JP3589395B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
中間調表示が可能である液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
強誘電性液晶を用いた表示原理は、N.A.Clarkらによって提案されている(Applied Physics Letters第36巻、第11号(1980年6月1日発行)p.899−901、特開昭56−107216号公報、米国特許4,367,924号、米国特許4,563,059号)。強誘電性液晶とは、極めて薄いセルに強誘電性液晶を封入したものであり、強誘電性液晶を用いた表示モードは、表面安定化強誘電性液晶(Surface Stabilized Ferroelectric Liquid Crystal、SSFLC)モードと呼ばれる。本表示原理は、数十マイクロ秒といった極めて速い応答特性、広視野角を示すことからさまざまな研究・開発がなされている。
【0003】
上述したSSFLCモードでは、白黒の2値でしか表示できず、中間調表示ができないため、様々な工夫がなされている。以下に、その典型例である面積階調(例えば特開平8−50278公報)、および時分割階調(例えば特開平6−18854公報)を説明する。
【0004】
面積階調とは、1つの絵素を複数の画素に分割し、複数の画素をそれぞれ独立して駆動できるようにしている。
【0005】
最も基本的な例として、1つの絵素の面積を2分割した2つの画素で構成されるとしたとき、第1の面積の画素と第2の面積の画素を独立に駆動できるため、それらの組み合わせの結果として、明るさを0と1と2と3との計4つの階調を表現することができる。このように、複数の画素を組み合わせることにより、SSFLCモードでの階調表示が可能になるのである。
【0006】
また、時分割階調とは、最小表示期間である1フレームを、複数の期間に分割し、複数の期間をそれぞれ独立に駆動することである。
【0007】
最も基本的な例として、1フレーム時間を2つの期間(サブフレーム)に分割したとき、第1の期間(第1のサブフレーム)と第2の期間(第2のサブフレーム)を独立して駆動できるため、第1の期間と第2の期間の組み合わせの結果として、明るさが0と1と2と3との計4つの階調で表現することができる。このように、1フレームを複数の期間に分割することによりSSFLCモードでの階調表示が可能になる。
【0008】
もちろん、上記面積階調と上記時分割階調とを組み合わせて用いることができ、たとえば面積比(1:1絵素中の画素の数)1:2、および時分割比(1:1フレーム中のサブフレームの数)1:4:16:64で駆動することにより、0〜255の1刻みの256階調を得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
2値表示しかできない強誘電性液晶であっても、面積階調または時分割階調を用いることにより、階調表示を行うことができる。
【0010】
しかし、上述した面積階調および時分割階調では、その方式ゆえ、階調がデジタル化(量子化)されており、階調数に限りがある。そのため、面積階調および時分割階調は、映像信号に対するなめらかな階調特性を持たない。また、面積階調および時分割階調では、画質の調整、たとえばγ補正などを行うこともできない。つまり、あらかじめ決められた面積比と時分割比によって、表示される階調特性が限定される。
【0011】
また、面積階調および時分割階調の方式において、階調数を増やすためには、絵素の面積を分割する数を増やすことが考えられるが、配線構造、画素構造が複雑になったり、有効画素領域(開口率)が減少したりするなどの問題がある。
【0012】
時分割数を増やすことによっても階調数を増やすことができるが、駆動周波数が高くなったり、液晶の応答速度がより高速である必要性が高まるなど、技術的にも困難である。
【0013】
本発明は、上記問題を鑑みて、電圧を変化させることによってアナログ階調表示を行うことが難しい液晶モード、例えば2値階調しかない液晶モード(強誘電性液晶、反強誘電性液晶、配向を適当に調整したコレステリック液晶、ネマチック液晶など)において、アナログ的な階調特性を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ素子がマトリクス状に配置されたTFT基板と、透明電極を有する対向基板により液晶を挟持した液晶表示装置であって、前記液晶表示装置が、1フレームのある期間の間、補助容量線にほぼ連続的に変化する電圧を印加し、前記1フレーム内でドレイン電極にドレイン電圧を書き込む制御部を備え、前記液晶の応答開始時間が、前記ドレイン電圧の大きさによって決定され、前記液晶表示装置の透過率が、前記補助容量線の電位と前記ドレイン電極の電位との電位差によって決定され、そのことにより上記目的が達成される。
【0019】
前記補助容量線が、前記対向基板に電圧を印加する電源とは独立して制御することができる電源に接続されてもよい。
【0020】
本発明の液晶表示装置および/または本発明の他の液晶表示装置では、奇数ラインの絵素に接続される補助容量線が第1の電源に接続され、偶数ラインの絵素に接続される補助容量線が第2の電源に接続され、前記第1の電源が前記第2の電源と異なってもよい。
【0021】
前記1フレームが、前記液晶の配向を初期状態に戻すための電圧を前記補助容量線に印加するための期間を含んでもよい。
【0022】
前記制御部が、前記1フレーム内で、前記液晶の配向を初期状態に戻すための電圧をソースラインを介して前記液晶に印加してもよい。
【0024】
前記1フレーム内で、前記薄膜トランジスタ素子に信号が書き込まれた後、前記ほぼ連続的に変化する電圧が、前記補助容量線に印加されてもよい。
【0025】
前記1フレームが、前記薄膜トランジスタ素子に信号が書き込まれる期間、前記補助容量線に印加される電圧が前記ほぼ連続的に変化する期間、および前記配向を初期状態に戻す期間を含んでもよい。
【0027】
本発明の別の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ素子がマトリクス状に配置されたTFT基板と、透明電極を有する対向基板により液晶を挟持した液晶表示装置であって、前記液晶表示装置が、絵素のメモリ容量に印加される電圧に応じて抵抗値が変化する素子と、1フレームのある期間の間、前記素子にほぼ連続的に変化する電圧を印加する制御部を備え、前記液晶が前記素子に直列に接続され、前記素子にほぼ連続的に変化する電圧の振幅を変化させることにより、前記液晶の応答開始時間および前記液晶表示装置の透過率を変化させ、そのことにより上記目的が達成される。
【0030】
前記1フレームが、前記液晶の配向を初期状態に戻すための電圧を前記素子に印加するための期間を含んでもよい。
【0031】
前記制御部が、前記1フレーム内で、前記液晶の配向を初期状態に戻すための電圧をソースラインを介して前記液晶に印加してもよい。
【0032】
前記1フレーム内で、前記薄膜トランジスタ素子に信号が書き込まれた後、前記ほぼ連続的に変化する電圧が、前記素子に印加されてもよい。
【0033】
前記1フレームが、前記薄膜トランジスタ素子に信号が書き込まれる期間、前記素子に印加される電圧が前記ほぼ連続的に変化する期間、および前記配向を初期状態に戻す期間を含んでもよい。
【0034】
前記液晶が、強誘電性液晶であってもよい。
【0035】
前記液晶が、反強誘電性液晶であってもよい。
【0036】
前記液晶が、2つ以上の安定状態を含む液晶モードを含んでもよい。
【0037】
前記1フレーム内で消灯する期間を有する光源を備えてもよい。
【0038】
前記液晶表示装置が、赤光源、緑光源、および青光源を備え、複数のフレームで1つカラー画像を得るために、1フレームごとに光源を順次切り替えることにより、フィールド順次カラー表示を行ってもよい。
【0039】
調整特性および調整バランスの少なくとも一方を調整するため、前記制御部が、前記補助容量線に印加される電圧の波形を制御してもよい。
【0041】
調整特性および調整バランスの少なくとも一方を調整するため、前記制御部が、前記素子に印加される電圧の波形を制御してもよい。
【0042】
調整特性および調整バランスの少なくとも一方を調整するため、前記制御部が、階調信号に対応する書き込むべきソース信号電圧を調整してもよい。
【0043】
調整特性および調整バランスの少なくとも一方を調整するため、前記制御部が、階調信号に対応する、前記素子に書き込むべきソース信号電圧を調整してもよい。
【0044】
以下、作用を説明する。
【0045】
本発明の液晶表示装置は、液晶の応答開始時刻をアナログ的に制御することにより、中間階調表示することができる。液晶印加電圧が時間変化する部分を含み、液晶応答の閾値電圧に到達するタイミングが制御される。
【0046】
本発明の他の液晶表示装置は、液晶の応答開始時刻をアナログ的に制御することにより、中間階調表示することができる。液晶印加電圧が時間変化する部分を含み、液晶応答の閾値電圧に到達するタイミングが制御される。
【0047】
本発明のさらに他の液晶表示装置は、液晶の応答開始時刻をアナログ的に制御することにより、中間階調表示することができる。液晶印加電圧が時間変化する部分を含み、その振幅を調整することにより、液晶応答の閾値電圧に到達するタイミングが制御される。
【0048】
本発明の別の液晶表示装置は、液晶の応答開始時刻をアナログ的に制御することにより、中間階調表示することができる。液晶印加電圧が時間変化する部分を含み、その振幅を調整することにより、液晶応答の閾値電圧に到達するタイミングが制御される。
【0049】
【発明の実施の形態】
図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
【0050】
(実施形態1)
以下に、本発明の実施形態1における液晶表示装置を図1〜図8を用いて説明する。
【0051】
図1は、強誘電性液晶表示装置100を示す図である。
【0052】
図1に示す強誘電性液晶表示装置100は、強誘電性液晶パネル10と任意電圧波形発生器20とを備えている。
【0053】
強誘電性液晶パネル10は、偏光子1、7と、ガラス基板2、6と、配向膜3、5と、強誘電性液晶4とを有している。
【0054】
以下に、強誘電性液晶パネル10の製造法を簡単に説明する。
【0055】
ガラス基板2、6に透明電極であるITOが、一般的な手法であるスパッタ法により形成される。このガラス基板2、6では、ポリイミド(配向膜)が0.1ミクロンで塗布され、それの表面が柔らかい布でラビングされる。その後、1.3ミクロンのプラスチックからなるスペーサビーズ(図示せず)が、ラビングされたガラス基板2およびガラス基板6の少なくとも一方に散布され、ガラス基板2、6の配向膜が互いに向き合うように、且つ、ガラス基板2、6のラビング方向が平行になるように、ガラス基板2、6が貼り合わされる。ガラス基板2、6を貼り合わせるとき、ガラス基板の周辺を、太さ1.3ミクロンのガラス繊維をあらかじめ混ぜておいたエポキシ樹脂によって液晶注入領域を確保するように、シール印刷する。ガラス基板2、6の貼り合わせ後、180℃加熱によりエポキシ樹脂は硬化する。
【0056】
このようにして得られたパネルに強誘電性液晶が注入され、偏光子1、7の偏光軸が互いに直交するようにそのパネルの表面に偏光子1、7が貼り付けられる。ただし、2枚の偏光子の偏光軸は、強誘電性液晶に、ある極性の電圧が印加されたとき、強誘電性液晶パネル10が暗視野となるように調整してある。よって、ある極性とは逆の極性の電圧が強誘電性液晶に印加されたとき、強誘電性液晶パネル10が明視野になる。図2は、偏光子1の偏光軸と偏光子7の偏光軸との強誘電性液晶4と偏光軸を示す図である。
【0057】
図3は、強誘電性液晶パネル10に1Hzの変形ノコギリ波電圧が印加された場合における、変形ノコギリ波の波高電圧と強誘電性液晶パネル10の透過率を示す図である。図3に示す特性は、良く知られている強誘電性液晶のヒステリシス特性である。つまり、強誘電性液晶の急峻な閾値特性ゆえ、強誘電性液晶パネル10は2値階調しか有していない。
【0058】
図4は、強誘電性液晶パネル10の対向電極に印加される約60Hzの変形ノコギリ波電圧を示す図である。図5は、強誘電性液晶パネル10の第1電極に印加されるDC電圧を示す図である。図5に示す、実線と点線は、DC電圧の大きさの違いによるものである。
【0059】
このとき、実際に強誘電性液晶に印加される電圧は、図4に示す変形ノコギリ波電圧と図5に示すDC電圧の合成電圧である。図6は、図4に示す変形ノコギリ波電圧と図5に示すDC電圧の合成電圧を示す図である。図4に示す変形ノコギリ波電圧および図5に示すDC電圧は、図1に示す任意電圧波形発生器20によって生成される。
【0060】
強誘電性液晶の電圧に対する応答特性は、図3に示されるような明確な閾値特性を与えるため、図6に示す実線と点線の電圧波形では、強誘電性液晶が応答するタイミングが異なる。図6中の矢印は、実線と点線の波形において、強誘電性液晶の閾値電圧Vsを示してある。
【0061】
なお、図4に示す、対向電極に印加される電圧波形には、閾値電圧Vsにより応答した強誘電性液晶を、応答する前の状態に戻すためのパルス波形が含まれている。以後、そのパルス波形をリセットパルスと便宜上呼ぶ。このリセットパルスは、第1電極に印加する適切などのようなDC電圧が加えられても、応答する前の状態に戻すことができるパルス波高に調整してある。
【0062】
図7は、以上のような条件において、応答している強誘電性液晶パネル10の透過率の時間変化を示す図である。
【0063】
図7における実線と波線では応答するタイミングが異なり、また初期の暗状態に戻るタイミングは同じである。すなわち、実線と波線では、明状態を示している期間が互いに異なっている。本実施形態では、60Hzで強誘電性液晶パネル10の駆動が行われ、強誘電性液晶パネル10の下面に光源(図示せず)が設けられている。人間の目には、強誘電性液晶パネル10が、60Hzで点滅しているようには見えず、その積分値を明るさとして感じられる。よって、図7に示す実線の波形と点線の波形とも、人間の目にとって強誘電性液晶パネル10は連続的に明るいが、図7に示す実線の波形と点線の波形とでは、その明るさが違うように感じられる。
【0064】
図8は、第1電極に与えるDC電圧と人間が感じる透過光量との関係を示す図である。図8では、横軸に第1電極に与えるDC電圧をとり、縦軸に人間が感じる透過光量をとる。
【0065】
図8に示すように、第1電極に与えるDC電圧に対して、極めてなめらかに透過光量が変化する。つまり、第1電極に与えるDC電圧を制御することにより、強誘電性液晶であっても、アナログ階調を得ることができる。このようにして、電圧に対して急峻な閾値特性を示す液晶モードを用いて、第1電極に与えるDC電圧の制御によりアナログ階調をもつ液晶表示装置(ライトバルブ)を得ることができる。
【0066】
なお、本実施形態における、第1電極、対向電極は便宜上のものであり、表示装置自体が対称であるため、それぞれの電圧波形が入れ替わっても同様の効果が得られる。
【0067】
また、対向電極波形のDCレベルを制御したり、時間変化する対向電圧波形の傾きを制御することによっても、同様な中間調の制御が可能である。
【0068】
本実施形態では強誘電性液晶を用いたが、強誘電性液晶の代わりに、3状態安定性を示す反強誘電性液晶を用いても、第1電極に与えるDC電圧を制御することによりアナログ階調を得ることができる。
【0069】
実施形態1の強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性のあるコレステリック液晶を用いても、実施形態1の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0070】
実施形態1の強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性をしめすようにあらかじめ配向処理しておいたネマチック液晶(たとえば薄い180°ツイストセルなど)を用いても、そのような液晶が電圧に対して急峻な閾値特性を示すため、実施形態1の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0071】
(実施形態2)
以下に、本発明の実施形態2における液晶表示装置を図9〜図12を用いて説明する。
【0072】
実施形態2は、実施形態1が用いた方法をTFT駆動方式に適応したものである。つまり、実施形態2によって、2値階調表示しかできない強誘電性液晶を用いてアナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0073】
図9は、実施形態2のアクティブマトリクス液晶パネル200の回路の一部を示す図である。
【0074】
アクティブマトリクス液晶パネル200のTFT基板は、補助容量線の接続を除いて、従来用いられている典型的なTFT基板と同じである。従来のTFT液晶パネルの補助容量線はコモンラインと接続されているが、アクティブマトリクス液晶パネル200のTFT基板の補助容量線は、独立した電源に接続するため、コモンラインと接続されていない。
【0075】
アクティブマトリクス液晶パネル200の対向基板は、従来用いられている典型的な対向基板と同じである。
【0076】
上記TFT基板と上記対向基板との間に強誘電性液晶が封入され、配向されているアクティブマトリクス液晶パネル200が得られる。
【0077】
以下に、実施形態2の動作を図10〜図12を用いて詳しく説明する。
【0078】
図10は、アクティブマトリクス液晶パネル200の1つの絵素の等価回路を示す図である。
【0079】
スイッチSWは、TFT基板上に形成されたTFT素子である。したがって、ゲートラインがHigh電位の時のみスイッチSWはオン状態になり、ゲートラインがLow電位の時はスイッチSWはオフ状態になる。V0は信号電圧であり、スイッチSWがオン状態の時のみ、液晶容量C1と補助容量C2にV0が印加される。補助容量C2は、時間により変化する電圧V(t)を供給する電源に接続されている。
【0080】
図11の(a)は、電圧V(t)の時間変化を示す図である。また、図11の(b)は、アクティブマトリクス液晶パネル200の1つの絵素の透過率を示す図である。なお、図11の(a)に示す期間t1〜t4を1フレームとする。
【0081】
期間t1〜t2の間にスイッチSWはオンされる。この時、電圧V(t)=0であるため、液晶容量C1と補助容量C2には、電圧V0が共に印加される。その後、時刻t2までにスイッチSWはオフされる。ただし、電圧V0は強誘電性液晶が有する固有の閾値電圧(Vth)より低いものとする。
【0082】
期間t2〜t3において、図11の(a)に示すように、電圧V(t)は時間変化する。この時、液晶容量C1と補助容量C2に印加される電圧V1、V2はそれぞれ
V1=C2・V(t)/(C1+C2)+V0
V2=C1・V(t)/(C1+C2)−V0
で表される。したがって、
Vth=V1
を満たす時刻ts(図示せず)において強誘電性液晶は応答し始める。
【0083】
期間t3〜t4において、電圧V(t)は、期間t2〜t3の電圧V(t)の極性とは逆極性であるパルス的な応答を行う。
【0084】
印加するすべての電圧V0においても
V1<−Vth
を満たすように設定してあるため、強誘電性液晶はすべての電圧V0において、初期配向状態に戻る。
【0085】
初期配向状態を暗視野になるように偏光子をクロスニコルに配置して透過光量を観察すると、1フレーム内において透過光量が観察されるのはほぼ期間ts〜t3の間であり、アクティブマトリクス液晶パネル200の光応答は、図11に示すような、パルス的な光応答になる。ここでは応答速度の速い強誘電性液晶を用いたため、期間ts〜t3と、液晶が光応答する期間がほぼ一致するが、厳密には光応答波形は液晶の応答波形を反映している。
【0086】
また、電圧V(t)の波形を固定しておいても、電圧V0を変化させることによって、時刻tsを変化させることができる。このため、アクティブマトリクス液晶パネル200に対して60Hz駆動を行えば、人間の目には電圧V0によって階調が制御されているように見える。
【0087】
図12は、電圧V0と人間が感じる透過光量との関係を示す図である。
【0088】
補助容量線に図11の(b)に示す電圧V(t)を印加することにより、図12に示すような階調表示原理をTFTパネルにおいて実現することができる。
【0089】
なお、全絵素へのデータの書き込みは、期間t1〜t2の間にすべて完了させることが好ましい。すなわち、上記電圧V0が個々の絵素によって異なり、それらは各絵素のドレインへ書き込まれることに相当する。
【0090】
そして、期間t2〜t3においては、図11の(b)のような補助容量線に時間変化する波形を印加することにより、個々の絵素は印加された電圧V0に応じた時刻tsに応答し始める。
【0091】
期間t3〜t4では、図11に示すように、強誘電性液晶を初期配向状態へ戻す波形の電圧が補助容量線に供給される。
【0092】
なお、それぞれの絵素に信号電圧V0に応じた応答開始時刻tsを与えることができ、また、初期配向状態へは全絵素同時に戻るため、この結果、60Hz駆動を行えば、人間の目にとってV0によるアナログ的な階調を得ることができる。
【0093】
実施形態2の強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性のあるコレステリック液晶を用いても、実施形態2の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0094】
実施形態2の強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性をしめすようにあらかじめ配向処理しておいたネマチック液晶(たとえば薄い180°ツイストセルなど)を用いても、そのような液晶が電圧に対して急峻な閾値特性を示すため、実施形態2の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0095】
たとえば、図11の(a)に示す1フレームを1サブフレームと呼び、サブフレーム毎に光源をR、G、Bの3原色のうちの1つの光源で繰り返し切り替えてもよい。このような3サブフレームを1フレームとするフィールド順次カラー方式においても、高速アナログ階調表示の効果のため、品位の高い画像が得られる。また、そのような高速アナログ階調表示では、その高速性のためRGBRGBというような6サブフレームを1フレームとする高周波駆動にも対応することができる。
【0096】
実施形態2では、図11の(a)に示す1フレーム中の駆動において、絵素への信号電圧V0の書き込み期間中、およびリセット期間中の少なくとも一方で、バックライトが消光されてもよい。上記期間中、バックライトが消光されても、上述したものと同様なアナログ階調を得ることができ、低消費電力化も実現できる。
【0097】
補助容量線に印加される電圧V(t)は、図11の(a)に示すものに限られない。たとえば、補助容量線に印加される電圧V(t)を図15に示すように変化させてもよい。図16は、図15に示す電圧V(t)が、補助容量線に印加される場合の、電圧V(t)と透過光量との関係を示す図である。図16に示すように、補助容量線への電圧波形を連続的に変化させることにより、信号電圧−透過光量特性、すなわち階調特性を連続的に制御することができる。
【0098】
また、映像信号に対する書き込み電圧V0を調整することによってもガンマ特性などの階調特性、階調バランスを連続的に容易に行うことができる。
【0099】
(実施形態3)
以下に、本発明の実施形態3における液晶表示装置を図13および図14を用いて説明する。
【0100】
実施形態3では、実施形態2のアクティブマトリクス液晶パネル200の強誘電性液晶の代わりに、反強誘電性液晶が用いられる。実施形態3では、2値階調表示しかできない反強誘電性液晶を用いて、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0101】
図13は、反強誘電性液晶に印加される電圧と反強誘電性液晶を有する液晶パネルの透過率との関係を示す図である。以後、反強誘電性液晶を有する液晶パネルを反強誘電性液晶パネルと呼ぶ。反強誘電性液晶パネルの透過率は、図13に示すように、反強誘電性液晶に印加される電圧に対して急峻な閾値特性を示す。
【0102】
この液晶モードでは、反強誘電性液晶パネルを、正電圧と負電圧で明状態を示すように、0電圧で暗状態を示すように用いることができる。すなわち、偏光板をクロスニコルに配置し、0電圧で消光位となるように偏光子の角度が調整される。
【0103】
実施形態3の駆動の原理は、正極性の時、実施形態2の駆動の原理と同様であり、負極性の時は、実施形態2の電圧の符号を全て逆に考えれば、実施形態2の駆動の原理と同様に考えることができる。
【0104】
図14の(a)は、反強誘電性液晶パネルの補助容量線に与えられる電圧波形を示す図であり、図14の(b)は、図14の(a)に示す電圧が補助容量線に供給された場合の反強誘電性液晶パネルの透過率を示す図である。なお、初期配向状態(暗状態)へ戻すための波形は、逆極性の明状態にならないように十分注意し、その波形を決定する必要がある。
【0105】
このような駆動方法により、それぞれの絵素に信号電圧V0に応じた応答開始時刻ts(図示せず)を与えることができ、また、初期配向状態へは全絵素同時に戻るため、この結果、60Hz駆動を行えば、人間の目にとってV0によるアナログ的な階調を得ることができる。
【0106】
なお、本実施形態の反強誘電性液晶パネルでは、補助容量線を偶数ライン、奇数ラインで各々結線し、電源を偶数ラインと奇数ラインとで独立に設けることによってライン反転駆動も実現することができる。
【0107】
実施形態3の反強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性のあるコレステリック液晶を用いても、実施形態3の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0108】
実施形態3の反強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性をしめすようにあらかじめ配向処理しておいたネマチック液晶(たとえば薄い180°ツイストセルなど)を用いても、そのような液晶が電圧に対して急峻な閾値特性を示すため、実施形態3の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0109】
補助容量線に印加される電圧V(t)は、図14の(a)に示すものに限られない。たとえば、補助容量線に印加される電圧V(t)を図15に示すように変化させてもよい。図16は、図15に示す電圧V(t)が、補助容量線に印加される場合の、電圧V(t)と透過光量との関係を示す図である。図16に示すように、補助容量線への電圧波形を連続的に変化させることにより、信号電圧−透過光量特性、すなわち階調特性を連続的に制御することができる。
【0110】
また、映像信号に対する書き込み電圧V0を調整することによってもガンマ特性などの階調特性、階調バランスを連続的に容易に行うことができる。
【0111】
(実施形態4)
以下に、本発明の実施形態4における液晶表示装置を図17〜図19を用いて説明する。
【0112】
実施形態4では、図1に示す強誘電性液晶パネル10が用いられる。
【0113】
図17は、強誘電性液晶パネル10の対向電極に印加される電圧を示す図である。図17に示す実線と点線では、波形は同じであるが振幅の大きさのみ異なる。
【0114】
上述したように、強誘電性液晶の電圧に対する応答特性は、図3に示されるように明確な閾値特性を与える。このため、図17に示す、実線の電圧波形と点線の電圧波形とでは、強誘電性液晶が応答するタイミングが異なる。図17中の矢印は、実線と点線の波形において、強誘電性液晶の閾値電圧Vsを示してある。
【0115】
なお、図17に示す電圧波形には、閾値電圧Vsにより応答した強誘電性液晶を、応答する前の状態に戻すためのパルス波形が含まれている。以後、そのパルス波形をリセットパルスと便宜上呼ぶ。このリセットパルスは、強誘電性液晶に印加する範囲の図17に示す波形の振幅によらず、応答する前の状態に戻すことができるパルス波高に調整してある。
【0116】
図18は、以上のような条件において、応答している強誘電性液晶パネル10の透過率の時間変化を示す図である。
【0117】
図18における実線と波線では応答するタイミングが異なり、また初期の暗状態に戻るタイミングは同じである。すなわち、実線と波線では、明状態を示している期間が互いに異なっている。本実施形態では、60Hzで強誘電性液晶パネル10の駆動が行われ、強誘電性液晶パネル10の下面に光源(図示せず)が設けられている。人間の目には、強誘電性液晶パネル10が、60Hzで点滅しているようには見えず、その積分値を明るさとして感じられる。よって、図18に示す実線の波形と点線の波形とも、人間の目にとって強誘電性液晶パネル10は連続的に明るいが、図18に示す実線の波形と点線の波形とでは、その明るさが違うように感じられる。
【0118】
図19は、強誘電性液晶に与える図17の波形の振幅と人間が感じる透過光量との関係を示す図である。図19では、横軸に第1電極に与えるDC電圧をとり、縦軸に人間が感じる透過光量をとる。
【0119】
図19に示すように、強誘電性液晶に与える図17の波形の振幅に対して、極めてなめらかに透過光量が変化する。つまり、強誘電性液晶に与える図17の波形の振幅を制御することにより、強誘電性液晶であっても、アナログ階調を得ることができる。このようにして、電圧に対して急峻な閾値特性を示す液晶モードを用いて、強誘電性液晶に与える図17の波形の振幅の制御によりアナログ階調をもつ液晶表示装置(ライトバルブ)を得ることができる。
【0120】
本実施形態では強誘電性液晶を用いたが、強誘電性液晶の代わりに、3状態安定性を示す反強誘電性液晶を用いても、液晶に与える図17の波形の振幅を制御することによりアナログ階調を得ることができる。
【0121】
実施形態4の強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性のあるコレステリック液晶を用いても、実施形態4の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0122】
実施形態4の強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性をしめすようにあらかじめ配向処理しておいたネマチック液晶(たとえば薄い180°ツイストセルなど)を用いても、そのような液晶が電圧に対して急峻な閾値特性を示すため、実施形態4の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0123】
(実施形態5)
以下に、本発明の実施形態5における液晶表示装置を図20を用いて説明する。
【0124】
実施形態5は、実施形態4が用いた方法をTFT駆動方式に適応したものである。つまり、実施形態5によって、2値階調表示しかできない強誘電性液晶を用いてアナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0125】
図20は、実施形態5のアクティブマトリクス液晶パネル300の回路の一部を示す図である。アクティブマトリクス液晶パネル300は、トランジスタTFT1、トランジスタTFT2、メモリ容量C3、絵素容量C4、負荷抵抗R1、ゲートライン、ソースライン、および液晶駆動電源ラインを備えている。
【0126】
アクティブマトリクス液晶パネル300のTFT基板および対向基板は、従来用いられている典型的なものと同じである。上記TFT基板と上記対向基板との間に強誘電性液晶が封入され、配向されているアクティブマトリクス液晶パネル300が得られる。
【0127】
以下に、実施形態5の動作を図21〜図23を用いて詳しく説明する。
【0128】
図21は、アクティブマトリクス液晶パネル300の1つの絵素の等価回路を示す図である。
【0129】
図21に示す可変抵抗R2は、図20に示すトランジスタTFT2に相当する。メモリ容量に書き込まれる電圧によってトランジスタTFT2の抵抗値が制御される。
【0130】
すなわち、従来のTFT液晶パネルにおける絵素容量がメモリ容量に相当し、従来からの方法によりメモリ容量に所定の電圧を書き込むことができる。また、絵素容量C4は、固定抵抗R1と並列である。
図21に示す等価回路は、時間により変化する電圧V(t)を供給する電源を備えている。
【0131】
図22の(a)は、時間により変化する電圧V(t)を示す図である。また、図22の(b)は、アクティブマトリクス液晶パネル300の1つの絵素の透過率を示す図である。なお、図22の(a)に示す期間t11〜t14が1フレームに相当する。
【0132】
期間t11〜t12の間に、可変抵抗R2が調整される。この時、電圧V(t)=0であるため、絵素容量C4には電圧が印加されない。そして、期間t11〜t12の間に可変抵抗R2の制御は完了する。
【0133】
期間t12〜t13の間に、図22の(a)に示すように電圧V(t)は時間変化する。この時、絵素容量C4に印加される電圧Vlcは
Vlc=R1・V(t)/(R1+R2)
で表される。したがって、
Vlc=Vth
を満たす時刻tsにおいて、強誘電性液晶は応答し始める(Vthは強誘電性液晶の閾値電圧とする)。
【0134】
期間t13〜t14の間に、電圧V(t)は、期間t12〜t13の電圧V(t)の極性とは逆極性であるパルス的な応答を行う。
Vlc<−Vth
を満たすように設定してあるため、強誘電性液晶は必ず初期配向状態に戻る。
【0135】
よって初期配向状態を暗視野になるように偏光子をクロスニコルに配置して透過光量を観察すると、1フレーム内において透過光量が観察されるのはほぼ期間ts〜t13の間であり、図22の(b)に示すようなパルス的な光応答になる。ここでは応答速度の速い強誘電性液晶を用いたため、期間ts〜t13と、液晶が光応答する期間がほぼ一致するが、厳密には光応答波形は液晶の応答波形を反映している。
【0136】
また、時刻tsは電圧V(t)を固定しておいても、可変抵抗R2を変化させることによって変化させることができるため、アクティブマトリクス液晶パネル300を60Hzで駆動を行えば、人間の目には可変抵抗R2によって階調が制御されているように見える。
【0137】
図23は、可変抵抗R2と透過光量との関係を示す図である。強誘電性液晶に、図22の(a)に示す電圧V(t)を駆動することにより、図23に示すような階調原理をTFTパネルにおいて実現することができる。
【0138】
図22の(a)に示す電圧V(t)が強誘電性液晶に印加される。ここで、全絵素のメモリ容量への書き込みは、期間t11〜t12の間にすべて完了させることが好ましい。すなわち、可変抵抗R2が個々の絵素によって異なり、それらは各絵素のメモリ容量で制御されていることに相当する。
【0139】
そして、期間t12〜t13においては、図22の(a)のような波形であるため、個々の絵素は可変抵抗R2で分圧された強誘電性液晶への印加電圧に応じて時刻tsに応答し始める。
【0140】
期間t13〜t14では、強誘電性液晶を初期配向状態へ戻す波形が図22の(a)に示すように印加される。
【0141】
上述したように、メモリ容量に書き込まれた電圧に応じた応答開始時刻tsをそれぞれの絵素に与えることができ、また、初期配向状態へは全絵素同時に戻るため、この結果、アクティブマトリクス液晶パネル300をほぼ60Hzで駆動すれば、人間の目にとってメモリ容量に書き込まれた電圧によるアナログ的な階調を得ることができる。
【0142】
すなわち、実施形態5では、2値階調表示しかできない強誘電性液晶を用いてアナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0143】
実施形態5の強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性のあるコレステリック液晶を用いても、実施形態5の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0144】
実施形態5の強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性をしめすようにあらかじめ配向処理しておいたネマチック液晶(たとえば薄い180°ツイストセルなど)を用いても、そのような液晶が電圧に対して急峻な閾値特性を示すため、実施形態5の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0145】
たとえば、図22の(a)に示す1フレームを1サブフレームと呼び、サブフレーム毎に光源をR、G、Bの3原色のうちの1つの光源で繰り返し切り替えてもよい。このような3サブフレームを1フレームとするフィールド順次カラー方式においても、高速アナログ階調表示の効果のため、品位の高い画像が得られる。また、そのような高速アナログ階調表示では、その高速性のためRGBRGBというような6サブフレームを1フレームとする高周波駆動にも対応することができる。
【0146】
実施形態5では、図22の(a)に示す1フレーム中の駆動において、絵素への信号電圧V0の書き込み期間中、およびリセット期間中の少なくとも一方で、バックライトが消光されてもよい。上記期間中、バックライトが消光されても、上述したものと同様なアナログ階調を得ることができ、低消費電力化も実現できる。
【0147】
補助容量線に印加される電圧V(t)は、図22の(a)に示すものに限られない。たとえば、液晶に印加される電圧V(t)を図26に示すように変化させてもよい。図27は、図26に示す電圧V(t)が、液晶に印加される場合の、電圧V(t)と透過光量との関係を示す図である。図26に示すように、補助容量線への電圧波形を連続的に変化させることにより、透過光量を連続的に制御することができる。
【0148】
また、映像信号に対する書き込み電圧V0を調整することによってもガンマ特性などの階調特性、階調バランスを連続的に容易に行うことができる。
【0149】
(実施形態6)
以下に、本発明の実施形態6における液晶表示装置を図24および図25を用いて説明する。
【0150】
実施形態6では、実施形態5のアクティブマトリクス液晶パネル300の強誘電性液晶の代わりに、反強誘電性液晶が用いられる。実施形態6では、2値階調表示しかできない反強誘電性液晶を用いて、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0151】
図24は、反強誘電性液晶に印加される電圧と反強誘電性液晶を有する液晶パネルの透過率との関係を示す図である。以後、反強誘電性液晶を有する液晶パネルを反強誘電性液晶パネルと呼ぶ。反強誘電性液晶パネルの透過率は、図24に示すように、反強誘電性液晶に印加される電圧に対して急峻な閾値特性を示す。
【0152】
この液晶モードでは、反強誘電性液晶パネルは、正電圧と負電圧で明状態を示すように、0電圧で暗状態を示すように用いることができる。すなわち、偏光板をクロスニコルに配置し、0電圧で消光位となるように偏光子の角度が調整される。
【0153】
実施形態6の駆動の原理は、正極性の時、実施形態5の駆動の原理と同様であり、負極性の時は、実施形態5の電圧の符号を全て逆に考えれば、実施形態5の駆動の原理と同様に考えることができる。
【0154】
図25の(a)は、反強誘電性液晶パネルに与えられる電圧波形を示す図である。また、図25の(b)は、反強誘電性液晶パネルの透過率を示す図である。なお、図25の(a)では、初期配向状態(暗状態)へ戻すリセットパルスの電圧は0Vとする。ただし、逆極性の明状態にならない程度の逆極性パルスでも同様に初期配向状態に戻すことができる。
【0155】
このような駆動方法により、それぞれの絵素に信号電圧V0に応じた応答開始時刻ts(図示せず)を与えることができ、また、初期配向状態へは全絵素同時に戻るため、この結果、60Hz駆動を行えば、人間の目にとってV0によるアナログ的な階調を得ることができる。
【0156】
なお、本実施形態の反強誘電性液晶パネルでは、補助容量線を偶数ライン、奇数ラインで各々結線し、電源を偶数ラインと奇数ラインとで独立に設けることによってライン反転駆動も実現することができる。
【0157】
実施形態6の反強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性のあるコレステリック液晶を用いても、実施形態6の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
【0158】
実施形態6の反強誘電性液晶の代わりに、急峻な閾値特性をしめすようにあらかじめ配向処理しておいたネマチック液晶(たとえば薄い180°ツイストセルなど)を用いても、そのような液晶が電圧に対して急峻な閾値特性を示すため、実施形態6の駆動方法によって、アナログ階調液晶表示装置を得ることができる。
液晶に印加される電圧V(t)は、図25の(a)に示すものに限られない。たとえば、補助容量線に印加される電圧V(t)を図26に示すように変化させてもよい。図27は、図26に示す電圧V(t)が、液晶に印加される場合の、電圧V(t)と透過光量との関係を示す図である。図27に示すように、電圧波形を連続的に変化させることにより、信号電圧−透過光量特性、すなわち階調特性を連続的に制御することができる。
【0159】
また、映像信号に対する書き込み電圧V0を調整することによってもガンマ特性などの階調特性、階調バランスを連続的に容易に行うことができる。
【0160】
なお、上述した実施形態1〜実施形態6では、図28に示すように、1フレームに液晶の応答期間およびリセット期間がそれぞれ1回ある。しかしながら、本発明では、図29に示すように、1フレームに液晶の応答期間およびリセット期間がそれぞれ複数回あってもよい。なお、図28および図29に示す矢印は、液晶が応答する期間が変化することを示している。
【0161】
また、上述した実施形態1〜実施形態6では、液晶などに印加する電圧を連続的に変化させることにより、アナログ的な階調特性が得られる。しかしながら、本発明では、非線形素子などを用いて液晶などに印加する電圧を制御し、液晶などに印加する電圧の立ち上がり時間を変化させることにより、アナログ的な階調特性が得られてもよい。
【0162】
また、上述した実施形態1〜実施形態6では、液晶などに印加する電圧を変化させ、液晶パネルの暗状態から明状態へのタイミングを制御し、同時に明状態から暗状態(初期配向状態)に応答している。しかしながら、本発明では、液晶などに印加する電圧を変化させ、液晶パネルの明状態から暗状態へのタイミングを制御してもよい。
【0163】
【発明の効果】
本発明の液晶表示装置は、第1電極を有した第1電極基板と、対向電極を有した対向基板により液晶を挟持した液晶表示装置であって、1フレーム内で前記第1電極に印加される第1電極電圧と、前記1フレーム内でほぼ連続的に変化する対向電圧との電位差によって、前記液晶の応答開始時間を制御し、前記第1電極電圧の大きさによって、前記液晶表示装置の透過率を変化させる制御部を備えている。
【0164】
そのことにより、限られた階調しか持たない液晶モード(たとえば2値階調しかない強誘電性液晶モードや反強誘電性液晶モード)において、アナログ的な階調特性(フル階調表示可能)を得ることができる。
【0165】
本発明の他の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ素子がマトリクス状に配置されたTFT基板と、透明電極を有する対向基板により液晶を挟持した液晶表示装置であって、前記液晶表示装置が、1フレームのある期間の間、補助容量線にほぼ連続的に変化する電圧を印加し、前記1フレーム内でドレイン電極にドレイン電圧を書き込む制御部を備え、前記液晶の応答開始時間が、前記ドレイン電圧の大きさによって決定され、前記液晶表示装置の透過率が、前記補助容量線の電位と前記ドレイン電極の電位との電位差によって決定される。
【0166】
そのことにより、限られた階調しか持たない液晶モード(たとえば2値階調しかない強誘電性液晶モードや反強誘電性液晶モード)において、アナログ的な階調特性(フル階調表示可能)を得ることができる。
【0167】
本発明のさらに他の液晶表示装置は、第1電極を有した第1電極基板と、対向電極を有した対向基板により液晶を挟持した液晶表示装置であって、前記液晶表示装置が、1フレーム内で、ある期間、ほぼ連続的に変化する電圧を前記液晶に印加する制御部を備え、前記電圧の振幅を変化させることにより、前記液晶の応答開始時間および前記液晶表示装置の透過率を変化させる。
【0168】
そのことにより、限られた階調しか持たない液晶モード(たとえば2値階調しかない強誘電性液晶モードや反強誘電性液晶モード)において、アナログ的な階調特性(フル階調表示可能)を得ることができる。
【0169】
本発明の別の液晶表示装置は、薄膜トランジスタ素子がマトリクス状に配置されたTFT基板と、透明電極を有する対向基板により液晶を挟持した液晶表示装置であって、前記液晶表示装置が、絵素のメモリ容量に印加される電圧に応じて抵抗値が変化する素子と、1フレームのある期間の間、前記素子にほぼ連続的に変化する電圧を印加する制御部を備え、前記液晶が前記素子に直列に接続され、前記素子にほぼ連続的に変化する電圧の振幅を変化させることにより、前記液晶の応答開始時間および前記液晶表示装置の透過率を変化させる。
【0170】
そのことにより、限られた階調しか持たない液晶モード(たとえば2値階調しかない強誘電性液晶モードや反強誘電性液晶モード)において、アナログ的な階調特性(フル階調表示可能)を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】強誘電性液晶表示装置100を示す図である。
【図2】偏光子1の偏光軸と偏光子7の偏光軸との強誘電性液晶4と偏光軸を示す図である。
【図3】強誘電性液晶パネル10に1Hzの変形ノコギリ波電圧が印加された場合における、変形ノコギリ波の波高電圧と強誘電性液晶パネル10の透過率を示す図である。
【図4】強誘電性液晶パネル10の対向電極に印加される約60Hzの変形ノコギリ波電圧を示す図である。
【図5】強誘電性液晶パネル10の第1電極に印加されるDC電圧を示す図である。
【図6】図4に示す変形ノコギリ波電圧と図5に示すDC電圧の合成電圧を示す図である。
【図7】強誘電性液晶パネル10の透過率の時間変化を示す図である。
【図8】第1電極に与えるDC電圧と人間が感じる透過光量との関係を示す図である。
【図9】実施形態2のアクティブマトリクス液晶パネル200の回路の一部を示す図である。
【図10】アクティブマトリクス液晶パネル200の1つの絵素の等価回路を示す図である。
【図11】(a)は、電圧V(t)の時間変化を示す図であり、(b)は、アクティブマトリクス液晶パネル200の1つの絵素の透過率を示す図である。
【図12】電圧V(t)と人間が感じる透過光量との関係を示す図である。
【図13】反強誘電性液晶に印加される電圧と反強誘電性液晶を有する液晶パネルの透過率との関係を示す図である。
【図14】(a)は、反強誘電性液晶パネルの補助容量線に与えられる電圧波形を示す図であり、(b)は、(a)に示す電圧が補助容量線に供給された場合の反強誘電性液晶パネルの透過率を示す図である。
【図15】補助容量線に印加される電圧V(t)の一例を示す図である。
【図16】図15に示す電圧V(t)が、補助容量線に印加される場合の、電圧V(t)と透過光量との関係を示す図である。
【図17】強誘電性液晶パネル10の対向電極に印加される電圧を示す図である。
【図18】応答している強誘電性液晶パネル10の透過率の時間変化を示す図である。
【図19】強誘電性液晶に与える図17の波形の振幅と人間が感じる透過光量との関係を示す図である。
【図20】実施形態5のアクティブマトリクス液晶パネル300の回路の一部を示す図である。
【図21】アクティブマトリクス液晶パネル300の1つの絵素の等価回路を示す図である。
【図22】(a)は、時間により変化する電圧V(t)を示す図であり、(b)は、アクティブマトリクス液晶パネル300の1つの絵素の透過率を示す図である。
【図23】可変抵抗R2と透過光量との関係を示す図である。
【図24】反強誘電性液晶に印加される電圧と反強誘電性液晶を有する液晶パネルの透過率との関係を示す図である。
【図25】(a)は、反強誘電性液晶パネルに与えられる電圧波形を示す図であり、(b)は、反強誘電性液晶パネルの透過率を示す図である。
【図26】補助容量線に印加される電圧V(t)の一例を示す図である。
【図27】図26に示す電圧V(t)が、補助容量線に印加される場合の、電圧V(t)と透過光量との関係を示す図である。
【図28】本発明における、液晶の応答期間およびリセット期間の一例を示す図である。
【図29】本発明における、液晶の応答期間およびリセット期間の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 偏光子
2 ガラス基板
3 配向膜
4 強誘電性液晶
5 配向膜
6 ガラス基板
7 偏光子
10 強誘電性液晶パネル
20 任意電圧波形発生器
Claims (21)
- 薄膜トランジスタ素子がマトリクス状に配置されたTFT基板と、透明電極を有する対向基板により液晶を挟持した液晶表示装置であって、
前記液晶表示装置が、1フレームのある期間の間、補助容量線にほぼ連続的に変化する電圧を印加し、前記1フレーム内でドレイン電極にドレイン電圧を書き込む制御部を備え、
前記液晶の応答開始時間が、前記ドレイン電圧の大きさによって決定され、
前記液晶表示装置の透過率が、前記補助容量線の電位と前記ドレイン電極の電位との電位差によって決定される、液晶表示装置。 - 前記補助容量線が、前記対向基板に電圧を印加する電源とは独立して制御することができる電源に接続された、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 奇数ラインの絵素に接続される補助容量線が第1の電源に接続され、
偶数ラインの絵素に接続される補助容量線が第2の電源に接続され、
前記第1の電源が前記第2の電源と異なる、請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記1フレームが、前記液晶の配向を初期状態に戻すための電圧を前記補助容量線に印加するための期間を含む、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記制御部が、前記1フレーム内で、前記液晶の配向を初期状態に戻すための電圧をソースラインを介して前記液晶に印加する、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記1フレーム内で、前記薄膜トランジスタ素子に信号が書き込まれた後、前記ほぼ連続的に変化する電圧が、前記補助容量線に印加される、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記1フレームが、前記薄膜トランジスタ素子に信号が書き込まれる期間、前記補助容量線に印加される電圧が前記ほぼ連続的に変化する期間、および前記配向を初期状態に戻す期間を含む、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 薄膜トランジスタ素子がマトリクス状に配置されたTFT基板と、透明電極を有する対向基板により液晶を挟持した液晶表示装置であって、
前記液晶表示装置が、絵素のメモリ容量に印加される電圧に応じて抵抗値が変化する素子と、
1フレームのある期間の間、前記素子にほぼ連続的に変化する電圧を印加する制御部を備え、
前記液晶が前記素子に直列に接続され、
前記素子にほぼ連続的に変化する電圧の振幅を変化させることにより、前記液晶の応答開始時間および前記液晶表示装置の透過率を変化させる、液晶表示装置。 - 前記1フレームが、前記液晶の配向を初期状態に戻すための電圧を前記素子に印加するための期間を含む、請求項8に記載の液晶表示装置。
- 前記制御部が、前記1フレーム内で、前記液晶の配向を初期状態に戻すための電圧をソースラインを介して前記液晶に印加する、請求項8に記載の液晶表示装置。
- 前記1フレーム内で、前記薄膜トランジスタ素子に信号が書き込まれた後、前記ほぼ連続的に変化する電圧が、前記素子に印加される、請求項8に記載の液晶表示装置。
- 前記1フレームが、前記薄膜トランジスタ素子に信号が書き込まれる期間、前記素子に印加される電圧が前記ほぼ連続的に変化する期間、および前記配向を初期状態に戻す期間を含む、請求項8に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶が、強誘電性液晶である、請求項1または8に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶が、反強誘電性液晶である、請求項1または8に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶が、2つ以上の安定状態を含む液晶モードを含む、請求項 1または8に記載の液晶表示装置。
- 前記1フレーム内で消灯する期間を有する光源を備えた、請求項1または8に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶表示装置が、赤光源、緑光源、および青光源を備え、
複数のフレームで1つカラー画像を得るために、1フレームごとに光源を順次切り替えることにより、フィールド順次カラー表示を行う、請求項1または8に記載の液晶表示装置。 - 調整特性および調整バランスの少なくとも一方を調整するため、前記制御部が、前記補助容量線に印加される電圧の波形を制御する請求項1に記載の液晶表示装置。
- 調整特性および調整バランスの少なくとも一方を調整するため、前記制御部が、前記素子に印加される電圧の波形を制御する請求項8に記載の液晶表示装置。
- 調整特性および調整バランスの少なくとも一方を調整するため、前記制御部が、階調信号に対応する書き込むべきソース信号電圧を調整する請求項1に記載の液晶表示装置。
- 調整特性および調整バランスの少なくとも一方を調整するため、前記制御部が、階調信号に対応する、前記素子に書き込むべきソース信号電圧を調整する請求項8に記載の液晶表示装置。
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