチング素子を介して前記サンプル・ホールド回路から書き込まれた画像データを保持する保持容量と、画像データ書き込み終了後に前記各画素回路に共通の第1のタイミングで前記液晶保持容量にリセット電圧信号を書き込む第2のスイッチング素子と、前記リセット電圧印加後、液晶配向が十分に初期化された後に前記各画素回路に共通の第2のタイミングで前記保持容量に保持されていたビデオ信号を前記液晶保持容量に転送する第3のスイッチング素子とを備えており、また前記光照射手段において、フレームないしサブフレーム毎の光照射の切換えのタイミングを前記第2のタイミング以降とした液晶表示装置。 - 請求項1に記載された液晶表示装置であって、
前記画素回路は、トランジスタと、保持容量と、液晶保持容量と、電圧転送用トランジスタと、リセット信号により前記液晶保持容量に書き込んで液晶配向の初期化を行う液晶配向初期化トランジスタと、を有する液晶表示装置。
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