JP4185520B2 - 多方向押圧式スイッチ - Google Patents
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Description
このような構成によれば、弾性部材を多方向キーだけに固定するが、多方向キーに固定された弾性部材の係止部がケースの切り欠き部にはめ込まれてこれに当接し、また、多方向キーの押圧部はスイッチ基板のスイッチ接点に当接することから、弾性部材の係止部に働くケースの切り欠き部からの反作用と多方向キーの押圧部に働くスイッチ接点からの反作用とによって、弾性部材をケースに固定しなくても、多方向キーは非押圧時において制止する。
このような構成によれば、弾性部材を多方向キーだけに固定するが、多方向キーに固定された弾性部材の第1係止部がケースの切り欠き部にはめ込まれてこれに当接し、また、多方向キーの押圧部はスイッチ基板のスイッチ接点に当接することから、弾性部材の第1係止部に働くケースの切り欠き部からの反作用と多方向キーの押圧部に働くスイッチ接点からの反作用とによって、弾性部材をケースに固定しなくても、多方向キーは非押圧時において制止する。さらに、多方向キーに固定された弾性部材の第2係止部がセンターキーの押圧部位の側からセンターキーのフランジ部に当接し、また、センターキーの押圧部はスイッチ基板のスイッチ接点に当接することから、センターキーのフランジ部に働く弾性部材の第2係止部からの反作用とセンターキーの押圧部に働くスイッチ接点からの反作用とによって、センターキーは非押圧時において制止する。
このような構成によれば、押圧による多方向キーの揺動を保障しつつ、多方向キーが脱落することを確実に防止する。
図1は、本発明の実施形態の一例に係わる多方向押圧式スイッチの分解斜視図である。本実施形態の多方向押圧式スイッチは、ケース(1)、多方向キー(2)、弾性部材(3)、センターキー(4)、スイッチ基板(5)を具備して構成される。以下、各構成要素について説明する。
センターキー(4)は、例えば合成樹脂で成形される。センターキー(4)の外形状に限定はなく、本実施形態では図1および図2(d)に示すような略円盤状(婦人帽子のキャノチェに類似した形状である。)に成形される。
弾性部材(3)は、可撓性のある薄い金属製の板ばね(例えば、ばね用ステンレス鋼板)として、もしくは可撓性のある合成樹脂フイルム(例えば、PETなど)として成形される。弾性部材(3)の形状に限定はなく、本実施形態では図1および図2(c)に示すような略円形の薄い平板状としている。
多方向キー(2)は、例えば合成樹脂で成形される。多方向キー(2)の外形状に限定はないものの、本実施形態では図1および図2(b)に示すような略円盤状に成形される。
ケース(1)は、例えば合成樹脂で成形され、その中央部には多方向キー(2)が嵌通して配置される程度の円形管状の貫通孔(10)が設けられている。ケース(1)の形状に限定はなく、図1および図2(a)では略リング状として示している。
さらに、ケース(1)の裏面の周縁部(14)には、切り欠き部(12)が複数設けられる。図2(a)で示すケース(1)では、4個の切り欠き部(12)が設けられている。切り欠き部(12)の形状に格別の限定はなく、例えば凹状、U字状などでよい。図2(a)で示すケース(1)では、凹状としている。
このために、多方向キー(2)の裏面側から弾性部材(3)を、多方向キー(2)の押圧部(29)が弾性部材(3)の第2貫通孔(37)を貫通し、且つ、多方向キー(2)の固定部(28)が弾性部材(3)の第1貫通孔(36)を貫通するように組み合わせる。
また、センターキー(4)の表面側のフランジ部(43)には、弾性部材(3)の3個の第2係止部(35)が当接するようになっている。この作用のため、センターキー(4)が、多方向キー(2)の裏面側から表面側へと通り抜けてしまうことが防止される。
図4は、以上のようにして組み立てられた多方向押圧式スイッチの平面図、図5(a)は、図4のA−A線上概略断面図、図5(b)は、図4のC−C線上概略断面図である。
このようにすることで、非押圧時のセンターキー(4)は、遊動することもスイッチ接点を押し込み続けることもない。なお、この遊動防止には、多方向キー(2)の貫通孔(20)の側壁部分と、センターキー(4)の中央部(40)の「腰」部分との隙間を十分に狭くすることによっても効果を上げることができる。
このようにすることで、非押圧時の多方向キー(2)は、遊動することもスイッチ接点を押し込み続けることもない。
2 多方向キー
3 弾性部材
4 センターキー
5 スイッチ基板
11 第2切り欠き部
12 切り欠き部
20 貫通孔
21 第2ストッパー
22 切り欠き部
24 第1ストッパー
26 周縁部
27 押圧部位指示部
28 固定部
29 押圧部
30 貫通孔
32 係止部
35 第2係止部
36 第1貫通孔
37 第2貫通孔
40 中央部
42 押圧部
43 フランジ部
44 つば欠き部
53 貫通孔
59 スイッチ接点
Claims (2)
- スイッチ基板上に形成されたドーム状の可動接点を押圧する押圧部を、押圧操作される部位とは反対側の面に設け、この押圧部が設けられた面側の外周部分にフランジ部を設けたセンターキーと、
中央部分に貫通孔を設け、外周に突起状の第1係止部を複数設けたとともに貫通孔内に向けて突起状の第2係止部を複数設けた、可撓性を有する平板状の弾性部材と、
中央部分に貫通孔を設け、スイッチ基板上に形成されたドーム状の複数の可動接点をそれぞれ押圧する押圧部を、押圧操作される部位とは反対側の面に設けた揺動可能な多方向キーと、
ドーム状の可動接点のそれぞれ対向する位置に接点パターンを設けたスイッチ基板と、
スイッチ基板に固定され、多方向キーの外周に対向する部位に複数の切り欠き部を設けた、多方向キーの外周を囲むケースとを備え、
上記弾性部材は、上記多方向キーの押圧部が設けられた面側に固定されるとともに、上記弾性部材の第1係止部は、上記ケースの切り欠き部にはめ込まれており、
上記多方向キーが非押圧時において、上記弾性部材の第1係止部は少なくとも上記ケースの切り欠き部の底部に当接し、上記多方向キーの押圧部は上記スイッチ基板のドーム状の可動接点に当接し、
上記多方向キーが押圧時において、上記多方向キーの押圧部は上記スイッチ基板のドーム状の可動接点を押し込んでスイッチを作動させ、
上記センターキーが非押圧時において、上記弾性部材の第2係止部は上記センターキーの押圧操作される部位の側から上記センターキーのフランジ部に当接し、上記センターキーの押圧部は上記スイッチ基板のドーム状の可動接点に当接し、
上記センターキーが押圧時において、上記センターキーの押圧部は上記スイッチ基板のドーム状の可動接点を押し込んでスイッチを作動させることを特徴とする多方向押圧式スイッチ。 - 上記多方向キーは、
外周部分に、外方に向けた複数の突起状のストッパーを設け、
上記ケースは、
上記多方向キーの外周に対向する部位であって、上記切り欠き部とは異なる部位に第2の切り欠き部を設け、
このケースの第2の切り欠き部に、前記多方向キーのストッパーが、前記多方向キーの揺動方向には非接触にはめ込まれた
ことを特徴とする請求項1に記載の多方向押圧式スイッチ。
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JP2005318488A JP4185520B2 (ja) | 2005-11-01 | 2005-11-01 | 多方向押圧式スイッチ |
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