JP2003134346A - 符号化/復号化処理方法及び装置 - Google Patents

符号化/復号化処理方法及び装置

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JP2003134346A
JP2003134346A JP2001329277A JP2001329277A JP2003134346A JP 2003134346 A JP2003134346 A JP 2003134346A JP 2001329277 A JP2001329277 A JP 2001329277A JP 2001329277 A JP2001329277 A JP 2001329277A JP 2003134346 A JP2003134346 A JP 2003134346A
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Tomoki Ayabe
友喜 綾部
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Renesas Micro Systems Co Ltd
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Renesas Micro Systems Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】処理性能の高いCPUを使用することなくオー
ル白時1画素符号化/復号化処理の高速化と消費電力の
低減を図る。 【解決手段】符号化/復号化対象ラインPIXと、その
直前の参照ラインH1、H2とから作成した3つのブロ
ックがオール白か否かを判別し、オール白の場合コンテ
キストの予測値が白であるか否かを判別する3ブロック
オール白判別ステップS21と、コンテキストの予測値
判別ステップS27と、コンテキストの予測値が白であ
る場合、符号化対象画素に係わる白か黒かの画素値予測
値の判別のためのデータ読出判別更新処理を省略した3
ブロックオール白専用の1画素符号化/復号化処理Cス
テップS29及びステップS29から分岐される1画素
符号化/復号化処理DステップS35を実行することに
より、符号化/復号化処理の高速化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は符号化/復号化処理
方法及び装置に関し、特にJBIGによる画像データの
符号化/復号化処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データの符号化方式としてソフトコ
ピー通信に適したプログレッシブ符号化方式の一つとし
て、国際標準ITU−Tの勧告T.85(1995年8
月)によるJBIG(Joint Bi−lebel
Image Group)が勧告されている。
【0003】従来のファクシミリで使用されている画像
データの圧縮のための符号化/復号化処理の方式には、
MH(Modified Huffman)、MR(M
odified READ)、MMR(Modifie
d Modified READ)の各データ圧縮/伸
張技法がある。これらの方式では、符号化処理時に画素
データから白あるいは黒の色の連続する画素の長さであ
るランレングス値を求め、このランレングスに対応した
符号を符号化テーブルより求めている。復号化時はこの
逆の手順となる。
【0004】これに対し、JBIG方式では、符号化/
復号化対象画素の周辺画素(10画素)を参照し、符号
化/復号化対象画素が白か黒かを予測し、予測が実際に
外れた場合のみ、算術符号化/復号化により符号化/復
号化処理を行っている。
【0005】このため、従来のMH/MR/MMR方式
よりも、高い圧縮効率が得られている。ただし、符号化
/復号化処理に要する時間が長いため、本法式は、例え
ば、特許第2793536号(特開平9−149264
号)公報(文献1)記載のように通常はハードウェアで
実現されている。
【0006】文献1記載の従来の符号化/復号化処理装
置をブロックで示す図16を参照すると、この従来の符
号化/復号化処理方法及び装置は、演算処理とデータ処
理及び各部の制御処理等を行うCPU(中央処理演算装
置)100と、JBIGによる符号化/復号化プログラ
ムであるJBIGプログラム201及び画像データを符
号データに変換又は符号データを画像データに変換する
ための確率推定テーブル202を配置格納したROM2
00と、符号化/復号化対象画素が白か黒かを予測して
当たる確率を高くするために参照される学習テーブル3
01を配置格納したRAM300と、送信時に読み取っ
た原稿の2値画像データあるいは受信時に受け取った符
号データを復号化した2値画像データを蓄える画像デー
タメモリ400と、受信時に受け取った符号データを蓄
える符号データメモリ500と、変換された結果である
符号データあるいは画像データをFIFO(ファースト
イン・ファーストアウト)管理するFIFOメモリ60
0と、上記各構成要素を接続するバス700とを備え
る。
【0007】CPU100は、符号化/復号化対象ライ
ンよりブロック単位で読み出した画像データ1を保持す
る画像データレジスタ101と、符号化/復号化対象ラ
インの1つ前のラインよりブロック単位で読み出した画
像データ2を保持する画像データレジスタ102と、符
号化/復号化対象ラインの2つ前のラインよりブロック
単位で読み出した画像データ3を保持する画像データレ
ジスタ103と、学習テーブル301より読み出した予
測値、状態値を保持する予測値、状態値レジスタ104
と、確率推定テーブル202より読み出した外れの領域
幅を保持する外れの領域幅レジスタ105と、コンテキ
ストの内容を保持するコンテキストレジスタ106とを
備える。
【0008】CPU100は、以降に述べるJBIGに
よる符号化/復号化プログラム201を実行することに
よって、データ符号化/復号化処理方法を実現する。
【0009】画像データメモリ400のメモリブロック
の概要とライン構造とモデルテンプレートとコンテキス
トをそれぞれ模式的に説明図で示す図3(A),
(B),(C),(D)を参照すると、この図では、説
明の便宜上、画像データメモリ400の3ライン分を示
す。すなわち、図3(A)は、符号化/復号化対象ライ
ンPIX、符号化/復号化対象ラインPIXの1つ前の
ラインである参照ラインH1、及び符号化/復号化対象
ラインPIXの2つ前のラインである参照ラインH2を
示す。
【0010】次に、図16、図3及び1ライン分の符号
化/復号化処理をフローチャートで示す図17を参照し
て、従来の符号化/復号化処理装置の動作である従来の
符号化/復号化処理方法の全体動作について説明する
と、まず、符号化/復号化対象画素の周辺画素データを
画像データメモリ400から読み出し、ブロック単位の
画像データを作成する。
【0011】具体的には、符号化/復号化対象ラインP
IXの2つ前の参照ラインH2、符号化/復号化対象ラ
インの1つ前の参照ラインH1、符号化/復号化対象ラ
インPIXのブロック単位の画像データを読み出し、ブ
ロック毎に必要な画像データを作成する(ブロック画像
データ作成ステップS20)。
【0012】ここで、ブロック単位とは、画像データメ
モリ400の各ラインから1ブロックとして読み出す単
位であり、例えば8画素あるいは16画素を1ブロック
として読み出すとそれぞれブロック単位は8画素及び1
6画素となる。説明の便宜上、本従来例では1ブロック
として読み出す単位、すなわち、ブロック単位を8画素
として説明を行う。
【0013】次に、作成した3つのブロック画像データ
(以下、ブロック)がオール白かどうかを判別する(3
ブロックオール白判別ステップS21)。上記判別結果
がオール白の場合は、後述する1画素符号化/復号化処
理BステップS120に進み、このステップS120を
ブロック処理が終了(ブロック終了ステップS24)す
るまで行う。
【0014】上記判別結果がオール白でない場合は、ブ
ロック処理が終了する(ブロック終了ステップS24)
まで、符号化/復号化対象画素の周辺画素を1次元化し
たコンテキストを作成するコンテキスト作成ステップS
22、1画素符号化/復号化処理AステップS23、3
ブロック分の画像データをそれぞれ1ビットシフトする
周辺画像データ1ビットシフトステップS25の一連の
処理を繰り返す。
【0015】ブロック単位分の処理が終了した場合は、
1ライン分の符号化/復号化処理が終了したかどうかを
判別する(ライン終了判別ステップS26)。上記判別
結果がライン終了でなければ、画像データ作成処理ステ
ップS20に戻り、一連の処理を繰り返す。上記判別結
果がライン終了の場合は1ライン分の符号化/復号化処
理を終了する。
【0016】1ページ分の符号化/復号化を行う場合
は、以上の処理を1ページ分のライン数分繰り返すこと
になる。
【0017】次に、1画素符号化/復号化処理Aステッ
プS23は、後述する実施の形態と共通の処理であり、
実施の形態のところで詳しく説明するので、ここでは省
略する。
【0018】次に、1画素符号化/復号化処理Bステッ
プS120の詳細処理をフローチャートで示す図18を
参照してこのステップS120の動作について説明する
と、まず、符号化/復号化対象画素の周辺画素を1次元
化したコンテキスト(0)をインデックスとして、学習
テーブル301より予測値、状態値を読み出す(学習テ
ーブル参照ステップS130)。
【0019】学習テーブル301及び確率推定テーブル
202の各々の構成を説明図で示す図5(A),(B)
を参照すると、学習テーブル301にはインデックス0
H〜3FFHの各々をキーとする符号化/復号化対象画
素の白か黒かの予測値と状態値が格納される。確率推定
テーブル202は、勧告T.85によるJBIG符号化
方式の規定によるテーブルであり、インデックス0〜1
12の各々をキーとする、外れの領域幅、予測外れ時の
状態値、予測当たり時の状態値、予測外れ時の条件設定
の各欄を有する。
【0020】次に、ステップS130で読み出した状態
値をインデックスとして、確率推定テーブル202より
外れの領域幅を読み出す(外れの領域幅読出ステップS
31)。さらに、ステップS31で読み出した外れの領
域幅を差し引いて白黒の順列が現われる確率を示す領域
幅を、新しい領域幅に更新する(領域幅更新ステップS
40)。
【0021】ここで、予測値が白であるかを判別する
(予測値白判別ステップS131)。
【0022】上記判別結果が白でない場合は、外れの確
率を示す領域幅を変更し、更新した状態値を学習テーブ
ル301に書き込む予測外れ処理ステップS92を行
い、領域幅が小さくなり領域幅を外れの領域幅より大き
くする正規化を行う(正規化処理ステップS42)。
【0023】上記判別結果が白の場合は、領域幅が小さ
くなり領域幅を外れの領域幅より大きくする正規化が必
要かどうかを判別する(正規化必要判別ステップS3
3)。上記判別結果で正規化が必要な場合は、当たりの
確率を示す領域幅を変更し、更新した状態値を学習テー
ブル301に書き込む予測当り処理ステップS41を行
い、続いて正規化処理ステップ42を行う。
【0024】次に、ブロック処理の終了判別を行い(ブ
ロック終了判別ステップS24)、終了していない場合
は、予測値、状態値の読み出し処理ステップS130へ
戻る。ブロック単位分の処理が終了した場合は、1画素
符号化/復号化処理Bを終了する。
【0025】ステップS33の判別結果で正規化が必要
ない場合は、ブロック処理の終了判別を行い(ブロック
終了判別ステップS24)、終了していない場合は、領
域幅更新ステップS40へ戻る。ブロック処理が終了し
た場合は、1画素符号化/復号化処理BステップS12
0を終了する。
【0026】しかし、この従来技術には、ソフトウエア
によるJBIGの符号化/復号化処理速度が遅く、リア
ルタイム通信を実現するためには処理性能の高い高速の
CPUを使用しなければならないという問題点があっ
た。
【0027】その第1の理由は、ブロック判別結果がオ
ール白の場合に実施する1画素符号化/復号化処理Bス
テップS120(オール白時1画素符号化/復号化処
理)において、予測値の読み出し処理、状態値の読み出
し処理、外れ領域の読み出し処理、領域幅の更新処理が
ブロック単位で頻繁に行われるからである。その第2の
理由は、上記オール白時1画素符号化/復号化処理にお
いて、予測値の判別処理、正規化判別処理、ブロック判
別処理がブロック単位で頻繁に行われるからである。
【0028】また、符号化/復号化処理におけるシステ
ムの消費電力が多いという問題点があった。
【0029】その理由は、上記オール白時1画素符号化
/復号化処理の頻繁な動作に伴いメモリ上に配置格納さ
れる学習テーブルおよび確率推定テーブルからの読み出
し回数が多いからである。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の符号化
/復号化処理方法及び装置は、ブロック判別結果がオー
ル白の場合に実施するオール白時1画素符号化/復号化
処理における予測値の読み出し処理、状態値の読み出し
処理、外れ領域の読み出し処理、領域幅の更新処理、予
測値の判別処理、正規化判別処理、及びブロック判別処
理がブロック単位で頻繁に行われるため、ソフトウエア
による符号化/復号化処理速度が遅く、リアルタイム通
信を実現するためには処理性能の高い高速のCPUを使
用しなければならないという欠点があった。
【0031】また、上記オール白時1画素符号化/復号
化処理の頻繁な動作に伴いメモリ上に配置格納される学
習テーブルおよび確率推定テーブルからの読み出し回数
が多いため、符号化/復号化処理におけるシステムの消
費電力が大きくなるという欠点があった。
【0032】本発明の目的は、上記欠点を解決し、処理
性能の高いCPUを使用することなくオール白時1画素
符号化/復号化処理の高速化と消費電力の低減を図った
符号化/復号化処理方法及び装置を提供することにあ
る。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の符
号化/復号化処理方法は、入力された画像データをライ
ン毎に予め定めた画素数のブロック単位で読み出し、そ
のブロック単位の画像データであるブロック毎に上記画
像データの符号化対象画素の周辺画素を参照してコンテ
キストを作成して、2値画素データに符号化/2値画素
データからの復号化を行う画像データの符号化/復号化
処理方法において、前記符号化対象画素を含む符号化/
復号化対象ラインと、その直前の少なくとも1つの参照
ラインとから作成した予め定めた数の前記ブロックがオ
ール白か否かを判別し、オール白の場合前記コンテキス
トの予測値が白であるか否かを判別し、前記コンテキス
トの予測値が白である場合、この予測値白に基づいてブ
ロック単位分の領域幅の更新を先行して行い上記符号化
対象画素に係わる白か黒かの画素値予測値の判別のため
のデータ読出判別更新処理を省略した前記数のブロック
オール白専用の第1の1画素符号化/復号化処理及び前
記第1の1画素符号化/復号化処理から分岐される第2
の1画素符号化/復号化処理を実行し、前記数のブロッ
クがオール白でない場合及び前記コンテキストの予測値
が白でない場合に第3の1画素符号化/復号化処理を実
行することにより、前記数のブロックがオール白でかつ
前記コンテキストの予測値が白の場合、符号化/復号化
処理の高速化を図ることを特徴とするものである。
【0034】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の符号化/復号化処理方法において、前記符号化/復
号化対象ラインと、前記符号化/復号化対象ラインの1
つ前のラインである第1の参照ラインと、前記符号化/
復号化対象ラインの2つ前のラインである第2の参照ラ
インとの3つのラインの各々から前記符号化/復号化対
象画素の前記周辺画素データを画像データメモリから読
み出し、前記符号化/復号化対象ラインと前記第1,第
2の参照ラインの各々の1ブロックから成る3つの前記
ブロックを作成することを特徴とするものである。
【0035】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の符号化/復号化処理方法において、前記符号化/復
号化対象ラインと、前記符号化/復号化対象ラインの1
つ前のラインである第1の参照ラインとの2つのライン
の各々から前記符号化/復号化対象画素の前記周辺画素
データを画像データメモリから読み出し、前記符号化/
復号化対象ラインと前記第1の参照ラインの各々の1ブ
ロックから成る2つの前記ブロックを作成することを特
徴とするものである。
【0036】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の符号化/復号化処理方法において、を特徴とするも
のである。
【0037】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の符号化/復号化処理方法において、前記符号化/復
号化対象ラインと、前記符号化/復号化対象ラインの1
つ前のラインである第1の参照ラインと、前記符号化/
復号化対象ラインの2つ前のラインである第2の参照ラ
インとの3つのラインの各々から前記符号化/復号化対
象画素の前記周辺画素データを画像データメモリから読
み出し、前記符号化/復号化対象ラインと前記第1,第
2の参照ラインの各々のn(nは1以上の整数)ブロッ
クから成る3つの前記ブロックを作成することを特徴と
するものである。
【0038】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の符号化/復号化処理方法において、前記符号化/復
号化対象ラインと、前記符号化/復号化対象ラインの1
つ前のラインである第1の参照ラインとの2つのライン
の各々から前記符号化/復号化対象画素の前記周辺画素
データを画像データメモリから読み出し、前記符号化/
復号化対象ラインと前記第1の参照ラインの各々のn
(nは1以上の整数)ブロックから成る2つの前記ブロ
ックを作成することを特徴とするものである。
【0039】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載の符号化/復号化処理方法及び装置において、前記デ
ータ読出判別更新処理が、前記画素値予測値の読み出し
処理と、前記ブロック単位処理における前記画素値予測
値の外れ領域の幅である外れ領域幅の読み出し処理と、
白黒の順列が出現する確率を示す領域幅の更新処理と、
前記画素値予測値の判別処理と、正規化判別処理及びブ
ロック判別処理を含むことを特徴とするものである。
【0040】請求項7記載の発明の符号化/復号化処理
方法は、入力された画像データをライン毎に予め定めた
画素数のブロック単位で読み出し、そのブロック単位の
画像データであるブロック毎に上記画像データの符号化
対象画素の周辺画素を参照してコンテキストを作成し
て、2値画素データに符号化/2値画素データからの復
号化を行う画像データの符号化/復号化処理方法におい
て、前記符号化/復号化対象ラインと、前記符号化/復
号化対象ラインの1つ前のラインである第1の参照ライ
ンと、前記符号化/復号化対象ラインの2つ前のライン
である第2の参照ラインとの各々から前記符号化/復号
化対象画素の前記周辺画素データを画像データメモリか
ら読み出し、前記符号化/復号化対象ラインと前記第
1,第2の参照ラインの各々の1ブロックから成る3つ
の前記ブロック単位の画像データであるブロック画像デ
ータを作成するブロック画像データ作成ステップと、3
つの前記ブロック画像データがオール白かどうかを判別
し、前記判別結果がオール白の場合はコンテキストの予
測値読み出しステップに進む3ブロックオール白判別ス
テップと、前記コンテキストの予測値を読み出す前記コ
ンテキストの予測値読出ステップと、読み出した前記コ
ンテキストの予測値が白であるかどうかを判別し判別結
果前記コンテキストの予測値が白でない場合後述の第2
の1画素符号化/復号化処理ステップに進む予測値白判
別ステップと、前記予測値白判別ステップの判別結果前
記コンテキストの予測値が白の場合前記符号化対象画素
に係わる白か黒かの画素値予測値の判別のためのデータ
読出判別更新処理を削減した前記3ブロックオール白専
用の1画素の符号化/復号化処理処理を行う第1の1画
素符号化/復号化処理ステップと、前記3ブロックオー
ル白判別ステップの判別結果がオール白でない場合前記
符号化/復号化対象画素の前記周辺画素を1次元化した
コンテキストを作成するコンテキスト作成ステップと、
前記コンテキスト作成ステップで作成したコンテキスト
の予測値又は前記予測値白判別ステップで判別結果の予
測値が白でない前記コンテキストの予測値を用い前記符
号化対象画素の符号化/復号化処理を行う前記第2の1
画素符号化/復号化処理ステップとを有することを特徴
とするものである。
【0041】また、請求項8記載の発明は、請求項1記
載の符号化/復号化処理方法において、前記第1の1画
素符号化/復号化処理ステップが、前記符号化/復号化
対象画素の前記周辺画素を1次元化したコンテキストを
第1のインデックスとして、動作中に学習した結果をテ
ーブル状に格納し前記第1のインデックスをキーとする
前記符号化/復号化対象画素の白か黒かの予測値と状態
値を格納した学習テーブルより前記状態値を読み出す学
習テーブル参照ステップと、前記状態値を第2のインデ
ックスとして、この第2のインデックスをキーとする外
れの領域幅と予測外れ時の状態値と予測当たり時の状態
値及び予測外れ時の条件設定の各欄を有する確率推定テ
ーブルより前記外れの領域幅を読み出す外れの領域幅読
出ステップと、読み出した前記外れの領域幅から前記ブ
ロック単位あたりの総外れ領域幅を計算する総外れ領域
幅計算ステップと、前記総外れ領域幅と白黒の順列が出
現する確率を示す第1の領域幅を比較して、正規化が必
要か否かを判別する正規化必要判別ステップと、前記正
規化が必要でない場合は、前記第1の領域幅から前記総
外れの領域幅を差し引いて新しい領域幅に更新する領域
幅更新ステップと、前記正規化必要判別ステップの判別
結果正規化が必要な場合は、前記符号化対象画素の符号
化/復号化処理を行う第3の1画素符号化/復号化処理
ステップとを有することを特徴とするものである。
【0042】また、請求項9記載の発明は、請求項7記
載の符号化/復号化処理方法において、前記第2の1画
素符号化/復号化処理ステップが、前記符号化/復号化
対象画素の前記周辺画素を1次元化したコンテキストを
第1のインデックスとして、動作中に学習した結果をテ
ーブル状に格納し前記第1のインデックスをキーとする
前記符号化/復号化対象画素の白か黒かの予測値と状態
値を格納した学習テーブルより前記予測値及び状態値を
読み出す学習テーブル読出ステップと、読み出した前記
状態値を第2のインデックスとして、この第2のインデ
ックスをキーとする外れの領域幅と予測外れ時の状態値
と予測当たり時の状態値及び予測外れ時の条件設定の各
欄を有する確率推定テーブルより前記外れの領域幅を読
み出す外れの領域幅読出ステップと、白黒の順列が出現
れる確率を示す第1の領域幅から前記外れの領域幅読出
ステップで読み出した前記外れの領域幅を差し引いて、
新しい領域幅に更新する領域幅更新ステップと、前記符
号化/復号化対象画素が前記予測値と一致しているかを
判別する予測値一致判別ステップと、前記予測値一致判
別ステップの判別結果が予測外れの場合は、外れの確率
を示す第1の領域幅を変更し、更新した状態値を前記学
習テーブルに書き込む予測外れ処理ステップと、前記第
1の領域幅を外れの領域幅より大きくする正規化を行う
正規化処理ステップと、前記予測値一致判別ステップの
判別結果が予測当たりの場合は、前記第1の領域幅を外
れの領域幅より大きくする正規化が必要かどうかを判別
する正規化必要判別ステップと、前記正規化必要判別ス
テップの判別結果で正規化が必要な場合は、当たりの確
率を示す第2の領域幅を変更し、更新した状態値を前記
学習テーブルに書き込む予測当り処理ステップと、前記
正規化を行う正規化処理ステップとを有することを特徴
とするものである。
【0043】また、請求項10記載の発明は、請求項8
記載の符号化/復号化処理方法において、前記第3の1
画素符号化/復号化処理ステップが、前記コンテキスト
を第3のインデックスとして、前記学習テーブルより前
記状態値を読み出す状態値読出ステップと、前記状態値
を第4のインデックスとして、前記確率推定テーブルよ
り前記外れの領域幅を読み出す外れの領域幅読出ステッ
プと、前記第1の領域幅から前記外れの領域幅読出ステ
ップで読み出した前記外れの領域幅を差し引いて、新し
い領域幅に更新する領域幅更新ステップと、前記第1の
領域幅を前記外れの領域幅より大きくする正規化が必要
かどうかを判別する正規化必要判別ステップと、前記正
規化必要判別ステップの判別結果で前記正規化が必要な
場合は、予測当たりの確率を示す第2の領域幅を変更
し、更新した状態値を前記学習テーブルに書き込む予測
当たり処理ステップと、前記正規化を行う正規化処理ス
テップとを有することを特徴とするものである。
【0044】請求項11記載の発明の符号化/復号化処
理装置は、入力された画像データをライン毎に予め定め
た画素数のブロック単位で読み出し、そのブロック単位
の画像データであるブロック毎に上記画像データの符号
化対象画素の周辺画素を参照してコンテキストを作成し
て、2値画素データに符号化/2値画素データからの復
号化を行う画像データの符号化/復号化処理装置におい
て、演算処理とデータ処理及び各部の制御処理等を行う
中央処理演算装置と、符号化/復号化対象画素が白か黒
かを予測して当たる確率を高くするために参照される学
習テーブルを配置格納したRAMと、送信時に読み取っ
た原稿の2値画像データあるいは受信時に受け取った符
号データを復号化した2値画像データを蓄える画像デー
タメモリと、受信時に受け取った符号データを蓄える符
号データメモリと、変換された結果である符号データあ
るいは画像データをFIFO(ファーストイン・ファー
ストアウト)管理するFIFOメモリと、JBIGによ
る符号化/復号化プログラムであり符号化/復号化対象
ブロックを含む3ブロックがオール白の場合に前記符号
化対象画素に係わる白か黒かの画素値予測値の判別のた
めのデータ読出判別更新処理を削減した専用処理を行う
高速化処理ステップを含むJBIGプログラム及び画像
データを符号データに変換又は符号データを画像データ
に変換するための確率推定テーブルを配置格納したRO
Mと、前記中央処理演算装置と前記RAMと前記画像デ
ータメモリと前記符号データメモリと前記FIFOメモ
リと前記ROMとを接続するバスとを備えて構成されて
いる。
【0045】また、請求項12記載の発明は、請求項1
0記載の符号化/復号化処理装置において、前記中央処
理演算装置が、前記符号化/復号化対象ラインよりブロ
ック単位で読み出した第1の画像データを保持する第1
の画像データレジスタと、前記符号化/復号化対象ライ
ンの1つ前のラインよりブロック単位で読み出した第2
の画像データを保持する第2の画像データレジスタと、
前記符号化/復号化対象ラインの2つ前のラインよりブ
ロック単位で読み出した第3の画像データを保持する第
3の画像データレジスタと、前記学習テーブルより読み
出した前記符号化対象画素の予測値と状態値を保持する
予測値、状態値レジスタと、前記確率推定テーブルより
読み出した前記予測値の外れの領域幅を保持する外れの
領域幅レジスタと、前記コンテキストの内容を保持する
コンテキストレジスタとを備えて構成されている。
【0046】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0047】本実施の形態の符号化/復号化処理方法及
び装置は、画像データの符号化方式としてソフトコピー
通信に適したプログレッシブ符号化方式の一つであり、
符号化/復号化対象画素の周辺画素(10画素)を参照
し、符号化/復号化対象画素が白か黒かを予測し、予測
が実際に外れた場合のみ、算術符号化/復号化により符
号化/復号化処理を行う、国際標準ITU−Tの勧告
T.85(1995年8月)によるJBIG(Join
t Bi−lebel Image Group)規格
による符号化/復号化処理方式(以下、JBIG方式)
の処理の高速化を目的とするものである。
【0048】このJBIG方式による画像データの符号
化は、スキャナーや光電変換装置、ビデオカメラ等によ
り対象原稿や対象画像を読み取って、ファクシミリ用や
イーメール用にその画像データを本法式の符号データに
変換して、外部に出力し、逆に復号化は、入力した本方
式の符号データを画像データに変換して外部に出力する
ものである。
【0049】本実施の形態の符号化/復号化処理方法及
び装置は、入力された画像データをライン毎に予め定め
た画素数のブロック単位で読み出し、そのブロック単位
の画像データであるブロック毎に上記画像データの符号
化対象画素の周辺画素を参照してコンテキストを作成し
て、2値画素データに符号化/2値画素データからの復
号化を行う画像データの符号化/復号化処理方法におい
て、上記符号化対象画素を含む符号化/復号化対象ライ
ンと、その直前の少なくとも1つの参照ラインとから予
め定めた数の上記ブロックがオール白か否かを判別し、
オール白の場合この予測値白に基づいてブロック単位分
の領域幅の更新を先行して行い上記符号化対象画素に係
わる白か黒かの画素値予測値の判別のためのデータ読出
判別更新処理を省略した上記数のブロックオール白専用
の第1の1画素符号化/復号化処理及び上記第1の1画
素符号化/復号化処理から分岐される第2の1画素符号
化/復号化処理を実行し、上記数のブロックがオール白
でない場合及び上記コンテキストの予測値が白でない場
合に第3の1画素符号化/復号化処理を実行することに
より、上記数のブロックがオール白でかつ上記コンテキ
ストの予測値が白の場合、符号化/復号化処理の高速化
を図ることを特徴とするものである。
【0050】次に、本発明の符号化/復号化処理方法を
実行する符号化/復号化処理装置の構成の一実施の形態
を図16と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を
付して同様にブロックで示す図2を参照すると、この図
に示す本実施の形態の符号化/復号化処理装置は、従来
と共通の演算処理とデータ処理及び各部の制御処理等を
行うCPU(中央処理演算装置)100と、符号化/復
号化対象画素が白か黒かを予測して当たる確率を高くす
るために参照される学習テーブル301を配置格納した
RAM300と、送信時に読み取った原稿の2値画像デ
ータあるいは受信時に受け取った符号データを復号化し
た2値画像データを蓄える画像データメモリ400と、
受信時に受け取った符号データを蓄える符号データメモ
リ500と、変換された結果である符号データあるいは
画像データをFIFO(ファーストイン・ファーストア
ウト)管理するFIFOメモリ600と、上記各構成要
素を接続するバス700とに加えて、ROM200の代
わりにJBIGによる符号化/復号化プログラムであり
符号化/復号化対象ブロックを含む3ブロックがオール
白の場合に符号化対象画素に係わる白か黒かの画素値予
測値の判別のためのデータ読出判別更新処理を削減した
専用処理を行う高速化処理ステップを含むJBIGプロ
グラム201A及び画像データを符号データに変換又は
符号データを画像データに変換するための確率推定テー
ブル202を配置格納したROM200Aとを備える。
【0051】CPU100は、符号化/復号化対象ライ
ンよりブロック単位で読み出した画像データ1を保持す
る画像データレジスタ101と、符号化/復号化対象ラ
インの1つ前のラインよりブロック単位で読み出した画
像データ2を保持する画像データレジスタ102と、符
号化/復号化対象ラインの2つ前のラインよりブロック
単位で読み出した画像データ3を保持する画像データレ
ジスタ103と、学習テーブル301より読み出した後
述する符号化対象画素の予測値と状態値を保持する予測
値、状態値レジスタ104と、確率推定テーブル202
より読み出した上記予測値の外れの領域幅を保持する外
れの領域幅レジスタ105と、コンテキストの内容を保
持するコンテキストレジスタ106とを備える。
【0052】CPU100は、以降に述べるJBIGに
よる符号化/復号化プログラム201を実行することに
よって、データ符号化/復号化処理方法を実現する。
【0053】次に、従来と同様にモデルテンプレート4
03が3ラインの場合のJBIG符号化/復号化プログ
ラム201Aの手順である、本発明の符号化/復号化処
理方法の第1の実施の形態の全体動作について説明す
る。
【0054】モデルテンプレート403が3ラインの場
合の画像データメモリ400のメモリブロックの概要と
ライン構造とモデルテンプレートとコンテキストをそれ
ぞれ模式的に説明図で示す図3(A),(B),
(C),(D)を参照すると、図3(A)は、符号化/
復号化対象ラインPIX、符号化/復号化対象ラインP
IXの1つ前のラインである参照ラインH1、及び符号
化/復号化対象ラインPIXの2つ前のラインである参
照ラインH2を示す。図3(B)は、3ライン分のメモ
リブロックの詳細を示し、この図には符号化/復号化の
対象画素401(横線ハッチング)と、その周辺の10
個の周辺画素402(斜線ハッチング)とを示す。図3
(C)は、モデルテンプレート403を示し周辺画素4
02の各々に付与した番号0〜9と対象画素401との
関係を示す。図3(D)は、周辺画素402を1次元配
列して作成され、周辺画素402の各々に付与した番号
0〜9の各画素対応のコンテキスト404を示す。コン
テキスト404は対応する各画素が白の場合は0、黒の
場合は1であり、左から9,8,7,6,5,4,3,
2,1,0の順で配列されている。従って、3ラインが
オール白の場合、1ライン符号化/復号化処理中のモデ
ルテンプレートが全て0、すなわち、コンテキストが0
となる。
【0055】本発明の符号化/復号化処理方法の第1の
実施の形態の1ライン分の符号化/復号化処理を図17
と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同
様にフローチャートで示す図1を参照すると、この図に
示す本実施の形態の符号化/復号化処理方法の従来の符
号化/復号化処理方法との相違点は、3ブロックオール
白判別ステップS21の判別結果がオール白の場合に1
画素の符号化/復号化処理処理を行う1画素符号化/復
号化処理BステップS120の代わりに、本実施の形態
の形態を特徴付ける高速化処理テップとして、コンテキ
スト(0)の予測値を読み出すコンテキスト(0)の予
測値読出ステップS27と、読み出したコンテキスト
(0)の予測値が白かを判別し白でない場合1画素符号
化/復号化処理AステップS23に進む予測値白判別ス
テップS28と、ステップS28の判別結果白の場合に
1画素の符号化/復号化処理処理を行う1画素符号化/
復号化処理CステップS29とを有することである。
【0056】次に、図1、図2及び図3を参照して本実
施の形態の全体動作について説明すると、まず、符号化
/復号化対象画素の周辺画素データ402を画像データ
メモリ400から読み出し、ブロック単位の画像データ
を作成する。
【0057】具体的には、符号化/復号化対象ラインP
IXの2つ前の参照ラインH2、符号化/復号化対象ラ
インの1つ前の参照ラインH1、符号化/復号化対象ラ
インPIXの各々毎にブロック単位の画像データを読み
出し、各ラインのブロック毎に必要な画像データを作成
する(ブロック画像データ作成ステップS20)。
【0058】ここで、ブロック単位とは、画像データメ
モリ400の各ラインから1ブロックとして読み出す単
位であり、例えば8画素あるいは16画素を1ブロック
として読み出すとそれぞれブロック単位は8画素及び1
6画素となる。説明の便宜上、本実施の形態では1ブロ
ックとして読み出す単位、すなわち、ブロック単位を8
画素として説明を行う。
【0059】次に、作成した参照ラインH2,H1及び
符号化/復号化対象ラインPIXの各ブロック、すなわ
ち3ラインの各々の1ブロックから成る3つのブロック
画像データ(以下、ブロック)がオール白かどうかを判
別する(3ブロックオール白判別ステップS21)。上
記判別結果がオール白の場合は、後述するコンテキスト
(0)の予測値読出ステップS27に進み、上記判別結
果がオール白でない場合は、コンテキスト作成ステップ
S22に進む。
【0060】コンテキスト(0)の予測値読出ステップ
S27で、対象画素401の周辺画素を1次元化したコ
ンテキスト404の末尾の値(0)(以下、コンテキス
ト(0))の予測値を読み出し、予測値が白であるかど
うかを判別する(予測値白判別ステップS28)。ステ
ップS28の判別結果予測値が白の場合、1画素の符号
化/復号化処理処理を行う1画素符号化/復号化処理C
ステップS29に進み、この1画素符号化/復号化処理
CステップS29をブロック処理が終了するまで行う。
【0061】すなわち、コンテキストの作成は行わな
い。
【0062】予測値が白でない場合、後述する1画素符
号化/復号化処理AステップS23に進み、この1画素
符号化/復号化処理AステップS23をブロック処理が
終了するまで行う。
【0063】コンテキスト作成ステップS22では、符
号化/復号化の対象画素401の周辺画素402を1次
元化したコンテキスト404を作成する。
【0064】次に、1画素符号化/復号化処理Aステッ
プS23で、1画素の符号化/復号化処理処理を行い、
ブロック終了判別ステップS24で、ブロック単位の処
理(ブロック処理)が終了かを判別する。判別結果、ブ
ロック処理が終了しない場合は3ブロック分の画像デー
タをそれぞれ1ビットシフトする周辺画像データ1ビッ
トシフトステップS25を行いステップS22に戻る。
以上のステップS22〜S25の処理をブロック処理が
終了するまで繰り返す。
【0065】ブロック処理が終了した場合、ライン終了
判別ステップS26に進み、1ライン分の符号化/復号
化処理が終了したかどうかを判別する。上記判別結果が
ライン終了でなければ、画像データ作成処理ステップS
20に戻り、ステップS20〜S26の一連の処理を繰
り返す。上記判別結果がライン終了の場合は1ライン分
の符号化/復号化処理を終了する。
【0066】1ページ分の符号化/復号化を行う場合
は、以上の処理を1ページ分のライン数分繰り返す。
【0067】本実施の形態の1画素符号化/復号化処理
AステップS23、1画素符号化/復号化処理Cステッ
プS29の詳細処理を説明する前に、これらステップS
23,S29で参照するRAM300に書き込まれた学
習テーブル301及びROM200Aに格納された確率
推定テーブル202の各々の構成を説明図で示す図5
(A),(B)を参照すると、学習テーブル301は、
本JBIGプログラムが、繰り返しの動作中に学習した
結果をテーブル状に格納したものであり、インデックス
0H〜3FFHの各々をキーとする符号化/復号化の対
象画素401の白か黒かの予測値と状態値が格納され
る。確率推定テーブル202は、勧告T.85によるJ
BIG符号化方式の規定によるテーブルであり、インデ
ックス0〜112の各々をキーとする、外れの領域幅、
予測外れ時の状態値、予測当たり時の状態値、予測外れ
時の条件設定の各欄を有する。
【0068】次に、1画素符号化/復号化処理Aステッ
プS23の詳細処理をフローチャートで示す図4、図
2、図3及び図5を参照してこのステップS23の動作
について説明すると、まず、対象画素401の周辺画素
402を1次元化したコンテキストをインデックスとし
て、学習テーブル301より予測値、状態値を読み出す
(学習テーブル読出ステップS90)。
【0069】次に、読み出した状態値をインデックスと
して、確率推定テーブル202より外れの領域幅を読み
出す(外れの領域幅読出ステップS31)。さらに、白
黒の順列が出現れる確率を示す領域幅からステップS3
1で読み出した外れの領域幅を差し引いて、新しい領域
幅に更新する(領域幅更新ステップS40)。
【0070】ここで、対象画素401が予測値と一致し
ているかを判別する(予測値一致判別ステップS9
1)。
【0071】ステップS91の判別結果が予測外れの場
合は、外れの確率を示す領域幅を変更し、更新した状態
値を学習テーブル301に書き込む予測外れ処理ステッ
プS92、領域幅が小さくなるので白黒の順列が出現れ
る確率を示す領域幅を外れの領域幅より大きくする正規
化を行う(正規化処理ステップS42)。
【0072】ステップS91の判別結果が予測当たりの
場合は、領域幅が小さくなり領域幅を外れの領域幅より
大きくする正規化が必要かどうかを判別する(正規化必
要判別ステップS33)。ステップS33の判別結果で
正規化が必要な場合は、当たりの確率を示す領域幅を変
更し、更新した状態値を学習テーブル301に書き込む
予測当り処理ステップS41、続いて正規化処理ステッ
プS42を行う。
【0073】次に、ブロック処理の終了判別を行い(ブ
ロック終了判別ステップS24)、終了していない場合
は、予測値、状態値の読み出し処理ステップS90へ戻
る。ステップS24の判別結果ブロック処理が終了した
場合は、1画素符号化/復号化処理AステップS23を
終了する。
【0074】ステップS23の判別結果で正規化が必要
でない場合は、ブロック終了判別ステップS24を行
い、終了していない場合は、予測値、状態値の読み出し
処理ステップS90へ戻る。ブロック処理が終了した場
合は、1画素符号化/復号化処理AステップS23を終
了する。
【0075】次に、1画素符号化/復号化処理Cステッ
プS29の詳細処理をフローチャートで示す図6、図3
及び図5を参照してこのステップS29の動作について
説明すると、まず、符号化/復号化対象画素の周辺画素
を1次元化したコンテキスト(0)をインデックスとし
て、学習テーブル301より状態値を読み出す(学習テ
ーブル参照ステップS30)。
【0076】次に上記状態値をインデックスとして、確
率推定テーブル202より外れの領域幅を読み出す(外
れの領域幅読出ステップS31)。
【0077】次に、読み出した外れの領域幅からブロッ
ク単位あたりの総外れ領域幅を計算する(総外れ領域幅
計算ステップS32)。
【0078】具体的には、上記外れの領域幅を8倍(1
ブロック:8画素)することになる。
【0079】次に、上記総外れ領域幅と白黒の順列が出
現する確率を示す領域幅を比較して、正規化が必要か否
かを判別する(正規化必要判別ステップS33)。正規
化が必要でない場合は、上記領域幅からステップS32
で算出した総外れの領域幅を差し引いて、新しい領域幅
に更新(領域幅更新ステップS34)し、1画素符号化
/復号化処理CステップS29を終了する。ここで、従
来の方法であれば、3ブロックがオール白の場合でも、
対象画素401に係わる学習テーブル301からの対象
画素の白か黒かの予測値の読み出し処理とブロック単位
処理における確率推定テーブル202からの外れ領域幅
の読み出し処理、領域幅の更新処理、予測値の判別処
理、正規化判別処理、ブロック判別処理が必要であった
が、本実施の形態においては、すでに予測値が白と判っ
ていることによりこの判別のための各データ読出及び判
別処理が不要であり、さらにはブロック単位分の領域幅
の更新を先行して行うため、上記各処理が不要となる。
ステップS33の判別結果で正規化が必要な場合は、1
画素符号化/復号化処理DステップS35をブロック処
理が終了するまで行う。
【0080】次に、1画素符号化/復号化処理Dステッ
プS35の詳細処理をフローチャートで示す図7、図3
及び図5を参照してこのステップS35の動作について
説明すると、まず、符号化/復号化対象画素の周辺画素
を1次元化したコンテキスト(0)をインデックスとし
て、学習テーブル301より状態値を読み出す(状態値
読出ステップS30)。
【0081】次に読み出した状態値をインデックスとし
て、確率推定テーブル202より外れの領域幅を読み出
す(外れの領域幅読出ステップS31)。さらに、白黒
の順列が現われる確率を示す領域幅からステップS31
で読み出した外れの領域幅を差し引いて、新しい領域幅
に更新する(領域幅更新ステップS40)。
【0082】ここで、従来での方法あれば、3ブロック
がオール白の場合でも、予測値の読み出し/判別処理が
必要であったが、本実施の形態においては、すでに予測
値が白と判っているため、上記処理が不要となる。
【0083】次に、領域幅更新ステップS40の処理で
領域幅が小さくなり、白黒の順列が出現れる確率を示す
領域幅を外れの領域幅より大きくする正規化が必要かど
うかを判別する(正規化必要判別ステップS33)。ス
テップS33の判別結果で正規化が必要な場合は、予測
当たりの確率を示す領域幅を変更し、更新した状態値を
学習テーブル301に書き込む予測当たり処理ステップ
S41、続いて正規化処理ステップS42を行う。
【0084】次に、ブロック処理の終了判別を行い(ブ
ロック終了判別ステップS24)、終了していない場合
は、状態値読出ステップS30へ戻る。ブロック処理が
終了した場合は、1画素符号化/復号化処理Dステップ
S35を終了する。
【0085】ステップS33の判別結果で正規化が必要
でない場合は、ブロック処理の終了判別を行い(ブロッ
ク終了判別ステップS24)、終了していない場合は、
領域幅更新ステップS40へ戻る。ブロック処理が終了
した場合は、1画素符号化/復号化処理DステップS3
5を終了する。
【0086】以上の処理を行うことにより、従来必要と
した処理を大幅に削減できるので、符号化/復号化速度
を向上することができる。
【0087】本実施の形態は、ファクシミリで取り扱う
ことが多い文書画像のような白部分が多い画像に対し
て、特に有効となることは明らかである。
【0088】以上説明した本実施の形態の第1の効果
は、JBIGによる符号化/復号化処理速度を向上(従
来と比べ、数十%の高速化が見込める)することができ
ることである。
【0089】その第1の理由は、3つのブロックがオー
ル白の場合に、コンテキスト(0)の予測値が白である
かを判別し、上記予測値が白である場合はこの予測値白
に基づく専用の1画素符号化/復号化処理Cを実行する
ことで、予測値の読み出し処理とブロック単位処理にお
ける外れ領域幅の読み出し処理、領域幅の更新処理、予
測値の判別処理、正規化判別処理、ブロック判別処理を
削減できるからである。
【0090】その第2の理由は、1画素符号化/復号化
処理Cから分岐実行される1画素符号化/復号化処理D
において、予測値の読み出し処理、予測値の判別処理を
削減できるからである。
【0091】第2の効果は、JBIGによる符号化/復
号化処理におけるシステムの消費電力を低減できること
である。
【0092】その理由は、上記各処理の削減に伴い、メ
モリ上に配置格納される学習テーブルおよび確率推定テ
ーブルからの読み出し回数を削減できるからである。
【0093】次に、モデルテンプレートが2ラインの場
合のJBIG符号化/復号化プログラム201Aの手順
である、本発明の符号化/復号化処理方法の第2の実施
の形態の全体動作について説明する。
【0094】モデルテンプレート403Aが2ラインの
場合の画像データメモリ400のメモリブロックの概要
とライン構造とモデルテンプレートとコンテキストをそ
れぞれ模式的に説明図で示す図9(A),(B),
(C),(D)を参照すると、図9(A)は、符号化/
復号化対象ラインPIX、及び符号化/復号化対象ライ
ンPIXの1つ前のラインである参照ラインH1を示
す。図9(B)は、2ライン分のメモリブロックの詳細
を示し、この図には符号化/復号化の対象画素401A
(横線ハッチング)と、その周辺の10個の周辺画素4
02A(斜線ハッチング)とを示す。図9(C)は、モ
デルテンプレート403Aを示し周辺画素402Aの各
々に付与した番号0〜9と対象画素401Aとの関係を
示す。図9(D)は、周辺画素402Aから作成され、
周辺画素402Aの各々に付与した番号0〜9から成る
コンテキスト404Aを示す。コンテキスト404Aは
左から9,8,7,6,5,4,3,2,1,0の順で
配列されている。
【0095】本発明の第2の実施の形態を図1と共通の
構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にフロ
ーチャートで示す図8を参照すると、この図に示す本実
施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、3ラ
イン用のブロック画像データ作成ステップS20と3ブ
ロックオール白判別ステップS21の代わりに2ライン
用のブロック画像データ作成ステップS50と2ブロッ
クオール白判別ステップS51とを有することである。
【0096】図8及び図9を参照して本実施の形態の動
作について第1の実施の形態との相違点を重点的に説明
すると、まず、対象画素401Aの周辺画素402Aの
データを画像データメモリ400から読み出し、ブロッ
ク単位の画像データを作成する。
【0097】具体的には、符号化/復号化対象ラインP
IXの1つ前のラインH1、符号化/復号化対象ライン
PIXのブロック単位の画像データを読み出し、ブロッ
ク毎に必要な画像データを作成する(ブロック画像デー
タ作成ステップS50)。なお、説明便宜上、本実施の
形態でもブロック単位を8画素とする。
【0098】次に、ステップS50で作成した2つのブ
ロックがオール白かどうかを判別する(2ブロックオー
ル白判別ステップS51)。
【0099】以下の処理は第1の実施の形態と共通であ
る。すなわち、ステップS51の判別結果がオール白の
場合は、コンテキスト(0)の予測値読み出しステップ
S27を行い、次に、予測値白判別ステップS28で予
測値が白であるかどうかを判別する。予測値が白であれ
ば、1画素符号化/復号化処理CステップS29をブロ
ック処理が終了するまで行う。予測値が白でなければ、
1画素符号化/復号化処理AステップS23をブロック
処理が終了するまで行う。
【0100】ステップS51の判別結果がオール白でな
い場合は、ブロック処理が終了(ブロック終了ステップ
S24)するまで、コンテキスト作成ステップS22、
1画素符号化/復号化処理AステップS23、及び2ブ
ロック分の周辺画像データをそれぞれ1ビットシフトす
る周辺画像データ1ビットシフトステップS25の一連
の処理を繰り返す。
【0101】ブロック処理が終了した場合、ライン終了
判別ステップS26に進み、1ライン分の符号化/復号
化処理が終了したかどうかを判別する。上記判別結果が
ライン終了でなければ、画像データ作成処理ステップS
50に戻り、ステップS50〜S26の一連の処理を繰
り返す。上記判別結果がライン終了の場合は1ライン分
の符号化/復号化処理を終了する。
【0102】1ページ分の符号化/復号化を行う場合
は、以上の処理を1ページ分のライン数分繰り返す。
【0103】以上の処理を行うことにより、第1の実施
の形態と同様に、符号化/復号化速度を向上することが
できる。
【0104】次に、モデルテンプレート403が3ライ
ンで1度に読み出すブロック数がn(以下3nライン)
の場合のJBIG符号化/復号化プログラム201Aの
手順である、本発明の符号化/復号化処理方法の第3の
実施の形態の全体動作について説明する。
【0105】本発明の第3の実施の形態を図1と共通の
構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にフロ
ーチャートで示す図10を参照すると、この図に示す本
実施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、一
度に読み出すブロック数n(nは1以上の整数)の設定
するブロック数設定ステップS60と、3ライン用のブ
ロック画像データ作成ステップS20の代わりに3ライ
ンnブロック(3n)用のブロック画像データ作成ステ
ップS61と、3ブロックオール白判別ステップS21
の代わりに3n分のブロックがオール白かどうかを判別
する3nブロックオール白判別ステップS62と、1画
素符号化/復号化処理AステップS23の代わりに1画
素符号化/復号化処理GステップS63と、ブロック終
了ステップS24の代わりにnブロック終了ステップS
64と、1画素符号化/復号化処理CステップS29の
代わりに1画素符号化/復号化処理GステップS63と
を有することである。
【0106】図10及びモデルテンプレートが3ライン
で1度に読み出すブロック数がn個の場合(3ラインn
ブロック:3n)場合のメモリブロックの概要を模式的
に説明図で示す図11(A)を参照して本実施の形態の
動作について第1の実施の形態との相違点を重点的に説
明すると、まず、ブロック数設定ステップS60で、一
度に読み出すブロック数nの設定を行う。
【0107】次に、符号化/復号化対象ライン、その1
ライン前及び2ライン前の3ライン分の符号化/復号化
対象画素の周辺画素のデータを画像データメモリ400
から読み出し、各ラインのnブロック分(以下3n分)
のブロック単位の画像データを作成する。
【0108】具体的には、図11(A)に示すように、
符号化/復号化対象ラインPIXの2つ前のラインH
2、符号化/復号化対象ラインPIXの1つ前のライン
H1、及び符号化/復号化対象ラインPIXの各々のn
ブロック分のブロック単位の画像データを読み出し、ブ
ロック毎に必要な画像データを作成する(ブロック画像
データ作成ステップS61)。なお、説明便宜上、本実
施の形態でもブロック単位を8画素とする。
【0109】次に、ステップS61で作成した3n分の
ブロックがオール白かどうかを判別する(ブロックオー
ル白判別ステップS62)。ステップS62の判別結果
がオール白の場合は、第1の実施の形態と同様に、コン
テキスト(0)の予測値読み出しステップS27を行
い、次に、予測値白判別ステップS28で予測値が白で
あるかどうかを判別する。予測値が白であれば、1画素
符号化/復号化処理EステップS65をnブロック処理
が終了するまで行う。予測値が白でなければ、1画素符
号化/復号化処理GステップS63をnブロック処理が
終了するまで行う。
【0110】ステップS62の判別結果がオール白でな
い場合は、nブロック処理が終了(nブロック終了ステ
ップS64)するまで、コンテキスト作成ステップS2
2、1画素符号化/復号化処理GステップS63、及び
3nブロック分の周辺画像データをそれぞれ1ビットシ
フトする周辺画像データ1ビットシフトステップS25
の一連の処理を繰り返す。
【0111】nブロック分の処理が終了した場合は、ラ
イン終了判別ステップS26に進み、1ライン分の符号
化/復号化処理が終了したかどうかを判別する。上記判
別結果がライン終了でなければ、ブロック画像データ作
成ステップS61に戻り、一連の処理を繰り返す。ライ
ン終了の場合は1ライン分の符号化/復号化処理を終了
する。
【0112】1ページ分の符号化/復号化を行う場合
は、以上の処理を1ページ分のライン数分繰り返す。
【0113】次に、1画素符号化/復号化処理Gステッ
プS63の詳細処理をフローチャートで示す図12を参
照すると、この1画素符号化/復号化処理GステップS
63は、ブロック終了判別ステップS24の代わりにn
ブロック終了判別ステップS64を有する以外は図4に
示した第1の実施の形態の1画素符号化/復号化処理A
ステップS23と同様の処理であるので、説明を省略す
る。
【0114】次に、1画素符号化/復号化処理Eステッ
プS65の詳細処理をフローチャートで示す図13を参
照すると、この1画素符号化/復号化処理EステップS
65は、ブロック単位あたりの総外れ領域幅を計算する
総外れ領域幅計算ステップS32の代わりに外れの領域
幅からnブロックあたりの総外れ領域幅を算出するnブ
ロック総外れ領域幅計算ステップS70と、1画素符号
化/復号化処理DステップS35の代わりに1画素符号
化/復号化処理FステップS71を有する以外は図3に
示した第1実施の形態の1画素符号化/復号化処理Cス
テップS29と同様の処理である。
【0115】nブロック総外れ領域幅計算ステップS7
0の処理は、具体的には、外れの領域幅を8n倍(1ブ
ロック:8画素)することにより行う。
【0116】次に、1画素符号化/復号化処理Fステッ
プS71の詳細処理をフローチャートで示す図14を参
照すると、この1画素符号化/復号化処理FステップS
71は、ブロック終了判別ステップS24の代わりにn
ブロック終了判別ステップS64を有する以外は図7に
示した第1の実施の形態の1画素符号化/復号化処理D
ステップS35と同様の処理であるので、説明を省略す
る。
【0117】以上の処理を行うことにより、第1の実施
の形態と同様に、符号化/復号化速度を向上することが
できる。
【0118】次に、モデルテンプレートが2ラインで1
度に読み出すブロック数がn(2nライン)の場合のJ
BIG符号化/復号化プログラム201Aの手順であ
る、本発明の符号化/復号化処理方法の第4の実施の形
態の全体動作について説明する。
【0119】本発明の第4の実施の形態を図10と共通
の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にフ
ローチャートで示す図15を参照すると、この図に示す
本実施の形態の前述の第3の実施の形態との相違点は、
3ラインnブロック(3n)用のブロック画像データ作
成ステップS61と3nブロックオール白判別ステップ
S62の各々の代わりに、2nライン用のブロック画像
データ作成ステップS100と2n分のブロックがオー
ル白かどうかを判別する2nブロックオール白判別ステ
ップS101とを有することである。
【0120】図15及びモデルテンプレートが2ライン
で1度に読み出すブロック数がn個の場合(2ラインn
ブロック:2n)場合のメモリブロックの概要を模式的
に説明図で示す図11(B)を参照して本実施の形態の
動作について第3の実施の形態との相違点を重点的に説
明すると、まず、ブロック数設定ステップS60で、一
度に読み出すブロック数nの設定を行う。
【0121】次に、符号化/復号化対象画素の周辺画素
データを画像データメモリ400から読み出し、nブロ
ック単位の画像データを作成する。
【0122】具体的には、図11(B)に示すように、
符号化/復号化対象ラインの1つ前のラインH1、符号
化/復号化対象ラインPIXのnブロック単位の画像デ
ータを読み出し、ブロック毎に必要な画像データを作成
する(ブロック画像データ作成ステップS100)。な
お、説明便宜上、本実施の形態でもブロック単位を8画
素とする。
【0123】次に、ステップS100で作成した2n分
のブロックがオール白かどうかを判別する(ブロックオ
ール白判別ステップS101)。ステップS101の判
別結果がオール白の場合は、コンテキスト(0)の予測
値読み出しステップS27を行い、次に、予測値白判別
ステップS28で予測値が白であるかどうかを判別す
る。予測値が白であれば、1画素符号化/復号化処理E
ステップS65をnブロック処理が終了するまで行う。
予測値が白でなければ、1画素符号化/復号化処理Gス
テップS63をnブロック処理が終了するまで行う。
【0124】ステップS101の判別結果がオール白で
ない場合は、nブロック処理が終了(nブロック終了ス
テップS64)するまで、コンテキスト作成ステップS
22、1画素符号化/復号化処理GステップS63、及
び3nブロック分の周辺画像データをそれぞれ1ビット
シフトする周辺画像データ1ビットシフトステップS2
5の一連の処理を繰り返す。
【0125】nブロック分の処理が終了した場合は、ラ
イン終了判別ステップS26に進み、1ライン分の符号
化/復号化処理が終了したかどうかを判別する。上記判
別結果がライン終了でなければ、ブロック画像データ作
成ステップS100に戻り、一連の処理を繰り返す。ラ
イン終了の場合は1ライン分の符号化/復号化処理を終
了する。
【0126】1ページ分の符号化/復号化を行う場合
は、以上の処理を1ページ分のライン数分繰り返す。
【0127】以上の処理を行うことにより、第一実施の
形態と同様に、符号化/復号化速度を向上することがで
きる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の符号化/
復号化処理方法及び装置は、3ブロックがオール白か否
かを判別し、オール白の場合コンテキストの予測値が白
であるか否かを判別し、コンテキストの予測値が白であ
る場合、この予測値白に基づいてブロック単位分の領域
幅の更新を先行して行う上記符号化対象画素に係わる白
か黒かの画素値予測値の判別のためのデータ読出判別更
新処理を省略した3ブロックオール白専用の第1の1画
素符号化/復号化処理及びこの第1の1画素符号化/復
号化処理から分岐される第2の1画素符号化/復号化処
理を実行し、上記数のブロックがオール白でない場合及
び上記コンテキストの予測値が白でない場合に第3の1
画素符号化/復号化処理を実行することにより、従来、
ブロック判別結果がオール白の場合に実施していたオー
ル白時1画素符号化/復号化処理における予測値の読み
出し処理、状態値の読み出し処理、外れ領域の読み出し
処理、領域幅の更新処理、予測値の判別処理、正規化判
別処理、及びブロック判別処理の各処理を削減できるこ
と、及び上記1画素符号化/復号化処理Cから分岐実行
される1画素符号化/復号化処理Dにおいて、予測値の
読み出し処理、予測値の判別処理を削減できることとに
より符号化/復号化処理速度を向上できるという効果が
ある。
【0129】また、上記各処理の削減に伴い、メモリ上
に配置格納される学習テーブルおよび確率推定テーブル
からの読み出し回数を削減できるため符号化/復号化処
理におけるシステムの消費電力を低減できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化/復号化処理方法の第1の実施
の形態を示すフローチャートである。
【図2】本実施の形態の符号化/復号化処理方法を実行
する符号化/復号化処理装置の一例を示すブロック図で
ある。
【図3】モデルテンプレートが3ラインの場合の画像デ
ータメモリのメモリブロックの概要とライン構造とモデ
ルテンプレートとコンテキストをそれぞれ模式的に示す
説明図である。
【図4】図1の1画素符号化/復号化処理Aステップの
詳細処理を示すフローチャートである。
【図5】学習テーブル及び確率推定テーブルの各々の構
成を示す説明図である。
【図6】図1の1画素符号化/復号化処理Cステップの
詳細処理を示すフローチャートである。
【図7】図6の1画素符号化/復号化処理Dステップの
詳細処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の符号化/復号化処理方法の第2の実施
の形態を示すフローチャートである。
【図9】モデルテンプレートが2ラインの場合の画像デ
ータメモリのメモリブロックの概要とライン構造とモデ
ルテンプレートとコンテキストをそれぞれ模式的に示す
説明図である。
【図10】本発明の符号化/復号化処理方法の第3の実
施の形態を示すフローチャートである。
【図11】モデルテンプレートが3及び2ラインで1度
に読み出すブロック数がn個の場合の画像データメモリ
のメモリブロックの概要を模式的に示す説明図である。
【図12】図10の1画素符号化/復号化処理Gステッ
プの詳細処理を示すフローチャートである。
【図13】図10の1画素符号化/復号化処理Eステッ
プの詳細処理を示すフローチャートである。
【図14】図13の1画素符号化/復号化処理Fステッ
プの詳細処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の符号化/復号化処理方法の第4の実
施の形態を示すフローチャートである。
【図16】従来の符号化/復号化処理装置の一例を示す
ブロック図である。
【図17】従来の符号化/復号化処理方法の一例を示す
フローチャートである。
【図18】図17の1画素符号化/復号化処理Bステッ
プの詳細処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 CPU 101、102,103 画像データレジスタ 104 予測値、状態値レジスタ 105 外れの領域幅レジスタ 106 コンテキストレジスタ 200,200A ROM 201,201A JBIGプログラム 202 確率推定テーブル 300 RAM 301 学習テーブル 400 画像データメモリ 401,401A 対象画素 402、402A 周辺画素 403 モデルテンプレート 404,404A コンテキスト 500 符号データメモリ 600 FIFOメモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C078 AA01 BA35 CA08 CA31 DA01 DA02 5J064 AA00 AA03 BA08 BB03 BB05 BB06 BC01 BC14 BC28 BC29 BD02 BD04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データをライン毎に予め
    定めた画素数のブロック単位で読み出し、そのブロック
    単位の画像データであるブロック毎に上記画像データの
    符号化対象画素の周辺画素を参照してコンテキストを作
    成して、2値画素データに符号化/2値画素データから
    の復号化を行う画像データの符号化/復号化処理方法に
    おいて、 前記符号化対象画素を含む符号化/復号化対象ライン
    と、その直前の少なくとも1つの参照ラインとから作成
    した予め定めた数の前記ブロックがオール白か否かを判
    別し、 オール白の場合前記コンテキストの予測値が白であるか
    否かを判別し、 前記コンテキストの予測値が白である場合、この予測値
    白に基づいてブロック単位分の領域幅の更新を先行して
    行い上記符号化対象画素に係わる白か黒かの画素値予測
    値の判別のためのデータ読出判別更新処理を省略した前
    記数のブロックオール白専用の第1の1画素符号化/復
    号化処理及び前記第1の1画素符号化/復号化処理から
    分岐される第2の1画素符号化/復号化処理を実行し、 前記数のブロックがオール白でない場合及び前記コンテ
    キストの予測値が白でない場合に第3の1画素符号化/
    復号化処理を実行することにより、 前記数のブロックがオール白でかつ前記コンテキストの
    予測値が白の場合、符号化/復号化処理の高速化を図る
    ことを特徴とする符号化/復号化処理方法。
  2. 【請求項2】 前記符号化/復号化対象ラインと、前記
    符号化/復号化対象ラインの1つ前のラインである第1
    の参照ラインと、前記符号化/復号化対象ラインの2つ
    前のラインである第2の参照ラインとの3つのラインの
    各々から前記符号化/復号化対象画素の前記周辺画素デ
    ータを画像データメモリから読み出し、前記符号化/復
    号化対象ラインと前記第1,第2の参照ラインの各々の
    1ブロックから成る3つの前記ブロックを作成すること
    を特徴とする請求項1記載の符号化/復号化処理方法。
  3. 【請求項3】 前記符号化/復号化対象ラインと、前記
    符号化/復号化対象ラインの1つ前のラインである第1
    の参照ラインとの2つのラインの各々から前記符号化/
    復号化対象画素の前記周辺画素データを画像データメモ
    リから読み出し、前記符号化/復号化対象ラインと前記
    第1の参照ラインの各々の1ブロックから成る2つの前
    記ブロックを作成することを特徴とする請求項1記載の
    符号化/復号化処理方法。
  4. 【請求項4】 前記符号化/復号化対象ラインと、前記
    符号化/復号化対象ラインの1つ前のラインである第1
    の参照ラインと、前記符号化/復号化対象ラインの2つ
    前のラインである第2の参照ラインとの3つのラインの
    各々から前記符号化/復号化対象画素の前記周辺画素デ
    ータを画像データメモリから読み出し、前記符号化/復
    号化対象ラインと前記第1,第2の参照ラインの各々の
    n(nは1以上の整数)ブロックから成る3つの前記ブ
    ロックを作成することを特徴とする請求項1記載の符号
    化/復号化処理方法。
  5. 【請求項5】 前記符号化/復号化対象ラインと、前記
    符号化/復号化対象ラインの1つ前のラインである第1
    の参照ラインとの2つのラインの各々から前記符号化/
    復号化対象画素の前記周辺画素データを画像データメモ
    リから読み出し、前記符号化/復号化対象ラインと前記
    第1の参照ラインの各々のn(nは1以上の整数)ブロ
    ックから成る2つの前記ブロックを作成することを特徴
    とする請求項1記載の符号化/復号化処理方法。
  6. 【請求項6】 前記データ読出判別更新処理が、前記画
    素値予測値の読み出し処理と、前記ブロック単位処理に
    おける前記画素値予測値の外れ領域の幅である外れ領域
    幅の読み出し処理と、白黒の順列が出現する確率を示す
    領域幅の更新処理と、前記画素値予測値の判別処理と、
    正規化判別処理及びブロック判別処理を含むことを特徴
    とする請求項1記載の符号化/復号化処理方法。
  7. 【請求項7】 入力された画像データをライン毎に予め
    定めた画素数のブロック単位で読み出し、そのブロック
    単位の画像データであるブロック毎に上記画像データの
    符号化対象画素の周辺画素を参照してコンテキストを作
    成して、2値画素データに符号化/2値画素データから
    の復号化を行う画像データの符号化/復号化処理方法に
    おいて、 前記符号化/復号化対象ラインと、前記符号化/復号化
    対象ラインの1つ前のラインである第1の参照ライン
    と、前記符号化/復号化対象ラインの2つ前のラインで
    ある第2の参照ラインとの各々から前記符号化/復号化
    対象画素の前記周辺画素データを画像データメモリから
    読み出し、前記符号化/復号化対象ラインと前記第1,
    第2の参照ラインの各々の1ブロックから成る3つの前
    記ブロック単位の画像データであるブロック画像データ
    を作成するブロック画像データ作成ステップと、 3つの前記ブロック画像データがオール白かどうかを判
    別し、前記判別結果がオール白の場合はコンテキストの
    予測値読み出しステップに進む3ブロックオール白判別
    ステップと、 前記コンテキストの予測値を読み出す前記コンテキスト
    の予測値読出ステップと、 読み出した前記コンテキストの予測値が白であるかどう
    かを判別し判別結果前記コンテキストの予測値が白でな
    い場合後述の第2の1画素符号化/復号化処理ステップ
    に進む予測値白判別ステップと、 前記予測値白判別ステップの判別結果前記コンテキスト
    の予測値が白の場合前記符号化対象画素に係わる白か黒
    かの画素値予測値の判別のためのデータ読出判別更新処
    理を削減した前記3ブロックオール白専用の1画素の符
    号化/復号化処理処理を行う第1の1画素符号化/復号
    化処理ステップと、 前記3ブロックオール白判別ステップの判別結果がオー
    ル白でない場合前記符号化/復号化対象画素の前記周辺
    画素を1次元化したコンテキストを作成するコンテキス
    ト作成ステップと、 前記コンテキスト作成ステップで作成したコンテキスト
    の予測値又は前記予測値白判別ステップで判別結果の予
    測値が白でない前記コンテキストの予測値を用い前記符
    号化対象画素の符号化/復号化処理を行う前記第2の1
    画素符号化/復号化処理ステップとを有することを特徴
    とする符号化/復号化処理方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の1画素符号化/復号化処理ス
    テップが、前記符号化/復号化対象画素の前記周辺画素
    を1次元化したコンテキストを第1のインデックスとし
    て、動作中に学習した結果をテーブル状に格納し前記第
    1のインデックスをキーとする前記符号化/復号化対象
    画素の白か黒かの予測値と状態値を格納した学習テーブ
    ルより前記状態値を読み出す学習テーブル参照ステップ
    と、 前記状態値を第2のインデックスとして、この第2のイ
    ンデックスをキーとする外れの領域幅と予測外れ時の状
    態値と予測当たり時の状態値及び予測外れ時の条件設定
    の各欄を有する確率推定テーブルより前記外れの領域幅
    を読み出す外れの領域幅読出ステップと、 読み出した前記外れの領域幅から前記ブロック単位あた
    りの総外れ領域幅を計算する総外れ領域幅計算ステップ
    と、 前記総外れ領域幅と白黒の順列が出現する確率を示す第
    1の領域幅を比較して、正規化が必要か否かを判別する
    正規化必要判別ステップと、 前記正規化が必要でない場合は、前記第1の領域幅から
    前記総外れの領域幅を差し引いて新しい領域幅に更新す
    る領域幅更新ステップと、 前記正規化必要判別ステップの判別結果正規化が必要な
    場合は、前記符号化対象画素の符号化/復号化処理を行
    う第3の1画素符号化/復号化処理ステップとを有する
    ことを特徴とする請求項7記載の符号化/復号化処理方
    法。
  9. 【請求項9】 前記第2の1画素符号化/復号化処理ス
    テップが、前記符号化/復号化対象画素の前記周辺画素
    を1次元化したコンテキストを第1のインデックスとし
    て、動作中に学習した結果をテーブル状に格納し前記第
    1のインデックスをキーとする前記符号化/復号化対象
    画素の白か黒かの予測値と状態値を格納した学習テーブ
    ルより前記予測値及び状態値を読み出す学習テーブル読
    出ステップと、 読み出した前記状態値を第2のインデックスとして、こ
    の第2のインデックスをキーとする外れの領域幅と予測
    外れ時の状態値と予測当たり時の状態値及び予測外れ時
    の条件設定の各欄を有する確率推定テーブルより前記外
    れの領域幅を読み出す外れの領域幅読出ステップと、 白黒の順列が出現れる確率を示す第1の領域幅から前記
    外れの領域幅読出ステップで読み出した前記外れの領域
    幅を差し引いて、新しい領域幅に更新する領域幅更新ス
    テップと、 前記符号化/復号化対象画素が前記予測値と一致してい
    るかを判別する予測値一致判別ステップと、 前記予測値一致判別ステップの判別結果が予測外れの場
    合は、外れの確率を示す第1の領域幅を変更し、更新し
    た状態値を前記学習テーブルに書き込む予測外れ処理ス
    テップと、 前記第1の領域幅を外れの領域幅より大きくする正規化
    を行う正規化処理ステップと、 前記予測値一致判別ステップの判別結果が予測当たりの
    場合は、前記第1の領域幅を外れの領域幅より大きくす
    る正規化が必要かどうかを判別する正規化必要判別ステ
    ップと、 前記正規化必要判別ステップの判別結果で正規化が必要
    な場合は、当たりの確率を示す第2の領域幅を変更し、
    更新した状態値を前記学習テーブルに書き込む予測当り
    処理ステップと、 前記正規化を行う正規化処理ステップとを有することを
    特徴とする請求項7記載の符号化/復号化処理方法。
  10. 【請求項10】 前記第3の1画素符号化/復号化処理
    ステップが、前記コンテキストを第3のインデックスと
    して、前記学習テーブルより前記状態値を読み出す状態
    値読出ステップと、 前記状態値を第4のインデックスとして、前記確率推定
    テーブルより前記外れの領域幅を読み出す外れの領域幅
    読出ステップと、 前記第1の領域幅から前記外れの領域幅読出ステップで
    読み出した前記外れの領域幅を差し引いて、新しい領域
    幅に更新する領域幅更新ステップと、 前記第1の領域幅を前記外れの領域幅より大きくする正
    規化が必要かどうかを判別する正規化必要判別ステップ
    と、 前記正規化必要判別ステップの判別結果で前記正規化が
    必要な場合は、予測当たりの確率を示す第2の領域幅を
    変更し、更新した状態値を前記学習テーブルに書き込む
    予測当たり処理ステップと、 前記正規化を行う正規化処理ステップとを有することを
    特徴とする請求項8記載の符号化/復号化処理方法。
  11. 【請求項11】 入力された画像データをライン毎に予
    め定めた画素数のブロック単位で読み出し、そのブロッ
    ク単位の画像データであるブロック毎に上記画像データ
    の符号化対象画素の周辺画素を参照してコンテキストを
    作成して、2値画素データに符号化/2値画素データか
    らの復号化を行う画像データの符号化/復号化処理装置
    において、 演算処理とデータ処理及び各部の制御処理等を行う中央
    処理演算装置と、 符号化/復号化対象画素が白か黒かを予測して当たる確
    率を高くするために参照される学習テーブルを配置格納
    したRAMと、 送信時に読み取った原稿の2値画像データあるいは受信
    時に受け取った符号データを復号化した2値画像データ
    を蓄える画像データメモリと、 受信時に受け取った符号データを蓄える符号データメモ
    リと、 変換された結果である符号データあるいは画像データを
    FIFO(ファーストイン・ファーストアウト)管理す
    るFIFOメモリと、 JBIGによる符号化/復号化プログラムであり符号化
    /復号化対象ブロックを含む3ブロックがオール白の場
    合に前記符号化対象画素に係わる白か黒かの画素値予測
    値の判別のためのデータ読出判別更新処理を削減した専
    用処理を行う高速化処理ステップを含むJBIGプログ
    ラム及び画像データを符号データに変換又は符号データ
    を画像データに変換するための確率推定テーブルを配置
    格納したROMと、 前記中央処理演算装置と前記RAMと前記画像データメ
    モリと前記符号データメモリと前記FIFOメモリと前
    記ROMとを接続するバスとを備えることを特徴とする
    符号化/復号化処理装置。
  12. 【請求項12】 前記中央処理演算装置が、前記符号化
    /復号化対象ラインよりブロック単位で読み出した第1
    の画像データを保持する第1の画像データレジスタと、 前記符号化/復号化対象ラインの1つ前のラインよりブ
    ロック単位で読み出した第2の画像データを保持する第
    2の画像データレジスタと、 前記符号化/復号化対象ラインの2つ前のラインよりブ
    ロック単位で読み出した第3の画像データを保持する第
    3の画像データレジスタと、 前記学習テーブルより読み出した前記符号化対象画素の
    予測値と状態値を保持する予測値、状態値レジスタと、 前記確率推定テーブルより読み出した前記予測値の外れ
    の領域幅を保持する外れの領域幅レジスタと、 前記コンテキストの内容を保持するコンテキストレジス
    タとを備えることを特徴とする請求項10記載の符号化
    /復号化処理装置。
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