JP3703792B2 - 筒状の編製品を閉じる閉鎖装置 - Google Patents

筒状の編製品を閉じる閉鎖装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に靴下を製造する場合に、筒状の編製品を閉鎖する閉鎖装置のためのプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】
靴下は通常は特殊な丸編機にて製造される。靴下を爪先き領域にて閉鎖するためには、当初筒形の靴下が閉じられなければならない。これは、最後の編目列の互いに向き合った部分を相互に縫合することである。
【0003】
このためにはEP0942086A2号明細書によれば全体としてリング形のプレート保持体を有する装置が公知である。プレート保持体は半径方向に配置された個別のスリットに受容されたプレートを備えている。該プレートは最後の編目列を編針から取外すために役立つ。このためには、引渡そうとする編目を保持する編針は針フックで前記プレートの空間に侵入する。針から前記プレートに編目が引渡される場合に、針は侵入したヘッドと共に前記プレートに対し相対的に運動する。この運動経過、針と前記プレートとの間の相対運動並びに侵入運動は高精度でなければならない。さもないと針と前記プレートが相互に衝突し合い、針もしくは前記プレートの折損による故障に継がる損傷が発生することになる。
【0004】
プレート保持体は2分割され、ひいては2つのハーフリングから成っている。
これらのハーフリングは適当な案内及び駆動装置によってフリップ結合させられることができる。この場合、プレート保持体の互いに向き合ったプレートは、当該プレートの編目保持体区分が互いに接触させられるまで互いに接近させられる。このような形式で、向き合った編目は合わせられ、その後で編目は縫合される。
【0005】
当該プレートは対を成して互いに相補的に構成されている。一方のプレートが1つの突起を有しているのに対し、それぞれ向き合ったプレートは1つの切欠きを有している。この場合、突起と切欠きはプレート保持体の両ハーフリングが互いにフリップ結合させられると互いに係合する。前記プレートを損傷させないためにプレート保持体を案内しかつ移動させるためには高い精度が必要である。この装置の作業速度は前記精度に大きく左右される。
【0006】
【特許文献1】
EP0942086A2号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、筒状の編製品を閉鎖する閉鎖装置のためのプレートを、高められた作業速度が可能でかつ/又はプレート保持体及び/又は針を位置決めする運動に際しての精度に対する要求が低減するように構成することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は特に靴下を製造する際に、筒状の編製品を閉鎖するための閉鎖装置用のプレートであって、プレート保持体の案内通路にて前記プレートを長手方向に移動可能に案内するために構成されかつ該プレートに制御された長手方向の運動を与えるために役立つ少なくとも1つのバットを有する基体区分と、前記基体区分に構成されかつ該基体区分から遠ざかって延びる編目保持体区分とを有し、該編目保持体区分が互いに間隔をおいた2つの脚部を有し、該脚部がその端部の近くの1個所にて互いに近接させられるか又は接触させられるように、互いに向き合って湾曲させられており、前記脚部の両端部が前記個所を起点として互いに拡開し、双方で受容ホッパを形成していることによって解決された。
【0009】
本発明のプレートは、基体区分と該基体区分から遠ざかって延びる編目保持体区分とを有している。編目保持体区分は互いに間隔をおいて配置された2つの脚部から成り、該脚部はその端部にて互いに接近し合うように湾曲させられており、一個所にて接触し合い、ついで互いに拡開して受容ホッパを形成している。この受容ホッパは編目を引渡そうとするときに対応配置された相補的な対応プレートの対応する先端部を受容するために役立つ。ホッパを有するプレートの脚部はホッパの底にて、つまり当該脚部が互いに接触する個所にて、互いに結合されてはいない。これは、相補的な対応プレートがその先端で、ホッパ底を損傷することなくホッパ内に走入できるという重大な利点を有している。したがって位置決めに関してはより大きな許容誤差が可能である。相補的な対応プレートが予期されていたよりも10分の数ミリメータ深くホッパ内へ走入すると、ホッパの脚部はいくらか遠く互いに拡開し、対応プレートの侵入がホッパ底又は相補するプレート先端部を損傷することはない。
【0010】
これは事情によっては作業速度を高めることを可能にし、最終的には縫合品質の上昇を保証する。なぜならば、1つのプレートが損傷しかつ該当編目がもはや秩序正しく引渡されない場合に発生するような縫合ミスはほとんど回避されるからである。
【0011】
さらに、脚部は狭窄個所できわめて密に接近するだけではなく互いに接触させられていると有利である。この場合には脚部は有利にはばね弾性的に互いに接触させられている。この結果、両方の脚部は比較的に剛性でかつ安定した耳を形成する。しかしながら脚部は1つの部体がホッパ内へ侵入すると互いに離反するように拡開させられることができる。
【0012】
受容ホッパは有利には20°と40°との間の角度で開いている。この開き角は有利にはほぼ30°に設定されている。この開き角はプレートと対応プレートとが編目引渡しのために互いに係合しあうように接近させられるときに、プレートと対応プレートとの良好な案内を可能にする。
【0013】
プレートの脚部並びに対応プレートの脚部は有利には、各基体区分と一体に構成されている。この場合、脚部の厚さは基体区分の厚さのよりも小さい。
これによりコンパクトで、特に剛性的で、編目保持体区分の領域にて側方へ良好にばね弾性的である部分が得られる。さらにこれによって編目保持体区分は、編目を取外そうとする編針よりも幅広くなることはほとんどない。それにも拘わらず編目保持体区分の脚部はその間に、編針のヘッドが係合する空間を規定する。
この結果、編目は拡げられることなく、編針から編目保持体区分へ引渡されることができる。
【0014】
前記プレートに所属する対応プレートは少なくとも以下の点で該プレートとは異なっている。すなわち、当初互いに間隔をおいて延びる脚部はその端部にて互いに接近するように湾曲させられかつ一個所でホッパを形成することなく互いに接触させられている。接触個所では脚部は前記プレートのホッパに適合する共通の縁部を成して終わっている。これによって対応プレートはプレートに対し相補的に構成される。
【0015】
対応プレートの両方の脚部はその端部にて互いに結合されているが単に互いに接触させられているだけでよい。後者の場合には脚部は互いにプレロードがかけられていると有利である。しかしながら脚部が互いに結合されていると補強された編目保持体区分が得られる。
【0016】
両方のプレート(プレート及び対応プレート)はその狭幅側に、編目保持体区分内にまで達する溝を備えている。この溝は編目を縫合装置へ引渡すことを容易にするために、互いに拡開する溝壁を備えている。この場合には縫合装置は溝を通って滑動する編目受容フィンガを有している。拡開する溝壁は各編目受容フィンガを溝へ導入することを容易にする。
【0017】
脚部のフレキシブルな構成と脚部の端部領域におけるルーズな接触は、針がヘッドで当接したときに、脚部がフレキシブルに退避するという利点をもたらす。したがって針及びプレートの案内精度に対する要求は低減される。
【0018】
本発明の有利な実施例のさらなる詳細は従属請求項、図面又はその説明文に開示してある。
【0019】
【実施例】
図1には部分的にかつ著しく簡略化して、編機が互いに向き合った2つの針1,2で示されている。これらの針1,2は図示してない他の針同様、針筒における溝内で長手方向に移動可能に案内されかつカムによって駆動される。針1,2並びに他の針は他の編成工具、例えばプレート、押さえ部材及びそれらに類似したものと一緒になって筒状の編製品3を製造するために役立つ。この筒状の編製品3からは靴下が製造される。このためには筒状の編製品3の編目が針1,2から取外されかつ重ねられなければならない。このためには閉鎖装置4が用いられる。この閉鎖装置4にはリング状のプレート保持体5が所属している。このプレート保持体5はそれぞれ半円形に湾曲させられた2つのプレート保持体区分6,7を有している。これらのプレート保持体区分6,7は図2に破線で示したように、図示されていない位置決め装置によって互いに接近しかつ離反するように旋回させられることができる。旋回軸線はリング状のプレート保持体と共通の平面内に位置し、図1の図平面に対し垂直に位置している。
【0020】
プレート保持体区分6は、半径方向に延びる案内通路8を備え、該案内通路8には図5に示すようにそれぞれ1つのプレート9がその長手方向軸線11に沿って摺動可能に、つまり長手方向に移動可能に支承されている。相応してプレート保持体区分は半径方向に延びる案内通路12を備え、該案内溝12内に対応プレート13並びに閉鎖プレート58が長手方向に移動可能に支承されている(図7)。
【0021】
以下、プレート9について詳しく説明する。
【0022】
図4にはプレート9が、舌14の開いた舌針として示された針2と協働する状態で示されている。プレート9は例えばほぼ方形の基体区分15を有し、その長い狭幅側からは2つのバット16,17が突出している。バット16,17から離れて位置する端部にて基体区分15には、編目保持体区分18が接続されている。この編目保持体区分15はプレート9の長手方向11に対して横方向に、ひいてはプレート9の長縁19,20に対し横方向に延びている。図4aにおいては編目保持体区分18が矢印21の方向から見て示されている。編目保持体区分18は基体区分15からほぼ直角に延びる2つの脚部22,23によって形成されている。これらの脚部22,23はその間に空間24を規定している。この空間24の大きさは針2のヘッドが脚部22,23を拡開することなく空間24内に掴まれるように設定されている。
【0023】
脚部22,23は図4から判るように、その長さのかなりの部分に亘って変わらない高さを有し、さらには図4aに示すように、互いに間隔をおいて平行に延びている。しかし、脚部22,23はその端部25,26において互いに接近するように湾曲され、個所27にて互いに接触するまで狭窄させられている。この個所27までは脚部22,23はそれぞれほぼ変わらない厚さを有している。この厚さは、厚さDが有利には脚部22,23の外側面の間隔にほぼ相応している基体区分15の厚さのよりも小さい。
【0024】
個所27から発して脚部22,23はその各端部25,26に向かって細くなり、脚部22,23は互いに受容ホッパ28を規定する。この受容ホッパ28は編目保持体区分18に沿って、ひいては針2に沿って開いている。受容ホッパ28は互いに20°と40°との間の角度を成す内側の側面29,31を有している。この角度は30°であると有利である。さらに脚部22,23は受容ホッパ28の領域に、互いにほぼ平行に向けられた外側面32,33を有している。したがって脚部22,23は全体としてその端部25,26の領域にて逆向きにS字形に湾曲されかつ互いに鏡像対称的に構成されている。脚部22,23は個所27にてばね弾性的にプレロードがかけられて互いに接触させられている。自由端部においては脚部22,23には図4と図4aとから判るように側面においても平面においてもそれぞれ丸味が付けられている。
【0025】
以下、対応プレート13について記載する。この対応プレート13は図7に示されている。対応プレート13は側面図で見てほぼ方形に構成された基体区分35と2つの長縁36,37を有している。これらの長縁36,37からは2つのバット38,39が突出している。これらのバット38,39は対応プレート3を長手方向40で動かすために役立つ。長縁36,37に対しかつ長手方向40に対し横方向に基体区分35からは編目保持体区分41が延びている。この編目保持体区分41は図8に示された2つの脚部42,43によって形成されている。脚部42,43は基体区分35と一体に結合されている。脚部42,43は長縁36とほぼ同じ高さにある個所44にて基体区分35に接続している。
【0026】
脚部42,43は互いに間隔をおいて平行に延び、間に空間45を規定している。この空間45は空間24に相応して構成され、ひいては脚部42,43を相互に押し広げることなく針のヘッドが係合できるような大きさを有している。
【0027】
脚部42,43はそれぞれ、個所44から距離をおいた端部46,47の近くにおいて互いに接近するように曲げられ、空間45を形成している。さらに脚部42,43はほぼ変わらない厚さで空間45の全長に亘って延びている。この場合、脚部42,43の端部46,47は接触領域48で互いに接触している。接触領域48にて端部46,47の外側面49,50はほぼ真っ直ぐ面取りされかつ互いに鋭角を成している。したがって端部46,47は受容ホッパ28を押広げることなく受容ホッパ28内に位置することのできる小さな丸味付け半径を有する共通の丸味付け縁部を成している。さらに編目保持体区分41の幅は縁部51においては受容ホッパ28の幅よりも小さく設定されている。側面49,50によって閉成させられた角度は少なくとも近似的に、側面29,31によって閉成された角度と合致していると有利である。
【0028】
脚部42,43は接触領域48にて互いに結合されている。しかし、脚部42,43はばね弾性的なプレロードのもとで相互に接触させることもできる。
【0029】
編目保持体区分41の長さの一部に亘ってかつ基体区分35の狭幅側に亘って、2つの溝壁53,54によって制限された長手方向溝52が延びている。この長手方向溝52の溝壁は長手方向40に関して拡開しかつ編目を対応プレート13から取外そうとする工具を案内するための受容部を形成する。
【0030】
さらに閉鎖装置4には図9に示されたような閉鎖プレート57,58が所属している。この場合には各プレート9と各対応プレート13とにはそれぞれ1つの閉鎖プレート57,58が配属されている。閉鎖プレート57,58はバット59,60を備えた基体区分61,62を有している。この基体区分61,62からはフィンガ状の突起63,64がそれぞれの長手方向11,40に対し平行に、突起63,64が各空間24,45内へかつ各空間24,45から外へ移動させられ得るように延在している。この場合に編目保持体区分18,41と突起63,64とによって形成された編目保持室65,66がそれぞれ開放されかつ閉鎖される。
【0031】
これまで記述した閉鎖装置は以下の如く働く。
【0032】
図1に示されているように編製品3の最後の編目列は針1,2並びに図示されていない他の針からまずプレート9と対応プレート13の編目保持体区分18,41に引渡される。このプロセスは詳細にはプレート9を例にとって図4から6までに示されている。まず図4に示されているように、針2が押上げられ、プレート9が長手方向11で図4にて左へ動かされる。したがって編目保持体区分18が針2のヘッド(フック)を空間24に受容する。その際、編目55は針幹に位置し、舌14は開放されている。編製品3、針2、プレート9の適宜な相対運動によって編目55は編目保持体区分18に引渡される。これは例えば針2がプレート保持体区分6と一緒に、ひいてはプレート9と一緒に針長手方向に動かされることで行うことができる。図4ではこの運動は鉛直方向で下へ向かう運動である。これにより編目55は図5に示したように舌14を閉じ、舌14は空間24を貫くフックの先端に当接する。したがって端部25,26は図4aと図5dとに示されているようにいまや閉じられた針2の糸室に係合する。外側面32,33相互の間隔は針2の針幹2の幅よりもわずかである。したがって端部25,26は針を側方へ突出することはない。したがって編目55は端部25,26に当たることなく編目保持体区分18の上へ滑動することができる。これは特に脚部22,23のわずかな厚さ並びに脚部22,23の外側面32,33の丸味付けされた、移行部のない、段部を持たない構成のために可能になる。
【0033】
編目55が針2のヘッドを越えて編目保持体区分18に引渡されると、図6に示された状態が達成される。これで編目55は編目保持室65へ侵入したことになる。次いで閉鎖プレート57が長手方向11へ、閉鎖プレート57の突起63が空間24へ侵入し、編目保持室65を閉鎖するように動かされる。これが済むと、針2のフックが空間24から引出される。これはプレート9と針2とが図6においてまず、わずかに鉛直方向に調節され、個所27がフック内室から舌14の範囲に達することで行われる。この結果、当初針1,2にあった編製品のすべての編目は閉鎖装置4のプレート9と対応プレート13に引渡される。この状態でリング状に張設されたプレート保持体区分は適当な個所へ移動させられ、そのあとでプレート保持体区分7は図2に矢印67で示したように1つの軸線を中心として、プレート保持体区分6に重ね合わせられるように旋回させられる。その際、旋回軸線に関し向き合った対応プレート13とプレート9は互いに当接し、最終的には図7に示されているようなプレート−対応プレート対が形成される。この場合、脚部42,43の端部によって形成された縁部51はプレート9の受容ホッパ28に当接する。この際、正確な侵入深さは下位の問題である。対応プレートが製作誤差に基づき又は動的な偏差に基づき縁部51でいくらか深すぎた状態で受容ホッパ内へ進入させられると、プレート9を損傷することなく脚部22,23はばね弾性的に退避することになる。
【0034】
すべての対応プレート13がその縁部51で向き合ったプレート9のそれぞれ配属された受容ホッパ28に位置せしめられると、閉鎖プレート57,58が図7に示されているように編目保持体区分18,41から遠ざけられ、編目受容室65,66が開放される。編製品3と閉鎖装置4との間、特にプレート9と対応プレート13との間の相対運動によって編目55は編目保持体区分18から編目保持体区分41へ滑動する。これは編製品の運動によってもプレート9と対応プレート13の共通の運動によっても行うことができる。編目55が対応プレート13に移されると、編目保持室66が閉鎖プレート58の適当な運動によって再び閉じられる。編製品3の、互いに向き合った編目55,56はいまやそれぞれ対を成して対応プレート13並びにそれぞれ所属の閉鎖プレート58の編目保持室66に保持される。この編目55,56は次いで、図2に概略的に示したように、縫合装置の編目受容フィンガ68によって受取られる。その際編目受容フィンガ68は図9に示した対応プレート13の溝52に係合する。編目55,56によって形成された編目対は編目室66を開いたあとで取出されかつ縫合される。
【0035】
図3には閉鎖装置4から、端部側の閉じられた編製品3の取外しが示されている。これは例えば保持管69で編製品が吸出されることで行われる。この保持管69の外面の上に編製品は編製品の製造に際してぴんと張った状態に保たれる。
【0036】
筒状の編製品を一端にて、例えば靴下又はソックスを製造するために閉鎖をするためには、プレート9と対応プレート13とを有する閉鎖装置4が設けられている。このプレート9と対応プレート13はそれぞれ編目保持体区分18,41を有し、該編目保持体区分18,41の端部は互いに相補的に構成されかつ互いに形状接続的に係合することができる。この場合、プレート9は受容する端部を有し、対応プレート13は侵入する端部を有している。受容する端部は2つの脚部22,23によって形成された受容ホッパ28によって形成されている。脚部22,23はばね弾性的に互いに押し拡げることができる。これは侵入する対応プレート13がプレート9に向かう方向で大きく動かされすぎたとしても、侵入する対応プレート13がプレート9に損傷を発生させないという利点を有している。さらに、プレート空間への針の侵入運動に際してかつ針とプレートとの間の相対運動に際して損傷がほぼ完全に回避されるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筒状の編製品、例えば靴下製品のための丸編機と靴下の向き合った編成部分を合わせるための閉鎖装置とを示した概略図。
【図2】閉鎖装置と合わされた靴下とを、縫合装置に靴下が引渡される前の状態で示した図。
【図3】機械から取外される場合の閉じられた靴下を示した図。
【図4】編目を引渡す前の針とプレートとを側面から示した図。
【図4a】前記針とプレートとを矢印21の方向から見て拡大して示した図。
【図5】編目引渡し中の図4のプレートと針を側面から示した図。
【図5a】前記プレートと針とを平面図で拡大して示した図。
【図6】編目引渡し後の図4の針とプレートを閉鎖プレートと共に示した図。
【図7】図4から6までのプレートと所属の、前記プレートに向かって旋回させられた対応プレートとを係合状態で示した側面図。
【図8】図7に示されたプレートと対応プレートを係合状態で示した平面図。
【図9】プレートと対応プレートと閉鎖プレートとを対応プレートに編目を引渡した後の状態で示した側面図。
【符号の説明】
1,2 針、 3 編製品、 4 閉鎖装置、 5 プレート保持体、 6,7 プレート保持体区分、 8 案内通路、 9 プレート、 11 長手方向軸線、 12 案内通路、 13 対応プレート、 14 舌、 15 基体区分、 16,17 バット、 18 編目保持体区分、 19,20 縁部、 21 矢印、 22,23 脚部、 24 空間、 25,26 端部、 27個所、 28 受容ホッパ、 29,31 側面、 32,33 側面、 35 基体区分、 36,37 縁部、 38,39 バット、 40 長手方向、 41 編目保持体区分、 42,43 脚部、 44 個所、 45 空間、 46,47 端部、 48 接触領域、 49,50、 側面、 51 縁部、 52 長手方向溝、 53,54 溝壁、 55,56 編目、 57,58 閉鎖プレート、 59,60 バット、 61,62 基体区分、 63,64 突起、 65,66 編目保持室、 67 矢印、 68 編目受容フィンガ、 69 保持管

Claims (18)

  1. 筒状の編製品(3)を閉じる閉鎖装置(4)であって、編針(1、2)から編目(55)を受け取るプレート(9)と対応プレート(13)とを有し、前記プレート(9)と前記対応プレート(13)とがそれぞれ半円形に湾曲させられかつ互いに相対的に旋回可能であるプレート保持体区分(6)と対応プレート保持体区分(7)とに取付けられ、前記プレート(9)が、プレート保持体(6)の案内通路(8)にて前記プレート(9)を長手方向に移動可能に案内するために構成されかつ制御された長手方向の運動を前記プレート(9)に与えるために役立つ少なくとも1つのバット(17)を有する基体区分(15)と、前記基体区分(15)に構成されかつ該基体区分(15)から遠ざかって延びる編目保持体区分(18)とを有し、該編目保持体区分(18)が互いに間隔をおいた2つの弾性的な脚部(22,23)を有し、該脚部(22,23)が、その端部(25,26)の近くの1個所(27)にて互いに近接させられるか又は接触させられるように、互いに向き合って湾曲させられており、前記脚部(22,23)の前記両端部(25,26)が前記個所(27)を起点として互いに拡開し、双方で受容ホッパ(28)を形成しており、前記対応プレート(13)が、対応プレート保持体(7)の案内通路(12)にて対応プレート(13)を長手方向に移動可能に案内するために構成されかつ対応プレート(13)を制御して長手方向に移動させるために用いられる少なくとも1つのバット(38)を有する基体区分(35)と、前記基体区分(35)に構成されかつ該基体区分から遠ざかって延びる、編目(56)を受容するために構成された編目保持体区分(41)とを有しており、この場合、前記編目保持体区分(41)が互いに間隔をおいて配置された2つの脚部(42,43)を有し、該脚部(42,43)がその端部(46,47)にて互いに向き合って湾曲させられ、一個所(48)にて互いに接近させられるか又は接触させられており、前記脚部(42,43)が前記個所(48)にて、前記プレート(9)の受容ホッパ(28)に適合する縁部(51)を成すように接合されていることを特徴とする、筒状の編製品(3)を閉鎖するための閉鎖装置(4)。
  2. 前記脚部(22,23)が前記個所(27)にて互いに弾性的に接触している、請求項1記載の閉鎖装置
  3. 前記脚部(22,23)がプロードのかけられた状態で互いに接触させられている、請求項1記載の閉鎖装置
  4. 前記受容ホッパ(28)が20°と40°との間の開き角を規定している、請求項1記載の閉鎖装置
  5. 前記受容ホッパ(28)が30°の開き角を有している、請求項1記載の閉鎖装置
  6. 前記脚部(22,23)が前記基体区分(15)の厚さのよりもわずかな厚さを有している、請求項1記載の閉鎖装置
  7. 前記脚部(22,23)と前記基体区分(15)とが互いに一体に構成されている、請求項1記載の閉鎖装置
  8. 前記編目保持体区分(18)が前記基体区分(15)に対し横方向に向けられている、請求項1記載の閉鎖装置
  9. 前記編目保持体区分(18)と前記基体区分(15)とが相互に直角を成している、請求項1記載の閉鎖装置
  10. 前記編目保持体区分(18)が編目を受容するために構成されている、請求項1記載の閉鎖装置
  11. 前記編目保持体区分(18)にて前記脚部(22,23)の間に空間(24)が形成されており、この空間(24)が針のヘッドを受容するためにも閉鎖プレート区分を受容するためにも構成されている、請求項1記載の閉鎖装置
  12. 前記編目保持体区分(41)にて前記脚部(42,43)の間に空間(45)が構成されており、この空間(45)が針のヘッドを受容するためにも、閉鎖プレート(58)の区分を受容するためにも構成されている、請求項記載の対応閉鎖装置
  13. 前記脚部(42,43)が前記個所(48)にて弾性的に相互に接触させられている、請求項記載の対応閉鎖装置
  14. 前記脚部(42,43)がプレロードがかけられて相互に接触させられている、請求項記載の閉鎖装置
  15. 前記編目保持体区分(41)が前記基体区分(35)に対し横方向に向けられている、請求項記載の閉鎖装置
  16. 前記編目保持体区分(41)と前記基体区分(35)とが互いに直角を成している、請求項記載の閉鎖装置
  17. 前記編目保持体区分(41)が、前記基体区分(35)とは反対側に溝(52)を有している、請求項記載の閉鎖装置
  18. 前記溝(52)が拡開する溝壁(53,54)を有している、請求項17記載の閉鎖装置
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