JP3690096B2 - 十字型キースイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は十字型キースイッチに関するものであり、特に、コンピュータのカーソルやテレビゲーム機の画像を移動するのに用いられる十字型キースイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種十字型キースイッチ1を図4及び図5に従って説明する。該十字型キースイッチ1は、ロワーハウジング2上に基板3が載置され、該基板3の表面に4個の固定接点4,4,4,4が十字四方向に配置されている。又、前記基板3上には円形のラバーシート5が載置されており、更に、該ラバーシート5の周縁部にアッパーハウジング6から垂設された円筒壁7の下端が前記基板3上に載設して該基板3が固定されている。
【0003】
又、ラバーシート5には中心点から十字四方向に下方へ突設された4個のカップ状突起8,8,8,8が前記基板3の若干上方に所定距離を有して設けられ、該突起8,8,8,8の先端部に夫々可動接点9,9,9,9が配設されることにより、夫々の可動接点9,9,9,9が前記固定接点4,4,4,4と上下、且つ、一対に対峙して配設されている。一方、該突起8,8,8,8の中間部であって、且つ、同一円上に該突起8,8,8,8よりも上下長さが大なる突起8a,8a,8a,8aを下方へ突設し、該突起8a,8a,8a,8aが前記基板3に対して圧接弾着することにより後述のキートップ10を上方へ付勢している。
【0004】
而して、該キートップ10は下端部にフランジ11を有し、該フランジ11がアッパーハウジング6に開穿された十字形孔12の下縁に当接して係止している。即ち、ラバーシート5に設けられた前記突起8a,8a,8a,8aが前記基板3に圧接弾着することにより、該キートップ10のフランジ11がアッパーハウジング6に開穿されている十字形孔12の下縁に当接して係止するように構成されている。又、該フランジ11外周下縁部には枠13が垂設され、且つ、該枠13の内周下端には所定個所にフック14,14…が設けられている。そして、該フック14,14…に係着することにより枠13に蓋着する押え板15と、前記キートップ10との間に、前記ラバーシート5が挟装される。
【0005】
斯くして、該キートップ10上部の十字形操作部16の各操作片16a,16a,16a,16aのうち、何れか一つを押下すれば、キートップ10の下面中心部に突設されている半球状のダボ10aを回転中心として該押下部の反対方向のフランジ11上面が前記十字形孔12の下縁に係止し、依って、この係止部を支点としてキートップ10が揺動し、押下した操作片16a側が下回し、その下方に配設されている固定接点4と可動接点9とが当接して電気的に導通する。又、キートップ10を解放すれば、前記突起8a,8a,8a,8aの弾性力により前記接点は解離してキートップ10が元の平衡状態へ復帰するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例はキートップの十字形操作部の各操作片の直下に前記可動接点及び固定接点が配設されているので、該十字形操作部の操作片のうち、何れか一つを押下したときは、該操作片直下の可動接点が固定接点に接触して該押下した操作片に対応する方向へコンピュータのカーソル或いはテレビゲーム機の画像が移動するのであるが、各操作片を押下するときには該操作片の左右に配設され、且つ、キートップを上方へ付勢している前記突起を同時に押下することになる。従って、該押下荷重は左右の該突起2個に同時に負荷されるので重くなり、操作感触が悪いと云う欠陥がある。即ち、十字四方向に配設されている前記操作片間を押下して斜め方向にカーソル等を移動させようとする押下部に対して、上下左右方向にカーソル等を移動させる前記操作片の押下力が約2倍の荷重を必要とすることになり、一般に頻繁に用いられる前記操作片による良好なる操作感触が期待できないのである。
【0007】
そこで、キートップの十字形操作部の各操作片を押下したとき、該操作片に対応して可動接点と固定接点とが導通し、且つ、押下荷重も軽く、良好なる操作感触が得られる十字型キースイッチを得るために解決せらるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案せられたものであり、基板表面の十字四方向に固定接点を配置し、且つ、これらの固定接点の上方にラバーシートを介して前記十字四方向に配設した固定接点に対応して十字四方向に延設されたキートップを配設するとともに、該ラバーシートの下面十字四方向に、夫々前記固定接点と対峙する可動接点を配置し、前記キートップを十字四方向のうち何れかの一方向へ揺動することにより、該キートップの揺動方向に対応する固定接点と可動接点とが当接するように形成された十字型キースイッチであって、該ラバーシートには十字四方向に配置した突起の下端に夫々可動接点が設けられ、一方、該可動接点を配設した十字四方向の前記突起間に配設された他の突起は基板に弾着してキートップを上方へ付勢するように形成された十字型キースイッチに於て、前記ラバーシート下面に垂設された突起のうち、前記可動接点間に配設せられ、該キートップを上方へ付勢している突起上面に該キートップの十字形操作部の操作片が配設され、且つ、該キートップの前記操作片を十字四方向のうち何れか一方向へ揺動したとき、該操作片の揺動方向に対応した可動接点と固定接点とが当接して電気的に導通するように構成された十字型キースイッチを提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図3に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来例と重複する部分は同一符号を付してその説明を省略するものとする。
【0010】
図は本発明に係る十字型キースイッチ21を示し、キートップ10の十字形操作部16はアッパーハウジング6に開穿されている十字形孔12と一致するように配設されているが、図1に示すように該十字形操作部16の各操作片16a,16a,16a,16aの直下に配設されるラバーシート5に突設された突起8a,8a,8a,8aは、該キートップ10を上方へ付勢し、該キートップ10の前記何れかの操作片16aを押下したときは、該操作片16aに対応してその方向にコンピュータのカーソル或いはテレビゲーム機の画像が移動でき、そして、前記押下力を解放したとき、該突起8a,8a,8a,8aの弾性復元力により該キートップ10が元の平衡状態に復帰できるように構成されている。即ち、該キートップ10の十字形操作部16の各操作片16a,16a,16a,16aは、例えば上方、下方、左方、右方の十字四方向へ前記カーソル或いは画像を移動させるためのものであって、之等各操作片16a,16a,16a,16aは、之等各操作片16a,16a,16a,16aの各中間部を押下して該カーソル或いは画像を夫々の押下に対応する斜め方向へ移動させるための操作に比較し、最も頻繁に用いられるのである。
【0011】
而して、該十字形操作部16の各操作片16a,16a,16a,16aの直下には夫々前記突起8aが各1個づつ配設されているのみであるから、各操作片16aの押下荷重は該1個の突起8aに負荷されるのみであり、依って、従来に比し、2分の1の押下力を負荷すればよいことになり、押下操作が軽快に行われて操作感触が良好となる。
【0012】
之に対して、前記突起8a,8a,8a,8aの中間部に垂設され、そして、下端に可動接点9,9,9,9を夫々取付けられている突起8,8,8,8は図1に示す如く、前記十字形操作部16の各操作片16a,16a,16a,16aの同一円上の中間部に夫々配設されているので、この中間部を押下してカーソル或いは画像を斜め方向へ移動させようとする際には、該中間部の押下部位両側方へ配設されている前記二つの突起8a,8aを同時に押下することになるので、前記十字形操作部16の各操作片16aを押下したときに比し、約2倍の押下力を必要とする。然し乍ら、この中間部の操作量は前記十字形操作部16の各操作片16aの押下操作に比し極めて少ないので、該中間部の押下力が大であっても、頻繁に操作される前記十字形操作部16の各操作片16a,16a,16a,16aの押下力が軽快に行われるので、該キートップ10の操作は全体として良好なる操作感触が得られることになる。
【0013】
又、上記構成により、十字形操作部16の各操作片16a,16a,16a,16a及び之等の中間部位の押下に基づいて、夫々の押下部位に対応してコンピュータのカーソル或いはテレビゲーム機の画像等が移動できるようにプログラミングが施されることは当然である。
【0014】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0015】
【発明の効果】
この発明は、上記一実施の形態にて詳述せる如く、十字型キースイッチであって、該十字型キースイッチに配設されているキートップの十字形操作部は、十字四方向に延設されている各操作片を有し、該操作片の直下にラバーシートに垂設され、且つ、前記キートップを上方へ付勢している突起が夫々各1個宛配設されており、そして、各操作片の中間部に可動接点を取付けた突起が配設されている。
【0016】
従って、最も頻繁に操作される十字形操作部の操作片に対する押下力は従来例に比し、約2分の1まで低減することができるため、十字型キースイッチの操作が極めて軽快に行われ、疲労感を覚えず、良好なる操作感触が得られる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、十字型キースイッチの平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】従来例の十字型キースイッチの平面図。
【図5】図4のC−C線断面図。
【符号の説明】
4 固定接点
5 ラバーシート
8,8a 突起
9 可動接点
10 キートップ
16 十字形操作部
16a 操作片
21 十字型キースイッチ
Claims (1)
- 基板表面の十字四方向に固定接点を配置し、且つ、これらの固定接点の上方にラバーシートを介して前記十字四方向に配設した固定接点に対応して十字四方向に延設されたキートップを配設するとともに、該ラバーシートの下面十字四方向に、夫々前記固定接点と対峙する可動接点を配置し、前記キートップを十字四方向のうち何れかの一方向へ揺動することにより、該キートップの揺動方向に対応する固定接点と可動接点とが当接するように形成された十字型キースイッチであって、該ラバーシートには十字四方向に配置した突起の下端に夫々可動接点が設けられ、一方、該可動接点を配設した十字四方向の前記突起間に配設された他の突起は基板に弾着してキートップを上方へ付勢するように形成された十字型キースイッチに於て、前記ラバーシート下面に垂設された突起のうち、前記可動接点間に配設せられ、該キートップを上方へ付勢している突起上面に該キートップの十字形操作部の操作片が配設され、且つ、該キートップの前記操作片を十字四方向のうち何れか一方向へ揺動したとき、該操作片の揺動方向に対応した可動接点と固定接点とが当接して電気的に導通するように構成されたことを特徴とする十字型キースイッチ。
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