JPH10264924A - 包装用緩衝体 - Google Patents

包装用緩衝体

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JPH10264924A
JPH10264924A JP9073610A JP7361097A JPH10264924A JP H10264924 A JPH10264924 A JP H10264924A JP 9073610 A JP9073610 A JP 9073610A JP 7361097 A JP7361097 A JP 7361097A JP H10264924 A JPH10264924 A JP H10264924A
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JP
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packaging
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JP9073610A
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Yasuhiko Ishii
靖彦 石井
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、包装箱に衝撃荷重が加わっても容易
に変形することがなく、被包装物を良好に保護する安価
な包装用緩衝体を提供する。 【構成】包装用緩衝体1bは、長手方向に順次連結した
第1壁部36〜第4壁部39と第5壁部40〜第8壁部
43とを互いに隣接して連結するとともに第1壁部と第
5壁部との間及び第4壁部と第8壁部との間にカット線
を第2壁部と第3壁部との間にカット線又は半カット線
を設けて緩衝体主部35を形成し、第1壁部〜第4壁部
と第5壁部〜第8壁部とが相重なるように幅方向中央部
より折曲げて支持部材55を形成し、支持部材の両端に
形成した第1壁部、第5壁部、第4壁部及び第8壁部と
を第2壁部、第6壁部、第3壁部及び第7壁部に重なる
ように折曲げて一対の凸部緩衝体56,57,58,5
9を形成するとともに第6壁部41と第7壁部42とを
内方に折曲げてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、照明器具
などの被包装物を包装箱に包装する際に用いる包装用緩
衝体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図9に示す包装用緩衝体
が知られている。この包装用緩衝体1は、一枚の矩形状
をした段ボール材からなり、長手方向に折曲げ線を介し
て順次連結した第1壁部〜第10壁部とからなる緩衝体
主部2を形成する。
【0003】つぎに、各折曲げ線15〜18に沿って第
1壁部3,第2壁部4,第3壁部5,第4壁部6および
第5壁部7を時計回りに各壁部を折曲げてロ字状の第1
の筒状体13を形成する。さらに、連続する第6壁部
8、第7壁部9,第8壁部10,第9壁部11および第
10壁部12を各折曲げ線19〜22に沿って反時計回
りに各壁部を折曲げてロ字状の第2の筒状体14を形成
する。なお、第1の筒状体13と第2の筒状体14を形
成する際には、第1壁部3の表側と第5壁部7の裏側お
よび第6壁部8の裏側と第10壁部12の表側とを相重
ね合せて、各壁部を直角にそれぞれ折曲げ形成する。
【0004】最後に、相重ね合せた第1壁部3と第5壁
部7の上端および第6壁部8と第10壁部12の上端と
をそれぞれテープ23で2点止めすることにより、一対
の筒状体からなる包装用緩衝体1を組立て完成する。
【0005】この包装用緩衝体1を使用して包装箱に梱
包する照明器具は、図10に示すように、直方体状をな
す照明器具25である。この照明器具25を包装箱30
に包装する際には、当該照明器具25の4隅に形成する
コーナー部26の隣接する各側面部27a,27bの面
に前記包装用緩衝体1の第5壁部7および第9壁部11
の面とをそれぞれ当接して装着し、包装箱30に収納す
る。
【0006】最後に、図10および図11に示すよう
に、一対の内フラップ31を内側にそれぞれ折曲げたの
ち、一対の外フラップ32を内側にそれぞれ折曲げ、外
フラップ同士の突当部を接着テープ34により封緘す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の包
装用緩衝体は、連結する一対の筒状体13,14から構
成し、これら筒状体の面をそれぞれ照明器具のコーナー
部各側面部の面に面接触して装着させ、包装箱に収納し
ている。
【0008】このため、包装箱30に外力が作用して
も、照明器具の面と包装用緩衝体の面とで面接触してい
るため、一対の筒状体からなる包装用緩衝体が変形する
ことはない。
【0009】しかし、包装箱に衝撃力が加わったとき、
包装用緩衝体1に対して、照明器具25に一瞬回転力が
作用することがある。このように、照明器具に回転力が
作用した際、照明器具のコーナー部が、包装用緩衝体の
筒状体の面に喰い込み、包装用緩衝体の第5壁部7の面
又は第9壁部11の面が外方に向けて変形することがあ
る。
【0010】このような衝撃力が、包装箱に繰返し作用
したり、予想以上の衝撃力が包装箱に加わると、包装用
緩衝体の第5壁部の面又は第9壁部の面が、図9の想像
線で示すように、凹部変形することがある。
【0011】このように、包装用緩衝体の筒状体が変形
すると、被包装物である照明器具を包装用緩衝体で支え
ることができず、包装箱内で照明器具が移動し、照明器
具が損傷する恐れがあった。
【0012】また、包装用緩衝体の筒状体をテープで保
持しているため、包装コストがアップするという問題が
あった。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、包装箱に衝撃荷重が加わっても、容易に変形するこ
とがなく、被包装物を良好に保護する安価な包装用緩衝
体を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、請求項1記載の本発明の包装用緩衝体は、包装箱に
収容される被包装物のコーナー部をそれぞれ保護する一
枚の段ボール材からなる包装用緩衝体において、前記包
装用緩衝体は、長手方向に順次連結した第1壁部〜第4
壁部と第5壁部〜第8壁部とをそれぞれ互いに隣接して
連結するとともに、当該第1壁部と第5壁部との間およ
び当該第4壁部と第8壁部との間にそれぞれカット線
を、当該第2壁部と第3壁部との間にカット線又は半カ
ット線を設けて緩衝体主部を形成し、この緩衝体主部の
前記第1壁部〜第4壁部と第5壁部〜第8壁部とがそれ
ぞれ相重なるように幅方向中央部より折曲げて支持部材
を形成し、この支持部材の両端にそれぞれ形成された前
記第1壁部と第5壁部および第4壁部と第8壁部とをそ
れぞれ前記第2壁部と第6壁部および前記第3壁部と第
7壁部に重なるようにそれぞれ折曲げて当該支持部材の
両側両端に外方に突出する一対の凸部緩衝体をそれぞれ
形成するとともに前記第6壁部と第7壁部とをそれぞれ
内方に折曲げてなることを特徴とするものである。
【0015】請求項2記載の本発明の包装用緩衝体は、
包装箱に収容される被包装物のコーナー部をそれぞれ保
護する同一形状の段ボールを相重ねてなる包装用緩衝体
において、前記包装用緩衝体は、長手方向に順次連結し
てなる第1壁部〜第4壁部の当該第2壁部と当該第3壁
部の上端および下端に係合凹部とこの係合凹部に係合す
る係合凸部とをそれぞれ設けてなる緩衝体主部を一対設
け、前記一方の緩衝体主部の第1壁部〜第4壁部の外側
面と前記他方の緩衝体主部の第1壁部〜第4壁部の内側
面とをそれぞれ相重ね合わせるとともに前記係合凸部を
前記係合凹部に係合させて一体とした支持部材を設け、
前記支持部材の両端にそれぞれ形成した前記一対の第1
壁部と前記一対の第4壁部とをそれぞれ前記第2壁部と
前第3壁部とにそれぞれ重なるように折曲げて当該支持
部材の両側両端に外方に突出する一対の凸部緩衝体をそ
れぞれ形成するとともに前記第2壁部と第3壁部とをそ
れぞれ内方に折曲げてなることを特徴とするものであ
る。
【0016】上記請求項1記載の構成において、長手方
向に沿って並列に各壁部を連続形成した一枚の段ボール
材からなる緩衝体主部と、この緩衝体主部の幅方向中央
部を相重なるように折曲げ形成した支持部材と、この支
持部材の両端両側に設けられた各壁部をそれぞれ外方に
折曲げて当該支持部材の端部から外方に突出する一対の
凸部緩衝体をそれぞれ設け、これら凸部緩衝体の面を照
明器具のコーナー部にそれぞれ装着して包装箱に収納し
たものである。また、支持部材の両端両側にそれぞれ外
方に突出形成した凸部緩衝体は、段ボール材からなる平
板状の各壁部を重ね合わせたものから構成され、従来技
術の包装用緩衝体のように内部が空間をなす筒状体から
構成したものではない。
【0017】請求項2記載の構成において、長手方向に
沿って各壁部を連続形成した一枚の段ボール材からなる
緩衝体主部を2枚使用し、これら同一形状からなる緩衝
体主部を背中合わせに配置し、当該緩衝体主部の上端下
端にそれぞれ設けた係合凸部と係合凹部とをそれぞれ嵌
着して支持部材となし、この支持部材の両端両側に設け
られた各壁部をそれぞれ外方に折曲げて当該支持部材の
端部から外方に突出する一対の凸部緩衝体をそれぞれ設
け、これら凸部緩衝体の面を照明器具のコーナー部にそ
れぞれ装着して包装箱に収納したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1から図4を参照して第
1の実施の形態に係る包装用緩衝体を説明する。
【0019】図1は第1の実施の形態に係る包装用緩衝
体の展開図を示すもので、この包装用緩衝体の展開状態
からなる緩衝体主部35は、一枚の矩形状の段ボールか
らなり、長手方向に沿って矩形状をした第1壁部36,
第2壁部37,第3壁部38および第4壁部39を連続
形成するとともに、これら第1壁部,第2壁部,第3壁
部および第4壁部に隣接して第5壁部40,第6壁部4
1,第7壁部42および第8壁部43をそれぞれ連続配
置してなるものである。
【0020】さらに、第1壁部36と第2壁部37との
間および第3壁部38と第4壁部39との間には、半カ
ット線44,45がそれぞれ施されるとともに、第2壁
部37と第3壁部38との間には、カット線48が施さ
れている。なお、このカット線48は、半カット線であ
ってもよい。第5壁部40と第6壁部41との間および
第7壁部42と第8壁部43との間には、半カット線4
6,47がそれぞれ施されるとともに、第6壁部41と
第7壁部42との間には、折曲げ線51が施されてい
る。第1壁部36と第5壁部40との間および第4壁部
39と第8壁部43との間には、カット線49,50が
それぞれ施されるとともに、第2壁部37と第6壁部4
1との間および第3壁部38と第7壁部42との間に
は、折曲げ線52,53がそれぞれ施されている。
【0021】なお、第2壁部と第3壁部と第6壁部と第
7壁部とは、それぞれ同一形状をなすとともに、同様
に、第1壁部と第5壁部と第4壁部と第8壁部とは、そ
れぞれ同一形状をなしている。さらに、例えば、第1壁
部の幅は、第2壁部の幅よりと狭くなっている。
【0022】Aは段ボール材の波板状のフルートである
芯材の波形方向を示すもので、芯材と直交する方向に作
用する曲げ力が強いことを示している。
【0023】図2は、一枚の段ボールからなる緩衝体主
部を使用して両端両側に外方に突出する一対の凸部緩衝
体をそれぞれ有する包装用緩衝体を組立てる手順を示す
ものである。
【0024】最初に、図2(A)に示すように、第2壁
部37と第6壁部41および第3壁部38と第7壁部4
2とを、それぞれ折曲げ線52,53に沿って第2壁部
と第6壁部および第3壁部と第7壁部とが、それぞれ密
着するように折曲げて支持部材55を組立てる。
【0025】つぎに、図2(B)に示すように、支持部
材55の両端両側に形成している第1壁部36と第5壁
部40および第4壁部39と第8壁部43とを、第2壁
部37と第6壁部41および第3壁部38と第7壁部4
2とに密着するように半カット線44,46,45,4
7に沿って外方にそれぞれ折曲げ、支持部材の両端両側
に外方に突出する一対の凸部緩衝体56,57,58,
59をそれぞれ組立てる。
【0026】それから、図2(C)に示すように、折曲
げ線51に沿って第6壁部41と第7壁部42とを内方
にそれぞれ折曲げることにより、包装用緩衝体1bを組
立て完成する。
【0027】図3および図4を参照して包装用緩衝体を
使用して照明器具を包装箱に包装する手順を説明する。
【0028】照明器具25は、下面開口した直方体状の
金属性の器具本体25aと、この器具本体25aの内部
に反射板28が内蔵されている。この器具25の4隅に
は、隣接する側面部27a,27bとからなるコーナー
部26を有し、隣接する各側面部27a,27bの面
に、包装用緩衝体1bの凸部緩衝体57,59の面を当
接して、コーナー部26にそれぞれ装着し、包装箱30
内に収納する。包装箱30内に収納された包装用緩衝体
1bの凸部緩衝体56,58の面は、包装箱30の内壁
面に当接した状態で収納されている。
【0029】最後に、図3および図4に示すように、一
対の内フラップ31,31を内側にそれぞれ折曲げたの
ち、一対の外フラップ32,32を内側にそれぞれ折曲
げ、外フラップ同士の突当部を接着テープ34により封
緘することにより、包装が完了する。
【0030】以下、図5から図8を参照して第2の実施
の形態に係る包装用緩衝体を説明する。
【0031】図5は第2の実施の形態に係る包装用緩衝
体の展開図を示すもので、この包装用緩衝体の展開状態
からなる緩衝体主部35bは、一枚の矩形状の段ボール
からなり、長手方向に沿って矩形状をした第1壁部3
6,第2壁部37,第3壁部38および第4壁部39を
それぞれ順次連結するとともに、これら第1壁部36と
第2壁部37および第3壁部38と第4壁部39との間
には、半カット線44,45をそれぞれ施すとともに、
第2壁部37と第3壁部38との間には、折曲げ線54
が施されている。
【0032】さらに、第2壁部37と第3壁部38の上
端には、台形状をした第1の係合凸部60と第2の係合
凸部65とをそれぞれ形成し、この台形状をした係合凸
部60,65は、上方に向けて拡開するテーパ状のカッ
ト線62,62と、底面部には一対のカット線を結ぶ折
曲げ線63が施されている。また、第1の係合凸部60
と第2の係合凸部65とに対向するそれぞれの下端に
は、第1の係合凸部60と第2の係合凸部65とが、そ
れぞれ嵌着する矩形状の第1の係合凹部70と第2の係
合凹部71とがそれぞれ設けられている。
【0033】図6は、同一の緩衝体主部を2枚使用し
て、包装用緩衝体を組立てる手順を示すものである。
【0034】最初に、図6(A)に示すように、第1壁
部36,第2壁部37,第3壁部38および第4壁部3
9とかなる緩衝体主部35bを2枚用意し、これら2枚
の緩衝体主部35b,35bを同一配列となるように配
置し、他方の緩衝体主部35bを裏返しにして一方の緩
衝体主部35bに背中合わせにする。
【0035】それから、上端下端にそれぞれ設けられた
第1の係合凸部60,60を内側にそれぞれ折曲げて第
1の係合凹部70,70に嵌着する。同様に、上端下端
にそれぞれ設けられた第2の係合凸部65,65を内側
にそれぞれ折曲げて第2の係合凹部71,71に嵌着し
て支持部材55bを組立てる。
【0036】それから、図6(B)に示すように、前記
支持部材55bの両端両側にそれぞれ形成している一対
の第1壁部36,36および一対の第4壁部39,39
とを、第2壁部37および第3壁部38に密着するよう
に半カット線44,45に沿って外方にそれぞれ折曲げ
て、支持部材の一方端両側に一対の凸部緩衝体56b,
57bと、他方端両側に一対の凸部緩衝体58b,59
bを組立てる。
【0037】つぎに、折曲げ線54に沿って第2壁部3
7と第3壁部38とを、内方にそれぞれ折曲げることに
より包装用緩衝体1cを組立て完成する。なお、2枚の
緩衝体主部のうち1枚の緩衝体主部の折曲げ線54は、
半カット線であってもよい。
【0038】図7および図8を参照して第2の包装用緩
衝体を使用して照明器具を包装箱に包装する手順を説明
する。
【0039】照明器具25の4隅には、隣接する側面部
27a,27bからなるコーナー部26を有し、隣接す
る各側面部27a,27bの面に包装用緩衝体1cの凸
部緩衝体57b,59bの面を当接してコーナー部26
にそれぞれ装着し、包装箱30内に収納する。包装箱3
0内に収納された包装用緩衝体1cの凸部緩衝体56
b,58bの面は、包装箱30の内壁面に当接した状態
で収納されている。
【0040】最後に、図7および図8に示すように、一
対の内フラップ31,31を内側にそれぞれ折曲げたの
ち、一対の外フラップ32,32を内側にそれぞれ折曲
げ、外フラップ同士の突当部を接着テープ34により封
緘することにより、包装が完了する。
【0041】上記実施の形態の作用を説明する。
【0042】請求項1の包装用緩衝体においては、長手
方向に沿って並列に各壁部を連続形成した一枚の段ボー
ル材からなる緩衝体主部と、この緩衝体主部の幅方向中
央部より相重なるように折曲げ形成した支持部材と、こ
の支持部材の両端両側に設けられた各壁部をそれぞれ外
方に折曲げて当該支持部材の端部からそれぞれ外方に突
出する一対の凸部緩衝体を設け、これら凸部緩衝体の面
を照明器具のコーナー部にそれぞれ装着して包装箱に収
納したものである。支持部材の両端両側にそれぞれ外方
に突出形成した凸部緩衝体は、段ボール材からなる平板
状の各壁部を重ね合わせたものから構成され、従来技術
の包装用緩衝体のような、内部が空間をなす筒状体から
構成したものではない。
【0043】照明器具は、包装用緩衝体の両端両側に外
方に突出形成した一対の凸部緩衝体の面で、当該照明器
具の隣接する各側面部の面を分散して保持しているの
で、包装箱に衝撃荷重が加わっても、照明器具が変形す
ることはない。
【0044】さらに、本発明に係る包装用緩衝体の凸部
緩衝体は、段ボール材からなる平板状の段ボール材から
なる各壁部を相重ね合わせたものから構成しているの
で、包装用緩衝体で保持されて包装箱に収納しいる照明
器具に回転力を有する衝撃力が、包装箱に加わることに
より、照明器具に回転力が作用しても、包装用緩衝体の
凸部緩衝体が変形することはない。このため、包装箱内
で照明器具が移動し、当該照明器具が損傷する恐れがな
く、包装用緩衝体で被包装物を良好に保護することがで
きる。
【0045】また、本発明に係る包装用緩衝体は、一枚
の段ボール材からなる緩衝体主部を折曲げるだけで組立
て完成するので、従来技術のようなテープを必要としな
いことから安価な包装用緩衝体を作ることができる。
【0046】請求項2の包装用緩衝体においては、長手
方向に沿って各壁部を連続形成した一枚の段ボール材か
らなる緩衝体主部を2枚使用し、同一形状からなる緩衝
体主部を背中合わせに配置し、これら2枚の緩衝体主部
を当該緩衝体主部の上端下端にそれぞれ設けた係合凸部
と係合凹部とをそれぞれ嵌着して支持部材となし、この
支持部材の両端両側に設けられた各壁部を、それぞれ外
方に折曲げて当該支持部材の端部からそれぞれ外方に突
出する一対の凸部緩衝体を設け、これら凸部緩衝体の面
を、照明器具のコーナー部にそれぞれ装着して包装箱に
収納したものである。
【0047】照明器具は、包装用緩衝体の両端に外方に
突出形成した一対の凸部緩衝体の面で、当該照明器具の
隣接する各側面部の面を分散して保持しているので、包
装箱に衝撃荷重が加わっても、照明器具が変形すること
はない。
【0048】さらに、包装用緩衝体の凸部緩衝体は、平
板状の段ボール材からなる各壁部を相重ね合わせたもの
から構成しているので、包装用緩衝体で保持されて包装
箱に収納している照明器具に回転力を有する衝撃力が、
包装箱に加わることにより、照明器具が回動し包装用緩
衝体の凸部緩衝体が変形することはない。このため、包
装箱内で照明器具が移動し、当該照明器具が損傷する恐
れがなく、包装用緩衝体で被包装物を良好に保護するこ
とができる。
【0049】また、本発明に係る包装用緩衝体は、2枚
の段ボール材からなる同一形状の緩衝体主部を背中合わ
せに重ね合わせて折曲げるだけ組立て完成するので、従
来技術のようなテープを必要としないことから安価な包
装用緩衝体を作ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳記したように請求項1の本発明に
よれば、包装用緩衝体においては、一枚の段ボール材か
らなる緩衝体主部を折曲げ、両端両側に外方にそれぞれ
突出形成する一対の凸部緩衝体の面を、被包装物の隣接
する各側面部の面に当接保持して包装箱に収納するの
て、被包装物の隣接する各側面部を包装用緩衝体の一対
の凸部緩衝体で分散して受けるので、包装箱に衝撃荷重
が加わっても、照明器具が変形することはない。さら
に、包装用緩衝体の凸部緩衝体は、平板状の段ボール材
からなる各壁部を相重ね合わせたものから構成している
ので、被包装物に回転力を有する衝撃力が加わっても、
包装用緩衝体の凸部緩衝体が変形することはない。この
ため、包装箱内で被包装物である照明器具が移動し、当
該被包装物が損傷する恐れがなく、被包装物を良好に保
護することができる。
【0051】また、包装用緩衝体は、一枚の段ボール材
からなる緩衝体主部を折曲げるだけで組立て完成するの
で、従来技術のようなテープを必要としないことから安
価な包装用緩衝体を作ることができる。
【0052】請求項2の本発明によれば、一枚の段ボー
ル材からなる緩衝体主部を2枚背中合わせにして折曲げ
るだけで、請求項1と同様な、凸部緩衝体を包装用緩衝
体の両端両側に外方に向けて突出形成できるので、被包
装物の隣接する各側面部を包装用緩衝体の一対の凸部緩
衝体で分散して受けるので、包装箱に衝撃荷重が加わっ
ても、照明器具が変形することはない。さらに、包装用
緩衝体の凸部緩衝体は、平板状の段ボール材からなる各
壁部を相重ね合わせたものから構成しているので、被包
装物に回転力を有する衝撃力が加わっても、包装用緩衝
体の凸部緩衝体が変形することはない。このため、包装
箱内で被包装物である照明器具が移動し、当該被包装物
が損傷する恐れがなく、被包装物を良好に保護すること
ができる。また、請求項1と同様に、安価な包装用緩衝
体を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る包装用緩衝体を
示す展開図。
【図2】同実施の形態における包装用緩衝体の組立て手
順を示すもので、(A)は支持部材を組立てた状態を示
す斜視図。(B)は支持部材の両端に一対の凸部緩衝体
を組立てる状態を示す斜視図。(C)は完成した包装用
緩衝体を示す斜視図。
【図3】同実施の形態における包装用緩衝体を使用して
包装箱に包装する状態を示す斜視図。
【図4】同実施の包装用緩衝体を使用して包装した包装
箱を示す斜視図。
【図5】本発明の第2実施の形態に係る包装用緩衝体を
示す展開図。
【図6】同第2実施の形態における包装用緩衝体の組立
て手順を示すもので、(A)は支持部材の両端に一対の
凸部緩衝体を組立てる状態を示す斜視図。(B)は完成
した包装用緩衝体を示す斜視図。
【図7】同第2実施の形態における包装用緩衝体を使用
して包装箱に包装する状態を示す斜視図。
【図8】同第2実施の包装用緩衝体を使用して包装した
包装箱を示す斜視図。
【図9】従来技術に係る包装用緩衝体を示す斜視図。
【図10】従来技術に係る包装用緩衝体を使用して包装
箱に包装する状態を示す斜視図。
【図11】従来技術に係る包装用緩衝体を使用して包装
した包装箱を示す斜視図。
【符号の説明】
1b…包装用緩衝体,1c…包装用緩衝体,35…緩衝
体主部, 35b…緩衝体主部,36…第1壁部,37
…第2壁部,38…第3壁部,39…第4壁部,40…
第5壁部,41…第6壁部,42…第7壁部,43…第
8壁部,44…半カット線,45…半カット線,46…
半カット線,47…半カット線,48…カット線,49
…カット線,50…カット線,51…折曲げ線,52…
折曲げ線,53…折曲げ線,54…折曲げ線,55…支
持部材,55b…支持部材,56…凸部緩衝体,57…
凸部緩衝体,58…凸部緩衝体,59…凸部緩衝体,5
6b…凸部緩衝体,57b…凸部緩衝体,58b…凸部
緩衝体,59b…凸部緩衝体,60…第1の係合凸部
(係合凸部),65…第2の係合凸部(係合凸部),7
0…第1の係合凹部(係合凹部),71…第2の係合凹
部(係合凹部)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装箱に収容される被包装物のコーナー部
    をそれぞれ保護する一枚の段ボール材からなる包装用緩
    衝体において、 前記包装用緩衝体は、 長手方向に順次連結した第1壁部〜第4壁部と第5壁部
    〜第8壁部とをそれぞれ互いに隣接して連結するととも
    に、当該第1壁部と第5壁部との間および当該第4壁部
    と第8壁部との間にそれぞれカット線を、当該第2壁部
    と第3壁部との間にカット線又は半カット線を設けて緩
    衝体主部を形成し、 この緩衝体主部の前記第1壁部〜第4壁部と第5壁部〜
    第8壁部とがそれぞれ相重なるように幅方向中央部より
    折曲げて支持部材を形成し、 この支持部材の両端にそれぞれ形成された前記第1壁部
    と第5壁部および第4壁部と第8壁部とをそれぞれ前記
    第2壁部と第6壁部および前記第3壁部と第7壁部に重
    なるようにそれぞれ折曲げて当該支持部材の両側両端に
    外方に突出する一対の凸部緩衝体をそれぞれ形成すると
    ともに前記第6壁部と第7壁部とをそれぞれ内方に折曲
    げてなることを特徴とする包装用緩衝体。
  2. 【請求項2】包装箱に収容される被包装物のコーナー部
    をそれぞれ保護する同一形状の段ボールを相重ねてなる
    包装用緩衝体において、 前記包装用緩衝体は、 長手方向に順次連結してなる第1壁部〜第4壁部の当該
    第2壁部と当該第3壁部の上端および下端に係合凹部と
    この係合凹部に係合する係合凸部とをそれぞれ設けてな
    る緩衝体主部を一対設け、 前記一方の緩衝体主部の第1壁部〜第4壁部の外側面と
    前記他方の緩衝体主部の第1壁部〜第4壁部の内側面と
    をそれぞれ相重ね合わせるとともに前記係合凸部を前記
    係合凹部に係合させて一体とした支持部材を設け、 前記支持部材の両端にそれぞれ形成した前記一対の第1
    壁部と前記一対の第4壁部とをそれぞれ前記第2壁部と
    前第3壁部とにそれぞれ重なるように折曲げて当該支持
    部材の両側両端に外方に突出する一対の凸部緩衝体をそ
    れぞれ形成するとともに前記第2壁部と第3壁部とをそ
    れぞれ内方に折曲げてなることを特徴とする包装用緩衝
    体。
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