JP3695194B2 - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用駆動力制御装置に関し、特に、エンジントルクを、車輪のスリップ状態に基づいた駆動力制御を実行していないときには運転者の意思(アクセル操作状況)に応じたドライバ要求トルクとなるように制御し、駆動力制御を実行しているときには所定の情報から求めた目標エンジントルクになるように制御する装置において、その信頼性がさらに向上するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両加速時の駆動輪に過度なスリップが生じている場合には、運転者のアクセル操作そのものに応じてスロットル開度を決めるのではなく、スリップが抑制され駆動力が安定して路面に伝わるような目標エンジントルクを求め、その目標エンジントルクに基づいてスロットル開度や燃料カット気筒数を制御する、いわゆるトラクションコントロールシステム(TCS;Traction Control System )が存在する。
【0003】
即ち、スロットル開度や燃料カット気筒数を増減することによりエンジンの駆動力を調整可能なエンジンコントローラの他に、TCSコントローラを設けていて、そのTCSコントローラは、例えば駆動輪と従動輪との車輪速差に基づいて駆動輪のスリップ状態を判断し、そのスリップ状態が過度な場合には駆動力制御を実行し、過度なスリップを抑制できる適切なスロットル開度等を演算し、その演算されたスロットル開度等を表す信号を、エンジンコントローラに出力するようになっていた。
【0004】
そして、エンジンコントローラは、運転者のアクセル操作に応じたドライバ要求トルクを実現するためのスロットル開度と、TCSコントローラから供給されたスロットル開度とを比較し、そのうちの小さい方(エンジントルクが小さくなる方)を選択(セレクトロー)し、その選択されたスロットル開度に基づいて実際のスロットル開度を調整する、という構成が一般的であった。このように、エンジンコントローラにおいて、ドライバ要求トルクとTCSコントローラ出力とのうちの小さい方のスロットル開度が選択されれば、エンジントルクが過大になって過度なスリップが発生することを抑制することができる。
【0005】
さらに、TCSコントローラとして、駆動輪のスリップ状態が過度でないと判断された場合(駆動力制御の非実行時)に、スロットル開度を表す信号として最大値を出力するというものがあった。つまり、かかる信号の値が最大値であっても、エンジンコントローラではセレクトローという選択手法が採用されているため、結局は、ドライバ要求トルクに応じたスロットル開度が選択されるから、駆動力制御の非実行時にドライバのアクセル操作を無視してエンジンの駆動力が過大になるようなことはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
確かに、TCSコントローラの出力信号が供給されるエンジンコントローラに上記のような選択手法(セレクトロー)を採用すれば、エンジントルクが過大になることは防止できるから、車両加速時に過度なスリップが発生する可能性を低減することはできる。
【0007】
しかしながら、本発明者等が鋭意研究したところによると、上記のようなセレクトローという手法は、駆動力制御にとっては都合が悪い場合があることが判った。即ち、セレクトローという手法では、必ず二つの信号のうちの小さい方が選択されるため、ドライバ要求トルクが目標エンジントルクに比べて大きいと、目標エンジントルクが選択され、逆に、目標エンジントルクがドライバ要求トルクに比べて大きいと、ドライバ要求トルクが選択されるため、駆動力制御のための演算の結果、ドライバ要求トルクよりも大きなエンジントルクを出す必要があると判断されている場合に、対応できないのである。
【0008】
そこで、エンジンコントローラにおいて使用する信号を、上記のようなセレクトローではなく、TCSコントローラから供給される別の信号(駆動力制御要求信号)に応じて選択するということが必要になる。つまり、TCSコントローラが駆動力制御を実行しているときには論理値“1”の駆動力制御要求信号を、実行していないときには論理値“0”の駆動力制御要求信号を生成し、これを、目標エンジントルクを表す信号とともにエンジンコントローラに供給し、エンジンコントローラは、駆動力制御要求信号が“0”のときには、運転者のアクセル操作に応じたドライバ要求トルクを選択し、駆動力制御要求信号が“1”のときには、TCSコントローラから供給される目標エンジントルクを選択する、という構成が考えられる。
【0009】
かかる構成を採用した場合には、エンジンコントローラ内における信号の選択をTCSコントローラ側で制御できるから、上記セレクトローを採用した場合のような不都合は解消可能である。しかし、一般に、TCSコントローラとエンジンコントローラとの間は、ハーネス等を介して信号のやり取りをするため、駆動力制御要求信号がノイズのために反転してしまう可能性が否定できず、仮に、駆動力制御の非実行時に駆動力制御要求信号が反転してしまうと、エンジンコントローラにおいてはTCSコントローラから供給される目標エンジントルクが選択され、そのときの目標エンジントルクとして設定されている値によってエンジンの駆動力が制御されてしまうという不具合がある。
【0010】
本発明は、このような従来の技術が有する未解決の課題に着目してなされたものであって、上記のように駆動力制御要求信号によって信号を選択する構成とした場合にその駆動力制御要求信号の状態がノイズ等によって変化したとしても大きな不具合を招かないで済む車両用駆動力制御装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、エンジントルクを制御するエンジンコントローラと、このエンジンコントローラと通信可能に接続された別個の駆動力演算コントローラと、を備え、前記エンジンコントローラは、運転者の意思に応じたドライバ要求トルクを表すドライバ要求トルク信号と、前記駆動力演算コントローラが車輪のスリップ状態に基づいて求めて出力した目標エンジントルクを表す目標エンジントルク信号とのうちの一方を、前記スリップ状態に応じた駆動力制御を実行するか否かを表す前記駆動力演算コントローラが生成し出力した駆動力制御要求信号に応じて選択し、その選択された信号に基づいてエンジントルクを制御するようになっている車両用駆動力制御装置において、前記駆動力演算コントローラは、前記駆動力制御を実行しないと判断しているときに、前記目標エンジントルク信号として、前記ドライバ要求トルクをソフト的に代入して得られた信号を前記エンジンコントローラに出力するようにようにした。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項2に係る発明は、エンジントルクを制御するエンジンコントローラと、このエンジンコントローラと通信可能に接続された別個の駆動力演算コントローラと、を備え、前記駆動力演算コントローラは、車輪のスリップ状態に応じて目標エンジントルクを求めその目標エンジントルクを表す目標エンジントルク信号を生成し前記エンジンコントローラに出力する目標エンジントルク信号生成手段と、前記スリップ状態に応じて駆動力制御を実行するか否かを判断しその結果を表す駆動力制御要求信号を生成し前記エンジンコントローラに出力する駆動力制御要求信号生成手段と、を備え、前記エンジンコントローラは、運転者のアクセル操作に応じたドライバ要求トルクを検出しドライバ要求トルク信号を生成するドライバ要求トルク信号生成手段と、前記駆動力制御要求信号に応じて前記ドライバ要求トルク信号と前記目標エンジントルク信号とのうちの一方を選択する信号選択手段と、この信号選択手段によって選択された信号に基づいてエンジントルクを制御するエンジントルク制御手段と、を備えた車両用駆動力制御装置において、前記ドライバ要求トルク信号生成手段は、前記ドライバ要求トルク信号を前記駆動力演算コントローラにも出力するようになっており、前記目標エンジントルク信号生成手段は、前記駆動力制御要求信号生成手段が前記駆動力制御を実行しないと判断しているときに、前記目標エンジントルク信号として、前記ドライバ要求トルク信号生成手段が出力した前記ドライバ要求トルクをソフト的に代入して得られた信号を前記エンジンコントローラに出力するようにした。
【0013】
そして、請求項3に係る発明は、上記請求項1又は2に係る発明である車両用駆動力制御装置において、前記目標エンジントルクは、車輪のスリップ状態を制御するための目標エンジントルクと、車両姿勢を制御するための目標エンジントルクとの両方を統合した値とした。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、車輪のスリップ状態に応じた駆動力制御の非実行時には、駆動力演算コントローラから出力される目標エンジントルク信号を、ドライバ要求トルクを代入して得られた信号とするようにしたため、駆動力制御要求信号がノイズ等によって変化してしまい、誤って目標エンジントルク信号が選択されたとしても、ドライバ要求トルク信号と同じ信号に基づいてエンジントルクが制御されるという効果がある。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3は本発明の一実施の形態を示す図であって、この実施の形態は、本発明に係る車両用駆動力制御装置を、TCS及びVDC(Vehicle Dynamic Control system)を搭載した車両1に適用したものである。
【0016】
先ず、構成を説明すると、図1に示すように、この車両1は、エンジン2の駆動力が前輪WFL、WFRに伝達され、後輪WRL、WRRは従動輪であるいわゆるFF車であり、エンジン2の給気管3には電子制御式のスロットル4が設けられ、このスロットル4の開度が、エンジンコントローラ10から供給されるスロットル制御信号SCによって制御されるようになっており、また、エンジン2の複数の気筒のうち燃料がカットされる気筒の本数が、エンジンコントローラ10から供給される燃料カット制御信号FCによって制御されるようになっている。
【0017】
また、車両1には、運転者のアクセルペダルの踏み込み量を検出し、その踏み込み量を表すアクセル開度信号AC を生成し出力するアクセル開度センサ5と、各車輪WFL〜WRRの車輪速を検出し車輪速信号VwFL、VwFR、VwRL、VwRRとして出力する車輪速センサ7FL、7FR、7RL、7RRとが設けられている。
一方、エンジンコントローラ10は、実際にはマイクロコンピュータや必要なインタフェース回路、ROM、RAM等によって構成されているが、その機能構成をブロック図で表すと図1のようになる。但し、図1では、エンジンコントローラ10の機能のうち、本実施の形態で重要な機能のみを表している。
【0018】
そして、エンジンコントローラ10は、ドライバ要求トルク演算部11を備えており、このドライバ要求トルク演算部11には、アクセル開度信号AC が供給されるようになっている。このドライバ要求トルク演算部11は、アクセル開度信号AC に基づいて運転者の意思に応じたドライバ要求トルクTD を演算し、それを表す信号(ドライバ要求トルク信号)TD を出力するようになっている。
【0019】
ドライバ要求トルク信号TD は、スイッチ部12の一方の入力側に供給され、スイッチ部12の出力側は、制御出力演算部13の入力側に接続されている。この制御出力演算部13は、スイッチ部12から供給される信号が表すエンジントルクを実現するために必要なスロットル開度及び燃料カット気筒数を求め、それらスロットル開度及び燃料カット気筒数に対応するスロットル制御信号SC及び燃料カット制御信号FCを生成し、スロットル4及びエンジン2に出力するようになっている。
【0020】
本実施の形態では、エンジンコントローラ10の他に、TCSコントローラ20及びVDCコントローラ30を備えている。なお、これらTCSコントローラ20及びVDCコントローラ30も、実際にはマイクロコンピュータや必要なインタフェース回路、ROM、RAM等によって構成されている。
TCSコントローラ20は、従動輪である後輪WRL、WRR用の車輪速センサ7RL、7RRから車輪速信号VwRL、VwRRが入力され、その平均値に例えば所定の定数を乗じることにより、駆動輪の目標車輪速VO を求める目標車輪速演算部21と、駆動輪である前輪WFL、WFR用の車輪速センサ7FL、7FRから車輪速信号VwFL、VwFRが入力され、その平均値VA を演算する平均値演算部22と、目標車輪速VO と平均値VA との差(VA −VO )を求めることにより、前輪WFL、WFRの理想的な車輪速に対するスリップ量Sを演算するスリップ量演算部23と、を備えている。
【0021】
さらに、TCSコントローラ20は、スリップ量Sに基づいて目標エンジントルクTC を演算し、それを表す信号(目標エンジントルク信号)TC を出力する目標エンジントルク演算部24を備えている。この目標エンジントルク演算部24は、スリップ量Sの絶対値が、前輪WFL、WFRのスリップが過大であると判断できる所定のしきい値S* (>0)を越えているか否かを判定し、それが越えていないと判定された場合には、目標エンジントルクTC を零にする一方、それが越えていると判定された場合には、過大なスリップを抑制するのに適した目標エンジントルクTC を演算し出力するようになっている。
【0022】
そして、目標エンジントルク信号TC は、スイッチ部25の一方の入力側に供給され、スイッチ部25の出力側は、図示しないインタフェース回路やハーネス等を介して、エンジンコントローラ10のスイッチ部12の他方の入力側に接続されている。
また、目標エンジントルク演算部24は、スリップ量Sがしきい値S* を越えていない場合には、駆動力制御は実行しないと判断し、論理値“0”の駆動力制御要求信号Dを生成し出力する一方、スリップ量Sがしきい値S* を越えている場合には、駆動力制御を実行すると判断し、論理値“1”の駆動力制御要求信号Dを生成し出力するようになっている。
【0023】
駆動力制御要求信号Dは、TCSコントローラ内のスイッチ部25に供給されるとともに、図示しないインタフェース回路やハーネス等を介してエンジンコントローラ10内のスイッチ部12にも供給されるようになっていて、それらスイッチ部25及び12の状態が切り換えられるようになっている。また、スイッチ部25の他方の入力側には、エンジンコントローラ10内のドライバ要求トルク演算部11の出力であるドライバ要求トルク信号TD が、図示しないインタフェース回路やハーネス等を介して供給されるようになっている。
【0024】
そして、駆動力制御要求信号Dに基づいた各スイッチ部12、25の切換動作は、次のようになっている。
即ち、駆動力制御要求信号Dが論理値“1”のとき(駆動力制御の実行時)には、スイッチ部12は、スイッチ部25の出力信号が入力される側(TCSコントローラ20の出力)を選択し(図1の状態)、スイッチ部25は、目標エンジントルク信号TC が入力される側を選択する(図1の状態)。これに対し、駆動力制御要求信号Dが論理値“”のとき(駆動力制御の非実行時)には、スイッチ部12は、ドライバ要求トルク信号TD が入力される側を選択し(図1とは逆の状態)、スイッチ部25は、エンジンコントローラ10からの信号が入力される側を選択する(図1とは逆の状態)。
【0025】
一方、VDCコントローラ30には、各車輪速信号VwFL〜VwRRが入力されるとともに、運転者によるステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサから操舵角検出信号θが、車体のヨーレートを検出するヨーレートセンサからヨーレート検出信号rが、車体の横方向に発生する横加速度を検出する横加速度センサから横加速度検出値αが、それぞれ入力されるようになっている。
【0026】
そして、VDCコントローラ30は、入力される各信号に基づき、走行中の目標走行ラインに基づく目標ヨーレートを演算し、実際のヨーレートがその目標ヨーレートに一致するように、各車輪毎の車輪速の目標値を求め、各車輪毎のホイールシリンダ用の電磁弁に制御信号を出力するとともに、TCSコントローラ20内の目標車輪速演算部21に補正信号Cを出力するようになっている。
【0027】
補正信号Cを受けた目標車輪速演算部21は、その補正信号Cに基づき、目標車輪速VO を補正するのであるが、従動輪側の車輪速信号VwRL、VwRRに基づいて求めた元の目標車輪速VO を、補正信号Cに応じた分だけ増加又は減少させて補正後の目標車輪速VO を生成するようになっている。つまり、元の目標車輪速VO は、従動輪側の車輪速信号VwRL、VwRRに基づいて求めたものであるから、ただ単にスリップ状態が最適になるような駆動輪の目標車輪速である。これに対し、VDCコントローラ30では、車両全体の姿勢を考慮して各車輪の目標車輪速を求めているため、元の目標車輪速VO を補正信号Cで補正することにより、スリップ状態を制御するための目標車輪速に車両姿勢を制御するための目標車輪速を統合した、目標車輪速VO が得られる。そして、その最終的な目標車輪速VO に基づいてスリップ量Sが求められ、目標エンジントルクTC が求められるから、その目標エンジントルクTC は、スリップ状態を制御するための目標エンジントルクと、車両姿勢を制御するための目標エンジントルクとを、統合した値となっている。
【0028】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図2はTCSコントローラ20内で実行される処理の概要を示すフローチャートであり、図3は各信号の時間的変化を示す波形図である。
図2に従ってTCSコントローラ20で実行される処理を説明すると、先ずそのステップ101において、各車輪速信号VwFL〜VwRRを読み込むとともに、ステップ102において、補正信号Cを読み込み、ステップ103に移行し、平均値VA と目標車輪速VO とを演算する。そして、ステップ104に移行し、平均値VA と目標車輪速VO とに基づいて、スリップ量Sを演算する。
【0029】
スリップ量Sが求められたら、ステップ105に移行し、スリップ量Sの絶対値が所定のしきい値S* を越えているか否かを判定し、判定が「YES」の場合には、ステップ106に移行し、駆動力制御要求信号Dを“1”にセットし、次いでステップ107に移行し、スリップ量Sに基づいて目標エンジントルクTC を演算する。そして、ステップ108に移行し、駆動力制御要求信号D及び目標エンジントルク信号TC を出力する。この場合、目標エンジントルク信号TC としては、ステップ107で演算された目標エンジントルクTC が出力される。ステップ108の処理を終えたら、今回のこの図2の処理を終了する。
【0030】
これに対し、ステップ105の判定が「NO」の場合には、ステップ109に移行し、駆動力制御要求信号Dを“0”にセットし、次いでステップ110に移行し、エンジンコントローラ10から供給されるドライバ要求トルク信号TD を読み込む。そして、ステップ111に移行し、目標エンジントルクTC にドライバ要求トルクTD を代入してから、ステップ108に移行する。この場合、ステップ108の処理を実行すると、目標エンジントルク信号TC として、実際にはドライバ要求トルク信号TD が出力されることになる。
【0031】
次に、図3に従って全体的な動作を説明すると、時刻t0 において車両1が加速を開始して徐々に車速が上昇し、駆動輪の車輪速の平均値VA が、時刻t1 において目標車輪速VO を越えたものとする。すると、時刻t0 から時刻t1 に至るまでの間(区間A)は、図2のステップ105の判定が「NO」となるから、目標エンジントルク信号TC として、ドライバ要求トルク信号TD が出力されることになる。つまり、図3(b)の区間Aのように、実線で示す目標エンジントルクTC は、破線で示すドライバ要求トルクTD と一緒に変化していく。
【0032】
そして、この区間Aにあっては、駆動力制御要求信号Dは“0”であるから、エンジンコントローラ10のスイッチ部12は図1とは逆の状態になり、ドライバ要求トルク演算部11の出力であるドライバ要求トルク信号TD が、そのまま制御出力演算部13に供給され、スロットル制御信号SC及び燃料カット制御信号FCが生成され出力される。このため、スロットル4の開度及びエンジン2の燃料カット気筒数は、運転者の意思に応じた状態に調整され、車両1が加速していく。
【0033】
時刻t1 を過ぎると、平均値VA が目標車輪速VO を上回り、従ってスリップ量Sが徐々に増加するため、ある時点でステップ105の判定が「YES」となり、ステップ107の処理が実行され、目標エンジントルクTC が演算されるようになる。つまり、図3(b)の区間Bのように、目標エンジントルクTC は、ドライバ要求トルクTD とは異なった値になり、その区間Bの最初の部分では、過大なスリップを早期に抑えるために目標エンジントルクTC は負側(エンジンブレーキが掛かる状態)にまで至り、これに応じて図3(a)の区間Bに示すように、平均値VA は比較的短時間のうちに目標車輪速VO を下回るようになる。そして、平均値VA が目標車輪速VO を下回り過ぎる前に、目標エンジントルクTC が回復して、その後は、平均値VA は目標車輪速VO と略一致するようになる。
【0034】
時刻t2 に達した時点で、VDC制御が開始され、図3(a)の区間Cに示すように、目標車輪速VO が減少方向に補正される。すると、その目標車輪速VO の減少に伴って、スリップ量Sが増加し、これを受けて、図3(b)の区間Cの前半部分に示すように、目標エンジントルクTC が減少する。目標エンジントルクTC が減少したことに伴って、図3(a)の区間Cの中間部分に示すように、平均値VA が低下して目標車輪速VO に一致するようになる。その後は、目標エンジントルクTC は再び増加し、零よりも若干大きい値となる。
【0035】
時刻t3 に達すると、今度は運転者がアクセルを戻した結果、図3(b)の区間Dの最初の部分に示すように、ドライバ要求トルクTD が減少するとともに、VDC制御が終了したことに応じて補正信号Cがなくなった結果、図3(a)の区間Dの最初の部分に示すように、目標車輪速VO が再び大きくなる。
そして、運転者がエンジントルクが略零になった時点でアクセル開度の状態を保持したため、図3(b)の区間Dの中央部分に示すように、ドライバ要求トルクTD が零よりも若干大きいところで横ばいとなっている。さらに、図3(b)の区間Dの中央から後半の部分に示すように、運転者が、再度アクセル開度を戻したため、ドライバ要求トルクTD が大きく減少している。なお、図3の区間Dの時刻t3 を過ぎた直後に、TCS制御もVDC制御も停止しているため、目標エンジントルクTC は、ドライバ要求トルクTD と一緒に変化している。
【0036】
ドライバ要求トルクTD が大きく減少し、それに応じてスロットル開度や燃料カット気筒数が調整されると、急激に大きなエンジンブレーキが発生するため、車両の減速度が大きくなる。このとき、車両1が旋回走行中であるとすると、減速度が過大であると却って車両姿勢が不安定になる可能性があるため、それを防止するためにVDC制御が再開され、図3(a)の区間Dに示すように、従動輪の車輪速VwRL、VwRRの減少に伴って徐々に減少していた目標車輪速VO が、時刻t4 において一旦低い値に急激に落ち、その後は、平均値VA に比べて高い値に保持される。
【0037】
すると、図3(b)の区間Eに示すように、目標エンジントルクTC は、ドライバ要求トルクTD のように低い値ではなく、零よりも小さいが、過大なエンジンブレーキが発生しない程度にまで上昇する。
そして、時刻t4 を過ぎた時点で、スリップ量Sの絶対値が大きくなってステップ105の判定が「YES」となり、駆動力制御要求信号Dが“1”にセットされ、エンジンコントローラ10では、目標エンジントルク信号TC が選択されて駆動力の制御が実行されるから、エンジントルクが回復し、図3(a)の区間Eに示すように、平均値VA は一旦上昇し、その後、徐々に低下していく。
【0038】
このように、本実施の形態では、エンジンコントローラ10では、セレクトローではなく、駆動力制御要求信号Dに応じて、制御出力演算部13に入力する信号を選択するようにしているから、図3の区間Eのように駆動力を増加させる必要がある場合にも、確実に対処することができるのである。
そして、本実施の形態では、駆動力制御の非実行時に、目標エンジントルク信号TC として、ドライバ要求トルク信号TD を出力するようになっているから、さらに信頼性が増すという利点もある。つまり、駆動力制御の非実行時(図3では区間A及び区間D)には、ドライバ要求トルクTD のみが必要であるから、TCSコントローラ20からエンジンコントローラ10に供給される目標エンジントルク信号TC は理論的には不要なのであるが、実際には、TCSコントローラ20及びエンジンコントローラ10は、別個のマイクロコンピュータ等で実現されており、両者間はインタフェース回路やハーネスを介して通信するようになっているため、駆動力制御要求信号Dがノイズ等によって反転してしまい、極短い時間ではあってもスイッチ部12が切り換わってしまう可能性がある。なお、スイッチ部25は、駆動力制御要求信号Dを生成する目標エンジントルク演算部24と共にTCSコントローラ20内でソフト的に実現されるものであるため、ノイズ等によって不意に切り換わるようなことはない。
【0039】
スイッチ部12が上記のように不意に切り換わってしまうと、制御出力演算部には目標エンジントルク信号TC が入力されることになるが、そうなったとしても、スイッチ部25は図1とは逆の状態になっているから、結局は、制御出力演算部13には、ドライバ要求トルク信号TD が供給されたことになって、駆動力制御の非実行時であるにも関わらず、運転者の意思にそぐわないエンジントルクが発生するような事態が避けられ、それだけ信頼性が向上するのである。
【0040】
なお、スイッチ部25を設けた結果、スイッチ部12は省略し、スイッチ部25の出力を直接、制御出力演算部13に供給してもなんら不都合がないようにも思えるが、そうすると、ドライバ要求トルク信号TD は、駆動力制御の非実行時にも、常に、TCSコントローラ20を介して制御出力演算部13に供給されるようになるため、その分、制御に遅れが生じる可能性がある。よって、一見無駄のようにも思えるが、本実施の形態のような構成が望ましいのである。
【0041】
ここで、本実施の形態では、アクセル開度センサ5及びドライバ要求トルク演算部11がドライバ要求トルク信号生成手段に対応し、目標車輪速演算部21、平均値演算部22、スリップ量演算部23、目標エンジントルク演算部24、スイッチ部25及びステップ101〜105、107、110、111が目標エンジントルク信号生成手段に対応し、目標エンジントルク演算部24及びステップ105、106、109が駆動力制御要求信号生成手段に対応し、スイッチ部12が信号選択手段に対応し、制御出力演算部13がエンジントルク制御手段に対応する。
【0042】
なお、上記実施の形態では、ドライバ要求トルクを表すドライバ要求トルク信号として、そのドライバ要求トルクそのものを使用するとともに、目標エンジントルクを表す目標エンジントルク信号として、その目標エンジントルクそのものを使用しているが、このように直接的な場合だけに限定されるものではなく、例えば、ドライバ要求トルクや目標エンジントルクをスロットル開度や燃料カット気筒数で表し、そのスロットル開度等を、ドライバ要求トルク信号や目標エンジントルク信号としてやり取りするようにしてもよい。
【0043】
また、上記実施の形態では、VDCコントローラ30を備えているが、これに限定されるものではなく、VDCコントローラ30に代えて又はこれとともに、ABS(Antilock Brake System )コントローラを備え、そのABSコントローラの出力に応じて目標車輪速VO を補正するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の全体構成を示す図である。
【図2】TCSコントローラで実行される処理の概要を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態の動作を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 車両
2 エンジン
4 スロットル
5 アクセル開度センサ
7FL〜7RR 車輪速センサ
10 エンジンコントローラ
11 ドライバ要求トルク演算部
12 スイッチ部
13 制御出力演算部
20 TCSコントローラ
21 目標車輪速演算部
22 平均値演算部
23 スリップ量演算部
24 目標エンジントルク演算部
25 スイッチ部
30 VDCコントローラ

Claims (3)

  1. エンジントルクを制御するエンジンコントローラと、このエンジンコントローラと通信可能に接続された別個の駆動力演算コントローラと、を備え、
    前記エンジンコントローラは、運転者の意思に応じたドライバ要求トルクを表すドライバ要求トルク信号と、前記駆動力演算コントローラが車輪のスリップ状態に基づいて求めて出力した目標エンジントルクを表す目標エンジントルク信号とのうちの一方を、前記スリップ状態に応じた駆動力制御を実行するか否かを表す前記駆動力演算コントローラが生成し出力した駆動力制御要求信号に応じて選択し、その選択された信号に基づいてエンジントルクを制御するようになっている車両用駆動力制御装置において、
    前記駆動力演算コントローラは、前記駆動力制御を実行しないと判断しているときに、前記目標エンジントルク信号として、前記ドライバ要求トルクをソフト的に代入して得られた信号を前記エンジンコントローラに出力するようになっていることを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  2. エンジントルクを制御するエンジンコントローラと、このエンジンコントローラと通信可能に接続された別個の駆動力演算コントローラと、を備え、
    前記駆動力演算コントローラは、
    車輪のスリップ状態に応じて目標エンジントルクを求めその目標エンジントルクを表す目標エンジントルク信号を生成し前記エンジンコントローラに出力する目標エンジントルク信号生成手段と、前記スリップ状態に応じて駆動力制御を実行するか否かを判断しその結果を表す駆動力制御要求信号を生成し前記エンジンコントローラに出力する駆動力制御要求信号生成手段と、を備え、
    前記エンジンコントローラは、
    運転者のアクセル操作に応じたドライバ要求トルクを検出しドライバ要求トルク信号を生成するドライバ要求トルク信号生成手段と、前記駆動力制御要求信号に応じて前記ドライバ要求トルク信号と前記目標エンジントルク信号とのうちの一方を選択する信号選択手段と、この信号選択手段によって選択された信号に基づいてエンジントルクを制御するエンジントルク制御手段と、を備えた車両用駆動力制御装置において、
    前記ドライバ要求トルク信号生成手段は、前記ドライバ要求トルク信号を前記駆動力演算コントローラにも出力するようになっており、
    前記目標エンジントルク信号生成手段は、前記駆動力制御要求信号生成手段が前記駆動力制御を実行しないと判断しているときに、前記目標エンジントルク信号として、前記ドライバ要求トルク信号生成手段が出力した前記ドライバ要求トルクをソフト的に代入して得られた信号を前記エンジンコントローラに出力するようになっていることを特徴とする車両用駆動力制御装置。
  3. 前記目標エンジントルクは、車輪のスリップ状態を制御するための目標エンジントルクと、車両姿勢を制御するための目標エンジントルクとの両方を統合した値となっている請求項1又は請求項2記載の車両用駆動力制御装置。
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