JP2023074831A - 包装用緩衝材 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で比較的低強度の材料を用いても、大きな上下方向の耐圧強度を持たせることができ、その分、材料費を低コストに抑えて実施することができる包装用緩衝材を提供する。【解決手段】包装用緩衝材1は、物品Gがその上に配置される底板部2と、底板部2の周囲に複数設けられ、底板部2上に配設される物品Gに向かって折返し、その先端を接合材6で保持するための折返片部3と、底板部2の周囲において、折返片部3,3間に複数設けられ、物品Gが折返片部3及び接合材6で保持されている状態で、箱10内に収納されると、箱10の内側面13a,14aに押され、箱10の内側上下面17,18間を支持するように立ち上がる耐圧壁部4と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、物品を箱詰めして包装する際に、物品とともに箱内に収納して、物品を衝撃から保護するための包装用緩衝材に関する。
従来から、円盤状のシーリングライト等の様々な形状の物品を箱詰めして包装する際に、物品とともに箱内に収納して、物品を衝撃から保護するための包装用緩衝材が多数提案され、実施に供されている。
例えば、特許文献1には、段ボール部材の平面部における四方の対角位置に上方へ折り曲げ自在に形成した立上片を設け、各立上片には、それぞれの立上片の上端の内方を所定深さで下方へ切り込んで段ボール部材の平面部の内方へ折り曲げ自在に形成した折曲部と、各立上片の折曲部の両側に設けられた垂直支持部とが一体的に形成され、折り曲げた折曲部を段ボール部材の平面部に載置した照明器具の本体の外周上部に当て、折り曲げた折曲部と、照明器具の本体又は照明器具の本体を収納する包装材とを接合材で接合するようにした包装用緩衝材が開示されている。
この包装用緩衝材は、物品として円盤状のシーリングライト等の照明器具を衝撃から保護することができる優れたものである。しかしながら、立上片の上端側に折曲部が設けられているので、箱内に収納した際、立上片の上面と箱の内側上面との接触面積が小さくなってしまう。このため、箱の上下方向に大きな衝撃力や荷重がかかった場合にも立上片が極力座屈しないように大きな上下方向の耐圧強度を持たせるには、それなりに高価で高強度の段ボール部材を用いなければならず、その分、材料費がコスト高となってしまう。特に、包装の対象となる物品が、シーリングライト等の数多く扱われるものでは、この材料費のコスト高は総額では無視できないものである。
特許第5757447号公報
そこで本発明は、上述した問題点を鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、安価で比較的低強度の材料を用いても、大きな上下方向の耐圧強度を持たせることができ、その分、材料費を低コストに抑えて実施することができる包装用緩衝材を提供することにある。
第1発明に係る包装用緩衝材は、物品を箱詰めして包装する際に、物品とともに箱内に収納して、物品を衝撃から保護するための包装用緩衝材であって、物品がその上に配置される底板部と、前記底板部の周囲に複数設けられ、前記底板部上に配設される物品に向かって折返し、その先端を接合材で保持するための折返片部と、前記底板部の周囲において、前記折返片部間に複数設けられ、物品が前記折返片部及び前記接合材で保持されている状態で、前記箱内に収納されると、前記箱の内側面に押され、前記箱の内側上下面間を支持するように立ち上がる耐圧壁部と、を備えていることを特徴とする。
第2発明に係る包装用緩衝材は、第1発明において、前記耐圧壁部は、物品が前記折返片部及び前記接合材で保持されている状態で、前記箱内に収納されると、前記箱の内側面に押され、前記箱の内側上下面に対して略直角に立ち上がる構成とされていることを特徴とする。
第3発明に係る包装用緩衝材は、第1発明又は第2発明において、前記底板部の周囲において、前記折返片部間に、前記底板部から当該底板部の外側に延設された底板延設部を、更に備えていることを特徴とする。
第4発明に係る包装用緩衝材は、第1発明~第3発明の何れかにおいて、前記折返片部の折返し方向における中間において、当該折返片部の前記折返し方向と略直交する方向に一対の折曲部が、間隔をあけて設けられており、前記箱内に収納した際、当該一対の折曲部の間隔部分の外側が、当該箱の内側面と接触又は近接するとともに、当該一対の折曲部の間隔部分の内側が、物品の側部を覆う構成とされていることを特徴とする。
第5発明に係る包装用緩衝材は、第4発明において、前記折曲部は、前記折返片部の一般部よりも強度の低い低強度部であることを特徴とする。
第6発明に係る包装用緩衝材は、第4発明又は第5発明において、前記耐圧壁部と隣り合う前記折返片部には、前記一対の折曲部の側部に、前記箱内に収納した際、当該箱の内側面と前記耐圧壁部の一方の側部とともに接触又は近接する突出片が設けられていることを特徴とする。
第7発明に係る包装用緩衝材は、第6発明において、前記折返片部と隣り合う前記耐圧壁部には、その他方の側部に重複片が設けられ、当該重複片は、前記箱内に収納した際、当該箱の内側面に押され、前記一対の折曲部の間隔部分の外側に倣って重なり、当該箱の内側面と当該耐圧壁部の他方の側部とともに接触又は近接することを特徴とする。
第8発明に係る包装用緩衝材は、第1発明~第7発明の何れかにおいて、1枚の段ボール部材から構成されていることを特徴とする。
第1発明に係る包装用緩衝材によれば、物品が折返片部及び接合材で保持されている状態で、箱内に収納されると、耐圧壁部の長く連続した大きな面積の上面が、箱の内側上面に接触又は近接するので、安価で比較的低強度の材料を用いても、大きな上下方向の耐圧強度を持たせることができ、その分、材料費を低コストに抑えて実施することができる。
第2発明に係る包装用緩衝材によれば、耐圧壁部は、物品が折返片部及び接合材で保持されている状態で、箱内に収納されると、箱の内側面に押され、箱の内側上下面に対して略直角に立ち上がる構成とされているので、耐圧壁部全体を支持壁として働かせ、より安価で比較的低強度の材料を用いても、より大きな上下方向の耐圧強度を持たせることができ、その分、より材料費を低コストに抑えて実施することができる。
第3発明に係る包装用緩衝材によれば、底板部の周囲において、折返片部間に、底板部から底板部の外側に延設された底板延設部を、更に備え、箱の内側下面とより大きな面積で接触又は近接するので、より安価で比較的低強度の材料を用いても、更により大きな上下方向の耐圧強度を持たせることができ、その分、更により材料費を低コストに抑えて実施することができる。
第4発明に係る包装用緩衝材によれば、箱内に収納した際、一対の折曲部の間隔部分の外側が、箱の内側面と接触又は近接するとともに、一対の折曲部の間隔部分の内側が、物品の側部を覆う構成とされているので、横揺れ方向の緩衝効果をより高めることができる。
第5発明に係る包装用緩衝材によれば、折曲部は、折返片部の一般部よりも強度の低い低強度部であるので、折曲部を容易に折り曲げることができる。
第6発明に係る包装用緩衝材によれば、耐圧壁部と隣り合う折返片部には、一対の折曲部の側部に、箱内に収納した際、箱の内側面と耐圧壁部の一方の側部とともに接触又は近接する突出片が設けられているので、横揺れ方向の緩衝効果を更により高めることができる。
第7発明に係る包装用緩衝材によれば、折返片部と隣り合う耐圧壁部には、その他方の側部に重複片が設けられ、重複片は、箱内に収納した際、箱の内側面に押され、一対の折曲部の間隔部分の外側に倣って重なり、箱の内側面と耐圧壁部の他方の側部とともに接触又は近接するので、この重複片により、箱内で耐圧壁部の箱の内側上下面に対する略直角の姿勢状態をより確実に維持することができる。
第8発明に係る包装用緩衝材によれば、1枚の段ボール部材から構成されているので、材料の少ない立体構造の段ボール部材により、より安価で比較的低強度の紙材料を用いても、全体的に高強度のものとすることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る包装用緩衝材の展開状態を示す平面図である。 図2は、本発明の実施形態で用いられる箱の展開状態を示す平面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る包装用緩衝材を物品にセットし、箱内に収納する前の状態を示す斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る包装用緩衝材を物品にセットし、箱内に収納した状態を示す斜視図である。 図5は、図4におけるA部を拡大して示す部分拡大図である。 図6は、図4におけるB部を拡大して示す部分拡大図である。
以下、本発明を適用して例示した実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る包装用緩衝材1の展開状態を示す平面図であり、図2は、本発明の実施形態で用いられる箱10の展開状態を示す平面図である。図3は、本発明の実施形態に係る包装用緩衝材1を物品Gにセットし、箱10内に収納する前の状態を示す斜視図であり、図4は、本発明の実施形態に係る包装用緩衝材1を物品Gにセットし、箱内に収納した状態を示す斜視図である。図5は、図4におけるA部を拡大して示す部分拡大図であり、図6は、図4におけるB部を拡大して示す部分拡大図である。
包装用緩衝材1は、図1に示すように、内部にトラス状の中芯1aが内蔵された立体構造である1枚の段ボール部材から構成されている。そして、切込線1bにより、中心の底板部2と、底板部2の周囲四方にそれぞれ設けられた折返片部3と、底板部2上下の折返片部3,3間にそれぞれ設けられた耐圧壁部4と、底板部2左右の折返片部3,3間にそれぞれ延設された底板延設部5と、が形成されている。なお、包装用緩衝材1は、厚紙等の他の材料を用いて実施してもよい。
底板部2は、略正八角形状であり、その上に、二点鎖線で示した物品G(ここでは、一例として円盤状のシーリングライト)が配置される。
折返片部3は、ヘラ状であり、図3及び図4に示すように、底板部2上に配設される物品Gに向かって折返し、その先端をセロハンテープ等の粘着テープからなる接合材6で保持するためのものである。なお、物品Gは、接合材6で必ずしも直接保持する必要はなく、取り出し易いように、袋状の包装材等に包んで保持してもよい。
また、折返片部3は、底板部2との境界にハーフカットミシン目からなる折曲部32が設けられ、底板部2の中心に向かって折り曲げ易くなっている。なお、折曲部32は、ミシン目又は罫線を設けるだけなどでもよいし、設けないで実施してもよい。
また、折返片部3の折返し方向における中間において、この折返片部3の折返し方向と略直交する方向に一対の折曲部31が、間隔をあけて設けられている。そして、図4に示すように、箱10内に収納した際、これら一対の折曲部31,31の間隔部分31aの外側が、箱10の内側面13a,14aとは、後述の突出片33及び耐圧壁部4の両方の側部に支持され、箱10の内側面13a,14aと例えば15mm程度の間隔をあけて近接するとともに、内側面13a,14aとの間で緩衝空間が形成される。そのうえで、これら一対の折曲部31,31の間隔部分31aの内側が、物品Gの側部を覆う構成とされている。ここで、これら一対の折曲部31,31の間隔部分31aの外側を、箱10の内側面13a,14aと接触させて実施してもよい。なお、略直交とは、技術的に可能な限り直交にすることであり、誤差を含むものである。
ここで、これら一対の折曲部31,31は、折返片部3の一般部よりも強度の低い低強度部であるハーフカットミシン目で形成されている。なお、これら一対の折曲部31,31は、ミシン目又は罫線を設けるだけなどでもよいし、設けないで実施してもよい。
さらに、耐圧壁部4と隣り合う右上と左下の折返片部3には、一対の折曲部31の側部に、切込線1cにより、図4及び図5に示すように、箱10内に収納した際、箱10の内側面14aと耐圧壁部4の一方の側部とともに接触又は近接する突出片33が設けられている。
耐圧壁部4は、ヘラ状であり、図4に示すように、長く連続した大きな面積の平坦な上面4aを有し、物品Gが折返片部3及び接合材6で保持されている状態で、箱10内に収納されると、箱10の内側面13a,14aに押され、箱10の内側上下面17,18間を支持するように内側上下面17,18に対して略直角に立ち上がる構成とされている。なお、略直角とは、技術的に可能な限り直角にすることであり、誤差を含むものである。また、耐圧壁部4は、箱10の内側上下面17,18間を支持するようにすれば、内側上下面17,18に対して略直角としないで実施してもよい。
また、耐圧壁部4は、底板部2との境界にハーフカットミシン目からなる折曲部41が設けられ、底板部2の中心に向かって折り曲げ易くなっている。なお、折曲部41は、ミシン目又は罫線を設けるだけなどでもよいし、設けないで実施してもよい。
また、耐圧壁部4には、図4及び図6に示すように、その他方の側部に外縁弧状の重複片43が設けられ、重複片43は、箱10内に収納した際、箱10の内側面13に押され、一対の折曲部31,31の間隔部分31aの外側に倣って重なり、箱10の内側面13aとこの耐圧壁部4の他方の側部とともに接触又は近接するようになっている。
さらに、重複片43の付け根には、ミシン目からなる折曲部42が設けられ、一対の折曲部31の間隔部分31aの外側に向かって折り曲げ易くなっている。なお、折曲部42は、ハーフカットミシン目又は罫線を設けるだけなどでもよいし、設けないで実施してもよい。
底板延設部5は、ヘラ状であり、図4に示すように、箱10内に収納した際、底板部2とともに、その下面が、箱10の内側下面18と接触する。
なお、底板部2、折返片部3と、耐圧壁部4、及び底板延設部5等の個数や形状等は、上記したものに限定されず、様々にして実施してもよい。
一方で、包装用緩衝材1で覆われた物品Gを収納する箱10は、図2に示すように、包装用緩衝材1と同じく内部にトラス状の中芯が内蔵された立体構造である1枚の段ボール部材から構成されている。
箱10は、周囲の複数の組立面部13~16を罫線からなる折曲部分11で折り曲げ、対応するもの同士を糊付け等により接着し、図4に示すように、箱状に組み立てられる。なお、12は、組立面部14,15間の切込線である。また、箱10の内部空間は、包装用緩衝材1で覆われた物品Gの幅と高さと略同じになっており、包装用緩衝材1で覆われた物品Gが箱10内部でガタつかないようになっている。
但し、包装用緩衝材1で覆われた物品Gを収納する前は、図3に示すように、一方の組立面部14,15は接着せずに開放して、挿入口Eを形成しておく。
そして、矢印D1の方向に、包装用緩衝材1で覆われた物品Gを収納し、残る一方の組立面部14,15を接着して挿入口Eを塞ぐと、図4に示すように、物品Gの包装が完了する。
なお、耐圧壁部4の外側の箱10の内部空間S1は、特に横揺れ方向の緩衝効果を高めるものとなる。
以上説明した本発明の実施形態に係る包装用緩衝材1によれば、図4に示すように、物品Gが折返片部3及び接合材6で保持されている状態で、箱10内に収納されると、耐圧壁部4の長く連続した大きな面積の上面4aが、箱10の内側上面17に接触又は近接する。このため、耐圧壁部4による箱10の内側上下面17,18間の支持力を高めることができるので、安価で比較的低強度の材料を用いても、大きな上下方向の耐圧強度を持たせることができ、その分、材料費を低コストに抑えて実施することができる。
また、この包装用緩衝材1によれば、図4に示すように、耐圧壁部4は、物品Gが折返片部3及び接合材6で保持されている状態で、箱10内に収納されると、箱10の内側面13a,14aに押され、箱10の内側上下面17,18に対して略直角に立ち上がる構成とされている。このため、耐圧壁部4全体を支持壁として働かせ、より安価で比較的低強度の材料を用いても、より大きな上下方向の耐圧強度を持たせることができ、その分、より材料費を低コストに抑えて実施することができる。
また、この包装用緩衝材1によれば、図1及び図4に示すように、底板部2の周囲において、折返片部3,3間に、底板部2からこの底板部2の外側に延設された底板延設部5を、更に備え、箱10の内側下面18とより大きな面積で接触又は近接する。このため、底板部2及び底板延設部5が箱10内で支持床として働くので、より安価で比較的低強度の材料を用いても、更により大きな上下方向の耐圧強度を持たせることができ、その分、更により材料費を低コストに抑えて実施することができる。
また、この包装用緩衝材1によれば、上述したように耐圧強度を高めることができるので、実証試験も行い確認したが、車両等での輸送、運搬時に高く積層しても、潰れてしまうことは殆どない。
また、この包装用緩衝材1によれば、図4に示すように、箱10内に収納した際、一対の折曲部31,31の間隔部分31aの外側が、箱10の内側面13a,14aと近接し、外側に緩衝空間が形成されるとともに、一対の折曲部31,31の間隔部分31aの内側が、物品Gの側部を覆う構成とされている。このため、一対の折曲部31,31の間隔部分31aの外側の緩衝空間により、横揺れ方向の緩衝効果をより高めることができる。
また、この包装用緩衝材1によれば、図1に示すように、一対の折曲部31,31は、折返片部3の一般部よりも強度の低いハーフカットミシン目からなる低強度部であるので、これら一対の折曲部31,31を容易に折り曲げることができる。
また、この包装用緩衝材1によれば、図4及び図5に示すように、耐圧壁部4と隣り合う折返片部3には、一対の折曲部31,31の側部に、箱10内に収納した際、箱10の内側面14aと耐圧壁部4の一方の側部とともに接触又は近接する突出片33が設けられている。このため、突出片33による箱10の内側面14aの支持も加わるので、横揺れ方向の緩衝効果を更により高めることができる。
また、この包装用緩衝材1によれば、図4及び図6に示すように、折返片部3と隣り合う耐圧壁部4には、その他方の側部に重複片43が設けられ、重複片43は、箱10内に収納した際、箱10の内側面13aに押され、一対の折曲部31,31の間隔部分31aの外側に倣って重なり、箱10の内側面13aと耐圧壁部4の他方の側部とともに接触又は近接する。このため、耐圧壁部4の他方の側部が箱10の内側面13aで押された際に、重複片43が一対の折曲部31,31の間隔部分31aの外側に倣って重なって支持するので、この重複片43により、箱10内で耐圧壁部4の箱10の内側上下面17,18に対する略直角の姿勢状態をより確実に維持することができる。
さらに、この包装用緩衝材1によれば、図1に示すように、1枚の段ボール部材から構成されているので、材料の少ない立体構造の段ボール部材により、より安価で比較的低強度の紙材料を用いても、全体的に高強度のものとすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 包装用緩衝材
2 底板部
3 折返片部
31 折曲部
31a 折曲部の間隔部分
33 突出片
4 耐圧壁部
43 重複片
5 底板延設部
6 接合材
10 箱
13a 箱の内側面
14a 箱の内側面
17 箱の内側上面
18 箱の内側下面
G 物品

Claims (8)

  1. 物品を箱詰めして包装する際に、物品とともに箱内に収納して、物品を衝撃から保護するための包装用緩衝材であって、
    物品がその上に配置される底板部と、
    前記底板部の周囲に複数設けられ、前記底板部上に配設される物品に向かって折返し、その先端を接合材で保持するための折返片部と、
    前記底板部の周囲において、前記折返片部間に複数設けられ、物品が前記折返片部及び前記接合材で保持されている状態で、前記箱内に収納されると、前記箱の内側面に押され、前記箱の内側上下面間を支持するように立ち上がる耐圧壁部と、を備えていること
    を特徴とする包装用緩衝材。
  2. 前記耐圧壁部は、物品が前記折返片部及び前記接合材で保持されている状態で、前記箱内に収納されると、前記箱の内側面に押され、前記箱の内側上下面に対して略直角に立ち上がる構成とされていること
    を特徴とする請求項1に記載の包装用緩衝材。
  3. 前記底板部の周囲において、前記折返片部間に、前記底板部から当該底板部の外側に延設された底板延設部を、更に備えていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の包装用緩衝材。
  4. 前記折返片部の折返し方向における中間において、当該折返片部の前記折返し方向と略直交する方向に一対の折曲部が、間隔をあけて設けられており、前記箱内に収納した際、当該一対の折曲部の間隔部分の外側が、当該箱の内側面と接触又は近接するとともに、当該一対の折曲部の間隔部分の内側が、物品の側部を覆う構成とされていること
    を特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の包装用緩衝材。
  5. 前記折曲部は、前記折返片部の一般部よりも強度の低い低強度部であること
    を特徴とする請求項4に記載の包装用緩衝材。
  6. 前記耐圧壁部と隣り合う前記折返片部には、前記一対の折曲部の側部に、前記箱内に収納した際、当該箱の内側面と前記耐圧壁部の一方の側部とともに接触又は近接する突出片が設けられていること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の包装用緩衝材。
  7. 前記折返片部と隣り合う前記耐圧壁部には、その他方の側部に重複片が設けられ、
    当該重複片は、前記箱内に収納した際、当該箱の内側面に押され、前記一対の折曲部の間隔部分の外側に倣って重なり、当該箱の内側面と当該耐圧壁部の他方の側部とともに接触又は近接すること
    を特徴とする請求項6に記載の包装用緩衝材。
  8. 1枚の段ボール部材から構成されていること
    を特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載の包装用緩衝材。
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