JP4640304B2 - 押釦スイッチの構造 - Google Patents

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本発明は、円周方向に等間隔おいて少なくとも3つの押圧操作部が設けられた操作面を有する押釦スイッチの構造に関するものである。
従来の押釦スイッチの構造としては、円周方向に等間隔おいて4つの押圧操作部が設けられた操作面を有する押釦と、この押釦の押圧操作部に対応し押釦を弾発力によって押し上げる4つの押圧体が設けられたラバーシートとを備え、押釦の押圧操作部を押し下げることにより、各押圧体に設けた導電部を介してプリント基板に設けた4つの接点部のそれぞれが閉成するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−250455号公報(段落〔0015〕〜〔0019〕、図1ないし図3)
上述した従来の押釦スイッチの構造においては、押釦の各押圧操作部に押し下げられる押圧体に導電部を設けた構造としているため、押釦を操作する指にクリック感を付与させようとして押圧体の剛性を大きくすると、押圧体を十分に押し下げられない場合があり、プリント基板に設けた接点部を動作させることができないという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、プリント基板に設けた接点部の動作不良を防止し、押釦を押し下げる際にクリック感を付与させ操作感覚を向上させた押釦スイッチの構造を提供するところにある。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、少なくとも3つの接点部が設けられたプリント基板と、このプリント基板上に設けられ前記接点部を閉成する導電部が形成された押圧体を有するラバーシートと、このラバーシート上に設けられ前記押圧体の弾発力によって押し上げられる押釦とを備え、前記押釦に円周方向に等間隔おいて少なくとも3つの押圧操作部を設けた押釦スイッチの構造において、前記押釦の各押圧操作部を押釦の円周方向において前記押圧体間に位置させ、前記ラバーシートに押釦の円周方向において前記押圧体間に位置し前記押釦を弾発力によって押し上げるクリック形成体を設け、このクリック形成体の剛性を前記押圧体の剛性よりも大きくしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記押圧体に凹部を設け、前記押釦に前記凹部に嵌合する突起を設けたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記クリック形成体を前記押釦の各押圧操作部の直下に位置させたものである。
本発明によれば、ラバーシートに、押釦を押圧する指にクリック感を付与するクリック形成体と、プリント基板に設けた接点部を動作させる押圧体とを設け、クリック形成体の剛性を大きくしたことにより、このクリック形成体の弾発力によって押釦を押し下げる際にクリック感が得られるため操作感覚が向上する。また、押圧体の剛性を小さくしたことにより、押釦を押し下げる際に押圧体が弾性変形しやすくなるため、プリント基板に設けた接点部の動作不良を防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、突起を介して押釦と押圧体とが一体化されるため、押釦の押し下げ動作に対する押圧体の追従性が良好になることにより押圧体が確実に弾性変形するため、プリント基板に設けた接点部の動作不良をより一層防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る押釦スイッチの構造を適用した電話機の平面図、図2は同じく要部を分解して示す斜視図、図3(A)は本発明に係る押釦スイッチの平面図、同図(B)は同じく底面図、図4は図3(A)におけるIV-IV 線断面図、図5は図3(A)におけるV-V 線断面図、図6は図3(A)におけるVI-VI 線断面図、図7は同じく押釦を押し下げた状態を示す図3(A)におけるV-V 線断面図である。
図1に全体を符号1で示す電話機は、共に浅底状に形成された図示を省略したロアーケースとアッパーケース2とによって構成されており、アッパーケース2には、図2に示すように複数のダイヤル釦孔3および機能釦孔4と一つの操作窓5とが設けられている。ダイヤル釦孔3にはダイヤル釦6が臨み、機能釦孔4には機能釦7が臨んでおり、操作窓5には機能釦8が臨んでいる。
機能釦8は、図2および図3に示すように、操作面を形成する頂部9とリング状に形成された胴部10とによってカップ状を呈しており、頂部9の外周部には、円周方向に等間隔(90°)おいて4つの押圧操作部9aないし9dが設けられている。胴部10の下端部には、図5に示すようにアッパーケース2の操作窓5の下端縁に係合する鍔10aが設けられており、この鍔10aの一部には、機能釦8を操作窓5に臨ませた際に、この機能釦8の円周方向の位置決めを行う突片10bが突設されている(図3参照)。
胴部10の下端面11は、後述するラバーシート12のクリック形成体13aないし13dおよび押圧体15aないし15dを押圧する押圧面を形成している。この押圧面11には、4つの押圧操作部9aないし9dのうち、互いに隣接する押圧操作部間の中間に位置するように、4つの突起11aないし11dが円周方向に等間隔(90°)おいて突設されている。
図2において、12は弾性変形可能なゴム状部材によって平面視長方形に形成されたラバーシートであって、機能釦8の4つの押圧操作部9aないし9dのそれぞれに押圧されるクリック形成体13aないし13dと、これらクリック形成体13aないし13dの互いに隣接するクリック形成体の中間に位置する4つの押圧体15aないし15dとが一体に立設されている。
クリック形成体13aないし13dは円柱状に形成されており、図5に示すように可撓性を有しスカート状に形成された弾性支持部14を介してラバーシート12に一体に立設されている。押圧体15aないし15dは円柱状に形成されており、図6に示すように可撓性を有しスカート状に形成された弾性支持部16を介してラバーシート12に一体に立設されている。また、押圧体15aないし15dの上面には、図2に示すように上記した機能釦8の各突起11aないし11dが嵌合する凹部17aないし17dが凹設されており、底部には導電部18aないし18dが設けられている。
クリック形成体13aないし13dの弾性支持部14の厚みは、押圧体15aないし15dの弾性支持部16の厚みよりも厚くすることにより、弾性支持部14の剛性が弾性支持部16の剛性よりも大きくなるように形成している。
図2において、19は平面視長方形に形成されたプリント基板であって、押圧体15aないし15dの導電部18aないし18dが接触することによって閉成される4つの接点部20aないし20dが設けられている。
このような構成において、機能釦8の各突起11aないし11dをラバーシート12の押圧体15aないし15dの凹部17aないし17dに嵌合させると、機能釦8の押圧面11がクリック形成体13aないし13dおよび押圧体15aないし15dのそれぞれの上面に対接する。この状態で、図2に示すように機能釦8をアッパーケース3の下方から操作窓5に臨ませる。プリント基板19をラバーシート12に重ね合わせアッパーケース2に位置決めした状態で、アッパーケース2の裏面側に取り付けることにより、プリント基板19の各接点部20aないし20dが、ラバーシート12の押圧体15aないし15dの導電部18aないし18dに対向する。
この状態で、機能釦8の4つの押圧操作部9aないし9dのうち、押圧操作部9aを押し下げると、機能釦8の押圧面11によって、図7に示すように押圧操作部9aの直下に位置するクリック形成体13aの弾性支持部14が弾性変形するためクリック形成体13aが押し下げられる。クリック形成体13aが押し下げられると、隣接する2つの押圧体15a,15bの弾性支持部16も傾いた機能釦8の押圧面11によって弾性変形し、押圧体15a,15bが押し下げられるため、押圧体15a,15bの導電部18a,18bによってプリント基板19の接点部20a,20bが閉成する。
同様に、押圧操作部9bを押し下げると、クリック形成体13bが押し下げられ、隣接する押圧体15b,15cが押し下げられるため、押圧体15b,15cの導電部18b,18cによってプリント基板19の接点部20b,20cが閉成する。
また、押圧操作部9cを押し下げると、クリック形成体13cが押し下げられ、隣接する押圧体15c,15dが押し下げられるため、押圧体15c,15dの導電部18c,18dによってプリント基板19の接点部20c,20dが閉成する。さらに、押圧操作部9dを押し下げると、クリック形成体13dが押し下げられ、隣接する押圧体15d,15aが押し下げられるため、押圧体15d,15aの導電部18d,18aによってプリント基板19の接点部20d,20aが閉成する。
ここで、機能釦8の各押圧操作部9aないし9dの直下に位置し各押圧操作部9aないし9dによって直接的に押し下げられるクリック形成体13aないし13dの弾性支持部14の剛性が、押圧体15aないし15dの弾性支持部16の剛性より大きく形成されている。このため、機能釦8を押し下げる際にクリック形成体13aないし13dの弾発力によって、クリック感が得られるから操作感覚が向上する。また、導電部18aないし18dが設けられた押圧体15aないし15dの剛性を小さくしたことにより、機能釦8を押し下げる際に押圧体15aないし15dが弾性変形しやすくなるため、プリント基板19に設けた接点部20aないし20dの動作不良を防止することができる。
また、押圧体15aないし15dの凹部17aないし17dに、機能釦8の突起11aないし11dが嵌合していることにより、突起11aないし11dを介して機能釦8と押圧体15aないし15dとが一体化されるため、機能釦8の押し下げ動作に対する押圧体15aないし15dの追従性が良好になることにより押圧体15aないし15dが確実に弾性変形するため、プリント基板19に設けた接点部20aないし20dの動作不良をより一層防止することができる。
なお、本実施の形態においては、機能釦8の押圧操作部9aないし9dを4つ設けた例を説明したが、3つ以上であればよく、その場合はプリント基板19の接点部20aないし20d等も押圧操作部の数量に合わせて設ければよい。
本発明に係る押釦スイッチの構造を適用した電話機の平面図である。 本発明に係る押釦スイッチの構造を適用した電話機の要部を分解して示す斜視図である。 本発明に係る押釦スイッチの構造を示す平面図である。 図3(A)におけるIV-IV 線断面図である。 図3(A)におけるV-V 線断面図である。 図3(A)におけるVI-VI 線断面図である。 本発明に係る押釦スイッチの構造において、押釦を押し下げた状態を示す図3(A)におけるV-V 線断面図である。
符号の説明
1…電話機、2…アッパーケース、5…操作窓、8…機能釦、9…操作面、9aないし9d…押圧操作部、11aないし11d…突起、12…ラバーシート、13aないし13d…クリック形成体、14,16…弾性支持部、15aないし15d…押圧体、17aないし17d…凹部、18aないし18d…導電部、19…プリント基板、20aないし20d…接点部。

Claims (3)

  1. 少なくとも3つの接点部が設けられたプリント基板と、このプリント基板上に設けられ前記接点部を閉成する導電部が形成された押圧体を有するラバーシートと、このラバーシート上に設けられ前記押圧体の弾発力によって押し上げられる押釦とを備え、前記押釦に円周方向に等間隔おいて少なくとも3つの押圧操作部を設けた押釦スイッチの構造において、前記押釦の各押圧操作部を押釦の円周方向において前記押圧体間に位置させ、前記ラバーシートに押釦の円周方向において前記押圧体間に位置し前記押釦を弾発力によって押し上げるクリック形成体を設け、このクリック形成体の剛性を前記押圧体の剛性よりも大きくしたことを特徴とする押釦スイッチの構造。
  2. 前記押圧体に凹部を設け、前記押釦に前記凹部に嵌合する突起を設けたことを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチの構造。
  3. 前記クリック形成体を前記押釦の各押圧操作部の直下に位置させたことを特徴とする請求項1または2記載の押釦スイッチの構造。
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