JP3697363B2 - 反射型液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射型液晶表示装置に関し、特に、前記有機膜と基板との剥離を防ぐことができる信頼性に優れた反射型液晶表示装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ハンディタイプのコンピュータなどの表示部として、消費電力が小さいことや、薄くできることから反射型液晶表示装置が広く利用されている。
反射型液晶表示装置としては、液晶層の両面に設けられた一対の基板の外側に反射板を配設した外付けタイプのものが知られている。しかしながら、外付けタイプの反射型液晶表示装置では、反射型液晶表示装置内に入射した光は、2枚の基板を通過してから反射板の反射膜に反射されるため、明表示が暗くなってしまう。
この問題を軽減するために、一対の基板の間に、表面が鏡面状態とされた反射膜を配設し、光を通過させる基板を一枚のみとした内蔵タイプの反射型液晶表示装置がある。しかしながら、このような反射型液晶表示装置では、光の有効利用が困難であるため、コントラストが低いという不都合があった。
【0003】
この不都合を解決するために、図8に示すような、光を反射させる金属反射膜を凸凹に形成した内蔵タイプの反射型液晶表示装置がある。図8において、符号1aは、第1基板を示し、符号1bは、第2基板を示している。前記第2基板1bの第1基板1aと対向する側の表面には、第2電極層9bと第2配向膜4bとが順に形成され、反対側の表面には、位相差板5と偏光板6とが順に積層されている。一方、第1基板1aの第2基板1bと対向する側の表面には、多数の凹凸を設けた有機膜44と、金属反射膜54と、オーバーコート膜64と、第1電極層94と、第1配向膜4aとが順に積層されている。前記オーバーコート層64は、前記金属反射膜54上の凸凹を平坦化するとともに、前記金属反射膜54と前記電極層94とを絶縁するために設けられている。両面に上記の各層が設けられた第1基板1aおよび第2基板1bと、これらに挟持されたシール材3とに囲まれた空間内には、液晶層2が封入されている。
【0004】
図9は、従来の反射型液晶表示装置の駆動用素子を実装する側の基板の一例を示した平面図である。図8および図9において、符号7は、駆動用素子実装領域を示し、符号8は、表示領域を示している。ここでの駆動用素子実装領域7とは、駆動用素子16が実装される領域のことであり、表示領域とは、液晶表示装置の表示に使用される領域のことである。図8および図9に示すように、駆動用素子実装領域7には、駆動用素子16が実装されている。
図9に示す第1電極層94は、駆動用素子16と電気的に接続される駆動用電極層である。表示領域8から連続して形成された駆動用素子実装領域7の駆動用電極層94aは、駆動用素子16の一方の端子と電気的に接続されている。また、駆動用素子16の他側の端子は、駆動用電極層94cと接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8および図9に示す多数の凸凹を設けた有機層上に、金属反射膜を凸凹に形成した従来の反射型液晶表示装置では、第1基板1aと有機膜44とが剥離しやすく、問題となっていた。とくに、駆動用素子16を実装する際に加熱加圧される部分である駆動用素子実装領域7や、第1基板1aの周縁部13は、剥離しやすく、問題となっていた。
【0006】
よって、本発明は、上記のような問題を解決し、前記有機膜と基板との剥離を防ぐことができる信頼性に優れた反射型液晶表示装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の反射型液晶表示装置は、一対の基板と、前記一対の基板の間に挟持されたシール材とに囲まれた空間内に液晶層が封入され、前記一対の基板のうち、一方の基板の他方の基板と対向する面には、多数の凹凸を有する有機膜と、金属反射膜と、オーバーコート膜と、電極層とが順に設けられ、前記有機膜の上方に前記有機膜の内部応力を打ち消す方向の内部応力を有する応力緩和膜が設けられ、前記応力緩和膜は、前記一方の基板上に実装される駆動用素子および前記電極層と電気的に接続されない透明導電膜からなり、駆動用電極層が形成されている部分と、前記駆動用素子が実装されている部分とを除いた駆動用素子実装領域に形成されていることを特徴とする。
本発明の反射型液晶表示装置では、前記電極層が前記応力緩和膜と同様の材質で形成され、前記電極層と前記応力緩和膜とがいずれもオーバーコート膜上であって、前記応力緩和膜が駆動用素子実装領域において、前記駆動用電極層が形成されている部分と前記駆動用素子が実装されている部分の平面視両側に形成されているものとすることができる。
本発明の反射型液晶表示装置では、前記有機膜の多数の凹凸は、表面に転写型の凸部を転写して形成されたものとすることができる。
本発明の反射型液晶表示装置の製造方法は、一対の基板と、前記一対の基板の間に挟持されたシール材とに囲まれた空間内に液晶層が封入された反射型液晶表示装置を製造する方法であり、前記一対の基板のうち、一方の基板の他方の基板と対向する面に、多数の凹凸を有する有機膜と、金属反射膜と、オーバーコート膜とを順に設ける工程と、前記オーバーコート膜の上に透明導電膜を成膜してエッチングを行い、駆動用電極層を形成すると同時に、前記有機膜の上方に設けられ、前記有機膜の内部応力を打ち消す方向の内部応力を有し、前記一方の基板上に実装される駆動用素子および前記電極層と電気的に接続されない透明導電膜からなる応力緩和膜を、前記駆動用電極層が形成される部分と、前記駆動用素子が実装される部分とを除いた駆動用素子実装領域に形成する工程とを備えることを特徴とする。
【0008】
反射型液晶表示装置の一方の基板と有機膜との密着力は、前記一方の基板と有機膜との界面における接着力と、前記有機膜の内部応力によって決定される。この内部応力は、基板と有機膜との密着力を低下させ、基板と有機膜との剥離を促す。
本発明の反射型液晶表示装置は、前記有機膜の上方に前記有機膜の内部応力を打ち消す方向の内部応力を有する応力緩和膜が設けられたものであるので、応力緩和膜の内部応力によって、有機膜の内部応力を打ち消し、基板と有機膜との密着力の低下を抑止し、前記有機膜と基板との剥離を防ぐことができる。したがって、信頼性に優れた反射型液晶表示装置となる。
【0009】
上記の反射型液晶表示装置においては、前記応力緩和膜は、前記一方の基板上に実装される駆動用素子および前記電極層と電気的に接続されない透明導電膜からなるものであることが好ましい。
このような反射型液晶表示装置とすることで、電極層を形成する際に、同時に応力緩和膜を形成することが可能となり、製造工程を増やすことなく、容易に製造できるものとすることができる。
【0010】
また、上記の反射型液晶表示装置においては、前記応力緩和膜は、駆動用素子実装領域に形成されていることが望ましい。
本発明において「駆動用素子実装領域」とは、駆動用素子が実装される領域のことをいう。
さらに、上記の反射型液晶表示装置においては、前記応力緩和膜は、前記一方の基板の周縁部に形成されていることが望ましい。
【0011】
このような反射型液晶表示装置とすることで、とくに剥離しやすい、駆動用素子を実装する際に加熱加圧される部分である駆動用素子実装領域と、基板の周縁部の剥離を防ぐことができ、より一層信頼性に優れた反射型液晶表示装置とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の反射型液晶表示装置の駆動用素子を実装する側の基板の一例を示した平面図である。
本発明の反射型液晶表示装置が図9に示す従来の反射型液晶表示装置と異なるところは、第1電極層94が、駆動用素子16と電気的に接続される駆動用電極層94a、94cと、駆動用素子16と電気的に接続されないダミー電極層94dとからなるところである。
【0013】
図1および図8に示すように、駆動用素子実装領域7の前記オーバーコート膜64上には、異方性導電フィルム(以下、「ACF」と略記する)10を介して駆動用素子16が実装されている。ACF10は、導電性フィラー10aを有し、加熱加圧することにより、導電性が得られるものである。
前記駆動用電極層94aは、図1に示すように、表示領域8から駆動用素子実装領域7にわたって連続して形成され、駆動用素子実装領域7で、ACF10を介して駆動用素子16の一側の端子11aと電気的に接続されている。また、駆動用電極層94cは、前記駆動用素子16の他側の端子11bと、ACF10を介して電気的に接続されている。駆動用電極層94aおよび94cには、透明導電膜を形成するITO(インジウムスズ酸化物)などが使用されている。
前記駆動用電極層94aおよび94cの内部応力は、図8の矢印Aおよび矢印Bで示すように、膜が伸びようとする応力で圧縮応力である。
【0014】
また、ダミー電極層94dは、駆動用素子実装領域7の駆動用電極層94aおよび94cが形成されている部分と、駆動用素子16が実装されている部分とを除いた部分に形成されている。ダミー電極94dの幅は、とくに限定されない。このダミー電極層94dは、前記駆動用素子16との電気的な接続には用いられていない。また、ダミー電極94dは、駆動用電極層94aおよび94cと同様に、透明導電膜を形成するITO(インジウムスズ酸化物)などで形成されている。
このダミー電極層94dの内部応力も前記駆動用電極層94aおよび94cと同様に、膜が伸びようとする応力で圧縮応力である。
【0015】
第1基板1aとしては、0.7mm程度の厚さの透明なガラス板などが使用される。
有機膜44の材質としては、アクリル系レジスト、ポリスチレン系レジスト、アジドゴム系レジスト、イミド系レジストなどの感光性樹脂などが用いられ、具体的には、CFPR017S(商品名:東京応化工業(株)製)などが好適に使用される。
この有機膜44の内部応力は、図8の矢印Cで示すように、膜が縮もうとする応力で引張応力である。
【0016】
金属反射膜54は、アルミニウムや銀などの金属で形成されている。
オーバーコート膜64の材質としては、例えば、熱硬化性のアクリル樹脂などが使用される。具体的には、JSS984(商品名:JSR(株)製)などが好適に使用される。
【0017】
一方、第2基板1bとしては、第1基板と同様に0.7mm程度の厚さの透明なガラス板などが使用され、第2電極層9bとしては、第1電極層94と同様にITO(インジウムスズ酸化物)などが使用されている。
また、位相差板5は、ポリカーボネート樹脂やポリアリレート樹脂などで形成されている。
また、第1配向膜4aおよび第2配向膜4bとしては、ポリイミド樹脂などにより形成された高分子膜をラビング処理したものなどが使用される。
【0018】
このような反射型液晶表示装置を製造するには、例えば、ガラスからなる第1基板1aの上に、図2に示すように、感光性樹脂液であるCFPR017S(商品名:東京応化工業(株)製)をスピンコートにより500rpm、30秒の条件で塗布し、この感光性樹脂液をホットプレートにより80℃で10秒加熱するプリベークを行い、感光性樹脂層44aとする。続いて、周縁に平坦部14aを有する転写型14の型面を、前記感光性樹脂層44aに50kg/cm2の圧力で押し付けて、図2に示す表示領域8の感光性樹脂層44aの表面に転写型14の型面14aの凸部を転写し、図3に示すように、多数の凹部を形成する。ついで、第1基板1aの裏面側(図示下側)から露光量100mJ/cm2の紫外線などの光線20を照射し、多数の凹凸が形成された感光性樹脂層44bを硬化させ、転写型14を感光性樹脂層44bから外して、240℃で30分加熱するポストベークを行って、図4に示す有機膜44とする。
【0019】
さらに、有機膜44の表示領域8上に、例えば、アルミニウムを蒸着して、図5に示す反射膜54を形成する。その後、図6に示すように、JSS984(商品名:JSR(株)製)をスピンコートにより1000rpm、10秒の条件で塗布し、230℃で30分焼成して硬化させることにより、オーバーコート膜64を形成する。ついで、オーバーコート膜64の上に、例えば、ITOをスパッタして成膜する。このITOを一般的な方法などにより、ポジ型レジストなどを塗布し、フォトマスクを使用して、露光、現像、エッチングを行い、図1に示す前記駆動用電極層94a、94cとダミー電極94dとを同時に形成して第1電極層94とし、さらにその上に、第1配向膜4aを形成する。
【0020】
続いて、第2の基板1bの第1電極層9aと対向する側の表面に、第2電極層9bと第2配向膜4bとを順に形成し、反対側の表面に、位相差板5と偏光板6とを順に形成する。
そして、第1電極層9a側と第2電極層9b側とを対向させた状態で、第1基板1aと第2基板1bとにシール材3を挟持させて、第1基板1aと第2基板1bとシール材3とに囲まれた空間を形成し、前記空間内に液晶を封入して液晶層2を形成することにより、図1に示す反射型液晶表示装置が得られる。
【0021】
図8に示す反射型液晶表示装置において、有機膜44の内部応力は、図8の矢印Cで示すように、膜が縮もうとする応力で引張応力である。この引張応力は、第1基板1aと有機膜44との密着力を低下させ、第1基板1aと有機膜44との剥離を促す。反対に、第1の電極層94を形成する駆動用電極層94a、94cの内部応力は、図8の矢印Aおよび矢印Bで示すように、膜が伸びようとする応力で圧縮応力である。この圧縮応力は、有機膜44の内部応力である引張応力を打ち消し、低下させる。
【0022】
このような反射型液晶表示装置では、有機膜44の上方に、有機膜44の内部応力を打ち消す方向の内部応力を有する応力緩和膜として、ダミー電極層94dを設けたので、駆動用電極層94a、94cおよびダミー電極層94dの内部応力である圧縮応力によって、有機膜44の内部応力である引張応力を打ち消して、第1基板1aと有機膜44との密着力の低下を抑止することができ、有機膜44と第1基板1aとの剥離を防ぐことができる。したがって、信頼性に優れた反射型液晶表示装置となる。
【0023】
また、ダミー電極層94dを、駆動用素子16および駆動用電極層94a、94cと電気的に接続されないものとするとともに、駆動用電極層94aおよび94cと同様の材質で形成したので、駆動用電極層94a、94cを形成する際に、駆動用電極層94aおよび94cと同様の方法でダミー電極層94dを形成することが可能となる。したがって、製造工程を増やすことなく、容易に製造できる反射型液晶表示装置となる。
【0024】
また、ダミー電極層94dが、駆動用素子実装領域7に形成されているので、とくに剥離しやすい部分である、駆動用素子実装領域7の剥離を防ぐことができ、より一層信頼性に優れた反射型液晶表示装置とすることができる。
【0025】
本発明の反射型液晶表示装置においては、上述したように、応力緩和膜であるダミー電極層94dを駆動用素子実装領域7に設けることができるが、前記第1の基板1aの周縁部13に設けてもよいし、図7に示すように、駆動用素子実装領域7と第1基板1aの周縁部13の両方に設けてもよい。
このような反射型液晶表示装置とすることで、とくに剥離しやすい部分である、駆動用素子実装領域7と第1基板1aの周縁部13の剥離を防ぐことができ、より一層信頼性に優れた反射型液晶表示装置とすることができる。
【0026】
また、本発明の反射型液晶表示装置においては、応力緩和膜であるダミー電極層94dは、上述したように、駆動用電極層94a、94cと同様の材質とすることができるが、有機膜44の内部応力を打ち消す方向の内部応力を有する膜を形成しうる材質であれば、必ずしも駆動用電極層94a、94cと同様の材質でなくてもよい。例えば、ダミー電極層94dを、SiO2などからなるものとすることもできる。
【0027】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の反射型液晶表示装置は、有機膜の上方に、有機膜の内部応力を打ち消す方向の内部応力を有する応力緩和膜が設けられているので、応力緩和膜の内部応力によって、有機膜の内部応力を打ち消し、基板と有機膜との密着力の低下を抑止し、有機膜と基板との剥離を防ぐことができる。したがって、信頼性に優れた反射型液晶表示装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の反射型液晶表示装置の駆動用素子を実装する側の基板の一例を示した平面図である。
【図2】 本発明の反射型液晶表示装置の製造過程を示す図であって、第1基板上に、感光性樹脂液を塗布した状況を示す図である。
【図3】 本発明の反射型液晶表示装置の製造過程を示す図であって、転写型の押し付け状況および光線の照射状況を示す図である。
【図4】 本発明の反射型液晶表示装置の製造過程を示す図であって、現像後の有機膜の状況を示す図である。
【図5】 本発明の反射型液晶表示装置の製造過程を示す図であって、有機膜上に金属反射膜を形成した状況を示す図である。
【図6】 本発明の反射型液晶表示装置の製造過程を示す図であって、オーバーコート膜を形成した状況を示す図である。
【図7】 本発明の反射型液晶表示装置の駆動用素子を実装する側の基板の他の例を示した平面図である。
【図8】 反射型液晶表示装置の一例を示した平面図である。
【図9】 従来の反射型液晶表示装置の駆動用素子を実装する側の基板の一例を示した平面図である。
【符号の説明】
1a 第1基板
1b 第2基板
2 液晶層
3 シール材
4a 第1配向膜
4b 第2配向膜
5 位相差板
6 偏光板
7 駆動用素子実装領域
10 ACF
16 駆動用素子
13 周縁部
44 有機膜
54 金属反射膜
64 オーバーコート膜
94 第1電極層
94a、94c 駆動用電極層
94d ダミー電極層
9b 第2電極層
Claims (5)
- 一対の基板と、前記一対の基板の間に挟持されたシール材とに囲まれた空間内に液晶層が封入され、
前記一対の基板のうち、一方の基板の他方の基板と対向する面には、多数の凹凸を有する有機膜と、金属反射膜と、オーバーコート膜と、電極層とが順に設けられ、
前記有機膜の上方に前記有機膜の内部応力を打ち消す方向の内部応力を有する応力緩和膜が設けられ、前記応力緩和膜は、前記一方の基板上に実装される駆動用素子および前記電極層と電気的に接続されない透明導電膜からなり、駆動用電極層が形成されている部分と、前記駆動用素子が実装されている部分とを除いた駆動用素子実装領域に形成されていることを特徴とする反射型液晶表示装置。 - 前記応力緩和膜は、前記一方の基板の周縁部にもさらに形成されたことを特徴とする請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
- 前記電極層が前記応力緩和膜と同様の材質で形成され、前記電極層と前記応力緩和膜とがいずれもオーバーコート膜上であって、前記応力緩和膜が駆動用素子実装領域において、前記駆動用電極層が形成されている部分と前記駆動用素子が実装されている部分の平面視両側に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の反射型液晶表示装置。
- 前記有機膜の多数の凹凸は、転写型の凸部を表面に転写して形成されたものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。
- 一対の基板と、前記一対の基板の間に挟持されたシール材とに囲まれた空間内に液晶層が封入された反射型液晶表示装置を製造する方法であり、
前記一対の基板のうち、一方の基板の他方の基板と対向する面に、多数の凹凸を有する有機膜と、金属反射膜と、オーバーコート膜とを順に設ける工程と、
前記オーバーコート膜の上に透明導電膜を成膜してエッチングを行い、駆動用電極層を形成すると同時に、前記有機膜の上方に設けられ、前記有機膜の内部応力を打ち消す方向の内部応力を有し、前記一方の基板上に実装される駆動用素子および前記電極層と電気的に接続されない透明導電膜からなる応力緩和膜を、前記駆動用電極層が形成される部分と、前記駆動用素子が実装される部分とを除いた駆動用素子実装領域に形成する工程とを備えることを特徴とする反射型液晶表示装置の製造方法。
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