JP3491274B2 - 隔走査線処理符号化方法 - Google Patents

隔走査線処理符号化方法

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JP3491274B2
JP3491274B2 JP12460798A JP12460798A JP3491274B2 JP 3491274 B2 JP3491274 B2 JP 3491274B2 JP 12460798 A JP12460798 A JP 12460798A JP 12460798 A JP12460798 A JP 12460798A JP 3491274 B2 JP3491274 B2 JP 3491274B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding

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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多機能2 進画像の
符号化に適した隔走査線処理符号化方法に係り、特に、
例外サンプルデータ(Exceptional Sample Data ;ESD
)の存否によって対象画像情報の一部分もしくは全体
を選択的に符号化する改良した隔走査線処理符号化方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】解像度または画質の調整、伝送誤りに強
い符号化、伝送率の調整などの多機能が求められる2 進
画像の符号化のために、隔走査線処理符号化方法が用い
られてきている。図1 は、従来の符号化器/復号化器の
概念を示すための図面である。図1 において、入力され
る画像情報が符号化器11を介して符号化され、符号化の
結果より生じたビットストリームが伝送される。復号化
器15は、伝送されたビットストリームから復元された画
像情報を得る。
【0003】しかしながら、図1 に示す如き符号化器11
では、発生されるビット量が多く、また、これに伴うシ
ステムの複雑度も増加してくるという欠点があった。か
かる欠点は、多機能2 進画像の符号化では一層深刻化さ
れる。上記問題点を解決するために、隣接する走査線同
士の排他的OR演算を通して形状情報を符号化する、所謂
隔走査線処理符号化方法を利用するようになった。図2
は、従来の隔走査線処理符号化方法を説明するために示
す図面である。図面において、符号200 は遷移の形状情
報を、210 は基盤画像情報を、また、220 は符号化され
る対象画像情報(Object Image Data )を各々表す。基
盤画像情報210 は、遷移の形状情報200 を構成する画素
の中、奇数番目(あるいは偶数番目)の走査線に属する
画素からなる。対象画像情報220 は、基本的に遷移の形
状情報200 を構成する画素の中、偶数番目の走査線に属
する画素からなり、遷移サンプルデータ(Transitional
Sample Data)、例外サンプルデータ(ESD )、予測サ
ンプルデータ(Predictal Sample Data ;PSD )を含
む。
【0004】遷移サンプルデータとは、図2 に示す対象
画像情報220 のうち四角をつけた画素230 をいい、現走
査線に属する画素と直前及び直後にある二本の走査線に
属する画素(例えば、対象画像情報220 の最初走査線の
左側から三番目の画素と基盤画像情報210 の一番目及び
二番目の走査線の左側から三番目の画素)を比べてみれ
ば、一方は同一であるが他方は異なっているということ
を表す。この遷移サンプルデータは、現走査線の画素と
直前の走査線に属する画素を排他的OR演算の結果、及
び現走査線に属する画素と直後の走査線に属する画素を
排他的OR演算した結果を再び排他的OR演算し、該値
が"1" の場合に該当する。
【0005】例外サンプルデータは、隔走査線処理符号
化の対象画像情報220 のうち、丸をつけた画素240 をい
い、現走査線に属する画素と直前及び直後にある二つの
走査線に属する画素(例えば、対象画像情報220 の最初
走査線の右側から三番目の画素と基盤画像情報210 の最
初及び二番目の走査線の右側から三番目の画素)を比べ
てみれば、両側が全く異なっているということを表す。
この例外サンプルデータは、現走査線の画素と直前の走
査線に属する画素を排他的OR演算した結果、及び現走
査線に属する画素と直後の走査線に属する画素を排他的
OR演算した結果を再び排他的OR演算し、該値が"0"
の場合に該当する。
【0006】予測サンプルデータとは、対象画像情報22
0 から遷移サンプルデータ230と例外サンプルデータ240
とを除外した画素を言う。隔走査線処理符号化方法に
おいて、基盤画像情報は対象画像情報より独立的に符号
化される。対象画像情報を符号化するに際して、周辺画
素に鑑みた隣接する条件から画素コンテクスト値が得ら
れ、これら画素コンテクスト値を基にした確率模型に基
づいて対象画像情報がエントロピ符号化される。
【0007】例外サンプルデータは、これが連続的につ
ながる場合及びそうでない場合に分けて符号化される。
後者の場合には、コンテクストの画素予測確率と該特徴
値の出現回数(run )を求めてエントロピ符号化する。
前者の場合には、コンテクストの画素予測確率と例外サ
ンプルデータの連続するセグメントを符号化する。しか
し、かかる従来の隔走査線処理符号化方法は、遷移サン
プルデータ符号化と例外サンプルデータ符号化を別々に
処理する二つの過程を通して行われるがために、アルゴ
リズムが複雑化し、さらに、システム具現上の困難さが
ある。しかも、例外サンプルデータの符号化によって全
体的な符号化の性能が低下するという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
点の少なくとも一部を解消するために案出されたもので
あり、例外サンプルデータの存否によって対象画像情報
の一部分あるいは全体を選択的に符号化する改良した隔
走査線処理符号化方法を提供することをその目的とす
る。本発明の他の目的は、最適の隔走査線情報処理方向
を設定することにより全体符号化の効率が高まる改良し
た隔走査線処理符号化方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成す
るため、本発明による隔走査線処理符号化方法は、2進
画像情報に隔走査線処理を施して奇数あるいは偶数の走
査線に属する画素を基盤画像情報、前記基盤画像情報と
する走査線が偶数である場合は奇数/奇数である場合は
偶数の走査線に属する画素を対象画像情報とし、前記対
象画像情報に関し、現在走査している走査線に属する画
素と直前の走査線に属する画素との排他的論理和演算結
果、および現在走査している走査線に属する画素と直後
の走査線に属する画素との排他的論理和演算結果を更に
排他的論理和演算し、前記直前と直後の走査線に属する
画素が異なるケースを遷移サンプルデータ、前記直前と
直後の走査線に属する画素が同じであって現在走査して
いる走査線に属する画素とは異なるケースを例外サンプ
ルデータ、前記直前と直後の走査線に属する画素と現在
走査している走査線に属する画素が同じであるケースを
予測サンプルデータとしてそれぞれ符号化する隔走査線
処理符号化方法において、(a)前記2進画像情報を入
力する段階と、(b)入力された前記2進画像情報に関
して垂直/水平あるいは水平/垂直方向のうち予め決定
された隔走査線処理の方向に従って隔走査線処理を行う
段階と、(c)隔走査線処理の結果によって基盤画像情
報を得る段階と、(d)隔走査線処理の結果によって対
象画像情報を得る段階と、(e)前記ステップ(c)で得
た基盤画像情報を任意の符号化方法により符号化する段
階と、(f)前記ステップ(d)で得た対象画像情報が例
外サンプルデータを有しているかどうかを判断する段階
と、(g)例外サンプルデータが無い場合には、遷移サ
ンプルデータに対する符号化を行う段階と、(h)例外
サンプルデータが有る場合には、遷移サンプルデータ、
例外サンプルデータ、及び予測サンプルデータに対する
符号化を行う段階とを含むことを特徴とする。
【0010】 前記第2の目的を達成するために本発明
による隔走査線処理符号化方法は、2進画像情報に隔
査線処理を施して奇数あるいは偶数の走査線に属する画
素を基盤画像情報、前記基盤画像情報とする走査線が偶
数である場合は奇数/奇数である場合は偶数の走査線に
属する画素を対象画像情報とし、前記対象画像情報に関
し、現在走査している走査線に属する画素と直前の走査
線に属する画素との排他的論理和演算結果、および現在
走査している走査線に属する画素と直後の走査線に属す
る画素との排他的論理和演算結果を更に排他的論理和演
算し、前記直前と直後の走査線に属する画素が異なるケ
ースを遷移サンプルデータ、前記直前と直後の走査線に
属する画素が同じであって現在走査している走査線に属
する画素とは異なるケースを例外サンプルデータ、前記
直前と直後の走査線に属する画素と現在走査している走
査線に属する画素が同じであるケースを予測サンプルデ
ータとしてそれぞれ符号化する隔走査線処理符号化方法
において、(a’)前記2進画像情報を入力する段階
と、(b’)入力された前記2進画像情報に関して垂直
/水平あるいは水平/垂直方向のうち符号化ビット量の
少ない隔走査線処理の方向を決める段階と、(c’)決
定された隔走査線処理の方向に従って隔走査線処理を行
う段階と、(d’)隔走査線処理の結果によって基盤画
像情報を得る段階と、(e’)隔走査線処理の結果によ
って対象画像情報を得る段階と、(f’)前記ステップ
(d’)で得た基盤画像情報を任意の符号化方法により
符号化する段階と、(g’)前記ステップ(e’)で得た
対象画像情報が例外サンプルデータを有しているかどう
かを判断する段階と、(h’)例外サンプルデータが無
い場合には、遷移サンプルデータについての符号化を行
う段階と、(I’)例外サンプルデータが有る場合に
は、遷移サンプルデータ、例外サンプルデータ、予測サ
ンプルデータについての符号化を行う段階とを含むこと
を特徴とする。
【0011】 本発明はまた、2進画像情報に隔走査線
処理を施して奇数あるいは偶数の走査線に属する画素を
基盤画像情報、前記基盤画像情報とする走査線が偶数で
ある場合は奇数/奇数である場合は偶数の走査線に属す
る画素を対象画像情報とし、前記対象画像情報に関し、
現在走査している走査線に属する画素と直前の走査線に
属する画素との排他的論理和演算結果、および現在走査
している走査線に属する画素と直後の走査線に属する画
素との排他的論理和演算結果を更に排他的論理和演算
し、前記直前と直後の走査線に属する画素が異なるケー
スを遷移サンプルデータ、前記直前と直後の走査線に属
する画素が同じであって現在走査している走査線に属す
る画素とは異なるケースを例外サンプルデータ、前記直
前と直後の走査線に属する画素と現在走査している走査
線に属する画素が同じであるケースを予測サンプルデー
タとしてそれぞれ符号化する隔走査線処理符号化方法に
おいて、(a”)前記2進画像情報に関して隔走査線処
理を行い、基盤画像情報及び対象画像情報を得る過程
と、(b”)前記対象画像情報について遷移サンプルデ
ータ、例外サンプルデータ、予測サンプルデータを得る
過程と、(c”)前記対象画像情報が例外サンプルデー
タを有しているかどうかを判断する過程と、(d”)前
記判断過程の結果に応じて、例外サンプルデータが無い
場合には基盤画像情報及び遷移サンプルデータについて
の符号化のみを行い、例外サンプルデータが有る場合に
は基盤画像情報、遷移サンプルデータ、例外サンプルデ
ータ、そして予測サンプルデータについての符号化を行
う過程とを含むことを特徴とする隔走査線処理符号化方
法に関する。
【0012】上記方法において、前記隔走査線処理過程
が(a"1 )入力された2 進画像情報について、水平/垂
直の走査順序及び垂直/水平の走査順序に従って隔走査
線処理を行う過程と、(a"2 )走査順序による符号化の
結果から得たビット量を比べ、ビット量の少ない走査方
向の隔走査線処理の結果を選択する過程とを含むことが
できる。
【0013】 また、上記方法において、前記選択過程
(a”2)は、各走査方向による遷移サンプルデータ、あ
るいは、遷移サンプルデータと例外サンプルデータと予
測サンプルデータ、の符号化の結果から得たビット量を
比較するのが好ましい。あるいは、前記選択過程(a”
2)は、走査方向に従う、基盤画像情報と対象画像情報
における遷移サンプルデータの符号化の結果から得られ
る合計ビット量、あるいは、前記基盤画像情報と、遷移
サンプルデータ、例外サンプルデータ、対象画像情報に
おける予測サンプルデータの符号化の結果から得られる
合計ビット量を比較するのが好ましい。なお、後記する
発明の実施の形態において、「走査順序」とある記載は
「走査方向」と読み替えるものとする。
【0014】
【発明の実施の形態】
[実施例1]以下、添付した図面に基づき本発明の構成
及び動作並びに効果について更に詳細に説明する。図3
は、本発明による隔走査線処理符号化方法の一実施例を
示すフローチャートである。図3 に示す方法は、2 進画
像情報を入力する段階(301)、入力された2 進画像情
報に関して隔走査線処理を行う段階(302 )、隔走査線
処理の結果によって基盤画像情報を得る段階(303 )、
隔走査線処理の結果によって対象画像情報を得る段階
(304 )、ステップ303 で得た基盤画像情報を符号化す
る段階(305 )、ステップ304 で得た対象画像情報が例
外サンプルデータを有しているかどうかを判断する段階
(306 )、例外サンプルデータが無い場合、遷移サンプ
ルデータを符号化する段階(307 )、また、例外サンプ
ルデータが有る場合、遷移サンプルデータ、例外サンプ
ルデータ、そして予測サンプルデータを符号化する段階
(308 )を含んでなる。
【0015】図3 に示す隔走査線処理符号化方法を具体
的に説明すれば次の通りである。最初に、2 進画像情報
を入力する(ステップ301 )。入力された2 進画像情報
に関して隔走査線処理を行い(ステップ302 )、図2 に
示す如き基盤画像情報210 と対象画像情報220 とを得る
(ステップ303 、304 )。これらの中、基盤画像情報21
0 は任意の符号化方法により符号化する(ステップ305
)。対象画像情報220 は、該情報が例外サンプルデー
タを有しているどうかを判断し、例外サンプルデータが
無い場合と例外サンプルデータが有る場合とに分けて符
号化を行う(ステップ306 )。例外サンプルデータが無
い場合、隔走査線処理符号化の対象画像情報220の各画
素情報に該当する基盤画像情報210 の画素情報の排他的
OR演算を行い、該結果が"1" の場合にのみ隔走査線処
理符号化の対象画像情報220の当該画素情報を符号化す
る(ステップ307 )。
【0016】すなわち、例外サンプルデータがなけれ
ば、遷移サンプルデータのみが符号化される。例外サン
プルデータが有る場合には排他的OR演算を行わず、隔
走査線処理符号化の対象画像情報220 の全ての画素情報
を符号化する(ステップ308 )。ステップ307 とステッ
プ308 において、各符号化対象画素における具体的な方
法は次式1 の通りである。 [数式1 ] (Cxy=0)の場合、P{0|F(Cxy)}を使用した
エントロピ符号化 (Cxy=1)の場合 P{1|F(Cxy)}を使用したエントロピ符号化 数式2 F(Cxy)=[C1 ,C2 ,C3 ,・・・Cn ] ここで、Cxyは[x,y]に位置する画素を示し、F
(Cxy)はCxyのコンテクストを示し、また、P{0|
0}は条件的確率の密度関数を示す。図4 は、符号化対
象画素と周辺画素との関係を示す図面である。図4 にお
いて、Cxy(401 )は、現符号化対象画素を表し、C1
〜C13は周辺画素を表す。また、符号402 は、基盤画像
情報210 に属する画素を、403 は、対象画像情報220 に
属する画素を表す。数式1 において、P{0|F
(Cxy)}及びP{1|F(Cxy)}はそれぞれ現符号
化対象画素"0" の場合と"1" の場合の条件的確率値であ
る。ここで、確率情報としては、予め書込まれたものを
利用することもできれば、符号化の最中に更新されるも
のを利用することもできる。
【0017】[第二の態様]図5 は、本発明に係る隔走
査線処理符号化方法の他の実施例を示すフローチャート
である。隔走査線処理を用いた符号化時に、走査方向の
順序を水平/垂直または垂直/水平に決定できる。ここ
で、水平/垂直の走査順序は通常のラスタースキャンに
該当し、垂直/水平の走査順序は水平/垂直走査のスキ
ャン順序を変えたものである。
【0018】この際、走査順序が変わるならば、結果と
して出される符号化の効率も変わるようになる。図5 に
示す本発明の他の実施例では、走査方向によって生じる
ビット量を比較し、ビット量の少ない走査方向に従って
符号化することにより符号化の効率を高める。
【0019】図5 に示す方法は、2 進画像情報を入力す
る段階(501 )、入力された2進画像情報に関して隔走
査線処理方向を決める段階(502 )、決定された隔走査
線処理の方向に従って隔走査線処理を行う段階(503
)、隔走査線処理の結果によって基盤画像情報を得る
段階(504 )、隔走査線処理の結果によって対象画像情
報を得る段階(505 )、ステップ504 で得た基盤画像情
報を任意の符号化方法により符号化する段階(506 )、
ステップ505 で得た対象画像情報が例外サンプルデータ
を有しているかどうかを判断する段階(507)、例外サ
ンプルデータが無い場合、遷移サンプルデータのみに対
する符号化を行う段階(508 )、また、例外サンプルデ
ータが有る場合、対象画像情報の全てのデータ(遷移サ
ンプルデータ、例外サンプルデータ、そして予測サンプ
ルデータ)に対する符号化を行う段階(509 )を含んで
なる。
【0020】図5に示す隔走査線処理符号化方法を更に
詳細に説明すれば次の通りである。最初に、2進画像を
入力する(ステップ501)。入力された2進画像情報に関
して、図6に示す如き水平/垂直の走査順序及び垂直/
水平の走査順序を追って隔走査線処理を行う。図6にお
いて、符号603は水平/垂直の走査順序による画像を表
し、604は垂直/水平の走査順序による画像を表す。ま
た、601は、基盤画像情報を表し、602は対象画像情報を
表す。この際、それぞれのケース別に符号化の結果とし
て得られるビット量を得、次の数式3あるいは数式4によ
り適切な走査方向を選択する(ステップ502)。 [数式3] 垂直/水平方向の符号化ビット量水平/垂直方向の符
号化ビット量の場合、 垂直/水平方向の隔走査線処理そうでなければ、 水平/垂直方向の隔走査線処理符号化方法は図3に示
す。 数式3による方法は、各走査方向の隔走査線処理につい
て該合計が小さい場合の走査方向を隔走査線処理の方向
として決める。 [数式4] 符号化ビット量=基盤画像の符号化結果で得られるビッ
ト量+対象画像の符号化結果で得られるビット量 垂直/水平方向の符号化ビット量水平/垂直方向の符
号化ビット量の場合、 垂直/水平方向の隔走査線処理そうでなければ、水平/
垂直方向の隔走査線処理 数式4による方法は、各走査方向の隔走査線処理につい
て基盤画像情報、対象画像情報を符号化した結果を用
い、該合計が小さい場合の走査方向を隔走査線処理の方
向として決める。次に、決定された隔走査線処理の方向
に従って隔走査線処理を行い(ステップ503)、図2に示
す如き基盤画像情報210 と対象画像情報220とを得る
(ステップ504、505)。これらの中、基盤画像情報210
は、任意の符号化方法により符号化する(ステップ506
)。対象画像情報220は、該情報が例外サンプルデータ
を有しているかどうかを判断し、例外サンプルデータが
無い場合と例外サンプルデータが有る場合とに分けて符
号化を行う(ステップ507)。例外サンプルデータが無
い場合、隔走査線処理の符号化の対象画像情報220の各
画素情報に該当する基盤画像情報210の画素情報の排他
的OR演算を行い、該結果が"1" の場合にのみ隔走査線
処理の符号化の対象画像情報220の当該画素情報を符号
化する(ステップ508)。例外サンプルデータが有る場
合には、排他的OR演算を行なわず、基盤画像情報210
の画素情報及び隔走査線処理の符号化の対象画像情報22
0の全ての画素情報を符号化する(ステップ509)。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の形状符号化器/復号化器の概念を示すた
めの図面である。
【図2 】従来の隔走査線処理符号化方法を示すための図
面である。
【図3】本発明による隔走査線処理符号化方法の一実施
例を示すフローチャートである。
【図4】現画素のコンテクスト値を求めるための隣接画
素を示す図面である。
【図5】本発明による隔走査線処理符号化方法の他の実
施例を示すフローチャートである。
【図6】図5 に示すステップ502 における隔走査線処理
の方向の決定方法を説明するための図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 申 在燮 大韓民国 ソウル特別市 銅雀区 新大 方1洞 707番地 現代アパート 104棟 802号 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2進画像情報に隔走査線処理を施して奇数
    あるいは偶数の走査線に属する画素を基盤画像情報、前
    記基盤画像情報とする走査線が偶数である場合は奇数/
    奇数である場合は偶数の走査線に属する画素を対象画像
    情報とし、前記対象画像情報に関し、現在走査している
    走査線に属する画素と直前の走査線に属する画素との排
    他的論理和演算結果、および現在走査している走査線に
    属する画素と直後の走査線に属する画素との排他的論理
    和演算結果を更に排他的論理和演算し、前記直前と直後
    の走査線に属する画素が異なるケースを遷移サンプルデ
    ータ、前記直前と直後の走査線に属する画素が同じであ
    って現在走査している走査線に属する画素とは異なるケ
    ースを例外サンプルデータ、前記直前と直後の走査線に
    属する画素と現在走査している走査線に属する画素が同
    じであるケースを予測サンプルデータとしてそれぞれ
    号化する隔走査線処理符号化方法において、 (a)前記2進画像情報を入力する段階と、 (b)入力された前記2進画像情報に関して垂直/水平
    あるいは水平/垂直方向のうち予め決定された隔走査線
    処理の方向に従って隔走査線処理を行う段階と、 (c)隔走査線処理の結果によって基盤画像情報を得る
    段階と、 (d)隔走査線処理の結果によって対象画像情報を得る
    段階と、 (e)前記ステップ(c)で得た基盤画像情報を任意の符
    号化方法により符号化する段階と、 (f)前記ステップ(d)で得た対象画像情報が例外サン
    プルデータを有しているかどうかを判断する段階と、 (g)例外サンプルデータが無い場合には、遷移サンプ
    ルデータに対する符号化を行う段階と、 (h)例外サンプルデータが有る場合には、遷移サンプ
    ルデータ、例外サンプルデータ、及び予測サンプルデー
    タに対する符号化を行う段階とを含むことを特徴とする
    隔走査線処理符号化方法。
  2. 【請求項2】2進画像情報に隔走査線処理を施して奇数
    あるいは偶数の走査線に属する画素を基盤画像情報、前
    記基盤画像情報とする走査線が偶数である場合は奇数/
    奇数である場合は偶数の走査線に属する画素を対象画像
    情報とし、前記対象画像情報に関し、現在走査している
    走査線に属する画素と直前の走査線に属する画素との排
    他的論理和演算結果、および現在走査している走査線に
    属する画素と直後の走査線に属する画素との排他的論理
    和演算結果を更に排他的論理和演算し、前記直前と直後
    の走査線に属する画素が異なるケースを遷移サンプルデ
    ータ、前記直前と直後の走査線に属する画素が同じであ
    って現在走査している走査線に属する画素とは異なるケ
    ースを例外サンプルデータ、前記直前と直後の走査線に
    属する画素と現在走査している走査線に属する画素が同
    じであるケースを予測サンプルデータとしてそれぞれ
    号化する隔走査線処理符号化方法において、 (a’)前記2進画像情報を入力する段階と、 (b’)入力された前記2進画像に関して垂直/水平あ
    るいは水平/垂直方向のうち符号化ビット量の少ない隔
    走査線処理の方向を決める段階と、 (c’)決定された隔走査線処理の方向に従って隔走査
    線処理を行う段階と、 (d’)隔走査線処理の結果によって基盤画像情報を得
    る段階と、 (e’)隔走査線処理の結果によって対象画像情報を得
    る段階と、 (f’)前記ステップ(d')で得た基盤画像情報を任意
    の符号化方法により符号化する段階と、 (g’)前記ステップ(e')で得た対象画像情報が例外
    サンプルデータを有しているかどうかを判断する段階
    と、 (h’)例外サンプルデータが無い場合には、遷移サン
    プルデータについての符号化を行う段階と、 (I’)例外サンプルデータが有る場合には、遷移サン
    プルデータ、例外サンプルデータ、予測サンプルデータ
    についての符号化を行う段階とを含むことを特徴とする
    隔走査線処理符号化方法。
  3. 【請求項3】2進画像情報に隔走査線処理を施して奇数
    あるいは偶数の走査線に属する画素を基盤画像情報、前
    記基盤画像情報とする走査線が偶数である場合は奇数/
    奇数である場合は偶数の走査線に属する画素を対象画像
    情報とし、前記対象画像情報に関し、現在走査している
    走査線に属する画素と直前の走査線に属する画素との排
    他的論理和演算結果、および現在走査している走査線に
    属する画素と直後の走査線に属する画素との排他的論理
    和演算結果を更に排他的論理和演算し、前記直前と直後
    の走査線に属する画素が異なるケースを遷移サンプルデ
    ータ、前記直前と直後の走査線に属する画素が同じであ
    って現在走査している走査線に属する画素とは異なるケ
    ースを例外サンプルデータ、前記直前と直後の走査線に
    属する画素と現在走査している走査線に属する画素が同
    じであるケースを予測サンプルデータとしてそれぞれ
    号化する隔走査線処理符号化方法において、 (a”)前記2進画像情報に関して隔走査線処理を行
    い、基盤画像情報及び対象画像情報を得る過程と、 (b”)前記対象画像情報について遷移サンプルデー
    タ、例外サンプルデータ、予測サンプルデータを得る過
    程と、 (c”)前記対象画像情報が例外サンプルデータを有し
    ているかどうかを判断する過程と、 (d”)前記判断過程の結果に応じて、例外サンプルデ
    ータが無い場合には基盤画像情報及び遷移サンプルデー
    タについての符号化のみを行い、例外サンプルデータが
    有る場合には基盤画像情報、遷移サンプルデータ、例外
    サンプルデータ、そして予測サンプルデータについての
    符号化を行う過程とを含むことを特徴とする隔走査線処
    理符号化方法。
  4. 【請求項4】 前記隔走査線処理過程は、 (a”1)入力された前記2進画像情報について、水平
    /垂直の走査方向及び垂直/水平の走査方向に従って隔
    走査線処理を行う過程と、 (a”2)走査方向による符号化の結果から得たビット
    量を比べ、ビット量の少ない走査方向の隔走査線処理の
    結果を選択する過程とを含むことを特徴とする請求項3
    に記載の隔走査線処理符号化方法。
  5. 【請求項5】 前記選択過程(a”2)は、 各走査方向による遷移サンプルデータ、あるいは、遷移
    サンプルデータと例外サンプルデータと予測サンプルデ
    ータ、の符号化の結果から得たビット量を比較すること
    を特徴とする請求項4に記載の隔走査線処理符号化方
    法。
  6. 【請求項6】 前記選択過程(a”2)は、走査方向に従
    う、基盤画像情報と対象画像情報における遷移サンプル
    データの符号化の結果から得られる合計ビット量、ある
    いは、前記基盤画像情報と、遷移サンプルデータ、例外
    サンプルデータ、対象画像情報における予測サンプルデ
    ータの符号化の結果から得られる合計ビット量を比較す
    ることを特徴とする請求項4に記載の隔走査線処理符号
    化方法。
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