JP3696142B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は固体撮像装置に関し、特にレンズホルダーを接合した半導体パッケージが半田付けによって回路基板に実装される固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
固定撮像装置は、コンピュータ用のカメラ、電子カメラ等に広く使用されている。この固体撮像装置は、固体撮像素子を実装した半導体パッケージを有しており、この半導体パッケージにはレンズを保持するレンズホルダが接合されている。そしてこのレンズホルダを接合した半導体パッケージが半田付けによって回路基板に実装されている。
【0003】
半導体パッケージは、リードを有するDIPタイプ、SOPタイプ、QFPタイプ、PGAタイプ、リードレスタイプのLCCタイプ、BGAタイプ、CSPタイプと変遷し、小型化が進んでいる。固体撮像素子に使用される半導体パッケージにおいても、DIPタイプ、SOPタイプ、LCCタイプと小型化が進んできている。
【0004】
このような半導体パッケージにおいてBGAタイプの半導体パッケージを固体撮像素子に使用すれば、固体撮像装置をさらに小型化することができる。しかし、このBGAタイプの半導体パッケージに接合されるレンズホルダーおよびこのレンズホルダーが保持するレンズは、通常、樹脂によって形成されており、BGAタイプの半導体パッケージを回路基板に実装する際の最終実装工程であるリフロー半田付け工程においては、この樹脂によって形成されたレンズホルダおよびレンズが高温で加熱されるために、このレンズホルダーおよびレンズがリフロー半田付け工程における加熱によって変形するおそれがある。従って、このリフロー半田付けによって回路基板に実装するBGAタイプの半導体パッケージをレンズ付きの固体撮像装置に使用することはできない。
【0005】
ソケットによって、BGAタイプの半導体パッケージを回路基板に実装すれば、レンズホルダーおよびレンズがリフロー半田付け工程における加熱によって変形することはないが、このソケットという外部接続装置を追加しなければならないので、半導体パッケージを小型化しているにもかかわらず、固体撮像装置を小型化することができない。またソケットによる接続では、半導体パッケージと回路基板との接続の信頼性を確保することができない。
【0006】
リフロー半田付け以外の方法によって半導体パッケージを回路基板に半田付けするためには、半導体パッケージを回路基板に搭載したときに半田付け面が見えるような半田付け端子を半導体パッケージに設ける必要がある。前述した各種タイプの半導体パッケージにおいて、実装面積を小さくして小型化することができ、かつ回路基板に搭載したときに半田付け面が見えるような半田付け端子が設けられているのはLCCタイプの半導体パッケージである。このため、このLCCタイプの半導体パッケージが固体撮像素子に広く採用されている。
【0007】
図10は、従来の固体撮像装置90の斜視図である。図11は、この固体撮像装置90に用いられるLCCタイプパッケージ91の斜視図である。固体撮像素子90は、LCCタイプパッケージ91を有している。このLCCタイプパッケージ91は、5枚のセラミック基板12を積層して形成されており、この相互に積層された5枚のセラミック基板12によって、CCDモジュール及びCMOSカメラモジュールを構成している。図11に示すように、各セラミック基板12の表面形状は、それぞれ同様の略長方形になっており、すべてのセラミック基板12が整合状態で積層されている。各セラミック基板12の4つの各側面には、それぞれセラミック基板12の厚さ方向に沿って表面から裏面へ貫通するように形成された凹形状の複数の半田付け用端子13が一定の間隔をあけて設けられている。各セラミック基板12のすべての半田付け用端子13は、同様の位置にそれぞれ形成されており、積層されたすべてのセラミック基板12における同位置にそれぞれ形成された5つの半田付け用端子13は、最上層のセラミック基板12の表面から最下層のセラミック基板12の裏面へ貫通する半円筒形状のスルーホールを形成している。
【0008】
図12は、図10に示す平面Cに沿った固体撮像素子90の部分断面図である。この平面Cは、各セラミック基板12に対して垂直になっており、各セラミック基板12の側面の1つに設けられた半円筒形状のスルーホールを形成する5つの半田付け用端子13の軸方向に沿っている。図10および図12に示すように、最上層のセラミック基板12上には、図示しないレンズを保持するレンズホルダ97が設けられている。このレンズホルダ97は、最上層のセラミック基板12の表面12A上に設けられた長方体部97Aと、この長方体部97Aの中央部上に設けられた中空円筒部97Bとを有している。このレンズホルダ97の長方体部97Aにおける底面97Cは、最上層のセラミック基板12の表面12Aと同様の長方形状になっており、この表面12A上に整合状態で設けられて、接着剤18によって接着されている。
【0009】
最下層のセラミック基板12の裏面には、そのセラミック基板12におけるすべての半田付け用端子13にそれぞれ対応して外部端子16が設けられており、各外部端子16は、対応する凹形状の半田付け用端子13内に供給された半田15によって最下層のセラミック基板12にそれぞれ半田付けされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような構成の固体撮像素子90では、図12に示すように、最上層のセラミック基板12における表面12Aとレンズホルダ97の長方体部97Aにおける底面97Cとの間から接着剤18がセラミック基板12の側面へはみ出すと、この接着剤18は、このセラミック基板12の側面に形成されたいずれかの半田付け用端子13内へ流入するおそれがある。接着剤18が半田付け用端子13に流入すると、その半田付け用端子13とともに形成されるスルーホールの内周面における半田15の占有面積が減少する。その結果、最下層のセラミック基板12と外部端子16とを接着する半田15の接着強度が低下する。最下層のセラミック基板12と外部端子16との接着強度が低下することを防止するためには、外部端子16をセラミック基板12に半田付けするときに半田付け用端子13へ流入した接着剤18を除去することが必要になる。
【0011】
さらに、最上層のセラミック基板12に半田付け端子13が形成されていることにより、最上層のセラミック基板12とレンズホルダ97との接着面積が減少し、最上層のセラミック基板12とレンズホルダ97との接着強度が低下するおそれがある。この接着強度を高めるためにセラミック基板12の外形サイズを大きくすると、固体撮像装置全体を小型化することができなくなる。
【0012】
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的は、LCCタイプパッケージと外部端子とが高強度で接着された固体撮像装置を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、LCCタイプパッケージとレンズホルダとを接着する接着剤が、LCCタイプパッケージの側面に形成された凹形状の半田付け用端子内に流入することが防止されて、外部端子が高強度に接着された固体撮像装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る固体撮像装置は、その側面に凹形状の半田付け用端子が形成された1層ないし複数層の第1LCC(Leadless Chip Carrier)基板と、最上側の前記第1LCC基板上に積層された第2LCC基板とを有するLCCタイプパッケージと、該LCCタイプパッケージの該第2LCC基板の表面と接着剤を介して接着されたレンズホルダとを具備しており、該第2LCC基板は、前記第1LCC基板上に積層されており、該第2LCC基板の表面は、前記第1LCC基板の前記凹形状の半田付け用端子を覆っていること以外は前記最上側の第1LCC基板の表面と同様の表面形状になっていることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成される。
【0015】
前記レンズホルダの外周縁が、前記第2LCC基板の外周縁と等しくなっていてもよい。
【0016】
前記レンズホルダの外周縁が、前記第2LCC基板の外周縁よりも内側に位置していてもよい。
【0017】
前記レンズホルダの外周縁は、前記第2LCC基板の外周縁よりも0.03mmないし0.3mm内側に位置していてもよい。
【0018】
本発明に係る他の固体撮像装置は、その側面に凹形状の半田付け用端子が形成された1層ないし複数層の第1LCC基板と、最上側の前記第1LCC基板上に積層された第2LCC基板とを有するLCCタイプパッケージと、該LCCタイプパッケージの該第2LCC基板の表面と接着剤を介して接着されたレンズホルダとを具備しており、該第2LCC基板は、前記第1LCC基板の前記凹形状の半田付け用端子露出するように、前記第1LCC基板上に積層されており、前記レンズホルダの外周縁が、前記第2LCC基板の外周縁よりも内側に位置していることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成される。
【0019】
前記第2LCC基板の外周縁が、該凹形状の半田付け用端子よりも内側に位置していてもよい。
【0020】
本発明に係るさらに他の固体撮像装置は、その側面に凹形状の半田付け用端子が形成された1層ないし複数層のLCC基板を有するLCCタイプパッケージと、該LCCタイプパッケージの最上側の前記LCC基板の表面に接着剤を介して接着されたレンズホルダとを具備しており、該レンズホルダは、前記LCC基板の前記凹形状の半田付け用端子露出するように前記LCC基板上に積層されていることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成される。
【0021】
前記レンズホルダの外周縁が、最上側の前記LCC基板の外周縁よりも内側に位置していてもよい。
【0022】
前記レンズホルダの外周縁が、各凹形状の半田付け用端子の底部を連なる4辺形の全周にわたり0.03mmないし0.3mm内側に位置していてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る固体撮像素子10の斜視図であり、図2は、この固体撮像装置10を構成するLCCタイプパッケージ11の斜視図である。固体撮像素子10は、LCCタイプパッケージ11を有している。このLCCタイプパッケージ11は、相互に積層された4枚のセラミック基板12を有している。又別の方法としてセラミック基板12の積層する枚数は2〜3枚か、さらには5枚以上の複数枚を積層して形成することも可能である。各セラミック基板12の表面形状は、それぞれ同様の略長方形になっており、すべてのセラミック基板12が相互に整合状態で積層されている。各セラミック基板12の4つの各側面には、それぞれセラミック基板12の厚さ方向に沿って表面から裏面へ貫通するように形成された凹形状の複数の半田付け用端子13が一定の間隔をあけて設けられている。各セラミック基板12のすべての半田付け端子13は、同様の位置にそれぞれ形成されており、積層されたすべてのセラミック基板12における同位置にそれぞれ形成された4つの半田付け用端子13は、最上層のセラミック基板12の表面から最下層のセラミック基板12の裏面へ貫通する半円筒形状のスルーホールを形成している。
【0024】
このLCCタイプパッケージ11は、最上層のセラミック基板12上に積層されたセラミック基板14をさらに有している。このセラミック基板14は、各セラミック基板12の側面に形成された凹形状の半田付け用端子13を覆うように積層されており、このセラミック基板14の表面14Aは、最上層のセラミック基板12の表面12Aと同様の長方形になっている。相互に積層された4枚のセラミック基板12およびセラミック基板14によって、CCDモジュール及びCMOSカメラモジュールを構成している。
【0025】
図3は、図1に示す平面Aに沿った固体撮像素子10の部分断面図である。この平面Aは、各セラミック基板12に対して垂直になっており、各セラミック基板12の側面の1つに設けられた半円筒形状のスーホールを形成する4つの半田付け用端子13の軸方向に沿っている。図1および図3を参照すると、セラミック基板14上には、図示しないレンズを保持するレンズホルダ17が設けられている。このレンズホルダ17は、セラミック基板14の表面14Aに設けられた長方体部17Aと、この長方体部17Aの中央部上に設けられた中空円筒部17Bとを有している。レンズホルダ17の長方体部17Aにおける底面17Cは、セラミック基板14の表面14Aと同様の長方形状になっており、この表面14A上に整合状態で設けられて、接着剤18によってセラミック基板14の表面14Aと接着されている。このように、レンズホルダ17の外周縁はセラミック基板14の外周縁と等しくなっている。最下層のセラミック基板12の裏面には、その最下層のセラミック基板12におけるすべての半田付け用端子13にそれぞれ対応して外部端子16が設けられており、各外部端子16は、対応する凹形状の半田付け用端子13に供給された半田15によって最下層のセラミック基板12に半田付けされている。
【0026】
このような構成を有する固体撮像装置10においては、セラミック基板14における表面14Aとレンズホルダ17の長方体部17Aにける底面17Cとを接着する接着剤18がセラミック基板14における表面14Aとレンズホルダ17の長方体部17Aにおける底面17Cとの間からはみだすと、図3に示すように、はみだした接着剤18は、セラミック基板14における側面とレンズホルダ17の長方体部17Aにおける側面とにおいて固化する。従って、はみだした接着剤18は、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。
【0027】
以上のように実施の形態1によれば、セラミック基板14は、各セラミック基板12の側面に形成された凹状の半田付け用端子13を覆うように積層されているので、はみだした接着剤18はセラミック基板14の側面において固化し、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。このため、その半田付け用端子13とともに形成されるスルーホールの内周面における半田15の占有面積を確保することができる。その結果、最下層のセラミック基板12に外部端子16を接着する半田15の接着強度を高めることができる。このように、接着剤の樹脂漏れを防止することができるので、この樹脂漏れに伴う半田付け不良を撲滅することができる。さらに、はみ出した接着剤18が凹形状の半田付け用端子13へ流入しないので、半田付け用端子13へ流入した接着剤18を除去する必要がない。従って、最下層のセラミック基板12に外部端子16を半田付けする作業が容易になる。
【0028】
また、セラミック基板14は、セラミック基板12の側面に形成された凹形状の半田付け用端子13を覆うように積層されているので、セラミック基板14の表面14Aの面積は、凹形状の半田付け用端子13が形成されたセラミック基板12の表面12Aの面積よりも大きくなる。従って、セラミック基板12の表面12Aの面積よりも大きい面積を有するセラミック基板14の表面14Aとレンズホルダ17の長方体部の底面17Aとの接着面積は、セラミック基板12を用いた従来の構成による接着面積よりも大きくすることができる。その結果、セラミック基板12の外形サイズを大きくすることなく、レンズホルダ17とLCCタイプパッケージ11との接着強度を高めることができる。
【0029】
なお、セラミック基板12および14は、樹脂基板であってもよく、例えば、ガラスエポキシ樹脂等の有機基板を用いてもよい。
【0030】
図4は、実施の形態1に係る他の固体撮像素子20の部分断面図である。図1ないし図3を参照して前述した固体撮像素子10の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は省略する。実施の形態1に係る固体撮像素子10と異なる点は、レンズホルダ17の替わりにレンズホルダ27を備えている点である。
【0031】
このレンズホルダ27は、セラミック基板14の全周にわたって、セラミック基板14の各1辺から寸法D1だけ内側に位置するようになっている。この寸法D1は、例えば0.03mm以上0.3mm以下である。このように、レンズホルダ27の外周縁は、セラミック基板14の外周縁よりも内側に位置している。
【0032】
このような構成を有する固体撮像装置20においては、セラミック基板14における表面14Aとレンズホルダ27の長方体部27Aにおける底面27Cとを接着する接着剤18がセラミック基板14における表面14Aとレンズホルダ27の長方体部27Aにおける底面27Cとの間からはみだすと、図4に示すように、はみだした接着剤18は、レンズホルダ27の長方体部27Aの外側におけるセラミック基板14の表面14Aにおいて固化する。従って、はみだした接着剤18は、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。
【0033】
以上のように図4に示す固体撮像装置20によれば、レンズホルダ27の外周縁がセラミック基板14の外周縁よりも内側に位置しているので、はみだした接着剤18は、レンズホルダ27の長方体部27Aの外側におけるセラミック基板14の表面14Aにおいて固化し、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。このため、その半田付け用端子13とともに形成されるスルーホールの内周面における半田15の占有面積を確保することができる。その結果、最下層のセラミック基板12に外部端子16を接着する半田15の接着強度を高めることができる。
【0034】
図5は、実施の形態1に係るさらに他の固体撮像素子30の部分断面図である。図1ないし図3を参照して前述した固体撮像素子10の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は省略する。実施の形態1に係る固体撮像素子10と異なる点は、セラミック基板14の替わりにセラミック基板34を備えており、レンズホルダ17の替わりにレンズホルダ37を備えている点である。
【0035】
セラミック基板34は、セラミック基板12の全周にわたって、セラミック基板12に形成された凹形状の各半田付け用端子13の底部から寸法D2だけ内側に位置するようになっている。この寸法D2は、例えば0.03mm以上0.3mm以下である。このように、セラミック基板34の外周縁は凹形状の各半田付け用端子13よりも内側に位置しており、このセラミック基板34は、各半田付け用端子13を露出するように積層されている。
【0036】
レンズホルダ37は、このセラミック基板34の全周にわたって、セラミック基板34の各1辺から寸法D1だけ内側に位置するようになっている。この寸法D1は、例えば0.03mm以上0.3mm以下である。このように、レンズホルダ37の外周縁は、セラミック基板34の外周縁よりも内側に位置している。
【0037】
このような構成を有する固体撮像装置30においては、接着剤18がセラミック基板34における表面34Aとレンズホルダ37の長方体部37Aにおける底面37Cとの間からはみだすと、図5に示すように、はみだした接着剤18は、レンズホルダ37の長方体部37Aの外側におけるセラミック基板34の表面34Aにおいて固化する。従って、はみだした接着剤18は、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。
【0038】
以上のように図5に示す固体撮像装置30によれば、レンズホルダ37の外周縁がセラミック基板34の外周縁よりも内側に位置しているので、はみだした接着剤18は、レンズホルダ37の長方体部37Aの外側におけるセラミック基板34の表面34Aにおいて固化し、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。このため、図1ないし図3に示す固体撮像装置10と同様の効果を得ることができる。
【0039】
図6は、実施の形態1に係るさらに他の固体撮像素子40の部分断面図である。図1ないし図3を参照して前述した固体撮像素子10の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は省略する。実施の形態1に係る固体撮像素子10と異なる点は、セラミック基板14の替わりにセラミック基板44を備えており、レンズホルダ17の替わりにレンズホルダ47を備えている点である。
【0040】
セラミック基板44の表面44Aは、セラミック基板12に形成された凹形状の半田付け用端子13の底部を連なる4辺形と同一の形状になっており、その4辺形と略完全に重なっている。
【0041】
レンズホルダ47は、このセラミック基板44の全周にわたって、セラミック基板44の各1辺から寸法D1だけ内側に位置するようになっている。この寸法D1は、例えば0.03mm以上0.3mm以下である。このように、レンズホルダ47の外周縁は、セラミック基板44の外周縁よりも内側に位置している。
【0042】
このような構成を有する固体撮像装置40においては、接着剤18がセラミック基板44における表面44Aとレンズホルダ47の長方体部47Aにおける底面47Cとの間からはみだすと、図6に示すように、はみだした接着剤18は、レンズホルダ47の長方体部47Aの外側におけるセラミック基板44の表面44Aにおいて固化する。従って、はみだした接着剤18は、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。このため、図1ないし図3に示す固体撮像装置10と同様の効果を得ることができる。
【0043】
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係る固体撮像素子50の斜視図である。図1ないし図3を参照して前述した固体撮像素子10の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は省略する。
【0044】
この固体撮像素子50は、LCCタイプパッケージ91を有している。このLCCタイプパッケージ91は、4枚のセラミック基板12を積層して形成されており、相互に積層された4枚のセラミック基板12によって、CCDモジュール及びCMOSカメラモジュールを構成している。又別の方法としてセラミック基板12の積層する枚数は2〜3枚か、さらには5枚以上の複数枚を積層して形成することも可能である。各セラミック基板12の表面形状は、それぞれ同様の長方形になっており、すべてのセラミック基板12が整合状態で積層されている。各セラミック基板12の4つの各側面には、それぞれセラミック基板12の厚み方向に沿って表面から裏面へ貫通するように形成された凹形状の半田付け用端子13が一定の間隔をあけて設けられている。各セラミック基板12のすべての半田付け端子13は、同様の位置にそれぞれ形成されており、積層されたすべてのセラミック基板12における同位置にそれぞれ形成された5つの半田付け用端子13は、最上層のセラミック基板12の表面から最下層のセラミック基板12の裏面へ貫通する半円筒形状のスルーホールを形成している。
【0045】
図8は、図7に示す平面Bに沿った固体撮像素子50の部分断面図である。この平面Bは、各セラミック基板12に対して垂直になっており、各セラミック基板12の側面の1つに設けられた半円筒形状のスルーホールを形成する5つの半田付け用端子13の軸方向に沿っている。図7および図8に示すように、最上層のセラミック基板12上には、図示しないレンズを保持するレンズホルダ57が設けられている。このレンズホルダ57は、最上層のセラミック基板12上に設けられた長方体部57Aと、この長方体部57Aの中央部上に設けられた中空円筒部57Bとを有している。このレンズホルダ57の長方体部57Aにおける底面57Cは、最上層のセラミック基板12に形成された凹形状の半田付け用端子13の底部を連なる4辺形と同一の形状であり、その4辺形と略完全に重なっており、接着剤18によって接着されている。このように、レンズホルダ57は、凹形状の半田付け用端子13を露出するように接着されている。最下層のセラミック基板12の裏面には、そのセラミック基板12におけるすべての半田付け端子13にそれぞれ対応して外部端子16が設けられており、各外部端子16は、対応する凹形状の半田付け用端子13内に供給された半田15によって最下層のセラミック基板12にそれぞれ半田付けされている。
【0046】
このような構成を有する固体撮像装置50においては、最上層のセラミック基板12における表面12Aとレンズホルダ57の長方体部57Aにおける底面57Cとを接着する接着剤18が最上層のセラミック基板12における表面12Aとレンズホルダ57の長方体部57Aにおける底面57Cとの間からはみだすと、図7および図8に示すように、はみだした接着剤18はレンズホルダ57の長方体部57Aの外側における最上層のセラミック基板12の表面12Aにおいて固化する。従って、はみだした接着剤18は、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。
【0047】
以上のように実施の形態2によれば、レンズホルダ57は凹形状の半田付け用端子13を露出するように接着されているので、はみだした接着剤18はレンズホルダ57の長方体部57Aの外側における最上層のセラミック基板12の表面12Aにおいて固化し、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。このため、その半田付け用端子13とともに形成されるスルーホールの内周面における半田15の占有面積を確保することができる。その結果、最下層のセラミック基板12に外部端子16を接着する半田15の接着強度を高めることができる。
【0048】
図9は、実施の形態2に係る他の固体撮像素子60の部分断面図である。図8を参照して前述した固体撮像素子50の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付している。これらの構成要素の詳細な説明は省略する。図8に示す固体撮像素子50と異なる点は、レンズホルダ57の替わりにレンズホルダ67を備えている点である。
【0049】
このレンズホルダ67は、セラミック基板12の全周にわたって、セラミック基板12に形成された凹形状の半田付け用端子13の底部から寸法D3だけ内側に位置するようになっている。この寸法D3は、例えば0.03mm以上0.3mm以下である。レンズホルダ67の長方体部67Aにおける底面67Cは、接着剤18によって最上層のセラミック基板12の表面12Aに接着されている。このように、レンズホルダ67の外周縁は、セラミック基板12の外周縁よりも内側に位置している。
【0050】
このような構成を有する固体撮像装置60においては、接着剤18が最上層のセラミック基板12における表面12Aとレンズホルダ67の長方体部67Aにおける底面67Cとの間からはみだすと、図9に示すように、はみだした接着剤18はレンズホルダ67の長方体部67Aの外側における最上層のセラミック基板12の表面12Aにおいて固化する。従って、はみだした接着剤18は、凹形状の半田付け用端子13へ流入しない。このため、図8を参照して前述した固体撮像装置50と同様の効果を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、LCCタイプパッケージと外部端子とが高強度で接着された固体撮像装置を提供することができる。
【0052】
また本発明によれば、LCCタイプパッケージとレンズホルダとを接着する接着剤が、LCCタイプパッケージの側面に形成された凹形状の半田付け用端子へ流入することが防止されて、外部端子が高強度に接着された固体撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る固体撮像素子の斜視図
【図2】実施の形態1に係るLCCタイプパッケージの斜視図
【図3】実施の形態1に係る固体撮像素子の部分断面図
【図4】実施の形態1に係る他の固体撮像素子の部分断面図
【図5】実施の形態1に係るさらに他の固体撮像素子の部分断面図
【図6】実施の形態1に係るさらに他の固体撮像素子の部分断面図
【図7】実施の形態2に係る固体撮像素子の斜視図
【図8】実施の形態2に係る固体撮像素子の部分断面図
【図9】実施の形態2に係る他の固体撮像素子の部分断面図
【図10】従来の固体撮像素子の斜視図
【図11】従来のLCCタイプパッケージの斜視図
【図12】従来の固体撮像素子の断面図
【符号の説明】
10 固体撮像素子
11 LCCタイプパッケージ
12 セラミック基板
12A 表面
13 半田付け用端子
14 セラミック基板
14A 表面
17 レンズホルダ
17A 底面
18 接着剤

Claims (9)

  1. その側面に凹形状の半田付け用端子が形成された1層ないし複数層の第1LCC(Leadless Chip Carrier)基板と、最上側の前記第1LCC基板上に積層された第2LCC基板とを有するLCCタイプパッケージと、
    該LCCタイプパッケージの該第2LCC基板の表面と接着剤を介して接着されたレンズホルダとを具備しており、
    該第2LCC基板は、前記第1LCC基板上に積層されており、該第2LCC基板の表面は、前記第1LCC基板の前記凹形状の半田付け用端子を覆っていること以外は前記最上側の第1LCC基板の表面と同様の表面形状になっていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記レンズホルダの外周縁が、前記第2LCC基板の外周縁と等しくなっている、請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記レンズホルダの外周縁が、前記第2LCC基板の外周縁よりも内側に位置している、請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記レンズホルダの外周縁は、前記第2LCC基板の外周縁よりも0.03mmないし0.3mm内側に位置している、請求項1記載の固体撮像装置。
  5. その側面に凹形状の半田付け用端子が形成された1層ないし複数層の第1LCC基板と、最上側の前記第1LCC基板上に積層された第2LCC基板とを有するLCCタイプパッケージと、
    該LCCタイプパッケージの該第2LCC基板の表面と接着剤を介して接着されたレンズホルダとを具備しており、
    該第2LCC基板は、前記第1LCC基板の前記凹形状の半田付け用端子露出するように、前記第1LCC基板上に積層されており、
    前記レンズホルダの外周縁が、前記第2LCC基板の外周縁よりも内側に位置していることを特徴とする固体撮像装置。
  6. 前記第2LCC基板の外周縁が、該凹形状の半田付け用端子よりも内側に位置している、請求項5記載の固体撮像装置。
  7. その側面に凹形状の半田付け用端子が形成された1層ないし複数層のLCC基板を有するLCCタイプパッケージと、
    該LCCタイプパッケージの最上側の前記LCC基板の表面に接着剤を介して接着されたレンズホルダとを具備しており、
    該レンズホルダは、前記LCC基板の前記凹形状の半田付け用端子露出するように前記LCC基板上に積層されていることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 前記レンズホルダの外周縁が、最上側の前記LCC基板の外周縁よりも内側に位置している、請求項7記載の固体撮像装置。
  9. 前記レンズホルダの外周縁が、各凹形状の半田付け用端子の底部を連なる4辺形の全周にわたり0.03mmないし0.3mm内側に位置している、請求項7記載の固体撮像装置。
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