JP3702268B2 - 情報検索システム、情報検索方法およびプログラム - Google Patents

情報検索システム、情報検索方法およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はクライアント端末からの検索要求に応じて、データベースに蓄積された文書情報群を検索する情報検索システム、情報検索方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータネットワーク上に分散された複数のデータベースそれぞれに蓄積されている種々の情報を横断的に検索したいというニーズが高まっている。
【0003】
この場合、複数のデータベースをいかに高速に検索できるようにするかが重要となる。そのため、最近では、実際のデータを保存するデータベースとは別に検索用インデックスを検索用サーバ内に索引情報として用意し、その索引情報を用いて検索要求に合致する文書情報の一覧を、検索用サーバから要求元のユーザに検索結果一覧として呈示するというアプローチが一般的になってきている。
【0004】
索引情報を用いることにより、ネットワークを介して個々のデータベースに問い合わせを行なうことなく、検索結果一覧をユーザに即座に呈示することが可能となる。
【0005】
また、各地域に分散して存在しているデータベースを高速に検索するための技術としては、例えば、分散型の多次元データベース群から高速にデータを参照するための分散型データベースアクセスシステムも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−108899号公報(第4−6頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近では、セキュリティの向上を図るために、データベースそれぞれにアクセス権を設定し、データベースや文書情報毎にそれを閲覧可能なユーザを制限するというアクセス権制御が導入され始めている。
【0008】
この場合、検索結果一覧を要求元のユーザに呈示する従来の検索システムにおいては、各データベースのアクセス権制御情報を何等考慮せずに検索結果一覧を作成しているので、ユーザがデータベースをアクセスしても実際には閲覧する事が出来ない文書情報等が、検索結果としてユーザに呈示されてしまうという問題が生じる。
【0009】
これに対する解決手段としては、
1)検索用インデックスにアクセス制御情報を持たせる
2)個々のデータベースにアクセス可否を問い合わせる
という方法が考えられる。
【0010】
このうち、1)の方法は、検索用インデックスを管理する情報が膨大になることと、データベース内のアクセス権に対する情報が変更されるたびに、検索用インデックスを含む全データの更新が必要となる場合があり、管理上の効率が悪くなる。
【0011】
2)の方法では、データベースへのアクセス可否の問い合わせのために、検索結果一覧の作成に要する時間が増大するという問題がある。特に、例えば「検索要求に合致する最初の10件」を示す検索結果一覧をまずユーザに呈示し、ユーザによって次の検索結果一覧が要求された時に「検索要求に合致する次の10件」を示す検索結果一覧をユーザに呈示するようなシステムにおいては、「検索要求に合致する次の10件」の検索に要する時間が大幅に増大する危険がある。
【0012】
すなわち、このようなシステムにおいては、通常、検索要求に合致する文書を類似度順に並べた文書候補一覧の中から、ユーザに呈示すべき検索結果一覧が作成される。この場合、通常は、文書候補一覧の中の何件目までの文書をユーザに呈示したかだけを管理しておけば良く、これにより「検索要求に合致する次の10件」として呈示すべき先頭文書が文書候補一覧の中の何件目の文書であるかを判別することができる。
【0013】
しかし、データベースに対するアクセス権を考慮すると、文書候補一覧の中にはユーザに検索結果候補として呈示するこが出来ない文書も含まれることになるので、ユーザに最初に呈示した10件目の文書が、文書候補一覧の中の10件目の文書であるとは限らなくなる。
【0014】
よって、「検索要求に合致する次の10件」に対応する検索結果一覧を作成する場合においても、文書候補一覧の中の先頭文書から順次アクセス権の確認を行わなければならない。これは、文書候補一覧の中の先頭からユーザが閲覧可能な20件分の文書を選定し、そしてその20件分の文書の中の11件目から20件目まで文書を抽出するという処理が必要となるためである。
【0015】
このように、データベースに対するアクセス権を考慮した検索を行なう場合には、従来の方式では検索速度が大幅に低下するという問題が生じる。
【0016】
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、データベースのアクセス権を考慮した検索を、効率よく実行することが可能な情報検索システム、情報検索方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明は、クライアント端末からの検索要求に応じて、データベースに蓄積された文書情報群を検索する情報検索システムにおいて、前記文書情報群それぞれを検索するための索引情報を保持する手段と、前記クライアント端末のユーザを認証する手段と、前記索引情報を参照して、前記検索要求に合致する文書情報の類似度順の並びを示す文書候補一覧を作成する手段と、前記データベースに蓄積された各文書情報に対応するアクセス権制御情報と前記ユーザの認証結果とに基づいて、判別対象の文書情報が前記ユーザが閲覧可能な文書情報であるか否かを判別するためのアクセス可否判別処理を、前記文書候補一覧に含まれる先頭の文書情報から順次実行する第1のアクセス可否判別手段と、前記アクセス可否判別処理によって前記ユーザが閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の数が所定数に達した場合、前記閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の一覧を最初の検索結果一覧として前記クライアント端末に提供する手段と、最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての前記文書候補一覧上の位置に対応する検索ポインタを記憶する手段と、前記ユーザによって次の検索結果一覧の表示が要求された場合、前記記憶されている検索ポインタに基づいて、前記文書候補一覧に含まれる前記最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の次の文書情報から順次前記アクセス可否判別処理を実行する第2のアクセス可否判別手段とを具備することを特徴とする。
【0018】
この情報検索システムにおいては、アクセス権を考慮した検索を行なうために、判別対象の文書情報がユーザが閲覧可能な文書情報であるか否かを判別するためのアクセス可否判別処理を実行するアクセス可否判別手段が設けられている。最初の検索結果候補一覧の呈示の際には、ユーザが閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の数が所定数に達するまで、アクセス可否判別処理が文書候補一覧に含まれる先頭の文書情報から順次実行される。これにより、閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報のみを検索結果一覧としてユーザに呈示する事が可能となる。さらに、最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての文書候補一覧上の位置に対応する検索ポインタが記憶され、次の検索結果一覧の表示が要求された場合には、記憶されている検索ポインタに基づいて、文書候補一覧に含まれる前記最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の次の文書情報から順次アクセス可否判別処理が実行される。このように、ユーザに何件目までの文書情報を呈示したかを示す値ではなく、最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての文書候補一覧上の位置に対応する値を検索ポインタとして保持するという仕組みを利用することにより、既にアクセス可否の判定を行った文書についてはアクセス可否判定処理を省略することが可能となり、データベースのアクセス権を考慮した検索を、効率よく実行することができる。
【0019】
また、前記第1および第2の各アクセス可否判別手段は、前記データベースが、前記データベース全体に対してアクセス権を管理しているデータベース、および前記データベースに蓄積されている文書情報毎にアクセス権を管理しているデータベースのいずれであるかを判別する手段と、前記データベースが前記文書情報毎にアクセス権を管理しているデータベースである場合、前記文書候補一覧に含まれる文書情報毎に前記ユーザが閲覧可能であるかどうかを前記データベースに問い合わせる手段と、前記データベースがそのデータベース全体に対してアクセス権を管理しているデータベースである場合、前記ユーザが前記データベースを閲覧可能かどうかを前記データベースに問い合わせることにより、前記文書候補一覧に含まれる個々の文書情報毎に前記ユーザが閲覧可能であるかどうかを前記データベースに問い合わせる処理を省略する手段とによって構成されている。
【0020】
これにより、データベースのアクセス権制御に関する属性に合ったアクセス可否判定処理を行なうことが可能となり、アクセス可否判定処理に要する時間を短縮することが可能となる。特に、複数のデータベースを横断的に検索するシステムにおいては、個々のデータベースの属性に合ったアクセス可否判定処理を行なうことが出来るので、データベースへの問い合わせを伴うアクセス可否判定処理の効率化を図ることが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る情報検索システム11の構成が示されている。情報検索システム11は、インターネット/イントラネット等のコンピュータネットワーク上に分散して存在する複数のデータベースそれぞれに蓄積された文書情報群を横断的に検索するための検索装置である。この情報検索システム11はコンピュータネットワークに接続されたコンピュータから構成されており、そのコンピュータネットワーク上のクライアント端末18に情報検索サービスを提供する検索用サーバコンピュータとして利用される。
【0022】
ここでは、コンピュータネットワーク上に分散して存在する、互いに種類の異なる複数のデータベースサーバ21〜23にそれぞれ蓄積された情報を検索する場合を想定する。これらデータベースサーバ21〜23の各々は、例えばファイルサーバ、リレーショナルデータベース(RDB)サーバ、電子ファイリングサーバ等から構成されている。データベースサーバ21〜23は、それぞれ各種文書情報をデータベース31〜33として蓄積および管理している。ファイルサーバや電子ファイリングサーバにおいては、文書情報はディレクトリ構造で管理されるが、この様な管理構造も本例ではデータベースと称することとする。
【0023】
データベースサーバ21〜23の各々は、それが保有するデータベース毎にアクセス権制御情報を管理することができる。アクセス権制御情報は、データベース単位またはそのデータベースに保持されている文書情報単位でそれを閲覧可能なユーザを制限するための情報である。アクセス権が設定されたデータベースには、そのデータベースに対応するアクセス権制御情報が保持される。
【0024】
クライアント端末18は例えば通常のパーソナルコンピュータ等から構成されており、ユーザ19による操作に応じて、WEBブラウザ等を介して情報検索システム11に検索要求を送信する。
【0025】
情報検索システム11は、コンピュータネットワークを介してクライアント端末18から送信される検索要求に応じて、データベースサーバ21〜23それぞれのデータベース31〜33に蓄積された文書情報群を検索する。この情報検索システム11は、図示のように、索引情報記憶部12、索引情報管理部13、検索部14、ユーザ認証部15、ユーザ情報記憶部16、およびアクセス制御情報確認部17を備えている。
【0026】
索引情報記憶部12には、検索対象のデータベース31〜33それぞれに蓄積された文書情報群を高速に検索するための索引情報(検索用インデックス)が記憶されている。すなわち、索引情報記憶部12には、図示のように、インデックス記憶部121〜123が設けられており、これらインデックス記憶部121〜123にはデータベース31〜33それぞれに対応する検索用インデックスが記憶されている。検索用インデックスは各文書情報からそれぞれ作成されるものであり、形態素解析等によって得られた全文検索/自然語検索のために必要な単語要素等の情報を文書情報毎に示す。また、この検索用インデックスには、各文書情報が記憶されているデータベースの所在を示すURLや、各文書情報のテキスト文なども含まれている。
【0027】
さらに、索引情報記憶部12においては、インデックス記憶部121〜123にそれぞれ対応して、データベース属性情報記憶部131〜133が設けられている。これらデータベース属性情報記憶部131〜133は、対応するデータベースそれぞれのアクセス権制御情報に関する属性情報が記憶されている。この属性情報は、どのデータベースがどのようなアクセス権の管理を行っているものであるかを判別するために用いられる。
【0028】
索引情報管理部13は索引情報記憶部12に記憶された検索用インデックスを管理する。検索部14は、索引情報記憶部12に記憶された検索用インデックスを索引情報管理部13を通じて参照することにより、検索要求に合致する文書情報候補を検索する処理を実行する。この検索処理はアクセス権を考慮して実行され、検索要求を送信したクライアント端末18のユーザ19が閲覧可能な文書情報のみが検索結果候補としてユーザ19に呈示される。
【0029】
この検索部14には、次検索ポインタを記憶するための次検索ポインタ記憶部141が設けられている。次検索ポインタはアクセス権を考慮した検索を効率よく実行するために用いられるポインタであり、同一のユーザが同一検索式で検索結果一覧の次候補を要求した際に、既にアクセス可否確認済みの最後の文書の次の文書からアクセス可否の確認を開始するために用いられる。この次検索ポインタの詳細は、図4以降で説明する。
【0030】
ユーザ認証部15は、情報検索システム11に予め登録されたログオン可能なユーザそれぞれのユーザ名、パスワード等を示すユーザ情報16を参照して、情報検索システム11に検索要求を送信する各クライアント端末のユーザを認証する。この認証処理は、例えば、クライアント端末19が情報検索システム11にログオンする時などに実行される。
【0031】
アクセス制御情報確認部17は、データベース31〜33に蓄積された各文書情報に対応するアクセス権制御情報とユーザ認証部15による認証結果とに基づいて、判別対象の文書情報がユーザ19が閲覧可能な文書情報であるか否かを判別するためのアクセス可否判別処理を実行する。アクセス権制御情報はデータベース内に保持されているので、アクセス可否判別処理では、該当するデータベースに対するアクセスの可否の問い合わせが行われる。
【0032】
次に、図2を参照して、情報検索システム11によって実行される検索処理の概要について説明する。
【0033】
情報検索システム11、クライアント端末18、データベースサーバ21〜23はそれぞれコンピュータネットワーク100に接続されている。まず、クライアント端末18が情報検索システム11にログインし、そしてクライアント端末18から情報検索システム11に検索要求が送信される。情報検索システム11は、検索用インデックスを参照して、検索要求で指定された条件に合致する文書情報の類似度(スコア)順の並びを示す文書候補一覧を作成する。
【0034】
文書候補一覧は、データベース31〜33それぞれに対応する検索用インデックスを用いて、データベース別に所定数の類似文書を個々に選択し、それら選定された文書群の集合をスコア順にソートすることによって得られる。そして、そのソートされた文書列つまり文書候補一覧の先頭文書から順に、クライアント端末18のユーザ19が閲覧可能であるかどうかを当該文書を記憶しているデーベースサーバに問い合わせる。この問い合わせにより、アクセス可否の判定が行われる。
【0035】
候補文書を10件単位で検索結果一覧としてクライアント端末18に呈示する場合には、ユーザ19が閲覧可能である文書が10件になるまで、上記問い合わせによるアクセス可否の判定が順次実行される。ユーザ19が閲覧可能である文書が10件に達すると、それら文書の一覧を示す検索結果一覧が情報検索システム11からクライアント端末18に提供される。この際、情報検索システム11内では、最後に閲覧可能であると判別された文書が文書候補一覧上の何番目に対応する文書であったかを示すための次検索ポインタが記憶される。
【0036】
もしユーザ19が次の10件の表示を要求した場合には、情報検索システム11は、次の10件分の検索結果一覧を生成するために、次検索ポインタに基づいて、最後に閲覧可能であると判別された文書の次の文書から順に、上記問い合わせによるアクセス可否の判定を順次実行する。
【0037】
図3には、情報検索システム11からクライアント端末18に提供される検索画面の一例が示されている。この検索画面には、図示のように、質問文およびキーワードをそれぞれ入力するための質問文入力フィールド201およびキーワード入力フィールド202と、検索要求を送信するための「検索」ボタン203が定義されている。さらに、検索画面には、次の検索結果一覧の表示を要求するための「次の一覧」ボタン204が用意されている。文書を10件ずつ表示するシステムの場合、「次の一覧」ボタン204が押されると、クライアント端末18のユーザ19が閲覧可能な11件目から20件目までの文書の一覧を示す検索結果一覧が検索画面上に図示のように表示される。
【0038】
検索結果一覧は、検索要求で指定された条件に合致する文書それぞれのタイトルや、その文書内の一部のテキスト等を示す。タイトルには、当該文書が実際に存在するデータベースへのリンク情報が埋め込まれている。ユーザがタイトルをクリックすると、クライアント端末18から当該文書を記憶するデータベースを管理しているデータベースサーバに対して、当該文書の取得要求が送信される。これにより、ユーザは実際の文書情報を閲覧することが出来る。
【0039】
次に、図4を参照して、次検索ポインタについて説明する。
【0040】
図4に示されているように、次検索ポインタの初期値は“1”であり、最初の10件を表示する際には、ソートされた文書列(文書候補一覧)の中の先頭から順次アクセス可否の判定が行われる。ここでは、先頭から2件目、6件目、9件目の文書についてはユーザがアクセス権を持たない場合を想定している。
【0041】
この場合、先頭から13件目の文書の閲覧が可能であることが判定された時点で、10件分の文書が揃う。記憶される次検索ポインタの値は、最後に閲覧が可能であることが判定された文書の位置(=13)+1となる。次の10件が要求された場合には、次検索ポインタで示される14件目の文書から順に、アクセス権の可否の判定が行われる。例えば、16件目、および22件目の文書についてはユーザがアクセス権を持っておらず、25件目の文書の閲覧が可能であることが判定された時点で、ユーザが閲覧可能な10件分の文書が揃ったならば、今度は、記憶される次検索ポインタの値は、最後に閲覧が可能であることが判定された文書の位置(=25)+1となる。
【0042】
このように、ユーザに何件目までの文書情報を呈示したかを示す値ではなく、最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての文書候補一覧上の位置に対応する値を次検索ポインタとして保持するという仕組みを利用することにより、既にアクセス可否の判定を行った文書についてはアクセス可否の判定を省略することが可能となり、データベースのアクセス権を考慮した検索を、効率よく実行することが可能となる。
【0043】
次に、図5および図6を参照して、情報検索システム11によって実行される検索処理について説明する。
【0044】
図5は情報検索システム11によるデータの生成過程を模式的に示しており、また図6は検索処理の手順を示している。以下では、20件単位でクライアント端末18に検索結果一覧を呈示する場合を想定する。
【0045】
情報検索システム11の検索部141は、クライアント端末18から送信される検索要求に対応する検索式を用いてインデックス記憶部121〜123それぞれに記憶された検索用インデックスを検索することにより、クライアント端末18から送信される検索要求で指定された条件に合致する文書を選択する(ステップS101)。この場合、各データベース毎に、検索要求に合致する例えば上位200件分の文書が選択される。一定のスコア以上の文書が200件分存在しないデータベースについては、一定のスコア以上の文書のみが選択される。
【0046】
次に、検索部141は、データベース別に個々に検索された200件の文書をマージし、それをスコア順にソートすることによって、文書候補一覧を作成する(ステップS102)。検索部141は、次検索ポインタ記憶部141から次検索ポインタを取得し(ステップS103)、そしてアクセス制御情報確認部17を用いて、次検索ポインタで指定される文書候補一覧中の文書から順にアクセス可否の判定を行なう(ステップS104)。次検索ポインタの初期値は1であるので、先頭の文書から順に、アクセス可否判定のための問い合わせがアクセス制御情報確認部17によって実行される。
【0047】
アクセス可否判定の結果、ユーザ19が閲覧可能であると判定された文書については、検索部141は、当該文書をユーザに返却すべき文書として確保する(ステップS105)。検索部141は、一つの文書のアクセス可否判定が終了する度に、次検索ポインタの値を+1更新する(ステップS106)。
【0048】
この後、検索部141は、返却すべき文書として確保された文書数が20件に達したかどうかを判別する(ステップS107)。達していなければ(ステップS107のNO)、検索部141は、ステップS104の処理に戻り、アクセス制御情報確認部17を用いて、次検索ポインタの値で指定される文書候補一覧中の文書を対象に、アクセス可否判定を行なう。このようにして、返却すべき文書として確保された文書数が20件に達するまで、次検索ポインタの値を更新しながら、その次検索ポインタの値で指定される文書に対するアクセス可否の判定が順次実行される。
【0049】
返却すべき文書として確保された文書数が20件に達したならば(ステップS107のYES)、検索部141は、現在の次検索ポインタの値を次検索ポインタ記憶部141に保存する(ステップS108)。現在の次検索ポインタの値は、最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての文書候補一覧上の位置+1を示す。
【0050】
そして、検索部141は、返却すべき文書として確保された文書の一覧、つまりユーザ19が閲覧可能であると判別された文書の一覧を検索結果一覧としてクライアント端末18に返却する(ステップS109)。このようにして、クライアント端末18のユーザ19が閲覧可能な文書のみが検索結果一覧としてクライアント端末18に提供される。
【0051】
この後、ユーザ19によって次の検索結果一覧の表示が要求されたならば(ステップS110のYES)、検索部141は、前回と同一の検索式を用いてインデックス記憶部121〜123それぞれに記憶された検索用インデックスを検索し、そしてデータベース別に個々に検索された200件の文書をマージしてスコア順にソートすることにより、文書候補一覧を作成する(ステップS101、S102)。次いで、検索部141は、次検索ポインタ記憶部141から次検索ポインタを取得し(ステップS103)、そしてアクセス制御情報確認部17を用いて、次検索ポインタで指定される文書候補一覧の中の該当する文書から順にアクセス可否の判定を行なう(ステップS104)。次検索ポインタの値は、前回の最初の20件分の検索結果表示において最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての文書候補一覧上の位置+1を示しているので、既にアクセス可否判定が行われた文書群それぞれに対するアクセス可否判定処理を省略することができる。そして、以降、上述のステップS105〜S109の処理が行われることにより、次の20件分の検索結果一覧がクライアント端末18に提供される。
【0052】
もし、上述のような次検索ポインタを使用しなかった場合には、文書候補一覧の先頭文書から再びアクセス可否判定を順次行なうことによって、ユーザ19が閲覧可能な21件目から40件目までの文書を選定する処理を行なうことが必要となる。これに対し、本実施形態では、次検索ポインタを使用することにより、前回の20件分の検索結果表示において最後に閲覧可能であると判別された文書の次の文書からアクセス可否判定を順次行なって、ユーザ19が閲覧可能な20件分の文書を選定するだけで、ユーザ19が閲覧可能な21件目から40件目までの文書をユーザ19に提供することが可能となる。
【0053】
なお、図6に点線で示すように、ステップS101,S102の処理を省略し、前回の検索で作成した文書候補一覧をそのまま利用することも可能である。また、ステップS108において次検索ポインタを次検索ポインタ記憶部141に記憶する代わりに、その次検索ポインタの値をクライアント端末18に返却し、次検索要求と一緒に次検索ポインタの値をクライアント端末18から受け取るような構成を採用することも出来る。
【0054】
次に、図7のフローチャートを参照して、図6のステップS104においてアクセス制御情報確認部17によって実行されるアクセス可否確認処理の手順を説明する。
【0055】
アクセス制御情報確認部17は、各文書のアクセス可否判定を行なうための動作モードとして、(1)文書候補一覧に含まれる個々の文書単位でユーザ19が閲覧可能であるかどうかを該当するデータベースに問い合わせるモード、(2)個々の文書単位ではなくデータベース単位でユーザ19が閲覧可能であるかどうかを該当するデータベースに問い合わせることにより、個々の文書情報単位の問い合わせを省略するモード、(3)アクセス権が設定されていないデータベースに対する一切の問い合わせを省略するモードを有している。
【0056】
これら(1)〜(3)のモードは、判別対象の文書情報が記憶されているデータベースのアクセス権制御に関する属性情報に基づいて選択的に使用される。データベース31〜33それぞれの属性情報はデータベース属性情報記憶部131〜133に保持されている。
【0057】
アクセス制御情報確認部17は、まず、文書候補一覧の中の判別対象の文書を保持しているデータベースに対応する属性情報を取得し(ステップS201)、そしてその取得した属性情報に基づいて、当該データベースがアクセス可否の判定が必要なデータベースであるか否か、つまりアクセス権が設定されたデータベースであるか否かを判別する(ステップS202)。
【0058】
アクセス可否の判定が不要なデータベース、つまりアクセス権が設定されておらず全てのユーザが閲覧可能なデータベースであれば(ステップS202のNO)、アクセス制御情報確認部17は、データベースへの問い合わせによるアクセス可否の確認を省略して、当該文書はユーザ19が閲覧可能な文書であると直ちに判別する(ステップS207)。
【0059】
一方、アクセス可否の判定が必要なデータベース、つまりアクセス権が設定されているデータベースであれば(ステップS202のYES)、アクセス制御情報確認部17は、ステップS201で取得した属性情報に基づき、当該データベースがデータベース全体でのアクセス可否の確認のみで良いデータベースであるかどうか、つまりデータベース全体に対してのアクセス権のみを管理しているデータベースであるか、データベースに蓄積されている文書情報毎にアクセス権を管理しているデータベースであるかを判別する(ステップS203)。
【0060】
データベースに蓄積されている文書情報毎にアクセス権を管理しているデータベースであるならば(ステップS203のNO)、アクセス制御情報確認部17は、ユーザ認証部15によって認証されたユーザ19が閲覧可能な文書であるかどうかを、その文書を保持しているデータベースに問い合わせる処理を実行して、アクセス可否を判定する(ステップS204)。この問い合わせは、実際には、当該データベースを管理しているデータベースサーバに発行される。
【0061】
一方、データベース全体でのアクセス可否の確認のみで良いデータベース、つまりデータベース全体に対してのアクセス権のみを管理しているデータベースであるならば(ステップS203のYES)、アクセス制御情報確認部17は、ユーザ19が閲覧可能なデータベースであるかどうかのアクセス可否の確認を既に行ったデータベースであるか否かを判別する(ステップS205)。
【0062】
アクセス可否が確認済みではないデータベースであれば(ステップS205のNO)、アクセス制御情報確認部17は、ユーザ認証部15によって認証されたユーザ19が閲覧可能なデータベースであるかどうかを、その文書を保持しているデータベースに問い合わせる処理を実行して、当該文書のアクセス可否を判定する(ステップS206)。この問い合わせは、実際には、当該データベースを管理しているデータベースサーバに発行される。一方、アクセス可否の確認済みのデータベースであれば(ステップS205のYES)、アクセス制御情報確認部17は、データベースへの問い合わせを省略し、ステップS206における前回のアクセス可否の判定結果に基づいて、ユーザ19が閲覧可能な文書であるかどうかを直ちに判別する(ステップS207)。
【0063】
このようして、個々のデータベースの属性に合ったアクセス可否判定処理を行なうことにより、アクセス可否判定処理の効率化を図ることが可能となる。
【0064】
以上のように、本実施形態の情報検索システム11によれば、複数のデータベース31〜33の内容をそれぞれのデータのアクセス制御情報に配慮しながら、横断的に効率よく検索することが可能となる。
【0065】
なお、情報検索システム11によって実行される上述の処理はすべてコンピュータプログラムによって実現することが出来るので、そのコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体を通じてそのプログラムをネットワーク上のコンピュータに導入するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に得ることが出来る。
【0066】
また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。例えば、検索対象のデータベースは一個であっても良く、また各データベースのアクセス権の更新を考慮しなければ、アクセス制御情報を情報検索システム11内に保持しておくようにしても良い。また、本実施形態では、最後に閲覧可能であることが判別された文書の位置+1を次検索ポインタとして記憶したが、最後に閲覧可能であることが判別された文書の位置を検索ポインタとして記憶しておき、次の検索結果を表示する際には検索ポインタ+1で指定される文書からアクセス可否を確認するようにしても良い。
【0067】
更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、データベースのアクセス権を考慮した検索を、効率よく実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報検索システムの機能構成の一例を示すブロック図。
【図2】図1の情報検索システムによって実行される検索処理の概要を説明するためのブロック図。
【図3】図1の情報検索システムによってクライアント端末に提供される検索画面の一例を示す図。
【図4】図1の情報検索システムによって管理される次検索ポインタを説明するための図。
【図5】図1の情報検索システムによって実行される検索処理におけるデータの生成過程を模式的に示す図。
【図6】図1の情報検索システムによって実行される検索処理の手順を示すフローチャート。
【図7】図1の情報検索システムによって実行されるアクセス可否判定処理の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…情報検索システム
12…索引情報記憶部
13…索引情報管理部
14…検索部
15…ユーザ認証部
18…クライアント端末
21〜23…データベースサーバ
31〜33…データベース
121〜123…インデックス記憶部
131〜133…データベース属性情報記憶部
141…次検索ポインタ記憶部

Claims (8)

  1. クライアント端末からの検索要求に応じて、データベースに蓄積された文書情報群を検索する情報検索システムにおいて、
    前記文書情報群それぞれを検索するための索引情報を保持する手段と、
    前記クライアント端末のユーザを認証する手段と、
    前記索引情報を参照して、前記検索要求に合致する文書情報の類似度順の並びを示す文書候補一覧を作成する手段と、
    前記データベースに蓄積された各文書情報に対応するアクセス権制御情報と前記ユーザの認証結果とに基づいて、判別対象の文書情報が前記ユーザが閲覧可能な文書情報であるか否かを判別するためのアクセス可否判別処理を、前記文書候補一覧に含まれる先頭の文書情報から順次実行する第1のアクセス可否判別手段と、
    前記アクセス可否判別処理によって前記ユーザが閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の数が所定数に達した場合、前記閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の一覧を最初の検索結果一覧として前記クライアント端末に提供する手段と、
    最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての前記文書候補一覧上の位置に対応する検索ポインタを記憶する手段と、
    前記ユーザによって次の検索結果一覧の表示が要求された場合、前記記憶されている検索ポインタに基づいて、前記文書候補一覧に含まれる前記最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の次の文書情報から順次前記アクセス可否判別処理を実行する第2のアクセス可否判別手段とを具備することを特徴とする情報検索システム。
  2. 前記アクセス権制御情報は前記データベース内に保持されており、
    前記第1および第2の各アクセス可否判別手段は、
    前記データベースが、前記データベース全体に対してアクセス権を管理しているデータベース、および前記データベースに蓄積されている文書情報毎にアクセス権を管理しているデータベースのいずれであるかを判別する手段と、
    前記データベースが前記文書情報毎にアクセス権を管理しているデータベースである場合、前記文書候補一覧に含まれる文書情報毎に前記ユーザが閲覧可能であるかどうかを前記データベースに問い合わせる手段と、
    前記データベースがそのデータベース全体に対してアクセス権を管理しているデータベースである場合、前記ユーザが前記データベースを閲覧可能かどうかを前記データベースに問い合わせることにより、前記文書候補一覧に含まれる個々の文書情報毎に前記ユーザが閲覧可能であるかどうかを前記データベースに問い合わせる処理を省略する手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の情報検索システム。
  3. コンピュータネットワークを介してクライアント端末から送信される検索要求に応じて、前記コンピュータネットワーク上に分散している複数のデータベースにそれぞれ蓄積されている文書情報群を検索する情報検索システムにおいて、
    前記複数のデータベースにそれぞれ蓄積されている文書情報群を検索するための索引情報を保持する手段と、
    前記クライアント端末のユーザを認証する手段と、
    前記索引情報を参照して、前記検索要求に合致する文書情報の類似度順の並びを示す文書候補一覧を作成する手段と、
    前記複数のデータベースにそれぞれ蓄積された文書情報群それぞれに対応するアクセス権制御情報と前記ユーザの認証結果とに基づいて、判別対象の文書情報が前記ユーザが閲覧可能な文書情報であるか否かを判別するアクセス可否判別処理を、前記文書候補一覧に含まれる先頭の文書情報から順次実行する第1のアクセス可否判別手段であって、前記複数のデータベースそれぞれのアクセス権制御情報に関する属性情報に基づいて、判別対象の文書情報毎に前記ユーザが閲覧可能であるかどうかを該当するデータベースに問い合わせる第1の処理と、判別対象の文書情報毎の問い合わせを省略するために、前記ユーザがデータベースを閲覧可能かどうかを該当するデータベースに問い合わせる第2の処理とを、選択的に実行する第1のアクセス可否判別手段と、
    前記アクセス可否判別処理によって前記ユーザが閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の数が所定数に達した場合、前記閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の一覧を最初の検索結果一覧として前記クライアント端末に提供する手段と、
    最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての前記文書候補一覧上の位置に対応する検索ポインタを記憶する手段と、
    前記ユーザによって次の検索結果一覧の表示が要求された場合、前記記憶されている検索ポインタに基づいて、前記第1の処理と前記第2の処理とを選択的に実行する前記アクセス可否判別処理を、前記文書候補一覧に含まれる前記最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の次の文書情報から順次実行する第2のアクセス可否判別手段とを具備することを特徴とする情報検索システム。
  4. クライアント端末からの検索要求に応じて、データベースに蓄積された文書情報群を検索する情報検索方法において、
    前記クライアント端末のユーザを認証するステップと、
    前記文書情報群それぞれを検索するための索引情報を参照して、前記検索要求に合致する文書情報の類似度順の並びを示す文書候補一覧を作成するステップと、
    前記データベースに蓄積された各文書情報に対応するアクセス権制御情報と前記ユーザの認証結果とに基づいて、判別対象の文書情報が前記ユーザが閲覧可能な文書情報であるか否かを判別するためのアクセス可否判別処理を、前記文書候補一覧に含まれる先頭の文書情報から順次実行する第1のアクセス可否判別ステップと、
    前記アクセス可否判別処理によって前記ユーザが閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の数が所定数に達した場合、前記閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の一覧を最初の検索結果一覧として前記クライアント端末に提供するステップと、
    最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての前記文書候補一覧上の位置に対応する検索ポインタを記憶するステップと、
    前記ユーザによって次の検索結果一覧の表示が要求された場合、前記記憶されている検索ポインタに基づいて、前記アクセス可否判別処理を前記文書候補一覧に含まれる前記最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の次の文書情報から順次実行する第2のアクセス可否判別ステップとを具備することを特徴とする情報検索方法。
  5. 前記アクセス権制御情報は前記データベース内に保持されており、
    前記第1および第2の各アクセス可否判別ステップは、
    前記データベースが、前記データベース全体に対してアクセス権を管理しているデータベース、および前記データベースに蓄積されている文書情報毎にアクセス権を管理しているデータベースのいずれであるかを判別するステップと、
    前記データベースが前記文書情報毎にアクセス権を管理しているデータベースである場合、前記文書候補一覧に含まれる文書情報毎に前記ユーザが閲覧可能であるかどうかを前記データベースに問い合わせるステップと、
    前記データベースがそのデータベース全体に対してアクセス権を管理しているデータベースである場合、前記ユーザが前記データベースを閲覧可能かどうかを前記データベースに問い合わせることにより、前記文書候補一覧に含まれる個々の文書情報毎に前記ユーザが閲覧可能であるかどうかを前記データベースに問い合わせる処理を省略するステップとを含むことを特徴とする請求項4記載の情報検索方法。
  6. コンピュータネットワークを介してクライアント端末から送信される検索要求に応じて、前記コンピュータネットワーク上に分散している複数のデータベースにそれぞれ蓄積されている文書情報群を検索する情報検索方法において、
    前記クライアント端末のユーザを認証するステップと、
    前記複数のデータベースにそれぞれ蓄積されている文書情報群を検索するための索引情報を参照して、前記検索要求に合致する文書情報の類似度順の並びを示す文書候補一覧を作成するステップと、
    前記複数のデータベースにそれぞれ蓄積された文書情報群それぞれに対応するアクセス権制御情報と前記ユーザの認証結果とに基づいて、判別対象の文書情報が前記ユーザが閲覧可能な文書情報であるか否かを判別するアクセス可否判別処理を前記文書候補一覧に含まれる先頭の文書情報から順次実行する第1のアクセス可否判別ステップであって、前記複数のデータベースそれぞれのアクセス権制御情報に関する属性情報に基づいて、判別対象の文書情報毎に前記ユーザが閲覧可能であるかどうかを該当するデータベースに問い合わせる第1の処理と、判別対象の文書情報毎の問い合わせを省略するために、前記ユーザがデータベースを閲覧可能かどうかを該当するデータベースに問い合わせる第2の処理とを、選択的に実行する第1のアクセス可否判別ステップと、
    前記アクセス可否判別処理によって前記ユーザが閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の数が所定数に達した場合、前記閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の一覧を最初の検索結果一覧として前記クライアント端末に提供するステップと、
    最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての前記文書候補一覧上の位置に対応する検索ポインタを記憶するステップと、
    前記ユーザによって次の検索結果一覧の表示が要求された場合、前記記憶されている検索ポインタに基づいて、前記第1の処理と前記第2の処理とを選択的に実行する前記アクセス可否判別処理を、前記文書候補一覧に含まれる前記最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の次の文書情報から順次実行する第2のアクセス可否判別ステップとを具備することを特徴とする情報検索方法。
  7. クライアント端末から送信される検索要求に応じてデータベースに蓄積された文書情報群を検索する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記クライアント端末のユーザを認証する手順と、
    前記コンピュータ内に保持されている、前記文書情報群それぞれを検索するための索引情報を参照して、前記検索要求に合致する文書情報の類似度順の並びを示す文書候補一覧を作成いる処理を実行する手順と、
    前記データベースに蓄積された各文書情報に対応するアクセス権制御情報と前記ユーザの認証結果とに基づいて、判別対象の文書情報が前記ユーザが閲覧可能な文書情報であるか否かを判別するためのアクセス可否判別処理を前記文書候補一覧に含まれる先頭の文書情報から順次実行する手順と、
    前記アクセス可否判別処理によって前記ユーザが閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の数が所定数に達した場合、前記閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の一覧を最初の検索結果一覧として前記クライアント端末に提供する手順と、
    最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての前記文書候補一覧上の位置に対応する検索ポインタを記憶する手順と、
    前記ユーザによって次の検索結果一覧の表示が要求された場合、前記記憶されている検索ポインタに基づいて、前記アクセス可否判別処理を前記文書候補一覧に含まれる前記最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の次の文書情報から順次実行する手順とを前記コンピュータに実行させるように構成されたことを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータネットワークを介してクライアント端末から送信される検索要求に応じて、前記コンピュータネットワーク上に分散している複数のデータベースにそれぞれ蓄積されている文書情報群を検索する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記クライアント端末のユーザを認証する手順と、
    前記複数のデータベースにそれぞれ蓄積されている文書情報群を検索するための索引情報を参照して、前記検索要求に合致する文書情報の類似度順の並びを示す文書候補一覧を作成する手順と、
    前記複数のデータベースにそれぞれ蓄積された文書情報群それぞれに対応するアクセス権制御情報と前記ユーザの認証結果とに基づいて、判別対象の文書情報が前記ユーザが閲覧可能な文書情報であるか否かを判別するアクセス可否判別処理を前記文書候補一覧に含まれる先頭の文書情報から順次実行するアクセス可否判別手順であって、前記複数のデータベースそれぞれのアクセス権制御情報に関する属性情報に基づいて、判別対象の文書情報毎に前記ユーザが閲覧可能であるかどうかを該当するデータベースに問い合わせる第1の処理と、判別対象の文書情報毎の問い合わせを省略するために、前記ユーザがデータベースを閲覧可能かどうかを該当するデータベースに問い合わせる第2の処理とを、選択的に実行するアクセス可否判別手順と、
    前記アクセス可否判別処理によって前記ユーザが閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の数が所定数に達した場合、前記閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の一覧を最初の検索結果一覧として前記クライアント端末に提供する手順と、
    最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報についての前記文書候補一覧上の位置に対応する検索ポインタを記憶する手順と、
    前記ユーザによって次の検索結果一覧の表示が要求された場合、前記記憶されている検索ポインタに基づいて、前記第1の処理と前記第2の処理とを選択的に実行する前記アクセス可否判別処理を、前記文書候補一覧に含まれる前記最後に閲覧可能な文書情報であると判別された文書情報の次の文書情報から順次実行する手順とを前記コンピュータに実行させるように構成されたことを特徴とするプログラム。
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