JP2919384B2 - Jbigによる算術符号化/復号化方式 - Google Patents

Jbigによる算術符号化/復号化方式

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JP2919384B2
JP2919384B2 JP8242306A JP24230696A JP2919384B2 JP 2919384 B2 JP2919384 B2 JP 2919384B2 JP 8242306 A JP8242306 A JP 8242306A JP 24230696 A JP24230696 A JP 24230696A JP 2919384 B2 JP2919384 B2 JP 2919384B2
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    • H04N1/41Bandwidth or redundancy reduction
    • H04N1/411Bandwidth or redundancy reduction for the transmission or storage or reproduction of two-tone pictures, e.g. black and white pictures
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データの符号化
/復号化方式に関し、特にファクシミリ装置用の画像デ
ータをITU―Tの勧告T.85によるJBIG(ジョ
イント バイ―レベル イメージ グループ:Join
t Bi―lebel Image Group)を用
いて算術符号化/復号化するJBIGによる算術符号化
/復号化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置において、伝送する情
報を圧縮し伝送時間を短縮するため一般にデータの圧
縮,伸長が行われている。この情報圧縮方式として、1
995年8月にITU―Tより符号化/復号化方式JB
IG(ファクシミリ版)がT.85として正式に勧告さ
れた。このJBIGは2値画像符号化の国際基準であ
り、符号化/復号化対象画素1画素の算術符号化/復号
化方式において、前記符号化/復号化対象画素の周辺1
0画素を参照し、符号化/復号化対象画素が白か黒かを
予測し、予測が実際に外れた場合のみ、算術符号化/復
号化を行っている。
【0003】図3はファクシミリ装置における圧縮/伸
長処理を行なう従来の算術符号化/復号化装置の要部を
示すブロック図である。この装置は、演算処理、データ
処理、および各部の制御処理等を行う中央処理演算装置
(以下、CPUという)100と、送信時に読み取った
原稿を2値画像データにしたものを蓄える画像データメ
モリ400と、受信時に受信したデータを符号として蓄
える符号データメモリ500と、JBIGによる符号化
/復号化プログラム(JBIGプログラム)201およ
び画像データを符号データに変換するまたは符号データ
を画像データに変換するための確率推定テーブル202
が配置格納されるリードオンリメモリ(以下、ROMと
いう)200と、符号化/復号化対象画素が白か黒かを
予測して当たる確率を高くするために参照される学習テ
ーブルメモリ300と、変換された結果である符号デー
タあるいは画像データをファーストインファーストアウ
ト(以下、FIFOという)管理するFIFOメモリ6
00と、これらを接続するバス700とからなる。
【0004】また、CPU100は、内部に符号化対象
ラインよりフロック単位で画像データを読み出したデー
タを保持するレジスタ103と、符号化対象ラインの1
つ前のラインよりブロック単位で画像データを読み出し
たデータを保持するレジスタ104と、符号化対象ライ
ンの2つ前のラインよりブロック単位で画像データを読
み出したデータを保持するレジスタ105と、コンテキ
ストの内容を保持するレジスタ102と、予測判定結果
を保持するレジスタ101と、確率推定テーブル202
より読み出した外れの領域幅を保持するレジスタ106
と、学習テーブルメモリより読み出した予測値,状態値
を保持するレジスタ107を持っている。
【0005】次に、JBIGにおける算術符号化/復号
化について図6、図7を使って説明する。JBIGにお
ける算術符号化方式では、白黒の順列が現われる確率を
示す領域幅B1を0以上1未満の2進小数として表し、
当たりと外れの確率を示す領域幅を区別できる最小の値
を符号としている。予測が当たりの場合には、白黒の順
列が現われる確率を示す領域幅B1から外れの確率を示
す外れの領域幅A2を差し引いて、次の白黒の順列が現
われる確率を示す領域幅B1Aとし、符号は予測当たり
になる確率を示す領域幅A1の最小の値C1になる。前
記外れの領域幅A2は、符号化/復号化対象画素の周辺
10画素X1を1次元化してコンテキストX2を作成
し、コンテキストを学習テーブルのインデックスとして
予測値M1と状態値M2を読み出し、読み出した状態値
M2を、確率推定テーブルのインデックスとして外れの
領域幅M3を読み出すことにより決定される。次に、予
測が外れになった場合には、外れの領域幅A2Aを次の
白黒の順列が現われる確率を示す領域幅B1Bとし、符
号は前記外れの領域幅A2Aの最小の値C1Aになる。
【0006】前記の予測当たり処理と外れの処理のくり
返しにより、算術符号化処理を行なうが、白黒の順列が
現われる確率を示す領域幅が小さくなった場合には、前
記白黒の順列が現われる確率を示す領域幅を外れの領域
幅より大きくする正規化を行なうことにより、算術符号
化処理を続けて行なう。また、算術復号化は、算術符号
化の逆の手順により行なう。次に、JBIGの符号化/
復号化処理の手順を図4を使って説明する。まず、符号
化/復号化対象画素の周辺画素を画像データメモリ40
0より読み出し(ステップS41)、周辺画素がオール
白かどうか判別する(ステップS42)。前記判別結果
がオール白だった場合、ブロック処理が終了(ステップ
S44)するまで、1画素算術符号化/復号化処理(ス
テップS43)を繰り返す。前記判別結果がオール白以
外だった場合、ブロック処理が終了(ステップS47)
するまで、符号化/復号化対象画素の周辺10画素を1
次元化したコンテキストを作成し(ステップS45)、
1画素算術符号化/復号化処理(ステップS46)を行
い、周辺画素データを1ビットシフトして次の周辺画素
の作成(ステップS48)を繰り返す。
【0007】ブロック単位分の処理が終了した場合は、
1ライン符号化/復号化処理の先頭に戻り、1ライン分
の符号化/復号化処理が終了したかどうか判別する(ス
テップS40)。以上の処理を原稿ライン数分繰り返す
ことで符号化/復号化処理を行っている。
【0008】次に、算術符号化/復号化処理の手順を図
5を使って説明する。まず、符号化対象画素10の周辺
画素を1次元化したコンテキストをインデックスとし
て、学習テーブルより予測値,状態値を読み出す(ステ
ップS21)。次に前記状態値をインデックスとして、
確率推定テーブルより外れの領域幅を読み出す(ステッ
プS22)。更に白黒の順列が現われる確率を示す領域
幅から前記予測外れの領域幅を差し引いて、新しい領域
幅に更新する(ステップS23)。ここで、符号化/復
号化対象画素が予測値と一致しているか判別する(ステ
ップS24)。前記判別結果が予測外れの場合は、外れ
の確率を示す領域幅を変更し、更新した状態値を学習テ
ーブルに書きこみ学習する予測外れ処理を行い(ステッ
プS25)、領域幅が小さくなり領域幅を外れの領域幅
より大きくする正規化を行なう(ステップS27)。前
記判別結果が予測当たりの場合は、領域幅が小さくなり
領域幅を外れの領域幅より大きくする正規化が必要かど
うかを判別する(ステップS29)。前記判別結果で正
規化が必要な場合は、当たりの確率を示す領域幅を変更
し、更新した状態値を学習テーブルに書きこみ学習する
予測当り処理を行ない(ステップS26)、正規化を行
なう(ステップS27)。
【0009】以上の処理が終わるとプロツク処理か終了
(ステップS28)したかどうか判別し、予測値,状態
値の読み出し処理(ステップS21)の前にもどり、1
画素算術符号化/復号化処理をブロック処理が終了する
まで繰り返し行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
算術符号化/復号化方式にあっては、リアルタイム通信
するには符号化/復号化処理速度が不足するという課題
があった。その理由は、JBIGによる画像データの符
号化/復号化処理は、基本的には1画素単位で行われる
こと、および1画素符号化/復号化するごとに、学習テ
ーブルから予測値および状態値と確率推定テーブルから
外れの領域幅を読み出していることによる。
【0011】本発明は前記のような課題を解決するもの
であり、特に、JBIGによる算術符号化/復号化処理
をソフトウェアにより実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明にかかるJBIGによる算術符号化
/復号化方式は、算術符号化/復号化の対象画素の周辺
画像データブロックが、全て白若しくは白以外かを判別
し、全て白のときブロック処理終了まで画素算術符号化
/復号化処理を実行し、全て白以外のときブロック処理
終了まで対象画素の周辺画素のコンテキストを作成して
画素算術符号化/復号化処理を実行する算術符号化/復
号化方式であり、前記周辺画像データブロックに対する
算術符号化/復号化処理における定められた領域幅を正
規化するか否かを判断し、正規化しないと判断された場
合、前記周辺画像データブロックが終了するまで前記定
められた領域幅の正規化を行わず、一方、正規化すると
判断された場合、前記定められた領域幅を正規化処理す
るようにしたものである。
【0013】また、請求項2の発明にかかるJBIGに
よる算術符号化/復号化方式は、前記算術符号化/復号
化処理にて定められた領域幅を正規化すると判断した場
合には、予め格納されている学習テーブルから読み出さ
れた符号化対象画素が白か黒かを予測する予測値、符号
対象画素の状態値および予め格納されている確率推定テ
ーブルから読み出された外れ領域幅各々のデータを用い
て正規化処理し、一方、前記領域幅を正規化しないと判
断した場合には、前記符号化対象画素の周辺画像データ
ブロックの定められた範囲が終了するまで前記正規化処
理を行わないようにしたものである。
【0014】また、請求項3の発明にかかるJBIGに
よる算術符号化/復号化方式は、演算処理、データ処理
及び各部の制御処理を行う中央演算処理装置に第1乃至
第7の格納領域を設けて、符号化対象ラインよりブロッ
ク単位で読みだした画像データを第3の格納領域に保持
させ、前記符号化対象ラインのlつ前のラインよりブロ
ック単位で読み出した画像データを第4の格納領域に保
持させ、前記符号化対象ラインの2つ前のラインよりブ
ロック単位で読み出した画像データを第5の格納領域に
保持させ、コンテキストの内容を第2の格納領域に保持
させ、前記符号化対象画素の予測結果を第1の格納領域
に保持させ、プログラムテーブル用ROMに格納されて
いる確率推定テーブルから読み出した外れ領域幅を第6
の格納領域に保持させ、学習テーブルメモリから読み出
した予測値,状態値を第7の格納領域に保持させ、前記
第1乃至第7の格納領域に保持されているデータにもと
づき、前記定められた領域幅及び正規化の判断を行うよ
うにしたものである。
【0015】また、請求項4の発明にかかるJBIGに
よる算術符号化/復号化方式は、コンテキストをインデ
ックスとして学習テーブルメモリより予測値,状態値を
読み出すステップと、前記状態値をインデックスとして
確率推定テーブルより外れ領域幅を読み出すステップ
と、前記符号化対象画素の周辺画像データブロックに対
する算術符号化/復号化処理のための領域幅を更新する
ステップと、該符号化対象画素の予測値が白か否かを判
定するステップと、該判定結果が白の場合、前記領域幅
を正規化するか否かを判定するステップと、該判定結果
が正規化された場合、予測当たり処理を行うステップ
と、その正規化の処理を行うステップと、前記周辺画像
データブロックが終了であるか否かを判定するステップ
と、その判定結果が終了である場合、算術符号化/復号
化処理を終了し、前記判定結果が否の場合、前記コンテ
キストをインデックスとして学習テーブルメモリより予
測値,状態値を読み出すステップ以降の処理を再実行す
るステップと、前記符号化対象画素の予測値が白か否か
を判定するステップで判定結果が否の場合、予測外れ処
理を行った後、前記正規化処理するステップと、一方、
前記領域幅を正規化するか否か判定するステップで否と
判定された場合、前記周辺画像データブロックが終了で
あるか否かを判定し、該判定結果が終了である場合、算
術符号化/復号化処理を終了し、前記判定結果が否の場
合、前記領域幅を更新するステップヘ戻すステップとを
実行するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
について説明する。図1は本発明のJBIGによる算術
符号化/復号化方式を示すブロック図であり、図2はこ
の方式による算術符号化/復号化の処理手順を示す流れ
図である。まず、図1においては、図3に示したものと
同じく、演算処理、データ処理、および各部の制御処理
等を行うCPU100と、送信時に読み取った原稿を2
値画像データにしたものを蓄える画像データメモリ40
0と、受信時に受信したデータを符号として蓄える符号
データメモリ500と、JBIGによる符号化/復号化
プログラム(JBIGプログラム)201Aおよび画像
データを符号データに変換するまたは符号データを画像
データに変換するための確率推定テーブルメモリ202
が配置格納されるプログラムテーブル用ROMとしての
ROM200と、符号化対象画素が白か黒かを予測して
当たる確率を高くするために参照される学習テーブルメ
モリ300と、変換された結果である符号データあるい
は画像デー夕をFIFO管理されるFIFOメモリ60
0とがバス700で接続されている。
【0017】また、CPU100は、内部に符号化対象
ラインよりブロック単位で画像データを読み出したデー
タを保持する第3の格納領域としてのレジスタ103
と、符号化対象ラインの1つ前のラインよりブロック単
位で画像データを読み出したデータを保持する第4の格
納領域としてのレジスタ104と、符号化対象ラインの
2つ前のラインよりブロック単位で画像データを読み出
したデータを保持する第5の格納領域としてのレジスタ
105と、コンテキストの内容を保持する第2の格納領
域としてのレジスタ102と、予測結果を保持する第1
の格納領域としてのレジスタ101と、確率推定テーブ
ル202より読み出した外れの領域幅を保持する第6の
格納領域としてのレジスタ106と、学習テーブルメモ
リ300より読み出した予測値,状態値を保持する第7
の格納領域としてのレジスタ107を持つ。前記CPU
l00は、以降に述べるJBIGプログラム201A、
すなわち、算術符号化/復号化プログラムを実行する。
【0018】次に、このJBIGプログラム201Aの
手順を図2の流れ図を参照して説明する。まず、符号化
対象画素の周辺10画素を1次元化したコンテキストを
インデックスとして、学習テーブルより予測値,状態値
を読み出す(ステップS21)。次に前記状態値をイン
デックスとして、確率推定テーブルより外れの領域幅を
読み出す(ステップS22)。更に白黒の順列が現われ
る確率を示す領域幅を前記外れの領域幅を差し引いて、
新しい領域幅に更新する(ステップS23)。ここで、
符号化/復号化対象画素は白なので、予測値が白かどう
か判別する(ステップS24A)が、コンテキストがオ
ール白が続く場合、予測一致か続くことになる。
【0019】前記判別結果が予測外れの場合は、従来と
同様に予測外れ処理を行い(ステップS25)、正規化
を行なう(ステップS27)。前記判別結果が予測当た
りの場合は、領域幅が小さくなり領域幅を外れの領域幅
より大きくする正規化が必要かどうかを判別する(ステ
ップS29)。前記判別結果で正規化が必要な場合は、
当たりの確率を示す領域幅を変更し、更新した状態値を
学習テーブルに書きこみ学習する予測当り処理を行ない
(ステップS26)、正規化を行なう(ステップS2
7)。正規化が必要ない場合は、ブロックの終了判別を
行い(ステップS30)、終了していない場合は、学習
テーブルより予測値,状態値、また確率推定テーブルよ
り外れの領域幅を読み出さず、領域幅の更新処理(ステ
ップS23)の前に戻る。これが本発明の特徴とすると
ころの処理ルーチンであり、この理由は、前記処理中
(ステップS23,S24A,S29,S30)に、予
測値,状態値,外れの領域幅が変わらないためによるも
のである。これにより、学習テーブルから予測値および
状態値と確率推定テーブルから外れの領域幅を読み出す
処理を削減することになる。
【0020】また、コンテキストに0が続く場合、予測
の一致が続くことにより領域幅を正規化する必要になる
まで、前記処理を繰り返すため、大幅に学習テーブルか
ら予測値および状態値と確率推定テーブルから外れの領
域幅を読み出す処理を削減することになる。特に周辺画
素データがオール白である場合が多い画像、即ちファク
シミリで取り扱うことが多い文書画像の様に、白目勝ち
の画像に対して、算術符号化/復号化処理速度を向上す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば画像メモ
リより画像データをライン毎にブロック単位で読み出
し、そのブロック単位の画像データが全て白か全て白以
外かを判別し、そのブロックがオール白の場合の処理に
おいて、領域幅を正規化する必要がなくブロック終了し
ない場合に、学習テーブルから予測値および状態値と確
率推定テーブルから外れの領域幅を読み出さないように
することにより、2つのテーブルからの読み出し回数を
削減でき、この結果、演算符号化/復号化処理速度を大
幅に向上できるという効果が得られる。
【0022】また、この発明によれば学習テーブルと確
率推定テーブルからの読み出し回数を削減できるため、
算術符号化/復号化処理時におけるシステムの消費電力
を低減させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態によるJBIGによる
算術符号化/復号化方式を示すブロック図である。
【図2】 本発明のJBIGによる算術符号化/復号化
手順を示す流れ図である。
【図3】 従来例のJBIGによる算術符号化/復号化
方式を示すブロック図である。
【図4】 本発明および従来のJBIGによる算術符号
化/復号化処理手順を示す流れ図である。
【図5】 従来のJBIGによる算術符号化/復号化手
順を示す流れ図である。
【図6】 コンテキスト,学習テーブルおよび確率推定
テーブルの関係を示す説明図である。
【図7】 予測の当たり,外れ時の領域幅の変化を示す
説明図である。
【符号の説明】
100 中央演算処理装置(CPU) 101 予測判定結果用レジスタ(第1の格納領域) 102 コンテキスト用レジスタ(第2の格納領域) 103 画像データ用レジスタ(第3の格納領域) 104 画像データ用レジスタ(第4の格納領域) 105 画像データ用レジスタ(第5の格納領域) 106 外れの領域幅用レジスタ(第6の格納領域) 107 予測値,状態値用レジスタ(第7の格納領域) 200 プログラム、テーブル用ROM(ROM) 202 確率推定テーブル 300 学習テーブルメモリ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 算術符号化/復号化の対象画素の周辺画
    像データブロックが、全て白若しくは白以外かを判別
    し、全て白のときブロック処理終了まで画素算術符号化
    /復号化処理を実行し、全て白以外のときブロック処理
    終了まで対象画素の周辺画素のコンテキストを作成して
    画素算術符号化/復号化処理を実行する算術符号化/復
    号化方式において、前記周辺画像データブロックに対す
    る算術符号化/復号化処理における定められた領域幅を
    正規化するか否かを判断し、正規化しないと判断された
    場合、前記周辺画像データブロックが終了するまで前記
    定められた領域幅の正規化を行わず、一方、正規化する
    と判断された場合、前記定められた領域幅を正規化処理
    することを特徴とするJBIGによる算術符号化/復号
    化方式。
  2. 【請求項2】 前記算術符号化/復号化処理にて定めら
    れた領域幅を正規化すると判断した場合には、予め格納
    されている学習テーブルから読み出された符号化対象画
    素が白か黒かを予測する予測値、符号対象画素の状態値
    および予め格納されている確率推定テーブルから読み出
    された外れ領域幅各々のデータを用いて正規化処理し、
    一方、前記領域幅を正規化しないと判断した場合には、
    前記符号化対象画素の周辺画像データブロックの定めら
    れた範囲が終了するまで前記正規化処理を行わないこと
    を特徴とする請求項1に記載のJBIGによる算術符号
    化/復号化方式。
  3. 【請求項3】 演算処理、データ処理及び各部の制御処
    理を行う中央演算処理装置に第1乃至第7の格納領域を
    設けて、符号化対象ラインよりブロック単位で読みだし
    た画像データを第3の格納領域に保持させ、前記符号化
    対象ラインのlつ前のラインよりブロック単位で読み出
    した画像データを第4の格納領域に保持させ、前記符号
    化対象ラインの2つ前のラインよりブロック単位で読み
    出した画像データを第5の格納領域に保持させ、コンテ
    キストの内容を第2の格納領域に保持させ、前記符号化
    対象画素の予測結果を第1の格納領域に保持させ、プロ
    グラムテーブル用ROMに格納されている確率推定テー
    ブルから読み出した外れ領域幅を第6の格納領域に保持
    させ、学習テーブルメモリから読み出した予測値,状態
    値を第7の格納領域に保持させ、前記第1乃至第7の格
    納領域に保持されているデータにもとづき、前記定めら
    れた領域幅及び正規化の判断を行うことを特徴とする請
    求項1に記載のJBIGによる算術符号化/復号化方
    式。
  4. 【請求項4】 コンテキストをインデックスとして学習
    テーブルメモリより予測値,状態値を読み出すステップ
    と、前記状態値をインデックスとして確率推定テーブル
    より外れ領域幅を読み出すステップと、前記符号化対象
    画素の周辺画像データブロックに対する算術符号化/復
    号化処理のための領域幅を更新するステップと、該符号
    化対象画素の予測値が白か否かを判定するステップと、
    該判定結果が白の場合、前記領域幅を正規化するか否か
    を判定するステップと、該判定結果が正規化された場
    合、予測当たり処理を行うステップと、その正規化の処
    理を行うステップと、前記周辺画像データブロックが終
    了であるか否かを判定するステップと、その判定結果が
    終了である場合、算術符号化/復号化処理を終了し、前
    記判定結果が否の場合、前記コンテキストをインデック
    スとして学習テーブルメモリより予測値,状態値を読み
    出すステップ以降の処理を再実行するステップと、前記
    符号化対象画素の予測値が白か否かを判定するステップ
    で判定結果が否の場合、予測外れ処理を行った後、前記
    正規化処理するステップと、一方、前記領域幅を正規化
    するか否か判定するステップで否と判定された場合、前
    記周辺画像データブロックが終了であるか否かを判定
    し、該判定結果が終了である場合、算術符号化/復号化
    処理を終了し、前記判定結果が否の場合、前記領域幅を
    更新するステップヘ戻すステップとを実行することを特
    徴とする請求項1に記載のJBIGによる算術符号化/
    復号化方式。
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