JP3694867B2 - 筆記具用滑止具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本願は、シャープペンシル、鉛筆、ボールペンなどの筆記具用滑止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シャープペンシルやボールペンなどの筆記具においては、指による摘持部に滑止部が一体に設けてあり、また、鉛筆やボールペンなどの筆記具には芯を保護するためのキャップが取付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記したように、摘持部に滑止部を一体に設けた筆記具においては、摘持部に弾性を有しないので、感触が悪く、かつ、滑止効果が充分に得られないという不都合を有し、またキャップを取付けた筆記具においてはキャップの取付け取外しが煩わしいばかりでなく、キャップを紛失しやすいなどの不都合があった。
【0004】
【課題を解決する手段】
そこで本願は上記した不都合を解消するため、キャップ機能を備えた滑止具を提供するものであり、具体的には、筆記具の摘持部に嵌装するゴムなどの弾性材料から成る筒状体の外側面に、滑止面を形成し、かつ、前記筒状体の先端部に密着により或いは接着剤によって摘持部に固着する固着部を設け、この固着部の位置でめくり返しを可能としたものである。
【0005】
【作用】
しかして、本願滑止具を筆記具に取付ける場合には、筒状体の内孔に筆記具を嵌挿して摘持部を覆うものであり、この状態において筒状体の部分は摘持部に対し緩く密嵌するのに対し固着部は摘持部に圧入されてその外周と強く密着した固着状態におかれ、この状態で滑止具の表面を指で摘持することにより筆記が行われる。次いで筆記具の不使用状態においては、筒状体の後端部を前方にめくり返す。すると、そのめくり返し操作により筒状体は固着部の位置で反転して筆記具先端部を隠蔽し、これによって筆記具の芯は外力の作用から保護される。即ち、滑止具は、キャップ機能を構成する。
上記において、切削により芯出しが行われる鉛筆の場合には、固着部を摘持部に対し密着により固着して、その切削に応じて筒状体を鉛筆の長手方向に移動する。また、筆記具の摘持部に固着部を接着剤により摘持部に固着する構成の場合には、切削により芯出しを行う鉛筆以外の筆記具に適用される。
【0006】
【実施例】
以下、図面に基づいて本願実施例を詳述すると、図1は、本願滑止具Aの一部切欠した側面図を示し、該滑止具Aは、ゴム或は軟質合成樹脂等の弾性材から成り、その内径が筆記具Bの外周と適度に密着するようにその外径より稍小径で、かつ、その長さ寸法は、筆記具Bを筆記のために指で摘持したとき、その指が接する位置に相当する部分即ち摘持部bを覆うに適した長さを有する肉薄の筒状体1で構成され、この筒状体1の外周面には、その長さ方向に沿って多数の環状凸部2を並設して成る滑止面3が形成してある。さらに、前記筒状体1の先端部には、筒状体1の内径D1よりも小径に形成されて筆記具Bの摘持部bに対し強く密着して固着される固着部4が設けてある。
【0007】
しかして、本願滑止具Aを筆記具Bに取付ける場合には、筒状体1の内孔に筆記具Bを嵌挿して図2で示すように摘持部bを覆うものであり、この状態において筒状体1の部分は摘持部bに対し緩く密嵌するのに対し固着部4は摘持部bに圧入されてその外周と強く密着して固着状態におかれる。しかして、この状態で滑止具Aの表面を指で摘持することにより筆記が行われる。
【0008】
次いで筆記具Bの不使用状態においては、筒状体1の後端部1aを前方にめくり返す。すると、そのめくり返し操作により図3で示すように筒状体1は固着部4の位置で反転して筆記具Bの先端部を隠蔽し、これによって筆記具Bの芯は外力の作用から保護される。即ち、滑止具Aは、キャップ機能を構成する。なお上記において、切削により芯出しが行われる鉛筆の場合には、その切削に応じて筒状体1を鉛筆の長手方向に移動する。
【0009】
上記実施例においては、筆記具Bの摘持部bに対し固着部4の内径を小径にして摘持部bに密着した場合をしたが、図4は、筒状体1の先端部内周面に感圧性接着剤を塗布して接着剤層5を形成すると共に、この接着剤層5に剥離紙6を仮着して成る場合を示しており、使用に際しては、筒状体1を筆記具Bの握持部b位置まで嵌挿した状態で剥離紙6を剥離し、この状態で固着部4を押圧して接着剤層5により摘持部bに固着する。
【0010】
この構成の場合には、切削により芯出しを行う鉛筆以外の筆記具に適用される。なお上記において、剥離紙6の剥離操作は、筒状体1自体が弾性材から成ることによって可能であり、この構成の場合も筒状体1は握持部bに緩く密嵌してめくり返し操作を可能にしている。
【0011】
なお、上記実施例は滑止面3を、多数の環状凸部2に並設することにより形成した場合を示したが、これに代えて前記環状凸部2を環状凹部としてもよく、また、梨地面、格子状凹凸、編目状凹凸乃至は長手方向に延びる縦状凹凸により形成してもよいことは勿論である。
【0012】
【発明の効果】
以上のように本願によれば、握持部に弾性材から成る筒状体を嵌装する構成であるので感触がきわめて良好で、かつ、充分な滑止め効果を得ることができると共に、筒状体の前端部を筆記具に対し固着する構成であるので、筒状体が筆記中に乱りに回転したり軸方向に移動する惧れがなく、かつ、筒状体のめくり返し操作により筆記具の先端部を隠ぺいしてキャップ機能を構成するので筆記具の芯の保護及びボールペンの先端に多少とも残存するインキによる衣服の汚損なども回避できるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠した側面図
【図2】使用状態を示す一部を切欠した側面図
【図3】他の使用状態を示す一部を切欠した拡大側面図
【図4】 他の実施例を示す一部を切欠した拡大部分側面
【符号の説明】
1 筒状体
3 滑止面
4 固着部
5 接着剤
B 筆記具
b 摘持部
Claims (3)
- 筆記具の摘持部に嵌装するゴムなどの弾性材料から成る筒状体の外側面に、滑止面を形成し、かつ、前記筒状体の先端部に密着により摘持部に固着する固着部を設け、この固着部の位置でめくり返しを可能としたことを特徴とする筆記具用滑止具。
- 筆記具の摘持部に嵌装するゴムなどの弾性材料から成る筒状体の外側面に、滑止面を形成し、かつ、前記筒状体の先端部に接着剤により摘持部に固着する固着部を設け、この固着部の位置でめくり返しを可能としたことを特徴とする筆記具用滑止具。
- 滑止面を、梨地面、多数の環状で凹凸、編目状凹凸乃至長手方向に延びる縦状凹凸により形成して成る請求項1または2記載の筆記具用滑止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13779394A JP3694867B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 筆記具用滑止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13779394A JP3694867B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 筆記具用滑止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07314977A JPH07314977A (ja) | 1995-12-05 |
JP3694867B2 true JP3694867B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=15206988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13779394A Expired - Fee Related JP3694867B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 筆記具用滑止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3694867B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100887569B1 (ko) * | 2007-10-23 | 2009-03-09 | 장대규 | 에어쿠션 기능이 부가된 펜 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP13779394A patent/JP3694867B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07314977A (ja) | 1995-12-05 |
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