JP3295502B2 - ファクシミリ装置の制御方法およびファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方法およびファクシミリ装置

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JP3295502B2 JP28075293A JP28075293A JP3295502B2 JP 3295502 B2 JP3295502 B2 JP 3295502B2 JP 28075293 A JP28075293 A JP 28075293A JP 28075293 A JP28075293 A JP 28075293A JP 3295502 B2 JP3295502 B2 JP 3295502B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿を読み取って得た
画像を一旦蓄積した後に、相手端末送信するファクシミ
リ装置の制御方法およびファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置で送受信する
画像データは、非常に情報量が大きいため、そのままの
状態で送受信すると、通信時間が非常に長くなり、ま
た、保存するために必要な記憶装置の容量が非常に大き
くなる。そこで、画像データは、符号化圧縮し、情報量
を削減した状態で取り扱われる。
【0003】このとき、通常は、元の画像をそのままの
状態で符号化圧縮している。これに対し、ライン毎に前
ラインからの画素の変化状態を調べ、細かく変化してい
ない画像の部分については、1ラインおきに画像データ
を送出するとともに、送出しないことをあらわす所定の
コードデータを送出し、することで、元の画像データを
部分的に欠落させるようにしたものもある(特公昭62
−13870号参照)。この場合には、受信側で、その
所定のコードデータを受信したときには、直前のライン
の画像データを繰り返すことで、その省略されたライン
の画像データを形成する。
【0004】この後者の場合、部分的に画像データを欠
落させているために、画像の劣化を伴うが、この程度の
画像の劣化は、通常のデータ通信時にもたびたび発生し
ている(例えば、ラインの欠落)ために、受信側では、
あまり目立たない程度である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来方法では、ラインを省略したことをあらわす特
別なコードデータを用いているために、特別な符号化復
号化装置を必要とし、装置コストが高くなるという不都
合を生じる。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、効果的に画像データを圧縮することができる
ファクシミリ装置の制御方法を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿を読み取
って得た画像を一旦蓄積した後に、相手端末へ送信する
ファクシミリ装置の制御方法において、送信側は、蓄積
した画像データを1ライン毎に、所定の参照ラインとの
間の画素の変化点を検出して計数し、その計数値が所定
値よりも小さかったときには、そのラインと、そのライ
ンの次のラインの画像データを画素単位に論理和処理し
た後の画像データを所定の符号化方式で符号化圧縮して
画情報を得るとともに、上記計数値が所定値以上のとき
には、そのラインの画像データを所定の符号化方式で符
号化圧縮して画情報を形成し、このようにして形成した
画情報を相手端末に送信し、受信側は、受信した画情報
を所定の符号化方式で復号化し、それによって得た画像
データを1ライン毎に、所定の参照ラインとの間の画素
の変化点を検出して計数し、その計数値が所定値よりも
小さかったラインの次のラインの画像データについて
は、そのラインの画像データを用いることで、元の画像
データを形成するようにしたものである。
【0008】また、原稿を読み取って得た画像を一旦蓄
積した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置の制
御方法において、送信側は、蓄積した画像データを1ラ
イン毎に、主走査方向の画素の変化点を検出して計数
し、その計数値が所定値よりも小さかったときには、そ
のラインと、そのラインの次のラインの画像データを画
素単位に論理和処理した後の画像データを所定の符号化
方式で符号化圧縮して画情報を得るとともに、上記計数
値が所定値以上のときには、そのラインの画像データを
所定の符号化方式で符号化圧縮して画情報を形成し、こ
のようにして形成した画情報を相手端末に送信し、受信
側は、受信した画情報を所定の符号化方式で復号化し、
それによって得た画像データを1ライン毎に、主走査方
向の画素の変化点を検出して計数し、その計数値が所定
値よりも小さかったラインの次のラインの画像データに
ついては、そのラインの画像データを用いることで、元
の画像データを形成するようにしたものである。
【0009】また、原稿を読み取って得た画像を一旦蓄
積した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置の制
御方法において、送信側は、蓄積した画像データを1ラ
イン毎に、主走査方向の画素の変化点および所定の参照
ラインとの間の画素の変化点を検出して計数し、その計
数値が所定値よりも小さかったラインの次のラインは省
略し、その省略した以外のラインの画像データを所定の
符号化方式で符号化圧縮して得た画情報を相手端末に送
信し、受信側は、受信した画情報を所定の符号化方式で
復号化し、それによって得た画像データを1ライン毎
に、主走査方向の画素の変化点および所定の参照ライン
との間の画素の変化点を検出して計数し、その計数値が
所定値よりも小さかったラインの次のラインの画像デー
タについては、そのラインの画像データを用いること
で、元の画像データを形成するようにしたものである。
【0010】また、原稿を読み取って得た画像を一旦蓄
積した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置の制
御方法において、送信側は、蓄積した画像データを1ラ
イン毎に、主走査方向の画素の変化点および所定の参照
ラインとの間の画素の変化点を検出して計数し、その計
数値が所定値よりも小さかったときには、そのライン
と、そのラインの次のラインの画像データを画素単位に
論理和処理した後の画像データを所定の符号化方式で符
号化圧縮して画情報を得るとともに、上記計数値が所定
値以上のときには、そのラインの画像データを所定の符
号化方式で符号化圧縮して画情報を形成し、このように
して形成した画情報を相手端末に送信し、受信側は、受
信した画情報を所定の符号化方式で復号化し、それによ
って得た画像データを1ライン毎に、主走査方向の画素
の変化点および所定の参照ラインとの間の画素の変化点
を検出して計数し、その計数値が所定値よりも小さかっ
たラインの次のラインの画像データについては、そのラ
インの画像データを用いることで、元の画像データを形
成するようにしたものである。また、前記送信側の参照
ラインとしては、処理対象となるラインの直前であっ
て、かつ、符号化対象となったラインを用い、前記受信
側の参照ラインとしては、処理対象となるラインの1つ
前または2つ前のラインを用いる。
【0011】また、原稿を読み取って得た画像を一旦蓄
積した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置の制
御方法において、送信側は、蓄積した画像データについ
て、符号化処理対象となる注目画素の周囲画素の状態に
基づいて、その注目画素が複雑な画像の一部であるかど
うかを調べ、1つのラインについて、複雑な画像の一部
であると判断した注目画素を計数し、その計数値が所定
値以下になっている場合には、そのラインから、連続し
た2ライン分の画像データを画素単位に論理和処理し、
その論理和処理後の画像データを符号化圧縮するととも
に、その状態で、1つのラインについて、複雑な画像の
一部であると判断した注目画素を計数し、その計数値が
所定値を超えたときには、その次のラインからは、連続
したラインを選択して符号化圧縮し、受信側は、受信し
た画情報を所定の符号化方式で復号化し、それによって
得た画像データについて、所定の注目画素の周囲画素の
状態に基づいて、その注目画素が複雑な画像の一部であ
るかどうかを調べ、1つのラインについて、複雑な画像
の一部であると判断した注目画素を計数し、その計数値
が所定値以下になっている場合には、そのラインから復
号化して得た1ライン分の画像データを2ラインずつ繰
り返して画像データを形成し、その状態で、1つのライ
ンについて、複雑な画像の一部であると判断した注目画
素を計数し、その計数値が所定値を超えたときには、そ
の次のラインからは、復号化して得た画像データを1ラ
イン分の画像データとして画像データを形成するように
したものである。
【0012】また、原稿を読み取って得た画像を一旦蓄
積した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置にお
いて、送信時、蓄積した画像データを1ライン毎に、所
定の参照ラインとの間の画素の変化点を検出して計数
し、その計数値が所定値よりも小さかったときには、そ
のラインと、そのラインの次のラインの画像データを画
素単位に論理和処理した後の画像データを所定の符号化
方式で符号化圧縮して画情報を得るとともに、上記計数
値が所定以上のときには、そのラインの画像データを所
定の符号化方式で符号化圧縮して画情報を形成し、この
ようにして形成した画情報を相手端末に送信する制御手
段を備えたものである。
【0013】また、原稿を読み取って得た画像を一旦蓄
積した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置にお
いて、送信時、蓄積した画像データを1ライン毎に、主
走査方向のの画素の変化点を検出して計数し、その計数
値が所定値よりも小さかったときには、そのラインと、
そのラインの次のラインの画像データを画素単位に論理
和処理した後の画像データを所定の符号化方式で符号化
圧縮して画情報を得るとともに、上記計数値が所定以上
のときには、そのラインの画像データを所定の符号化方
式で符号化圧縮して画情報を形成し、このようにして形
成した画情報を相手端末に送信する制御手段を備えたも
のである。
【0014】また、原稿を読み取って得た画像を一旦蓄
積した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置にお
いて、送信時、蓄積した画像データを1ライン毎に、主
走査方向の画素の変化点および所定の参照ラインとの間
の画素の変化点を検出して計数し、その計数値が所定値
よりも小さかったラインの次のラインは省略し、その省
略した以外のラインの画像データを所定の符号化方式で
符号化圧縮して得た画情報を相手端末に送信する制御手
段を備えたものである。
【0015】また、受信時、受信した画情報を所定の符
号化方式で復号化し、それによって得た画像データを1
ライン毎に、主走査方向の画素の変化点および所定の参
照ラインとの間の画素の変化点を検出して計数し、その
計数値が所定値よりも小さかったラインの次のラインの
画像データについては、そのラインの画像データを用い
ることで、元の画像データを形成する制御手段を備えた
ものである。
【0016】また、原稿を読み取って得た画像を一旦蓄
積した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置にお
いて、送信時、蓄積した画像データを1ライン毎に、主
走査方向の画素の変化点および所定の参照ラインとの間
の画素の変化点を検出して計数し、その計数値が所定値
よりも小さかったときには、そのラインと、そのライン
の次のラインの画像データを画素単位に論理和処理した
後の画像データを所定の符号化方式で符号化圧縮して画
情報を得るとともに、上記計数値が所定以上のときに
は、そのラインの画像データを所定の符号化方式で符号
化圧縮して画情報を形成し、このようにして形成した画
情報を相手端末に送信する制御手段を備えたものであ
る。また、原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積した後
に、相手端末へ送信するファクシミリ装置において、送
信時、蓄積した画像データについて、符号化処理対象と
なる注目画素の周囲画素の状態に基づいて、その注目画
素が複雑な画像の一部であるかどうかを調べ、1つのラ
インについて、複雑な画像の一部であると判断した注目
画素の計数値が所定値以下になっている場合には、その
ラインから、連続した2ライン分の画像データを画素単
位に論理和処理し、その論理和処理後の画像データを符
号化圧縮するとともに、その状態で、1つのラインにつ
いて、複雑な画像の一部であると判断した注目画素の計
数値が所定値を超えたときには、その次のラインから
は、連続したラインを選択して符号化圧縮する制御手段
を備えたものである。
【0017】
【作用】したがって、効果的に元の画像データを削減で
きるとともに、送信する画情報のデータ量を大幅に削減
することができる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0020】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送
制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、
制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理
プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記
憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するも
のであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファ
クシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもの
である。
【0021】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0022】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0023】グループ3ファクシミリモデム9は、グル
ープ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのもの
であり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム
機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやり
とりするための高速モデム機能(V.33モデム、V.
29モデム、V.27terモデムなど)を備えてい
る。
【0024】網制御装置10は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0025】これらの、制御部1、システムメモリ2、
パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表
示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ
3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、
システムバス11に接続されており、これらの各要素間
でのデータのやりとりは、主としてこのシステムバス1
1を介して行われている。
【0026】また、網制御装置10とグループ3ファク
シミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。
【0027】さて、この実施例では、送信側では、あま
り複雑でない部分の画像については、1ラインおきに伝
送し、受信側では、省略されたラインのデータを、2ラ
イン連続して発生することで、ライン数を確保するよう
にしている。
【0028】例えば、図2に示すように、符号化対象の
現ライン(Ln)について、その1つ前の前ライン(L
n−1)を参照ラインとして用いたときの画素の変化点
(同図で▲で示す)、および、現ラインにおける主走査
方向の画素の変化点(同図で●で示す)を検出し、それ
らの変化点の計数値が所定値よりも小さいときには、そ
の現ラインは単純な画像の一部であると判定し、その計
数値が所定値以上のときには、その現ラインは複雑な画
像の一部であると判定する。
【0029】そして、図3に示すように、単純な画像の
一部であると判定したラインについては、そのラインの
次のラインを処理対象から外し、その処理対象から外し
たラインを除くラインについて、符号化圧縮して、相手
端末に送信する。
【0030】受信側では、受信した画情報を復号化して
1ライン分の元の画像データを形成し、そのラインにつ
いて、1つ前のラインとの画素の変化点、および、その
ラインの主走査方向の画素の変化点を検出し、それらの
変化点の計数値が所定値よりも小さいときには、そのと
きに形成したラインのデータを、次のラインのデータに
コピーする。これにより、送信側で省略されたラインの
データを形成するようにしている。また、上記した計数
値が所定値以上になっているときには、そのときに形成
した1ライン分の画像データをそのままの状態で、用い
る。
【0031】このようにして、本実施例では、受信画像
の画質を大きく損なわない程度に、元の画像データを欠
落させるようにしているので、送信する画情報の情報量
を大幅に削減することができ、通信時間を大幅に短縮す
ることができるとともに、通信コストを大幅に削減する
ことができる。
【0032】図4は、1ページ分の送信原稿を送信する
ときの送信側の処理例を示している。
【0033】まず、スキャナ4にセットされている1ペ
ージ分の原稿画像を読取入力し、それによって得た1ペ
ージ分の画像データを、システムメモリ2に形成した所
定のページバッファに保存し(処理101)、処理対象
となる画像ラインを記憶するためのカウンタLnを0に
初期設定する(処理102)。
【0034】次に、カウンタLnの値を1つ増やし(処
理103)、ライン(Ln−1)を参照ラインとして、
ラインLnの参照ラインとの間の画素の変化点、およ
び、ラインLnの主走査方向の画素の変化点を検出し、
その変化点の数を計数する(処理104)。ここで、ラ
インLnとは、カウンタLnの値と等しいライン番号を
もつラインを示す(以下同じ)。
【0035】そして、その変化点の計数値が、所定値K
A以上になっているかどうかを調べる(判断105)。
判断105の結果がYESになるときには、そのライン
Lnは、複雑な画像の一部である。この場合には、その
ラインLnの画像データを符号化復号化部7で符号化圧
縮し、それによって得た画情報を相手端末に送信する
(処理106)。
【0036】このようにして、1ライン分の処理を終了
すると、カウンタLnの値を参照して、1ページ分の処
理を終了したかどうかを調べ(判断107)、判断10
7の結果がNOになるときには、処理103に戻り、次
のラインについて、同様の処理を実行する。また、判断
107の結果がYESになるときには、この処理を終了
する。
【0037】また、判断105の結果がNOになるとき
には、そのラインLnは、単純な画像の一部である。こ
の場合には、そのラインLnの画像データを符号化復号
化部7で符号化圧縮し、それによって得た画情報を相手
端末に送信する(処理106)。次に、次のラインの処
理をスキップするために、カウンタLnの値を1つ増や
し(処理109)、そのときのカウンタLnの値を調べ
て、1ページ分の処理を終了したかどうかを調べる(判
断110)。
【0038】判断110の結果がNOになるときには、
カウンタLnの値を1つ増やし(処理111)、ライン
(Ln−2)を参照ラインとして、ラインLnの参照ラ
インとの間の画素の変化点、および、ラインLnの主走
査方向の画素の変化点を検出し、その変化点の数を計数
し(処理112)、判断105に戻り、そのラインLn
の処理を実行する。
【0039】図5は、1ページ分の受信画情報を処理す
るときの受信側の処理例を示している。
【0040】まず、カウンタLnの値を0に初期設定す
る(処理201)。次に、カウンタLnの値を1つ増や
し(処理201)、受信した画情報を1ライン分復号化
し、それによって得た画像データを、ラインLnの画像
データとして、システムメモリ2に形成したデータバッ
ファに保存する(処理203)。
【0041】そして、ライン(Ln−1)を参照ライン
として、ラインLnの参照ラインとの間の画素の変化
点、および、ラインLnの主走査方向の画素の変化点を
検出し、その変化点の数を計数し(処理204)、その
計数値が所定値KA以上になっているかどうかを調べる
(判断205)。
【0042】判断205の結果がYESになるときに
は、ラインが連続している部分なので、そのときのカウ
ンタLnの値に基づいて、1ページ分の処理を終了した
かどうかを調べ(判断206)、判断206の結果がN
Oになるときには、処理202に戻り、次のラインの処
理を実行する。また、判断206の結果がNOになると
きには、データバッファに1ページ分の画像データが揃
ったので、その画像データをプロッタ5に転送して、1
ページ分の受信原稿の画像を記録出力し(処理20
7)、この処理を終了する。
【0043】また、判断205の結果がNOになるとき
には、画像が1ライン分スキップしている部分なので、
ラインLnのデータを次のライン(Ln+1)のデータ
として、データバッファにコピーし(処理208)、カ
ウンタLnの値を1つ増やし(処理209)、カウンタ
Lnの値に基づいて、1ページ分の処理を終了したかど
うかを調べる(判断210)。判断210の結果がYE
Sになるときには、1ページ分の受信原稿の画像を記録
出力するために処理207に移行し、また、判断210
の結果がNOになるときには、次のラインの処理を実行
するために、処理202に移行する。
【0044】ところで、例えば、図6(a)に示したよ
うな画像データがあった場合、上述した実施例では、2
ライン目および4ライン目が変化点の少ないラインとし
て判断されるため、この2ライン目および4ライン目の
画像データが送信されない(同図(b)参照)。
【0045】ところが、2ライン目の画像データには、
黒画素が多く含まれている。このために、2ライン目の
画像データを省略すると、受信画像から元の画像データ
の黒画素が抜けるという事態を生じる。
【0046】そこで、同図(c)に示したように、1ラ
イン目のデータと2ライン目のデータの論理和を形成す
るとともに、3ライン目のデータ4ライン目のデータの
論理和を形成し、その論理和後のデータを相手に送信す
ることで、このような不都合を解消することができる。
【0047】この場合の送信側の処理例を図7に示す。
【0048】まず、スキャナ4にセットされている1ペ
ージ分の原稿画像を読取入力し、それによって得た1ペ
ージ分の画像データを、システムメモリ2に形成した所
定のページバッファに保存し(処理301)、処理対象
となる画像ラインを記憶するためのカウンタLnを0に
初期設定する(処理302)。
【0049】次に、カウンタLnの値を1つ増やし(処
理303)、ライン(Ln−1)を参照ラインとして、
ラインLnの参照ラインとの間の画素の変化点、およ
び、ラインLnの主走査方向の画素の変化点を検出し、
その変化点の数を計数する(処理304)。
【0050】そして、その変化点の計数値が、所定値K
A以上になっているかどうかを調べる(判断305)。
判断305の結果がYESになるときには、そのライン
Lnは、複雑な画像の一部である。この場合には、その
ラインLnの画像データを符号化復号化部7で符号化圧
縮し、それによって得た画情報を相手端末に送信する
(処理306)。
【0051】このようにして、1ライン分の処理を終了
すると、カウンタLnの値を参照して、1ページ分の処
理を終了したかどうかを調べ(判断307)、判断30
7の結果がNOになるときには、処理303に戻り、次
のラインについて、同様の処理を実行する。また、判断
307の結果がYESになるときには、この処理を終了
する。
【0052】また、判断305の結果がNOになるとき
には、そのラインLnは、単純な画像の一部である。こ
の場合には、そのラインLnの画像データと、次のライ
ン(Ln+1)の画像データについて、画素単位に論理
和を形成し(処理308)、その論理和後の画像データ
を符号化復号化部7で符号化圧縮し、それによって得た
画情報を相手端末に送信する(処理309)。次に、次
のラインの処理をスキップするために、カウンタLnの
値を1つ増やし(処理310)、そのときのカウンタL
nの値を調べて、1ページ分の処理を終了したかどうか
を調べる(判断311)。
【0053】判断311の結果がNOになるときには、
カウンタLnの値を1つ増やし(処理312)、ライン
(Ln−2)を参照ラインとして、ラインLnの参照ラ
インとの間の画素の変化点、および、ラインLnの主走
査方向の画素の変化点を検出し、その変化点の数を計数
し(処理313)、判断305に戻り、そのラインLn
の処理を実行する。
【0054】さて、上述した実施例では、ライン間の画
素の変化点およびラインの主走査方向の画素の変化点を
調べることで、画像が複雑であるか、単純であるかを調
べている。
【0055】この画像が複雑であるか、単純であるかの
判定は、次のような方法でも実現できる。
【0056】例えば、図8(a)に示したように、注目
画素PXの周囲画素を切り出すテンプレートRTを設定
し、そのテンプレートRT内部の画素の白黒パターンに
基づいて、その注目画素PXが複雑な画像の一部である
か、または、単純な画像の一部であるかを調べることが
できる。
【0057】例えば、テンプレートRTで切り出される
周囲画素の白黒パターンが、同図(b)のような状態に
なっているときには、注目画素PXが複雑な画像の一部
に含まれていると判断でき、同図(c)のような状態に
なっているときには、注目画素PXが単純な画像の一部
に含まれていると判断することができる。
【0058】また、この場合、単純として判断した注目
画素PXが所定数以上含まれているラインは省略する。
【0059】ここで、注目画素PXについて上述の判断
を行うために、3ライン分の画像データを抽出するとき
には、次のようにして、ラインを選択する。
【0060】例えば、図9(a)に示したように、処理
対象のラインLnの前のライン(Ln−1),(Ln−
2),(Ln−3),(Ln−4)が単純ラインとして
判断されているときには、ラインLn,(Ln−1),
(Ln−3)を抽出して、ラインLnの判定処理を実行
する。
【0061】同様に、同図(b)に示したように、処理
対象のラインLnの前のライン(Ln−1),(Ln−
2)が単純ラインとして判断されているときには、ライ
ンLn,(Ln−1),(Ln−3)を抽出して、ライ
ンLnの判定処理を実行する。
【0062】同様に、同図(c)に示したように、処理
対象のラインLnの前のライン(Ln−1)が複雑なラ
インとして判断され、ライン(Ln−2),(Ln−
3)が単純ラインとして判断されているときには、ライ
ンLn,(Ln−1),(Ln−2)を抽出して、ライ
ンLnの判定処理を実行する。
【0063】同様に、同図(d)に示したように、処理
対象のラインLnの前のライン(Ln−1),(Ln−
2)が複雑なラインとして判断されているときには、ラ
インLn,(Ln−1),(Ln−2)を抽出して、ラ
インLnの判定処理を実行する。
【0064】したがって、処理対象のラインLnの1つ
前のライン(Ln−1)が単純と判定されている場合に
は、ラインLn,(Ln−1),(Ln−3)を抽出す
るとともに、ライン(Ln−1)が複雑なラインとして
判断されているときには、ラインLn,(Ln−1),
(Ln−2)を抽出するとよい。
【0065】この場合の送信側の処理例を図10に示
す。
【0066】1ページ分の原稿画像を読み取り、システ
ムメモリ2に形成した所定のバッファメモリに蓄積する
と、まず、カウンタLnの値を0に初期設定する(処理
401)。
【0067】次に、カウンタLnの値を1つ増やす(処
理402)。そして、ライン(Ln−1)が、単純ライ
ンとして判定されているかどうかを調べる(判断40
3)。判断403の結果がYESになるときには、参照
ラインとしてライン(Ln−1)およびライン(Ln−
3)のデータを抽出し(処理404,405)、また、
判断403の結果がNOになるときには、参照ラインと
してライン(Ln−1)およびライン(Ln−2)のデ
ータを抽出し(処理406,407)、その状態で、ラ
インLnの各画素について、上述したような処理を実行
し、各画素が、複雑な画像の一部に含まれているか、ま
たは、単純な画像の一部に含まれているかを調べる(処
理408)。
【0068】次に、ラインLnの画像データを符号化復
号化部7で符号化圧縮して、相手端末に送信する(処理
409)。そして、そのラインLnの画素で、単純な画
素として判定された画素が少なく、そのラインLnが複
雑な画像の一部であるかどうかを調べる(判断41
0)。
【0069】判断410の結果がYEになるときには、
カウンタLnの値に基づいて、1ページ分の処理を終了
したかどうかを調べ(判断411)、判断411の結果
がNOになるときには、処理402に戻って、次のライ
ンの処理を実行する。また、判断411の結果がYES
になるときには、この処理を終了する。
【0070】また、判断410の結果がNOになるとき
には、ラインLnおよびライン(Ln+1)を単純ライ
ンとしてセットし(処理412)、カウンタLnの値を
1つ増やす(処理413)。そして、カウンタLnの値
に基づいて、1ページ分の処理を終了したかどうかを調
べ(判断414)、判断414の結果がNOになるとき
には、処理402に戻って、次のラインの処理を実行す
る。また、判断414の結果がYESになるときには、
この処理を終了する。
【0071】図11は、この場合の受信側の処理を示し
ている。
【0072】まず、カウンタLnの値を0に初期設定す
る(処理501)。次に、カウンタLnの値を1つ増や
し(処理502)、受信した画情報を1ライン分復号化
し、それによって得た画像データを、ラインLnの画像
データとして、システムメモリ2に形成したデータバッ
ファに保存する(処理503)。
【0073】そして、ライン(Ln−1)が、単純ライ
ンとして判定されているかどうかを調べる(判断50
4)。判断504の結果がYESになるときには、参照
ラインとしてライン(Ln−1)およびライン(Ln−
3)のデータを抽出し(処理505,506)、また、
判断504の結果がNOになるときには、参照ラインと
してライン(Ln−1)およびライン(Ln−2)のデ
ータを抽出し(処理507,508)、その状態で、ラ
インLnの各画素について、上述したような処理を実行
し、各画素が、複雑な画像の一部に含まれているか、ま
たは、単純な画像の一部に含まれているかを調べ(処理
509)、そのラインLnの画素で、単純な画素として
判定された画素が少なく、そのラインLnが複雑な画像
の一部であるかどうかを調べる(判断510)。
【0074】判断510の結果がYEになるときには、
カウンタLnの値に基づいて、1ページ分の処理を終了
したかどうかを調べ(判断511)、判断511の結果
がNOになるときには、処理502に戻って、次のライ
ンの処理を実行する。また、判断511の結果がYES
になるときには、データバッファに1ページ分の画像デ
ータが揃ったので、その画像データをプロッタ5に転送
して、1ページ分の受信原稿の画像を記録出力し(処理
512)、この処理を終了する。
【0075】また、判断510の結果がNOになるとき
には、画像が1ライン分スキップしている部分なので、
ラインLnのデータを次のライン(Ln+1)のデータ
として、データバッファにコピーし(処理513)、カ
ウンタLnの値を1つ増やし(処理514)、カウンタ
Lnの値に基づいて、1ページ分の処理を終了したかど
うかを調べる(判断515)。判断515の結果がYE
Sになるときには、1ページ分の受信原稿の画像を記録
出力するために処理512に移行し、また、判断515
の結果がNOになるときには、ラインLnおよびライン
(Ln+1)を単純ラインとしてセットし(処理51
6)、処理502に戻る。
【0076】ところで、上述した実施例の方法を用い
て、画像が複雑であるか、単純であるかを判定すると、
例えば、図12のような画像の場合に、誤判定をする可
能性がある。
【0077】すなわち、この場合には、ラインLaとラ
インLbとでは、画素の変化点が同じ数になるが、ライ
ンLaは画像の内容が比較的単純であり、それに比べ
て、ラインLbは画像の内容が比較的複雑である。
【0078】このような場合でも、適切に画像の複雑さ
を判定できるようにするためには、例えば、1つのライ
ンを、主走査開始端から長さLごとのブロックに分割
し、おのおののブロックで、変化点の数を検出して計数
し、その計数値が所定値よりも大きなブロックが1つで
もあった場合、そのラインは複雑な画像に含まれると判
定すればよい。
【0079】この場合の、送信側の処理例を図13に示
す。
【0080】まず、スキャナ4にセットされている1ペ
ージ分の原稿画像を読取入力し、それによって得た1ペ
ージ分の画像データを、システムメモリ2に形成した所
定のページバッファに保存し(処理601)、処理対象
となる画像ラインを記憶するためのカウンタLnを0に
初期設定する(処理602)。
【0081】次に、カウンタLnの値を1つ増やし(処
理603)、そのラインLnの1ライン分の画像データ
を符号化復号化部7で符号化圧縮し、それによって得た
画情報を相手端末に送信する(処理604)。
【0082】そして、カウンタiの値を1に初期設定し
(処理605)、ラインLnのi番目のブロックの画素
の変化点を検出し、その変化点の数を計数する(処理6
06)。
【0083】その計数値が所定値KB以上になっている
かどうかを調べ(判断607)、判断607の結果がY
ESになるときには、そのラインは複雑な画像に含まれ
るものであるから、連続送信する場合である。
【0084】この場合には、カウンタLnの値に基づい
て、1ページ分の処理が終了したかどうかを調べ(判断
608)、判断608の結果がNOになるときには、処
理603に戻って、次のラインの処理を実行する。ま
た、判断608の結果がYESになるときには、この処
理を終了する。
【0085】また、判断607の結果がNOになるとき
には、カウンタiの値を1つ増やし(処理609)、カ
ウンタiの値が、1ライン当たりのブロック数をあらわ
す所定値KCよりも大きくなっているかどうかを調べる
(判断610)。判断610の結果がNOになるときに
は、処理606に戻り、次のブロックについて調べる。
【0086】また、判断610の結果がYESになると
きには、カウンタLnの値を1つ増やし(処理61
1)、カウンタLnの値に基づいて、1ページ分の処理
が終了したかどうかを調べる(判断612)。判断61
2の結果がNOになるときには、処理602に戻って、
次のラインの処理を実行し、また、判断612の結果が
YESになるときには、この処理を終了する。
【0087】図14は、受信側の処理例を示している。
【0088】まず、カウンタLnの値を0に初期設定す
る(処理701)。次に、カウンタLnの値を1つ増や
し(処理702)、受信した画情報を1ライン分復号化
し、それによって得た画像データを、ラインLnの画像
データとして、システムメモリ2に形成したデータバッ
ファに保存する(処理703)。
【0089】そして、カウンタiの値を1に初期設定し
(処理704)、ラインLnのi番目のブロックの画素
の変化点を検出し、その変化点の数を計数する(処理7
05)。
【0090】その計数値が所定値KB以上になっている
かどうかを調べ(判断706)、判断706結果がYE
Sになるときには、そのラインは複雑な画像に含まれる
ものであるから、ラインが連続する場合である。
【0091】この場合には、カウンタLnの値に基づい
て、1ページ分の処理が終了したかどうかを調べ(判断
707)、判断707の結果がNOになるときには、処
理702に戻って、次のラインの処理を実行する。ま
た、判断707の結果がYESになるときには、データ
バッファに1ページ分の画像データが揃ったので、その
画像データをプロッタ5に転送して、1ページ分の受信
原稿の画像を記録出力し(処理708)、この処理を終
了する。
【0092】また、判断706の結果がNOになるとき
には、カウンタiの値を1つ増やし(処理709)、カ
ウンタiの値が、1ライン当たりのブロック数をあらわ
す所定値KCよりも大きくなっているかどうかを調べる
(判断710)。判断710の結果がNOになるときに
は、処理705に戻り、次のブロックについて調べる。
【0093】また、判断710の結果がYESになると
きには、画像が1ライン分スキップしている部分なの
で、ラインLnのデータを次のライン(Ln+1)のデ
ータとして、データバッファにコピーし(処理71
1)、カウンタLnの値を1つ増やし(処理712)、
カウンタLnの値に基づいて、1ページ分の処理を終了
したかどうかを調べる(判断713)。判断713の結
果がYESになるときには、1ページ分の受信原稿の画
像を記録出力するために処理708に移行し、また、判
断713の結果がNOになるときには、処理702に戻
って、次のラインの処理を実行する。
【0094】ところで、上述した実施例で、符号化復号
化部7として、テンプレートを用いた情報源分離処理を
適用した算術符号化方式の符号化方式のものを用いる場
合には、例えば、図15に示したように、これに適用さ
れるテンプレートPPを用いて、注目画素PXの画像の
状態を調べるようにすることができる。
【0095】なお、上述した実施例では、本発明をグル
ープ3ファクシミリ装置に適用し場合について説明した
が、本発明はグループ4ファクシミリ装置についても同
様にして適用することができる。また、本発明は、それ
以外のデータ処理装置についても、同様にして適用する
ことができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
効果的に元の画像データを削減できるとともに、送信す
る画情報のデータ量を大幅に削減することができるとい
う効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示したブロック図。
【図2】画像の複雑さを検出するための方法の一例を説
明するための概略図。
【図3】画情報の送信の一例を説明するための概略図。
【図4】送信側の処理の一例を示したフローチャート。
【図5】図4に対応した受信側の処理の一例を示したフ
ローチャート。
【図6】送信画像の処理例について説明するための概略
図。
【図7】送信側の処理の他の例を示したフローチャー
ト。
【図8】画像の複雑さを検出するための他の例を説明す
るための概略図。
【図9】テンプレートに適用する画素の抽出方法を説明
するための概略図。
【図10】送信側の処理のさらに他の例を示したフロー
チャート。
【図11】図10に対応した受信側の処理を示したフロ
ーチャート。
【図12】画像の複雑さを検出するためのさらに他の方
法を説明するための概略図。
【図13】送信側の処理のまたさらに他の例を示したフ
ローチャート。
【図14】図13に対応した受信側の処理を示したフロ
ーチャート。
【図15】テンプレートの他の例を示した概略図。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積し
    た後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置の制御方
    法において、 送信側は、蓄積した画像データを1ライン毎に、所定の
    参照ラインとの間の画素の変化点を検出して計数し、そ
    の計数値が所定値よりも小さかったときには、そのライ
    ンと、そのラインの次のラインの画像データを画素単位
    に論理和処理した後の画像データを所定の符号化方式で
    符号化圧縮して画情報を得るとともに、上記計数値が所
    定値以上のときには、そのラインの画像データを所定の
    符号化方式で符号化圧縮して画情報を形成し、このよう
    にして形成した画情報を相手端末に送信し、 受信側は、受信した画情報を所定の符号化方式で復号化
    し、それによって得た画像データを1ライン毎に、所定
    の参照ラインとの間の画素の変化点を検出して計数し、
    その計数値が所定値よりも小さかったラインの次のライ
    ンの画像データについては、そのラインの画像データを
    用いることで、元の画像データを形成することを特徴と
    するファクシミリ装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積し
    た後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置の制御方
    法において、 送信側は、蓄積した画像データを1ライン毎に、主走査
    方向の画素の変化点を検出して計数し、その計数値が所
    定値よりも小さかったときには、そのラインと、そのラ
    インの次のラインの画像データを画素単位に論理和処理
    した後の画像データを所定の符号化方式で符号化圧縮し
    て画情報を得るとともに、上記計数値が所定値以上のと
    きには、そのラインの画像データを所定の符号化方式で
    符号化圧縮して画情報を形成し、このようにして形成し
    た画情報を相手端末に送信し、 受信側は、受信した画情報を所定の符号化方式で復号化
    し、それによって得た画像データを1ライン毎に、主走
    査方向の画素の変化点を検出して計数し、その計数値が
    所定値よりも小さかったラインの次のラインの画像デー
    タについては、そのラインの画像データを用いること
    で、元の画像データを形成することを特徴とするファク
    シミリ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積し
    た後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置の制御方
    法において、 送信側は、蓄積した画像データを1ライン毎に、主走査
    方向の画素の変化点および所定の参照ラインとの間の画
    素の変化点を検出して計数し、その計数値が所定値より
    も小さかったラインの次のラインは省略し、その省略し
    た以外のラインの画像データを所定の符号化方式で符号
    化圧縮して得た画情報を相手端末に送信し、 受信側は、受信した画情報を所定の符号化方式で復号化
    し、それによって得た画像データを1ライン毎に、主走
    査方向の画素の変化点および所定の参照ラインとの間の
    画素の変化点を検出して計数し、その計数値が所定値よ
    りも小さかったラインの次のラインの画像データについ
    ては、そのラインの画像データを用いることで、元の画
    像データを形成することを特徴とするファクシミリ装置
    の制御方法。
  4. 【請求項4】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積し
    た後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置の制御方
    法において、 送信側は、蓄積した画像データを1ライン毎に、主走査
    方向の画素の変化点および所定の参照ラインとの間の画
    素の変化点を検出して計数し、その計数値が所定値より
    も小さかったときには、そのラインと、そのラインの次
    のラインの画像データを画素単位に論理和処理した後の
    画像データを所定の符号化方式で符号化圧縮して画情報
    を得るとともに、上記計数値が所定値以上のときには、
    そのラインの画像データを所定の符号化方式で符号化圧
    縮して画情報を形成し、このようにして形成した画情報
    を相手端末に送信し、 受信側は、受信した画情報を所定の符号化方式で復号化
    し、それによって得た画像データを1ライン毎に、主走
    査方向の画素の変化点および所定の参照ラインとの間の
    画素の変化点を検出して計数し、その計数値が所定値よ
    りも小さかったラインの次のラインの画像データについ
    ては、そのラインの画像データを用いることで、元の画
    像データを形成することを特徴とするファクシミリ装置
    の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記送信側の参照ラインとしては、処理
    対象となるラインの直前であって、かつ、符号化対象と
    なったラインを用い、 前記受信側の参照ラインとしては、処理対象となるライ
    ンの1つ前または2つ前のラインを用いることを特徴と
    する請求項1または請求項2または請求項3または請求
    項4記載のファクシミリ装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積し
    た後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置の制御方
    法において、 送信側は、蓄積した画像データについて、符号化処理対
    象となる注目画素の周囲画素の状態に基づいて、その注
    目画素が複雑な画像の一部であるかどうかを調べ、1つ
    のラインについて、複雑な画像の一部であると判断した
    注目画素を計数し、その計数値が所定値以下になってい
    る場合には、そのラインから、連続した2ライン分の画
    像データを画素単位に論理和処理し、その論理和処理後
    の画像データを符号化圧縮するとともに、その状態で、
    1つのラインについて、複雑な画像の一部であると判断
    した注目画素を計数し、その計数値が所定値を超えたと
    きには、その次のラインからは、連続したラインを選択
    して符号化圧縮し、 受信側は、受信した画情報を所定の符号化方式で復号化
    し、それによって得た画像データについて、所定の注目
    画素の周囲画素の状態に基づいて、その注目画素が複雑
    な画像の一部であるかどうかを調べ、1つのラインにつ
    いて、複雑な画像の一部であると判断した注目画素を計
    数し、その計数値が所定値以下になっている場合には、
    そのラインから復号化して得た1ライン分の画像データ
    を2ラインずつ繰り返して画像データを形成し、その状
    態で、1つのラインについて、複雑な画像の一部である
    と判断した注目画素を計数し、その計数値が所定値を超
    えたときには、その次のラインからは、復号化して得た
    画像データを1ライン分の画像データとして画像データ
    を形成することを特徴とするファクシミリ装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積し
    た後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置におい
    て、 送信時、蓄積した画像データを1ライン毎に、所定の参
    照ラインとの間の画素の変化点を検出して計数し、その
    計数値が所定値よりも小さかったときには、そのライン
    と、そのラインの次のラインの画像データを画素単位に
    論理和処理した後の画像データを所定の符号化方式で符
    号化圧縮して画情報を得るとともに、上記計数値が所定
    以上のときには、そのラインの画像データを所定の符号
    化方式で符号化圧縮して画情報を形成し、このようにし
    て形成した画情報を相手端末に送信する制御手段を備え
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積し
    た後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置におい
    て、 送信時、蓄積した画像データを1ライン毎に、主走査方
    向のの画素の変化点を検出して計数し、その計数値が所
    定値よりも小さかったときには、そのラインと、そのラ
    インの次のラインの画像データを画素単位に論理和処理
    した後の画像データを所定の符号化方式で符号化圧縮し
    て画情報を得るとともに、上記計数値が所定以上のとき
    には、そのラインの画像データを所定の符号化方式で符
    号化圧縮して画情報を形成し、このようにして形成した
    画情報を相手端末に送信する制御手段を備えたことを特
    徴とするファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積し
    た後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置におい
    て、 送信時、蓄積した画像データを1ライン毎に、主走査方
    向の画素の変化点および所定の参照ラインとの間の画素
    の変化点を検出して計数し、その計数値が所定値よりも
    小さかったラインの次のラインは省略し、その省略した
    以外のラインの画像データを所定の符号化方式で符号化
    圧縮して得た画情報を相手端末に送信する制御手段を備
    えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 受信時、受信した画情報を所定の符号
    化方式で復号化し、それによって得た画像データを1ラ
    イン毎に、主走査方向の画素の変化点および所定の参照
    ラインとの間の画素の変化点を検出して計数し、その計
    数値が所定値よりも小さかったラインの次のラインの画
    像データについては、そのラインの画像データを用いる
    ことで、元の画像データを形成する制御手段を備えたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積
    した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置におい
    て、 送信時、蓄積した画像データを1ライン毎に、主走査方
    向の画素の変化点および所定の参照ラインとの間の画素
    の変化点を検出して計数し、その計数値が所定値よりも
    小さかったときには、そのラインと、そのラインの次の
    ラインの画像データを画素単位に論理和処理した後の画
    像データを所定の符号化方式で符号化圧縮して画情報を
    得るとともに、上記計数値が所定以上のときには、その
    ラインの画像データを所定の符号化方式で符号化圧縮し
    て画情報を形成し、このようにして形成した画情報を相
    手端末に送信する制御手段を備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  12. 【請求項12】 原稿を読み取って得た画像を一旦蓄積
    した後に、相手端末へ送信するファクシミリ装置におい
    て、 送信時、蓄積した画像データについて、符号化処理対象
    となる注目画素の周囲画素の状態に基づいて、その注目
    画素が複雑な画像の一部であるかどうかを調べ、1つの
    ラインについて、複雑な画像の一部であると判断した注
    目画素の計数値が所定値以下になっている場合には、そ
    のラインから、連続した2ライン分の画像データを画素
    単位に論理和処理し、その論理和処理後の画像データを
    符号化圧縮するとともに、その状態で、1つのラインに
    ついて、複雑な画像の一部であると判断した注目画素の
    計数値が所定値を超えたときには、その次のラインから
    は、連続したラインを選択して符号化圧縮する制御手段
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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