JP3694999B2 - 画像符号化装置および画像復号装置ならびにそれらの方法 - Google Patents

画像符号化装置および画像復号装置ならびにそれらの方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像符号化復号装置に関するものであり、特に多値の入力画像情報に対する可逆の予測符号化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像は一般に非常に大量のデータとなるので、蓄積や伝送の際には符号化によって圧縮するのが一般的である。画像データの符号化手法は、可逆符号化方式と非可逆符号化方式の2種類に大別される。
【0003】
前者の場合、画像と符号が1対1に対応する。このため復号時の画質に劣化が生じないが、符号量の制御が難しい。例えばシャノンの情報源符号化定理に従えば、平均符号長はエントロピーより小さくすることができない(例えば『文書データ圧縮アルゴリズム入門』(植松知彦, CQ出版社, p.32〜33))。従って何らかの制約によって符号量が制限される場合には、画像を歪めることで画像の情報量自体を削減することが必要になる。これが非可逆符号化である。
【0004】
ここでエントロピーについて説明する。エントロピーとは、ある事象が他の事象と独立に生起する無記憶情報源においてその情報源から出力される1記号あたりの情報量の期待値の総和であり次式で定義される。
【0005】
H=−ΣP(ai)log2P(ai) … (1)
ここでP(ai)はi番目の記号aiの生起確率を表す。−は全ての記号の総和を表す。次に図7に示した具体的な例を用いてエントロピーを計算する。図7において、記号はa1〜a6の6個でその出現回数の総和は24とする。(1)式を用いてエントロピーを計算すると、H=2.418(ビット)となる。シャノンの情報源符号化定理によると、平均符号長を2.418ビット以下にすることが不可能であることになる。言いかえると、今記号の出現回数の総和は24なので、図7に示す記号列を表すのに少なくとも2.418x24=58.03ビット以上が必要になる。図7において、実際に割当てられた符号語を用いて平均符号長を計算すると2.5ビットとなっており、この記号列を表すのに2.5x24=60ビットが必要となる。
【0006】
次に可逆符号化の中から予測符号化について説明する。予測符号化というのは処理済の周辺画素の状況から注目画素を予測し、予測がはずれる場合には予測誤差を符号とする技術である。予測誤差とは、注目画素と周辺画素との差分で次式で定義される。
【0007】
d=X−A … (2)
ここで、dは予測誤差、Xは注目画素、Aは周辺画素を表す。
【0008】
予測符号化においては予測誤差の大きさおよび分布が符号量を左右する。従って例えばPDL(Page Description Language)で描画されたノイズのない画像では符号量が小さく、逆にスキャンイン画像のようにノイズが乗った画像では符号量が大きくなりやすい。
【0009】
以下、本出願人が提案した予測符号化手法を一例として説明する(特願平8−31074号)。
【0010】
図8は特願平8−31074号の構成を示すブロック図である。図中、10は画像入力部、20は第1予測部、21は第2予測部、30は予測誤差算出部、31は予測誤差加算部、40、41は選択部、50は符号化部、51は復号部、60は符号出力部、70は符号入力部、80は画像出力部、100は画像データ、110は予測値データ、111は制御データ、120は予測誤差データ、130は予測状況データ、140は符号データである。
【0011】
図8の各部について説明する。図8(a)の符号化装置は以下の構成よりなる。画像入力部10は外部から入力画像情報を受けとり、画像データ100として第1予測部20、第2予測部21および予測誤差算出部30へ送出する。第1予測部20、第2予測部21はそれぞれ所定の手法で画像データ100に基づいて注目画素の画素値を予測し、予測値データ110として選択部40へ送出する。予測誤差算出部30は所定の手法で画像データ100に基づいて注目画素の画素値を予測し、その予測値と注目画素の実際の画素値の差分を計算し、予測誤差データ120として選択部40へ送出する。選択部40は画像データ100と予測値データ110から注目画素における予測の一致/不一致を検出する。その結果、予測が的中した予測部があればその識別番号を、いずれも的中しなかった場合は予測誤差データ120を、予測状況データ130に変換して符号化部50へ送出する。符号化部50は所定の符号化手法を用いて予測状況データ130を符号化し、符号データ140として符号出力部60へ送出する。符号出力部60は符号データ140を出力符号として外部へ出力する。
【0012】
次に図8(b)の復号装置の各部について説明する。以下、符号化装置と同様の各部に対しては、同じ符号を付与して説明を省略する。符号入力部70は外部から入力符号を受け取り、符号データ140として復号部51へ送出する。復号部51は符号化部50で用いた符号化手法に対応する復号手法で符号データ140を復号し、予測状況データ130として選択部41へ送出する。選択部41は、予測状況データ130が予測部の識別番号を示すものであれば該当する予測部へ制御データ111を送出し、予測部から画像データ100を出力させる。予測状況データ130の内容が予測誤差であれば、予測誤差データ120として予測誤差加算部31へ送出する。予測誤差加算部31は予測誤差算出部30と同一の手法で注目画素の画素値を予測し、その予測値と予測誤差データ120から画素値を復元して画像データ100として画像出力部80へ送出する。画像出力部80は画像データ100を復号画像として外部へ出力する。
【0013】
以上の構成に基づく符号化手法の動作について説明する。図9はこの動作を示すフローチャートである。
【0014】
まず図9(a)を用いて符号化処理について説明する。S10では画像入力部10において画像の入力を行い、画像データ100を得る。S20では第1予測部20、第2予測部21において画像データ100に基づいて注目画素の画素値予測を行い、同時に予測誤差算出部30において所定の手法による予測値の予測誤差を算出する。
【0015】
S30では選択部40において第1予測部の予測値と注目画素の画素値が一致するか否かを判定し、一致した場合は予測が的中した予測部の識別番号を予測状況データ130に変換して符号化部50へ送出する。一致しない場合は第2予測部の予測値と注目画素値が一致するか否かを判定し、一致した場合は予測が的中した予測部の識別番号を予測状況データ130に変換して符号化部50へ送出する。一致しない場合は予測誤差データ120を予測状況データ130に変換して符号化部50へ送出する。
【0016】
S40では符号化部50において予測状況データ130を所定の符号化手法で符号化し、符号データ140を得る。S50では符号出力部60において符号データ140を外部へ出力する。S60では入力された画像データを全て処理したか否かを判定し、全て処理していれば符号化処理を終了する。また未処理データが残っている場合は、S10へ戻る。
【0017】
次に図9(b)を用いて復号処理について説明する。S110では符号入力部70において符号の入力を行い、符号データ140を得る。S120では復号部51において、符号化部50で用いた符号化手法に対応する復号手法により、符号データ140から予測状況データ130を得る。
【0018】
S130では選択部41において予測状況データ130が第1予測部の識別番号と一致するかどうか判定し、一致する場合は第1予測部20に制御データ111を送出する。一致しない場合は予測状況データ130が第2予測部の識別番号と一致するかどうか判定し、一致する場合は第2予測部21に制御データ111を送出する。一致しない場合は選択部41において、予測状況データ130を予測誤差データ120に変換して予測誤差加算部31へ送出する。
【0019】
S21では制御データ111を受け取った予測手段が存在する場合、該当する予測手段が予測した注目画素の予測値を画像データ100として出力する。そうでない場合、予測誤差加算部31において予測誤差算出部30と同一の手法による予測値と予測誤差データ120から画素値を復元し、画像データ100として出力する。S140では画像出力部80において画像データ100を外部に出力する。S150では入力された符号データを全て処理したか否かを判定し、全て処理していれば復号処理を終了する。また未処理データが残っている場合は、S110へ戻る。
【0020】
以上の構成による符号化復号装置は、既述したように予測誤差の大きさ及びその分布が符号量を左右する。図10にPDLの1つであるPostScript(米国アドビシステムズ社の商標)で描画された画像とスキャンイン画像のそれぞれの予測誤差の分布例を示す。PostScriptで描画された画像はノイズのない画像であるので周辺画素と注目画素との相関が高くなり、図10に示すように予測誤差の分布が0の周辺に偏る。(2)式で表される予測誤差を用いて(1)式でエントロピーを計算するとその値が小さくなり、その結果符号量を小さくすることができる。これに対しスキャンイン画像はノイズが乗っているので周辺画素と注目画素との相関が低くなり、図10に示すように予測誤差の分布の0の周辺への偏りが小さくなる。(2)式で表される予測誤差を用いてエントロピーを計算するとその値が大きくなり、その結果符号量が大きくなる。特願平8−31074号の例では周辺画素と注目画素との相関が高い例えばPDLで描画された画像に対して、符号量を小さくすることができ効果を上げている。
【0021】
しかし入力画像情報としてはPDLで描画された画像やスキャンイン画像の様な画素値だけでなく、画素値以外のもの例えばタグがある。タグとは出力画像の画像情報として付加されるものであり、例えばPDLで描画された画像とスキャンイン画像との切換え、符号化手法の切換え、解像度の切換えなどがある。画素値のビット数が例えば8ビットであるのに対し、タグは1ビットないしは数ビットで画素値のビット数よりも少ない場合が多い。例えばPDLで描画された画像とスキャンイン画像との切換えでは1ビット、符号化手法の切換えまたは解像度の切換えでは1〜3ビット程度のタグとなる。
【0022】
このように画素値よりもビット数の少ないタグを特願平8−31074号の例を用いて符号化した場合、画素値の場合よりも圧縮効率は低い。例えば画素値を8ビット、タグを1ビットとし、図8の予測値データ110を2ビットとする。予測が当たった場合を考えると、画素値の場合8ビットが2ビットになりデータ量は1/4になる。これに対しタグの場合1ビットが2ビットになりデータ量は逆に増えてしまう。
【0023】
このためタグのビット数が画素値のビット数よりも少ない場合は、例えばタグを画素値のビット数と同じになるようにパッキングして符号化する方法が考えられる。こうすることにより予測が当たった場合のデータ量は画素値の場合とタグの場合とで同じにすることができる。
【0024】
次に予測が外れた場合を考える。特願平8−31074号の例では予測が外れた時、前述したように予測値と注目画素との差分をとり予測誤差データ120を生成した。このように差分を取るのは、画素値がそれを構成する個々の1ビットにそれぞれ意味が有るのではなく8ビット全体の値として意味が有り、さらに画素同士で相関があることに起因している。それに対し8ビットにパッキングされたタグ(以下これをタグと呼ぶ)は、今の例ではそれを構成する個々の1ビットにそれぞれ意味が有り、8ビット全体の値としてさほど意味がない。またタグ同士の相関よりも、タグを構成する個々の1ビット同士の方が相関が大きい。そのため予測が外れた場合に2つのタグの差分をとって得られる情報よりも、2つのタグで異なるビットがどのくらいあるのかという情報のほうが意味がある。
【0025】
このような状況を満足する演算として例えば排他的論理和がある。排他的論理和は一方が他方と同じ値の時0で、一方が他方と異なる値の時1を生成するビット演算である。このためタグによっては、差分よりも排他的論理和を用いて予測誤差データ120を生成したほうがタグ同士の相関が大きくなり符号量が小さくできる場合がある。
【0026】
このように入力画像情報が画素値以外のもの例えばタグのように画素値よりもビット数が少ないものでかつ予測が外れた場合に、特願平8−31074号の例のように差分をとり予測誤差データを生成するのでは入力画像情報同士の相関が小さくなり符号量を小さくできないという問題点があった。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、入力画像情報がタグのように画素値よりもビット数が少ないものである場合にも効率よく圧縮を行える可逆符号化装置および復号装置を提供することを目的とするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記課題を解決するために、画像情報に対し可逆符号化を行う画像符号化装置に、画像情報を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段から入力した画像情報を所定の固定長の単位データにパッキングするパッキング処理手段と、前記パッキング処理手段から入力した単位データの値を所定の手法により予測する複数の画素値予測手段と、前記パッキング処理手段から入力した単位データの値と所定の予測手法により予測された予測値との間の予測誤差を算出する複数の予測誤差算出手段と、前記複数の予測誤差算出手段の予測誤差の中から最適な予測誤差を選択する予測誤差選択手段と、前記画素値予測手段のいずれかが的中したと判断された場合にはその予測部の識別情報を、そうでない場合は前記予測誤差選択手段で選択された予測誤差を選択する選択手段と、前記選択手段で選択された情報を所定の手法で符号化する符号化手段と、前記符号化手段で作成した符号を出力する符号出力手段とを設けるようにしている。
【0029】
この構成では、画像情報が画素値情報でなくタグ等のよりビット数の少ない情報の場合でもパッキングすることによりデータを圧縮することができ、また予測誤差算出手段を複数設け、画像情報の性質に適合した予測誤差を採用することができ、圧縮率を向上させることができる。
【0030】
また、この構成において、前記予測誤差選択手段は、前記パッキング処理手段からの単位データそのものの方が前記予測誤差算出手段から出力される予測誤差よりも適している場合に、前記単位データを予測誤差として選択して出力するようにしてもよい。このようにして、単位データ自体の方が予測誤差より圧縮率が高い場合には単位データ自体を送るようにできる。
【0031】
また、前記予測誤差算出手段において、予測誤差算出のための演算が差分または排他的論理和とすることができる。
【0032】
また、画像符号化装置本体の外部から前記予測誤差選択手段に選択信号を入力することができるようにし、前記選択信号により、前記パッキング処理手段から入力した単位データを予測誤差として前記予測誤差選択手段から出力されるようにすることができる。
【0033】
さらに、前記予測誤差選択手段は、前記パッキング処理手段から入力した単位データおよび前記複数の予測誤差算出手段の予測誤差のそれぞれに対し所定の手続きでエントロピーを計算するエントロピー計算手段と、前記エントロピー計算手段で計算されたエントロピーの中で最小のものを選択しそれに該当する選択信号を生成する選択信号生成手段と、前記選択信号により前記パッキング処理手段から入力した単位データと前記複数の予測誤差算出手段の予測誤差の中から所望のものを選択する手段とを有するようにできる。
【0034】
また、本発明によれば、上記課題を解決するために、上記画像符号化装置で符号化された符号を画像情報に復号する画像復号装置に、符号を入力する符号入力手段と、前記符号入力手段から入力した符号を所定の手法で復号する復号手段と、前記復号手段で得られた情報をもとに予測手段のいずれかへの指示、もしくは予測誤差を選択的に出力する選択手段と、前記選択手段からの指示で単位データの値の予測を行う複数の予測手段と、前記選択手段から送られる予測誤差と所定の予測手法によって得た予測値とから単位データの値を算出する複数の予測誤差加算手段と、前記複数の予測誤差加算手段で算出される予測値の中から最適なものを選択する予測値選択手段と、前記予測手段あるいは予測値選択手段から出力されたデータを所定の方法でデパッキングして画像情報に復元するデパッキング処理手段と、前記デパッキング処理手段から送られる画像情報を出力する画像出力手段とを設けるようにしている。
【0035】
この構成においては、上記画像符号化装置により効率よく圧縮された画像情報を復号することができる。
【0036】
また、この構成において、前記予測値選択手段は、前記選択手段から送られる予測誤差が前記予測誤差算出手段から出力される予測値よりも適している場合に、前記予測誤差を選択して予測値として出力するようにしてもよい。
【0037】
また、前記予測誤差加算手段において、前記注目画素値を算出するための演算が加算または排他的論理和であるようにしてもよい。
【0038】
また、画像情報復号装置本体の外部から前記予測値選択手段に選択信号を入力することができるようにし、前記選択信号により前記選択手段から送られる予測誤差と前記複数の予測誤差加算手段で算出される注目画素値との中から所望のものを選択するようにしてもよい。
【0039】
さらに、前記予測値選択手段は、前記予測手段あるいは予測値選択手段から出力されたデータと所定の予測手法で予測された予測値との誤差を算出する複数の予測誤差算出手段と、前記予測手段あるいは予測値選択手段から出力されたデータと前記複数の予測誤差算出手段の予測誤差のそれぞれに対し所定の手続きでエントロピーを計算するエントロピー計算手段と、前記エントロピー計算手段で計算されたエントロピーの中で最小のものを選択しそれに該当する選択信号を生成する選択信号生成手段と、前記選択信号により前記選択手段から送られる予測誤差と前記複数の予測誤差加算手段で算出される予測値の中から所望のものを選択する手段とを有するようにしてもよい。
【0040】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の実施例について説明する。図1はこの実施例を示すブロック図である。図中図8と同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】
まず本実施例の符号化装置について説明する。図1(a)の符号化装置において30は第1予測誤差算出部、32は第2予測誤差算出部、34は予測誤差選択部、90はパッキング処理部、101はある固定長にパッキングされた画像データ(以下パッキング画像データと呼ぶ)、150は外部選択信号、160は第1予測誤差算出部からの予測誤差データ、170は第2予測誤差算出部からの予測誤差データである。ここで第1予測誤差算出部は図8の予測誤差算出部と実質的に同じなので同じ符号を付し説明を省略する。
【0042】
パッキング処理部90は画像データ100を所定の手法である固定長にパッキングしパッキング画像データ101として送出する。第2予測誤差算出部32はパッキング画像データ101に基づいて注目画素の画素値を予測し、その予測値と注目画素の実際の画素値とで差分以外の演算(例えば排他的論理和の計算)をし、予測誤差データ170として予測誤差選択部34へ送出する。予測誤差選択部34は第1予測誤差算出部からの予測誤差データ160、第2予測誤差算出部からの予測誤差データ170、パッキング画像データ101のうちから1つを外部選択信号150により選択し予測誤差データ120として出力するか、または第1予測誤差算出部からの予測誤差データ160、第2予測誤差算出部からの予測誤差データ170、パッキング画像データ101それぞれについて例えばエントロピーを計算しエントロピーが最小のものを選択し予測誤差データ120として出力する。
【0043】
以下、本実施例の符号化装置の動作について説明する。図2(a)はこの符号化装置の動作を表すフローチャートである。本実施例の符号化装置の基本的な動作は、図9のフローチャートを用いて説明した特願平8−31074号の例と同じなので、特願平8−31074号の例と異なる部分についてのみ述べる。
【0044】
S15では画像データ100を所定の手法である固定長にパッキングしパッキング画素鵜データ101を得る。例えばパッキングする固定長を画素値のビット数にすると、画像データ100が画素値であるならば画像データ100がそのままパッキング画像データ101となる。また、画像データ100が画素値のビット数よりも少ない例えばタグの場合は、図5に示すようなビット長の単位で取りだして画像データ100をパッキングしてパッキング画像データ101を生成する。
【0045】
特願平8−31074号の例では図9のS20で第1予測部20、第2予測部21において画像データ100に基づいて注目画素の画素値予測を行い、同時に予測誤差算出部30において所定の手法による予測値の予測誤差を算出した。本実施例では画像データ100の代わりにパッキング画像データ101を用い、特願平8−31074号の例に加え第2予測誤差算出部32において所定の手法による予測値の予測誤差を算出する。さらに第1予測誤差算出部30の予測誤差、第2予測誤差算出部32の予測誤差、パッキング画像データ101の中から所望のデータを選択し予測誤差データ120として選択部40に送出する。
【0046】
次に予測誤差選択部34について詳しく説明する。図3(a)は本発明の画像符号化復号装置の予測誤差選択部の構成を表すブロック図である。図3(a)において、エントロピー計算部36は第1予測誤差算出部30からの予測誤差データ160、第2予測誤差算出部32からの予測誤差データ170、パッキング画像データ101それぞれについてある決められた個数(例えばN個)のサンプルについて生起確率を計算しそれからエントロピーを計算し選択信号生成部37に出力する。選択信号生成部37は外部選択信号150がアクティブの場合、外部選択信号150を選択信号200として選択器38に送出する。他方外部選択信号150がアクティブでない場合、第1予測誤差算出部30からの予測誤差データ160、第2予測誤差算出部32からの予測誤差データ170、パッキング画像データ101それぞれのエントロピーのなかで最小のものを選びまたそれに対応した選択信号200を選択器38に送出する。選択器38は第1予測誤差算出部30からの予測誤差データ160、第2予測誤差算出部32からの予測誤差データ170、パッキング画像データ101の中から選択信号200を用いて所望のデータを選択する。
【0047】
次に上記予測誤差選択部34の動作について説明する。図4(a)は予測誤差選択部34の動作を示すフローチャートである。図4(a)において、動作の開始に当たりまずエントロピーを計算するためのサンプル数の最大値を設定する。この数は選択信号の切換えの間隔を規定するものであり、また符号化装置と復号装置の動作で矛盾が生じないようにするためのものである。今この数をNと仮定する。またサンプル数をカウントするカウンタ(今サンプルカウンタと呼ぶことにする)を0にリセットする。予測誤差データが入力されて動作が開始される。S35では外部選択信号150がアクティブかどうか判定し、アクティブの場合はS40へ、アクティブでない場合はS36へ進む。S36では第1予測誤差算出部30からの予測誤差データ160、第2予測誤差算出部32からの予測誤差データ170、パッキング画像データ101それぞれの値に対し生起確率を計算し、それと同時にサンプルカウンタの値をインクリメントする。S37ではサンプルカウンタの値がNに達したかどうか判定し、Nに達した場合はS38へ、Nに達しない場合はS40へ進む。S38では第1予測誤差算出部30からの予測誤差データ160、第2予測誤差算出部32からの予測誤差データ170、パッキング画像データ101それぞれに対しエントロピーを計算する。S39では第1予測誤差算出部30からの予測誤差データ160、第2予測誤差算出部32からの予測誤差データ170、パッキング画像データ101それぞれのエントロピーのなかで最小のものを選び、またそれに対応した選択信号200を生成し選択器38に送出する。さらにサンプルカウンタを0にリセットする。S40では第1予測誤差算出部30からの予測誤差データ160、第2予測誤差算出部32からの予測誤差データ170、パッキング画像データ101の中から所望のデータを選択信号200を用いて選択し予測誤差データ120として選択部40に送出する。
【0048】
次に本発明の復号装置について説明する。図1(b)の復号装置において、31は第1予測誤差加算部、33は第2予測誤差加算部、35は予測値選択部、91はデパッキング処理部、161は第1予測誤差加算部31からの復号画像データ、171は第2予測誤差加算部33からの復号画像データである。ここで第1予測誤差加算部31は図8の予測誤差加算部30と実質的に同じなので説明を省略する。
【0049】
第2予測誤差加算部33は第2予測誤差算出部32と同一の手法で注目画素の画素値を予測し、その予測値と予測誤差データ120から画素値を復元して画像データ171として予測値選択部35へ送出する。予測値選択部35は第1予測誤差加算部31からの復号画像データ161、第2予測誤差加算部33からの復号画像データ171、予測誤差データ120のうちから1つを外部選択信号150により選択しパッキング画像データ101として出力するか、または符号化装置同様の手法でパッキング画像データ101を用いて例えばエントロピーを計算し第1予測誤差加算部31からの復号画像データ161、第2予測誤差加算部33からの復号画像データ171、予測誤差データ120のうちエントロピーが最小ものを選択しパッキング画像データ101として出力する。デパッキング処理部91はパッキング処理部90に対応した所定の手法でパッキング画像データ101をデパッキングし画像データ100として送出する。
【0050】
以下、本実施例の復号装置の動作について説明する。図2(b)は本実施例の復号装置の動作を表すフローチャートである。本実施例の復号装置の基本的な動作は、図9を参照して説明した特願平8−31074号で提案したものとほぼ同じなので、異なる部分についてのみ述べる。
【0051】
特願平8−31074号の符号化では、図9のS21で制御データ111を受け取った予測手段が存在する場合、該当する予測手段が予測した注目画素の予測値を画像データ100として出力した。そうでない場合、予測誤差加算部31において予測誤差算出部30と同一の手法による予測値と予測誤差データ120から画素値を復元し、画像データ100として出力した。
【0052】
これに対し、本実施例ではS21で制御データ111を受け取った予測手段が存在する場合は先の提案と同じであるが、その予測手段が存在しない場合は以下のようになる。第1予測誤差加算部31において第1予測誤差算出部30と同一の手法で注目画素の画素値を予測しその予測値と予測誤差データ120から画素値を復元する。第2予測誤差加算部33において第2予測誤差算出部32と同一の手法で注目画素の画素値を予測しその予測値と予測誤差データ120から画素値を復元する。これら2つの復元された画像データに予測誤差データ120を加えた3つのデータの中から所望のデータを選択しパッキング画像データ101として出力する。
【0053】
S135ではパッキング画像データ101をS15に対応した所定の手法でデパッキングし画像データ100を得る。
【0054】
次に予測値選択部35について説明する。図3(b)は本発明の画像符号化復号装置の予測値選択部の構成を表すブロック図である。図3(b)において構成要素は全て既述のものであるので説明は省略する。
【0055】
上記予測値選択部35の動作について説明する。図4(b)は予測誤値選択部35の動作を示すフローチャートである。図4(b)において図4(a)と同じ部分には同じ符号が付けられているので説明は省略する。S41では所定の手法でパッキング画像データ101に基づいて注目画素の画素値を予測し、その予測値と注目画素の実際の画素値の差分を計算し、予測誤差データ160としてエントロピー計算部36へ、また所定の手法でパッキング画像データ101に基づいて注目画素の画素値を予測し、その予測値と注目画素の実際の画素値とで差分以外の演算(例えば排他的論理和の計算)をし、予測誤差データ170としてエントロピー計算部36へそれぞれ送出する。S42では第1予測誤差加算部からの画像データ161、第2予測誤差加算部からの画像データ171、予測誤差データ120の中から選択信号200を用いて所望のデータを選択しパッキング画像データ101としてデパッキング処理部91に送出する。
【0056】
本実施例の効果について説明する。なお復号装置は符号化装置の逆動作なのでその効果は符号化装置のものと等しい。そのため説明は符号化装置のみとする。
【0057】
本実施例では予測誤差を算出する部分を新たに2つ加え3つの中で最小のエントロピーのものを予測誤差として出力することで符号量を小さくするよう試みている。予測誤差を算出する部分は、1つが差分で、他の1つは差分以外の演算、例えば排他的論理和で、さらに他の1つが何も演算しない画像データそのものである。実質的には差分と排他的論理和による効果によるところが大きいので、差分と排他的論理和のそれぞれが有効な場合について説明する。
【0058】
図5に解像度の違いを表すタグの例を示す。図5において、a,b,cは直線の端点を表し、c,d,eは三角形の頂点を表す。そして直線ab、直線bc及び三角形cdeの内部(辺上を含む)は例えば解像度400dots/25.4mmで、それ以外は解像度200dots/25.4mmでそれぞれ描画されるものとする。解像度の違いを表すタグは1ビットのタグとし、例えば解像度400dots/25.4mmを値’1’で、解像度200dots/25.4mmを値’0’で表すものとする。今端点bの周辺に注目しそれを拡大したものをT1,T2,T3,T4,T5で表す。また同様に三角形の頂点c,dに周辺に注目しそれを拡大したものをT6,T7,T8,T9,T10で表す。
【0059】
図5をもとにして図6に差分と排他的論理和が有効な例を示す。今演算は8ビットとし、差分は記号subで表し排他的論理和は記号xorで表すことにする。
【0060】
まず排他的論理和が有効な場合を説明する。排他的論理和は一方が他方と同じ値の時0で、一方が他方と異なる値の時1を生成するビット演算である。差分が非可換な演算であるのに対し、排他的論理和は可換な演算である。つまり、
A xor B = B xor A … (3)
ただし「xor」は排他的論理和の演算子を示す。
である。この特性を表しているのが図6(a)である。図6(a)は排他的論理和が有効な例で、T3は値16を持つ8ビットのレジスタ、T2,T4は値8を持つ8ビットのレジスタである。この時(3)式のため2つの演算(T2 xor T3 とT3 xor T4)結果は同じ値をとる。このことはつまり演算結果の分布に偏りが生じることになり、これによりエントロピーが小さくなり符号量が小さくなる要因となる。それに対し差分は、T2 sub T3=−8(正負の符号付演算の場合、正負の符号付きでない演算の場合はT2 sub T3=248となる)、T3 sub T4=8の2つの値をそれぞれとることになり、演算結果の分布に偏りが生じない。
【0061】
もう一つ排他的論理和が有効な点を述べる。それは符号化装置の第2予測誤差算出部32で排他的論理和を用いると、復号装置の第2予測誤差加算部33は第2予測誤差算出部32と同一のものになるので、両者を共通化することでハード量を削減することができることである。差分の場合、逆演算を記号addで表すと、
(A sub B ) add B = A … (4)
となる。(4)式において sub の部分が符号化装置の第1予測誤差算出部30で実行される部分であり、add の部分が復号装置の第1予測誤差加算部31で実行される部分である。(4)式の様な演算を行うことで元の値Aが復元される。ここで、sub とaddは異なる演算であるので、第1予測誤差算出部30と第1予測誤差加算部31は異なるものとなる。それに対し排他的論理和の場合、
(A xor B ) xor B = A … (5)
となる。つまり排他的論理和の逆演算は排他的論理和である。(5)式において最初の xor の部分が符号化装置の第2予測誤差算出部32で実行される部分であり、2番目 xor の部分が復号装置の第2予測誤差加算部33で実行される部分であり、両者は同一のものになる。このように排他的論理和の場合、復号装置の第2予測誤差加算部33と第2予測誤差算出部32を共通化することができハード量を削減することができる。
【0062】
次に差分が有効な場合を説明する。図6(b)は差分が有効な例で、T6は値32を持つ8ビットのレジスタ、T7は値31を持つ8ビットのレジスタ、T8は値30を持つ8ビットのレジスタである。この例ではT6 sub T7、T7 sub T8の演算を行い同じ値1をとっている。これに対しT6 xorT7、T7 xor T8では異なる値となっている。これはT6とT7、T7とT8ではそれぞれ値1が立っているビット位置が異なるのに両者の値の差は1しかないからである。このように値1(あるいは値0)が立っているビット位置が異なる場合、排他的論理和の演算結果の分布に偏りが生じにくい。この場合は差分の方が演算結果の分布に偏りが生じ、これにエントロピーが小さくなり符号量が小さくなる。
【0063】
このように予測誤差を算出する場合その値によって差分と排他的論理和それぞれに有効な場合が存在する。本実施例では、特願平8−31074号の例の様に予測誤差を算出する手段として差分が有効な場合に加え、排他的論理和が有効な場合、あるいは画像データそのものが有効な場合にも対処でき、特願平8−31074号の例よりも符号量を小さくすることができる。
【0064】
また、この実施例においては、予めどのような予測誤差を用いたらよいのかがわかっている場合には、外部選択信号150をアクティブにしエントロピー等の算出を行わずに処理を行うことができ、計算量を削減することができる。
【0065】
なお、本発明は上述実施例に限定されるものではなく種々変更することができる。たとえば、予測誤差選択部34はパッキング画像データと、2つの予測誤差との中からエントロピーの小さいものを選択するようにしているが、予測誤差算出部の数は3つ以上でもよく、また予測誤差のみから選択するようにしてもよい。また選択基準としてエントロピー以外のものを用いてもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明においては少ないビット数の画像情報をパッキングして圧縮して処理するようにし、さらに予測誤差算出手段を複数設け最も適切な予測誤差を用いることができるようにしている。したがって、入力画像情報が画素値以外のもの例えばタグのように画素値よりもビット数が少ないものでも、効率よく圧縮でき、さらに画像情報の性質に応じて最適な符号誤差を用いることができるので、符号量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像符号化復号装置の実施例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の画像符号化復号装置の実施例における符号化復号処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の画像符号化復号装置の実施例における予測誤差選択部及び予測値選択部の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の画像符号化復号装置の実施例における予測誤差選択部及び予測値選択部の動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】 解像度の違いを表すタグの例の説明図である。
【図6】 排他的論理和及び差分が有効な例の説明図である。
【図7】 エントロピーの説明図である。
【図8】 特願平8−31074号の画像符号化復号装置の構成を示すブロック図である。
【図9】 特願平8−31074号の画像符号化復号装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】 予測誤差分布例の説明図である。
【符号の説明】
10 画像入力部
20 第1予測部
21 第2予測部
30 第1予測誤差算出部
31 第1予測誤差加算部
32 第2予測誤差算出部
33 第2予測誤差加算部
34 予測誤差選択部
35 予測値選択部
36 エントロピー計算部
37 選択信号生成部
38 選択器
40、41 選択部
50 符号化部
51 復号部
60 符号出力部
70 符号入力部
80 画像出力部
90 パッキング処理部
91 デパッキング処理部
100 画像データ
101 ある固定長にパッキングされた画像データ
110 予測値データ
111 制御データ
120 予測誤差データ
130 予測状況データ
140 符号データ
150 外部選択信号
160 第1予測誤差算出部からの誤差データ
161 第1予測誤差加算部からの復号画像データ
170 第2予測誤差算出部からの誤差データ
171 第2予測誤差加算部からの復号画像データ
200 選択信号である。

Claims (12)

  1. 画素値情報および画素値情報の所定のビット長よりもビット長が小さいタグ情報を含む画像情報に対し可逆符号化を行う画像符号化装置において、
    画像情報を入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段から入力した画像情報のうち画素値情報は前記所定のビット長の単位データとし、前記画像情報のうちの前記タグ情報は前記所定のビット長の単位データにパッキングするパッキング処理手段と、
    前記パッキング処理手段から入力した単位データの値を所定の画素値予測手段用の予測手法により予測する複数の画素値予測手段と、
    前記パッキング処理手段から入力した単位データの値と所定の予測誤差算出手段用の予測手法により予測された予測値との間の予測誤差を算出する複数の予測誤差算出手段と、
    前記複数の予測誤差算出手段の予測誤差の中から1つの予測誤差を選択する予測誤差選択手段と、
    前記画素値予測手段のいずれかが的中したと判断された場合には的中した1つの予測部の識別情報を、そうでない場合は前記予測誤差選択手段で選択された予測誤差を選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択された情報を所定の符号化手法で符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段で作成した符号を出力する符号出力手段とを有することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 前記予測誤差選択手段は、前記パッキング処理手段からの単位データそのものの方が前記予測誤差算出手段から出力される予測誤差よりもエントロピを基準にして適している場合に、前記単位データを予測誤差として選択して出力する請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 前記予測誤差算出手段において、予測誤差算出のための演算が差分または排他的論理和である請求項2記載の画像符号化装置。
  4. 画像符号化装置本体の外部から前記予測誤差選択手段に選択信号を入力することができるようにし、前記選択信号により、前記パッキング処理手段から入力した単位データを予測誤差として前記予測誤差選択手段から出力されるようにする請求項2記載の画像符号化装置。
  5. 前記予測誤差選択手段は、
    前記パッキング処理手段から入力した単位データおよび前記複数の予測誤差算出手段の予測誤差のそれぞれに対し所定の手続きでエントロピーを計算するエントロピー計算手段と、
    前記エントロピー計算手段で計算されたエントロピーの中で最小のものを選択しそれに該当する選択信号を生成する選択信号生成手段と、
    前記選択信号により前記パッキング処理手段から入力した単位データと前記複数の予測誤差算出手段の予測誤差の中から所望のものを選択する手段とを有する請求項2記載の画像符号化装置。
  6. 請求項1記載の画像符号化装置で符号化された符号を画像情報に復号する画像復号装置において、
    符号を入力する符号入力手段と、
    前記符号入力手段から入力した符号を所定の復号手法で復号する復号手段と、
    前記復号手段で得られた情報をもとに予測手段のいずれかへの指示、もしくは予測誤差を選択的に出力する選択手段と、
    前記選択手段からの指示で単位データの値の予測を行い単位データの予測値を生成する複数の予測手段と、
    前記選択手段から送られる予測誤差と所定の予測誤差算出用の予測手法によって得た予測値とから単位データの予測値を算出する複数の予測誤差加算手段と、
    前記複数の予測誤差加算手段で算出される単位データの予測値の中から1つの予測値を選択する予測値選択手段と、
    前記予測手段あるいは予測値選択手段から出力された単位データの予測値のうち画素値情報に対応するものを画素値情報とし、前記単位データの予測値のうちタグ情報に対応するものをタグ情報にデパッキングして前記画素値情報および前記タグ情報を含む画像情報に復元するデパッキング処理手段と、
    前記デパッキング処理手段から送られる画像情報を出力する画像出力手段とを有することを特徴とする画像復号装置。
  7. 前記予測値選択手段は、前記選択手段から送られる予測誤差が前記予測誤差算出手段から出力される予測値よりもエントロピを基準にして適している場合に、前記予測誤差を選択して予測値として出力する請求項6記載の画像復号装置。
  8. 前記予測誤差加算手段において、前記単位データを算出するための演算が加算または排他的論理和である請求項7記載の画像復号装置。
  9. 画像情報復号装置本体の外部から前記予測値選択手段に選択信号を入力することができるようにし、前記選択信号により前記選択手段から送られる予測誤差と前記複数の予測誤差加算手段で算出される単位データの予測値との中から所望のものを選択するようにした請求項7記載の画像復号装置。
  10. 前記予測値選択手段は、
    前記予測手段あるいは予測値選択手段から出力されたデータと所定の予測手法で予測された予測値との誤差を算出する複数の予測誤差算出手段と、
    前記予測手段あるいは予測値選択手段から出力されたデータと前記複数の予測誤差算出手段の予測誤差のそれぞれに対し所定の手続きでエントロピーを計算するエントロピー計算手段と、
    前記エントロピー計算手段で計算されたエントロピーの中で最小のものを選択しそれに該当する選択信号を生成する選択信号生成手段と、
    前記選択信号により前記選択手段から送られる予測誤差と前記複数の予測誤差加算手段で算出される予測値の中から所望のものを選択する手段とを有する請求項7記載の画像復号装置。
  11. 画素値情報および画素値情報の所定のビット長よりもビット長が小さいタグ情報を含む画像情報に対し可逆符号化を行う画像符号化方法において、
    画像入力手段により、画像情報を入力する画像入力ステップと、
    パッキング処理手段により、前記画像入力手段から入力した画像情報のうち画素値情報は前記所定のビット長の単位データとし、前記画像情報のうちの前記タグ情報は前記所定のビット長の単位データにパッキングするパッキング処理ステップと、
    複数の画素値予測手段により、前記パッキング処理手段から入力した単位データの値を所定の画素値予測手段用の予測手法により予測する画素値予測ステップと、
    複数の予測誤差算出手段により、前記パッキング処理手段から入力した単位データの値と所定の予測誤差算出手段用の予測手法により予測された予測値との間の予測誤差を算出する予測誤差算出ステップと、
    予測誤差選択手段により、前記複数の予測誤差算出手段の予測誤差の中から1つの予測誤差を選択する予測誤差選択ステップと、
    選択手段により、前記画素値予測手段のいずれかが的中したと判断された場合には的中した1つの予測部の識別情報を、そうでない場合は前記予測誤差選択手段で選択された予測誤差を選択する選択ステップと、
    符号化手段により、前記選択手段で選択された情報を所定の符号化手法で符号化する符号化ステップと、
    符号出力手段により、前記符号化手段で作成した符号を出力する符号出力ステップとを有することを特徴とする画像符号化方法。
  12. 請求項1記載の画像符号化装置で符号化された符号を画像情報に復号する画像復号方法において、
    符号入力手段により、符号を入力する符号入力ステップと、
    復号手段により、前記符号入力手段から入力した符号を所定の復号手法で復号する復号 ステップと、
    選択手段により、前記復号手段で得られた情報をもとに予測手段のいずれかへの指示、もしくは予測誤差を選択的に出力する選択ステップと、
    複数の予測手段により、前記選択手段からの指示で単位データの値の予測を行い単位データの予測値を生成する予測ステップと、
    複数の予測誤差加算手段により、前記選択手段から送られる予測誤差と所定の予測誤差算出用の予測手法によって得た予測値とから単位データの予測値を算出する予測誤差加算ステップと、
    予測値選択手段により、前記複数の予測誤差加算手段で算出される単位データの予測値の中から1つの予測値を選択する予測値選択ステップと、
    デパッキング処理手段により、前記予測手段あるいは予測値選択手段から出力された単位データの予測値のうち画素値情報に対応するものを画素値情報とし、前記単位データの予測値のうちタグ情報に対応するものをタグ情報にデパッキングして前記画素値情報および前記タグ情報を含む画像情報に復元するデパッキング処理ステップと、
    画像出力手段により、前記デパッキング処理手段から送られる画像情報を出力する画像出力ステップとを有することを特徴とする画像復号方法。
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