JP3265100B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3265100B2
JP3265100B2 JP34334493A JP34334493A JP3265100B2 JP 3265100 B2 JP3265100 B2 JP 3265100B2 JP 34334493 A JP34334493 A JP 34334493A JP 34334493 A JP34334493 A JP 34334493A JP 3265100 B2 JP3265100 B2 JP 3265100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適切な伝送解像度の画
情報を送信可能なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置では、原稿画
像の読取解像度として、標準の解像度と、(標準的な)
オプションの精細解像度の他、より高解像度の読取解像
度を備えている。
【0003】通常、より高解像度で原稿画像を読み取っ
た場合には、より伝送画像の画質が向上するので、なる
べく解像度を高く原稿読み取りすることが、伝送画像の
画質の観点からすると有利であるが、より高い解像度で
原稿画像を読み取ると、それだけデータ量が増えるた
め、画像伝送のための通信コストが嵩むという事態を生
じる。
【0004】このために、従来、多くのファクシミリ装
置では、ユーザの設定によって原稿画像の読取解像度を
設定できるようにしている。これにより、細かい画像を
含む原稿の場合には、ユーザがより高い読取解像度を設
定することができ、原稿画像の内容に応じた効率的な画
像伝送が可能なようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、次のような不都合を生じていた。
【0006】すなわち、送信原稿の内容に応じてユーザ
が読取解像度を設定するので、ユーザの手間が繁雑であ
る。また、ユーザの設定が適切でない場合には、受信側
で得られる画像が不鮮明であったり、あるいは、伝送デ
ータ量が不用意に多くなって通信コストが嵩むなどの不
都合を生じる。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、効率的な画情報送信が可能なファクシミリ装
置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の伝送解
像度のうち最高の解像度で原稿画像を二値読取可能な画
像読取装置と、この画像読取装置が読み取って得た二値
化画像データを、より低解像度の伝送解像度に変換する
画像処理手段と、上記二値化画像データを所定の符号化
方式で符号化圧縮した画情報に変換するとともに、画情
報を元の二値化画像データに復号化する符号化復号化手
段と、上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を
読み取って得た二値化画像データを上記符号化復号化手
段により符号化圧縮したときに得られた画情報のデータ
量が所定値よりも小さかったときには、その二値化画像
データを上記画像処理手段によってより低解像度の伝送
解像度の低解像度二値化画像データに変換し、その低解
像度二値化画像データを上記符号化復号化手段によって
符号化圧縮して得た画情報を伝送画情報として用いる制
御手段を備えたものである。
【0009】また、所定の伝送解像度のうち最高の解像
度で原稿画像を二値読取可能な画像読取装置と、この画
像読取装置が読み取って得た二値化画像データを、より
低解像度の伝送解像度に変換する画像処理手段と、上記
二値化画像データを所定の符号化方式で符号化圧縮した
画情報に変換するとともに、画情報を元の二値化画像デ
ータに復号化する符号化復号化手段と、上記画像読取装
置により1ページ分の原稿画像を読み取って得た二値化
画像データを上記符号化復号化手段により符号化圧縮し
たときに得られた画情報のデータ量を、上記原稿画像の
上記画像読取装置の副走査方向に分割してなるブロック
単位に検出し、その検出したデータ量の最大のものが、
所定値よりも小さかったときには、そのページの1ペー
ジ分の二値化画像データを、上記画像処理手段によって
より低解像度の伝送解像度の低解像度二値化画像データ
に変換し、その低解像度二値化画像データを上記符号化
復号化手段によって符号化圧縮して得た画情報を伝送画
情報として用いる制御手段を備えたものである。
【0010】また、所定の伝送解像度のうち最高の解像
度で原稿画像を多階調で読取可能な画像読取装置と、こ
の画像読取装置から出力される多階調画像データを所定
の擬似中間調二値化処理する擬似中間調二値化処理手段
と、上記画像読取装置から出力される多階調画像データ
を所定の固定閾値で二値化処理する固定閾値二値化手段
と、上記画像読取装置から出力される多階調画像データ
を画素単位に中間調領域と非中間調領域に判定する像域
分離手段と、この像域分離手段が中間調領域と判定して
いる画素については上記擬似中間調二値化処理手段から
出力される中間調二値化データを選択する一方、上記像
域分離手段が非中間調領域と判定している画素について
は上記固定閾値二値化手段から出力される非中間調二値
化データを選択する画像合成手段と、この画像合成手段
から出力される二値化画像データを、より低解像度の伝
送解像度に変換する画像処理手段と、上記画像合成手段
から出力される二値化画像データを所定の符号化方式で
符号化圧縮した画情報に変換するとともに、画情報を元
の二値化画像データに復号化する符号化復号化手段と、
上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
ったときに上記画像合成手段から出力される二値化画像
データを上記符号化復号化手段により符号化圧縮したと
きに得られた画情報のデータ量が所定値よりも小さかっ
たときには、その二値化画像データを上記画像処理手段
によってより低解像度の伝送解像度の低解像度二値化画
像データに変換し、その低解像度二値化画像データを上
記符号化復号化手段によって符号化圧縮して得た画情報
を伝送画情報として用いる制御手段を備えたものであ
る。
【0011】また、所定の伝送解像度のうち最高の解像
度で原稿画像を多階調で読取可能な画像読取装置と、こ
の画像読取装置から出力される多階調画像データを所定
の擬似中間調二値化処理する擬似中間調二値化処理手段
と、上記画像読取装置から出力される多階調画像データ
を所定の固定閾値で二値化処理する固定閾値二値化手段
と、上記画像読取装置から出力される多階調画像データ
を画素単位に中間調領域と非中間調領域に判定する像域
分離手段と、この像域分離手段が中間調領域と判定して
いる画素については上記擬似中間調二値化処理手段から
出力される中間調二値化データを選択する一方、上記像
域分離手段が非中間調領域と判定している画素について
は上記固定閾値二値化手段から出力される非中間調二値
化データを選択する画像合成手段と、この画像合成手段
から出力される二値化画像データを、より低解像度の伝
送解像度に変換する画像処理手段と、上記画像合成手段
から出力される二値化画像データを所定の符号化方式で
符号化圧縮した画情報に変換するとともに、画情報を元
の二値化画像データに復号化する符号化復号化手段と、
上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
ったときに上記画像合成手段から出力される二値化画像
データを上記符号化復号化手段により符号化圧縮したと
きに得られた画情報のデータ量を、上記原稿画像の上記
画像読取装置の副走査方向に分割してなるブロック単位
に検出し、その検出したデータ量の最大のものが、所定
値よりも小さかったときには、そのページの1ページ分
の上記二値化画像データを、上記画像処理手段によって
より低解像度の伝送解像度の低解像度二値化画像データ
に変換し、その低解像度二値化画像データを上記符号化
復号化手段によって符号化圧縮して得た画情報を伝送画
情報として用いる制御手段を備えたものである。
【0012】また、所定の伝送解像度のうち最高の解像
度で原稿画像を多階調で読取可能な画像読取装置と、こ
の画像読取装置から出力される多階調画像データを所定
の擬似中間調二値化処理する擬似中間調二値化処理手段
と、上記画像読取装置から出力される多階調画像データ
を所定の固定閾値で二値化処理する固定閾値二値化手段
と、上記画像読取装置から出力される多階調画像データ
を画素単位に中間調領域と非中間調領域に判定する像域
分離手段と、この像域分離手段が中間調領域と判定して
いる画素については上記擬似中間調二値化処理手段から
出力される中間調二値化データを選択する一方、上記像
域分離手段が非中間調領域と判定している画素について
は上記固定閾値二値化手段から出力される非中間調二値
化データを選択する画像合成手段と、この画像合成手段
から出力される二値化画像データを、より低解像度の伝
送解像度に変換する画像処理手段と、上記画像合成手段
から出力される二値化画像データを所定の符号化方式で
符号化圧縮した画情報に変換するとともに、画情報を元
の二値化画像データに復号化する符号化復号化手段と、
上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
ったときに上記画像合成手段から出力される二値化画像
データを上記符号化復号化手段により符号化圧縮したと
きに得られた画情報のデータ量のうち、上記像域分離手
段が中間調領域と判定している画素を含むラインを除い
たラインのデータ量が所定値よりも小さかったときに
は、その二値化画像データを上記画像処理手段によって
より低解像度の伝送解像度の低解像度二値化画像データ
に変換し、その低解像度二値化画像データを上記符号化
復号化手段によって符号化圧縮して得た画情報を伝送画
情報として用いる制御手段を備えたものである。
【0013】また、所定の伝送解像度のうち最高の解像
度で原稿画像を多階調で読取可能な画像読取装置と、こ
の画像読取装置から出力される多階調画像データを所定
の擬似中間調二値化処理する擬似中間調二値化処理手段
と、上記画像読取装置から出力される多階調画像データ
を所定の固定閾値で二値化処理する固定閾値二値化手段
と、上記画像読取装置から出力される多階調画像データ
を画素単位に中間調領域と非中間調領域に判定する像域
分離手段と、この像域分離手段が中間調領域と判定して
いる画素については上記擬似中間調二値化処理手段から
出力される中間調二値化データを選択する一方、上記像
域分離手段が非中間調領域と判定している画素について
は上記固定閾値二値化手段から出力される非中間調二値
化データを選択する画像合成手段と、この画像合成手段
から出力される二値化画像データを、より低解像度の伝
送解像度に変換する画像処理手段と、上記画像合成手段
から出力される二値化画像データを所定の符号化方式で
符号化圧縮した画情報に変換するとともに、画情報を元
の二値化画像データに復号化する符号化復号化手段と、
上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
ったときに上記画像合成手段から出力される二値化画像
データを上記符号化復号化手段により符号化圧縮したと
きに得られた画情報のデータ量のうち、上記像域分離手
段が中間調領域と判定している画素を含むラインを除い
たラインのデータ量を、上記原稿画像の上記画像読取装
置の副走査方向に分割してなるブロック単位に検出し、
その検出したデータ量の最大のものが、所定値よりも小
さかったときには、そのページの1ページ分の上記二値
化画像データを、上記画像処理手段によってより低解像
度の伝送解像度の低解像度二値化画像データに変換し、
その低解像度二値化画像データを上記符号化復号化手段
によって符号化圧縮して得た画情報を伝送画情報として
用いる制御手段を備えたものである。
【0014】
【作用】したがって、符号化圧縮後の画情報の符号デー
タ量が大きい場合には、そのページの画像の内容が細か
いものであると判定して、最大読取解像度のままの画像
データを送信画像データとして用いるとともに、その符
号データ量が少ない場合には、そのページの画像の内容
があまり細かくないと判定して、より低解像度の画像デ
ータに変換し、その変換後の画像データを符号化圧縮し
て形成した画情報を送信するので、原稿画像の内容に応
じた読取解像度が設定され、その結果、画質が良好で、
また、伝送効率の良好な画像伝送が可能になる。また、
中間調領域を判別して、その中間調領域では擬似中間調
二値化処理した二値化画像データを出力する画像読取装
置を備えた場合には、中間調領域を除いた部分の符号デ
ータ量に基づいて、上記判定処理を行うので、この場合
にも適切な読取解像度を設定することができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0017】同図において、システム制御部1は、この
ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシ
ミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメモ
リ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラ
ム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各
種データなどを記憶するとともに、システム制御部1の
ワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ
3は、このグループ3ファクシミリ装置に固有な各種の
情報を記憶するためのものである。
【0018】スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ5は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0019】画像処理部7は、画像データの線密度(解
像度)を変換する所定の線密度変換処理を行うものであ
り、符号化復号化部8は、画信号を所定の符号化方式
(例えば、MH方式やMR方式)で符号化圧縮するとと
もに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号
化するためのものであり、画像蓄積装置9は、符号化圧
縮された状態の画情報を多数記憶するためのものであ
る。
【0020】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.33モデム、
V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えて
いる。
【0021】網制御装置11は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0022】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ
5、操作表示部6、画像処理部7、符号化復号化部8、
画像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、
および、網制御装置11は、システムバス12に接続さ
れており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、
主としてこのシステムバス12を介して行われている。
【0023】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0024】さて、このグループ3ファクシミリ装置で
は、原稿画像の伝送解像度として、図2(a),
(b),(c)に示した3種類の画素に対応した伝送解
像度のいずれかを選択的に使用する。
【0025】同図(a)に示した画素は、グループ3フ
ァクシミリ装置の機能の勧告であるCCITT勧告T.
4における標準的な伝送解像度(STD)の画素であ
り、この伝送解像度は、主走査方向に8ドット/mmの
解像度で、かつ、副走査方向に3.85ライン/mmの
解像度(線密度)をもつ。
【0026】同図(b)に示した画素は、CCITT勧
告T.4におけるオプション的な伝送解像度(DTL)
の画素であり、この伝送解像度は、主走査方向に8ドッ
ト/mmの解像度で、かつ、副走査方向に7.7ライン
/mmの解像度(線密度)をもつ。
【0027】同図(c)に示した画素は、CCITT勧
告T.4には含まれない機種独自の伝送解像度(SS
F)の画素であり、この伝送解像度は、主走査方向に8
ドット/mmの解像度で、かつ、副走査方向に14.5
ライン/mmの解像度(線密度)をもつ。
【0028】スキャナ4は、原稿画像をSSFの解像度
で画素に分解して読み取り、おのおのの画素を二値化し
た二値化画像データを出力する。また、本実施例では、
画像処理部7は、SSFの解像度の画像データをDTL
の解像度の画像データに線密度変換する処理機能、およ
び、SSFの解像度の画像データをSTDの解像度の画
像データに線密度変換する処理機能を備えている。
【0029】以上の構成で、本実施例では、原稿画像を
送信するとき、スキャナ4で読み取って得た画像データ
を符号化復号化部8で符号化圧縮し、画情報の状態で一
旦画像蓄積装置9に保存した後に、指定された宛先を発
呼し、画像蓄積装置9に保存した画情報を宛先端末に送
信するメモリ送信機能を適用する。
【0030】また、1ページ分の送信原稿をスキャナ4
で読み取ってから、画像蓄積装置9に保存するまでの処
理例を図3に示す。
【0031】まず、スキャ七4の読取線密度をSSFに
設定した状態で(処理101)、スキャナ4に1ページ
分の原稿画像を読取入力させて、このときにスキャナ4
から出力される画像データを、システムメモリ2に形成
した所定の画像バッファ領域に保存する(処理10
2)。
【0032】次いで、画像バッファ領域に保存した1ペ
ージ分の画像データを、符号化復号化部8によって所定
の符号化方式で符号化圧縮し、それによって得た1ペー
ジ分の画情報を、システムメモリ2に形成した所定の画
情報バッファ領域に保存する(処理103)。
【0033】そして、このときの画情報バッファ領域に
保存した1ページ分の画情報の符号データ量CDを入力
し(処理104)、この符号データ量CDが所定値T1
以上になっているかどうかを調べる(判断105)。
【0034】判断105の結果がYESになるときに
は、このページの画像が複雑で、細かい画像が多い場合
なので、このページの画像の伝送線密度をSSFに設定
した状態で(処理106)、この処理を終了する。これ
により、これ以降の処理では、このページの画像は、伝
送線密度がSSFとして取り扱われ、画像蓄積装置9に
一旦蓄積された後に、指定された宛先に送信される。
【0035】また、判断105の結果がNOになるとき
には、符号データ量CDが所定値T2(<T1)よりも
大きいかどうかを調べる(判断107)。判断107の
結果がYESになるときには、このページの画像が比較
的に複雑で、ある程度細かい画像を含む場合なので、こ
のページの画像の伝送線密度をDTLに設定する(処理
108)。
【0036】次に、画情報バッファ領域に保存した1ペ
ージ分の画情報を、符号化復号化部8によって元の画像
データに復号化して、その画像データを画像バッファ領
域に保存し(処理109)、その画像バッファ領域の1
ページ分の線密度がSSFの画像データを、画像処理部
7によって線密度がDTLの画像データに線密度変換し
(処理110)、その線密度変換後のDTLの画像デー
タを、システムメモリ2に設定した別の画像バッファ領
域に保存する。
【0037】そして、その別の画像バッファ領域に保存
した線密度がDTLの画像データを、符号化復号化部8
によって符号化圧縮し、それによって得た画情報を、画
像蓄積装置9に保存する(処理111)。また、このペ
ージの画情報は、伝送線密度がDTLに設定された状態
で取り扱われる。
【0038】また、判断107の結果がNOになるとき
には、このページの画像には複雑な部分がなく、あまり
細かい画像を含まない場合なので、このページの画像の
伝送線密度をSTDに設定する(処理112)。
【0039】次に、画情報バッファ領域に保存した1ペ
ージ分の画情報を、符号化復号化部8によって元の画像
データに復号化して、その画像データを画像バッファ領
域に保存し(処理113)、その画像バッファ領域の1
ページ分の線密度がSSFの画像データを、画像処理部
7によって線密度がSTDの画像データに線密度変換し
(処理114)、その線密度変換後のSTDの画像デー
タを、システムメモリ2に設定した別の画像バッファ領
域に保存する。
【0040】そして、その別の画像バッファ領域に保存
した線密度がSTDの画像データを、符号化復号化部8
によって符号化圧縮し、それによって得た画情報を、画
像蓄積装置9に保存する(処理115)。また、このペ
ージの画情報は、伝送線密度がSTD設定された状態で
取り扱われる。
【0041】このようにして、本実施例では、1ページ
分の画像データを符号化圧縮して得た画情報のデータ量
に基づいて、そのページの原稿画像の内容の複雑さを判
定し、その判定結果に応じて、そのページの原稿画像の
伝送線密度を設定するようにしている。ここで、原稿画
像の内容がより複雑な場合には、画情報のデータ量がよ
り多くなるので、画情報のデータ量に基づいて、原稿画
像の内容をある程度まで判定することができるので、こ
のような本実施例による原稿画像の伝送線密度の設定方
法により、適切な伝送線密度を設定することができる。
【0042】ただし、例えば、部分的に細かい画像が集
中していて、その部分以外の画像が全白であるような原
稿画像の場合、画情報のデータ量がそれほど大きくなら
ないことがある。このような場合には、上述した実施例
の原稿画像の伝送線密度の設定方法では、適切な伝送線
密度を設定することができなくなるおそれがある。
【0043】このような自体に対処するためには、例え
ば、図4に示すように、原稿画像を副走査方向に4つの
ブロックに等分に分割し、この原稿画像を符号化圧縮し
たときに得られるおのおののブロックにおける画情報の
データ量のうち、最もデータ量のものを選択し、その最
大のデータ量に基づいて原稿画像の伝送線密度を判定す
るようにすれば、部分的に細かな画像が含まれるような
場合でも、伝送線密度を適切な値に設定することができ
る。
【0044】図4および図5は、この場合に、1ページ
分の送信原稿をスキャナ4で読み取ってから、画像蓄積
装置9に保存するまでの処理例を示している。
【0045】まず、スキャ七4の読取線密度をSSFに
設定した状態で(処理201)、スキャナ4に1ページ
分の原稿画像を読取入力させて、このときにスキャナ4
から出力される画像データを、システムメモリ2に形成
した所定の画像バッファ領域に保存する(処理20
2)。
【0046】次いで、変数iを0に初期設定した後に
(処理203)、変数iの値を1つ増やし(処理20
4)、画像バッファ領域に保存されている画像データの
うち、i番目のブロックに相当する部分の画像データを
符号化復号化部8で符号化圧縮し、それによって得た画
情報を、そのときのブロックに対応した画情報バッファ
領域のアドレスに保存する(処理205)。
【0047】そして、そのときに画情報バッファ領域に
保存されている全データ量CDTを入力し(処理20
6)、i番目のブロックのデータ量CD(i)を算出す
る(処理207)。ここで、1ページ分の符号化処理を
終了したかどうかを調べて(判断208)、判断208
の結果がNOになるときには、処理204に戻り、次の
ブロックについての処理を実行する。
【0048】1ページ分の符号化処理を終了して、判断
208の結果がYESになるときには、各ブロックのデ
ータ量CD(i)のうち、最大のものを選択し、それを
最大値CDxに設定する(処理209)。
【0049】次いで、この最大値CDxがT1a以上に
なっているかどうかを調べる(判断210)。判断21
0の結果がYESになるときには、このページの画像が
複雑で、細かい画像が多い場合なので、このページの画
像の伝送線密度をSSFに設定した状態で(処理21
1)、この処理を終了する。これにより、これ以降の処
理では、このページの画像は、伝送線密度がSSFとし
て取り扱われ、画像蓄積装置9に一旦蓄積された後に、
指定された宛先に送信される。
【0050】また、判断212の結果がNOになるとき
には、最大値CDxが所定値T2a(<T1a)よりも
大きいかどうかを調べる(判断212)。判断212の
結果がYESになるときには、このページの画像が比較
的に複雑で、ある程度細かい画像を含む場合なので、こ
のページの画像の伝送線密度をDTLに設定する(処理
213)。
【0051】次に、画像バッファ領域に保存されている
線密度がSSFの1ページ分の画像データを、画像処理
部7によって線密度がDTLの画像データに線密度変換
し(処理214)、その線密度変換後のDTLの画像デ
ータを、システムメモリ2に設定した別の画像バッファ
領域に保存する。
【0052】そして、その別の画像バッファ領域に保存
した線密度がDTLの画像データを、符号化復号化部8
によって符号化圧縮し、それによって得た画情報を、画
像蓄積装置9に保存する(処理215)。また、このペ
ージの画情報は、伝送線密度がDTLに設定された状態
で取り扱われる。
【0053】また、判断212の結果がNOになるとき
には、このページの画像には複雑な部分がなく、あまり
細かい画像を含まない場合なので、このページの画像の
伝送線密度をSTDに設定する(処理216)。
【0054】次に、画像バッファ領域に保存されている
線密度がSSFの1ページ分の画像データを、画像処理
部7によって線密度がSTDの画像データに線密度変換
し(処理217)、その線密度変換後のSTDの画像デ
ータを、システムメモリ2に設定した別の画像バッファ
領域に保存する。
【0055】そして、その別の画像バッファ領域に保存
した線密度がSTDの画像データを、符号化復号化部8
によって符号化圧縮し、それによって得た画情報を、画
像蓄積装置9に保存する(処理218)。また、このペ
ージの画情報は、伝送線密度がSTD設定された状態で
取り扱われる。
【0056】このようにして、ブロック単位の画情報の
符号データ量の最大値に基づいて、画像の細かさの状態
を判断しているので、部分的に細かい画像を含むような
原稿画像についても、適切な線密度を設定することがで
きる。また、この場合には、スキャナ4で読み取って得
た画像データを一時保存する画像バッファ領域を、線密
度変換時のソースデータ側のバッファ領域にも使用して
いるので、メモリの利用効率がよい。
【0057】さて、原稿画像には、例えば、図7(a)
に示したように、部分的に写真などの中間調画像PHを
含む場合がある。通常、中間調画像PHの部分の画像を
符号化圧縮したときに形成される画情報のデータ量は、
非中間調画像の部分の画像に比べて非常に大きくなるの
で、この部分を含んだ状態で、上述したような線密度の
設定処理を適用すると、細かい画像を含まない部分での
画情報のデータ量が大きくなり、誤判定するおそれがあ
る。
【0058】このような誤判定を防止するためには、こ
の中間調画像の領域を除いた部分で、画情報のデータ量
を判定する必要がある。
【0059】一方、中間調画像を固定の閾値で単純に二
値化処理すると、中間調の情報が失われるので、この部
分の画質が劣化する。そこで、画像の中間調領域を判定
し、この中間調領域については、ディザ二値化処理など
の擬似中間調二値化処理や、誤差拡散法を用いた二値化
処理を適用することで、画質の劣化を抑制するようにし
たものがある。
【0060】図8は、このような二値化処理機能を備え
たスキャナ4の画像処理系の一例を示している。
【0061】同図において、画像読取部15は、SSF
の線密度で原稿画像を読み取るとともに、おのおのの画
素のデータをを所定ビット数の画像データとして出力す
るものであり、その画像データPDは、中間調二値化部
16、固定閾値二値化部17、および、像域分離部18
に加えられている。
【0062】中間調二値化部16は、画像データPD
を、例えば、組織的ディザマトリクス閾値を用いた擬似
中間調二値化処理や、誤差拡散法を適用した擬似中間調
二値化処理などの擬似中間調二値化処理を適用するもの
であり、その出力データは、擬似中間調二値化データB
Wpとして、切換器19の一方の切換入力端に加えられ
ている。
【0063】固定閾値二値化部17は、画像データPD
に対して、所定の固定閾値を適用した二値化処理を行う
ものであり、その出力データは、二値化データBWsと
して、切換器19の他方の切換入力端に加えられてい
る。
【0064】像域分離部18は、画像データPDに基づ
いて、現在二値化対象となっている画素が中間調領域に
含まれるか、非中間調領域に含まれるかを判定するもの
であり、中間調領域に含まれると判定したときには、デ
ータ0の像域判定信号SLを出力し、非中間調領域に含
まれると判定したときには、データ1の像域判定信号S
Lを出力する。この像域判定信号SLは、切換器19の
制御入力端に加えられるとともに、システム制御部1に
出力される。なお、この像域分離部18の具体的処理方
法としては、周知の像域分離技術を用いることができ
る。例えば、中間調領域と判定できる濃度範囲の画像デ
ータであれば、その画素が中間調領域に含まれると判定
することができる。
【0065】切換器19は、像域判定信号SLがデータ
0になっているときには、その一方の切換入力端に加え
られている擬似中間調二値化データBWpを選択すると
ともに、像域判定信号SLがデータ1になっているとき
には、その他方の切換入力端に加えられている二値化デ
ータBWsを選択するものであり、その出力は、二値化
データBWとして、システムバス12に出力されてい
る。
【0066】したがって、ある画素についての二値化処
理が、それぞれ中間調二値化部16および固定閾値二値
化部17で行われ、その画素に対応した擬似中間調二値
化データBWpおよび二値化データBWsがそれぞれ中
間調二値化部16および固定閾値二値化部17から出力
されて、切換器19の一方の切換入力端および他方の切
換入力端に加えられている。
【0067】ここで、その二値化対象となっている画素
が、中間調領域に含まれている場合には、像域分離部1
8からは、データ0の像域判定信号SLが出力される。
これにより、切換器19は、擬似中間調二値化データB
Wpを選択して、二値化データBWとして出力する。
【0068】また、その二値化対象となっている画素
が、非中間調領域に含まれている場合には、像域分離部
18からは、データ1の像域判定信号SLが出力され
る。これにより、切換器19は、二値化データBWsを
選択して、二値化データBWとして出力する。
【0069】このようにして、二値化データBWの値
は、そのときの二値化対象となっている画素が含まれる
画素領域に対応した値となる。
【0070】図9および図10は、この場合に、1ペー
ジ分の送信原稿をスキャナ4で読み取ってから、画像蓄
積装置9に保存するまでの処理例を示している。
【0071】まず、スキャ七4の読取線密度をSSFに
設定した状態で(処理301)、スキャナ4に1ページ
分の原稿画像を読取入力させて、このときにスキャナ4
から出力される画像データを、システムメモリ2に形成
した所定の画像バッファ領域に保存する(処理30
2)。
【0072】次いで、画像バッファ領域に保存した1ペ
ージ分の画像データを、符号化復号化部8によって所定
の符号化方式で符号化圧縮し、それによって得た1ペー
ジ分の画情報を、システムメモリ2に形成した所定の画
情報バッファ領域に保存するとともに(処理303)、
そのときにスキャナ4から出力される像域判定信号SL
を、おのおのの画素毎に入力して、保存する(処理30
4)。
【0073】そして、処理対象となる画像ラインを記憶
するためのラインカウンタLnの値を1に初期設定し
(処理305)、そのラインカウンタLnの値で示され
るライン(以下、これを「Ln番目のライン」という)
が、1つ以上の中間調画素を含まない非中間調ラインで
あるかどうかを、像域判定信号SLの保存結果を参照し
て判断する(判断306)。
【0074】判断306の結果がYESになるときに
は、Ln番目のラインの符号データ量CD(Ln)を、
画情報バッファ領域に保存した内容を参照して入力し
(処理307)、その符号データ量CD(Ln)の値を
積算値CDtに積算する(処理308)。また、判断3
06の結果がNOになるときには、処理307および処
理308を実行しない。これにより、積算値CDtに
は、非中間調領域のラインの符号データ量の積算値が保
存される。
【0075】次いで、ラインカウンタLnの値を1つ増
やし(処理309)、このラインカウンタLnの値を参
照して、1ページ分の処理が終了したかどうかを調べ
(判断310)、判断310の結果がNOになるときに
は、判断306に戻って、次のラインについての処理を
実行する。
【0076】1ページ分の処理が終了した場合で、判断
310の結果がYESになるときには、この積算値CD
tが所定値T1b以上になっているかどうかを調べる
(判断311)。判断311の結果がYESになるとき
には、このページの画像が複雑で、細かい画像が多い場
合なので、このページの画像の伝送線密度をSSFに設
定した状態で(処理312)、この処理を終了する。こ
れにより、これ以降の処理では、このページの画像は、
伝送線密度がSSFとして取り扱われ、画像蓄積装置9
に一旦蓄積された後に、指定された宛先に送信される。
【0077】また、判断311の結果がNOになるとき
には、積算値CDtが所定値T2b(<T1b)よりも
大きいかどうかを調べる(判断313)。判断313の
結果がYESになるときには、このページの画像が比較
的に複雑で、ある程度細かい画像を含む場合なので、こ
のページの画像の伝送線密度をDTLに設定する(処理
314)。
【0078】次に、画像バッファ領域に保存されている
線密度がSSFの1ページ分の画像データを、画像処理
部7によって線密度がDTLの画像データに線密度変換
し(処理315)、その線密度変換後のDTLの画像デ
ータを、システムメモリ2に設定した別の画像バッファ
領域に保存する。
【0079】そして、その別の画像バッファ領域に保存
した線密度がDTLの画像データを、符号化復号化部8
によって符号化圧縮し、それによって得た画情報を、画
像蓄積装置9に保存する(処理316)。また、このペ
ージの画情報は、伝送線密度がDTLに設定された状態
で取り扱われる。
【0080】また、判断313の結果がNOになるとき
には、このページの画像には複雑な部分がなく、あまり
細かい画像を含まない場合なので、このページの画像の
伝送線密度をSTDに設定する(処理317)。
【0081】次に、画像バッファ領域に保存されている
線密度がSSFの1ページ分の画像データを、画像処理
部7によって線密度がSTDの画像データに線密度変換
し(処理318)、その線密度変換後のSTDの画像デ
ータを、システムメモリ2に設定した別の画像バッファ
領域に保存する。
【0082】そして、その別の画像バッファ領域に保存
した線密度がSTDの画像データを、符号化復号化部8
によって符号化圧縮し、それによって得た画情報を、画
像蓄積装置9に保存する(処理319)。また、このペ
ージの画情報は、伝送線密度がSTD設定された状態で
取り扱われる。
【0083】このようにして、本実施例では、図7
(b)に示したように、中間調領域PHを除く画像領域
について、ライン単位に符号データ量を積算した値に基
づいて、このときの原稿画像の線密度を判定しているの
で、より正確な線密度を設定することができる。
【0084】図11および図12は、1ページ分の送信
原稿をスキャナ4で読み取ってから、画像蓄積装置9に
保存するまでの他の処理例を示している。
【0085】まず、スキャ七4の読取線密度をSSFに
設定した状態で(処理401)、スキャナ4に1ページ
分の原稿画像を読取入力させて、このときにスキャナ4
から出力される画像データを、システムメモリ2に形成
した所定の画像バッファ領域に保存する(処理40
2)。
【0086】次いで、画像バッファ領域に保存した1ペ
ージ分の画像データを、符号化復号化部8によって所定
の符号化方式で符号化圧縮し、それによって得た1ペー
ジ分の画情報を、システムメモリ2に形成した所定の画
情報バッファ領域に保存するとともに(処理403)、
そのときにスキャナ4から出力される像域判定信号SL
を、おのおのの画素毎に入力して、保存する(処理40
4)。
【0087】そして、処理対象となるブロックを記憶す
るためのブロックカウンタBnの値を1に初期設定する
とともに(処理405)、処理対象となるラインを記憶
するためのラインカウンタLnの値を1に初期設定し
(処理406)、そのカウンタLnの値で示されるライ
ン(以下、これを「Ln番目のライン」という)が、1
つ以上の中間調画素を含まない非中間調ラインであるか
どうかを、像域判定信号SLの保存結果を参照して判断
する(判断407)。
【0088】判断407の結果がYESになるときに
は、Ln番目のラインの符号データ量CD(Ln)を、
画情報バッファ領域に保存した内容を参照して入力し
(処理408)、その符号データ量CD(Ln)の値
を、ブロックカウンタBnの値に対応したブロックデー
タ積算値BD(Bn)に積算する(処理409)。ま
た、判断407の結果がNOになるときには、処理40
8および処理409を実行しない。これにより、ブロッ
クデータ積算値BD(Bn)には、各ブロックカウンタ
Bnの値に対応したおのおののブロック(図7(c)参
照)について、非中間調領域のラインの符号データ量の
積算値が保存される。
【0089】次いで、ラインカウンタLnの値を1つ増
やし(処理410)、このラインカウンタLnの値を参
照して、1ページ分の処理が終了したかどうかを調べ
(判断411)、判断411の結果がNOになるときに
は、ラインカウンタLnの値を参照して、1ブロック分
の処理が終了したかどうかを調べる(判断412)。判
断413の結果がNOになるときには、判断407に戻
って、次のラインについての処理を実行する。また、判
断412の結果がYESになるときには、ブロックカウ
ンタBnの値を1つ増やした後に(処理413)、判断
407に戻り、次のブロックについて、同様の処理を実
行する。
【0090】1ページ分の処理が終了した場合で、判断
411の結果がYESになるときには、ブロックデータ
積算値BD(Bn)のうちの最大値BDxを求める(判
断414)。
【0091】そして、最大値BDxが所定値T1c以上
になっているかどうかを調べる(判断415)。判断4
15の結果がYESになるときには、このページの画像
が複雑で、細かい画像が多い場合なので、このページの
画像の伝送線密度をSSFに設定した状態で(処理41
6)、この処理を終了する。これにより、これ以降の処
理では、このページの画像は、伝送線密度がSSFとし
て取り扱われ、画像蓄積装置9に一旦蓄積された後に、
指定された宛先に送信される。
【0092】また、判断415の結果がNOになるとき
には、最大値BDxが所定値T2c(<T1c)よりも
大きいかどうかを調べる(判断417)。判断417の
結果がYESになるときには、このページの画像が比較
的に複雑で、ある程度細かい画像を含む場合なので、こ
のページの画像の伝送線密度をDTLに設定する(処理
418)。
【0093】次に、画像バッファ領域に保存されている
線密度がSSFの1ページ分の画像データを、画像処理
部7によって線密度がDTLの画像データに線密度変換
し(処理419)、その線密度変換後のDTLの画像デ
ータを、システムメモリ2に設定した別の画像バッファ
領域に保存する。
【0094】そして、その別の画像バッファ領域に保存
した線密度がDTLの画像データを、符号化復号化部8
によって符号化圧縮し、それによって得た画情報を、画
像蓄積装置9に保存する(処理420)。また、このペ
ージの画情報は、伝送線密度がDTLに設定された状態
で取り扱われる。
【0095】また、判断417の結果がNOになるとき
には、このページの画像には複雑な部分がなく、あまり
細かい画像を含まない場合なので、このページの画像の
伝送線密度をSTDに設定する(処理421)。
【0096】次に、画像バッファ領域に保存されている
線密度がSSFの1ページ分の画像データを、画像処理
部7によって線密度がSTDの画像データに線密度変換
し(処理422)、その線密度変換後のSTDの画像デ
ータを、システムメモリ2に設定した別の画像バッファ
領域に保存する。
【0097】そして、その別の画像バッファ領域に保存
した線密度がSTDの画像データを、符号化復号化部8
によって符号化圧縮し、それによって得た画情報を、画
像蓄積装置9に保存する(処理423)。また、このペ
ージの画情報は、伝送線密度がSTD設定された状態で
取り扱われる。
【0098】このようにして、本実施例では、図7
(c)に示したように、原稿画像を副走査方向に等分に
4分割したブロックA,B,C,Dについて、中間調領
域PHを除く画像領域の符号データ量をライン単位に積
算し、その積算値の最大値に基づいて、このときの原稿
画像の線密度を判定しているので、より正確な線密度を
設定することができる。
【0099】また、例えば、図7(d)に示したよう
に、原稿画像を副走査方向に等分に4分割したブロック
A,B,C,Dについて、中間調領域PHを除く画像領
域の符号データ量を画素単位に積算し、その積算値の最
大値に基づいて、このときの原稿画像の線密度を判定す
るようにすることで、さらに、精度よく線密度の設定を
行うことができる。この場合、例えば、画情報を調べて
符号データ単位に画素数を判断し、主走査方向に画素位
置を判定するとともに、像域判定結果を画素単位に見
て、その画素位置が中間調領域に含まれるか否かを調
べ、非中間調領域として判断した符号データのデータ量
を積算するようにするとよい。
【0100】なお、上述した実施例では、本発明をグル
ープ3ファクシミリ装置について適用したが、本発明
は、グループ4ファクシミリ装置についても同様にして
適用することができる。
【0101】また、上述した実施例では、最大線密度が
SSFで、その1/2の線密度(DTL)と、さらにそ
の1/2の線密度(STD)を用いる場合について説明
したが、それ以外の解像度を適用する場合についても、
本発明を同様にして適用することができる。例えば、最
大解像度が主走査方向に16ドット/mmで、副走査方
向に14.5ライン/mmである場合についても、本発
明を同様にして適用することができる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
符号化圧縮後の画情報の符号データ量が大きい場合に
は、そのページの画像の内容が細かいものであると判定
して、最大読取解像度のままの画像データを送信画像デ
ータとして用いるとともに、その符号データ量が少ない
場合には、そのページの画像の内容があまり細かくない
と判定して、より低解像度の画像データに変換し、その
変換後の画像データを符号化圧縮して形成した画情報を
送信するので、原稿画像の内容に応じた読取解像度が設
定され、その結果、画質が良好で、また、伝送効率の良
好な画像伝送が可能になる。また、中間調領域を判別し
て、その中間調領域では擬似中間調二値化処理した二値
化画像データを出力する画像読取装置を備えた場合に
は、中間調領域を除いた部分の符号データ量に基づい
て、上記判定処理を行うので、この場合にも適切な読取
解像度を設定することができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示したブロック図。
【図2】各解像度の画素構造を説明するための概略図。
【図3】1ページ分の原稿画像を読み取ってから保存す
るまでの処理の一例を示したフローチャート。
【図4】原稿画像をブロック分けした場合について説明
するための概略図。
【図5】1ページ分の原稿画像を読み取ってから保存す
るまでの処理の他の例の一部を示したフローチャート。
【図6】1ページ分の原稿画像を読み取ってから保存す
るまでの処理の他の例の他の部分を示したフローチャー
ト。
【図7】中間調画像を含む場合の処理について説明する
ための概略図。
【図8】スキャナの信号処理系に一例を示したブロック
図。
【図9】1ページ分の原稿画像を読み取ってから保存す
るまでの処理のさらに他の例の一部を示したフローチャ
ート。
【図10】1ページ分の原稿画像を読み取ってから保存
するまでの処理のさらに他の例の他の部分を示したフロ
ーチャート。
【図11】1ページ分の原稿画像を読み取ってから保存
するまでの処理のまたさらに他の例の一部を示したフロ
ーチャート。
【図12】1ページ分の原稿画像を読み取ってから保存
するまでの処理のまたさらに他の例の他の部分を示した
フローチャート。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システムメモリ 4 スキャナ 15 画像読取部 16 中間調二値化部 17 固定閾値二値化部 18 像域分離部 19 切換器

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の伝送解像度のうち最高の解像度で
    原稿画像を二値読取可能な画像読取装置と、 この画像読取装置が読み取って得た二値化画像データ
    を、より低解像度の伝送解像度に変換する画像処理手段
    と、 上記二値化画像データを所定の符号化方式で符号化圧縮
    した画情報に変換するとともに、画情報を元の二値化画
    像データに復号化する符号化復号化手段と、 上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
    って得た二値化画像データを上記符号化復号化手段によ
    り符号化圧縮したときに得られた画情報のデータ量が所
    定値よりも小さかったときには、その二値化画像データ
    を上記画像処理手段によってより低解像度の伝送解像度
    の低解像度二値化画像データに変換し、その低解像度二
    値化画像データを上記符号化復号化手段によって符号化
    圧縮して得た画情報を伝送画情報として用いる制御手段
    を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 所定の伝送解像度のうち最高の解像度で
    原稿画像を二値読取可能な画像読取装置と、 この画像読取装置が読み取って得た二値化画像データ
    を、より低解像度の伝送解像度に変換する画像処理手段
    と、 上記二値化画像データを所定の符号化方式で符号化圧縮
    した画情報に変換するとともに、画情報を元の二値化画
    像データに復号化する符号化復号化手段と、 上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
    って得た二値化画像データを上記符号化復号化手段によ
    り符号化圧縮したときに得られた画情報のデータ量を、
    上記原稿画像の上記画像読取装置の副走査方向に分割し
    てなるブロック単位に検出し、その検出したデータ量の
    最大のものが、所定値よりも小さかったときには、その
    ページの1ページ分の二値化画像データを、上記画像処
    理手段によってより低解像度の伝送解像度の低解像度二
    値化画像データに変換し、その低解像度二値化画像デー
    タを上記符号化復号化手段によって符号化圧縮して得た
    画情報を伝送画情報として用いる制御手段を備えたこと
    を特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 所定の伝送解像度のうち最高の解像度で
    原稿画像を多階調で読取可能な画像読取装置と、 この画像読取装置から出力される多階調画像データを所
    定の擬似中間調二値化処理する擬似中間調二値化処理手
    段と、 上記画像読取装置から出力される多階調画像データを所
    定の固定閾値で二値化処理する固定閾値二値化手段と、 上記画像読取装置から出力される多階調画像データを画
    素単位に中間調領域と非中間調領域に判定する像域分離
    手段と、 この像域分離手段が中間調領域と判定している画素につ
    いては上記擬似中間調二値化処理手段から出力される中
    間調二値化データを選択する一方、上記像域分離手段が
    非中間調領域と判定している画素については上記固定閾
    値二値化手段から出力される非中間調二値化データを選
    択する画像合成手段と、 この画像合成手段から出力される二値化画像データを、
    より低解像度の伝送解像度に変換する画像処理手段と、 上記画像合成手段から出力される二値化画像データを所
    定の符号化方式で符号化圧縮した画情報に変換するとと
    もに、画情報を元の二値化画像データに復号化する符号
    化復号化手段と、 上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
    ったときに上記画像合成手段から出力される二値化画像
    データを上記符号化復号化手段により符号化圧縮したと
    きに得られた画情報のデータ量が所定値よりも小さかっ
    たときには、その二値化画像データを上記画像処理手段
    によってより低解像度の伝送解像度の低解像度二値化画
    像データに変換し、その低解像度二値化画像データを上
    記符号化復号化手段によって符号化圧縮して得た画情報
    を伝送画情報として用いる制御手段を備えたことを特徴
    とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 所定の伝送解像度のうち最高の解像度で
    原稿画像を多階調で読取可能な画像読取装置と、 この画像読取装置から出力される多階調画像データを所
    定の擬似中間調二値化処理する擬似中間調二値化処理手
    段と、 上記画像読取装置から出力される多階調画像データを所
    定の固定閾値で二値化処理する固定閾値二値化手段と、 上記画像読取装置から出力される多階調画像データを画
    素単位に中間調領域と非中間調領域に判定する像域分離
    手段と、 この像域分離手段が中間調領域と判定している画素につ
    いては上記擬似中間調二値化処理手段から出力される中
    間調二値化データを選択する一方、上記像域分離手段が
    非中間調領域と判定している画素については上記固定閾
    値二値化手段から出力される非中間調二値化データを選
    択する画像合成手段と、 この画像合成手段から出力される二値化画像データを、
    より低解像度の伝送解像度に変換する画像処理手段と、 上記画像合成手段から出力される二値化画像データを所
    定の符号化方式で符号化圧縮した画情報に変換するとと
    もに、画情報を元の二値化画像データに復号化する符号
    化復号化手段と、 上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
    ったときに上記画像合成手段から出力される二値化画像
    データを上記符号化復号化手段により符号化圧縮したと
    きに得られた画情報のデータ量を、上記原稿画像の上記
    画像読取装置の副走査方向に分割してなるブロック単位
    に検出し、その検出したデータ量の最大のものが、所定
    値よりも小さかったときには、そのページの1ページ分
    の上記二値化画像データを、上記画像処理手段によって
    より低解像度の伝送解像度の低解像度二値化画像データ
    に変換し、その低解像度二値化画像データを上記符号化
    復号化手段によって符号化圧縮して得た画情報を伝送画
    情報として用いる制御手段を備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 所定の伝送解像度のうち最高の解像度で
    原稿画像を多階調で読取可能な画像読取装置と、 この画像読取装置から出力される多階調画像データを所
    定の擬似中間調二値化処理する擬似中間調二値化処理手
    段と、 上記画像読取装置から出力される多階調画像データを所
    定の固定閾値で二値化処理する固定閾値二値化手段と、 上記画像読取装置から出力される多階調画像データを画
    素単位に中間調領域と非中間調領域に判定する像域分離
    手段と、 この像域分離手段が中間調領域と判定している画素につ
    いては上記擬似中間調二値化処理手段から出力される中
    間調二値化データを選択する一方、上記像域分離手段が
    非中間調領域と判定している画素については上記固定閾
    値二値化手段から出力される非中間調二値化データを選
    択する画像合成手段と、 この画像合成手段から出力される二値化画像データを、
    より低解像度の伝送解像度に変換する画像処理手段と、 上記画像合成手段から出力される二値化画像データを所
    定の符号化方式で符号化圧縮した画情報に変換するとと
    もに、画情報を元の二値化画像データに復号化する符号
    化復号化手段と、 上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
    ったときに上記画像合成手段から出力される二値化画像
    データを上記符号化復号化手段により符号化圧縮したと
    きに得られた画情報のデータ量のうち、上記像域分離手
    段が中間調領域と判定している画素を含むラインを除い
    たラインのデータ量が所定値よりも小さかったときに
    は、その二値化画像データを上記画像処理手段によって
    より低解像度の伝送解像度の低解像度二値化画像データ
    に変換し、その低解像度二値化画像データを上記符号化
    復号化手段によって符号化圧縮して得た画情報を伝送画
    情報として用いる制御手段を備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 所定の伝送解像度のうち最高の解像度で
    原稿画像を多階調で読取可能な画像読取装置と、 この画像読取装置から出力される多階調画像データを所
    定の擬似中間調二値化処理する擬似中間調二値化処理手
    段と、 上記画像読取装置から出力される多階調画像データを所
    定の固定閾値で二値化処理する固定閾値二値化手段と、 上記画像読取装置から出力される多階調画像データを画
    素単位に中間調領域と非中間調領域に判定する像域分離
    手段と、 この像域分離手段が中間調領域と判定している画素につ
    いては上記擬似中間調二値化処理手段から出力される中
    間調二値化データを選択する一方、上記像域分離手段が
    非中間調領域と判定している画素については上記固定閾
    値二値化手段から出力される非中間調二値化データを選
    択する画像合成手段と、 この画像合成手段から出力される二値化画像データを、
    より低解像度の伝送解像度に変換する画像処理手段と、 上記画像合成手段から出力される二値化画像データを所
    定の符号化方式で符号化圧縮した画情報に変換するとと
    もに、画情報を元の二値化画像データに復号化する符号
    化復号化手段と、 上記画像読取装置により1ページ分の原稿画像を読み取
    ったときに上記画像合成手段から出力される二値化画像
    データを上記符号化復号化手段により符号化圧縮したと
    きに得られた画情報のデータ量のうち、上記像域分離手
    段が中間調領域と判定している画素を含むラインを除い
    たラインのデータ量を、上記原稿画像の上記画像読取装
    置の副走査方向に分割してなるブロック単位に検出し、
    その検出したデータ量の最大のものが、所定値よりも小
    さかったときには、そのページの1ページ分の上記二値
    化画像データを、上記画像処理手段によってより低解像
    度の伝送解像度の低解像度二値化画像データに変換し、
    その低解像度二値化画像データを上記符号化復号化手段
    によって符号化圧縮して得た画情報を伝送画情報として
    用いる制御手段を備えたことを特徴とするファクシミリ
    装置。
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