JP3701353B2 - 画像取得装置 - Google Patents

画像取得装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3701353B2
JP3701353B2 JP27507595A JP27507595A JP3701353B2 JP 3701353 B2 JP3701353 B2 JP 3701353B2 JP 27507595 A JP27507595 A JP 27507595A JP 27507595 A JP27507595 A JP 27507595A JP 3701353 B2 JP3701353 B2 JP 3701353B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
sample
images
processing
focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27507595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0996513A (ja
Inventor
稔 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP27507595A priority Critical patent/JP3701353B2/ja
Publication of JPH0996513A publication Critical patent/JPH0996513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3701353B2 publication Critical patent/JP3701353B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は,工業製品の検査や工程チェックのために、撮影手段と、画像処理手段を用いて試料の寸法等の特徴量を測定する画像取得装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、工業製品の寸法等の特徴量を自動測定する場合、試料を透過もしくは反射照明して、テレビカメラで撮影した画像にデジタル画像処理を施す装置が一般的に使用されている。このような装置においては、複数の試料や同一試料内の複数箇所の測定を行う際に、試料の振動や傾斜等によりテレビカメラと試料の距離が変化することによって生じる焦点ズレを補正するために、レーザ測長や画像処理を用いて焦点を自動で合わせた後に、撮影する方法がとられてきた。
このような、焦点を合わせた後に撮影する方法では、焦点測定から焦点合わせ、そして撮影の動作となるため、試料が焦点測定位置に設置されてから実際に撮影するまでに時間を要し、これが無視できない場合がある。即ち、搬送等により試料が焦点測定位置に設置されてから実際に撮影するまで時間差があるため,振動の影響等により撮影する時点で焦点が合っているという保証は無いのである。
このため、機械的に試料をおさえて振動を抑制する方法が採られるが、強い力でおさえると損傷が生じてしまうような試料の場合には、機械的に抑えるのには限界がある。
また、顕微鏡のような狭い視野での測定では、小さな振動でも焦点を合わせるのに大きく影響するため、特に製造ライン中等大きな振動のある箇所での測定は困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、焦点を合わせた後に撮影する方法においては、試料が焦点測定位置に設置されてから実際に撮影するまでに時間を要するため、搬送される試料の振動の影響により、撮影する時点で焦点がズレてしまい問題となっていた。
本発明は、これに対応するもので、試料の寸法等の特徴量を測定する画像取得装置であって、測定に最適な画像をえることができる装置を提供しようとするものである。
詳しくは、移動手段によってテレビカメラを移動させながら、ほぼ焦点が合う位置を含め複数の焦点位置で試料を撮影し、これらの撮影画像を記録し、後から所望の焦点位置の画像を画像処理により選択することにより、測定に最適な画像を取り込む画像取得装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像取得装置は、工業製品の検査や工程チェックのために、撮影手段と、画像処理手段を用いて試料の寸法等の特徴量を測定する画像取得装置であって、搬送されている試料の透過光もしくは反射光を撮影する撮影手段と、該撮影手段にてほぼ焦点が合う画像を含め焦点位置の異なる試料の画像を複数連続して撮影できるように、試料に対して焦点位置が変化するような方向へ撮影手段を移動させる撮影手段移動手段と、撮影手段にて撮影された複数の焦点位置の異なる複数の試料の画像を記録できる画像記録手段と、画像記録手段に記録された前記複数の画像から予め定めた方法によって、所望の焦点位置の画像を選択する画像選択機能を備えた画像処理手段と、該画像処理手段により選択された画像を外部へ出力する画像出力手段と、操作及び全体の制御を行う操作制御手段とを有するもので、前記画像選択機能を備えた画像処理手段は、撮影された各画像の全体もしくは一部に対して微分処理を施し、微分処理の結果の最大値が最大になる画像を選択する処理を行うものであることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
本発明の画像取得装置は、このような構成にすることにより、工業製品の検査や工程チェックのために、撮影手段と、画像処理手段を用いて試料の寸法等の特徴量を測定する画像取得装置であって、測定に最適な画像を得ることができる装置の提供を可能としている。
詳しくは、試料の透過光もしくは反射光を撮影する撮影手段と、該撮影手段にてほぼ焦点が合う画像を含め焦点位置の異なる試料の画像を複数連続して撮影できるように、試料に対して焦点位置が変化するような方向へ撮影手段を移動させる撮影手段移動手段とを有することにより、ほぼ焦点が合う画像を含め焦点位置の異なる複数枚の画像を連続的に撮影することを可能としている。
そして、撮影手段にて撮影された複数の焦点位置の異なる複数の試料の画像を記録できる画像記録手段と、画像記録手段に記録された前記複数の画像から予め定めた方法によって、所望の焦点位置の画像を選択する画像選択機能を備えた画像処理手段とを有することにより、撮影された画像から所望の焦点で撮影された画像の選択を可能としている。
【0006】
【実施例】
本発明の画像取得装置を実施例に基づいて説明する。
図1は実施例の画像取得装置の概略構成を示すとともに、本実施例画像取得装置を用い、厚さ数150μmのウエブ状の鉄板に腐蝕により外形加工された試料が複数設けられたものに対し、試料の略300μm幅の貫通スリットの幅をウエブ状の鉄板を搬送させながら測定する場合を示した図である。
図1中、110は試料(製品)で、120は撮影装置(カメラ)、121は顕微鏡レンズ、122はCCDカメラ、131は光源(キセノンランプ)、132は光ファイバー、140はZ軸ステージ(Z軸方向移動手段)、141はX軸ステージ(X軸方向移動手段)、150は駆動装置、160は操作制御装置、170は寸法測定装置、180はテレビモニタである。
本実施例の画像取得装置は、図1に示すように、試料110に光ファイバー132により光源(キセノンランプ)131からの光をあて、試料110の透過光を、焦点位置を変化させるために、試料110に対してほぼ垂直(Z軸)方向に沿って移動して撮影する撮影装置(カメラ)120で焦点位置の異なる複数の画像を撮影し、これを操作制御装置160内の画像記録装置(メモリ)163に記録し、記録された画像に対して所定の方法により画像処理を行い、焦点の位置が最も良い画像を選択し、操作制御装置160内部の画像出力装置165により寸法測定装置170へと出力するものである。
Z軸ステージ140は試料110に対してほぼ垂直(Z軸)な方向に沿って撮影装置(カメラ)120を移動させるもので、駆動装置150により駆動され、撮影装置(カメラ)120を、ほぼ焦点が合う位置を含め、焦点を変化させる方向に移動させるものである。
操作制御装置160は装置全体の動作を制御するものであるが、本実施例の場合には、内部に画像記録装置(メモリ)163や画像出力装置165を備えている。
尚、X軸ステージ141は、試料110を連続して撮影する間、試料110の搬送にあわせて搬送方向に撮影装置(カメラ)120を移動させるもので、駆動装置150により駆動される。
【0007】
始めに、試料(製品)110のスリット幅の測定動作を簡単に説明する。
先ず、光ファイバー132により試料(製品)110のスリット部に対し、図1で下側から光をあてる。これに対し、撮影装置(カメラ)120は、試料からの透過光を顕微鏡レンズ121によって受けとり、CCDカメラ122の受像素子上にスリットの拡大像を投影する。
光ファイバー132は、光源(キセノンランプ)131の光を伝達して撮影装置120に対して試料110の反対側から透過光源となるように照射するものである。
CCDカメラ122は受光素子(受像素子)の露光時間を可変とする電子シャッター機能を有している。
次いで、Z軸ステージ140によりCCDカメラ122と顕微鏡レンズ121を試料110面と垂直な方向へ移動させ、同時に、X軸ステージ141でファイバー132とCCDカメラ122と顕微鏡レンズ121をZ軸ステージごと試料110の搬送方向へ移動させる。
X軸ステージ141の移動は試料110の搬送速度とほぼ等しくなるようにして、Z軸ステージ140の移動は、撮影装置(カメラ)120の焦点が合う位置を通るように、所定の範囲を移動させるもので、移動中に、ほぼ焦点が合った画像を含め、複数の画像を撮影する。
駆動装置150は、Z軸ステージ140、X軸ステージ141の駆動装置で、後述の操作制御部160からの命令で各ステージを駆動させる。
撮影装置120により得られた複数の画像は、操作制御装置160内部の画像記録装置(メモリ)163に記録され、記録された前記複数の画像から予め定めた方法によって、画像処理が施されて所望の焦点位置の画像を選択する。選択された画像は、操作制御装置160内部の画像出力装置165により寸法測定装置170へと送られる。
寸法測定装置170は、操作制御装置160から出力された画像に対し画像処理によりスリット幅を測定し、測定結果をテレビモニター180に表示する。
【0008】
次に、操作制御装置160について図2を用い、更に説明する。
図2は操作制御装置160のデータの流れを直線で示したもので、細線は操作制御装置160内部での流れを示し、太線は操作制御装置160の外部との流れを示している。
図2中、161はCPU、162はAD変換装置、163はメモリ(画像記録装置)、164はI/O、165は画像出力装置である。
CPU161は、予め設定された手順に従って全体の動作を制御する。また、本実施例においては、後述するメモリー(画像記録装置)163上の画像に対して演算を行う画像処理演算器の役割も担っている。
AD変換装置162は、図1に示すCCDカメラ122からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。
AD変換装置162装置で変換されたデジタル信号はデジタルデータとして、1画面ごとにメモリ(画像記録装置)163に蓄えられる。
CCDカメラ122からは絶えずアナログ画像が出力されており、CPUから161の指令があった直後に出力された信号が蓄えられる。
尚、本実施例ではメモリ163はICメモリである。
I/O164は、CPU161からの指令により図1の駆動装置150に動作指令を送る。
画像出力装置165は、メモリ163上の任意のデジタル画像をアナログ画像に変換して、後段の図1に示す寸法測定装置170に送る。
【0009】
更に、図1に示す本実施例の画像取得装置の動作を詳しく説明する。
予め、測定に入る前に、CCDカメラ122が、焦点が合った状態で試料(製品)110を撮影できるように、Z軸ステージ140のおおよその高さを求めておく。
試料(製品)110の搬送を止めた状態でZ軸ステージ140を上下させ、目視または自動で焦点が合う位置を探せば良く、正確な位置を求める必要はない。
おおよそ焦点が合う位置が求められたら、Z軸ステージ140をその位置よりも上もしくは下に所定量だけ移動させておく。この移動量は搬送時に製品が振動する幅よりすこし多めに設定する。
本実施例では、試料(製品)110が、搬送時には、先の停止時の場合よりも上下に最大約1mmずつ振動することが事前の測定で判明しているので、移動量を1.5mmとした。
【0010】
次いで、測定が開始されると、操作制御装置160内のCPU161が、I/O164を介して、ステージ駆動装置150に対して、Z軸ステージ140を一定速度で移動させるように移動指令を出す。
移動方向は、移動指令を受けた時点でZ軸ステージ150が焦点位置よりも下にあれば上に、焦点位置よりも上にあれば下方向に移動させる。この際のZ軸ステージ140の移動量は、前述の1.5mmの2倍の3.0mmとした。そうすることにより、焦点位置を中心に上下±1.5mmの範囲を移動することとなる。移動速度は後述する。
Z軸ステージ140の動作開始と同時に、操作制御装置160内のCPU161は、AD変換装置162とメモリ163に対し、CCDカメラ122からの画像をデジタルデータに変換してメモリ(画像記録装置)163に記録するように指令する。
この動作はZ軸ステージ140の移動が終了するまで続けられ、複数の画像を撮影し、メモリ163内の異なる領域にデジタルデータとして蓄えられる。
ここで複数の画像を得る高さの間隔が問題となるが、使用する光学系の焦点深度による。
本実施例では、事前の実験により高さ100μmごとに撮影すれば、かならず1枚は、所望の焦点位置の画像が得られることが分かっているので100μm間隔ととした。
CCDカメラ122は、一般的なNTSC規格のものを使用しているので連続撮影で1/30秒(sec)おきに一枚の画像が得られる。Z軸ステージ150の移動量が3mmなので、Z軸ステージ140を3mm/secで移動させて連続的に撮影すれば、各画像がえられる位置の間隔は3mm/30=100μmとなり、本実施例の画像取得装置の場合は、図1に示すように試料110に対してほぼ垂直な方向(Z軸)に撮影装置を移動させており、高さ100μmおきの画像が得られる。
本実施例では、Z軸ステージ140を連続的に移動させているので、CCDの受光素子が露光している時間も高さは変化している。そこで、電子シヤッター機能を用いて露光時間をできるだけ短かくすることにより、露光中の高さ変化の影響を抑えている。
Z軸ステージ140は3mm/secで3mm移動するので、本実施例では製品は停止せずに連続的に搬送されているので、1秒間の間に試料110は移動して撮影対象が顕微鏡の視野から外れてしまう。そこで、撮影中にX軸ステージ151で製品の搬送方向へ搬送速度と同じ速度で全体を移動させることによって、この1秒間、撮影対象を視野内に収めてている。
【0011】
次に、メモリ(画像記録装置)163に蓄えられた複数のデジタル画像から所望の画像を選択する方法について、図3に基づいて説明する。
本実施例の画像取得装置においては、操作制御装置160内のCPU161で画像データを演算した結果から画像を選択する。具体的な演算の内容を以下説明する。
本実施例では、前述のように厚さ数150μmの貫通スリットのスリット幅測定を目的としている。顕微鏡で拡大して撮影したスリット300は、図3(a)のようになる。
図3(a)の310の部分が貫通して明るく見える開口部で、320が鉄板で遮られて暗く見える遮光部で、Lが測定するスリット幅である。
図3のA1−A2線上の画像データの値を縦軸、位置を横軸にとったグラフが図3(b)、図3(c)である。
図3(b)は、焦点が合っている場合のグラフであるが、焦点があっていないと例えば図3(c)のようになる。
図3(b)のLa(La≒L)が測定したい寸法で、予め定めたスライスレベルSLよりも値の大きな画素の数を数えることにより1画素の長さから換算してLaの実寸を求める方法が一般的である。
焦点があっていない図3(c)の場合には、図3(b)の場合と同じスライスレベルSLを用いて幅Lbを測定すると、スライスレベルSLよりも値の大きな画素の数は図3(b)の場合と異なり、Laとは異なる測定結果Lbが得られる。
このように、焦点位置の違いにより測定結果が変わってしまうので、本実施例の画像取得装置では、メモリに蓄えられた複数の画像の中から図3(b)のような画像を選択することになる。
【0012】
上記においては、1画素の大きさから、La、Lbを求めているが、単に画素数を数えるだけでなく、画素の値を利用して、1画素よりも短い精度で寸法を測定する方法もよく使われている。そのような寸法測定処理を図1に示す寸法測定装置170で行わせても良い。
【0013】
図3(b)のようにある線上の連続したデータに対して、CPU演算で一次微分を施すと図4(a)のようになり、図3(c)のデータは、図4(b)のようになる。ここでは一次微分処理データを用いているが、必ずしもこれに限定される必要はない。二次微分処理データを使用しても良い。
この微分処理は、一般的なデジタル信号処理で、空間フィルタリング処理とも呼ばれているもので、例えば、得られた画像データに対し、フィルタを用いて積和算することにより行われる。
尚、ここでは、画素データ群P(Xij)にフィルタテーブルW(Akj)を用い、P(Xij)とW(Akj)との積和算を行うものをフィルタと言う。
例えば、特定画素列のX方向に限定した場合には、図5(a)に示すようにフィルタテーブルを設定することにより一次微分が行え、図5(b)にフィルタテーブルを設定することにより二次微分が行える。
二次微分の場合、着目画素データをXn とすると、この画素に対応する画素データの積和算は、(−1)×Xn-2 +(−1)×Xn-1 +(+2)×Xn +(+2)×X n+1+(−1)×X n+2+(−1)×X n+3 となる。
【0014】
図3(b)のような焦点が合っている画像は、貫通部と非貫通部の境界がはっきりしているので、近傍のデータの値の差が大きくなり、図4(a)のA3の部分のようになる。
図3(c)のような焦点が合っていない画像では、近傍の差は図3(b)に比べて小さく、同様な一次微分処理を施すと図4(b)のようになり、境界部もA4のようになだらかなデータとなる。
図4(a)のA3と、図4(b)のA4の部分のレベル値L1、L2では、A3のレベル値L1の方が大きくなるので、一次微分処理を施した境界部のデータが最大になるような画像を選択すればよいことになる。
境界部を探すには、画像の中で最大値を探せばよいので、結局、一次微分値の最大値が最大となる画像を選択すればよいことになる。
【0015】
上記のように、Z軸ステージにより焦点位置を移動しながら撮影装置(カメラ)120によって、ほぼ焦点があった画像を含めて連続的に撮影された複数の画像の画像データに対し、微分処理を行い、得られた各微分処理データの最大値の中で、最大となる微分処理データに対応する画像データを選択すれば、これが、焦点がほぼ合った画像の画像データである。
尚、本実施例の画像取得装置は、上記のようなスリット幅の測定に限定されるものではない。例えば、このようにして得られた焦点が合った画像に対して、別の処理をさせる場合には、図1に示す寸法測定装置170に代えて、これにあった処理をさせる処理部を設ければ良い。
本実施例の画像取得装置においては、このように、焦点を合わせた後に撮影を行うのでなく、焦点がほぼ合った画像を含めた複数の焦点位置の異なる画像の中から適当な画像を抽出するもので、確実に、焦点のあった試料(製品)の撮影画像を得ることを可能としている。特に、試料を連続的に搬送させながら撮影画像を得る場合における、従来の焦点を合わせた後の撮影での焦点ズレの問題に対応できるものとしている。
【0016】
尚、上記の本実施例の画像取得装置を用いたスリット幅の測定に際しては、選択された画像をアナログ画像に変換して後段の寸法測定装置170へ出力しているが、後段の画像処理装置がデジタル入力可能なものならば、デジタルのままで良い。
また、上記の本実施例の画像取得装置は、スリット幅の測定に際して、以上の動作を予め設定された一定時間おきに繰り返し、試料(製品)のチエックを行うことができるようになっている。
これにより、ウエブ状の鉄板に試料(製品)が多数、連続的に外形加工されているような場合にも、試料全数ないし、所定の間隔で周期的な測定をすることができる。
また、本実施例の画像取得装置は、画像記録、選択部分、測定部分をけているが、画像取得装置の演算器の能力が十分ならば、画像取得装置の演算器で測定も行うような一体型の装置にしても良い。
【0017】
【発明の効果】
本発明の画像取得装置のは、上記のような構成にすることにより、試料の寸法等の特徴量を測定する画像取得装置で、測定に最適な画像をえることができる装置の提供を可能している。
詳しくは、従来の、焦点を合わせた後に撮影する方法において問題であった、搬送される試料の振動等の影響による、撮影する時点での焦点ズレを極めて少なく抑え、ほぼ焦点のあった画像を取得することにより、試料の特徴量の測定を正確なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像取得装置を説明するための図
【図2】実施例1の操作制御装置の構成を説明するための図
【図3】スリット幅測定を説明するための図
【図4】スリット幅測定を説明するための図
【図5】フィルタを説明するための図
【符号の説明】
110 試料(製品)
120 撮影装置(カメラ)
121 顕微鏡レンズ
122 CCDカメラ
131 光源(キセノンランプ)
132 光ファイバー
140 Z軸ステージ(Z軸方向移動手段)
141 X軸ステージ(X軸方向移動手段)
150 駆動装置
160 操作制御装置
161 CPU
162 AD変換装置
163 メモリ(画像記録装置)
164 I/O
165 画像出力装置
170 寸法測定装置
180 テレビモニタ
300 スリット
310 開口部
320 遮光部

Claims (1)

  1. 工業製品の検査や工程チェックのために、撮影手段と、画像処理手段を用いて試料の寸法等の特徴量を測定する画像取得装置であって、搬送されている試料の透過光もしくは反射光を撮影する撮影手段と、該撮影手段にてほぼ焦点が合う画像を含め焦点位置の異なる試料の画像を複数連続して撮影できるように、試料に対して焦点位置が変化するような方向へ撮影手段を移動させる撮影手段移動手段と、撮影手段にて撮影された複数の焦点位置の異なる複数の試料の画像を記録できる画像記録手段と、画像記録手段に記録された前記複数の画像から予め定めた方法によって、所望の焦点位置の画像を選択する画像選択機能を備えた画像処理手段と、該画像処理手段により選択された画像を外部へ出力する画像出力手段と、操作及び全体の制御を行う操作制御手段とを有するもので、前記画像選択機能を備えた画像処理手段は、撮影された各画像の全体もしくは一部に対して微分処理を施し、微分処理の結果の最大値が最大になる画像を選択する処理を行うものであることを特徴とする画像取得装置。
JP27507595A 1995-09-29 1995-09-29 画像取得装置 Expired - Fee Related JP3701353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27507595A JP3701353B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 画像取得装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27507595A JP3701353B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 画像取得装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0996513A JPH0996513A (ja) 1997-04-08
JP3701353B2 true JP3701353B2 (ja) 2005-09-28

Family

ID=17550485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27507595A Expired - Fee Related JP3701353B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 画像取得装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3701353B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6693672B1 (en) 1999-05-20 2004-02-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for detecting set of images and selecting most focused image
JP3961438B2 (ja) * 2003-03-25 2007-08-22 株式会社東芝 パターン計測装置、パターン計測方法および半導体装置の製造方法
JP4604582B2 (ja) * 2004-07-14 2011-01-05 凸版印刷株式会社 パターン画像計測方法
JP2008058133A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Tohoku Univ 長尺工具エッジの曲率半径の計測装置および長尺工具エッジの曲率半径の計測方法
JP5228438B2 (ja) * 2007-10-22 2013-07-03 株式会社明電舎 トロリー線の摩耗量計測装置
JP5038191B2 (ja) * 2008-03-04 2012-10-03 有限会社共同設計企画 電子部品検査方法およびそれに用いられる装置
KR101306289B1 (ko) 2011-09-15 2013-09-09 (주) 인텍플러스 평판 패널 검사방법
JP6317572B2 (ja) * 2013-11-26 2018-04-25 株式会社ミツトヨ 寸法測定装置、寸法測定方法及び校正用チャート
JP6206428B2 (ja) * 2015-02-26 2017-10-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP6202035B2 (ja) 2015-04-07 2017-09-27 コニカミノルタ株式会社 画像検査装置及び画像形成装置
JP2017096700A (ja) * 2015-11-20 2017-06-01 日新製鋼株式会社 微小貫通穴検査装置の合焦外れ検知方法および合焦外れ検知装置
DE102017003231A1 (de) * 2017-04-03 2018-10-04 Mühlbauer Gmbh & Co. Kg Optisches Bauteilerfassungssystem und Verfahren zum Erfassen mindestens eines Bauteils
CN111175301B (zh) * 2020-03-17 2023-03-31 桂林优利特医疗电子有限公司 一种鞘流显微全厚度流道细胞清晰图像采集方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0996513A (ja) 1997-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8285032B2 (en) Inspection system and inspection method
JP3701353B2 (ja) 画像取得装置
US8773529B2 (en) Projector with automatic focusing and illustration procedure
CN101494743B (zh) 灰尘检测系统以及数码相机
US6023056A (en) Scene-based autofocus method
JP3507865B2 (ja) Dmdを用いたccdカメラによる実時間形状計測方法と装置
US7315383B1 (en) Scanning 3D measurement technique using structured lighting and high-speed CMOS imager
JP2006258582A (ja) 画像入力装置および画像入力方法
JP2000358186A (ja) 自動的に焦点の合った画像を選択するディジタルカメラおよびその方法
JP4598372B2 (ja) 校正用三次元フィールド、校正用三次元フィールドの撮影方法
JP3652014B2 (ja) 距離計測装置
JPH0254522B2 (ja)
JPH09218952A (ja) 加工面検査装置
JP2003295066A (ja) 顕微鏡装置
JP2005274325A (ja) 金属帯の光学式欠陥検査方法
JP2723914B2 (ja) レンズ鏡筒解像度検査装置
JP2003295063A (ja) 顕微鏡装置
JP3226678B2 (ja) 微小寸法測定装置
JPH10326348A (ja) 外観検査装置
JPH03158705A (ja) 位置検出用ccd装置
JP4348068B2 (ja) 撮像装置
JPH10197226A (ja) 光学系および撮像手段を有する装置における検査方法
JP2009219036A (ja) 撮影装置および撮影装置の製造方法
JPH08226805A (ja) 撮像装置の合焦方式及びこれを用いた非接触測定装置
JP2880041B2 (ja) エッジ検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees