JP3690183B2 - 画像記録媒体の拍車搬送機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録装置によって画像が記録された画像記録媒体を拍車によって搬送する画像記録媒体の拍車搬送機構に関し、特に、例えばインクジェット記録装置によって画像記録された画像記録媒体を搬送する場合に適用される。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェット記録装置(画像記録装置)では、画像が記録された用紙を、拍車を使用して搬送する拍車搬送機構を有するものがある。図5及び図6には、このようなインクジェット記録装置110の拍車搬送機構112が示されている(特公平6−102386号参照)。
【0003】
この拍車搬送機構112では、用紙114の排出口116を形成するカッター118の凹部120に、拍車状のホイール122が回転可能に軸支されており、用紙114の移動に従動してすべることなく転動するようになっている。紙送りローラ124によって搬送され、記録ヘッド126によって画像が記録された用紙114は、ホイール122によって、カッター118から離れる方向へと押さえられる。
【0004】
また、凹部120には、用紙114に接触しない領域に、ホイール122の接触端128に接触してインク汚れを除去するクリーニング部材130が設けられている。このクリーニング部材130により、ホイール122の一回転ごとにホイール122と用紙114との接触部を拭うことができ、用紙114を常にきれいに維持できるようになっている。
【0005】
しかし、この拍車搬送機構112では、ホイール122自体が回転抵抗を有しており、さらには、クリーニング部材との摩擦によっても回転に負荷がかかるため、ホイール122が用紙114の搬送に追従して回転せず、用紙114の搬送速度と、ホイール122の接触端128の移動速度とが大きくずれてしまうことがある。しかも、ホイール122によって搬送される領域では、用紙114上のインクが完全に乾燥していないことがあるので、このような移動速度のずれが生じると、用紙114に、インクのひきずり跡が生じることがある。また、最悪の場合には、用紙114自体に引きずり傷(用紙114のスジ状の凹みや破れ)が生じることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮し、画像記録装置によって画像が記録された画像記録媒体を、画像記録剤のひきずり跡や画像記録媒体自体のひきずり傷を生じさせることなく搬送できる画像記録媒体の拍車搬送機構を得ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、画像記録装置によって画像が記録された画像記録媒体を拍車によって搬送する画像記録媒体の拍車搬送機構であって、湾曲する案内板によって構成され前記画像記録媒体を案内する搬送路を備え、前記搬送路内で湾曲部分の内側に前記拍車が配置され、駆動源からの駆動力を前記拍車に伝達し、拍車の前記画像記録媒体への接触部が画像記録媒体の搬送方向と同方向へ移動するように拍車を回転させることを特徴とする。
【0008】
このように拍車を積極的に回転させることにより、拍車の接触端と画像記録媒体との間に生じるずれ(速度差)を少なくすることができるので、画像記録剤のひきずり跡や画像記録媒体自体のひきずり傷を生じさせることなく、画像記録媒体を搬送することができる。しかも、湾曲する案内板によって搬送路を構成し、拍車を搬送路内で湾曲部分の内側に配置しているので、拍車を湾曲部分の外側に配置することなく、画像記録媒体を案内板に接触しないようにして搬送できる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記拍車が、前記搬送路の長手方向略中央に配置されていることを特徴とする。これにより、搬送路の長手方向略中央において画像記録媒体の姿勢を制御しつつ搬送できる。なお、駆動源から拍車への駆動力の伝達は、拍車の駆動軸へ直接伝達するようにしてもよいが、請求項3に記載のように、拍車には接触し画像記録媒体には接触しないローラ部材を設け、このローラ部材を介して駆動力を伝達し、拍車を回転させるようにしてもよい。
【0010】
請求項3のローラ部材を設ける場合には、請求項4に記載のように、このローラ部材を、拍車に付着した画像記録剤を除去するクリーニング部材とすることが可能となる。これにより、少ない部品点数で拍車を回転させると共に、拍車に付着した画像記録剤を除去することが可能となる。
【0011】
また、請求項1〜請求項4のいずれに記載の発明においても、請求項5に記載のように、接触端の移動速度が画像記録媒体の搬送速度と一致するように拍車を回転させることで、記録剤のひきずり跡や画像記録媒体自体のひきずり傷を全く生じさせることなく、画像記録媒体を搬送することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の第1実施形態に係る拍車搬送機構12を備えたインクジェット記録装置10の概略的構成が示されている。また、図2及び図3には、第1実施形態の拍車搬送機構12がそれぞれ拡大して示されている。
【0013】
図1に示すように、このインクジェット記録装置10は、図示しない給紙装置から送られてきた用紙を搬送する搬送ローラ14及びピンチローラ16を有している。搬送ローラ14は、図示しないモータ等の駆動源から駆動力を受けて回転するようになっている。搬送ローラ14とピンチローラ16とに挟持された用紙Pは、搬送ローラ14が所定の角速度で回転することにより、所定の搬送速度で矢印A方向に搬送される。
【0014】
搬送ローラ14及びピンチローラ16よりも搬送方向下流側には、画像情報に応じてインクを吐出する画像記録ユニット18が設けられている。また、画像記録ユニット18のノズル部20と対向する位置には、板状のプラテン22が固定されており、このプラテン22とノズル部20との間が、用紙Pにインク滴を吐出して画像を記録する印字部24となっている。用紙Pはプラテン22上を搬送されることで、ノズル部20と用紙Pとの間隔を常に所定量に維持できる。そして、画像記録ユニット18が、用紙Pに沿って、かつ用紙Pの搬送方向(矢印A方向)と直交する方向へと移動することで主走査される。また、用紙Pが矢印A方向へ搬送されることで副走査される。これらの主走査及び副走査を繰り返して、用紙Pに所望の画像が形成される。
【0015】
ノズル部20及びプラテン22よりも搬送方向下流側には、排出ローラ26及び拍車28が設けられている。拍車28は、略円板状に形成されると共に、周方向に沿って一定間隔で突出する突出端30が設けられており、この突出端30が用紙Pに接触して、排出ローラ26との間で用紙Pを挟持する。なお、拍車28は、用紙Pの幅方向に複数設けられている。
【0016】
排出ローラ26は、図示しない駆動源によって回転駆動されるようになっており、この回転によって拍車28が従動回転すると共に、排出ローラ26と拍車28の突出端30との間で挟持された用紙Pが搬送される。また、排出ローラ26の回転は、排出ローラ26の外周部分の移動速度が用紙Pの搬送速度と等しくなるように所定の角速度とされている。
【0017】
拍車28の用紙Pに接しない領域には、拍車28の突出端30と接触するように拍車クリーナ32が設けられている。拍車クリーナ32は、例えばスポンジ状のインク吸収体等によって構成され、拍車28の回転軸と平行な軸周りに回転可能とされている。拍車クリーナ32は拍車28との摩擦によって回転し、突出端30に付着したインク等を除去する。
【0018】
排出ローラ26及び拍車28よりもさらに搬送方向下流側には、シュート34が設けられている。このシュート34は、一定の間隔を保って上方に湾曲する2枚の案内板(内側案内板36及び外側案内板38)によって構成されている。排出ローラ26と拍車28とに挟持されて搬送された用紙Pは、これら案内板36、38の間に構成された搬送路40(図2及び図3参照)内を移動することで、上方へと案内される。
【0019】
図2及び図3にも示すように、シュート34の長手方向略中央には、用紙Pの幅方向(図3左右方向)にシャフト42が掛け渡され、さらにこのシャフト42に、用紙Pの幅方向に沿って複数の拍車44が取り付けられている。拍車44も拍車28(図1参照)と同様、略円板状に形成されると共に、周方向に沿って一定間隔で突出する突出端30が設けられている。それぞれの拍車44の一部は、内側案内板36に形成された孔部36Aによって、内側案内板36と外側案内板38との間(搬送路40内)へと張り出しており、搬送路40内へ最も張り出した位置での突出端48が、内側案内板36と外側案内板38との間隔の略中央に位置している。
【0020】
また、シャフト42はモータ等の駆動源46からの駆動力を受けて回転するようになっており、拍車44もシャフト42と一体で回転する。この回転は、拍車44の突出端48の移動速度が用紙Pの搬送速度と一致するように、所定の角速度とされている。
【0021】
拍車44の用紙Pに接しない領域には、拍車44の突出端48と接触するように拍車クリーナ50が設けられている。拍車クリーナ50も拍車クリーナ32(図1参照)と同様、例えばスポンジ状のインク吸収体等によって構成されている。また、拍車クリーナ50は、拍車44の回転軸と平行なシャフト52に取り付けられて回転可能とされており、拍車44との摩擦によって回転して、突出端48に付着したインク等を除去する。なお、本実施形態では、複数の拍車クリーナ50ごとにシャフト52を設けて拍車クリーナ50を回転可能としているが、1つのシャフトに、複数の拍車クリーナ50を互いに所定間隔を空けて取り付けるようにしてもよい。
【0022】
図1に示すように、シュート34よりも搬送方向下流側には、排出ローラ54及び拍車56が設けられており、拍車56の突出端58が排出ローラ54との間で用紙Pを挟持する。また、排出ローラ54は排出ローラ26と同様、図示しない駆動源によって回転駆動されるようになっており、この回転によって拍車56が従動回転すると共に、排出ローラ54と拍車56の突出端58との間で挟持された用紙Pが搬送される。なお、排出ローラ54の回転も排出ローラ26の回転と同様、排出ローラ54の外周部分の移動速度が用紙Pの搬送速度と等しくなるように所定の角速度とされている。また、拍車56は、用紙Pの幅方向に複数設けられている。
【0023】
次に、本実施形態に係るインクジェット記録装置10及び拍車搬送機構12の作用を説明する。
【0024】
図示しない給紙装置から、搬送ローラ14及びピンチローラ16まで搬送された用紙Pは、搬送ローラ14とピンチローラ16とに挟持されてさらに搬送され、印字部24に送られる。そして、プラテン22によって、画像記録ユニット18との間隔を所定量に維持された状態で、画像記録ユニット18のノズル部20からインク滴が吐出されつつ主走査及び副走査され、用紙Pに所望の画像が記録される。
【0025】
画像が記録された用紙Pの先端は、排出ローラ26と拍車28との間まで搬送される。排出ローラ26は、図示しない駆動源からの駆動力によって回転しているので、用紙Pは排出ローラ26と拍車28に挟持されてさらに搬送される。このとき、用紙Pの画像形成面に拍車28が接触するが、排出ローラ26による搬送速度は、搬送ローラ14及びピンチローラ16による搬送速度と同じ搬送速度となるように調整されているので、拍車28の突出端30の移動速度と用紙Pの搬送速度とに速度差が生じてインクの引きずり跡が生じてしまうということはない。また、実質的には拍車28の突出端30のみが用紙Pに接触するので、用紙P上のインクが十分に乾燥していない状態でも、拍車28へのインクの付着は極めて僅か(突出端30のみ)となる。さらに、突出端30にインクが付着しても、付着したインクは拍車クリーナ32によって除去されるので、拍車28が周回を重ねても、突出端30からインクが用紙Pに転写されてしまうことはない。
【0026】
用紙Pは、シュート34によって案内され、湾曲しつつ上方へとさらに搬送される。図2及び図3に示すように、シュート34の長手方向略中央では、拍車44の突出端48が用紙Pの画像形成面に接触し、内側案内板36と外側案内板38との略中央に位置するように用紙Pを案内する。これにより、用紙Pの画像形成面が内側案内板36に接触しなくなるので、インクの引きずり跡が発生しなくなる。なお、これに対し拍車44が設けられていない場合には、図2に二点鎖線で示すように、用紙Pがそれ自身の剛性(いわゆるコシ)によって、より直線状(平面状)になろうとするため、内側案内板36又は外側案内板38に接触してしまうおそれがある。
【0027】
拍車44は、その突出端48の移動速度が、用紙Pの搬送速度と一致するように、駆動源46によって所定の角速度で回転駆動されている。このため、これらの速度に速度差が生じて、インクの引きずり跡が生じてしまうということはない。また、拍車44は拍車28と同様、実質的には突出端48のみが用紙Pに接触するので、用紙P上のインクが十分に乾燥していない状態でも、拍車44へのインクの付着は極めて僅か(突出端48のみ)となる。さらに、突出端48にインクが付着しても、付着したインクは拍車クリーナ50によって除去されるので、拍車44が周回を重ねても、突出端48からインクが用紙Pに転写されてしまうことはない。
【0028】
そして、用紙Pはさらに搬送され、その先端が排出ローラ54と拍車56との間まで搬送される。排出ローラ54は排出ローラ26と同様、図示しない駆動源からの駆動力によって回転しているので、用紙Pは排出ローラ54と拍車56に挟持されてさらに搬送される。このときも、排出ローラ26と同様に、排出ローラ54による搬送速度は、搬送ローラ14及びピンチローラ16による搬送速度と同じ搬送速度となるように調整されているので、これらの速度に速度差が生じて、インクの引きずり跡が生じてしまうということはない。また、実質的には拍車56の突出端58のみが用紙Pに接触するので、用紙P上のインクが十分に乾燥していない状態でも、拍車56へのインクの付着は極めて僅か(突出端58のみ)となる。なお、突出端58に付着したインクを除去すべく、拍車クリーナ32と同様の拍車クリーナを、拍車56に対応して設けてもよい。
【0029】
最後に、排出ローラ54と拍車56とによって挟持搬送された用紙Pは、インクジェット記録装置10の上部に設けられた図示しない排紙トレイへと排出される。
【0030】
このように、本実施形態の拍車搬送機構12では、拍車44に駆動源46からの駆動力を伝達して、拍車44の突出端48の移動速度が用紙Pの搬送速度と等しくなるように拍車44を回転させるので、拍車44の突出端48の移動速度と用紙Pの搬送速度との速度差が無くなり、インクのひきずり跡や用紙Pのひきずり傷を生じさせることなく用紙Pを搬送することができる。
【0031】
図4には、本発明の第2実施形態の拍車搬送機構72が示されている。この拍車搬送機構72は、第1実施形態の拍車搬送機構12と比較して、拍車44及び拍車クリーナ50を支持する構成のみが異なっており、インクジェット記録装置の全体的構成は同一とされているので説明を省略する。また、拍車搬送機構72についても、第1実施形態と同一の構成要素、部材等は同一符号を付して説明を省略する。
【0032】
第2実施形態の拍車搬送機構72では、拍車44のそれぞれに対応して複数のシャフト74が設けられているが、複数の拍車クリーナ50は、1つのシャフト76に取り付けられている。シャフト76及び拍車クリーナ50は、駆動源78の駆動力が伝達されて回転し、拍車クリーナ50に接触する拍車44も回転する。この拍車44の回転は、突出端48の移動速度が用紙Pの搬送速度に等しくなるように調整されている。
【0033】
このような構成とされた第2実施形態の拍車搬送機構72においても、拍車クリーナ50を介して、拍車44に駆動源46からの駆動力を伝達し、拍車44の突出端48の移動速度が用紙Pの搬送速度と等しくなるように拍車44を回転させている。このため、拍車44の突出端48の移動速度と用紙Pの搬送速度との速度差が無くなり、インクのひきずり跡や用紙Pのひきずり傷を生じさせることなく用紙Pを搬送することができる。
【0034】
なお、駆動源46から拍車44に駆動力を伝達するための部材として、上記した拍車クリーナ50以外の駆動力伝達部材を別途設けてもよいが、上記したように、拍車クリーナ50を利用することで、より少ない部品点数で拍車44に駆動力を伝達することが可能となる。
【0035】
上記各実施形態では、拍車44の突出端48の移動速度を用紙Pの搬送速度と等しくなるようにしたが、厳密に等しくない場合であっても、駆動源からの駆動力を拍車44に伝達して拍車44を、突出端48の移動方向が用紙Pの搬送方向と一致するように回転させることで、これらの速度差を小さくすることができる。そしてこれにより、インクのひきずり跡や用紙Pのひきずり傷を実際上問題のない程度に解消して、用紙Pを搬送することが可能となる。
【0036】
拍車44に駆動源からの駆動力を伝達する機構としても、上記したものに限られない。すなわち、拍車44を駆動源の駆動力によって積極的に回転させることができるようになっていればよい。
【0037】
また、拍車44に限らず、拍車30、56に駆動源からの駆動力を伝達して回転させるようにしてもよいが、特に拍車44は、拍車30、56と異なり、排出ローラと接触して回転する構成ではなく、それ自体が単独で用紙Pを搬送するので、このような機能を有する拍車44を積極的に回転させることが、インクのひきずり跡や用紙Pのひきずり傷を無くすためには効果的である。
【0038】
拍車30、44、56は、用紙Pの幅方向に複数設けられている場合に限らず、1つのみ設けられていてもよい。
【0039】
また、本発明の拍車搬送機構12、72を適用可能な画像記録装置としても、上記したインクジェット記録装置に限られず、例えばトナーを画像記録剤として使用する画像記録装置であってもよい。この場合には、例えばトナーを用紙に転写後、定着する前の段階で本発明の拍車搬送機構12、72を適用すれば、トナーが用紙に定着されていなくても、トナーのひきずり跡や用紙Pのひきずり傷を生じさせることなく用紙Pを搬送することができる。要するに、画像記録剤の種類に関わらず、画像記録剤が用紙Pに完全に定着される前段階で用紙Pを搬送するときに、本発明の拍車搬送機構を適用することで、画像記録剤のひきずり跡や用紙Pのひきずり傷を無くすことが可能となる。
【0040】
【発明の効果】
本発明では、画像記録装置によって画像が記録された画像記録媒体を拍車によって搬送する画像記録媒体の拍車搬送機構であって、湾曲する案内板によって構成され前記画像記録媒体を案内する搬送路を備え、前記搬送路内で湾曲部分の内側に前記拍車が配置され、駆動源からの駆動力を前記拍車に伝達し、拍車の前記画像記録媒体への接触部が画像記録媒体の搬送方向と同方向へ移動するように拍車を回転させるので、画像記録剤のひきずり跡や画像記録媒体自体のひきずり傷を生じさせることなく、画像記録媒体を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の拍車搬送機構が適用されたインクジェット記録装置の概略的構成を示す側面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の拍車搬送機構を拡大して示す側面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の拍車搬送機構を示す図2のIII−III線断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態の拍車搬送機構を図3と同様に断面にて示す断面図である。
【図5】 従来の拍車搬送機構が採用されたインクジェット記録装置を示す断面図である。
【図6】 従来の拍車搬送機構を示す断面図である。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置(画像記録装置)
12 拍車搬送機構
44 拍車
46 駆動源
48 突出端(接触部)
50 クリーナ部材(ローラ部材)
72 拍車搬送機構
78 駆動源
Claims (5)
- 画像記録装置によって画像が記録された画像記録媒体を拍車によって搬送する画像記録媒体の拍車搬送機構であって、
湾曲する案内板によって構成され前記画像記録媒体を案内する搬送路を備え、
前記搬送路内で湾曲部分の内側に前記拍車が配置され、
駆動源からの駆動力を前記拍車に伝達し、拍車の前記画像記録媒体への接触部が画像記録媒体の搬送方向と同方向へ移動するように拍車を回転させることを特徴とする画像記録媒体の拍車搬送機構。 - 前記拍車が、前記搬送路の長手方向略中央に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録媒体の拍車搬送機構。
- 前記拍車に接触すると共に搬送途中の前記画像記録媒体に接触しない位置に設けられたローラ部材、を有し、
前記駆動源からの駆動力を前記ローラ部材を介して前記拍車に伝達し拍車を回転させることを特徴とする請求項1に記載の画像記録媒体の拍車搬送機構。 - 前記ローラ部材が、前記拍車に付着した画像記録剤を除去するクリーニング部材であることを特徴とする請求項3に記載の画像記録媒体の拍車搬送機構。
- 前記接触部の移動速度が前記画像記録媒体の搬送速度と一致するように前記拍車を回転させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像記録媒体の拍車搬送機構。
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