JP3750367B2 - 画像符号化復号装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像データの圧縮技術に関するものであり、特に画素毎に付加情報を持つような画像の圧縮に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像データは一般にデータ量が膨大になるので、通信、蓄積などを行う際には圧縮してデータ量を削減することが多い。例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group、例えばインターフェース1991年12月号、pp.160−182)は多値画像の圧縮技術の国際標準として広く用いられている。
【0003】
一方、技術の発展に従い、画像データは複雑化しつつある。具体的に言えば数十年前には1ビット(bit)で白黒を表す2値画像が多く用いられていたが、コンピュータや周辺機器の改良に伴い、近来では多値画像やカラー画像が主流となりつつある。
【0004】
現在ではさらに複雑な画像が構成されている。その一つは例えばマルチプレーン画像と呼ばれるものである。これはひとことでいえば、1枚の画像に含まれる性質の異なる部分画像群を、それぞれの性質で分類して別々のデータとして扱う技術である。そのような例を図13に示す。RGB画像なども色別に3枚の画像をもつが、1画素を構成するのに全ての情報が必要な点において、ここでいうマルチプレーン画像とは異なる。例えば現在標準化が検討されているMRC(Mixed Raster Content)の例では、画像を前景(Foreground)と背景(Background)とに分けマスク(Mask)で切り換える(ITU−T:”ITU Draft Recommendation T.44,Mixed Raster Content(MRC).”)。
【0005】
また複雑な画像形式のもう一つの例として、タグ付き画像などと呼ばれるものがある。通常プリンタなどの出力機器に対しては、出力したい画素値データだけを送る。しかし出力機器によっては同じ画素値でも、出力パラメータを調整して異なる印字を行なえるものが存在する。この出力パラメータをここでは仮にタグと呼ぶことにする。出力パラメータの調整が可能な出力機器に対しては、画素単位に最適なタグを設定してやることが望ましい。タグ付き画像の例を図14に示す。例えば、タグを文字領域に配置することにより、文字部分の解像度をその他の部分に対して高いものとし、他方、文字部分の階調をその他の部分に対して低いものとすることができる(図ではそのように示されていないが、「実際の画像」はそのようになる)。
【0006】
マルチプレーン画像とタグ付き画像とで共通するのは、画素値以外で画素単位の情報を含むという点である。前者ではMask情報がそうだし、後者ではタグ自身がこれにあたる。以下、簡単のため両者をまとめて付加情報と呼ぶ。また付加情報と画像情報とを組み合わせたものを拡張画像と呼ぶ。
【0007】
この2つの画像は、出力形態を見ると異なるように思える。マルチプレーン画像は出力時には1枚の画像になるべきだが、タグ付き画像のタグは独立の情報としてプリンタなどの出力機器まで提供されなければならない。しかし後者の場合も印字される時点で1枚の画像に統合されることに変わりないので、ここでは同じように考えることにする。従って、ここでは、「拡張画像」は、画像が何枚で構成されているかにかかわらず、付加情報および画像情報で表現されたデータと定義する。
【0008】
付加情報はデータ量としては画素情報より小さいことが多い。しかし前述したとおり画素値を圧縮するのが一般的であり、例えば1/10くらいの符号に変換して、画素値の通信、蓄積を行う。この符号に付加情報を圧縮なしにつけると、たとえ付加情報のデータ量が画素値の1/10だったとしても、画像情報の1/10だった符号データが倍増することになり、好ましくない。しかし、付加情報を圧縮することができればばこの問題は解決できる。
【0009】
以下、付加情報を圧縮する従来例について述べる。もっとも簡易的には拡張画像を分解し、画像情報および付加情報をそれぞれ別の情報として符号化することが考えられる。そのような従来例として前述のMRCについて説明する。
【0010】
前出の資料には構成図の記載がないので、該資料の主旨を反映するように構成図を作成した。図15は従来例の画像符号化装置、復号装置の構成例である。図中、10は拡張画像入力部、20は拡張画像分解部、30は符号化部、81は付加情報符号化部、82は第1画像符号化部、83は第2画像符号化部、40は符号出力部、50は符号入力部、60は復号部、84は付加情報復号部、85は第1画像復号部、86は第2画像復号部、70は拡張画像出力部、210は符号統合部、220は符号分解部、110は拡張画像データ、120は付加情報データ、138は第1画像データ、139は第2画像データ、140は符号データ、147は付加情報符号データ、148は第1画像符号データ、149は第2画像符号データである。
【0011】
図15(a)の符号化装置の各部について説明する。拡張画像入力部10は外部から拡張画像データ110を入力する。拡張画像分解部20は拡張画像データ110を内容に応じて付加情報データ120、第1画像データ138、第2画像データ139に分解し、それぞれ付加情報符号化部81、第1画像符号化部82、第2画像符号化部83へ送出する。符号化部30は以下に説明する付加情報符号化部81、第1画像符号化部82、第2画像符号化部83からなる。付加情報符号化部81は付加情報データ120を所定の手法で符号化し、符号統合部210へ送出する。第1画像符号化部82は第1画像データ138を所定の手法で符号化し、符号統合部210へ送出する。第2画像符号化部83は第2画像データ139を所定の手法で符号化し、符号統合部210へ送出する。符号統合部210は付加情報符号データ147、第1画像符号データ148、第2画像符号データ149を統合し、符号データ140として符号出力部40へ送出する。符号出力部40は符号データ140を外部へ送出する。
【0012】
次に図15(a)の復号装置の各部について説明する。符号入力部50は外部から符号データ140を入力する。符号分解部220は符号データ140を内容に応じて付加情報符号データ147、第1画像符号データ148、第2画像符号データ149に分解し、それぞれ付加情報復号部84、第1画像復号部85、第2画像復号部86へ送出する。復号部60は以下に説明する付加情報復号部84、第1画像復号部85、第2画像復号部86からなる。付加情報復号部84は付加情報符号データ147を所定の手法で復号し、拡張画像出力部70へ送出する。第1画像復号部85は第1画像符号データ148を所定の手法で復号し、拡張画像出力部70へ送出する。第2画像復号部86は第2画像符号データ149を所定の手法で復号し、拡張画像出力部70へ送出する。拡張画像出力部70は付加情報データ120、第1画像データ138、第2画像データ139を必要に応じて統合しつつ、外部へ出力する。
【0013】
ここで拡張画像出力部70が第2画像データを統合するかどうかは、例えば、出力形態により決定される。例えばマルチプレーン画像をディスプレイに出力するような場合には、1枚の画像に統合する必要がある。逆にプリンタにタグを付けて出すような場合、画素値とタグという独立な2種類の情報を独立に出力することになる。
【0014】
以上の構成に基づいて、従来例の動作について説明する。図16(a)および(b)は従来例の動作を示すフローチャートである。
【0015】
まず図16(a)を用いて従来例の符号化手順について説明する。S10では拡張画像入力部10において外部から拡張画像データ110を入力する。S20では拡張画像分解部20において拡張画像データ110を付加情報データ120、第1画像データ138、第2画像データ139に分解する。S31では付加情報符号化部81、第1画像符号化部82、第2画像符号化部83において、それぞれ付加情報データ120、第1画像データ138、第2画像データ139を所定の手法で符号化する。S80では符号統合部210において付加情報符号データ147、第1画像符号データ148、第2画像符号データ149を統合する。S40では符号出力部40において符号データ140を外部へ送出する。
【0016】
次に図16(b)を用いて従来例の復号手順について説明する。S50では符号入力部50において外部から符号データ140を入力する。S81では符号分解部220において符号データ140を付加情報符号データ147、第1画像符号データ148、第2画像符号データ149に分解する。S61では付加情報復号部84、第1画像復号部85、第2画像復号部86において、それぞれ付加情報符号データ147、第1画像符号データ148、第2画像符号データ149を所定の手法で復号する。S70では拡張画像出力部70において付加情報データ120、第1画像データ138、第2画像データ139を必要に応じて統合しつつ、外部へ出力する。
【0017】
以上の動作において、付加情報符号化部81、第1画像符号化部82、第2画像符号化部83でそれぞれ用いられる符号化手法は、それぞれが扱うデータに適したものを選択する。例えば付加情報にはMMR(Modified Modified Read:2値画像圧縮の国際標準)、ラインアートにはJBIG(Joint Bi−level Image experts Group:2値画像圧縮の国際標準)、写真には前出のJPEGを使うことが考えられる。
【0018】
従来例によれば、付加情報専用の符号化部を設けるので、付加情報を画像情報と同じように圧縮することができる。しかし次のような問題を生ずる。
【0019】
▲1▼タグ付き画像のように付加情報と画像情報の間に相関関係がある場合、圧縮率が低下する。例えば文字のエッジでタグを切り換えることがある。このとき付加情報は文字のエッジの形に沿って値が変化する。このような例を図17に示す。この付加情報は画像情報と相関が高いので、画像情報で条件づけすることによって付加情報の情報量を小さくすることが可能だが、従来例のように別系統で符号化するとそのような処理は理論的に不可能になる。
【0020】
▲2▼マルチプレーン画像の場合、使われない情報を符号化するために圧縮率が低下する可能性がある。マルチプレーン画像では選択されないプレーンはどのような画素値を持っても構わない。例えばラインアートの上に写真の一部を張り付けるような場合、ラインアートの使われない部分には符号が少なくなるように適当な画素値を埋めるのが望ましい。このような例を図18に示す。従来例で画像と付加情報を完全に別系統で符号化する場合、Mask情報が画像符号化に反映できるとは限らない。
【0021】
図18の例について、さらに、説明を加える。いま図18(c)と同図(d)を同図(b)のマスク(Mask)で切り換えるような拡張画像があったとする。この拡張画像を1枚にまとめた状態にすると同図(a)のようになる。さて同図(a)では同図(c)は一部分しか使われておらず、使われない部分は圧縮率がよくなるように埋められるのが望ましい。具体的に例えばラインアートプレーンをランレングス圧縮するならば、同図(e)に示したような画像だとランが長く続くので望ましい。しかしこの処理をするには、切り換えMaskとラインアートプレーンを同時に参照することが必要になる。従来例では各プレーンを独立に符号化するので、このような処理が行えず、圧縮率が悪化する。
【0022】
▲3▼符号ストリームが多くなるので、符号化復号処理の制御が複雑になる。
▲4▼符号化装置、復号装置を複数備えるので、装置規模が大きくなる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べてきたように従来例によって付加情報の圧縮は可能であるが、以下のような問題を生じることが分かる。
▲1▼画像情報と付加情報を同時に参照することができないので、マルチプレーン画像、タグ付き画像ともに効率的に圧縮できないことがある。
▲2▼付加情報専用の処理装置を加えなければならないので、画像情報だけの場合に比べて処理時間が遅くなるか装置規模が大きくなる。
【0024】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたもので、拡張画像を効率的にかつ簡易に符号化する画像符号化装置および復号装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上述の目的を達成するために、画像符号化復号装置に、付加情報および画像情報からなる拡張画像を入力する拡張画像入力手段と、前記拡張画像を付加情報と画像情報に分解する拡張画像分解手段と、前記付加情報と画像情報を符号化する符号化手段と、前記符号化手段で生成される符号を出力する符号出力手段と、符号情報を入力する符号入力手段と、前記符号情報を復号する復号手段と、前記復号手段で復号される付加情報および画像情報を出力する拡張画像出力手段とを設け、前記符号化手段で行われる符号化処理および前記復号手段で行われる復号処理において、付加情報および画像情報をまとめて1つの情報として処理するようにしている。
【0026】
この構成においては、画像情報と付加情報とを符号化時に同時に参照できるので効率よく符号化を行なうことができる。また、付加情報用に専用の符号化部を設ける必要がないので制御が簡素になり、実装も簡略化できる。
【0027】
また、前記符号化手段および前記復号手段で行われる符号化処理および復号処理を、予測符号化とすることができる。
【0028】
また、前記符号化手段および前記復号手段で行われる符号化処理および復号処理を、ランレングス符号化、多値算術符号化、ユニバーサル符号化など、多値の可逆符号化とすることができる。
【0029】
また、前記予測符号化は、複数の予測手段を選択するものとすることができる。すなわち、前記符号化手段に、複数の符号化用予測手段と、前記符号化予測手段の1つを所定の手法で選択する符号化予測選択手段と、前記符号化予測選択手段の予測結果を情報源符号化する情報源符号化手段とを設ける。また、前記復号手段に、複数の復号用予測手段と、前記復号用予測手段の1つを所定の手法で選択する復号用予測選択手段と、前記復号用予測選択手段の予測結果を情報源復号する情報源復号手段とを設ける。そして、前記符号化手段で行われる符号化処理および前記復号手段で行われる復号処理が、前記複数の符号化用予測手段から最適な予測手段を選択する予測符号化に基づくようにすることができる。
【0030】
この場合、前記符号化用予測手段選択手段は予測誤差の絶対値が最小となるものを選択し、最小値を持つ予測手段が複数ある場合には、符号量が最も小さくなるような予測手段を選択するようにしてもよい。
【0031】
また、前記符号化手段に予測制御手段をさらに設け、処理しようとする画素が別のプレーンの画素、その他の情報に上書きされる場合には、前記符号用予測選択手段において予測の結果にかかわらず符号量が最も小さくなるような予測手段を選択するようにしてもよい。
【0032】
また、前記符号化手段および前記復号手段に、予測順位決定手段を設けてもよい。そして、前記符号化手段および前記復号手段で行われる符号化処理および復号処理が、複数の予測手段から予測誤差が0となる予測手段を、前記予測順位決定手段で決定される予測順位を優先順位として1つ選択し、予測誤差が0となる予測手段がないときには所定の予測手段との予測誤差を符号化するという予測符号化に基づくようにしてもよい。この場合、前記予測選択手段から出力する予測結果は、前記予測順位で表現することができる。また、前記予測順位は、予測器の個数と同数もしくは少ない数から構成してもよい。
【0033】
また、前記符号化手段にランレングス符号化手段を設け、前記復号手段はランレングス復号手段を備え、前記予測選択手段から出力する予測結果に対してランレングス符号化および復号処理を行うようにしてもよい。この場合、前記ランレングス符号化処理およびランレングス復号処理は、前記予測選択手段から出力する予測結果のうち、第1位の予測順位に対して処理を行なうようにできる。
【0034】
また、前記符号化手段に予測制御手段を設け、処理しようとする画素が別のプレーンに上書きされる場合には、予測の結果にかかわらず前記予測選択手段で選択される予測順位を第1位とするようにしてもよい。
【0035】
また、前記予測順位は、予測誤差が0になる確率、予測誤差の絶対値の総和、最後に予測誤差が0になってからの処理画素数などを基準に決定するようにすることができる。
【0036】
また、前記符号化手段および前記復号手段で行われる符号化処理および復号処理は、画像情報にビット幅拡大処理を行い、付加情報をMSBもしくはLSB側に付加することによってまとめて1つの情報として処理するようにしてもよい。
【0037】
また、前記画像情報と前記付加情報を1つの情報として予測し、予測誤差を算出する際には両者を別々に算出するようにしてもよい。この場合、前記付加情報に対しては予測誤差ではなく正しい値を符号化対象としてもよい。
【0038】
また、前記符号化手段で行われる符号化処理において、処理しようとする画素が別のプレーンの画素などに上書きされる場合には、前記符号化処理で符号量が小さくなるように画素値置換処理を行いつつ符号化してもよい。この場合、前記符号化手段で行われる符号化処理が予測符号化であるときには、前記画素値置換処理は予測誤差が0になるように画素値を置換することができる。また、前記符号化手段で行われる符号化処理がランレングス符号化、多値算術符号化、ユニバーサル符号化であるときには、前記画素値置換処理において、それぞれ直左画素の画素値、出現確率最大の画素値、最長パターンを構成するような画素値に画素値を置換してもよい。
【0039】
なお、以上の説明においては、画像符号化復号化装置について説明したが、この発明においては、当然、画像符号化装置および画像復号装置を個別に構成することができる。
【0040】
また、画像情報と付加情報とをどのように関係づけてもよい。例えば、上述のようにビット単位で両者を連結してもよいし、あるいは関連するプレーンとして別々に入力されてもよい。
【0041】
【発明の実施の態様】
以下、本発明の実施例について述べる。
【0042】
[第1の実施例]
本発明の第1の実施例を具体的に説明する前に、本発明の基本的な考え方について述べる。従来例で拡張画像が効率的に圧縮できない理由は、付加情報と画像情報を同時に扱えないことに原因がある。そこで、この2つを同時に1つの情報として扱うというのが、本発明の主旨である。2つの情報を同時に扱うことで、次の2つのメリットがある。
【0043】
▲1▼付加情報に対しては、画像情報と相関がある場合はその相関性を利用することができるので、付加情報を加えたことによる符号の増加量を抑えられる。またエッジだけで変化するタグのように付加情報と画素情報の相関が局所的になくなるような場合にも、両方のデータを参照できるので対応できる。
▲2▼処理が1パスですみ、かつ装置を1種類で構成できるので高速かつ安価な装置を提供できる。
【0044】
次に本発明の第1の実施例について具体的に説明する。図1(a)および(b)は本発明の第1の実施例を示すブロック図である。図中、図15と同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、130は画像情報データである。
【0045】
図1(a)の符号化装置の各部について説明する。符号化部30は付加情報データ120と画像情報データ130を入力とし、この2つのデータを1つの情報として符号化し、符号データ140とそして符号出力部40へ送出する。これ以外の各部については従来例と同様のため、ここでは説明を省略する。
【0046】
次に図1(b)の復号装置の各部について説明する。復号部60は符号データ140を入力とし、復号した情報から付加情報データ120と画像情報データ130を生成して拡張画像出力部70へ送出する。符号化装置同様、これ以外の各部については説明を省略する。
【0047】
以上の構成に基づいて、第1の実施例の動作について説明する。図2(a)および(b)は第1の実施例の動作を説明するフローチャートである。図中、図16と同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0048】
まず図2(a)を用いて本実施例の符号化手順について説明する。S30では符号化部30において付加情報データ120と画像情報データ130を入力とし、この2つのデータを1つの情報として符号化する。
【0049】
次に図2(b)を用いて本実施例の復号手順について説明する。S30では復号部60において符号データ140を復号し、付加情報データ120と画像情報データ130を生成する。
【0050】
以上の動作の中で付加情報と画像情報を1つの情報に統合する処理について説明する。この処理の様子を図3に示す。具体的には同図(b)または同図(c)に示したように、画像情報(同図(a))のビット幅を拡大し、付加情報をMSB側もしくはLSB側に付加する。もちろん、このとき付加情報を偏らせずに、画像情報中に適当に散らしても構わない。また実際にこの情報が符号化対象となるので、エントロピーを減らすように付加情報もしくは画像情報中のビットを並べ換えるような処理があってもよい。
【0051】
また、符号化部30、復号部60における符号化復号処理は、入力情報のビット幅を拡張できる手法を適用する。例えば前出のMMRやJBIGのように2値画像しか扱えないものは適さない。また付加情報の性格からいって、可逆圧縮であることが望ましい。例えば前出のJPEGだとビット幅を拡張することは可能だが、非可逆圧縮になるので付加情報が正確に再現できないことがある。目的によってはこのような使い方も可能だが、一般にはあまり好ましくない。
【0052】
このような条件を満たす符号化としては、例えば予測符号化があげられる。例えば前出のJPEGでも予測符号化を可逆符号化としても規定しているが、これは本発明に適用可能である。他にも標準ではないが、ランレングス符号化、多値算術符号化、ユニバーサル符号化等が適用可能である。また、前出のMRCのように非可逆圧縮を並列に用いるマルチプレーン画像を扱う場合には、本発明で付加情報と可逆部分の画像情報を符号化し、これとは独立に非可逆圧縮を並列に備えればよい。
【0053】
次にマルチプレーン画像に対する圧縮率の向上について説明する。従来例の説明で図18に示したようなケースでは、図18(e)のような画像に書き換えることで圧縮率を向上できることは既に説明した。本実施例によれば符号化部30で付加情報データ120を知ることができるので、実際には使われない画素を適当な画素値で書き換えることが可能である。この具体例については、本発明の第3の実施例で改めて述べる。
【0054】
以上のように本実施例によれば、付加情報と画像情報を1つの情報として同時に扱うことができるので、拡張画像に対して圧縮率が高く、高速で、規模が小さい符号化復号装置を提供することができる。
【0055】
[第2の実施例]
本発明の第2の実施例として、複数の予測器を備えた予測符号化に本発明を適用した場合について述べる。この例では、複数の予測器から最適な予測器を選択して圧縮を行なう予測符号化を採用している。最適な予測器を選択する間隔は短い方が望ましく、例えば画素毎に切り換えるのが理想的である。しかし使用した予測器の情報を符号にオーバーヘッドとして加えなければならないので、切り換えが頻繁になるとオーバーヘッドが増加するという問題を生じる。
【0056】
図4(a)および(b)は第2の実施例の画像符号化装置および画像復号装置をそれぞれ示すブロック図である。図中、図1(a)および(b)、図15(a)および(b)と同様の部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図4において、31は第1予測部、32は第2予測部、33は予測選択部、34は情報源符号化部、64は情報源復号部、121、122はそれぞれ第1、第2画像情報予測データ、131、132はそれぞれ第1、第2付加情報予測データ、123は予測状況データである。
【0057】
図4(a)の符号化装置の各部について説明する。第1予測部31、第2予測部32は、画像情報データ130、付加情報データ120に基づきそれぞれ所定の手法で予測を行い、その結果を第1画像情報予測データ131、第2画像情報予測データ132、第1付加情報予測データ121、第2付加情報予測データ122として予測選択部33へ送出する。予測選択部33は所定の手法で第1画像情報予測データ131、第2画像情報予測データ132、第1付加情報予測データ121、第2付加情報予測データ122に基づいて予測を選択し、予測状況データ123として情報源符号化部34へ送出する。情報源符号化部34は所定の手法で予測状況データ123に情報源符号化を行い、符号データ140として符号出力部40へ送出する。
【0058】
以上の構成において、第1予測部31、第2予測部32は周辺画素の画素値情報から注目画素の画素値を予測する。前出のJPEGの例では注目画素の左隣の画素値を予測値とする直左予測や、注目画素の上隣の画素値を予測値とする直上予測などがある。また複数の画素値から簡単な演算で予測値を求めてもよい。なお、説明の都合上予測部を2つとしたが、3つ以上のときも同様である。
【0059】
また、予測選択部33における予測器の選択は、予測誤差の絶対値を基準とすることができる。
【0060】
また、情報源符号化部34における情報源符号化には、ハフマン(Huffman)符号や算術符号化など、公知の手法を用いることができる。
【0061】
次に図4(b)の復号装置の各部について説明する。情報源復号部64は符号データ140を、情報源符号化部34における符号化手法の逆処理によって復号し、予測状況データ123として予測選択部33へ送出する。
【0062】
以上の構成に基づいて、第2の実施例の動作について説明する。ただし、第2の実施例の動作は、図2(a)および(b)におけるS30とS60の部分だけが第1の実施例と異なるだけなので、この部分だけ説明して残りは省略する。
【0063】
図5(a)および(b)は第2の実施例の動作を説明するフローチャートである。図中、図2、図16と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0064】
まず図5(a)を用いて第2の実施例の符号化手順について説明する。S301では第1予測部31、第2予測部32において予測処理を行う。ただしこのとき予測処理は、例えば図3のような形式を用いて画像情報と付加情報の両者に対して行う。S302では予測選択部33において所定の手法で予測器を比較し、最適と思われる予測器を選択する。S303では予測選択部33においてS302で選択された予測器の予測値から補正値を算出する。S304では情報源符号化部34において所定の手法で予測状況データ123に情報源符号化を行う。
【0065】
次に図5(b)を用いて第2の実施例の復号手順について説明する。S601では情報源復号部34において符号データ140を、情報源符号化部34における符号化手法の逆処理によって復号する。S301では符号化手順のS301と同様であるが、S601で復号した予測状況データ123に従って予測器を選択する。S602では予測選択部33においてS301で算出した予測値に予測状況データ123から得られる補正値で補正を行って、注目画素値を得る。ただしこのとき補正処理は、例えば図3のような形式を用いて画像情報と付加情報の両者に対して行う。
【0066】
ここで、以上の動作の中で用いる予測状況データ123について説明する。予測状況データ123は使用された予測器情報と、予測値と実際の画素値との誤差、すなわち予測誤差情報とからなる。この様子を図6(a)に示す。予測誤差Eは実際の画素値Xと予測値pXから次の式で算出される。
【0067】
【数1】
E=X−PX (1)
本実施例においては予測誤差についても画像情報と付加情報を同時に扱う。そこで例えば、(1)式を次のように拡張する。
【0068】
【数2】
E=(X+Y×256)−(PX−PY×256) (2)
ただし画素値を8bitと仮定し、付加情報をY、付加情報の予測値をPYで表した。(2)式は図3(b)のデータ形式に対応する。
【0069】
ところで(2)式は次のような問題を内包する。まず、付加情報が画像情報のような自己相関性を持たない場合がある。このような場合には、実際の正しい値よりも予測誤差の方がエントロピーを高くすることがありうる。また(1)式に比較して(2)式の予測誤差はDレンジが非常に広くなる。後段の情報源符号化部34および情報源復号部64ではこのDレンジの拡大に対応しなければならないので、符号表の拡大を生ずることになる。符号表の拡大は設計の困難化や装置規模の増大の原因となる。
【0070】
そこで本実施例のバリエーションとして、誤差に関しては画像情報と付加情報を分離して扱うことを考える。両者を分離して別々に予測誤差を求めれば、情報源符号化部34および情報源復号部64の符号表を小さくすることができる。また自己相関性の高い画像情報は予測誤差を、自己相関性の低い付加情報は正しい値をそのまま符号化することで、圧縮率の向上を図ることができる。このようなデータ形式の例を図6(b)に示す。なお、この場合でも予測処理は画像情報と付加情報の両者に対して行う。
【0071】
なお、以上では簡単のため予測器2つの場合について説明したが、予測器が3つ以上のときでも同様に本発明の適用が可能である。これは後述する第3の実施例についても同様である。
【0072】
本実施例の効果を確認するために、シミュレーションによる実験を行った。図7はこの実験結果である。符号化対象となる画像は1024×1024のタグ付き画像とし、また予測器は4個とした。実験結果は情報源符号化部34に入力されるシンボルのエントロピーで符号量の代用とした。同図より本実施例の有効性は明らかである。
【0073】
[第3の実施例]
本発明の第3の実施例として、第2の実施例の予測符号化に予測順位の概念を入れて圧縮率を向上し、さらにマルチプレーン画像に適用した場合について述べる。
【0074】
本実施例の詳細な説明にはいる前に、予測順位の考え方について説明しておく。ここでいう予測順位とは、複数の予測器のどれを優先的に使うかという優先順位を指す。この優先順位に沿って予測器を選択する。予測器の選択は予測誤差が0か否か、という基準で行う。例えば第1位の予測器の予測誤差が0であれば第1位の予測器を使用するが、第1位の予測器の予測誤差が0でなく、かつ第2位の予測器の予測誤差が0であれば、第2位の予測器を使用する。
【0075】
情報源符号化時には予測器のIDではなく、予測順位を被符号化シンボルとする。第1位の予測器は選択される可能性が高いので、第1位に関しては後段でランレングス符号化することにより、圧縮率を向上する。また全ての順位の予測誤差が0でない場合には、特定の予測値に対する補正値を符号化する。この場合、予測はずれであったことを表すシンボルのあとに、補正値を符号化する。従って、発生するシンボルとしては、▲1▼第1位+ラン、▲2▼第2位以下の順位、▲3▼予測はずれ+補正値と、大きく分けて3種類あることになる。このとき、予測器は何個あっても構わなく、順位は予測器の個数かもしくはそれより少ない数だけ用意しておく。予測順位が予測器の個数より少ない場合、たとえ予測器の中に予測誤差0のものがあったとしても、その予測器に予測順位が与えらていなければ予測はずれとして処理する。
【0076】
予測順位は過去の予測誤差状況から決定する。例えば予測誤差が0になる確率が高いものを優先的に使用する。他にも、予測誤差の絶対値和が小さいものや最も最近予測誤差が0になったものなど、いくつかの基準が考えられる。
【0077】
予測はずれの場合に補正の対象となる予測器はあらかじめ固定の予測器を決めておいてもよいし、例えば第1の予測器との予測誤差をとる、というふうにしておいてもよい。いずれにしても復号側で再現できることが必要条件である。
【0078】
このような予測順位を導入することにより、比較的予測が容易な文字やグラフィクスといった画像に対して圧縮率を向上することができる。以上で説明した符号化手法に対して本発明を適用し、第3の実施例とする。
【0079】
以下、第3の実施例の詳細について説明する。
【0080】
図8(a)および(b)は第3の実施例を示すブロック図である。ただし図1(a)および(b)に示した第1の実施例における符号化部30、復号部60を詳細に書き直す形で示した。図中、図1、図4、図16と同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。35は予測順位決定部、36はラン符号化部、37はラン復号部、38は予測制御部、124は予測状況ランデータ、125は予測順位データ、126は予測結果データ、150は予測制御データである。
【0081】
まず図8(a)の符号化装置の各部について説明する。予測順位決定部35は予測結果データ126に基づき予測部の優先順位を決定し、予測順位データ125として予測選択部33へ送出する。ラン符号化部36は予測状況データ123をランレングス符号化して予測状況ランデータ124として情報源符号化部34へ送出する。予測制御部38は付加情報データ120の内容に応じて予測選択部150における予測器選択処理を制御する。
【0082】
次に図8(b)の復号装置の各部について説明する。ラン復号部37は予測状況ランデータ124をランレングス復号して予測状況データ123として予測選択部33へ送出する。
【0083】
以上の構成に基づいて、第3の実施例の動作について説明する。ただし図2(a)および(b)におけるS30とS60の部分だけが第1の実施例と異なるので、この部分だけ説明して残りは省略する。図9および図10は第3の実施例の動作を説明するフローチャートである。図中、図2、図5、図16と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0084】
図9に基づいて第3の実施例の符号化手順について説明する。S305では予測選択部33において選択した予測器を予測順位に変換する。S306では予測制御部38において付加情報データ120が処理対象の画素値を選択していればS307へ、そうでなければS308へ進む。S307ではS305で選択された予測順位が第1位ならS308へ、そうでなければS309へ進む。S308ではラン符号化部36において第1位用のランのカウントに1を加える。S309ではラン符号化部36における第1位用のランのカウントが0であればS311へ、そうでなければS310へ進む。S310では情報源符号化部34において第1位を示すシンボルと現在のランを符号化し、さらにラン符号化部36における第1位用のランのカウントを0にリセットする。S311ではS305で選択された予測順位が予測はずれであればS303へ、そうでなければS304へ進む。S312では予測順位決定部35において所定の手法で予測順位を更新する。
【0085】
以上の動作の中で、ランの最大値に制限が必要な場合は、S308の後で最大値との比較を行う。ランカウントが最大値に達しているときは、S310と同様の処理を行う。
【0086】
予測制御部38の動作について説明する。S306の動作説明の中で付加情報データ120が処理対象の画素値を選択しているという意味は、マルチプレーン画像で重ね合わせを行ったとき、他のプレーンに上書きされない部分であることを示す。この部分は画素値を保存しなければならないので、通常の符号化を行う。そうでない部分については、適当な画素値を埋めておけばよいので、第1位が予測誤差=0となったものとして符号化すればよい。
【0087】
次に図10に基づいて第3の実施例の復号手順について説明する。S603ではラン復号部37におけるランカウントが0であればS601へ、そうでなければS604へ進む。S604ではラン復号部37においてランカウントから1を減じ、予測状況データ123を第1位にセットする。S605では復号された予測状況ランデータ124が第1位であればS606へ、そうでなければS607へ進む。S606では情報源復号部64において符号データ140を情報源復号し、第1位のランデータを得る。さらにその値から1を減じてラン復号部37におけるランカウンタにセットする。S607では予測選択部33において復号された予測順位を予測器に変換する。S608ではS607で復号された予測順位が予測はずれであればS609へ、そうでなければS312へ進む。S609では情報源復号部64において符号データ140を情報源復号し、補正値を得る。
【0088】
以上の動作の中で、予測状況データ123および予測状況ランデータ124について説明する。本実施例のはじめの説明で述べたように、予測状況ランデータ124には大別して3種類のデータが存在する。すなわち第1位+ラン、第2位以下の順位、予測はずれ+補正値の3つである。図11(a)、(b)および(c)はこれを例示したものである。なお図11(c)予測はずれ+補正値の場合、第2の実施例で説明したのと同様、画像情報と付加情報をまとめて扱うか、予測誤差を用いるか、などの選択肢でバリエーションがあり得る。
【0089】
予測状況データ123はランを復号した後のデータなので、図11(a)に示した第1位+ランの代わりに、図11(b)の形で第1位を示すデータの羅列によって構成される。第2位以下、および予測はずれについては予測状況ランデータ124と同様である。
【0090】
本実施例の効果を確認するために、予測順位の考え方を取り入れた従来例と本実施例の比較実験を行った。その他の実験条件は第2の実施例と同様である。図12はこの実験結果である。同図より本実施例の有効性は明らかである。
【0091】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば拡張画像に対して高効率な圧縮を、小規模な装置で、しかも付加情報なしの画像と同等の処理速度で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の符号化装置および復号装置の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】 上述第1の実施例における符号化処理および復号処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】 上述第1の実施例における入力データを示す説明図である。
【図4】 本発明の符号化装置および復号装置の第2の実施例を示す構成図である。
【図5】 上述第2の実施例における符号化処理および復号処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】 上述第2の実施例における予測状況データ123の一例を示す説明図である。
【図7】 上述第2の実施例による実験例を示す説明図である。
【図8】 本発明の符号化装置および復号装置の第3の実施例を示す構成図である。
【図9】 上述第3の実施例における符号化処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【図10】 上述第3の実施例における復号処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【図11】 上述第3の実施例における予測状況ランデータ124の一例を示す説明図である。
【図12】 上述第3の実施例による実験例を示す説明図である。
【図13】 マルチプレーン画像を示す説明図である。
【図14】 タグ付き画像を示す説明図である。
【図15】 従来例の符号化装置および復号装置を示す構成図である。
【図16】 従来例の符号化装置および復号装置における符号化処理および復号処理の動作の一例を示すフローチャートである。
【図17】 タグ付き画像のタグの一例を示す説明図である。
【図18】 マルチプレーン画像の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 拡張画像入力部
20 拡張画像分解部
30 符号化部
31 第1予測部
32 第2予測部
33 予測選択部
34 情報源符号化部
35 予測順位決定部
36 ラン符号化部
37 ラン復号部
38 予測制御部
40 符号出力部
50 符号入力部
60 復号部
64 情報源復号部
70 拡張画像出力部
81 付加情報符号化部
82 第1画像符号化部
83 第2画像符号化部
84 付加情報復号部
85 第1画像復号部
86 第2画像復号部
110 拡張画像データ
120 付加情報データ
121 第1付加情報予測データ
122 第2付加情報予測データ
123 予測状況データ
124 予測状況ランデータ
125 予測順位データ
126 予測結果データ
127 入力データ
128 第1予測データ
129 第2予測データ
130 画像情報データ
131 第1画像情報予測データ
132 第2画像情報予測データ
138 第1画像データ
139 第2画像データ
140 符号データ
147 付加情報符号データ
148 第1画像符号データ
149 第2画像符号データ
150 予測制御データ
210 符号統合部
220 符号分解部

Claims (28)

  1. 付加情報および画像情報からなる拡張画像を入力する拡張画像入力手段と、
    前記拡張画像を、付加情報および画像情報に分解する拡張画像分解手段と、
    前記付加情報および前記画像情報を符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段で生成される符号を出力する符号出力手段とを有し、
    前記符号化手段で行われる符号化処理は、前記付加情報および前記画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として符号化することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 符号情報を入力する符号入力手段と、
    前記符号情報を復号する復号手段と、
    前記復号手段で復号される付加情報および画像情報を出力する拡張画像出力手段とを有し、
    前記復号手段で行われる復号処理は、前記付加情報および前記画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として復号することを特徴とする画像復号装置。
  3. 付加情報および画像情報からなる拡張画像を入力する拡張画像入力手段と、
    前記拡張画像を付加情報と画像情報に分解する拡張画像分解手段と、
    前記付加情報と画像情報を符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段で生成される符号を出力する符号出力手段と、
    符号情報を入力する符号入力手段と、
    前記符号情報を復号する復号手段と、
    前記復号手段で復号される付加情報および画像情報を出力する拡張画像出力手段とを有し、
    前記符号化手段で行われる符号化処理および前記復号手段で行われる復号処理は、付加情報および画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として処理することを特徴とする画像符号化復号装置。
  4. 前記符号化手段および前記復号手段で行われる符号化処理および復号処理は、予測符号化である請求項3に記載の画像符号化復号装置。
  5. 前記符号化手段および前記復号手段で行われる符号化処理および復号処理は、ランレングス符号化、多値算術符号化、ユニバーサル符号化など、多値の可逆符号化である請求項3に記載の画像符号化復号装置。
  6. 前記符号化手段は、複数の符号化用予測手段と、
    前記符号化予測手段の1つを所定の手法で選択する符号化予測選択手段と、
    前記符号化予測選択手段の予測結果を情報源符号化する情報源符号化手段とを有し、
    前記復号手段は、複数の復号用予測手段と、
    前記復号用予測手段の1つを所定の手法で選択する復号用予測選択手段と、
    前記復号用予測選択手段の予測結果を情報源復号する情報源復号手段とを有し、
    前記符号化手段で行われる符号化処理および前記復号手段で行われる復号処理は、前記複数の符号化用予測手段から最適な予測手段を選択する予測符号化に基づく請求項4に記載の画像符号化復号装置。
  7. 前記符号化用予測手段選択手段は予測誤差の絶対値が最小となるものを選択し、最小値を持つ予測手段が複数ある場合には、符号量が最も小さくなるような予測手段を選択する請求項6に記載の画像符号化復号装置。
  8. 前記符号化手段は予測制御手段を備え、上記付加情報は複数のプレーンの画像情報のいずれが選択されるかを表示し、処理しようとする画素が選択されずに別のプレーンの画素に上書きされる場合には、前記符号用予測選択手段において予測の結果にかかわらず符号量が最も小さくなるような予測手段を選択する請求項6または7に記載の画像符号化復号装置。
  9. 前記符号化手段および前記復号手段は、予測順位決定手段を備え、前記符号化手段および前記復号手段で行われる符号化処理および復号処理は、複数の予測手段から予測誤差が0となる予測手段を、前記予測順位決定手段で決定される予測順位を優先順位として1つ選択し、予測誤差が0となる予測手段がないときには所定の予測手段との予測誤差を符号化するという予測符号化に基づく請求項6に記載の画像符号化復号装置。
  10. 前記予測選択手段から出力する予測結果は、前記予測順位で表現する請求項9に記載の画像符号化復号装置。
  11. 前記予測順位は、予測器の個数と同数もしくは少ない数から構成する請求項9または10に記載の画像符号化復号装置。
  12. 前記符号化手段はランレングス符号化手段を備え、前記復号手段はランレングス復号手段を備え、前記予測選択手段から出力する予測結果に対してランレングス符号化および復号処理を行う請求項9、10または11に記載の画像符号化復号装置。
  13. 前記ランレングス符号化処理およびランレングス復号処理は、前記予測選択手段から出力する予測結果のうち、第1位の予測順位に対して処理する請求項12に記載の画像符号化復号装置。
  14. 前記符号化手段は予測制御手段を備え、上記付加情報は複数のプレーンの画像情報のいずれが選択されるかを表示し、処理しようとする画素が選択されずに別のプレーンの画素に上書きされる場合には、予測の結果にかかわらず前記予測選択手段で選択される予測順位を第1位とする請求項9、10、11、12または13に記載の画像符号化復号装置。
  15. 前記予測順位は、予測誤差が0になる確率、予測誤差の絶対値の総和、最後に予測誤差が0になってからの処理画素数のいずれかを基準に決定する請求項9、10、11、12、13または14に記載の画像符号化復号装置。
  16. 前記符号化手段および前記復号手段で行われる符号化処理および復号処理は、画像情報にビット幅拡大処理を行い、付加情報をMSBもしくはLSB側に付加することによってまとめて1つの情報として処理する請求項3ないし15のいずれかに記載の画像符号化復号装置。
  17. 前記付加情報および前記画像情報を画素ごとに統合した1つのデータ単位として符号化する前記符号化手段は、前記付加情報と前記画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として予測し、その予測結果から予測誤差を算出する際には付加情報の予測誤差および画像情報の予測誤差を別々に算出する請求項3ないし16のいずれかに記載の画像符号化復号装置。
  18. 前記付加情報および前記画像情報を画素ごとに統合した1つのデータ単位として符号化する前記符号化手段は、前記予測誤差を符号化するときには、前記付加情報に対しては予測誤差ではなく前記付加情報の値自体を符号化対象とする請求項17に記載の画像符号化復号装置。
  19. 前記符号化手段で行われる符号化処理は、上記付加情報は複数のプレーンの画像情報のいずれが選択されるかを表示し、処理しようとする画素が選択されずに別のプレーンの画素に上書きされる場合には、前記符号化処理で符号量が小さくなるように画素値置換処理を行いつつ符号化する請求項3に記載の画像符号化復号装置。
  20. 前記符号化手段で行われる符号化処理が予測符号化であるときには、前記画素値置換処理は予測誤差が0になるように画素値を置換する請求項19に記載の画像符号化復号装置。
  21. 前記符号化手段で行われる符号化処理がランレングス符号化、多値算術符号化、ユニバーサル符号化であるときには、前記画素値置換処理はそれぞれ直左画素の画素値、出現確率最大の画素値、最長パターンを構成するような画素値に画素値を置換する請求項19に記載の画像符号化復号装置。
  22. 付加情報および画像情報を入力する入力手段と、
    前記付加情報および前記画像情報を符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段で生成される符号を出力する符号出力手段とを有し、
    前記符号化手段で行われる符号化処理は、前記付加情報および前記画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として符号化することを特徴とする画像符号化装置。
  23. 付加情報および画像情報を入力する入力手段と、
    前記付加情報と画像情報を符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段で生成される符号を出力する符号出力手段と、
    符号情報を入力する符号入力手段と、
    前記符号情報を復号する復号手段と、
    前記復号手段で復号される付加情報および画像情報を出力する拡張画像出力手段とを有し、
    前記符号化手段で行われる符号化処理および前記復号手段で行われる復号処理は、付加情報および画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として処理することを特徴とする画像符号化復号装置。
  24. 付加情報および画像情報からなる拡張画像を入力する拡張画像入力ステップと、
    前記拡張画像を、付加情報および画像情報に分解する拡張画像分解ステップと、
    前記付加情報および前記画像情報を符号化する符号化ステップと、
    前記符号化ステップで生成される符号を出力する符号出力ステップとを有し、
    前記符号化ステップにおいて、前記付加情報および前記画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として符号化することを特徴とする画像符号化方法。
  25. 符号情報を入力する符号入力ステップと、
    前記符号情報を復号する復号ステップと、
    前記復号ステップで復号される付加情報および画像情報を出力する拡張画像出力ステップとを有し、
    前記復号ステップにおいて、前記付加情報および前記画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として復号することを特徴とする画像復号方法。
  26. 付加情報および画像情報からなる拡張画像を入力する拡張画像入力ステップと、
    前記拡張画像を付加情報と画像情報に分解する拡張画像分解ステップと、
    前記付加情報と画像情報を符号化する符号化ステップと、
    前記符号化ステップで生成される符号を出力する符号出力ステップと、
    符号情報を入力する符号入力ステップと、
    前記符号情報を復号する復号ステップと、
    前記復号ステップで復号される付加情報および画像情報を出力する拡張画像出力ステップとを有し、
    前記符号化ステップおよび前記復号ステップにおいて、付加情報および画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として処理することを特徴とする画像符号化復号方法。
  27. 付加情報および画像情報を入力する入力ステップと、
    前記付加情報および前記画像情報を符号化する符号化ステップと、
    前記符号化ステップで生成される符号を出力する符号出力ステップとを有し、
    前記符号化ステップにおいて、前記付加情報および前記画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として符号化することを特徴とする画像符号化方法。
  28. 付加情報および画像情報を入力する入力ステップと、
    前記付加情報と画像情報を符号化する符号化ステップと、
    前記符号化ステップで生成される符号を出力する符号出力ステップと、
    符号情報を入力する符号入力ステップと、
    前記符号情報を復号する復号ステップと、
    前記復号ステップで復号される付加情報および画像情報を出力する拡張画像出力ステップとを有し、
    前記符号化ステップおよび前記復号ステップにおいて、付加情報および画像情報を画素毎に統合した1つのデータ単位として処理することを特徴とする画像符号化復号方法。
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