JP3698040B2 - 両極性レベルシフト回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は絶縁ゲート電界効果型トランジスタ(以下MOSFETと略す)を用いた半導体集積回路装置、もしくは該部品を用いた装置において、負極性および正極性の計4電位以上の電源を用い、各回路において異なる電位の低電圧系(小振幅)の信号を高電位系(大振幅)の信号に変換するレベルシフト回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の代表的なレベルシフト回路は第9図の特許公告昭57−59690の如く、片側の信号レベルのみの変換回路であった。あるいは小振幅を大振幅に変換するという意味においては第10図のようにコンパレータ回路、もしくはオペアンプ回路で小振幅を電源の電位まで変換していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
さて、前述した従来の片側のレベル信号のみの変換回路では4電位以上の多電源の回路には適用できないという問題点があつた。またコンパレータ回路もしくはオペアンプ回路による方法では常時、多大な電流が流れ続けるという課題があった。
【0004】
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、その目的とするところは、4電位以上の多電源回路における低電位系(小振幅)の信号を高電位系(大振幅)の信号に、つまり正極性側も負極性側も同時に変換し、かつ一度変換された後にはリーク電流が存在しない回路構成、つまり低消費電力のレベルシフト回路を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の両極性レベルシフト回路は、
低電位系の電源に接続された低電位系信号駆動回路と、高電位系の電源に接続され、2個のインバータ回路をたすきがけにした高電位系ラツチ回路からなり、かつ前記低電位系信号駆動回路の信号を前記高電位系ラッチ回路の反転出力端子に接続し、また、前記高電位系ラッチ回路の出力端子の信号を信号反転回路を経由して前記低電位系信号駆動回路の出力を制御するように接続したことを特徴とする。
【作用】
本発明の上記の構成によれば、高電位系ラッチ回路はインバータ回路のたすきがけで出来ているので、低電位系信号駆動回路の出力信号によって高電位系ラッチ回路の反転出力端子は変化しやすく、したがって高電位系ラッチ回路を容易に反転することができる。また、高電位系ラッチ回路の出力信号は信号反転回路を経由して低電位系信号駆動回路の出力を制御しているので高電位系ラツチ回路の動作が完了した後は低電位系信号駆動回路の低電位の出力信号と高電位系ラッチ回路の反転出力端子の高電位の出力信号が衝突することはない。以上によりリーク電流のない低消費電力の両極性のレベル変換ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、実施例により本発明の詳細を示す。図1は本発明の第1の実施例を示す回路図である。図1において破線10に囲まれた回路は低電位系信号駆動回路である。低電位系信号駆動回路は−VSS1、+VDD1の電源を用いている。破線20に囲まれている回路は高電位系ラッチ回路である。高電位系ラッチ回路20は−VSS2、+VDD2の電源を用いている。ここで−VSS2、−VSS1、+VDD1、+VDD2の各電源電位の関係を示したのが図2である。図2において−VSS2は負極性の第1電源電位、−VSS1は負極性の第2電源電位、+VSS1は正極性の第3電源電位、+VSS2は正極性の第4電源電位である。さて、図1の破線10の中において11、12はP型MOSFETであり、13、14はN型MOSFETである。P型MOSFET11のソース電極は+VDD1に接続され、ドレイン電極はP型MOSFET12のソース電極に接続されている。N型MOSFET13のソース電極は−VSS1に接続され、ドレイン電極はN型MOSFET14のソース電極に接続されている。P型MOSFET12とN型MOSFET14のゲート電極は互いに接続されている。またP型MOSFET12とN型MOSFET14のドレイン電極は互いに接続され、低電位系信号駆動回路10としての出力端子24となっている。またP型MOSFET11とN型MOSFET13のゲート電極は互いに接続され、低電位系信号駆動回路10としての入力端子23となっている。次に破線20の中において、15、16、21はP型MOSFETであり、17、18、22はN型MOSFETである。P型MOSFET21のソース電極は+VDD2に接続され、ドレイン電極はP型MOSFET15のソース電極に接続されている。N型MOSFET22のソース電極は−VSS2に接続され、ドレイン電極はN型MOSFET17のソース電極に接続されている。N型MOSFET17のドレイン電極とP型MOSFET15のドレイン電極は互いに接続され、高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25となっている。P型MOSFET15のゲート電極はN型MOSFET17のゲート電極に接続されている。P型MOSFET16のソース電極は+VDD2に接続されている。N型MOSFET18のソース電極は−VSS2に接続されている。P型MOSFET16のドレイン電極とN型MOSFET18のドレイン電極は互いに接続され、高電位系ラッチ回路20としての出力端子26となっている。P型MOSFET16のゲート電極とN型MOSFET18のゲート電極は互いに接続され、かつ反転出力端子25に接続されている。また、高電位系ラッチ回路20としての出力端子26はP型MOSFET15のゲート電極とN型MOSFET17のゲート電極に接続されているとともにインバータ回路の機能の持つ信号反転回路19の入力端子に接続されている。信号反転回路19の出力端子は低電位系信号駆動回路10の中のP型MOSFET12のゲート電極とN型MOSFET14のゲート電極に接続されている。また低電位系信号駆動回路10としての出力端子24は高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25に接続されている。低電位系信号駆動回路10としての入力端子23はP型MOSFET21ゲート電極とN型MOSFET22のゲート電極に接続されている。なお、信号反転回路19の電源は低電位系の電源である−VSS1と+VDD1からとっている。
【0007】
さて、まず、初期状態として低電位系信号駆動回路10としての入力端子23が低電位系のロウ(Low)信号である−VSS1であり、高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25が高電位系のハイ(High)信号である+VDD2、高電位系ラッチ回路20としての出力端子26が高電位系のロウ(Low)信号である−VSS2信号であるとする。このとき信号反転回路19の入力信号はロウ(Low)信号である−VSS2信号であるので、信号反転回路19の出力信号は低電位系のハイ(High)信号である+VDD1となっていて低電位系信号駆動回路10のP型MOSFET12はオフ(OFF)している。また低電位系信号駆動回路10のN型MOSFET14はオン(ON)しているが、N型MOSFET13は入力端子23がロウ(Low)信号の−VSS1信号であるのでオフ(OFF)しているので低電位系信号駆動回路10の出力端子24は出力信号としては出していないので、高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25と電気的に衝突はしていない。また、低電位系信号駆動回路10の入力端子23がロウ(Low)信号の−VSS1信号であるので、高電位系ラッチ回路20のP型MOSFET21をオン(ON)させており、反転出力端子25に高電位系のハイ(High)信号を作る+VDD2の電源電位を供給する役目も果たしている。
このときP型MOSFET15とN型MOSFET17によるインバータ回路とP型MOSFET16とN型MOSFET18によるインバータ回路とは入力端子と出力端子を互いにいわゆるたすきがけにした関係にあって信号をラツチしている。
【0008】
さて、次に低電位系信号駆動回路10の入力端子23が低電位系のロウ(Low)信号である−VSS1から、低電位系のハイ(High)信号である+VDD1に変化したとすると、N型MOSFET13と22はオン(ON)し、P型MOSFET11はオフ(OFF)する。またP型MOSFET21はソース電極が+VDD2に対し、ゲート電極が+VDD1となるのでその電圧差がP型MOSFET21のスレッショルド電圧より大きい場合には完全にはオフ(OFF)しないが、オフ(OFF)に近いような駆動力の低下が起こる。したがって、まずN型MOSFET13ともともとオン(ON)していたN型MOSFET14を通して低電位系信号駆動回路10の出力端子24に低電位系のロウ(Low)信号である−VSS1が流れ込む。このとき高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25にはもともと高電位系のハイ(High)信号である+VDD2の電位があって競合するが、P型MOSFET15の駆動能力を相対的に小さく設定し、かつ前述したようにP型MOSFET21がゲート電極に+VDD1の電位が加わりオフ(OFF)に近いような駆動力の低下が起きているので、P型MOSFET16とN型MOSFET18のゲート電極にはロウ(Low)信号である−VSS1に近い電位がかかることとなり高電位系ラッチ回路20の出力端子26は高電位系のハイ(High)信号である+VDD2となる。したがってP型MOSFET15とN型MOSFET17のゲート電極には高電位系のハイ(High)信号である+VDD2が加わり、高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25にはN型MOSFET17とN型MOSFET22を通して高電位系のロウ(Low)信号である−VSS2がはいってくる。一方、信号反転回路19の出力信号は低電位系のロウ(Low)信号である−VSS1となるので、N型MOSFET14はオフ(OFF)し、低電位系信号駆動回路10の出力端子24と高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25との間での電気的競合は起こらなくなり、反転出力端子25は純粋に高電位系のロウ(Low)信号である−VSS2の電位となる。したがって、高電位系ラッチ回路20の出力端子26と反転出力端子25はそれぞれ+VDD2と−VSS2で安定する。また、前述したように低電位系信号駆動回路10の出力端子24と高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25との間での電気的競合は起こらないので、安定時におけるリーク電流もない。
以上より、低電位系の信号を高電位系の信号に変換できたことが解る。
【0009】
また、次に入力信号が逆に変化する場合である低電位系信号駆動回路10の入力端子23が低電位系のハイ(High)信号である+VDD1から低電位系のロウ(Low)信号である−VSS1に再び変化したとする。このときP型MOSFET11と21はオン(ON)し、N型MOSFET13はオフ(OFF)する。またN型MOSFET22はソース電極が−VSS2に対し、ゲート電極が−VSS1となるのでその電圧差がN型MOSFET22のスレッショルド電圧より大きい場合には完全にはオフ(OFF)しないが、オフ(OFF)に近いような駆動力の低下が起こる。したがって、まずP型MOSFET11と、もともとオン(ON)していたP型MOSFET12を通して低電位系信号駆動回路10の出力端子24に低電位系のハイ(High)信号である+VDD1が流れ込む。このとき高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25にはもともと高電位系のロウ(Low)信号である−VSS2の電位があって競合するが、N型MOSFET17の駆動能力を相対的に小さく設定し、かつ前述したようにN型MOSFET22がゲート電極に−VSS1の電位が加わりオフ(OFF)に近いような駆動力の低下が起きているので、P型MOSFET16とN型MOSFET18のゲート電極にはハイ(High)信号である+VDD1に近い電位がかかるので高電位系ラッチ回路20の出力端子26は高電位系のロウ(Low)信号である−VSS2となる。したがってP型MOSFET15とN型MOSFET17のゲート電極には高電位系のロウ(Low)信号である−VSS2が加わり、高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25にはP型MOSFET15とP型MOSFET21を通して高電位系のハイ(High)信号である+VDD2がはいってくる。一方、信号反転回路19の出力信号は高電位系のハイ(High)信号である+VDD1なるので、P型MOSFET12はオフ(OFF)し、低電位系信号駆動回路10の出力端子24と高電位系ラッチ回路20としての反転出力端子25との間での電気的競合は起こらなくなり、反転出力端子25は純粋に高電位系のハイ(High)信号である+VDD2の電位となる。したがって、高電位系ラッチ回路20の出力端子26と反転出力端子25はそれぞれ−VSS2と+VDD2で安定する。以上より、低電位系信号駆動回路10の入力端子23にはいった低電位系のロウ(Low)信号である−VSS1も、ハイ(High)信号である+VDD1も、高電位系ラッチ回路20の出力端子26に高電位系のロウ(Low)信号である−VSS2もしくはハイ(High)信号である+VDD2に変換できることが解る。
【0010】
また、図1においては各MOSFETは埋め込み酸化膜層を有するシリコン・オン・インシュレータ(SOIと略す)基板上に形成されている。したがつて、高電位系ラッチ回路20の反転出力端子25から高電位系の−VSS2もしくは+VDD2の電位が低電位系信号駆動回路10の出力端子24に入り込んだととしてもP型MOSFET12もしくはN型MOSFET14のドレインから基板に逆流することはない。
【0011】
なお、図1においてはSOI基板を用いた例を示したが、必ずしもSOI基板を用いず、通常バルクの製造工程でもP型MOSFET12もしくはN型MOSFET14の基板電位をそれぞれ+VDD1もしくは−VSS1の電位とせず、基板を独立して構成し、それぞれ+VDD2もしくは−VSS2してもよい。あるいは前記各MOSFETのドレイン側と接続してもよい。この構成により、高電位系の−VSS2もしくは+VDD2の電位が低電位系信号駆動回路10の出力端子24に入り込みP型MOSFET12もしくはN型MOSFET14のドレインからそれぞれ基板を経由してに低電位系の+VDD1もしくは−VSS1の電源に流れこむことはなくなる。
【0012】
図3は本発明の第2の実施例の回路図である。図3において破線10に囲まれた回路は低電位系信号駆動回路である。低電位系信号駆動回路10は−VSS1、+VDD1の電源を用いている。破線30に囲まれている回路は高電位系ラッチ回路である。高電位系ラッチ回路30は−VSS2、+VDD2の電源を用いている。19は信号反転回路であり、−VSS1、+VDD1の電源を用いている。図3の回路図において図1の回路と異なるのは高電位系ラッチ回路30の構成である。高電位系ラッチ回路30の中において、15はP型MOSFETであり、17はN型MOSFETである。P型MOSFET15のソース電極は+VDD2に接続され、N型MOSFET17のソース電極は−VSS2に接続されている。P型MOSFET15とN型MOSFET17のそれぞれのゲート電極は互いに接続され、かつそれぞれのドレイン電極も互いに接続されインバータ回路を構成している。また、16はP型MOSFETであり、18はN型MOSFETである。P型MOSFET16のソース電極は+VDD2に接続され、N型MOSFET18のソース電極は−VSS2に接続されている。P型MOSFET16とN型MOSFET18のそれぞれのゲート電極は互いに接続され、かつそれぞれのドレイン電極も互いに接続されインバータ回路を構成している。これらの2個のインバータ回路は入力端子と出力端子を互いにいわゆるたすきがけに接続しラツチ回路を構成している。図1の高電位系ラッチ回路20と図3の高電位系ラッチ回路30を比較すると、図1の高電位系ラッチ回路20からP型MOSFET21とN型MOSFET22を取り除いたものが図3の高電位系ラッチ回路30となっている。以上の違いはあるものの図1の高電位系ラッチ回路20と図3の高電位系ラッチ回路30は基本的にはほぼ同じ動作をする。ただし、図3の高電位系ラッチ回路30では低電位系信号駆動回路10の出力端子24の信号電位と高電位系ラッチ回路30の反転出力端子25の信号電位が衝突したとき、低電位系信号駆動回路10の出力端子24の信号電位が勝るように、図1のP型MOSFET21や N型MOSFET22が無い分、余計に図3の高電位系ラッチ回路30のなかのP型MOSFET15や N型MOSFET17の駆動能力を低く設定している。この条件さえ満たせば図3の回路は図1の回路よりトランジスタ数の少ない簡単な回路でレイアウト面積が少なくてすむ長所がある。
【0013】
図4は本発明の第3の実施例の回路図である。図4において破線40に囲まれた回路は低電位系信号駆動回路である。低電位系信号駆動回路40は−VSS1、+VDD1の電源を用いている。破線30に囲まれている回路は高電位系ラッチ回路である。高電位系ラッチ回路30は−VSS2、+VDD2の電源を用いている。19は信号反転回路であり、−VSS1、+VDD1の電源を用いている。図4の回路図において図3の回路と異なるのは低電位系信号駆動回路40の構成である。図4の低電位系信号駆動回路40において、11、12はP型MOSFETであり、13、14はN型MOSFETである。P型MOSFET12のソース電極は+VDD1に接続され、ドレイン電極はP型MOSFET11のソース電極に接続されている。また、N型MOSFET14のソース電極は−VSS1に接続され、ドレイン電極はN型MOSFET13のソース電極に接続されている。図4の低電位系信号駆動回路40と図3の低電位系信号駆動回路10を比較するとP型MOSFET11と12の電源+VDD1に対する位置関係、およびN型MOSFET13と14の電源−VSS1に対する位置関係が入れ替わっているだけで基本的動作、機能は同じである。図4は低電位系信号駆動回路の構成が1種類ではないことを示す回路例である。
【0014】
図5は本発明の第4の実施例の回路図である。図5において破線10に囲まれた回路は低電位系信号駆動回路である。低電位系信号駆動回路10は−VSS1、+VDD1の電源を用いている。破線20に囲まれている回路は高電位系ラッチ回路である。高電位系ラッチ回路20は−VSS2、+VDD2の電源を用いている。59は信号反転回路であり、−VSS2、+VDD2の電源を用いている。図5の回路図において図1の回路と異なるのは信号反転回路59の電源の取り方であって、図1の信号反転回路19は低電位系の−VSS1、+VDD1から電源をとっているのに対し、図5の信号反転回路59は高電位系の−VSS2、+VDD2から電源をとっている。それ以外の回路構成は図1の回路と同じである。図5の回路はレイアウトパターンの都合により、信号反転回路の電源は低電位系からでも、高電位系からでもどちらからでも取れることを示している。
【0015】
図6は本発明の第5の実施例の回路図である。図6において破線10に囲まれた回路は低電位系信号駆動回路である。低電位系信号駆動回路10は−VSS1、+VDD1の電源を用いている。破線30に囲まれている回路は高電位系ラッチ回路である。高電位系ラッチ回路30は−VSS2、+VDD2の電源を用いている。59は信号反転回路であり、−VSS2、+VDD2の電源を用いている。図6の回路図において図3の回路と異なるのは信号反転回路59の電源の取り方であって、図3の信号反転回路19は低電位系の−VSS1、+VDD1から電源をとっているのに対し、図5の信号反転回路59は高電位系の−VSS2、+VDD2から電源をとっている。それ以外の回路構成は図3の回路と同じである。図6の回路は図3の回路においてもレイアウトパターンの都合により、信号反転回路の電源は低電位系からでも、高電位系からでもどちらからでも取れることを示している。
【0016】
図7は本発明の第6の実施例の回路図である。図7において破線10に囲まれた回路は低電位系信号駆動回路である。低電位系信号駆動回路10は−VSS1、+VDD1の電源を用いている。破線20に囲まれている回路は高電位系ラッチ回路である。高電位系ラッチ回路20は−VSS2、+VDD2の電源を用いている。59は信号反転回路であり、−VSS2、+VDD2の電源を用いている。また、79はインバータ回路であり、−VSS2、+VDD2の電源を用いている。図7の回路図においインバータ回路79は信号反転回路59の出力信号を入力し、出力が高電位系ラッチ回路20の出力端子76となつている。図7の回路は図5の回路と基本的に動作および機能は同一であるが、高電位系ラッチ回路20の出力端子76がインバータ回路を2段経ているので駆動能力を高くできる回路構成であることが解る。
【0017】
図8は本発明の第7の実施例の回路図である。図8において破線10に囲まれた回路は低電位系信号駆動回路である。低電位系信号駆動回路10は−VSS1、+VDD1の電源を用いている。破線30に囲まれている回路は高電位系ラッチ回路である。高電位系ラッチ回路30は−VSS2、+VDD2の電源を用いている。59は信号反転回路であり、−VSS2、+VDD2の電源を用いている。また、79はインバータ回路であり、−VSS2、+VDD2の電源を用いている。図8の回路図においインバータ回路79は信号反転回路59の出力信号を入力し、出力が高電位系ラッチ回路30の出力端子86となつている。図8の回路は図6の回路と基本的に動作および機能は同一であるが、高電位系ラッチ回路30の出力端子76がインバータ回路を2段経ているので駆動能力を高くできる回路構成であることが解る。
【0018】
また、以上は電源が計4電位の場合を説明してきたが、5電位以上であって、その間のレベル変換であってもよい。
【0019】
また、以上において信号反転回路やインバータ回路は通常、P型MOSFETとN型MOSFETのそれぞれのゲート電極および、それぞれのドレインを互いに接続する構成で例示したが、反転機能を有する構成ならば他の構成でもよい。例えばNAND回路(非論理積回路)の各入力端子を互いに接続してもよいし、またNOR回路(非論理和回路)の入力入力端子を互いに接続して用いてもよい。
【発明の効果】
以上、述べたように本発明によれば低電位系(小振幅)の信号を高電位系(大振幅)の信号に正極側と負極側同時に変換できるという効果がある。
【0020】
また、動作が終了した静止状態においてはリーク電流が流れず、低消費電力であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明が使用される多電源系の各電位の関係を示した電位関係図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す回路図である。
【図7】本発明の第6の実施例を示す回路図である。
【図8】本発明の第7の実施例を示す回路図である。
【図9】従来例のレベルシフト回路を示す回路図である。
【図10】従来例の小振幅を大振幅に変換する回路例を示す回路図である。
【符号の説明】
10、40 ・・・ 低電位系信号駆動回路
20、30 ・・・ 高電位系ラッチ回路
11、12、15、16、21 ・・・ P型MOSFET
13、14、17、18、22 ・・・ N型MOSFET
19、59、79 ・・・ 信号反転回路、インバータ回路
23 ・・・ 低電位系信号駆動回路の入力端子
24 ・・・ 低電位系信号駆動回路の出力端子
25 ・・・ 高電位系ラッチ回路の反転出力端子
26、36、76、86 ・・・ 高電位系ラッチ回路の出力端子

Claims (8)

  1. 第1、第2、第3、第4の各電位の電源電位を有するMOSFETを用いた半導体集積回路装置において、
    第4電位の電源にソース電位を接続した第1P型MOSFETと、第2P型MOSFETと第5P型MOSFETの直列回路と、第1電位の電源にソース電位を接続した第1N型MOSFETと、第2N型MOSFETと第5N型MOSFETの直列回路とからなり、前記第1P型MOSFETと第1N型MOSFETのそれぞれのゲート電極およびドレイン電極は互いに接続され第1インバータ回路を形成し、前記第2P型MOSFETと第5P型MOSFETの直列回路と第2N型MOSFETと第5N型MOSFETの直列回路のそれぞれドレイン電極は互いに接続され、かつ第2P型MOSFETと第2N型MOSFETのゲート電極を互いに接続することにより第2インバータ回路を形成し、該第1インバータ回路の入力端子となるゲート電極は前記第2インバータ回路の出力端子となるドレイン電極に接続され、前記第2インバータ回路の入力端子となるゲート電極は前記第1インバータ回路の出力端子となるドレイン電極に接続されてなる高電位系ラッチ回路と、
    第3、第4P型MOSFETの直列回路と第3、第4N型MOSFETの直列回路からなり、前記第3、第4P型MOSFETの直列回路の一端は第3電位の電源に接続され、第3、第4N型MOSFETの直列回路の一端は第2電位の電源に接続され、前記第3、第4P型MOSFETの直列回路の他端と前記第3、第4N型MOSFETの直列回路の他端は互いに接続され出力端子となり、前記第3P型MOSFETと第3N型MOSFETのゲート電極は互いに接続され低電位系の信号入力端子とからなる低電位系信号駆動回路と、
    P型MOSFETとN型MOSFETのインバータ回路による信号反転回路からなり、
    前記低電位系信号駆動回路の出力端子が前記高電位系ラッチ回路を構成する第2インバータ回路の出力端子であり、かつ高電位系ラッチ回路としての反転出力端子に接続され、前記高電位系ラッチ回路の第1インバータ回路の出力端子であり、かつ高電位系ラッチ回路としての出力端子が前記信号反転回路の入力端子に接続され、前記信号反転回路の出力端子が前記低電位系信号駆動回路の第4P型MOSFETと第4N型MOSFETのゲート電極に接続され、前記高電位系ラッチ回路を構成している第5P型MOSFETと第5N型MOSFETのゲート電極に前記低電位系信号駆動回路の入力端子が接続されていることを特徴とする両極性レベルシフト回路。
  2. 第1、第2、第3、第4の各電位の電源電位を有するMOSFETを用いた半導体集積回路装置において、
    第4電位の電源にソース電位を接続した第1、第2P型MOSFETと第1電位の電源にソース電位を接続した第1、第2N型MOSFETとからなり、前記第1P型 MOSFETと第1N型MOSFETのそれぞれのゲート電極およびドレイン電極は互いに接続され第1インバータ回路を形成し、前記第2P型MOSFETと第2N型MOSFETのそれぞれのゲート電極およびドレイン電極は互いに接続され第2インバータ回路を形成し、該第1インバータ回路の入力端子となるゲート電極は前記第2インバータ回路の出力端子となるドレイン電極に接続され、前記第2インバータ回路の入力端子となるゲート電極は前記第1インバータ回路の出力端子となるドレイン電極に接続されてなる高電位系ラッチ回路と、
    第3、第4P型MOSFETの直列回路と第3、第4N型MOSFETの直列回路からなり、前記第3、第4P型MOSFETの直列回路の一端は第3電位の電源に接続され、第3、第4N型MOSFETの直列回路の一端は第2電位の電源に接続され、前記第3、第4P型MOSFETの直列回路の他端と前記第3、第4N型MOSFETの直列回路の他端は互いに接続され出力端子となり、前記第3P型MOSFETと第3N型MOSFETのゲート電極は互いに接続され低電位系の信号入力端子とからなる低電位系信号駆動回路と、
    P型MOSFETとN型MOSFETのインバータ回路による信号反転回路が形成されてなり、
    前記低電位系信号駆動回路の出力端子が前記高電位系ラッチ回路を構成する第2インバータ回路の出力端子であり、かつ高電位系ラッチ回路としての反転出力端子に接続され、前記高電位系ラッチ回路の第1インバータ回路の出力出力端子であり、かつ高電位系ラッチ回路としての出力端子が前記信号反転回路の入力端子に接続され、前記信号反転回路の出力端子が前記低電位系信号駆動回路の第4P型MOSFETと第4N型MOSFETのゲート電極に接続されていることを特徴とする両極性レベルシフト回路。
  3. 請求項1または2に記載の両極性レベルシフト回路において、前記信号反転回路は第2、第3の電位の低電位系の電源に接続されていることを特徴とする両極性レベルシフト回路。
  4. 請求項1および2記載の両極性レベルシフト回路において、前記信号反転回路は第1、第4の電位の高電位系の電源に接続されていることを特徴とする両極性レベルシフト回路。
  5. 請求項1および2記載の両極性レベルシフト回路において、高電位系ラッチ回路の第1インバータ回路の駆動能力が第2インバータ回路の駆動能力より高くなるようにMOSFETの形状を設定していることを特徴とする両極性レベルシフト回路。
  6. 請求項1および2記載の両極性レベルシフト回路において、高電位系ラッチ回路の第2インバータ回路の駆動能力が低電位系信号駆動回路の駆動能力より低くなるようにMOSFETの形状を設定していることを特徴とする両極性レベルシフト回路。
  7. 請求項1および2記載の両極性レベルシフト回路において、MOSFETの半導体集積回路装置がシリコン・オン・インシュレータ基板上で形成されていることを特徴とする両極性レベルシフト回路。
  8. 請求項1および2記載の両極性レベルシフト回路において、低電位系信号駆動回路の出力端子に接続されたP型およびN型のMOSFETの基板電位が第3および第4の各電位の電源電位から独立していることを特徴とする両極性レベルシフト回路。
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