JP3700320B2 - 包装装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、照明器具を包装する一枚の包装材からなる包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、照明器具を包装する包装装置として、図12および図13に示すものが知られている。
【0003】
照明器具1は、下方開口した細長の箱形をした器具本体2とこの器具本体2の両端に着脱可能に取着された一対のランプソケット3,3と、前記器具本体の中央に取付けられた安定器4などから構成している。なお、この照明器具1を包装装置で包装する際は、図12に示すように、ランプソケット3を器具本体2の端部からそれぞれ取外し、照明器具1内から突出しない状態で当該ランプソケット3,3を照明器具1内に収納した状態で包装する。
【0004】
包装装置10は、長手方向に沿って形成された折曲げ線を介して幅方向に連続形成された内側天面部12,側面部13,底面部14,側面部15および外側天面部16とからなる矩形状をした一枚の段ボール材からなる胴体部11と、照明器具1の両端部を保護する一枚の段ボール材を四角筒状に折曲げテープ17止めした一対の四角筒状緩衝体18,18とから構成している。なお、照明器具の長さa2と、緩衝体の幅a1と、胴体部の長さAとの関係は、A=a2+a1×2の関係になっているとともに、前記胴体部の底面部14の幅は、照明器具1の幅と略同一形状になっている。
【0005】
照明器具を包装する手順を説明する。
【0006】
最初に、照明器具1を胴体部の底面部14の長手方向両端が、等しく残るように当該底面部上に載置する。それから、当該底面部上の両端に四角筒状緩衝体18,18をそれぞれ載置する。
【0007】
つぎに、照明器具1を筒状に巻き込み、胴体部の側面部13,15と天面部12,16とを折曲げ線に沿って筒状に折曲げる。このとき、内側天面部12上に外側天面部16が重ね合うように折曲げる。
【0008】
最後に、図13に示すように、胴体部の外側天面部16と側面部13とのコーナ部をテープ17で複数箇所固定するとともに、長手方向端部に取付けられている筒状緩衝体18を外側天面部16と底面部14とにかけてテープ19で固定する。この筒状緩衝体18は、胴体部を幅方向に筒状に折曲げ形成した筒状体の両端開口部を覆うつま面として配置梱包されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の包装装置は、一枚の段ボール材からなる胴体部1枚と、一枚の段ボール材を四角筒状に折曲げテープで固定した筒状緩衝体2個とを使用している。このため、製造から、運搬、梱包、包装材の産業廃棄処理に至るまでの包装にかかる全ての工程において、時間と費用がかかるという問題があった。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、最小限の材料から製造するとともに、包装にかかる全ての工程においてシンプルで合理的な包装装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1記載の本発明に係る包装装置は、長手方向に沿ってそれぞれ形成した第1面部,第2面部,第3面部,第4面部および第5面部を幅方向に並列形成した矩形状の包装装置主部を設け、この包装装置主部の第1面部の表面に第5面部の裏面を互いに重ね合せて当該包装装置主部を筒状に折曲げ両端に開口部をそれぞれ有する筒状体を設け、この筒状体の長手方向に沿って当該筒状体の両端部の内側に捻られて斜めにそれぞれ配置され緩衝空間を形成する緩衝片を継ぎしろを残して前記第1面部の両端から延出してそれぞれ設け、前記緩衝空間との間に被包装物を収納するとともに前記対向する第2面部と第4面部の両端からそれぞれ延出して前記筒状体の開口部を覆う一対の内フラップをそれぞれ設け、前記第5面部の両端からそれぞれ延出して前記内フラップをそれぞれ覆うとともに前記筒状体の内側に内接係止するフラップ片を有するつま面を設けた一枚の包装材からなることを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項2記載の本発明に係る包装装置は、長手方向に沿って形成した第4面部の両側に第5面部,第6面部および第7面部と第3面部,第2面部および第1面部とをそれぞれ連続形成した矩形状の包装装置主部を設け、この包装装置主部の第1面部と第7面部とを互いに突き合わせて当該第1面部,第2面部および第3面部と第5面部,第6面部および第7面部とをそれぞれ筒状に折曲げ両端に開口部を有する第1の筒状体と第2の筒状体とを並列に設け、これら第1の筒状体と第2の筒状体の長手方向に沿って当該第1の筒状体と第2の筒状体の両端部の内側に捻られて斜めにそれぞれ配置され第1の緩衝空間と第2の緩衝空間とを形成する第1の緩衝片と第2の緩衝片とを継ぎしろを残して前記第3面部と前記第5面部との両端から延出してそれぞれ設け、前記第1の緩衝空間との間および第2の緩衝空間との間に第1の被包装物と第2の被包装物とをそれぞれ収納するとともに、前記第4面部の両端からそれぞれ延出して前記第1の筒状体と第2の筒状体との開口部を覆うとともに当該第1の筒状体と第2の筒状体の内側にそれぞれ内接係止する第1のフラップ片と第2のフラップ片とを有するつま面を設けた一枚の包装材からなることを特徴とするものである。
【0013】
上記の請求項1記載の構成において、一枚の包装材から、被包装物を覆う筒状体の両端にそれぞれ若干の継ぎしろを有し緩衝空間を形成する緩衝片を具備したので、これら緩衝片を継ぎしろから捻ることにより、筒状体の対角上に緩衝片を配置させ、被包装物の端部にあてがうものである。
【0014】
請求項2記載の構成において、この包装装置は、2台の照明器具を並列に包装するもので、第1面部〜第7面部からなる一枚の段ボール材などの包装材を当該照明器具にそれぞれ巻き込み、前記第1面部と第7面部とが互いに重なり合う第1の筒状体と第2の筒状体を設けて、これら第1の筒状体内と第2の筒状体内に被包装物をそれぞれ収納する。さらに、前記第3面部と第5面部の両側に第1の実施の形態と同様な継ぎしろを有する第1の緩衝片と第2の緩衝片とをそれぞれ設け、これら第1の緩衝片と第2の緩衝片を継ぎしろから捻ることにより、第1の筒状体の対角上および第2の筒状体の対角上に第1の緩衝片と第2の緩衝片とをそれぞれ配置し、2台の被包装物の端部にそれぞれあてがうものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図8を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。なお、従来技術と同一構成部品は、同一番号を付して説明する。
【0016】
図1は本発明に係る第1の実施の形態に係る包装装置の展開図を示すもので、この包装装置20は、一枚の段ボール板材などからなるもので、例えば、被包装物である直方体状の照明器具1を筒状に包装する長手方向に沿って縦長に形成された矩形状の第1面部21と第2面部22と第3面部23と第4面部24および第5面部25を折曲げ線26,27,28,29を介してそれぞれ並列に形成した矩形状の包装装置主部20aと、前記第1面部21の両端部にそれぞれ継ぎしろ32を残して形成した切込み線31を介して長手方向にそれぞれ延出形成した台形状の緩衝片30,30と、前記第2面部22と前記第4面部24との両端部にそれぞれ形成した折曲げ線36と折曲げ線37とを介して長手方向にそれぞれ延出形成した矩形状の内フラップ34と内フラップ35と、前記第5面部25両端部に形成した折曲げ線42を介して長手方向に延出形成し先端側に折曲げ線43を介して形成したフラップ片41を有する矩形状のつま面40とから構成している。なお、Cは段ボール材の中芯の方向を示すものである。
【0017】
前記第3面部23の幅は、照明器具1の幅と略同一形状になっている。さらに、包装装置20の長さAと照明器具1の長さa2と緩衝片の幅a1との関係は、A=a2+a1×2の関係寸法になっている。
【0018】
図2から図8を参照して第1の包装装置を使用して照明器具を包装する手順を説明する。
【0019】
最初に、図2に示すように、照明器具1の天面部を包装装置の第3面部23に沿って当該第3面部23の中央に載置する。
【0020】
つぎに、照明器具1の両側面部に沿うように、第2面部22と第4面部24とを折曲げ線27と折曲げ線28とに沿ってそれぞれ上方に向けて直角に折曲げるとともに、照明器具の底面部に沿うように、第1面部21を折曲げ線26に沿って内方に向けて直角に折曲げて筒状体45を形成する。
【0021】
それから、図3に示すように、緩衝片30を継ぎしろ32を支点として矢印方向に捻りながら、前記第1面部21の裏面に当該緩衝片30の天面縁部30aが当接するように折曲げると、この緩衝片30は、図4に示すように、照明器具1の端面(図8参照)対角線上に折曲げられる。それから、第2面部と第4の両端部に設けられている内フラップ34,35をそれぞれ矢印方向に折曲げる。
【0022】
つぎに、図5に示すように、つま面40を矢印方向に折曲げつつ、筒状体45の内側へ内接するようフラップ片41を差し込む。最後に、図6に示すように、テープ17で複数箇所封緘する。
【0023】
図7は包装装置の筒状体内に梱包した照明器具と当該包装装置の両端にそれぞれ形成した一対の緩衝片との関係を示すもので、照明器具1の両端は、緩衝片30にそれぞれ当接しつつ当該緩衝片30,30間に配置されている。このため、これら緩衝片30,30は、筒状体45の緩衝空間46,46をそれぞれ形成している。
【0024】
以下、図9ないし図11を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の形態に係る包装装置が、一台の照明器具を包装するのに対し、第2の実施の形態に係る包装装置は、二台の照明器具を並列に包装するものである。
【0025】
図9は本発明に係る第2の実施の形態に係る包装装置の展開図を示すもので、この包装装置50は、一枚の段ボール板材などからなるもので、例えば、被包装物である直方体状の照明器具(図示せず)を二台並列に筒状に包装するもので、長手方向に沿って縦長に形成した矩形状の第4面部55の両側にそれぞれ折曲げ線61,60,59を介して形成した第3面部54,第2面部53,第1面部52と折曲げ線62,63,64を介して形成した第5面部56,第6面部57,第7面部58とからなる矩形状の包装装置主部51と、前記第3面部54の両端部にそれぞれ継ぎしろ67を残して形成した切込み線65を介して長手方向にそれぞれ延出形成した台形状の第1の緩衝片69,69と、前記第5面部56の両端部にそれぞれ継ぎしろ68を残して形成した切込み線66を介して長手方向にそれぞれ延出形成した台形状の第2の緩衝片70,70と、前記第4面部55両端部に形成した折曲げ線75,75を介して長手方向に延出形成し先端側に折曲げ線79を介して形成した第1のフラップ片77と第2のフラップ片78とを有する矩形状のつま面76とから構成している。なお、C部は段ボール材の中芯の方向を示すものである。
【0026】
つぎに、第2の包装装置を使用して二台の照明器具を並列に包装する手順を説明する。
【0027】
最初に、照明器具の天面部(図示せず)を包装装置の第4面部55に沿って当該第4面部55の中央に並列に載置する。
【0028】
つぎに、図10に示すように、照明器具の両側面部(図示せず)に沿うように、第3面部54と第5面部56とを折曲げ線61と折曲げ線62とに沿ってそれぞれ上方に向けて直角に折曲げる。さらに、照明器具の底面部(図示せず)に沿つて、第2面部53と第6面部57とを折曲げ線60,63に沿って内方に向けて直角に折曲げるとともに、第1面部52と第7面部58とがお互いに突き合うように、折曲げ線59,64に沿ってそれぞれ下方に向けて筒状にそれぞれ折曲げ、第1の筒状体85と第2の筒状体87とをそれぞれ設ける。
【0029】
それから、第1の緩衝片69を継ぎしろ67を支点として内側方向に捻りながら、前記第3面部54の裏面に当該第1の緩衝片69の天面縁部69aが当接するように折曲げる。同様にして、第2の緩衝片70を継ぎしろ68を支点として内側方向に捻りながら、前記第5面部56の裏面に当該第2の緩衝片70の天面縁部70aが当接するように折曲げる。前記第1の緩衝片69と第2の緩衝片70は、図10に示すように、照明器具の端面(図8参照)対角線上にそれぞれ折曲げられる。
【0030】
つぎに、つま面76を矢印方向に折曲げつつ、第1の筒状体85および第2の筒状体87の内側へそれぞれ内接するよう第1のフラップ片77と第2のフラップ片78とをそれぞれ差し込む。最後に、図11に示すように、テープ90で第2面部53と第6面部57との突き合わせ面およびつま面76にかけてテープ止めし封緘する。
【0031】
包装装置で並列に包装された照明器具(図示せず)の両端は、第1の緩衝片69と第2の緩衝片70にそれぞれ当接しつつ当該第1の緩衝片69,69との間および当該第2の緩衝片70,70との間にそれぞれ配置されている。このため、これら第1の緩衝片69,69と第2の緩衝片70,70とは、第1の筒状体85および第2の筒状体87の第1の緩衝空間91と第2の緩衝空間92とをそれぞれ形成している。
【0032】
上記第1の実施の形態の作用を説明する。
【0033】
第1面部〜第5面部からなる一枚の段ボール材などからなる包装材で被包装物を巻き込み、前記第1面部と第5面部とが互いに重なり合わせて筒状に折曲げて形成した筒状体と、この筒状体の両端部の前記第1面部の延長上に前記筒状体の断面対角に配置され、前記筒状体の両端部の緩衝空間を形成する緩衝片が第1面部の端部に若干の継ぎしろで繋がっている。
【0034】
さらに、第2面部と第4面部の両端延長上には、前記筒状体の両端開口部を覆う内フラップを設けるとともに、前記第5面部の両端延長上には、筒状体の内側に内接させ係止するフラップ片を有するつま面を設ける構成にしたので、一枚の包装材から、被包装物を覆う筒状体の両端に若干の継ぎしろを有し緩衝空間を形成する緩衝片を具備したので、この緩衝片を継ぎしろから捻るようにして、筒状体の対角上に緩衝片を配置させ、被包装物の端部にあてがうものである。このため、包装装置は、最小限の材料から製造することができるので、包装材の製造から、運搬、梱包、包装材の産業廃棄物処理に至るまでの包装にかかる全ての工程において、シンプルで合理的な包装装置を提供することができる。なお、継ぎしろの方向は、段ボール材の中芯の方向に沿って作られているので、この継ぎしろを捻っても容易に切れることはない。
【0035】
上記第2の実施の形態の作用を説明する。
【0036】
第2の実施の形態の包装装置は、2台の照明器具を並列に包装するもので、第1面部〜第7面部からなる一枚の段ボール材などの包装材を内方に向けて巻き込み、前記第1面部と第7面部とが互いに重ね合わせて第1の筒状体と第2の筒状体をそれぞれ設け、これら第1の筒状体と第2の筒状体内に被包装物をそれぞれ収納する。さらに、前記第3面部と第5面部の両側に第1の実施の形態と同様な継ぎしろを有する第1の緩衝片と第2の緩衝片とをそれぞれ設け、これら第1の緩衝片と第2の緩衝片とを継ぎしろから捻るようにして、第1の筒状体の対角上および第2の筒状体の対角上に第1の緩衝片とを第2の緩衝片とをそれぞれ配置し、被包装物の端部にそれぞれあてがう。さらに、第1の筒状体と第2の筒状体の開口部を塞ぐつま面を第4面部の両端にそれぞれ設けた。このため、この包装装置は、最小限の材料から製造することができるので、包装材の製造から、運搬、梱包、包装材の産業廃棄物処理に至るまでの包装にかかる全ての工程において、シンプルで合理的な包装装置を提供することができるものである。
【0037】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、一枚の段ボール材からなる包装材を使用するだけで、包装装置を製造することができるので、包装材の製造から、運搬、梱包、包装材の産業廃棄物処理に至るまでの包装にかかる全ての工程において、シンプルで合理的な包装装置を提供することができる。なお、請求項1記載の本発明は、被包装物を一台包装するものであり、請求項2記載の本発明は、被包装物を二台包装するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る包装装置の構成を示す展開図。
【図2】同実施の形態における包装装置の第3面部に照明器具を載置した状態を示す斜視図。
【図3】同実施の形態に係る包装装置を筒状に折曲げ形成した状態を示す斜視図。
【図4】同実施の形態に係る筒状体に内フラップを折曲げる状態を示す斜視図。
【図5】同実施の形態に係る筒状体につま面を折曲げる状態を示す斜視図。
【図6】同実施の形態に係る筒状体をテープで封緘した状態を示す斜視図。
【図7】同実施の形態に係る筒状体の両端に形成する緩衝空間を示す斜視図。
【図8】同実施の形態に係る包装装置の緩衝片を被包装物の端面に当接した状態を示す側面図。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る包装装置の構成を示す展開図。
【図10】同第2の実施形態に係る包装装置を並列に筒状体を形成した状態を示す斜視図。
【図11】同第2の実施形態に係る包装装置をテープで封緘した状態を示す斜視図。
【図12】従来技術に係る包装装置に被包装物を収納する状態を示す斜視図。
【図13】従来技術に係る包装装置をテープで封緘した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…照明器具(被包装物),20a…包装装置主部,21…第1面部,
22…第2面部, 23…第3面部, 24…第4面部,
25…第5面部, 30…緩衝片, 32…継ぎしろ,
34…内フラップ, 35…内フラップ, 40…つま面,
41…フラップ片, 45…筒状体, 46…緩衝空間,
51…包装装置主部, 52…第1面部, 53…第2面部,
54…第3面部, 55…第4面部, 56…第5面部,
57…第6面部, 58…第7面部, 67…継ぎしろ,
68…継ぎしろ, 69…第1の緩衝片,
70…第2の緩衝片, 76…つま面,
77…第1のフラップ片, 78…第2のフラップ片,
85…第1の筒状体, 87…第2の筒状体,
91…第1の緩衝空間,
92…第2の緩衝空間。
Claims (2)
- 長手方向に沿ってそれぞれ形成した第1面部,第2面部,第3面部,第4面部および第5面部を幅方向に並列形成した矩形状の包装装置主部を設け、
この包装装置主部の第1面部の表面に第5面部の裏面を互いに重ね合せて当該包装装置主部を筒状に折曲げ両端に開口部をそれぞれ有する筒状体を設け、
この筒状体の長手方向に沿って当該筒状体の両端部の内側に捻られて斜めにそれぞれ配置され緩衝空間を形成する緩衝片を継ぎしろを残して前記第1面部の両端から延出してそれぞれ設け、
前記緩衝空間との間に被包装物を収納するとともに前記対向する第2面部と第4面部の両端からそれぞれ延出して前記筒状体の開口部を覆う一対の内フラップをそれぞれ設け、
前記第5面部の両端からそれぞれ延出して前記内フラップをそれぞれ覆うとともに前記筒状体の内側に内接係止するフラップ片を有するつま面を設けた一枚の包装材からなることを特徴とする包装装置。 - 長手方向に沿って形成した第4面部の両側に第5面部,第6面部および第7面部と第3面部,第2面部および第1面部とをそれぞれ連続形成した矩形状の包装装置主部を設け、
この包装装置主部の第1面部と第7面部とを互いに突き合わせて当該第1面部,第2面部および第3面部と第5面部,第6面部および第7面部とをそれぞれ筒状に折曲げ両端に開口部を有する第1の筒状体と第2の筒状体とを並列に設け、
これら第1の筒状体と第2の筒状体の長手方向に沿って当該第1の筒状体と第2の筒状体の両端部の内側に捻られて斜めにそれぞれ配置され第1の緩衝空間と第2の緩衝空間とを形成する第1の緩衝片と第2の緩衝片とを継ぎしろを残して前記第3面部と前記第5面部との両端から延出してそれぞれ設け、
前記第1の緩衝空間との間および第2の緩衝空間との間に第1の被包装物と第2の被包装物とをそれぞれ収納するとともに、
前記第4面部の両端からそれぞれ延出して前記第1の筒状体と第2の筒状体との開口部を覆うとともに当該第1の筒状体と第2の筒状体の内側にそれぞれ内接係止する第1のフラップ片と第2のフラップ片とを有するつま面を設けた一枚の包装材からなることを特徴とする包装装置。
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