JP3521356B2 - 筆記具用滑止具 - Google Patents
筆記具用滑止具Info
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- JP3521356B2 JP3521356B2 JP14579394A JP14579394A JP3521356B2 JP 3521356 B2 JP3521356 B2 JP 3521356B2 JP 14579394 A JP14579394 A JP 14579394A JP 14579394 A JP14579394 A JP 14579394A JP 3521356 B2 JP3521356 B2 JP 3521356B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願は、シャープペンシル、鉛
筆、ボールペンなどの筆記具用滑止具に関する。
筆、ボールペンなどの筆記具用滑止具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シャープペンシルやボールペン
などの筆記具においては、指による摘持部に滑止部が一
体に設けてあり、また、鉛筆やボールペンなどの筆記具
には芯を保護するためのキャップが取付けてある。
などの筆記具においては、指による摘持部に滑止部が一
体に設けてあり、また、鉛筆やボールペンなどの筆記具
には芯を保護するためのキャップが取付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記したよう
に、摘持部に滑止部を一体に設けた筆記具においては、
筆記具の材質上滑止効果が充分に得られないという不都
合を有し、またキャップを取付けた筆記具においては、
キャップの取付け取外しが煩わしいばかりでなく、キャ
ップが紛失しやすいなどの不都合があった。
に、摘持部に滑止部を一体に設けた筆記具においては、
筆記具の材質上滑止効果が充分に得られないという不都
合を有し、またキャップを取付けた筆記具においては、
キャップの取付け取外しが煩わしいばかりでなく、キャ
ップが紛失しやすいなどの不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本願は上記した不
都合を解消するため、筆記具の異なる材質が選択でき、
かつ、キャップ機能を備えた滑止具を提供するものであ
り、具体的には、筆記具の摘持部に嵌装する固定筒の外
側に、外面に滑止部を形成した移動筒を摺動自在に嵌合
して、これらの間に前記移動筒が前記固定筒に対し重合
する後退位置と、筆記具の芯を含む先端部を覆う前進位
置とを相対的に保持する保持手段を備えたことを特徴と
するものであり、上記において保持手段を、固定筒の前
端部外面に設けた係止凸部乃至係止凹部と、移動筒の内
面に設けられ前記係止凸部乃至係止凹部と相対的に係止
する前後一対の係止凹部乃至係止凸部とで構成する場合
と、固定筒の外面に設けた前後一対の係止凹部乃至係止
凸部と、移動筒の後端部内面に設けられ、前記一対の係
止凹部乃至係止凸部と相対的に係止する係止凸部乃至係
止凹部とで構成する場合とがあり、好ましくは、係止凸
部が環状の係止リングから成り、かつ、係止凹部が周溝
から成る。
都合を解消するため、筆記具の異なる材質が選択でき、
かつ、キャップ機能を備えた滑止具を提供するものであ
り、具体的には、筆記具の摘持部に嵌装する固定筒の外
側に、外面に滑止部を形成した移動筒を摺動自在に嵌合
して、これらの間に前記移動筒が前記固定筒に対し重合
する後退位置と、筆記具の芯を含む先端部を覆う前進位
置とを相対的に保持する保持手段を備えたことを特徴と
するものであり、上記において保持手段を、固定筒の前
端部外面に設けた係止凸部乃至係止凹部と、移動筒の内
面に設けられ前記係止凸部乃至係止凹部と相対的に係止
する前後一対の係止凹部乃至係止凸部とで構成する場合
と、固定筒の外面に設けた前後一対の係止凹部乃至係止
凸部と、移動筒の後端部内面に設けられ、前記一対の係
止凹部乃至係止凸部と相対的に係止する係止凸部乃至係
止凹部とで構成する場合とがあり、好ましくは、係止凸
部が環状の係止リングから成り、かつ、係止凹部が周溝
から成る。
【0005】また、シャープペンシルや鉛筆において芯
折れを防止するために、筆記具の摘持部に嵌装する固定
筒の外周に、外周に滑止部を形成した移動筒を摺動並び
に回転可能に嵌合して、これらの間に、前記移動筒が前
記固定筒に対し重合する後退位置で移動筒の回転により
選択でき、その選択位置でそれぞれ脱出抵抗を異にする
抵抗付与手段と、筆記具の芯を含む先端部を覆う前進位
置でその状態を保持する保持手段とを備えたことを特徴
とするものであり、上記において、抵抗付与手段を、固
定筒の後端部外面の円周方向に沿って隔設した形状の異
なる複数の係合窪部と、移動筒の後端部内面に設けられ
て前記係合窪部の一つと選択的に係合する係合突起とで
構成し、前記保持手段を、固定筒の前端外面に設けられ
て前記係合突起と係合する係合凹部から構成する場合
と、抵抗付与手段を、固定筒の前端部外面に円周方向に
沿って隔設した形状の異なる複数の係合窪部と、移動筒
の前端部内面に設けられて前記係合窪部の一つと選択的
に係合する係合突起とから構成し、前記保持手段を、前
記移動筒の後端内面に設けられて前記係合窪部の一つと
係合する係合突起とで構成する場合と、抵抗付与手段
を、移動筒の後端部内周に円周方向に沿って隔設した形
状の異なる複数の係合窪部と、固定筒の後端部外周に設
けられて前記係合窪部の一つと選択的に係合する係合突
起とから構成し、前記保持手段を、固定筒の前端部外周
に設けられて前記係合窪部の一つと係合する係合突起か
ら構成する場合と、抵抗付与手段を、移動筒の前端部内
面に円周方向に沿って隔設した形状の異なる複数の係合
窪部と、固定筒の前端部外周に設けられて前記係合窪部
の一つと選択的に係合する係合突起とから構成し、保持
手段を、移動筒の後端部内面に設けられて、前記係合突
起を係合する係合凹部とから構成する場合とがある。
折れを防止するために、筆記具の摘持部に嵌装する固定
筒の外周に、外周に滑止部を形成した移動筒を摺動並び
に回転可能に嵌合して、これらの間に、前記移動筒が前
記固定筒に対し重合する後退位置で移動筒の回転により
選択でき、その選択位置でそれぞれ脱出抵抗を異にする
抵抗付与手段と、筆記具の芯を含む先端部を覆う前進位
置でその状態を保持する保持手段とを備えたことを特徴
とするものであり、上記において、抵抗付与手段を、固
定筒の後端部外面の円周方向に沿って隔設した形状の異
なる複数の係合窪部と、移動筒の後端部内面に設けられ
て前記係合窪部の一つと選択的に係合する係合突起とで
構成し、前記保持手段を、固定筒の前端外面に設けられ
て前記係合突起と係合する係合凹部から構成する場合
と、抵抗付与手段を、固定筒の前端部外面に円周方向に
沿って隔設した形状の異なる複数の係合窪部と、移動筒
の前端部内面に設けられて前記係合窪部の一つと選択的
に係合する係合突起とから構成し、前記保持手段を、前
記移動筒の後端内面に設けられて前記係合窪部の一つと
係合する係合突起とで構成する場合と、抵抗付与手段
を、移動筒の後端部内周に円周方向に沿って隔設した形
状の異なる複数の係合窪部と、固定筒の後端部外周に設
けられて前記係合窪部の一つと選択的に係合する係合突
起とから構成し、前記保持手段を、固定筒の前端部外周
に設けられて前記係合窪部の一つと係合する係合突起か
ら構成する場合と、抵抗付与手段を、移動筒の前端部内
面に円周方向に沿って隔設した形状の異なる複数の係合
窪部と、固定筒の前端部外周に設けられて前記係合窪部
の一つと選択的に係合する係合突起とから構成し、保持
手段を、移動筒の後端部内面に設けられて、前記係合突
起を係合する係合凹部とから構成する場合とがある。
【0006】また、上記において、係合窪部の形状を、
深さを一定にし、筆圧方向の端部の傾斜面の角度により
異ならしめることによりまたは係合窪部の形成を、係合
突起との係合深さが異なるように平面形状を異ならしめ
ることによって係合窪部と係合突起の脱出抵抗を異なら
しめる。また使用に便利なように、固定筒の端部に、複
数の係合窪部にそれぞれ対応して芯の種類を表示した表
示筒部を設け、その芯の種類を芯の硬度乃至太さによっ
て表示する。また、滑止面は滑止め面を、固定筒の外周
面に複数の環状凸部、環状凹部または梨地面によって形
成する。上記において好ましくは固定筒は、その内面が
摘持部に密着するに適した材料から成り、移動筒は、そ
の外面が弾性を保有する材料から成る。
深さを一定にし、筆圧方向の端部の傾斜面の角度により
異ならしめることによりまたは係合窪部の形成を、係合
突起との係合深さが異なるように平面形状を異ならしめ
ることによって係合窪部と係合突起の脱出抵抗を異なら
しめる。また使用に便利なように、固定筒の端部に、複
数の係合窪部にそれぞれ対応して芯の種類を表示した表
示筒部を設け、その芯の種類を芯の硬度乃至太さによっ
て表示する。また、滑止面は滑止め面を、固定筒の外周
面に複数の環状凸部、環状凹部または梨地面によって形
成する。上記において好ましくは固定筒は、その内面が
摘持部に密着するに適した材料から成り、移動筒は、そ
の外面が弾性を保有する材料から成る。
【0007】
【作用】しかして、固定筒の外周に移動筒を摺動可能に
嵌挿した状態で、固定筒を、筆記の際に指で摘持する筆
記具の摘持部に接着剤により或は圧入により或は弾性的
に嵌着する。不使用時には移動筒が前方に移動した状態
におかれ、使用に際し、移動筒を後方に押圧すると、移
動筒の前進位置での保持手段が解除されると共に、移動
筒は後方に摺動して固定筒に対し重合し、この状態は保
持手段によって保持され、この使用状態で移動筒を指に
より摘持して筆記するものである。そして不使用時に
は、移動筒を前方に押圧すると、後退位置での保持手段
が解除され、移動筒は前方に摺動して再び前方の保持手
段で保持されると共に、芯を含む筆記具の先端部は移動
筒により覆われて保護される。
嵌挿した状態で、固定筒を、筆記の際に指で摘持する筆
記具の摘持部に接着剤により或は圧入により或は弾性的
に嵌着する。不使用時には移動筒が前方に移動した状態
におかれ、使用に際し、移動筒を後方に押圧すると、移
動筒の前進位置での保持手段が解除されると共に、移動
筒は後方に摺動して固定筒に対し重合し、この状態は保
持手段によって保持され、この使用状態で移動筒を指に
より摘持して筆記するものである。そして不使用時に
は、移動筒を前方に押圧すると、後退位置での保持手段
が解除され、移動筒は前方に摺動して再び前方の保持手
段で保持されると共に、芯を含む筆記具の先端部は移動
筒により覆われて保護される。
【0008】また筆記具の摘持部に嵌装する固定筒の外
周に、外周に滑止部を形成した移動筒を摺動並びに回転
可能に嵌合して、これらの間に、前記移動筒が前記固定
筒に対し重合する後退位置で移動筒の回転により選択で
き、その選択位置でそれぞれ脱出抵抗を異にする抵抗付
与手段と、筆記具の芯を含む先端部を覆う前進位置でそ
の状態を保持する保持手段とを備えたことを特徴とする
場合には、移動筒を後方に摺動した使用状態で、移動筒
を回動して使用する芯の種類に対応した脱出抵抗を持つ
一つの係合窪部例えば表示筒部に表示された硬度乃至太
さに対応する一つ係合窪部に、係合突起を係合する。こ
の状態で、移動筒を指で摘持して筆記が行われるが、そ
の筆記作業中に筆記圧が芯を折損する限界に近づくと係
合突起は係合窪部との脱出抵抗を越えて係合窪部から脱
出すると共に、移動筒は前方に移動して筆記操作を困難
にするので、芯折れが防止される。この構成の場合も、
移動筒の前進状態は保持手段により保持されると共に、
この状態で、筆記具の先端部は移動筒により覆われて保
護される。
周に、外周に滑止部を形成した移動筒を摺動並びに回転
可能に嵌合して、これらの間に、前記移動筒が前記固定
筒に対し重合する後退位置で移動筒の回転により選択で
き、その選択位置でそれぞれ脱出抵抗を異にする抵抗付
与手段と、筆記具の芯を含む先端部を覆う前進位置でそ
の状態を保持する保持手段とを備えたことを特徴とする
場合には、移動筒を後方に摺動した使用状態で、移動筒
を回動して使用する芯の種類に対応した脱出抵抗を持つ
一つの係合窪部例えば表示筒部に表示された硬度乃至太
さに対応する一つ係合窪部に、係合突起を係合する。こ
の状態で、移動筒を指で摘持して筆記が行われるが、そ
の筆記作業中に筆記圧が芯を折損する限界に近づくと係
合突起は係合窪部との脱出抵抗を越えて係合窪部から脱
出すると共に、移動筒は前方に移動して筆記操作を困難
にするので、芯折れが防止される。この構成の場合も、
移動筒の前進状態は保持手段により保持されると共に、
この状態で、筆記具の先端部は移動筒により覆われて保
護される。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本願実施例を詳述する
と、図1は、本願滑止具Aの一部切断した分解側面図を
示し、この滑止具Aは、筆記具Bの外周に嵌装される固
定筒1と、この外周に摺動可能に嵌合する移動筒2とか
ら構成され、前記固定筒1は筆記具Bの外径にほゞ等し
い内径を有する合成樹脂製の筒状体3から成り、その後
端部外面に突リブ4を有すると共に、筒状体3の前端部
外面に、周溝5にゴムリングなどの係止リング6aを嵌
着して係止凸部6が形成されている。
と、図1は、本願滑止具Aの一部切断した分解側面図を
示し、この滑止具Aは、筆記具Bの外周に嵌装される固
定筒1と、この外周に摺動可能に嵌合する移動筒2とか
ら構成され、前記固定筒1は筆記具Bの外径にほゞ等し
い内径を有する合成樹脂製の筒状体3から成り、その後
端部外面に突リブ4を有すると共に、筒状体3の前端部
外面に、周溝5にゴムリングなどの係止リング6aを嵌
着して係止凸部6が形成されている。
【0010】前記移動筒2は、固定筒1の外径にほゞ等
しい内径を有する合成樹脂製の筒状体7から成り、その
前端部と後端部とに前記係止凸部6が相対的に係合する
一対の周溝8,9を有すると共に、外周面に、長手方向
に多数の環状凸部10を並設して成る滑止面11が形成
されている。
しい内径を有する合成樹脂製の筒状体7から成り、その
前端部と後端部とに前記係止凸部6が相対的に係合する
一対の周溝8,9を有すると共に、外周面に、長手方向
に多数の環状凸部10を並設して成る滑止面11が形成
されている。
【0011】しかして、固定筒1の外周に移動筒2を摺
動可能に嵌合した状態で、固定筒1を、筆記の際に指で
摘持する筆記具Bの摘持部bに接着剤により或は圧入に
より或は弾性的に嵌着して固定する。そして図2で示す
ように、移動筒2が前方に移動した不使用状態にある場
合には、係止凸部6が移動筒2の後位の周溝9に係止し
て移動筒2は芯を含む筆記具Bの先端部を覆っている。
この状態から移動筒2を後方に押圧すると、係止凸部6
が後位の周溝9より抜脱すると共に、移動筒2は後方に
摺動して係止凸部6は図3で示すように、前位の周溝8
に係止してその状態が保持される。この使用状態で移動
筒2を指により摘持して筆記するものである。
動可能に嵌合した状態で、固定筒1を、筆記の際に指で
摘持する筆記具Bの摘持部bに接着剤により或は圧入に
より或は弾性的に嵌着して固定する。そして図2で示す
ように、移動筒2が前方に移動した不使用状態にある場
合には、係止凸部6が移動筒2の後位の周溝9に係止し
て移動筒2は芯を含む筆記具Bの先端部を覆っている。
この状態から移動筒2を後方に押圧すると、係止凸部6
が後位の周溝9より抜脱すると共に、移動筒2は後方に
摺動して係止凸部6は図3で示すように、前位の周溝8
に係止してその状態が保持される。この使用状態で移動
筒2を指により摘持して筆記するものである。
【0012】筆記後の不使用時には、移動筒2を前方に
押圧する。すると、係止凸部6が前位の周溝8より抜脱
して、移動筒2は前方に摺動して係止凸部6は再び図2
で示すように、後位の周溝9に係止して、芯を含む筆記
具Bの先端部は移動筒2により覆われて保護される。
押圧する。すると、係止凸部6が前位の周溝8より抜脱
して、移動筒2は前方に摺動して係止凸部6は再び図2
で示すように、後位の周溝9に係止して、芯を含む筆記
具Bの先端部は移動筒2により覆われて保護される。
【0013】なお、上記において、固定筒1を筆記具B
に弾性的に嵌着し、かつ、指で移動筒2を摘持した時の
感触を良好にするために、固定筒1と移動筒2とを弾性
に富む材料から作成することが好ましいが、この場合、
摩擦抵抗によって固定筒1と移動筒2の円滑な摺動操作
が損なわれるので、固定筒1と移動筒2を適度の弾性と
適度の硬度を有する材料或は固定筒1と移動筒2を弾性
に富む材料から作成すると共に、例えば固定筒1の外面
および/または移動筒2の内面に硬度をもたせる加工を
施すなどの手段が採られる。また、切削により芯出しが
行われる鉛筆に適用する場合には、固定筒1を鉛筆に対
し圧入乃至弾性的に嵌着し、これを芯出しのために切削
する毎に軸方向に移動する。
に弾性的に嵌着し、かつ、指で移動筒2を摘持した時の
感触を良好にするために、固定筒1と移動筒2とを弾性
に富む材料から作成することが好ましいが、この場合、
摩擦抵抗によって固定筒1と移動筒2の円滑な摺動操作
が損なわれるので、固定筒1と移動筒2を適度の弾性と
適度の硬度を有する材料或は固定筒1と移動筒2を弾性
に富む材料から作成すると共に、例えば固定筒1の外面
および/または移動筒2の内面に硬度をもたせる加工を
施すなどの手段が採られる。また、切削により芯出しが
行われる鉛筆に適用する場合には、固定筒1を鉛筆に対
し圧入乃至弾性的に嵌着し、これを芯出しのために切削
する毎に軸方向に移動する。
【0014】また、上記実施例においては、固定筒1を
構成する筒状体3の前端部外周に係止凸部6を、また、
係止凸部6と相対的に係合する一対の周溝8,9を、移
動筒2を構成する筒状体7の内面前、後位置にそれぞれ
設けた場合を示しているが、図4は、前記筒状体7の後
端内面に係止凸部12を設けると共に、前記筒状体3の
前後位置の外周に、前記係止凸部12が相対的に係止す
る一対の周溝13,14を設けて成る場合を示してい
る。
構成する筒状体3の前端部外周に係止凸部6を、また、
係止凸部6と相対的に係合する一対の周溝8,9を、移
動筒2を構成する筒状体7の内面前、後位置にそれぞれ
設けた場合を示しているが、図4は、前記筒状体7の後
端内面に係止凸部12を設けると共に、前記筒状体3の
前後位置の外周に、前記係止凸部12が相対的に係止す
る一対の周溝13,14を設けて成る場合を示してい
る。
【0015】また、図5は、固定筒1を構成する筒状体
3の前端部外周に周溝15を設け、この周溝15と相対
的に係止する前後一対の係止凸部16,17を、移動筒
2を構成する筒状体7の前、後位置の内面に設けた場合
を、また、図6は、移動筒2を構成する筒状体7の後端
部内面に周溝18を設けると共に、固定筒1を構成する
筒状体3の外周に、前記周溝18が相対的に係止する前
後一対の係止凸部19,20を設けた場合をそれぞれ示
している。
3の前端部外周に周溝15を設け、この周溝15と相対
的に係止する前後一対の係止凸部16,17を、移動筒
2を構成する筒状体7の前、後位置の内面に設けた場合
を、また、図6は、移動筒2を構成する筒状体7の後端
部内面に周溝18を設けると共に、固定筒1を構成する
筒状体3の外周に、前記周溝18が相対的に係止する前
後一対の係止凸部19,20を設けた場合をそれぞれ示
している。
【0016】また、上記において移動筒2を構成する筒
状体7の外面の滑止面11を、多数の環状凸部10を筒
状体7の長さ方向に並設した場合を示したが、これに代
えて滑止面11を、前記環状凸部10を環状凹部として
もよく、また、梨地面格子状凹凸、編目状凹凸、乃至は
長手方向に延びる縦状凹凸により形成してもよいことは
勿論である。
状体7の外面の滑止面11を、多数の環状凸部10を筒
状体7の長さ方向に並設した場合を示したが、これに代
えて滑止面11を、前記環状凸部10を環状凹部として
もよく、また、梨地面格子状凹凸、編目状凹凸、乃至は
長手方向に延びる縦状凹凸により形成してもよいことは
勿論である。
【0017】図7は、鉛筆やシャープペンシルに適用す
るさらに他の実施例を示すもので、固定筒1を構成する
筒状体3の後端部外面の円周方向に沿って、図8で示す
ように、芯の硬度や太さなどその種類によって異なる芯
の折損度合に相当して後述する係合突起24と係合して
脱出抵抗を異にした複数の係合窪部21a,21b,2
1c,21d,・・・を配設すると共に、前記筒状体3
の前端部外周面には、少なくとも一つの好ましくは、図
9で示すように、前記係合窪部21a,21b,21
c,21d,・・・にそれぞれ対応して複数の係止凹部
22,22,22,22,・・・を配設して成り、前記
固定筒1の後端部に設けた突リブ4の後部位置には、外
周面に前記係合窪部21a,21b,21c,21d,
・・・に対応して芯の種類例えばその硬度を示すB,H
B,Hの符号或は太さ0.5,0.3などの数字を表示した表
示筒部23が固着してある。
るさらに他の実施例を示すもので、固定筒1を構成する
筒状体3の後端部外面の円周方向に沿って、図8で示す
ように、芯の硬度や太さなどその種類によって異なる芯
の折損度合に相当して後述する係合突起24と係合して
脱出抵抗を異にした複数の係合窪部21a,21b,2
1c,21d,・・・を配設すると共に、前記筒状体3
の前端部外周面には、少なくとも一つの好ましくは、図
9で示すように、前記係合窪部21a,21b,21
c,21d,・・・にそれぞれ対応して複数の係止凹部
22,22,22,22,・・・を配設して成り、前記
固定筒1の後端部に設けた突リブ4の後部位置には、外
周面に前記係合窪部21a,21b,21c,21d,
・・・に対応して芯の種類例えばその硬度を示すB,H
B,Hの符号或は太さ0.5,0.3などの数字を表示した表
示筒部23が固着してある。
【0018】一方、移動筒2を構成する筒状体7の後端
部内面には、移動筒2が後退した使用状態で前記係合窪
部21a,21b,21c,21d,・・・の一つとに
選択的に係合する一つの係合突起24が設けてあり、こ
の係合突起24は、移動筒2を前進した不使用状態で前
記係止凹部22の一つと係止してその不使用状態を保持
する。さらに、筒状体7の外周に設けた環状凸部10の
うち前記係合突起24に対応する近傍位置の環状凸部1
0には肉厚によって係合突起24の脱出作用を妨げない
ように切欠部25が、また、この切欠部25の前部位置
の移動筒2の中間部には細い周溝から成る折曲可能部2
6がそれぞれ設けてある。
部内面には、移動筒2が後退した使用状態で前記係合窪
部21a,21b,21c,21d,・・・の一つとに
選択的に係合する一つの係合突起24が設けてあり、こ
の係合突起24は、移動筒2を前進した不使用状態で前
記係止凹部22の一つと係止してその不使用状態を保持
する。さらに、筒状体7の外周に設けた環状凸部10の
うち前記係合突起24に対応する近傍位置の環状凸部1
0には肉厚によって係合突起24の脱出作用を妨げない
ように切欠部25が、また、この切欠部25の前部位置
の移動筒2の中間部には細い周溝から成る折曲可能部2
6がそれぞれ設けてある。
【0019】なお、本例において、脱出抵抗を異ならし
める手段として、係合窪部21a,21b・・・・を図
10で示すようにその深さを一定にすると共に、筆圧が
加わる方向における端部の傾斜角αを異にする方法及び
図11,12,13で示すように、係合突起24との係
合深さtが異なるように、係合窪部21a,21b・・
・の直径を異ならしめる方法を採用している。
める手段として、係合窪部21a,21b・・・・を図
10で示すようにその深さを一定にすると共に、筆圧が
加わる方向における端部の傾斜角αを異にする方法及び
図11,12,13で示すように、係合突起24との係
合深さtが異なるように、係合窪部21a,21b・・
・の直径を異ならしめる方法を採用している。
【0020】しかして、筆記作業時には、移動筒2を後
方に摺動した使用状態で、使用する芯の種類に対応した
脱出抵抗を持つ一つの係合窪部例えば硬度を表す「B」
に対応する係合窪部21aに、移動筒2の係合突起24
を係合する。この状態で、筒状体7を指で摘持して筆記
が行われるが、その筆記作業中に筆記圧が芯を折損する
限界に近づくと係合突起24は係合窪部21との脱出抵
抗を越えて係合窪部21から脱出すると共に、移動筒2
は前方に移動して、筆記操作が困難となり、芯折れが防
止される。
方に摺動した使用状態で、使用する芯の種類に対応した
脱出抵抗を持つ一つの係合窪部例えば硬度を表す「B」
に対応する係合窪部21aに、移動筒2の係合突起24
を係合する。この状態で、筒状体7を指で摘持して筆記
が行われるが、その筆記作業中に筆記圧が芯を折損する
限界に近づくと係合突起24は係合窪部21との脱出抵
抗を越えて係合窪部21から脱出すると共に、移動筒2
は前方に移動して、筆記操作が困難となり、芯折れが防
止される。
【0021】この状態において係合突起24は筒状体3
の外面に当接するので筒状体7は切欠部25の位置で多
少とも凸状に膨らみ、かつ、折曲可能部26の位置で若
干谷折状に屈曲する。そして、筆記具Bの不使用時に
は、係合突起24を係合窪部21より脱出した状態で、
移動筒2を前方に摺動して、前記係合突起24を、前部
係止凹部22の一つに係止する。従ってこの状態で、筆
記具Bの先端部は移動筒2により覆われ保護される。
の外面に当接するので筒状体7は切欠部25の位置で多
少とも凸状に膨らみ、かつ、折曲可能部26の位置で若
干谷折状に屈曲する。そして、筆記具Bの不使用時に
は、係合突起24を係合窪部21より脱出した状態で、
移動筒2を前方に摺動して、前記係合突起24を、前部
係止凹部22の一つに係止する。従ってこの状態で、筆
記具Bの先端部は移動筒2により覆われ保護される。
【0022】上記した実施例は、抵抗付与手段を、固定
筒1の外面の後部位置に円周方向に沿って隔設した複数
の係合窪部21a、21b、…と、移動筒2の後端部内
面に設けられてその後退位置で前記係合窪部21a、2
1b、…の一つと選択的に係合する係合突起24とから
構成し、また、保持手段を固定筒の外面の前部位置に設
けた前記係止凹部22の一つと係止する前記係合突起2
4とで構成した場合を例示したが、図14は、抵抗付与
手段を、固定筒1の外面の前部位置に円周方向に沿って
隔設した複数の係合窪部27と、移動筒2の内面の前部
位置に設けられて後退位置で前記係合窪部27の一つと
選択的に係合する係合突起28により、また、保持手段
を、移動筒2の内面の後部位置に設けられて前進位置で
前記係合窪部27の一つと係合する係止凸部29とで構
成した場合の他の実施例を示している。
筒1の外面の後部位置に円周方向に沿って隔設した複数
の係合窪部21a、21b、…と、移動筒2の後端部内
面に設けられてその後退位置で前記係合窪部21a、2
1b、…の一つと選択的に係合する係合突起24とから
構成し、また、保持手段を固定筒の外面の前部位置に設
けた前記係止凹部22の一つと係止する前記係合突起2
4とで構成した場合を例示したが、図14は、抵抗付与
手段を、固定筒1の外面の前部位置に円周方向に沿って
隔設した複数の係合窪部27と、移動筒2の内面の前部
位置に設けられて後退位置で前記係合窪部27の一つと
選択的に係合する係合突起28により、また、保持手段
を、移動筒2の内面の後部位置に設けられて前進位置で
前記係合窪部27の一つと係合する係止凸部29とで構
成した場合の他の実施例を示している。
【0023】また、図15は、抵抗付与手段を、移動筒
2の内面の後部位置に円周方向に沿って隔設した複数の
係合窪部30と、固定筒1の外周面の後部位置に設けた
前記係合窪部30の一つと係合する係合突起31とによ
り構成され、かつ、保持手段を、移動筒2の前進位置で
前記係合窪部30の一つと係合する前記固定筒1の前部
位置に設けた係止凸部32から構成し、また、図16
は、抵抗付与手段を、移動筒2の内面の前部位置に円周
方向に沿って隔設した複数の係合窪部33と、固定筒1
の外面の前部位置に設けられてその後退位置で前記係合
窪部33の一つと選択的に係合する係合突起34とから
構成し、かつ、保持手段を前記移動筒2の後端部位置に
設けられて前記係合突起34と係止する係止凹部35と
から構成した場合の他の実施例を示している。
2の内面の後部位置に円周方向に沿って隔設した複数の
係合窪部30と、固定筒1の外周面の後部位置に設けた
前記係合窪部30の一つと係合する係合突起31とによ
り構成され、かつ、保持手段を、移動筒2の前進位置で
前記係合窪部30の一つと係合する前記固定筒1の前部
位置に設けた係止凸部32から構成し、また、図16
は、抵抗付与手段を、移動筒2の内面の前部位置に円周
方向に沿って隔設した複数の係合窪部33と、固定筒1
の外面の前部位置に設けられてその後退位置で前記係合
窪部33の一つと選択的に係合する係合突起34とから
構成し、かつ、保持手段を前記移動筒2の後端部位置に
設けられて前記係合突起34と係止する係止凹部35と
から構成した場合の他の実施例を示している。
【0024】
【発明の効果】以上のように本願の滑止具は、筆記具に
嵌着して使用するものであるから筆記具の材質に関係な
く滑止効果に適した材料により構成できると共に、固定
筒に対し移動筒を軸方向に摺動するとにより滑り止め機
能のほかに芯を保護するキャップ機能をも発揮すること
ができ、また、筆記圧により移動筒が乱だりに軸方向に
移動する惧れがなく、また、請求項5記載の構成によれ
ば、筆記作業時における芯折れを防止することができ、
また、請求項12記載の構成によれば、表示部が設けて
あるので使用にきわめて便利であるなどの利点を有す
る。
嵌着して使用するものであるから筆記具の材質に関係な
く滑止効果に適した材料により構成できると共に、固定
筒に対し移動筒を軸方向に摺動するとにより滑り止め機
能のほかに芯を保護するキャップ機能をも発揮すること
ができ、また、筆記圧により移動筒が乱だりに軸方向に
移動する惧れがなく、また、請求項5記載の構成によれ
ば、筆記作業時における芯折れを防止することができ、
また、請求項12記載の構成によれば、表示部が設けて
あるので使用にきわめて便利であるなどの利点を有す
る。
【図1】一部切断した分解側面図
【図2】移動筒を縦断し、かつ、固定筒の一部を切欠し
た不使用時の使用状態を示す図
た不使用時の使用状態を示す図
【図3】移動筒を縦断し、かつ、固定筒の一部を切欠し
た筆記作業時の使用状態を示す図
た筆記作業時の使用状態を示す図
【図4】移動筒を縦断し、かつ、固定筒の一部を切欠し
た不使用時の使用状態を示す他の実施例の図
た不使用時の使用状態を示す他の実施例の図
【図5】移動筒を縦断し、かつ、固定筒の一部を切欠し
た不使用時の使用状態を示すさらに他の実施例の図
た不使用時の使用状態を示すさらに他の実施例の図
【図6】移動筒を縦断し、かつ、固定筒の一部を切欠し
た不使用時の使用状態を示すさらに他の実施例の図
た不使用時の使用状態を示すさらに他の実施例の図
【図7】また移動筒の一部を切欠した他の実施例におけ
る筆記作業時の使用状態を示す側面図
る筆記作業時の使用状態を示す側面図
【図8】図7で示す実施例の要部の拡大縦断面図
【図9】図7で示す実施例における移動筒の展開拡大平
面図
面図
【図10】図7で示す実施例における係合突部と係合突
起の係合状態を示す断面図
起の係合状態を示す断面図
【図11】図9に対応する他の実施例図
【図12】図9で示す実施例における係合窪部と係合突
起との係合状態を示す断面図
起との係合状態を示す断面図
【図13】図9で示す実施例における係合窪部と係合突
起との他の係合状態を示す断面図
起との他の係合状態を示す断面図
【図14】移動筒の一部を切欠したさらに他の実施例の
筆記作業時の使用状態を示す側面図
筆記作業時の使用状態を示す側面図
【図15】移動筒の一部を切欠したさらに他の実施例の
筆記作業時の使用状態を示す側面図
筆記作業時の使用状態を示す側面図
【図16】移動筒の一部を切欠したさらに他の実施例の
筆記作業時の使用状態を示す側面図
筆記作業時の使用状態を示す側面図
1 固定筒
2 移動筒
5,8,9,13,14,15,18 周溝
6a 係止リング
6,12,16,17,19,20,29,32 係止
凸部 10 環状凸部 11 滑止面 24,28,31,34 係合突起 21,27,30,33 係合窪部 22,35 係止凹部 23 表示筒部 A 滑止具 B 筆記具 b 摘持部
凸部 10 環状凸部 11 滑止面 24,28,31,34 係合突起 21,27,30,33 係合窪部 22,35 係止凹部 23 表示筒部 A 滑止具 B 筆記具 b 摘持部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 昭57−13285(JP,U)
実開 昭59−61979(JP,U)
実開 平5−93882(JP,U)
実開 平6−86973(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B43K 23/008
B43K 3/00
Claims (16)
- 【請求項1】筆記具の摘持部に嵌装する固定筒の外側
に、外面に滑止部を形成した移動筒を摺動自在に嵌合し
て、これらの間に、前記移動筒が前記固定筒に対し重合
する後退位置と、筆記具の芯を含む先端部を覆う前進位
置とを相対的に保持する保持手段を備えたことを特徴と
する筆記具用滑止具。 - 【請求項2】保持手段を、固定筒の前端部外面に設けた
係止凸部乃至係止凹部と、移動筒の内面に設けられ前記
係止凸部乃至係止凹部と相対的に係止する前後一対の係
止凹部乃至係止凸部とで構成した請求項1記載の筆記具
用滑止具。 - 【請求項3】保持手段を、固定筒の外面に設けた前後一
対の係止凹部乃至係止凸部と、移動筒の後端部内面に設
けられ、前記一対の係止凹部乃至係止凸部と相対的に係
止する係止凸部乃至係止凹部とで構成した請求項1記載
の筆記具用滑止具。 - 【請求項4】係止凸部が環状の係止リングから成り、か
つ、係止凹部が周溝から成る請求項2、3記載の筆記具
用滑止具。 - 【請求項5】筆記具の摘持部に嵌装する固定筒の外周
に、外周に滑止部を形成した移動筒を摺動並びに回転可
能に嵌合して、これらの間に、前記移動筒が前記固定筒
に対し重合する後退位置で移動筒の回転により選択で
き、その選択位置でそれぞれ脱出抵抗を異にする抵抗付
与手段と、筆記具の芯を含む先端部を覆う前進位置でそ
の状態を保持する保持手段とを備えたことを特徴とする
請求項1記載の筆記具用滑止具。 - 【請求項6】抵抗付与手段を、固定筒の後端部外面の円
周方向に沿って隔設した形状の異なる複数の係合窪部
と、移動筒の後端部内面に設けられて前記係合窪部の一
つと選択的に係合する係合突起とで構成し、前記保持手
段を、固定筒の前端外面に設けられて前記係合突起と係
合する係止凹部から構成した請求項5記載の筆記具用滑
止具。 - 【請求項7】抵抗付与手段を、固定筒の前端部外面に円
周方向に沿って隔設した形状の異なる複数の係合窪部
と、移動筒の前端部内面に設けられて前記係合窪部の一
つと選択的に係合する係合突起とから構成し、前記保持
手段を、前記移動筒の後端部内面に設けられて前記係合
窪部の一つと係合する係合突起とで構成した請求項5記
載の筆記具用滑止具。 - 【請求項8】抵抗付与手段を、移動筒の後端部内周に円
周方向に沿って隔設した形状の異なる複数の係合窪部
と、固定筒の後端部外周に設けられて前記係合窪部の一
つと選択的に係合する係合突起とから構成し、前記保持
手段を、固定筒の前端部外周に設けられて前記係合窪部
の一つと係合する係合突起から構成した請求項5記載の
筆記具用滑止具。 - 【請求項9】抵抗付与手段を、移動筒の前端部内面に円
周方向に沿って隔設した形状の異なる複数の係合窪部
と、固定筒の前端部外周に設けられて前記係合窪部の一
つと選択的に係合する係合突起とから構成し、保持手段
を、移動筒の後端部内面に設けられて、前記係合突起を
係合する係止凹部とから構成した請求項5記載の筆記具
用滑止具。 - 【請求項10】係合窪部の形状を、深さを一定にし、筆
圧方向の端部の傾斜面の角度により異ならしめて成る請
求項6、7、8または9記載の筆記具用滑止具。 - 【請求項11】係合窪部の形状を、係合突起との係合深
さが異なるように平面形状を異ならしめて成る請求項
6、7、8または9記載の筆記具用滑止具。 - 【請求項12】固定筒の端部に、複数の係合窪部にそれ
ぞれ対応して芯の種類を表示した表示筒部を設けて成る
請求項6、7、8、9、10または11記載の筆記具用
滑止具。 - 【請求項13】芯の種類を芯の硬度乃至太さによって表
示した請求項12記載の筆記具用滑止具。 - 【請求項14】滑止部を、移動筒の外周面に複数の環状
凸部、環状凹部または梨地面によって形成してなる請求
項1乃至13のいづれか1記載の筆記具用滑止具。 - 【請求項15】固定筒が、その内面が筆記具の摘持部に
密着するに適した材料からなる請求項1乃至14のいづ
れか1記載の筆記具用滑止具。 - 【請求項16】移動筒を、その外面が弾性を保有する材
料から成る請求項1乃至15のいづれか1記載の筆記具
用滑止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14579394A JP3521356B2 (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 筆記具用滑止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14579394A JP3521356B2 (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 筆記具用滑止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329478A JPH07329478A (ja) | 1995-12-19 |
JP3521356B2 true JP3521356B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=15393293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14579394A Expired - Fee Related JP3521356B2 (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 筆記具用滑止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3521356B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5283276B2 (ja) * | 2009-09-03 | 2013-09-04 | 株式会社パイロットコーポレーション | 筆記具の軸筒 |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP14579394A patent/JP3521356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07329478A (ja) | 1995-12-19 |
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