JP2001257887A - 画像符号化装置および画像復号装置ならびに画像符号化方法および画像復号方法 - Google Patents

画像符号化装置および画像復号装置ならびに画像符号化方法および画像復号方法

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JP2001257887A JP2000070764A JP2000070764A JP2001257887A JP 2001257887 A JP2001257887 A JP 2001257887A JP 2000070764 A JP2000070764 A JP 2000070764A JP 2000070764 A JP2000070764 A JP 2000070764A JP 2001257887 A JP2001257887 A JP 2001257887A
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Taro Yokose
太郎 横瀬
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周期性を持つ画像情報に対して高速かつ高い
圧縮効率を得るようにすること。 【解決手段】 本発明は、画像信号を入力する画像入力
部10と、入力された画像信号内の注目画素の画素値に
対してその注目画素以外の画素との関係付けを第1予測
値として変換する第1予測変換部1010と、第1予測
変換部1010で変換された第1予測値を符号化して中
間データを生成する第1符号化部52と、第1符号化部
52で生成された中間データを構成するシンボルの注目
シンボルに対してその注目シンボル以外のシンボルとの
関係付けを第2予測値として変換する第2予測変換部1
011と、第2予測変換部1011で変換された第2予
測値を符号化して符号化信号を生成する第2符号化部5
0とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データの圧縮技
術に関するものであり、特に多値の入力画像に対する圧
縮符号化を行う画像符号化装置およびその圧縮符号を復
号する画像復号装置、ならびに画像符号化方法および画
像符号方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像データは一般にデータ量が膨大にな
るので、通信、蓄積などを行う際には圧縮してデータ量
を削減することが多い。画像データの符号化手法は可逆
符号化方式と非可逆符号化方式の2種類に大別される。
非可逆符号化方式の場合、圧縮率によっては復号画像に
視覚的な劣化を生じる可能性がある。
【0003】これに対して入力画像と同一の画像を復号
画像とする可逆符号化方式を用いれば、画質劣化の問題
を回避することができる。この可逆符号化方式で特にC
G(コンピュータグラフィックス)画像を対象とした技
術として、特開平9−224253号公報に開示される
技術を従来例として説明する。
【0004】この従来例は、周辺画素からの予測が的中
しやすいというCG画像の特性を利用し、複数の予測部
のうち的中した予測部を符号化する技術である。すなわ
ち、図14および図15はそれぞれ従来例の画像符号化
装置、画像復号装置の構成例である。図中、10は画像
入力部、20は第1予測部、21は第2予測部、30は
予測誤差算出部、31は予測誤差加算部、40、41は
第1選択部、50は第2符号化部、51は第2復号部、
60は符号出力部、70は符号入力部、80は画像出力
部、100は画像データ、110は予測値データ、11
1は制御データ、120は予測誤差データ、130は予
測状況データ、140は符号データ、1010は第1予
測変換部、1020は第1予測逆変換部である。
【0005】先ず、図14の各部について説明する。図
14の画像符号化装置は以下の構成よりなる。すなわ
ち、画像入力部10は外部から入力画像を受け取り、画
像データ100として第1予測部20、第2予測部2
1、予測誤差算出部30のそれぞれへ送出する。
【0006】第1予測部20、第2予測部21はそれぞ
れ所定の手法で画像データ100に基づいて注目画素の
画素値を予測し、予測値データ110として第1選択部
40へ送出する。
【0007】一方、予測誤差算出部30は所定の手法で
画像データ100に基づいて注目画素の画素値を予測
し、その予測値を注目画素の実際の画素値から減算し、
予測誤差データ120として第1選択部40へ送出す
る。
【0008】第1選択部40は画像データ100と予測
値データ110とから注目画素における予測の一致、不
一致を検出する。その結果、予測が的中した予測部があ
ればその識別番号を、いずれも的中しなかった場合は予
測誤差データ120を、予測状況データ130に変換し
て第2符号化部50へ送出する。
【0009】第2符号化部50は所定の符号化手法を用
いて予測状況データ130を符号化し、符号データ14
0として符号出力部60へ送出する。符号出力部60
は、符号データ140を出力符号として外部へ出力す
る。
【0010】次に、図15の画像復号装置の各部につい
て説明する。なお、図14の画像符号化装置と同様の各
部に対しては、同一の符号を付与して説明を省略する。
符号入力部70は外部から入力符号を受け取り、符号デ
ータ140として第2復号部51へ送出する。
【0011】第2復号部51は、第2符号化部50で用
いた符号化手法に対応する復号手法で符号データ140
を復号し、予測状況データ130として第1選択部41
へ送出する。
【0012】第1選択部41は予測状況データ130が
予測部の識別番号を示すものであれば該当する予測部へ
制御データ111を送出し、予測部から画像データ10
0を出力させる。また予測状況データ130の内容が予
測誤差であれば、予測誤差データ120として予測誤差
加算部31へ送出する。
【0013】予測誤差加算部31は予測誤差算出部30
と同一の手法で注目画素の画素値を予測し、その予測値
に予測誤差データ120を加算し、画像データ100と
して画像出力部80へ送出する。画像出力部80は画像
データ100を出力画像として外部へ出力する。
【0014】次に、上記構成に基づいた従来例の動作に
ついて説明する。図16および図17は従来例の画像符
号化装置および画像復号装置の動作を各々示すフローチ
ャートである。
【0015】先ず、図16を用いて符号化処理手順につ
いて説明する。S10’では画像入力部10において画
像の入力を行う。S20’では第1予測部20、第2予
測部21において画像データ100に基づく注目画素の
画素値予測を行い、同時に予測誤差算出部30において
所定の手法による予測値の予測誤差を算出する。
【0016】S30’では第1選択部40において予測
が的中した予測部の識別番号もしくは予測誤差を予測状
況データ130として第2符号化部50へ送出する。S
40’では第2符号化部50において予測状況データ1
30に対して所定の符号化を行う。S50’では符号化
した符号データを出力する処理を行う。S60’では入
力される画像データが終了していれば符号化処理を終了
し、そうでなければS10’へ進む。
【0017】次に、図17を用いて復号処理手順につい
て説明する。S110’では符号入力部70において符
号の入力を行う。S120’では第2復号部51におい
て第2符号化部50で行われた符号化処理の逆処理にあ
たる復号処理を行い、予測状況データ130を生成す
る。
【0018】S130’では第1選択部41において予
測状況データ130が予測部の識別番号のときはその識
別番号を持つ第1予測部20、第2予測部21のいずれ
かに制御データ111を送出する。また予測状況データ
130が予測誤差のときは、予測誤差加算部31へ予測
誤差データ120として送出する。
【0019】S21’では制御データ111を受け取っ
た第1予測部20、第2予測部21のいずれかにおいて
所定の予測処理を行うか、または予測誤差加算部31に
おいて予測誤差算出部30と同様の予測処理による予測
値に予測誤差データ120を加算して、画像データ10
0を生成する。
【0020】S140’では画像出力部80において画
像データ100を外部へ出力する。S150’では入力
される符号データが終了していれば復号処理を終了し、
そうでなければS110’へ進む。
【0021】以上の動作の中で、S30’における予測
部の選択は予め優先順位をつけておくか、または順位で
ある予測部順位を更新しつつ選択を行う。また、予測状
況データ130による予測部の識別はこの予測部順位に
よって表現されてもよい。また第2符号化部50の一例
として第1予測部20の識別番号をランレングス符号化
してもよい。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例には次のような問題がある。従来例では、予
測部20、21は注目画素に近い画素を使用することが
望ましい。何故なら画像の性質として、同一画素値が空
間的に近いところに集中しやすいためである。この性質
を仮に画像の局所性と呼ぶ。
【0023】さて、画像の中には網画像と呼ばれる、周
期性を持つ画像が存在する。ここでいう網画像とは画像
の表示技術の制限によって、多値階調画像を2値もしく
は限定階調の画像に変換した画像を指す。以下、ここで
いう周期性について説明する。
【0024】例えば、一般に印刷やインクジェットプリ
ンタでは、インクの有無による2値しか表現できないの
で、例えば組織的ディザ法(高木、下田:画像解析ハン
ドブック、東京大学出版会、PP.497−498、1
991)などといった公知の手法で多値2値変換を行
う。これがここで定義する網画像である。
【0025】組織的ディザ法では入力画像を部分画像に
分割し、それぞれの画素値と各部分画像における座標毎
に定められた閾値とを比較して、その大小に応じて白黒
を決めていく。以下、この部分画像をディザパターンと
呼ぶ。
【0026】このような2値化された画像データにおい
ては、同一または類似の画素値が連続するとディザパタ
ーンと同じサイズの白黒パターンが発生する。ディザパ
ターンは4×4ないし8×8程度が一般的なので、変換
後の2値画像は複数画素にわたる周期性を持つことにな
る。
【0027】参考までに、図18は均一画素値の多値画
像を4×4の渦巻き型の組織的ディザで変換した例であ
り、(a)は多値画像、(b)はディザ変換後の2値画
像を示している。なお、以上の事情は多値2値変換また
は階調限定化変換でよく現れる現象で、特に組織的ディ
ザ法に限ったものではない。
【0028】このような周期性のある画像は、従来例で
効率よく符号化することが難しい。理由は、注目画素の
隣接画素だけでは予測できない画素が数多く発生するた
めである。
【0029】以下、これを例証によって説明する。図1
9は図18の例を従来例で処理したときの予測状況デー
タ130を示したものである。実際には予測状況データ
130は一続きのデータストリームとなるが、ここでは
理解を助けるために2次元的に表現している。
【0030】また、従来例は第1予測部20として注目
画素の直左画素を参照する直左予測部を、また第2予測
部21として注目画素の直上画素を参照する直上予測部
を持つものと仮定した。図中、左(または上)と書き込
んだ画素はその画素が直左(または直上)予測部によっ
て予測可能なことを示す。また誤と書き込んだ画素はこ
のいずれの予測部によっても予測できないことを示す。
【0031】例えば、従来例の第2符号化部50にラン
レングス符号化を組み込むと、第1行目および第4行目
は同一の予測状況データ130が連続するので、高効率
に圧縮できる。しかしこれ以外の第2行目および第3行
目は、一定のパターンが並んでいるにもかかわらず、従
来例では圧縮効率が低下する。
【0032】この効率低下を回避するためには、例えば
注目画素の4画素前の画素を新たな予測部として加えれ
ばよい。しかしこの対策には以下のような問題が生じ
る。
【0033】1.予測部の位置に相当するサイズのディ
ザにしか対応できない 2.予測部を増やすことになるので予測状況データ13
0の情報量が増大し、圧縮効率が低下する 3.予測部の増加で予測処理が複雑になり、処理速度が
低下する
【0034】以上で述べてきたように従来例の問題点と
して、注目画素の隣接画素を中心とした予測処理を行う
ので、周期性を持つ画像を高効率に圧縮することができ
ないことがあげられる。また、これを回避しようとする
と、予測部を数多く追加しなければならず、上記のよう
な問題点が発生してしまう。
【0035】本発明は上述の事情に艦みてなされたもの
で、特に周期性の高い画像に対して、圧縮効率の高い画
像符号化を図るとともに、その符号データを復号するこ
とを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明の画像符号化装置
は、画像信号を入力する画像入力手段と、画像入力手段
により入力された画像信号内の注目画素の画素値に対し
てその注目画素以外の画素との関係付けを第1予測値と
して変換する第1予測変換手段と、第1予測変換手段で
変換された第1予測値を符号化して中間データを生成す
る第1符号化手段と、第1符号化手段で生成された中間
データを構成するシンボルの注目シンボルに対してその
注目シンボル以外のシンボルとの関係付けを第2予測値
として変換する第2予測変換手段と、第2予測変換手段
で変換された第2予測値を符号化して符号化信号を生成
する第2符号化手段とを備える。
【0037】また、本発明の画像符号化方法は、画像信
号を入力する工程と、画像信号内の注目画素の画素値に
対してその注目画素以外の画素との関係付けを第1予測
値として変換する工程と、第1予測値を符号化して中間
データを生成する工程と、中間データを構成するシンボ
ルの注目シンボルに対してその注目シンボル以外のシン
ボルとの関係付けを第2予測値として変換する工程と、
第2予測値を符号化して符号化信号を生成する工程とを
備える。
【0038】このような本発明では、画像信号を第1予
測値に変換することで画像信号の局所性に基づく符号化
を行うことができ、また第1予測値を符号化して得られ
た中間データを第2予測値に変換することで、中間デー
タの周期性による冗長性を削除できるようになる。
【0039】また、本発明の画像復号装置は、符号化信
号を入力する符号入力手段と、符号入力手段により入力
された符号化信号を復号して第2予測値を生成する第2
復号手段と、第2復号手段で生成された第2予測値を逆
予測変換して中間データを生成する第2逆予測変換手段
と、第2逆予測変換手段で生成された中間データを復号
して第1予測値を生成する第1復号手段と、第1復号手
段で復号された第1予測値を逆予測変換して注目画素の
画素値を生成する第1逆予測変換手段とを備える。
【0040】また、本発明の画像復号方法は、符号化信
号を入力する工程と、符号化信号を復号して第2予測値
を生成する工程と、第2予測値を逆予測変換して中間デ
ータを生成する工程と、中間データを復号して第1予測
値を生成する工程と、第1予測値を逆予測変換して注目
画素の画素値を生成する工程とを備える。
【0041】このような本発明では、符号化信号を復号
して第2予測値を生成し、この第2予測値を逆予測変換
する。これにより、周期性を備えた中間データを生成で
きる。また、この中間データを復号して第1予測値を生
成し、この第1予測値を逆変換する。これにより、画像
の局所性を再現した画像信号を得ることができるように
なる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。先ず、本発明の基本的な原理について述べ
る。図19を参照すると、予測状況データ130も入力
画像同様の周期性を持つことがわかる。この周期性は、
例えば符号化部50でランレングス符号化を行っても失
われない。しかしランレングス符号化後のデータは、同
一で連続する予測状況データ130がランでまとめられ
るので周期が短くなる。ここで、ランレングス符号化に
よってまとめられた予測状況データ130を予測シンボ
ルと呼ぶことにする。
【0043】入力画像上では複数画素に渡っていたパタ
ーンが、予測シンボル上ではごく短い周期に変換され
る。そこで本発明では予測シンボルに対して再び予測処
理を施すことにする。
【0044】予測シンボルの周期は1パターンに含まれ
る予測状況データ130の種類で決まるので、入力画像
におけるディザパターンのサイズに依存しない。なぜな
らディザパターンが大きくなっても予測状況データ13
0の種類が増えるわけではないからである。さらに予測
シンボル上のパターンは周期が短いので、限られた予測
部でも十分に周期を取り込むことができる。結果的に従
来例の範疇で考えた対策におけるような、予測部の増加
に伴う障害を除くことができる。
【0045】本発明においては予測シンボルにさらに上
位の予測をかけたシンボルを符号とする。このシンボル
を上位シンボルと呼ぶ。
【0046】次に、第1実施形態を説明する。図1およ
び図2は第1実施形態における画像符号化装置および画
像復号装置を示すブロック図である。図中、図14およ
び図15と同様の部分には同一の符号を付し、異なる部
分のみ説明する。52は第1符号化部、53は第1復号
部、131は予測シンボルデータ、132は上位シンボ
ルデータ、1011は第2予測変換部、1021は第2
逆予測変換部である。
【0047】図1の各部について説明する。第1予測変
換部1010は画像入力部10から受け取った画像デー
タ100に所定の予測変換を行い、予測状況データ(第
1予測値)130として第1符号化部52へ送出する。
【0048】第1符号化部52は所定の符号化手法を用
いて予測状況データ130を符号化し、予測シンボルデ
ータ(中間データ)131として第2予測変換部101
1へ送出する。
【0049】第2予測変換部1011は予測シンボルデ
ータ131に所定の予測変換を行い、上位シンボルデー
タ(第2予測値)132として第2符号化部50へ送出
する。第2符号化部50は所定の符号化手法を用いて上
位シンボルデータ132を符号化し、符号データ140
として符号出力部60へ送出する。
【0050】次に図2の各部について説明する。第2復
号部51は第2符号化部50で用いた符号化手法に対応
する復号手法で符号データ140を復号し、上位シンボ
ルデータ132として第2逆予測変換部1021へ送出
する。
【0051】第2逆予測変換部1021は第2予測変換
部1011で用いた予測変換の逆処理にあたる逆予測変
換で上位シンボルデータ132を変換し、予測シンボル
データ131として第1復号部53へ送出する。
【0052】第1復号部53は第1符号化部52で用い
た符号化手法に対応する復号手法で予測シンボルデータ
131を復号し、予測状況データ130として第1逆予
測変換部1020へ送出する。
【0053】第1逆予測変換部1020は第1予測変換
部1010で用いた予測変換の逆処理にあたる逆予測変
換で予測状況データ130を変換し、画像データ100
として画像出力部80へ送出する。
【0054】以上の構成に基づいて第1実施形態の動作
について説明する。図3、図4はそれぞれ第1実施形態
における符号化動作、復号動作を示すフローチャートで
ある。
【0055】先ず、図3を用いて第1実施形態の符号化
処理手順について説明する。S10では画像入力部10
において画像の入力を行う。S1010では第1予測変
換部1010において、第1の予測変換を行う。S10
20では第1符号化部52において、第1の符号化処理
を行う。S1030では第2予測変換部1011におい
て、第2の予測変換処理を行う。S1040では第2符
号化部50において、第2の符号化処理を行う。S60
では入力される画像データが終了していれば符号化処理
を終了し、そうでなければS10へ進む。
【0056】次に、図4を用いて第1実施形態の復号処
理手順について説明する。S110では符号入力部70
において符号の入力を行う。S1110では第2復号部
51において、第2符号化部50における符号化処理の
逆処理に当たる第2の復号処理を行う。
【0057】S1120では第2逆予測変換部1021
において、第2予測変換部1011における予測変換の
逆処理に当たる第2の逆予測変換処理を行う。S113
0では第1符号化部52における符号化処理の逆処理に
当たる第1の復号処理を行う。S1140では第2逆予
測変換部1020において、第2予測変換部1010に
おける予測変換の逆処理に当たる第1の逆予測変換処理
を行う。S150では入力される符号データが終了して
いれば復号処理を終了し、そうでなければS110へ進
む。
【0058】以上の動作において、第1の符号化処理お
よび復号処理は複数の入力シンボルを、より少ない出力
シンボルの表現に変換するような処理である。また、こ
の入出力は処理の負荷上、固定長が好ましい。ランレン
グス符号化はこの一例であるが、シンボルをより少ない
シンボルに変換する処理であれば、LZ符号化など他の
符号化であってもよい。
【0059】また、例えば量子化によってシンボルを削
減するような処理は必ずしも符号化でないが、上述の定
義に含んでよい。ただしこの場合、非可逆符号化とな
る。逆にHuffman符号化のようなシンボル数を変
えない可変長符号化は、これに含まれない。
【0060】一方で、第2の符号化処理および復号処理
はいわゆる工ントロピー符号化であれば何でもよい。例
えば前出の符号化の他、算術符号化、Golomb符号
化などでもよい。
【0061】また、第1の予測処理および逆予測処理
は、画像に対して予測を行うことで画像データ100と
1次元的な予測状況データ130との間を変換および逆
変換する処理である。予測手法が単一または複数の候補
から1つ決めて使用する場合には予測状況データ130
は予測誤差値となる。また、予測手法を複数使用する場
合には、予測状況データ130は使用する予測手法を示
す識別データと予測誤差値のセットになる。
【0062】ここで行う予測処理は、対象が画像なので
画像の局所性を考慮した2次元的な予測が望ましい。例
えば最も簡単な例では、いわゆるDPCM、すなわち画
像符号化では画素値を注目画素と直左画素との差分に変
換する処理が考えられる。しかし2次元的に考えると上
のラインの画素値を考慮に入れることが望ましい
【0063】従って、処理負荷の増加が許される場合に
は、より複雑な処理、例えば(直左画素値)+(直上画
素値)−(左上画素値)とか、((直左画素値)+(直
上画素値))/2といった予測処理がより望ましい。
【0064】あるいは、上述のように複数の予測手法を
併存させる場合には、注目画素の直左だけでなく直上、
右上、左上といった画素を予測処理に用いることが望ま
しい。
【0065】また、この予測は対象画像の統計的な性質
などに応じて適応的に予測式のパラメータを変化させる
ような処理であってもよいし、隣接画素の画素値差など
の状況から予測式自体を切り替えるような処理であって
もよい。
【0066】一方、第2の予測処理および逆予測処理は
予測シンボルデータ131に1次元的な予測を行うこと
で、予測シンボルデータ131と上位シンボルデータ1
32との間を変換および逆変換する処理である。
【0067】こちらは画像が対象ではないので、予測は
直前の1ないし複数のシンボルを参照することで行う。
この予測は画像の性質に基づいているわけではないの
で、第1の予測処理および逆予測処理のような予測式に
よる計算は不要である。
【0068】また、予測がはずれた場合に必ずしも予測
誤差を算出する必要はなく、予測シンボルをそのまま上
位シンボルデータ132とすればよい。つまり予測シン
ボルデータ131は予測シンボルのみで構成されるが、
上位シンボルデータ132は上位シンボルおよび予測シ
ンボルで構成される。ただし予測シンボルの性質によっ
て相関性が期待できる場合には、ここで何らかの予測誤
差をとっても構わない。
【0069】図5は、第1実施形態の各データの概念図
であり、(a)は画像データ100、(b)は予測状況
データ130、(c)は予測シンボルデータ131、
(d)は予測シンボルデータ(その2)131−2、
(e)は上位シンボルデータ132を示している。ただ
し仮に第1の予測処理における予測を上述したDPCM
のみの単一予測とし、また第1の符号化処理および第2
の符号化処理をランレングス符号化とした。
【0070】画像データ100および予測状況データ1
30では7個あったデータが、第1の符号化処理によっ
て予測シンボルデータ131上では5個に圧縮される。
この予測シンボルデータ131は、予測シンボルデータ
(その2)131−2を経由して、さらに第2の符号化
処理によって上位シンボルデータ132上では3個に圧
縮されている。なお、予測シンボルデータ(その2)1
31−2で示される「2個前」とは、そのシンボルのデ
ータが2個前のシンボルのデータと同じであることを示
している。これにより、画像データ100では3画素だ
った周期が、予測シンボルデータ131では2シンボル
周期に縮まっている。
【0071】さらに理解を助けるために、図18および
図19で示した例の第2行目に注目して、従来例と第1
実施形態による符号化直前のデータの概念を比較する。
これを図6に示す。図6(a)は従来例における予測状
況データ130をランレングス符号化したデータ、
(b)は第1実施形態による上位シンボルデータ132
を示している。
【0072】このように、従来例の5番目から9番目ま
でのシンボルが、上位シンボルデータ132では5番目
のシンボル1つに集約される。
【0073】以上で説明したように、第1実施形態によ
れば予測処理後の予測シンボルデータ131にさらに予
測を行うように構成したので、処理負荷を高めることな
く、特に周期的な画像に対して圧縮率を改善することが
できる。
【0074】次に、第2実施形態の説明を行う。図7、
図8はそれぞれ第2実施形態の画像符号化装置、画像復
号装置を示すブロック図である。図中、図1、図2、図
14および図15と同様の部分には同一の符号を付して
説明を省略する。22は第3予測部、23は第4予測
部、42、43は第2選択部、112は予測値データ、
113は制御データである。
【0075】次に、図7の各部について説明する。第3
予測部22、第4予測部23はそれぞれ所定の手法で予
測シンボルデータ131に基づいて注目予測シンボルを
予測し、予測値データ112として第2選択部42へ送
出する。第2選択部42は予測シンボルデータ131と
予測値データ112から注目予測シンボルにおける予測
の一致、不一致を検出する。その結果、予測が的中した
予測部があればその識別番号を、いずれも的中しなかっ
た場合は予測シンボルデータ131を、上位シンボルデ
ータ132に変換して第2符号化部50へ送出する。
【0076】次に、図8の各部について説明する。ただ
し図7の画像符号化装置と同様の部分は省略する。な
お、画像復号装置では、第1予測部20、第2予測部2
0、第3予測部22および第4予測部23は、いずれも
逆予測処理を行うものとする。
【0077】第2選択部42は上位シンボルデータ13
2が予測部の識別番号を示すものであれば該当する予測
部へ制御データ113を送出し、該予測部から予測シン
ボルデータ131を出力させる。また、上位シンボルデ
ータ132の内容が予測シンボルであれば、予測シンボ
ルデータ131として第1復号部53へ送出する。
【0078】次に、以上の構成に基づく第2実施形態の
動作について説明する。図9、図10はそれぞれ第2実
施形態の符号化動作、復号動作を示すフローチャートで
ある。図中、図3、図4、図16および図17と同様の
部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0079】先ず、図9を用いて第2実施形態の符号化
処理手順について説明する。S210では第1予測部2
0および第2予測部21において、画像データ100に
対しそれぞれ所定の手法で第1の予測処理を行う。
【0080】S211では予測値データ110のいずれ
かと画像データ100が一致していればS212へ、そ
うでなければS214へ進む。S212では第1選択部
40において画像データ100と一致した予測部を選択
する。S213では第1選択部40において、S212
で選択した予測部の識別番号を予測部順位に変換し、予
測状況データ130とする。
【0081】S214では予測誤差算出部30において
予測誤差を算出し、予測状況データ130とする。S2
20では第1符号化部52において予測状況データ13
0にランレングス符号化処理を行う。S230では第3
予測部22および第4予測部23において、予測シンボ
ルデータ131に対してそれぞれ前定の方法で第2の予
測処理を行う。
【0082】S231では第2選択部42において予測
値データ112のいずれかと予測シンボルデータ131
が一致していればS232へ、そうでなければ予測シン
ボルデータ131を上位シンボルデータ132としてS
240へ進む。
【0083】S232では第2選択部42において予測
シンボルデータ131と一致した予測部を選択し、その
識別番号を上位シンボルデータ132とする。S240
で第2符号化部50において上位シンボルデータ132
に対してランレングス符号化処理およびHuffman
符号化処理を行う。
【0084】次に図10を用いて第2実施形態の復号処
理手順について説明する。S310では第2復号部51
において符号データ130に対して第2符号化部50で
行ったランレングス符号化およびHuffman符号化
の逆処理にあたるランレングス復号処理およびHuff
man復号処理を行う。
【0085】S320では上位シンボルデータ132が
予測部を指定していればS321へ、そうでなければ上
位シンボルデータ132を予測シンボルデータ131と
してS330へ進む。S321では第2選択部43にお
いて、予測シンボルデータ131に基づいた予測部の選
択を行い、該予測部に制御データ113を送出する。
【0086】S322では第3予測部22、第4予測部
23のうち制御データ113を受け取った方が所定の方
法で第2の予測処理(逆予測処理)を行い、予測シンボ
ルデータ131を送出する。S330では第1復号部5
3において予測シンボルデータ131に対して、第1符
号化部52で行うランレングス符号化の逆処理に当たる
ランレングス復号を行い、予測状況データ130を得
る。
【0087】S340では予測状況データ130が予測
部を指定していればS341へ、予測誤差を指定してい
ればS344へ進む。S341では第1選択部41にお
いて予測状況データ130に対して、第1選択部40で
行った予測部順位変換の逆処理である逆予測部順位変換
を行う。
【0088】S342ではS341の結果に基づいた予
測部の選択を行い、該予測部に制御データ111を送出
する。S343では第1予測部20、第2予測部21の
うち制御データ111を受け取った方が所定の方法で第
1の予測処理(逆予測処理)を行い、画像データ100
として送出する。
【0089】S344では予測誤差加算部31におい
て、注目画素以前の画像データ100と予測誤差データ
120から注目画素の画素値を算出し、画像データ10
0として送出する。
【0090】以上の動作の中で説明の都合上、符号化処
理のS214における予測誤差の算出はS211の後に
行われるようにしたが、処理に必要な情報は前もって得
られるので、例えばハードウェアで構成するような場合
にはS210などとの並列処理が可能である。同様に復
号処理におけるS344はS340などと並列して行っ
てもよい。
【0091】また、符号化処理のS214における予測
誤差の算出は、例えば(注目画素値)−(直左画素値)
などで算出する。この場合、復号処理のS344で行う
予測誤差の加算は(直左画素値)+(予測誤差値)で算
出できる。このとき予測誤差の算出に使う予測式と第1
予測部20または第2予測部21の予測式は同一であっ
ても、同一でなくてもよい。
【0092】また説明の都合上、第2符号化部50で2
つの符号化を行うように説明したが、このうちランレン
グス符号化は上位シンボルデータ132に含まれる第3
予測部22または第4予測部23の識別番号のランを対
象とした処理なので、この処理を独立して第2選択部4
2の中で行うようにしてもよい。こうすれば第3予測部
22、第4予測部23のいずれも的中しなかった場合に
不要なランレングス符号化処理を行う負荷が省ける。
【0093】また、第1符号化部52および第1復号部
53で行う符号化はランレングス符号化、また第2符号
化部50および第2復号部51で行う符号化はランレン
グス符号化およびHuffman符号化としたが、アル
ゴリズムをこれに限るものではない。
【0094】また、第2選択部42で行われる選択処理
において、第3予測部22と第4予測部23が同時に的
中している場合には、第1選択部40と同じような選択
処理を行う。すなわち所定の優先順位を設けてもよい
し、予測部順位のような適応的な優先順位を持ってもよ
い。優先順位をつける場合は、従来例の第1予測変換部
1010同様、識別番号を順位に変換してもよい。ま
た、最後に的中してからの予測回数、的中回数のいずれ
かに基づいて選択してもよい。
【0095】さらに、第2符号化部50における符号化
効率が向上するように、ランレングスの長く続く方を選
択してもよい。図11はそのような場合の第2予測変換
部1011のブロック図である。
【0096】図中、24は第3ラン計数部、25は第4
ラン計数部、114はランレングスデータである。第3
ラン計数部24、第4ラン計数部25はそれぞれ第3予
測部22、第4予測部23の連続的中回数を計数し、ラ
ンレングスデータ114として第2選択部42へ送出す
る。第2選択部42はランレングスデータ114を比較
し、最も長いランを持つ予測部の識別番号を上位シンボ
ルデータ132とする。
【0097】また、いずれのランレングスデータも0で
あった場合には、予測シンボルデータ131をそのまま
上位シンボルデータ132とする。
【0098】また、上位シンボルに変換したときのラン
レングスが短い場合、変換せずに予測シンボルそのまま
を符号化した方が、符号の構成によっては圧縮率が高い
場合もある。このような場合に備えて上位シンボルヘの
変換は符号量を勘案しながら選択的に行うようにしても
よい。
【0099】つまり、予測シンボルデータ131とそれ
を変換した上位シンボルデータ132のそれぞれに対し
て第2符号化部50で与えられるべき符号量を比較し、
小さい方を選択すればよい。
【0100】さらに、この処理を簡略化して、例えば上
位シンボルのランレングスに閾値を設け、この閾値を越
えない場合は変換シンボルのまま符号化するようにして
もよい。
【0101】このような上位シンボルヘの変換に選択性
を持たせるためには、第2符号化部50に制約が必要に
なる。すなわち、該当する部分の情報が変換シンボルと
上位シンボルのいずれで表現されていても、復号が可能
になるような符号を用いる必要がある。このようにする
と2つ以上の符号が同一の情報を指すことになるので理
論的な圧縮率の面で好ましくないが、上述のような事情
で現実の圧縮率に対してはむしろ効率を向上する。
【0102】次に、第2符号化部50におけるHuff
man符号の一例を図12に示す。(a)は識別番号、
(b)はランレングス、(c)は予測誤差を示してい
る。この例では予測部の識別番号、ランレングス、予測
誤差が別個の符号表となるようにしている。
【0103】すなわち、識別番号が異なってもランレン
グス、予測誤差の符号は共通で使用するものとした。も
ちろん微調整によって圧縮率を改善するために、全ての
識別番号とランレングスまたは予測誤差との組み合わせ
について、単一の符号表で符号を割り当ててもよい。
【0104】図12のような符号だと予測シンボルと上
位シンボルに独立の符号が与えられるので、上述した選
択性を持たせることができる。逆に選択性を排除するに
は、上位シンボルと予測シンボルが同一の情報を示す場
合には、例えば予測シンボルに符号を割り当てない、な
どの適応的な処理を行えばよい。
【0105】また、予測シンボルは第2予測変換部10
11における予測処理を簡単にするために、実現する処
理系において処理しやすい単位で区切られていることが
望ましい。例えばバイトまたはワード単位に予測シンボ
ルを表わすことが考えられる。処理系がハードウェアで
あれば任意のビット数でよいが、全ての予測シンボルが
同一のビット長、もしくはその倍数で表わされることが
望ましい。
【0106】第2実施形態の効果を確認する為にシミュ
レーション実験を行った。ただし、ここでは第1予測変
換部1010における画素値予測を4手法とし、また第
2予測変換部1011における予測シンボル予測は直前
シンボルからさかのぼった8個をそれぞれ参照する8手
法とした。この結果を図13に示す。
【0107】図13より、複数種類の画像1〜3に対し
て、第2実施形態の符号量は従来例に比較して25%〜
85%となっており、その効果は明らかである。このよ
うに、第2実施形態によれば、画像信号に周期性があっ
ても圧縮率を大幅に改善することができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。すなわち、周期性を持つ入力画像
であっても高速にかつ高い圧縮効率を持つ画像符号化を
行うことが可能となる。また、この符号データを高速に
復号することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像符号化装置の第1実施形態を示
す構成図である。
【図2】 本発明の画像復号装置の第1実施形態を示す
構成図である。
【図3】 本発明の画像符号化装置の第1実施形態にお
ける動作の例を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の画像復号装置の第1実施形態におけ
る動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の画像符号化復号装置の第1実施形態
における各データの概念を説明する図である。
【図6】 本発明の画像符号化復号装置の第1実施形態
および従来例におけるデータの概念を比較する図であ
る。
【図7】 本発明の画像符号化装置の第2実施形態を示
す構成図である。
【図8】 本発明の画像復号装置の第2実施形態を示す
構成図である。
【図9】 本発明の画像符号化装置の第2実施形態にお
ける動作の一例を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の画像復号装置の第2実施形態にお
ける動作の一例を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の画像符号化装置の第2実施形態に
おける変形例を示す構成図である。
【図12】 Huffman符号の一例を示す図であ
る。
【図13】 本発明の画像符号化復号装置の第2実施形
態の効果を説明する図である。
【図14】 従来例の画像符号化装置を示す構成図であ
る。
【図15】 従来例の画像復号装置を示す構成図であ
る。
【図16】 従来例の画像符号化装置の動作の一例を示
すフローチャートである。
【図17】 従来例の画像復号装置の動作の一例を示す
フローチャートである。
【図18】 組織的ディザ法の説明図である。
【図19】 従来例における予測状況データ130の概
念を説明する図である。
【符号の説明】
10…画像入力部、20…第1予測部、21…第2予測
部、22…第3予測部、23…第4予測部、24…第3
ラン計数部、25…第4ラン計数部、30…予測誤差算
出部、31…予測誤差加算部、40…第1選択部、41
…第1選択部、42…第2選択部、43…第2選択部、
50…第2符号化部、51…第2復号部、52…第1符
号化部、53…第1復号部、60…符号出力部、70…
符号入力部、80…画像出力部、100…画像データ、
110…予測値データ、111…制御データ、112…
予測値データ、113…制御データ、114…ランレン
グスデータ、120…予測誤差データ、130…予測状
況データ、131…予測シンボルデータ、132…上位
シンボルデータ、140…符号データ、1010…第1
予測変換部、1011…第2予測変換部、1020…第
1予測逆変換部、1021…第2予測逆変換部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 MA04 ME02 ME05 ME17 PP02 SS28 UA02 5C078 AA04 BA22 BA32 CA31 DA01 DA02 DA05 DA06 5J064 AA02 BB03 BB05 BB13 BC25 BD07 9A001 BB02 BB03 BB04 CC02 DD08 EE02 EE04 GG16 HH27 JJ12 JJ35 KK42 KK56

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像信号内の注目画
    素の画素値に対してその注目画素以外の画素との関係付
    けを第1予測値として変換する第1予測変換手段と、 前記第1予測変換手段で変換された第1予測値を符号化
    して中間データを生成する第1符号化手段と、 前記第1符号化手段で生成された中間データを構成する
    シンボルの注目シンボルに対してその注目シンボル以外
    のシンボルとの関係付けを第2予測値として変換する第
    2予測変換手段と、 前記第2予測変換手段で変換された第2予測値を符号化
    して符号化信号を生成する第2符号化手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記第1予測変換手段は、 1つ以上の第1予測値を生成する1つ以上の予測手段
    と、 前記予測手段で予測した第1予測値と前記注目画素の画
    素値との差分を予測誤差として算出する予測誤差算出手
    段と、 前記第1予測値と前記注目画素の画素値とが等しければ
    前記第1予測値を、等しくなければ前記予測誤差を選択
    して前記第1符号化手段へ出力する選択手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記第2予測変換手段は、 1つ以上の第2予測値を生成する1つ以上の予測手段
    と、 前記予測手段で予測した第2予測値と前記中間データと
    が等しければ前記第2予測値を、等しくなければ前記中
    間データを選択して前記第2符号化手段へ出力する選択
    手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の画像符
    号化装置。
  4. 【請求項4】 前記第1予測変換手段は、画像の2次元
    的な相関性を考慮し、前記画像信号の注目ラインに加え
    て既処理ラインも参照した予測処理を行うことを特徴と
    する請求項1記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記第2予測変換手段は、前記中間デー
    タを構成するシンボルの1次元的な相関性を考慮した予
    測処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像符号
    化装置。
  6. 【請求項6】 前記第1予測変換手段は、予測が全て外
    れた場合には画像の2次元的な相関性に基づいた予測誤
    差に変換することを特徴とする請求項1記載の画像符号
    化装置。
  7. 【請求項7】 前記第2予測変換手段は、予測が全て外
    れた場合には前記中間データをそのまま第2予測値とし
    て出力することを特徴とする請求項1記載の画像符号化
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第1予測変換手段に複数の予測手段
    がある場合で、このうち複数の予測手段での予測が同時
    に的中した際には、固定的な優先順位、最後に的中して
    からの予測回数、的中回数、的中のランレングス、のい
    ずれかに基づいて予測値を選択することを特徴とする請
    求項2記載の画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 前記第2予測変換手段に複数の予測手段
    がある場合で、このうち複数の予測手段での予測が同時
    に的中した際には、最終的な符号量の増減を考慮した結
    果に応じて予測値を選択することを特徴とする請求項3
    記載の画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記第2予測変換手段は、予測後の第
    2予測値のランレングスを計測し、その計測した値が所
    定の閾値より短いときには変換を行わないことを特徴と
    する請求項1記載の画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 前記第1符号化手段は、符号化を実現
    する処理系の処理単位もしくはその倍数で前記中間デー
    タを表現することを特徴とする請求項1記載の画像符号
    化装置。
  12. 【請求項12】 前記第1符号化手段で行われる符号化
    は、固定長のランレングス符号化であることを特徴とす
    る請求項1記載の画像符号化装置。
  13. 【請求項13】 前記第2符号化手段は、はじめに前記
    第2予測変換手段で予測が的中したものについて前記第
    1符号化手段と同じ符号化を行い、その後、予測が外れ
    たものと合わせて符号化を行うことを特徴とする請求項
    1記載の画像符号化装置。
  14. 【請求項14】 前記第2符号化手段で行われる符号化
    は、前記第2予測変換手段における変換の有無に関わら
    ず前記中間データに含まれる情報を表現できるような冗
    長性を含む符号を用意することを特徴とする請求項1記
    載の画像符号化装置。
  15. 【請求項15】 符号化信号を入力する符号入力手段
    と、 前記符号入力手段により入力された符号化信号を復号し
    て第2予測値を生成する第2復号手段と、 前記第2復号手段で生成された第2予測値を逆予測変換
    して中間データを生成する第2逆予測変換手段と、 前記第2逆予測変換手段で生成された中間データを復号
    して第1予測値を生成する第1復号手段と、 前記第1復号手段で復号された第1予測値を逆予測変換
    して注目画素の画素値を生成する第1逆予測変換手段と
    を備えることを特徴とする画像復号装置。
  16. 【請求項16】 前記第2逆予測変換手段は、 1つ以上の中間データを逆予測する1つ以上の逆予測手
    段と、 前記第2復号手段で復号された第2予測値に基づき前記
    1つ以上の中間データのいずれか1つを選択する第2選
    択手段とを備えることを特徴とする請求項15記載の画
    像復号装置。
  17. 【請求項17】 前記第1逆予測変換手段は、 注目画素について1つ以上の画素値を逆予測する1つ以
    上の逆予測手段と、 前記第1予測値によって得えられる予測誤差から前記画
    素値を算出する予測誤差加算手段と、 前記第1予測値に基づいて前記逆予測手段で逆予測され
    た画素値と前記予測誤差加算手段で算出された画素値と
    を選択する第1選択手段とを備えることを特徴とする請
    求項15記載の画像復号装置。
  18. 【請求項18】 画像信号を入力する工程と、 前記画像信号内の注目画素の画素値に対してその注目画
    素以外の画素との関係付けを第1予測値として変換する
    工程と、 前記第1予測値を符号化して中間データを生成する工程
    と、 前記中間データを構成するシンボルの注目シンボルに対
    してその注目シンボル以外のシンボルとの関係付けを第
    2予測値として変換する工程と、 前記第2予測値を符号化して符号化信号を生成する工程
    とを備えることを特徴とする画像符号化方法。
  19. 【請求項19】 符号化信号を入力する工程と、 前記符号化信号を復号して第2予測値を生成する工程
    と、 前記第2予測値を逆予測変換して中間データを生成する
    工程と、 前記中間データを復号して第1予測値を生成する工程
    と、 前記第1予測値を逆予測変換して注目画素の画素値を生
    成する工程とを備えることを特徴とする画像復号方法。
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