JP3341439B2 - 筆記具における把持部構造 - Google Patents
筆記具における把持部構造Info
- Publication number
- JP3341439B2 JP3341439B2 JP02607994A JP2607994A JP3341439B2 JP 3341439 B2 JP3341439 B2 JP 3341439B2 JP 02607994 A JP02607994 A JP 02607994A JP 2607994 A JP2607994 A JP 2607994A JP 3341439 B2 JP3341439 B2 JP 3341439B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grip
- grip portion
- screw
- barrel
- screw portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用者の好みに応じて
把持部の位置を選択することができる筆記具における把
持部構造に関するものである。
把持部の位置を選択することができる筆記具における把
持部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、筆記具の把持部は、長時間筆記に
よる疲労を少しでも解消せんとして形状を工夫したり、
把持部の位置を変化できるようなしたり、径を太くした
り、筆記具の重量に応じ人間工学的に重心位置を決めた
り、滑り止めを配置する等の工夫がなされている。
よる疲労を少しでも解消せんとして形状を工夫したり、
把持部の位置を変化できるようなしたり、径を太くした
り、筆記具の重量に応じ人間工学的に重心位置を決めた
り、滑り止めを配置する等の工夫がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、筆記時にお
いて筆記具の把持位置の好みは、使用者によって千差万
別である。筆記先端に近い部分を把持して筆記すること
を好む者もいれば、筆記先端より遠い部分を把持して筆
記することを好む者もいる。ところが、従来の筆記具の
把持部構造にあっては、把持部の位置を選択することが
できる構造は知られていない。そこで本発明は、把持部
の位置を選択、且つ、固定することができるようなし、
使用者の好みに対応できるようなした筆記具における把
持部構造を提供せんとするものである。
いて筆記具の把持位置の好みは、使用者によって千差万
別である。筆記先端に近い部分を把持して筆記すること
を好む者もいれば、筆記先端より遠い部分を把持して筆
記することを好む者もいる。ところが、従来の筆記具の
把持部構造にあっては、把持部の位置を選択することが
できる構造は知られていない。そこで本発明は、把持部
の位置を選択、且つ、固定することができるようなし、
使用者の好みに対応できるようなした筆記具における把
持部構造を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、内方に案内部
材を配置した軸筒の前方に、その内面に螺子部を有し滑
り止め性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子部と
把持部の内方に配置しその前方の先具と前記軸筒の前方
に配置した案内部材との間に連設する係合体に形成した
螺子部とを螺合せしめ、前記把持部の内面及び(又は)
把持部の外面及び(又は)先具の外面及び(又は)軸筒
の内面及び(又は)案内部材の外面に把持部の固定手段
となる突出部を形成することにより、把持部を長手方向
に移動、且つ、固定し得るようなしたことを第1の要旨
とし、軸筒の前方に、その内面に螺子部を有し滑り止め
性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子部と把持部
の内方に配置しその前方の先具と前記軸筒との間に連設
する係合体に形成した螺子部とを螺合せしめ、前記把持
部の内面及び(又は)先具の外面及び(又は)軸筒の外
面に把持部の固定手段となる突出部を形成することによ
り、把持部を長手方向に移動、且つ、固定し得るような
したことを第2の要旨とし、前方の先具と連設し、その
前方外面に螺子部を有する軸筒の前方外面に、その内面
に螺子部を有し滑り止め性を有する把持部を配置し、該
把持部の螺子部と軸筒の螺子部とを螺合せしめ、前記把
持部の内面及び(又は)先具の外面及び(又は)軸筒の
外面に把持部の固定手段となる突出部を形成することに
より、把持部を長手方向に移動、且つ、固定し得るよう
なしたことを第3の要旨とし、突出部と当接する部材に
多数の環状溝もしくは環状突起を形成した請求項1乃至
3の何れかに記載の筆記具における把持部構造を第4の
要旨とし、前方の先具と連設し、その前方外面に螺子部
を有する軸筒の前方外面に、その内面に螺子部を有し滑
り止め性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子部と
軸筒の螺子部とを螺合せしめ、前記把持部の後方部外面
に軸心方向に締め付け力を有する弾圧部材の一端を固定
し、該弾圧部材の他端は軸筒の外面に弾性的に圧接せし
めることにより、把持部を長手方向に移動、且つ、固定
し得るようなしたことを第5の要旨とし、前方の先具と
連設し、その前方外面に螺子部を有する軸筒の前方外面
に、その内面に螺子部を有し滑り止め性を有する把持部
を配置し、該把持部の螺子部と軸筒の螺子部とを螺合せ
しめ、前記軸筒の外面に突条を形成し、又、把持部の内
面に複数の長手方向突起を形成し、常に把持部の長手方
向突起と軸筒の突条とを係合せしめることにより、把持
部を長手方向に移動、且つ、固定し得るようなしたこと
を第6の要旨とするものである。
材を配置した軸筒の前方に、その内面に螺子部を有し滑
り止め性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子部と
把持部の内方に配置しその前方の先具と前記軸筒の前方
に配置した案内部材との間に連設する係合体に形成した
螺子部とを螺合せしめ、前記把持部の内面及び(又は)
把持部の外面及び(又は)先具の外面及び(又は)軸筒
の内面及び(又は)案内部材の外面に把持部の固定手段
となる突出部を形成することにより、把持部を長手方向
に移動、且つ、固定し得るようなしたことを第1の要旨
とし、軸筒の前方に、その内面に螺子部を有し滑り止め
性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子部と把持部
の内方に配置しその前方の先具と前記軸筒との間に連設
する係合体に形成した螺子部とを螺合せしめ、前記把持
部の内面及び(又は)先具の外面及び(又は)軸筒の外
面に把持部の固定手段となる突出部を形成することによ
り、把持部を長手方向に移動、且つ、固定し得るような
したことを第2の要旨とし、前方の先具と連設し、その
前方外面に螺子部を有する軸筒の前方外面に、その内面
に螺子部を有し滑り止め性を有する把持部を配置し、該
把持部の螺子部と軸筒の螺子部とを螺合せしめ、前記把
持部の内面及び(又は)先具の外面及び(又は)軸筒の
外面に把持部の固定手段となる突出部を形成することに
より、把持部を長手方向に移動、且つ、固定し得るよう
なしたことを第3の要旨とし、突出部と当接する部材に
多数の環状溝もしくは環状突起を形成した請求項1乃至
3の何れかに記載の筆記具における把持部構造を第4の
要旨とし、前方の先具と連設し、その前方外面に螺子部
を有する軸筒の前方外面に、その内面に螺子部を有し滑
り止め性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子部と
軸筒の螺子部とを螺合せしめ、前記把持部の後方部外面
に軸心方向に締め付け力を有する弾圧部材の一端を固定
し、該弾圧部材の他端は軸筒の外面に弾性的に圧接せし
めることにより、把持部を長手方向に移動、且つ、固定
し得るようなしたことを第5の要旨とし、前方の先具と
連設し、その前方外面に螺子部を有する軸筒の前方外面
に、その内面に螺子部を有し滑り止め性を有する把持部
を配置し、該把持部の螺子部と軸筒の螺子部とを螺合せ
しめ、前記軸筒の外面に突条を形成し、又、把持部の内
面に複数の長手方向突起を形成し、常に把持部の長手方
向突起と軸筒の突条とを係合せしめることにより、把持
部を長手方向に移動、且つ、固定し得るようなしたこと
を第6の要旨とするものである。
【0005】図1は本発明をボールペンに適用した実施
例であって、軸筒1内には、先端に筆記部(ボール)2
を有する中軸3(内部にインキが収容されている)が収
容されている。参照符号4は、案内部材であるが、該案
内部材4と軸筒1間に後述する把持部8の後部が配置さ
れることによって、把持部8の長手方向へのより安定し
た移動を行なわしめことができるものである。参照符号
5は先具、参照符号7はその外面に螺子部6を有する係
合体7であり、該係合体7は一端部を前記先具5に、
又、他端部を前記案内部材4に止着している。尚、係合
体7は先具5もしくは案内部材4と一体に形成してもよ
い。参照符号8は滑り止め性を有する把持部であって、
該把持部8には、その内面に前記係合体7の係合部6に
係合する螺子部9を有し、これらの螺合によって、把持
部8を長手方向に移動し得るようなしている。
例であって、軸筒1内には、先端に筆記部(ボール)2
を有する中軸3(内部にインキが収容されている)が収
容されている。参照符号4は、案内部材であるが、該案
内部材4と軸筒1間に後述する把持部8の後部が配置さ
れることによって、把持部8の長手方向へのより安定し
た移動を行なわしめことができるものである。参照符号
5は先具、参照符号7はその外面に螺子部6を有する係
合体7であり、該係合体7は一端部を前記先具5に、
又、他端部を前記案内部材4に止着している。尚、係合
体7は先具5もしくは案内部材4と一体に形成してもよ
い。参照符号8は滑り止め性を有する把持部であって、
該把持部8には、その内面に前記係合体7の係合部6に
係合する螺子部9を有し、これらの螺合によって、把持
部8を長手方向に移動し得るようなしている。
【0006】この把持部8の材質としては、熱可塑性エ
ラストマー、シリコンゴム、塩化ビニル、ウレタン、発
泡スチロール、真鍮、燐青銅、木材などが挙げられ、
「滑り止め性を有する」の意味は、例えば熱可塑性エラ
ストマー、シリコン樹脂、木材のようにそれ自体滑り止
め性を有する材質よりなしたものと、それ自体は滑り止
め性を有しない材質であるものの、その表面に化学的処
理、機械的処理、物理的処理などによりローレットや格
子などの模様を形成したり、多数の小突起を形成したも
の、表面を布で被覆したもの、表面を例えば熱可塑性エ
ラストマー、シリコン樹脂のようにそれ自体滑り止め性
を有するもので処理したもの、中間部より前方部に向い
図1のように徐々に外形を拡大したもの、塗装などによ
って滑り止め性を付与したものの両方を意味するもので
ある。又、把持部8は無色であっても、有色であっても
よい。
ラストマー、シリコンゴム、塩化ビニル、ウレタン、発
泡スチロール、真鍮、燐青銅、木材などが挙げられ、
「滑り止め性を有する」の意味は、例えば熱可塑性エラ
ストマー、シリコン樹脂、木材のようにそれ自体滑り止
め性を有する材質よりなしたものと、それ自体は滑り止
め性を有しない材質であるものの、その表面に化学的処
理、機械的処理、物理的処理などによりローレットや格
子などの模様を形成したり、多数の小突起を形成したも
の、表面を布で被覆したもの、表面を例えば熱可塑性エ
ラストマー、シリコン樹脂のようにそれ自体滑り止め性
を有するもので処理したもの、中間部より前方部に向い
図1のように徐々に外形を拡大したもの、塗装などによ
って滑り止め性を付与したものの両方を意味するもので
ある。又、把持部8は無色であっても、有色であっても
よい。
【0007】図1において参照符号5aは先具5の外面
に形成した突出部であり、この突出部5aが把持部8の
前方部内面に当接することにより、その摩擦抵抗で把持
部8が固定されることとなる。即ち、突出部5aは把持
部8の固定手段として機能することとなる。この突出部
5aは、先具5と一体に形成してもよいし、別体(例え
ばリング部材を先具に固着することにより形成する等)
で形成してもよい。又、この突出部5aは、複数の点状
の突出部であってもよいし、円周上に形成した多数の突
出部であってもよいし、環状の突出部であってもよい。
尚、本例において、突出部を軸筒1の内面、案内部材4
の外面、把持部8の前方部内面、把持部8の後方部内
面、把持部8の後方部外面の何れかの部材もしくは複数
の部材に形成するようなしてもよい。又、本発明におい
ては、ボールペン以外に例えばシャープペンシル、万年
筆、マーキングペンなど種々の筆記具に適用できるもの
である。
に形成した突出部であり、この突出部5aが把持部8の
前方部内面に当接することにより、その摩擦抵抗で把持
部8が固定されることとなる。即ち、突出部5aは把持
部8の固定手段として機能することとなる。この突出部
5aは、先具5と一体に形成してもよいし、別体(例え
ばリング部材を先具に固着することにより形成する等)
で形成してもよい。又、この突出部5aは、複数の点状
の突出部であってもよいし、円周上に形成した多数の突
出部であってもよいし、環状の突出部であってもよい。
尚、本例において、突出部を軸筒1の内面、案内部材4
の外面、把持部8の前方部内面、把持部8の後方部内
面、把持部8の後方部外面の何れかの部材もしくは複数
の部材に形成するようなしてもよい。又、本発明におい
ては、ボールペン以外に例えばシャープペンシル、万年
筆、マーキングペンなど種々の筆記具に適用できるもの
である。
【0008】次に、図1の実施例において把持部8を長
手方向に移動並びに固定する方法について説明する。図
1の状態において把持部8(もしくは軸筒1或いは先具
5)を把持し軸筒1或いは先具5(もしくは把持部8)
を回動させると軸筒1と共に先具5並びに筆記部2(も
しくは把持部8)が前進し、任意の位置で回動を停止す
ると図2の状態となり把持部8と筆記部2の距離が変化
する。この際、把持部8の内面に先具5に形成した突出
部5aが当接しているので、摩擦抵抗が大となり筆記部
2に筆圧が加わっても後退することはない。
手方向に移動並びに固定する方法について説明する。図
1の状態において把持部8(もしくは軸筒1或いは先具
5)を把持し軸筒1或いは先具5(もしくは把持部8)
を回動させると軸筒1と共に先具5並びに筆記部2(も
しくは把持部8)が前進し、任意の位置で回動を停止す
ると図2の状態となり把持部8と筆記部2の距離が変化
する。この際、把持部8の内面に先具5に形成した突出
部5aが当接しているので、摩擦抵抗が大となり筆記部
2に筆圧が加わっても後退することはない。
【0009】図2の状態より更に回動を続けた場合に
は、筆記部2が把持部8によって保護された図3の状態
となるが、把持部8による筆記部2の保護は本発明にお
いて必須のものではない。
は、筆記部2が把持部8によって保護された図3の状態
となるが、把持部8による筆記部2の保護は本発明にお
いて必須のものではない。
【0010】図4は、本発明における他の実施例であっ
て、基本的には図1の実施例と同じである。異なる点
は、把持部8の固定手段にある。即ち、本例は、把持部
8の後部外面に突出部8aを形成した例である。この突
出部8aと図1の先具5の突出部5aとを組み合わせて
もよい。尚、突出部の形成方法及び形状は図1の例と同
様である。
て、基本的には図1の実施例と同じである。異なる点
は、把持部8の固定手段にある。即ち、本例は、把持部
8の後部外面に突出部8aを形成した例である。この突
出部8aと図1の先具5の突出部5aとを組み合わせて
もよい。尚、突出部の形成方法及び形状は図1の例と同
様である。
【0011】図5は、把持部8の前方部内面に突出部8
aを形成したものにおいて、この突出部8aと係合する
多数の環状溝5bを先具5の外面に設けた例である。本
例においては前記した例に比しより確実に把持部8を固
定することができる。本例における環状溝5bに代えて
環状突起としてもよい。又、本例において、把持部8の
前方部内面に突出部8aを、先具5に環状溝5bを形成
したが、把持部8の後方部の内面及び(又は)外面に突
出部を形成し、案内部材4の外面及び(又は)軸筒1の
内面に環状溝(又は環状突起)を形成してもよいし、本
例と前記した例とを組み合わせてもよい。尚、突出部の
形成方法及び形状は図1の例と同様である。
aを形成したものにおいて、この突出部8aと係合する
多数の環状溝5bを先具5の外面に設けた例である。本
例においては前記した例に比しより確実に把持部8を固
定することができる。本例における環状溝5bに代えて
環状突起としてもよい。又、本例において、把持部8の
前方部内面に突出部8aを、先具5に環状溝5bを形成
したが、把持部8の後方部の内面及び(又は)外面に突
出部を形成し、案内部材4の外面及び(又は)軸筒1の
内面に環状溝(又は環状突起)を形成してもよいし、本
例と前記した例とを組み合わせてもよい。尚、突出部の
形成方法及び形状は図1の例と同様である。
【0012】図6は、本発明における他の実施例であっ
て、基本的には図1の実施例と同じである。異なる点
は、図1の実施例においては、把持部8の後方部を軸筒
1と案内部材4との間に配置したのに対し、図6の実施
例においては、把持部8の後方部を軸筒1の外面に配置
した点と、案内部材を取り除いた点と、係合体7の固定
を軸筒1と先具5とによってなした点である。把持部8
の固定手段としては、図1の実施例とほぼ同様である
が、本例においては、係合体7の外面に突出部7aを形
成した。本例において、突出部を把持部8の前方部内面
及び(又は)軸筒1の後方部外面に形成するようなすこ
ともできる。尚、突出部の形成方法及び形状は図1の例
と同様である。
て、基本的には図1の実施例と同じである。異なる点
は、図1の実施例においては、把持部8の後方部を軸筒
1と案内部材4との間に配置したのに対し、図6の実施
例においては、把持部8の後方部を軸筒1の外面に配置
した点と、案内部材を取り除いた点と、係合体7の固定
を軸筒1と先具5とによってなした点である。把持部8
の固定手段としては、図1の実施例とほぼ同様である
が、本例においては、係合体7の外面に突出部7aを形
成した。本例において、突出部を把持部8の前方部内面
及び(又は)軸筒1の後方部外面に形成するようなすこ
ともできる。尚、突出部の形成方法及び形状は図1の例
と同様である。
【0013】本例における把持部8の固定手段も前記例
と同様種々採用できる。図7の例においては、把持部8
の後方部内面に突出部8aを形成したものである。
と同様種々採用できる。図7の例においては、把持部8
の後方部内面に突出部8aを形成したものである。
【0014】図8の例においては、把持部8の後方部内
面に突出部8aを形成したものの変形例を示すものであ
り、突出部8aと係合する多数の環状溝1aを軸筒1の
外面に設けた例である。本例においては、より確実に把
持部8を固定することができる。尚、本例における環状
溝1aに代えて環状突起としてもよい。更に、本例にお
いては、把持部8の後方部内面に突出部8aを、又、軸
筒1に環状溝1aを形成したが、把持部8の前方部の内
面に突出部を形成し、係合体7の外面に環状溝(又は環
状突起)を形成してもよいし、軸筒1の外面及び(又
は)係合体7の外面に突出部を形成し、把持部8の内面
に環状溝(又は環状突起)を形成してもよいし、本例と
前記した例とを組み合わせてもよい。
面に突出部8aを形成したものの変形例を示すものであ
り、突出部8aと係合する多数の環状溝1aを軸筒1の
外面に設けた例である。本例においては、より確実に把
持部8を固定することができる。尚、本例における環状
溝1aに代えて環状突起としてもよい。更に、本例にお
いては、把持部8の後方部内面に突出部8aを、又、軸
筒1に環状溝1aを形成したが、把持部8の前方部の内
面に突出部を形成し、係合体7の外面に環状溝(又は環
状突起)を形成してもよいし、軸筒1の外面及び(又
は)係合体7の外面に突出部を形成し、把持部8の内面
に環状溝(又は環状突起)を形成してもよいし、本例と
前記した例とを組み合わせてもよい。
【0015】図9は本発明における他の実施例であっ
て、本例において図6の例と異なる主な点は、軸筒1を
先具5と止着するようにした点と、係合体を除去した点
と、軸筒1の外面に螺子部1bを設け、該螺子部1bに
把持部8の螺子部9を螺合するようにした点と、筆記部
2を中軸3の後方に配置した周知の出没機構(図示せ
ず、一例として特公昭34ー7181号公報参照)によ
り先具5より出没自在の筆記具となした点(図中10は
筆記部2を常時軸筒1内方向に付勢するためのスプリン
グ等の弾撥部材である)である。把持部8の固定手段と
しては、図6の実施例とほぼ同様である。
て、本例において図6の例と異なる主な点は、軸筒1を
先具5と止着するようにした点と、係合体を除去した点
と、軸筒1の外面に螺子部1bを設け、該螺子部1bに
把持部8の螺子部9を螺合するようにした点と、筆記部
2を中軸3の後方に配置した周知の出没機構(図示せ
ず、一例として特公昭34ー7181号公報参照)によ
り先具5より出没自在の筆記具となした点(図中10は
筆記部2を常時軸筒1内方向に付勢するためのスプリン
グ等の弾撥部材である)である。把持部8の固定手段と
しては、図6の実施例とほぼ同様である。
【0016】即ち、本例においては、先具5の後方部外
面に突出部5aを形成した。尚、突出部の形成方法及び
形状は図1の例と同様である。
面に突出部5aを形成した。尚、突出部の形成方法及び
形状は図1の例と同様である。
【0017】本例における把持部8の固定手段も前記例
と同様種々採用できる。図10においては、軸筒1に突
出部1cを形成した例であり、図11においては把持部
8の前方部内面及び後方部内面に突出部8aを形成(把
持部8の前方部内面もしくは後方部内面の何れか一方で
あってもよい)した例であり、図12ににおいては把持
部8の後方部内面に突出部8aを形成し、該突出部を8
aを軸筒1の外面に形成した環状溝1aに係止した例で
ある。本例においては、より確実に把持部8を固定する
ことができる。尚、本例における環状溝1aに代えて環
状突起としてもよい。更に、本例においては、把持部8
の後方部内面に突出部8aを、又、軸筒1に環状溝1a
を形成したが、把持部8の前方部の内面に突出部を形成
し、先具5の外面に環状溝(又は環状突起)を形成して
もよいし、軸筒1の外面に突出部を形成し、把持部8の
内面に環状溝(又は環状突起)を形成してもよいし、本
例と前記した例とを組み合わせてもよい。
と同様種々採用できる。図10においては、軸筒1に突
出部1cを形成した例であり、図11においては把持部
8の前方部内面及び後方部内面に突出部8aを形成(把
持部8の前方部内面もしくは後方部内面の何れか一方で
あってもよい)した例であり、図12ににおいては把持
部8の後方部内面に突出部8aを形成し、該突出部を8
aを軸筒1の外面に形成した環状溝1aに係止した例で
ある。本例においては、より確実に把持部8を固定する
ことができる。尚、本例における環状溝1aに代えて環
状突起としてもよい。更に、本例においては、把持部8
の後方部内面に突出部8aを、又、軸筒1に環状溝1a
を形成したが、把持部8の前方部の内面に突出部を形成
し、先具5の外面に環状溝(又は環状突起)を形成して
もよいし、軸筒1の外面に突出部を形成し、把持部8の
内面に環状溝(又は環状突起)を形成してもよいし、本
例と前記した例とを組み合わせてもよい。
【0018】図13においては、把持部8の後方部外面
に板バネ、螺旋体など軸心方向に締め付け力を有する弾
圧部材11の一端を固定し、該弾圧部材11の他端は軸
筒1の外面に弾性的に圧接するようなしたものであり、
把持部8の移動に伴い、弾圧部材11も移動することと
なるが、把持部8の移動を停止した際も、弾圧部材11
の他端は常に軸筒1の外面に弾性的に圧接しているの
で、把持部8の固定が確実になされる。尚、本例と前記
した突出部とを組合せてもよい。
に板バネ、螺旋体など軸心方向に締め付け力を有する弾
圧部材11の一端を固定し、該弾圧部材11の他端は軸
筒1の外面に弾性的に圧接するようなしたものであり、
把持部8の移動に伴い、弾圧部材11も移動することと
なるが、把持部8の移動を停止した際も、弾圧部材11
の他端は常に軸筒1の外面に弾性的に圧接しているの
で、把持部8の固定が確実になされる。尚、本例と前記
した突出部とを組合せてもよい。
【0019】図14においては、軸筒1の外面に円周上
に突条1dを形成し、把持部8の内面に複数(図中は4
個)の長手方向突起8bを形成し、常に把持部8の長手
方向突起8bと軸筒1の突条1dとが係合するような
し、把持部8に適度な摩擦抵抗力を付与させたものであ
る。尚、突条を先具5に形成してもよい。
に突条1dを形成し、把持部8の内面に複数(図中は4
個)の長手方向突起8bを形成し、常に把持部8の長手
方向突起8bと軸筒1の突条1dとが係合するような
し、把持部8に適度な摩擦抵抗力を付与させたものであ
る。尚、突条を先具5に形成してもよい。
【0020】本発明においては、前記した以外にも種々
の変形が可能であり、図15、16はそれらの一例を示
すものである。図15は、前方に行くに従って外径が小
さくなった例であり、又、本例においては、表面に格子
状の溝を形成した。図16は、外形を太鼓状となした例
であり、又、本例においては、表面に多数の小突起を形
成した。
の変形が可能であり、図15、16はそれらの一例を示
すものである。図15は、前方に行くに従って外径が小
さくなった例であり、又、本例においては、表面に格子
状の溝を形成した。図16は、外形を太鼓状となした例
であり、又、本例においては、表面に多数の小突起を形
成した。
【0021】
【発明の効果】本発明は、軸筒の前方に、その内面に螺
子部を有し滑り止め性を有する把持部を回転自在に配置
し、且つ、該把持部の固定手段を形成したので、把持部
を長手方向に移動、且つ、固定し得ることができ、もっ
て使用者の好みに応じて把持部の位置を選択することが
できるという効果を有するものである。
子部を有し滑り止め性を有する把持部を回転自在に配置
し、且つ、該把持部の固定手段を形成したので、把持部
を長手方向に移動、且つ、固定し得ることができ、もっ
て使用者の好みに応じて把持部の位置を選択することが
できるという効果を有するものである。
【図1】第1実施例を示す一部縦断面図。
【図2】第1実施例の動作説明図。
【図3】第1実施例の動作説明図。
【図4】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図5】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図6】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図7】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図8】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図9】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図10】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図11】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図12】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図13】他の実施例を示す一部を省略した一部縦断面
図。
図。
【図14】他の実施例の要部を示す一部を切欠した分解
斜視図。
斜視図。
【図15】把持部の他の実施例を示す一部を切欠した斜
視図。
視図。
【図16】把持部の他の実施例を示す一部を切欠した斜
視図。
視図。
1 軸筒 1a 環状溝 1b 螺子部 1c 突出部 1d 突条 2 筆記部 3 中軸 4 案内部材 5 先具 5a 突出部 5b 環状溝 6 螺子部 7 係合体 7a 突出部 8 把持部 8a 突出部 8b 長手方向突起 9 螺子部 10 弾撥部材 11 弾圧部材
Claims (6)
- 【請求項1】 内方に案内部材を配置した軸筒の前方
に、その内面に螺子部を有し滑り止め性を有する把持部
を配置し、該把持部の螺子部と把持部の内方に配置しそ
の前方の先具と前記軸筒の前方に配置した案内部材との
間に連設する係合体に形成した螺子部とを螺合せしめ、
前記把持部の内面及び(又は)把持部の外面及び(又
は)先具の外面及び(又は)軸筒の内面及び(又は)案
内部材の外面に把持部の固定手段となる突出部を形成す
ることにより、把持部を長手方向に移動、且つ、固定し
得るようなした筆記具における把持部構造。 - 【請求項2】 軸筒の前方に、その内面に螺子部を有し
滑り止め性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子部
と把持部の内方に配置しその前方の先具と前記軸筒との
間に連設する係合体に形成した螺子部とを螺合せしめ、
前記把持部の内面及び(又は)先具の外面及び(又は)
軸筒の外面に把持部の固定手段となる突出部を形成する
ことにより、把持部を長手方向に移動、且つ、固定し得
るようなした筆記具における把持部構造。 - 【請求項3】 前方の先具と連設し、その前方外面に螺
子部を有する軸筒の前方外面に、その内面に螺子部を有
し滑り止め性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子
部と軸筒の螺子部とを螺合せしめ、前記把持部の内面及
び(又は)先具の外面及び(又は)軸筒の外面に把持部
の固定手段となる突出部を形成することにより、把持部
を長手方向に移動、且つ、固定し得るようなした筆記具
における把持部構造。 - 【請求項4】 突出部と当接する部材に多数の環状溝も
しくは環状突起を形成した請求項1乃至3の何れかに記
載の筆記具における把持部構造。 - 【請求項5】 前方の先具と連設し、その前方外面に螺
子部を有する軸筒の前方外面に、その内面に螺子部を有
し滑り止め性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子
部と軸筒の螺子部とを螺合せしめ、前記把持部の後方部
外面に軸心方向に締め付け力を有する弾圧部材の一端を
固定し、該弾圧部材の他端は軸筒の外面に弾性的に圧接
せしめることにより、把持部を長手方向に移動、且つ、
固定し得るようなした筆記具における把持部構造。 - 【請求項6】 前方の先具と連設し、その前方外面に螺
子部を有する軸筒の前方外面に、その内面に螺子部を有
し滑り止め性を有する把持部を配置し、該把持部の螺子
部と軸筒の螺子部とを螺合せしめ、前記軸筒の外面に突
条を形成し、又、把持部の内面に複数の長手方向突起を
形成し、常に把持部の長手方向突起と軸筒の突条とを係
合せしめることにより、把持部を長手方向に移動、且
つ、固定し得るようなした筆記具における把持部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02607994A JP3341439B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 筆記具における把持部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02607994A JP3341439B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 筆記具における把持部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07214971A JPH07214971A (ja) | 1995-08-15 |
JP3341439B2 true JP3341439B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=12183637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02607994A Expired - Fee Related JP3341439B2 (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | 筆記具における把持部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3341439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100459649B1 (ko) * | 2002-07-03 | 2004-12-03 | 주식회사 모리스 | 손잡이 굵기 조절 가능한 필기구 |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP02607994A patent/JP3341439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07214971A (ja) | 1995-08-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4663846A (en) | Cutter having a retractable and removable blade | |
US5988908A (en) | Barrel with finger gripping means | |
TW200410840A (en) | Variable grip structure | |
JP3987711B2 (ja) | 筆記用具 | |
JP3341439B2 (ja) | 筆記具における把持部構造 | |
US20070154253A1 (en) | Writing instrument | |
JP3198644B2 (ja) | 筆記具の把持部可変装置 | |
JP3198740B2 (ja) | 筆記具における把持部構造 | |
JP2018030287A (ja) | 筆記具 | |
JP2013052633A (ja) | 押圧操作部と尾栓と軸筒との取り付け構造 | |
JP2607456Y2 (ja) | 筆記具における把持部構造 | |
US20190344602A1 (en) | Barrel assembly, writing instrument, and container | |
JP2607458Y2 (ja) | 筆記具における軸筒 | |
JP4412935B2 (ja) | 筆記具の軸筒 | |
JP4873730B2 (ja) | 筆記具 | |
JP6665005B2 (ja) | グリップ部材 | |
EP1894742A1 (en) | Shaft tube of writing implement having holding auxiliary device | |
JP4333324B2 (ja) | 軸の連結構造 | |
JP3521356B2 (ja) | 筆記具用滑止具 | |
JP6707375B2 (ja) | 筆記具 | |
JP5024941B2 (ja) | 筆記具 | |
JP4608247B2 (ja) | クリップ部材を有する筆記具 | |
JP5073813B2 (ja) | 筆記具のグリップ | |
CA2538325C (en) | Writing instrument with finger gripping device | |
JPH0811477A (ja) | 筆記具、塗布具における把持部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |