JP3689216B2 - 内視鏡用処置具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されるシースが可撓性チューブによって形成された内視鏡用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば高周波切除具や色素散布チューブ、或いは吸引チューブ等のような処置具を鉗子チャンネルに挿通していく際に、処置具の先端を内視鏡の先端から勢いよく突出させて体腔内粘膜を傷つけてしまう場合がある、
また、逆に処置具を鉗子チャンネルから引き抜く際に、処置具の先端が手元側挿入口から勢いよく抜け出して飛び跳ねてしまい、先端に付着している体内汚液等が飛散して周囲を汚染する場合がある。
【0003】
そのような不都合が発生しないようにするために、従来は、処置具の可撓性シースの外周面に目視用の指標を付して、指標が見えたらそこで処置具の挿脱動作を一旦止めればよいようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、内視鏡検査を行っている操作者の注意は、常に観察画面中の患部に向いているので、処置具を挿脱操作するときでも処置具の挿入状態等に注意を向け損なう場合があり、そのような場合には、指標を見逃して上述のような不都合が発生する場合がある。
【0005】
そこで本発明は、操作者が観察画面中の患部に注意を向けている状態でも、処置具の挿脱動作を中断すべき位置を確実に認識することができる内視鏡用処置具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用処置具は、可撓性チューブによって形成されて内視鏡の鉗子チャンネルに挿脱されるシースを有する内視鏡用処置具において、先端部分が所定位置にあるときに上記鉗子チャンネルの手元側挿入口付近に位置する部分の上記シースの外径寸法を、その前後の部分と異なる外径寸法に形成したことを特徴とする。
【0007】
なお、上記シースが上記鉗子チャンネルの手元側挿入口部分を通過する際には、上記鉗子チャンネルの手元側挿入口部分に装着された鉗子栓によって上記シースが外側から弾力的に締めつけられるようにしてもよい。
【0008】
また、上記シースにおいて前後の部分と異なる外径寸法に形成された部分が、その部分の外径を全周にわたって細く又は太くして形成されていてもよく、上記シースにおいて前後の部分と異なる外径寸法に形成された部分が、その部分の外周面を部分的に凹ませて形成されていてもよい。
【0009】
また、上記シースにおいて前後の部分と異なる外径寸法に形成された部分が、その部分の内外径を太くして形成されていてもよく、上記シースにおいて前後の部分と異なる外径寸法に形成された部分が、その部分の内径は前後の部分と同じで外径のみを太くして形成されていてもよい。
【0010】
また、上記シースにおいて前後の部分と異なる外径寸法に形成された部分が、その部分のある方向では前後の部分より外径が太く形成され、それと直交する方向では前後の部分より外径が細く形成されていてもよい。
【0011】
そして、上記先端部分が位置する所定位置が、上記鉗子チャンネル内であって上記鉗子チャンネルの先端出口の近傍であってもよく、上記シースが、鉗子チャンネルの長さが異なる複数機種の内視鏡の各鉗子チャンネルに挿通可能であって、それら各機種の内視鏡に対して、先端部分が所定位置にあるときに上記鉗子チャンネルの手元側挿入口のすぐ外側に位置する部分の上記シースの外表面が、その前後の部分と異なる凹状又は凸状に形成されていてもよい。
【0012】
また、上記先端部分が位置する所定位置が、上記鉗子チャンネル内であって上記手元側挿入口から一定の距離の位置であってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図20は内視鏡10を示している。
【0014】
内視鏡10の挿入部11は可撓管状であって、その基端部は操作部12に連結されている。挿入部11の先端部分には、対物光学系等が内蔵された先端部本体11aが連結されている。
【0015】
処置具類を挿通するための鉗子チャンネル13は、挿入部11内に全長にわたって配置されていて、鉗子チャンネル13の手元側挿入口14は操作部12に配置され、先端出口15は先端部本体11aに配置されている。なお、鉗子チャンネル13の全長、即ち手元側挿入口14と先端出口15との間の距離をLとする。
【0016】
鉗子チャンネル13の手元側挿入口14部分には、図21に拡大図示されるように、体腔内に送気された空気が鉗子チャンネル13を通って漏れ出したりそれに混じって汚液が噴出したりするのを防止するための鉗子栓19が装着されている。
【0017】
鉗子栓19は、例えば弾力性のあるゴム板材に−状の切り込み19aを入れて形成されており、処置具が挿通されていない状態では自己の弾力性によって閉じている。処置具はその切り込み19aを押し開いて通過し、処置具が抜去されれば、鉗子栓19は自己の弾力性によって閉じる。
【0018】
図1は、本発明の第1の参考例の処置具100を示している。この例においては、処置具100は高周波スネアであり、例えば四フッ化エチレン樹脂チューブのような可撓性チューブからなるシース101の先端部分に、ポリープ切除など患部に対する処置を行うための先端作動部102が設けられて構成されている。
【0019】
先端作動部102とシース101の部分は、内視鏡10の鉗子チャンネル13内に挿脱自在であり、シース101の基端側には、シース101内に軸線方向に進退自在に挿通された操作ワイヤを介して先端作動部102を遠隔操作するための操作部103が連結されている。
【0020】
シース101には、先端から距離Bの位置に凹凸部105が形成されている。この凹凸部105は、図2に断面が拡大図示されるように、例えばシース101の内外径寸法を、その前後の部分に比べて細くして形成されている。凹凸部105の外径は、全周(360°)均一に細く形成されている。
【0021】
したがって、処置具100を内視鏡10の鉗子チャンネル13に挿脱する際に、シース101の凹凸部105が鉗子栓19部分を通過する際には、弾力性のある鉗子栓19から受けるシース101の挿入抵抗が変化するので、操作者は、手に伝わる感触によって凹凸部105が鉗子栓19を通過したことを感知することができる。
【0022】
図1に示されるように、凹凸部105と処置具100の先端(即ち、先端作動部102の先端)との間の距離Bは、内視鏡10の鉗子チャンネル13の全長Lより1cm〜20cm程度短く形成されている。
【0023】
したがって、処置具100が内視鏡10の鉗子チャンネル13に挿通されつつあって、図3に示されるように、鉗子チャンネル13の手元側挿入口14に凹凸部105の先端部分がさしかかった時、処置具100の先端作動部102は、鉗子チャンネル13の先端出口15より長さA(A=L−B)だけ手前の鉗子チャンネル13内にある。
【0024】
したがって、凹凸部105が鉗子栓19を通過したことを操作者が感知して、そこで鉗子チャンネル13内への処置具100挿入動作を止めれば、挿入速度が速い場合であっても、先端作動部102が先端出口15から前方に飛びだす前に止めることができ、次に一回〜数回の押し込み操作によって、先端作動部102を鉗子チャンネル13の先端出口15から突出させることができる。
【0025】
なお、凹凸部105の形成のしかたは、上記の例に限定されるものではなく、種々の形態をとることができ、図4は、シース101の外周面を部分的に凹ませて凹凸部105を形成したもの(第2の参考例)である。図5は、そのV−V断面を示している。
【0026】
また、図6は、シース101の外径寸法を前後の部分より太くして凹凸部105を形成したもの(第1の実施の形態)であり、チューブ素材を加熱成形してあるので、外径が太い部分はそれに伴って内径も太くなっている。
【0027】
さらに、図7は、内径を変えずにシース101の外径寸法だけを前後の部分より太くして凹凸部105を形成したもの(第3の参考例)。図8は、そのような凹凸部105を、軸線方向に短く鍔状に形成したもの(第4の参考例)である。
【0028】
また、図9は、凹凸部105の断面形状を楕円形にして、その長軸方向では外径寸法が前後の部分より太く、それに直交する短軸方向では外径寸法が前後の部分より細くなるように形成したもの(第2の実施の形態)である。
【0029】
このように、凹凸部105を種々の形状に形成しても、凹凸部105が鉗子栓19部分を通過する際には、シース101が鉗子栓19から受ける挿入抵抗が瞬間的に変化するので、操作者は、手に伝わる感触によって凹凸部105が鉗子栓19を通過したことを感知することができる。
【0030】
次に、図10は4機種の内視鏡10,20,30,40を示している。
各内視鏡10,20,30,40は、挿入部11,21,31,41の基端に操作部12,22,32,42が連結されていて、処置具を通すために挿入部11,21,31,41内に全長にわたって鉗子チャンネル13,23,33,43が挿通配置されている。
【0031】
鉗子チャンネル13,23,33,43の手元側挿入口14,24,34,44が操作部12,22,32,42に配置され、先端出口15,25,35,45が挿入部11,21,31,41の先端に配置されている。なお、各手元側挿入口14,24,34,44には、第1の参考例と同様の鉗子栓19が装着されているが、その図示は省略されている。
【0032】
これら4機種の内視鏡10,20,30,40は、挿入部11,21,31,41の長さL1,L2,L3,L4が各々相違していて、この実施の形態においては、L1<L4<L2<L3である。
【0033】
それに対応して、鉗子チャンネル13,23,33,43の長さも各々相違しており、挿入部11,21,31,41の基端から鉗子チャンネル13,23,33,43の手元側挿入口14,24,34,44までの長さCは同じである。
【0034】
したがって、鉗子チャンネル13,23,33,43の長さは、第1の内視鏡10が(L1+C)、第2の内視鏡20が(L2+C)、第3の内視鏡30が(L3+C)、第4の内視鏡40が(L4+C)である。
【0035】
図11は、本発明の第5の参考例の処置具100を示しており、患部に対して処置を行う先端作動部102が、四フッ化エチレン樹脂チューブ等の可撓性チューブからなるシース101の先端に連結されている。
【0036】
処置具100のシース101と先端作動部102は鉗子チャンネル13,23,33,43内に挿脱自在であり、シース101の基端側には、先端作動部102を遠隔操作するための操作部103が連結されている。
【0037】
そしてシース101には、4機種の内視鏡10,20,30,40の鉗子チャンネル13,23,33,43の長さに対応して四つの凹凸部105a〜dが形成されている。
【0038】
即ち、最も先端寄りの第1の凹凸部105aは、図12に示されるように、第1の内視鏡10に対応して設けられており、処置具100を第1の内視鏡10の鉗子チャンネル13に差し込んで行って、先端作動部102が鉗子チャンネル13の先端出口15よりA(Aは1〜10cm)だけ手前まで到達したときに、第1の凹凸部105aが鉗子チャンネル13の手元側挿入口14に差しかかって、鉗子栓19を通過することにより、操作者にそのことが感知される。
【0039】
したがって、第1の凹凸部105aが鉗子チャンネル13の手元側挿入口14にさしかかることを操作者が感知して、そこで鉗子チャンネル13内への処置具100の挿入動作を止めれば、挿入速度が速い場合であっても、処置具100の先端作動部102が先端出口15から前方に飛び出す前に止めることができ、次に一回〜数回の押し込み操作によって先端作動部102を先端出口15から突出させることができる。
【0040】
第1の凹凸部105aの次の次の位置に設けられた第2の凹凸部105bは、第2の内視鏡20に対応して設けられており、図13に示されるように、処置具100を第2の内視鏡20の鉗子チャンネル23に差し込んで行って、先端作動部102が鉗子チャンネル23の先端出口25よりA(Aは1〜10cm)だけ手前まで到達したときに、第2の凹凸部105bが鉗子チャンネル23の手元側挿入口24にさしかかって、鉗子栓19を通過することにより、操作者にそのことが感知される。
【0041】
したがって、第2の凹凸部105bが鉗子チャンネル23の手元側挿入口24にさしかかることを操作者が感知して、そこで鉗子チャンネル23内への処置具100の挿入動作を止めれば、挿入速度が速い場合であっても、処置具100の先端作動部102が先端出口25から前方に飛び出す前に止めることができる。
【0042】
最も操作部103寄りの位置に設けられた第3の凹凸部105cは、第3の内視鏡30に対応して設けられており、図14に示されるように、処置具100を第3の内視鏡30の鉗子チャンネル33に差し込んで行って、先端作動部102が鉗子チャンネル33の先端出口35よりA(Aは1〜10cm)だけ手前まで到達したときに、第3の凹凸部105cが鉗子チャンネル33の手元側挿入口34の鉗子栓19を通過することにより、操作者にそのことが感知される。
【0043】
したがって、第3の凹凸部105cが鉗子チャンネル33の手元側挿入口34にさしかかることを操作者が感知して、そこで鉗子チャンネル33内への処置具100の挿入動作を止めれば、挿入速度が速い場合であっても、処置具100の先端作動部102が先端出口35から前方に飛び出す前に止めることができる。
【0044】
第1の凹凸部105aの次の位置に設けられた第4の凹凸部105dは、第4の内視鏡40に対応して設けられており、図示は省略されているが、処置具100を第4の内視鏡40の鉗子チャンネル43に差し込んで行って、先端作動部102が鉗子チャンネル43の先端出口45よりA(Aは1〜10cm)だけ手前まで到達したときに、第4の凹凸部105dが鉗子チャンネル43の手元側挿入口44にさしかかって、鉗子栓19を通過することにより、操作者にそのことが感知される。
【0045】
したがって、第4の凹凸部105dが鉗子チャンネル43の手元側挿入口44にさしかかることを操作者が感知して、そこで鉗子チャンネル43内への処置具100の挿入動作を止めれば、挿入速度が速い場合であっても、処置具100の先端作動部102が先端出口45から前方に飛び出す前に止めることができる。
【0046】
このように第1〜第4の内視鏡10,20,30,40に対応して処置具100のシース101に設けられた第1〜第4の凹凸部105a〜dは、前述の各参考例と実施の形態における凹凸部105と同様にして形成すればよい。
【0047】
また、図15に示される第6の参考例のように、凹部を二つ並べた凹凸部105e、凸部を二つ並べた凹凸部105f、或いは凹部と凸部を並べた凹凸部105g等、凹凸部105は各種の形態をとることにより、手に伝わる感触に差をつけることができる。
【0048】
図16は、本発明の第7の参考例の処置具100を示しており、シース101の、先端作動部102の先端から所定の長さMの位置に凹凸部105を設けたものである。
【0049】
その長さMは、大腸検査用のように有効長が150cm程度の挿入部の長い内視鏡の場合には30cm程度にするとよく、気管支検査用のように有効長が50cm程度の挿入部の短い内視鏡の場合には10cm程度にするとよい。
【0050】
このMの長さは、通常の使用で処置具100が内視鏡の鉗子チャンネル13の先端出口15から突出されるより長く、通常の使用において凹凸部105が鉗子チャンネル13内に残る位置にある。
【0051】
この点において、鉗子チャンネル13の先端出口15からの突出長を知るために、内視鏡の観察視野内に見えるようにシース101の先端部分に形成される目盛り用マークと全く相違する。
【0052】
図17は、図16に示された処置具100が、内視鏡10の鉗子チャンネル13に通されて使用されている状態を示している。処置具100は、内視鏡10の手元側挿入口14から鉗子チャンネル13内に挿入されて、挿入部11の先端に開口形成された先端出口15から前方に突出され、先端作動部102で患部200を捕捉して必要な処置が行われる。このとき、凹凸部105は鉗子チャンネル13内にある。
【0053】
図18は、必要な処置が終了した直後に、処置具100が内視鏡10の鉗子チャンネル13内から抜去される状態を示しており、シース101の凹凸部105が鉗子チャンネル13の手元側挿入口14から出てくる瞬間の状態である。
【0054】
このとき、シース101はまだ長さMだけ鉗子チャンネル13内に残っているので、このときまで鉗子チャンネル13内から勢いよくシース101を引き出していても、凹凸部105が鉗子栓19を通過するのを感知したら引き出す勢いを緩め、その後ゆっくりと引き出せば、先端作動部102が鉗子チャンネル13の手元側挿入口14から抜け出る際にシース101が撥ねるようなことは起きない。
【0055】
図19は、本発明の第8の参考例の処置具100を示しており、第7の参考例の処置具100に、図11の第5の参考例に示されるのと同様の凹凸部105a〜cを併設したものである。
【0056】
この場合には、先側の凹凸部105を凹み型にし、手元側の凹凸部105a〜cを凸型にする等の相違を設けて、手に感じられる感触が異なるようにするとよい。
【0057】
なお本発明は、高周波スネアに限らず、シースが可撓性チューブによって形成された各種処置具に適用することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、先端部分が所定位置にあるときに鉗子チャンネルの手元側挿入口付近に位置する部分のシースの外径寸法を、その前後の部分と異なる外径寸法に形成したことにより、操作者が観察画面中の患部に注意を向けている状態でも、処置具の挿脱動作を中断すべき位置を確実に認識することができ、内視鏡操作と処置具操作を共に安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考例の内視鏡用処置具の側面図である。
【図2】 本発明の第1の参考例の内視鏡用処置具の部分側面断面図である。
【図3】 本発明の第1の参考例の内視鏡用処置具の使用状態の側面図である。
【図4】 本発明の第2の参考例の内視鏡用処置具の部分側面断面図である。
【図5】 本発明の第2の参考例のV−V断面図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡用処置具の部分側面断面図である。
【図7】 本発明の第3の参考例の内視鏡用処置具の部分側面断面図である。
【図8】 本発明の第4の参考例の内視鏡用処置具の部分側面断面図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態の内視鏡用処置具の凹凸部における管軸と直向する方向の断面図である。
【図10】 鉗子チャンネルの長さが相違する複数機種の内視鏡を比較図示した略示図である。
【図11】 本発明の第5の参考例の内視鏡用処置具の側面図である。
【図12】 本発明の第5の参考例の内視鏡用処置具の使用状態の側面図である。
【図13】 本発明の第5の参考例の内視鏡用処置具の使用状態の側面図である。
【図14】 本発明の第5の参考例の内視鏡用処置具の使用状態の側面図である。
【図15】 本発明の第6の参考例の内視鏡用処置具の可撓性チューブの部分側面図である。
【図16】 本発明の第7の参考例の内視鏡用処置具の側面図である。
【図17】 本発明の第7の参考例の内視鏡用処置具の使用状態の側面図である。
【図18】 本発明の第7の参考例の内視鏡用処置具の使用状態の側面図である。
【図19】 本発明の第8の参考例の内視鏡用処置具の側面図である。
【図20】 内視鏡の斜視図である。
【図21】 鉗子栓部分の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10 内視鏡
13 鉗子チャンネル
14 手元側挿入口
15 先端出口
100 処置具
101 シース
102 先端作動部
105 凹凸部
Claims (8)
- 可撓性チューブによって形成されて内視鏡の鉗子チャンネルに挿脱されるシースを有する内視鏡用処置具において、
先端部分が所定位置にあるときに上記鉗子チャンネルの手元側挿入口付近に位置する部分の上記シースの外径寸法がその前後の部分と異なる外径寸法に形成され、
上記シースにおいて前後の部分と異なる外径寸法に形成された部分が、その部分の内外径を太くして形成されていることを特徴とする内視鏡用処置具。 - 可撓性チューブによって形成されて内視鏡の鉗子チャンネルに挿脱されるシースを有する内視鏡用処置具において、
先端部分が所定位置にあるときに上記鉗子チャンネルの手元側挿入口付近に位置する部分の上記シースの外径寸法がその前後の部分と異なる外径寸法に形成され、
上記シースにおいて前後の部分と異なる外径寸法に形成された部分が、その部分のある方向では前後の部分より外径が太く形成され、それと直交する方向では前後の部分より外径が細く形成されていることを特徴とする内視鏡用処置具。 - 上記シースが上記鉗子チャンネルの手元側挿入口部分を通過する際には、上記鉗子チャンネルの手元側挿入口部分に装着された鉗子栓によって上記シースが外側から弾力的に締めつけられる請求項1又は2記載の内視鏡用処置具。
- 上記シースにおいて前後の部分と異なる外径寸法に形成された部分が、その部分の外径を全周にわたって細く又は太くして形成されている請求項1、2又は3記載の内視鏡用処置具。
- 上記シースにおいて前後の部分と異なる外径寸法に形成された部分が、その部分の外周面を部分的に凹ませて形成されている請求項1、2又は3記載の内視鏡用処置具。
- 上記先端部分が位置する所定位置が、上記鉗子チャンネル内であって上記鉗子チャンネルの先端出口の近傍である請求項1ないし5のいずれかの項記載の内視鏡用処置具。
- 上記シースが、鉗子チャンネルの長さが異なる複数機種の内視鏡の各鉗子チャンネルに挿通可能であって、それら各機種の内視鏡に対して、先端部分が所定位置にあるときに上記鉗子チャンネルの手元側挿入口のすぐ外側に位置する部分の上記シースの外表面が、その前後の部分と異なる凹状又は凸状に形成されている請求項6記載の内視鏡用処置具。
- 上記先端部分が位置する所定位置が、上記鉗子チャンネル内であって上記手元側挿入口から一定の距離の位置である請求項1ないし5のいずれかの項記載の内視鏡用処置具。
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