JP3702469B2 - 信号処理装置およびカラーテレビカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カラーテレビカメラに関し、特に、手振れ補正を可能にすると共に、ワイドモニターによるモニタリングの可能なカラーテレビカメラを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、NTSC方式用のカラーテレビカメラにおける手振れ補正方法として種々の方法が考えられているが、例えば、垂直方向の手振れを補正する方法として、手振れ情報に応じてCCDの垂直方向の読み出し位置を変える方法がある。この場合には、当然、NTSC方式よりも有効水平走査線数の多いCCDを用いる必要があり、このようなCCDとして、例えば、PAL方式用のCCDを用いることが可能であるが、このときには、PAL方式用CCDの有効走査線数は、NTSC方式のものよりも88本多いので、画面の上下に44本づつの補正範囲を設けることができる。
【0003】
そして、このようなPAL方式用CCDからの画像信号をモニターすると、625ラインから525ラインだけを読み出すから、画面上では縦方向だけがほぼ6/5倍になった縦長の画像となる。
【0004】
そして、このようなCCDからの画像信号をワイドモニターへ供給して正しい画像を映出することを図る。この場合、通常のNTSC画像をワイドモニター上で正しく映出するためには、ワイドモニターへの入力画像信号は、その水平方向が縦方向に対して3/4の比率となっていることが必要であるから、前記のPAL方式用CCDからの画像信号に対してこの比率を満足させるためには、次の式
(5/6)・P=3/4
から得られるPの値、即ち、9/10だけ水平方向を圧縮すればよい。
【0005】
ところで、最近のテレビジョン機器においては、 半導体技術の発達により、民生用機器或るいはプロ用機器を問わず、広くデジタル回路化が進められるようになってきているが、特に、このようなデジタル化を推進する上で、業界全体の研究開発の効率、及び機器の互換性の向上等を図るべく、テレビジョン信号の符号化方式として種々の統一規格案が提案されており、例えば、コンポーネント信号の符号化方式として、CCIRから、いわゆる4:2:2符号化方式が勧告されており、この方式に基づいた放送局向けデジタルVTRが生産されている。
【0006】
また、このような符号化方式の外に、野外ロケーション、ENG等で使用する小型機材に適し、かつ、4:2:2符号化方式との間で相互変換を容易に行えるような低ビットレート符号化方式として、4:1:1符号化方式等が検討されている。
【0007】
そこで、カラーテレビカメラの構成を手振れ補正可能なものとする場合においても、内部の信号処理回路の構成を、上記の符号化方式と整合しうるようなデジタル回路とすることが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上に述べたテレビジョン機器のデジタル化の動きを踏まえ、内部回路のデジタル化を図った手振れ補正の可能なカラーテレビカメラを提供するものであって、その処理される信号形態として、前述の4:2:2符号化方式を満足する符号化カラー画像信号の一形態を提案すると共に、この符号化カラー画像信号のサンプルレートを変換できる回路を提供するものである。
【0009】
そして、このサンプルレート変換機能によって、該信号を4:1:1符号化方式の信号へ変換する、或るいは、前述の水平方向の画像圧縮を行う等の操作を可能とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の信号処理装置およびカラーテレビカメラは、PAL方式撮像手段と、上記撮像手段の出力信号から4:2:2符号化方式による符号化カラー画像信号を生成するデジタル信号処理手段と、上記符号化カラー画像信号の輝度信号に対する間引き処理の前に、上記間引き処理による上記輝度信号の急激な変化を抑えるために補間を行うものであって、上記補間の係数は上記輝度信号の符号化データ系列に対する一定データ周期毎に補間出力が直前のサンプル補間出力と等しくなるようにサンプル毎に変更される輝度信号補間手段と、上記補間出力である輝度信号の符号化データ系列に対して上記一定データ周期毎に間引き処理を施す輝度信号間引き手段と、上記符号化カラー画像信号を構成する色差信号の符号化データ系列に対して補間を行うことなく4:1:1符号化方式に変換するものであって、上記一定データ周期毎に間引き処理を施す色差信号間引き手段と、上記間引き処理された輝度信号および上記間引き処理された色差信号を上記間引き処理された期間だけ書き込みを禁止しながらそれぞれ記憶する記憶手段とを備えたものである。
【0011】
この他に、水平方向の圧縮率を示す情報信号を垂直帰線期間に挿入する回路、及び前記信号処理回路の出力を記録する装置を備えるようにしてもよい。
【0012】
【作用】
本発明のカラーテレビカメラは、NTSC方式よりも走査線数の多い撮像素子からNTSC方式用の撮像出力を取り出すため、手振れに応じて撮像素子の読み出し位置を変えることにより手振れ補正が可能であり、また、内部のデジタル処理回路において符号化カラー画像信号のサンプルレートを9/10に変換することによって画像の水平方向を圧縮し、ワイドモニターで正しい画像をモニタリングすることができる。
【0013】
更に、上記のようにサンプルレートを変換したときには、その水平方向の圧縮率を示す情報を垂直帰線期間に挿入しておけば、ワイドモニター側においてこの情報の有無を判別することにより、映出モードの自動切り換えができる。
勿論、このようなカラーテレビの構成は、記録装置を備えたカメラ一体形VTRにも直ちに適用できる。
【0014】
【実施例】
まず、本発明のカラーテレビカメラにおける符号化カラー画像信号の処理について図面を参照しながら詳細に説明する。
最初に、4:2:2符号化方式について簡単に説明すると、これは、カラーテレビジョン信号を構成するY信号及びB−Y信号、R−Y信号から成るコンポーネント信号をサンプリングする場合のサンプリング周波数を、それぞれ4対2対2の比率に定めたものである。
【0015】
そこで、本発明のカラーテレビカメラでは、その内部回路のデジタル化において、処理される符号化カラー画像信号の形態として、前述の4:2:2符号化方式を満たす図2の(2)と(3)とによって構成されるコンポーネント信号形態を採用することとする。ここで、図2の(1)は、符号化Y信号(2)のサンプリング周期に対応したクロック信号を示し、通常、その周期は水平周期の910分の1である。また、(3)は符号化された色差信号を示し、図において、アルファベットのBはB−Y信号の符号化信号であることを表し、RはR−Y信号の符号化信号であることを表す。
【0016】
上記のように信号(2)と(3)とからコンポーネント形態の符号化カラー画像信号を構成すれば、図から明らかなように、Y信号のサンプリング周期に対して、B−Y信号及びR−Y信号のサンプリング周期が2倍になっており前述の4:2:2符号化方式の条件を満足するものである。
【0017】
そして、この本発明の提案による符号化色差信号(3)の形態においては、B−Y信号とR−Y信号が点順次形式で同一の信号路で伝送されるから、伝送路上で両信号に対して同一の処理を施す場合には、1つの処理回路によって両信号に対する処理が可能となり、また、符号コンポーネント信号の伝送に際しては、伝送チャンネルがY用とC用との2チャンネルのみで済み、回路構成の大幅な節減が期待できる。
【0018】
次に、以上のような符号化カラー画像信号に対してサンプルレート変換を施すことにより4:1:1符号化方式の符号化カラー画像信号を導出し、この導出された信号を次段のY信号用メモリー、及び色差信号用メモリーへ記憶する場合の処理回路について説明する。
【0019】
この場合の符号化色差信号(3)を処理するための回路構成、及び符号化Y信号(2)を処理するための回路構成を、それぞれ図1、及び図3に示す。また、図1、及び図3の回路における各信号ラインに現れる信号は図2に示すとおりであり、図2の括弧付きの数字で表された信号が、図1及び図3の各信号ラインの括弧付きの数字の信号に対応している。なお、図1、及び図3におけるDフリップフロップ及びP/S変換器は、いずれも図2のクロック信号(1)が入力されるものであるが、図1及び図3においては、クロック信号入力ラインは全て省略されている。
【0020】
最初に、符号化色差信号(3)の処理について説明すると、符号化色差信号(3)は、まず、イネーブル入力端子付きの2つのDフリップフロップENDFF11及び12へ供給される。
【0021】
また、ENDFF11へは、図2の(4)に示されるイネーブル信号ENが図1に示されるように2個の反転器を介して供給される。ここで、ENDFF11は、イネーブル信号がハイの状態においてクロック信号の立ち上がり時点で、その直前に入力されている入力データを出力するように動作するが、上記のイネーブル信号ENは、その立ち上がり及び立ち下がりのタイミングが、図2に示されるようにクロック信号の立ち上がりのタイミングよりわずかに遅れているため、ENDFF11の出力側には、図2の(7)に示されるような符号化B−Y信号が現れる。
【0022】
一方、ENDFF12へは、イネーブル信号ENを極性反転した信号(図2の(5))が供給されるため、その出力側には、図2の(6)に示される符号化R−Y信号が現れる。
【0023】
次に、符号化B−Y信号(7)をDフリップフロップ13を通すことにより1クロック分だけ遅延させて符号化R−Y信号(6)とタイミングの合った遅延B−Y信号(8)を導出し、これらの遅延B−Y信号(8)及び符号化R−Y信号(6)の各bitを分配してP/S変換器14〜17へ入力する。
【0024】
ここで、それぞれ8bitで構成される遅延B−Y信号(8)及び符号化R−Y信号(6)の各bitを、低位のbitから順番におのおのb1、b2、・・・、b8、及びr1、r2、・・・、r8で表すと、各P/S変換器14〜17へは、図に示されているように各bitが分配されて入力される。
次に、上記各P/S変換器の動作を説明する。
【0025】
各P/S変換器のロード信号入力端子には、クロック4周期分の周期を有し、かつ、信号の立ち上がり及び立ち下がりのタイミングが、クロック信号の立ち上がりのタイミングよりもわずかに遅れている図2の(9)に示されるようなロード信号LDが入力されており、また、各P/S変換器は、供給されるロード信号がローの状態においてクロック信号の立ち上がり時点で、その直前に入力されている各入力bitを全て取り込むと共に、クロック信号が入力される毎に、図のP/S変換器の出力側に近い入力bitから順番に出力するように動作するので、結局、符号化B−Y信号及び符号化R−Y信号は、各P/S変換器の動作によってサンプルレートが1/2に変換されることになり、メモリー18へは、図2の(10)に示されるように、もとの符号化色差信号(3)を構成する符号化B−Y信号及び符号化R−Y信号のうち、1つおきの各符号化信号をupper4bitとlower4bitに分割して直列としたP/S変換出力が順番に記憶されることになる。なお、図2のP/S変換出力(10)の各符号化色差信号の下に付されているアルファベットのU、或るいはLは、該符号化色差信号がupper4bit、或るいはlower4bitであることを表す。
【0026】
また、Y信号の処理については、図3に示すように、符号化Y信号(2)を遅延回路32により3クロック分遅延させて、図2に示されるようにP/S変換出力(10)とタイミングの合った遅延Y信号(11)を導出し、この信号をY信号用の8bit入力のメモリー33へ記憶するようにする。
【0027】
ここで、図2のP/S変換出力(10)と遅延Y信号(11)とを比較すれば明らかなように、P/S変換出力(10)と遅延Y信号(11)とで4:1:1符号化方式のカラー画像信号が構成される。
【0028】
なお、図1では、P/S変換出力(10)を記憶するメモリーとして4bit入力のメモリーを用いているが、これに代え8bit入力のメモリーを用いる場合には、同様の方法により図2の(12)に示すような8bitのP/S変換出力を導出してメモリーへ記憶すればよい。
【0029】
以上に説明した回路は、符号化色差信号のサンプルレートを単に1/2にすることにより符号化カラー画像信号を4:1:1符号化方式へ変換するものであるが、次に、このように4:1:1符号化方式へ変換された符号化カラー画像信号のサンプルレートを、更に、9/10に変更できる信号処理回路について、図4を参照しながら説明する。
【0030】
図4において、(13)に示されるように符号化カラー画像信号の10サンプルにつき1回ハイとなる間引信号を導入する。そして、この間引信号(13)によって、符号化Y信号(2)に対しては、その信号列Y0、Y1、Y2、・・・におけるY2、Y12、・・・を間引くことによりサンプルレートを変更する。
【0031】
また、符号化色差信号(3)に対しては、上記の間引信号(13)と図1で用いたイネーブル信号(5)とから(14)で示されるイネーブル信号EN1を形成する。そして、このイネーブル信号(14)を更に反転した信号を図1のENDFF11へ供給することにより、その出力側に、図4の(15)に示されるようにB1、B6、・・・が間引かれた符号化B−Y信号を得る。
【0032】
符号化R−Y信号については、上記のイネーブル信号(14)を1クロック分遅延した図4の(17)の信号を更に反転した信号を、図1のENDFF12へ供給することにより、その出力側に、図4の(18)に示されるようにR1、R6、・・・が間引かれた符号化R−Y信号を得る。
【0033】
そして、これらの符号化色差信号(15)及び(18)を、図1の13〜17の回路構成においてロード信号(9)を用いて処理すれば、図4の(19)に示されるようなP/S変換出力が得られる。
【0034】
ところで、このようにして得られたP/S変換出力(19)のサンプリング位置を示す番号は、図に示されるとおり、
0、2、4、5、8、・・・・
であるから、サンプリング間隔は、
2、2、1、3、・・・・
となり、サンプリング間隔のバラツキが大きくなるという欠点があり、望ましい間引き方法と言うことはできない。
【0035】
また、Y信号について見ても、前述のように間引信号(13)によってY2、Y12、・・・を間引く場合、その具体的方法として間引信号(13)のハイ区間で前の区間のY信号データをホールドさせるようにする場合には、このホールド出力を更に2クロック分遅延させて上記のP/S変換出力(19)とタイミングを合わせると、図4の(20)に示されるような符号化Y信号が得られる。
【0036】
そして、この符号化Y信号(20)をY信号用のメモリーへ記憶する場合には、前述のホールド動作が行われた区間において、その前の区間の書込アドレスをホールドする(具体的にはY信号用のアドレスカウンターを一時停止する)ことが必要となり、このためには、図4の(21)に示されるようなY書込アドレス制御信号を用いることが必要である。
【0037】
即ち、図4に説明したサンプルレート変更方法では、導出されたP/S変換出力(19)は書込アドレスが常に逐次更新されてメモリーへ記憶されるのに対して、間引かれたY信号(20)をメモリーへ記憶する動作においては、間欠的に書込アドレスの更新が停止されるから、両信号の記憶に際して、同一の書込アドレスを使用できないという難点が生じる。
【0038】
そこで、以上に述べた問題点を解消できる第2のサンプルレート変更方法について図5及び図6を参照しながら説明する。
この第2の方法では、図1の回路におけるENDFF11及び12へ供給するイネーブル信号として、間引きを行わない通常の符号化方式変換時と同じイネーブル信号EN(4)を用い、図1の場合と同様に符号化R−Y信号(6)、符号化B−Y信号(7)を導出し、更に遅延B−Y信号(8)を導出する。
【0039】
そして、これらの導出された信号(6)及び(8)を次段の各P/S変換器へ供給するに際し、各P/S変換器、及びその周辺回路を図6のように構成する(なお、この図では、符号化R−Y信号(6)のビット信号r2、r6、及び遅延B−Y信号(8)のビット信号b2、b6が供給されるP/S変換器は省略されている)。
【0040】
この図6に示されるように、第2のサンプルレート変更方法では各P/S変換器として、クロックインヒビト入力端子を有するP/S変換器64〜67を用い、間引信号(13)をクロックインヒビト信号として各P/S変換器へ供給する。また、図6のロード信号生成回路68において、図5の(22)に示されるようなロード信号を生成し、これを各P/S変換器64〜67のロード信号入力端子へ供給する。 これらのロード信号(22)、及び間引信号(13)によりインヒビトされるクロック信号によって各P/S変換器64〜67を動作せしめることにより、図5の(23)に示すような間引きされた符号化色差信号を得、これを、メモリー18へ記憶するようにする。
【0041】
なお、ロード信号(22)の波形中に記されている数字は、図6のロード信号生成回路68内に設けられている4進カウンタ69のカウント出力である。そして、この図から分かるように、10クロックにつき1パルスを発生する間引信号(13)の反転パルスがトルクイネーブル信号TEとして4進カウンタ69へ入力されているので、このパルスが入力される毎に該カウンタのカウント動作が停止される。これにより、この停止動作に対応して符号化R−Y信号及び遅延B−Y信号の各bitを各P/S変換器64〜67にローディングするタイミングが1クロック分づつ遅れてゆくため、9/10の割合の間引きが行われることになり、サンプルレートが9/10に変更される。
【0042】
ここで、ロード信号生成回路68の動作を説明する。
この回路における4進カウンタ69は、基本的には、カウント出力が“3”のときにロード信号LDを生成して、これをカウンタ69のロード信号入力端子へ帰還するものであり、このロード信号存在期間中のクロックの立ち上がり時点でカウンタに“0”がローディングされることにより4進カウント動作が実行される。
【0043】
そして、このカウント動作中にトルクイネーブル信号TEがインアクティブ(ロー)になった場合には、この時のカウント出力が“3”以外の値であれば、“3”デコーダ70の出力とトルクイネーブル信号TEとのアンドゲートにより導出したパルスをロード信号としてカウンタへ帰還し(例えば、トルクイネーブル信号TEがインアクティブとなったときのカウント出力が“2”であった場合の各信号の波形を図7の(a)に示す)、また、トルクイネーブル信号がインアクティブとなった時のカウント出力が“3”であった場合には、“3”デコーダ70の出力とトルクイネーブル信号TEの反転出力とのアンドゲートにより導出したパルスを、更にDフリップフロップ74により1クロック分遅らせた信号をロード信号としてカウンタへ帰還する(図7の(b)参照)ようにしており、これにより、間引信号に対応したカウント値がカウンタ69から得られるようにしている。
【0044】
そして、このカウンタ69のカウント出力から“0”をデコードした出力を反転することにより、目的とする図5の(22)に示されるロード信号を得る。
次に、符号化Y信号の間引きについて説明すると、図5の符号化Y信号(24)に示されるように、Y0、Y10、Y20・・・に対応する※の区間だけY信号用メモリーへの書込みを禁止すればよく、具体的には、もとのY信号(2)を3クロック分遅延させた信号をメモリーへ書き込むに際し、間引信号(13)を1クロック分遅延させた図5の(25)に示されるメモリー書込禁止信号を用いるようにすればよい。
【0045】
以上に説明したような第2のサンプルレート変更方法によれば、図5の間引きされた信号系列(23)及び(24)をそれぞれのメモリーへ記憶する場合には、共通のメモリー書込禁止信号(25)を用いて、符号化Y信号(24)の間引きされた※区間、及び符号化色差信号(23)のホールドされた区間(B4のupper4bit、B9のlower4bit、・・・等)においてそれぞれのメモリーへの記憶動作を禁止すると共に、これらの区間において記憶アドレスカウンタを停止させればよく、各メモリーの記憶アドレス、及び書込禁止信号として共通のものを使用することができる。
【0046】
更に、符号化色差信号(23)のサンプリング位置は、図に示されるとおり、
0、2、4、7、9、・・・
であるから、これらのサンプリング間隔は、
2、2、3、2、・・・
となり、図4で説明した間引き方法の場合のようにサンプリング間隔のバラツキが大きくならない。
【0047】
なお、Y信号を間引いてメモリーへ記憶する場合、実際には、間引きによるデータ系列の急激な変化を抑えるために、メモリーへ記憶する前に、例えば、次の出力が得られるような補間フィルターを設けるのが望ましい。
N ’=K・YN +(1−K)YN-1
ここで、Kは、10データ周期の値として、例えば図8のように設定する。この図では、フィルター出力Y0 ’の値がY9 ’の値と等しくなるようにフィルターの係数を選んでおり、フィルターの出力側から得られるデータ系列からY0 ’を間引いてメモリーへ記憶すればよい。
【0048】
また、補間フィルターの具体的構成は、例えば、図9のようにすればよい。
この図において、共通のアドレス信号を用いて2個のROMからそれぞれ係数K及び(K−1)を読み出し、これらを2進数乗算器91、92においてYN 及びYN-1 と乗算した後、加算器93において加算することによりスムージングされたデータ系列YN ’を得る。
【0049】
最後に、本発明によるカメラ一体形VTRの全体のブロック図を図10に示す。以下に、これについて説明する。
1109125183770_0
図10において、PALのCCD撮像素子100からの撮像出力を次段のカメラデジタル信号処理回路101へ供給して種々の信号処理を施し、4:2:2符号化方式を満足する図5の符号化Y信号(2)及び符号化色差信号(3)を導出する。そして、符号化Y信号(2)を9/10モード補間フィルター102へ、符号化色差信号(3)をサンプルレート変更回路103へ、それぞれ供給する。
【0050】
ここで、図に示されるシステム全体は、システムコントローラ108によって制御され、例えば、単に、4:2:2符号化方式から4:1:1符号化方式へ変換するだけのときは、図2に示されているイネーブル信号及びロード信号等をタイミング信号発生回路106からサンプルレート変更回路へ供給して図2のP/S変換出力(10)を導出すると共に、図10には示されていないが符号化Y信号(2)については9/10モード補間フィルター102をバイパスさせて3クロック周期遅延させ、図2の遅延Y信号(11)を導出する。そして、これらの導出された信号をそのままメモリー33及び18へ記憶し、これらのメモリーから読み出された信号は、ワイドモニターへ供給されたりテープへ記録されることになる。
【0051】
そして、4:1:1符号化方式への変換だけでなくサンプルレートを9/10に変換する操作も行うときは、タイミング信号発生回路106において図5のイネーブル信号、9/10モードロード信号、間引信号、メモリー書込禁止信号等を発生し、これらの信号を9/10モード補間フィルター102、サンプルレート変更回路103、書込アドレスカウンタ107、メモリー33及び18等へ供給して、所望の符号化Y信号及び符号化色差信号を各メモリーへ記憶する。
【0052】
各メモリーの信号を読み出して利用するときは、まずビデオ信号記録処理回路109において、システムコントローラ108からのワイドID信号が垂直プランキング期間に挿入され、その後、記録アンプを経てテープに記録するか、或るいは、ワイドモニターへ供給してモニタリングに供される。ワイドモニターでは、入力されるカラーテレビジョン信号にワイドIDが含まれているか否かを判別して、その映出モードを自動的に切り換えることができる。
【0053】
なお、以上の説明では、カラーテレビカメラ内部におけるサンプルレート変換を中心にして説明したが、本発明において用いているサンプルレート変換の技術は、勿論、カメラに限らず、カラーテレビジョン信号を4:2:2或るいは4:1:1の符号化方式のデジタル信号へ変換してサンプルレートの変換を行うものであれば、デジタルVTR、特殊効果装置等を問わずどのような機器にも適用可能であり、極めて汎用性の高いものである。
【0054】
【発明の効果】
NTSC方式用カラーテレビカメラの撮像素子としてNTSC方式よりも走査線数の多い撮像素子を用いているので、垂直方向の手振れに応じて撮像素子の読み出し位置を変えることにより垂直方向の手振れ補正が可能であり、また、内部のデジタル処理回路において符号化カラー画像信号のサンプルレートを9/10に変換することによって画像の水平方向を圧縮し、ワイドモニターで正しい画像をモニタリングすることができる。更に、サンプルレート変換による画像の水平方向の圧縮率を示す情報を垂直帰線期間に挿入しておくことにより、ワイドモニター側においてこの情報の有無を判別して映出モードの自動切り換えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における符号化方式の変換を行うための色差信号処理回路のブロック図である。
【図2】同ブロック図における信号波形を示す図である。
【図3】本発明における符号化方式の変換を行うためのY信号処理回路のブロック図である。
【図4】サンプルレートを9/10に変換するための第1の実施例における信号波形を示す図である。
【図5】サンプルレートを9/10に変換するための第2の実施例における信号波形を示す図である。
【図6】同第2の実施例における色差信号処理のための部分回路である。
【図7】同第2の実施例におけるロード信号生成回路内の信号波形図である。
【図8】Y信号用補間フィルターに使用する係数、及び動作を説明する図である。
【図9】Y信号用補間フィルターのブロック図である。
【図10】本発明によるカラーテレビカメラの全体の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11、12…イネーブル入力端子付Dフリップフロップ、 14〜16、64〜67…P/S変換器、 18、33…メモリー、 68…ロード信号生成回路、 69…4進カウンタ、 70…“3”デコーダ、
71…“0”デコーダ、 91、92…乗算器、 93…加算器、
100…PAL方式用CCD撮像素子、 101…カメラデジタル信号処理系、 102…9/10モード補間フィルター、 103…サンプルレート変更回路、 106…タイミング信号発生回路、 107…書込アドレスカウンタ、 108…システムコントローラ、 109…ビデオ信号記録処理回路、

Claims (3)

  1. PAL方式撮像手段と、
    上記撮像手段の出力信号から4:2:2符号化方式による符号化カラー画像信号を生成するデジタル信号処理手段と、
    上記符号化カラー画像信号の輝度信号に対する間引き処理の前に、上記間引き処理による上記輝度信号の急激な変化を抑えるために補間を行うものであって、上記補間の係数は上記輝度信号の符号化データ系列に対する一定データ周期毎に補間出力が直前のサンプル補間出力と等しくなるようにサンプル毎に変更される輝度信号補間手段と、
    上記補間出力である輝度信号の符号化データ系列に対して上記一定データ周期毎に間引き処理を施す輝度信号間引き手段と、
    上記符号化カラー画像信号を構成する色差信号の符号化データ系列に対して補間を行うことなく4:1:1符号化方式に変換するものであって、上記一定データ周期毎に間引き処理を施す色差信号間引き手段と、
    上記間引き処理された輝度信号および上記間引き処理された色差信号を上記間引き処理された期間だけ書き込みを禁止しながらそれぞれ記憶する記憶手段と
    を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  2. PAL方式撮像手段と、
    上記撮像手段の出力信号から4:2:2符号化方式による符号化カラー画像信号を生成するデジタル信号処理手段と、
    上記符号化カラー画像信号の輝度信号に対する間引き処理の前に、上記間引き処理による上記輝度信号の急激な変化を抑えるために補間を行うものであって、上記補間の係数は上記輝度信号の符号化データ系列に対する一定データ周期毎に補間出力が直前のサンプル補間出力と等しくなるようにサンプル毎に変更される輝度信号補間手段と、
    上記補間出力である輝度信号の符号化データ系列に対して上記一定データ周期毎に間引き処理を施す輝度信号間引き手段と、
    上記符号化カラー画像信号を構成する色差信号の符号化データ系列に対して補間を行うことなく4:1:1符号化方式に変換するものであって、上記一定データ周期毎に間引き処理を施す色差信号間引き手段と、
    上記間引き処理された輝度信号および上記間引き処理された色差信号を上記間引き処理された期間だけ書き込みを禁止しながらそれぞれ記憶する記憶手段と
    を備えたことを特徴とするカラーテレビカメラ。
  3. 請求項1に記載の信号処理装置又は請求項2に記載のカラーテレビカメラにおいて、
    上記間引き処理による水平方向の圧縮率が9/10であることを特徴とする信号処理装置。
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