JP3701320B2 - セル整列機を備えた生化学測定装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、生化学測定装置等で使用される試料用容器(セル)を整列して他のラックや収納庫へ収納するための生化学測定装置用セル整列機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば生化学検査で用いる試料用容器(セル)をラック等に並べたり収納容器に収納する場合、従来は図8に示すような振動式パ−ツフィ−ダ10により配列処理していた。このパ−ツフィ−ダ10は全体がすり鉢状の容器であって内側にラセン状のセル用通路10aが設けられ、全体を振動させることによりパ−ツ(セル)6を一列に整列させ移動させるようになっている。或いはセル多数を前もってカセット状に整列させセットする方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
生化学測定に際してディスポ用のセルを用いる測定装置、例えば血液凝固測定装置用のセルを並べるセル整列機として振動式パ−ツフィ−ダ等を使用すると分析に際して振動の影響を受けるため正確な分析が出来ないという問題がある。また、多数のセルを人手を要して整列するのは煩雑であり且つ経済的にも時間的にもロスが多くなる。
【0004】
この発明は上記する課題に鑑みてなさたものであり、その目的とする所は振動フィ−ダ等のように振動により整列させるのではなく、またバラバラにセルを多数入れた容器から簡単にこれらのセルを自動的に整列させて取り出すことの出来る生化学測定装置用セル整列機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、この発明は上記する課題を解決するために、生化学測定装置用セル整列機が、直線縁部を有し該縁部を平行に且つ間隔を可変可能に配置する二枚の略円状の切欠プレ−トと、該プレ−トを回転と所定位置で停止動作をすることが出来る駆動装置と、投入部を設け投入されたセルをランダムに収容すると共に前記プレ−トが一回転出来るような空間を形成したケ−スと、前記ケ−スの横の前記プレ−トの回転方向に配置され回転通過する該プレ−トの縁部近傍に位置すると共に該縁部とほぼ同一の平行間隔にすることが出来且つ斜め下方向の平行なガイドレ−ルを形成した二枚のガイドプレ−トと、より成る生化学測定装置用セル整列機であって、前記セルは、セル本体の上部に鍔部を有する形状であって、該鍔部が前記プレートの前記縁部に係止し、前記駆動装置が前記プレートを停止動作する所定位置は、前記プレートの縁部に係止したセルが該縁部と前記ガイドレール上をそのまま滑っていくことを可能とする位置であることを特徴とする。
【0006】
【作用】
生化学測定装置用セル整列機を上記手段とした時の作用について具体的実施例である図1及び図3乃至図6に基づいて説明する。この実施例においては二枚のプレ−トとは切欠円状プレ−ト1を意味する。セル6を取り出す場合、切欠円状プレ−ト1、1を投入ホッパ4から投入したセル6が多数入っているケ−ス2内で回転させる(図3)と、ケ−ス2の下に溜まっている幾本かのセル6はその鍔部6bを切欠円状プレ−ト1の間に挟まり切欠部の縁1aに係止され持ち上げられる(図4)。切欠円状プレ−ト1の切欠部の縁1aと前記ガイドプレ−ト5のガイドレ−ル5aの方向が一致した角度で駆動装置3を停止させる(図5)。図5の状態で暫く切欠円状プレ−ト1を停止させておくとセル6は切欠円状プレ−ト1の切欠部の上縁1aと前記ガイドプレ−ト5のガイドレ−ル5a上を滑って行きそのまま図示しないラック等の整列容器へ収納される(図6)。以上の動作によりケ−ス2内にランダムに収容した多数のセル6を切欠円状プレ−ト1を回転させるだけで自動的に且つ簡単に整列させて測定部へセル6を供給することが出来る。
【0007】
【実施例】
以下、この発明の具体的実施例について図面を参照して説明する。
図1はこの発明のセル整列機の全体斜視図である。1、1は形状が半円より少し大きい切欠円状(略半円状切欠)プレ−トであって二つの縁部1aを平行に並べて配置し該切欠円の中心部Oを中心としてケ−ス2内で回転するように取付けてある。該切欠円状プレ−ト1の間隔は後述するようにセル6の鍔部6bが係止するような間隔とする。該切欠円状プレ−ト1は駆動装置3で回転駆動するが、回転動作と所定角度位置での停止動作とを行い且つ回転速度も位置により早くしたり遅くしたりすることが出来るようコンピュ−タ制御することが出来るようにしてある。
【0008】
次に、回転可能に配置した前記切欠円状プレ−ト1の手前側のケ−ス2にはセル6を投入するための投入ホッパ4が取付けてある。そして該投入ホッパ4からケ−ス2の奥にかけてはセル6多数をランダムに収容することが出来る。また、前記ケ−ス2の横には前記切欠円状プレ−ト1の回転方向に配置され回転通過する該切欠円状プレ−ト1の縁部近傍に位置すると共にこれらの縁部1a、1aとほぼ同一の平行間隔にすることが出来且つ斜め下方向の平行なガイドレ−ル5a、5aを形成したガイドプレ−ト5が取付けられている。該ガイドプレ−ト5の二枚の間隔は前記切欠円状プレ−ト1の縁部1aの間隔とほぼ同一としてある。そして切欠円状プレ−ト1がある角度となる位置では該切欠円状プレ−ト1の切欠部の縁1aの方向とガイドレ−ル5aの斜方向とは一致し、この一致した位置で切欠円状プレ−ト1は暫く停止するように駆動装置3を操作する。
【0009】
前記セル6は図2に示すように試料を入れるセル本体6aの上部に鍔部6bを設けた形状となっている。即ち、該セル6はこの鍔部6bを平行に配置した前記切欠円状プレ−ト1の間に係止させるようになっている。このようなセル6は通常ディスポとして使用するものが多いが本発明の生化学測定装置で用いるセル整列機ではディスポ用のセルに限らず鍔付セルなら繰り返して使用するセルでも使用することが可能である。
【0010】
セル整列機は以上のような構成から成るが次にケ−ス2内に多数ランダムに収容したセル6を整列させる場合の作用について説明する。
(1)セル6を取り出す場合、切欠円状プレ−ト1を投入ホッパ4から投入したセル6が多数入っているケ−ス2内で回転させる(図3)。
(2)ケ−ス2の下に溜まっている幾本かのセル6はその鍔部6bを切欠円状プレ−ト1の間に挟まり切欠部の縁1aに係止され持ち上げられる(図4)。
(3)切欠円状プレ−ト1の切欠部の縁1aと前記ガイドプレ−ト5のガイドレ−ル5aの方向が一致した角度で駆動装置3を停止させる(図5、図7)。
(4)上記(3)の図5の位置で暫く切欠円状プレ−ト1を停止させておくとセル6は切欠円状プレ−ト1の切欠部の上縁1aと前記ガイドプレ−ト5のガイドレ−ル5a上を滑って行きそのまま図示しないラック等の整列容器へ収納される(図6)。
以上の(1)乃至(4)の動作によりケ−ス2内にランダムに収容した多数のセル6を切欠円状プレ−ト1を回転させるだけで自動的に且つ簡単に整列させて測定部へセル6を供給することが出来る。
【0011】
上記する実施例においては、ケ−ス2の形状等は考慮しなくても良く切欠円状プレ−ト1を回転させ且つ多数のセル6を収容することがで乗るものであれば良い。そして一周回転出来れば切欠円状プレ−ト1も『円形の一部』でなくても良いのでその外径形状は問わない。また、切欠円状プレ−ト1の間隔とガイドプレ−ト5の間隔は変更可能に製作しておけば鍔部6bやセル本体6aの径の異なる別個のセル6を整列させる場合にも使用することが出来る。
【0012】
【発明の効果】
この発明の生化学測定装置用セル整列機は以上詳述したような構成としたので、セルを整列させ試料を入れ測定するオペレ−タはセルを整えセットしなくても、ケ−スにバラバラに入れるだけで自動的に整列することが出来る。また、試料も測定時に振動の影響を受けることはなくなるので正確な測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の生化学測定装置に用いるセル整列機の全体斜視図である。
【図2】この発明の生化学測定装置に用いるセル整列機で使用されるセルの正面図である。
【図3】この発明の生化学測定装置に用いるセル整列機の切欠円状プレ−トをケ−ス内で回転させている状態を示す図である。
【図4】切欠円状プレ−トがセルの鍔部を係止して持ち上げた状態を示す図である。
【図5】切欠円状プレ−トの切欠部の縁とガイドレ−ルの方向が一致した状態を示す図である。
【図6】切欠円状プレ−トの切欠部の上縁とガイドレ−ル上を滑って行くセルを示す図である。
【図7】図5のP矢視図である。
【図8】従来のセルを整列させるための振動式パ−ツフィ−ダの概要斜視図である。
【符号の説明】
1 切欠円状プレ−ト
1a 縁部
2 ケ−ス
3 駆動装置
4 投入ホッパ
5 ガイドプレ−ト
5a ガイドレ−ル
6 セル
6b セル鍔部
Claims (1)
- 直線縁部を有し該縁部を平行に且つ間隔を可変可能に配置する二枚の略円状の切欠プレ−トと、
該プレ−トを回転と所定位置で停止動作をすることが出来る駆動装置と、
投入部を設け投入されたセルをランダムに収容すると共に前記プレ−トが一回転出来るような空間を形成したケ−スと、
前記ケ−スの横の前記プレ−トの回転方向に配置され回転通過する該プレ−トの縁部近傍に位置すると共に該縁部とほぼ同一の平行間隔にすることが出来且つ斜め下方向の平行なガイドレ−ルを形成した二枚のガイドプレ−トと、
より成る生化学測定装置用セル整列機であって、
前記セルは、セル本体の上部に鍔部を有する形状であって、該鍔部が前記プレートの前記縁部に係止し、
前記駆動装置が前記プレートを停止動作する所定位置は、前記プレートの縁部に係止したセルが該縁部と前記ガイドレール上をそのまま滑っていくことを可能とする位置である、
生化学測定装置用セル整列機。
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JP09545093A JP3701320B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | セル整列機を備えた生化学測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=14138037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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1993
- 1993-03-29 JP JP09545093A patent/JP3701320B2/ja not_active Expired - Fee Related
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