JP3688213B2 - プラズマディスプレイパネルの電極構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイパネル(PDP)の電極構造に関し、さらに詳しくは、PDPのセル内の電極構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
PDPのセル構造を、片側の基板に発光のための表示電極(主電極)対が形成されている面放電型のPDPを例に挙げて説明する。
【0003】
図35は一般的なカラー表示用のAC型3電極面放電形式のPDPを部分的に示す斜視図である。
この図に示すように、PDPは、前面側のパネルアッセンブリと背面側のパネルアッセンブリから構成されている。そして、前面側のパネルアッセンブリは、前面側のガラス基板11上に面放電用の一対の表示電極X,Yが平行に配置され、その上にガラス材からなる誘電体層17が形成された構造となっている。誘電体層17上にはMgOのような保護膜が形成されている(図示していない)。表示電極X,Yは、それぞれITOなどからなる透明電極12と金属からなるバス電極13で構成されている。
【0004】
また、背面側のパネルアッセンブリは、背面側のガラス基板21上にアドレス電極(信号電極)Aが表示電極X,Yと交差する方向に平行に配置され、アドレス電極Aとアドレス電極Aとの間には放電空間を仕切る隔壁29が形成され、隔壁29間の溝内には赤、緑、青の蛍光体層28R,28G,28Bが形成されている。
【0005】
そして、背面側のパネルアッセンブリと前面側のパネルアッセンブリとが対向配置されて周辺が封止され、放電空間に放電用のガスが封入された構造となっている。単位発光セルの放電空間は、一対の表示電極X,Yとアドレス電極Aとの交差部に形成され、一対の表示電極X,Y間が表示ラインとなる。1画素は横に並んだR,G,Bの3つの単位放電区画(サブピクセル)で構成される。したがって、このPDPでは、R,G,Bの単位放電区画は直交格子状に配列されることになる。
【0006】
なお、上記PDPの電極のうち、表示電極X,Yは、主放電を発生させる電極であるので単に主電極と呼ばれたり、PDPの発光を維持させる電極であるのでサスティン電極とも呼ばれたりする。本明細書においては、説明の都合上、以後、透明電極12を枝電極として説明を行う。
【0007】
図36は図35のPDPを平面状態でみた場合の直交格子状配列における単位放電区画の並びを示す説明図、図37は同じく図35のPDPを平面状態でみた場合の単位放電区画と表示電極との位置関係を示す説明図である。
【0008】
図36に示すように、上述のPDPでは、単位放電区画Kは長方形であり、直交格子状に配列される。ここで単位放電区画Kとは、平面的にみた(平面視した)場合に個々の放電ギャップを区画する領域のことである。特殊な構造(例えばデルタ構造)のものも存在するが、通常は一つの単位放電区画Kが、R,G,B色別の最小発光単位(サブピクセル)に対応する。そして、R,G,Bの一組で正方形、または正方形に近い形になるので、単位放電区画Kは縦長の長方形になる。
【0009】
しかも、図37に示すように、通常は、行方向に並ぶ放電領域を区画するために隔壁29が設けられているので、平面的にみた場合、単位放電区画内で放電空間と重なる領域を放電領域と定義すると、1つの単位放電区画に属する放電領域はさらに細長くなる。つまり、1つの放電領域Hは、1つの単位放電区画Kから隔壁29の領域を差し引いたものとなる。
【0010】
平面的にみた場合、表示電極Xの枝電極12と表示電極Yの枝電極12とが向き合うスリットが放電ギャップDとなる。なお、表示電極Yのバス電極13と表示電極Xのバス電極13とが向き合う領域は、一般的に逆(非放電)スリットと呼ばれる。
【0011】
図38は図35のPDPを平面状態でみた場合の電極構造を示す説明図である。図に示す隔壁29の位置は非放電領域であり、上述したように、放電領域Hは、単位放電区画Kから隔壁29の領域(非放電領域)を差し引いたものとなっている。
【0012】
このような電極構造である場合には、放電ギャップDのギャップ長Lが短く、その放電ギャップ間に放電が集中するので、その部分の保護膜の劣化が進みやすいという問題があった。そのため、特開平9−231907号公報に記載のように、放電ギャップを単位放電区画が並ぶ行方向に対して斜行させ、放電ギャップのギャップ長を長くすることが行われている。
【0013】
図39は放電ギャップを単位放電区画に対して斜行させた電極の一例を示す説明図、図40は同じく放電ギャップを斜行させた電極の他の例を示す説明図である。
【0014】
これらの図に示すように、既存の電極構造としては、放電ギャップDのギャップ長Lを長くして、保護膜の局部的な劣化を防止するようにしたものが知られている。この他に、斜行放電ギャップ電極構造としては、特開2000−195431号公報に記載されているようなものも知られている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電極上の発光強度は、放電ギャップに近い程大きいことが知られている(例えば、T. Yoshioka, et al.,“Characterization of Micro-Cell Discharge in AC-PDPs by Spatio-temporal Optical Emission and Laser Aabsorption Spectroscopy”, Proc. of IDW'99, 603(1999)参照)。したがって、放電領域内において放電ギャップから遠い所に電極が形成されていると、その部分の発光強度が落ちることになり、発光効率が低下する。
【0016】
このため、図39で示した電極構造では、バス電極13から枝電極12の伸びる方向に対して枝電極12の幅を変化させて斜行放電ギャップDを形成しているので、幅の広い箇所で、放電ギャップDから遠い電極部分が生じてしまう。
【0017】
また、図40で示した電極構造では、枝電極12が放電領域で分岐して斜行放電ギャップDを形成しているので、分岐点から見れば、枝電極12のうちの一方の枝が必ず放電ギャップDから遠ざかる方向に伸びることになり、前述と同様に放電ギャップDから遠い電極部分が生じてしまう。
【0018】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、放電領域内で電極を分岐させず、ほぼ一定の幅でバス電極から張り出した枝電極により斜行放電ギャップを形成することで、放電ギャップから遠い電極部分をなくして、その部分の発光強度の低下を防止し、発光効率の向上を図ったプラズマディスプレイパネルの電極構造を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対の基板間の放電空間に、一対のバス電極とそのバス電極からそれぞれ張り出した一対の枝電極が形成された単位放電区画がマトリクス状に配置されたプラズマディスプレイパネルの電極構造であって、バス電極は、単位放電区画の配列の行方向にまたがって延び、枝電極は、幅がほぼ一定で、かつ単位放電区画内の放電領域において一本のみで放電領域を横断し、放電領域を横断した先の部位から非放電領域を経由してバス電極と連結され、一対のバス電極からそれぞれ張り出した一対の枝電極によって形成される放電ギャップが、単位放電区画の配列の列方向に対して斜行する方向に形成され、行方向に隣り合う単位放電区画においては、前記斜行方向が列方向を挟んで逆となっているプラズマディスプレイパネルの電極構造である。
【0020】
本発明によれば、枝電極は、幅がほぼ一定で、かつ単位放電区画内の放電領域において一本のみで放電領域を横断し、放電領域を横断した先の部位から非放電領域を経由してバス電極と連結され、一対のバス電極からそれぞれ張り出した一対の枝電極によって形成される放電ギャップが、単位放電区画の配列の列方向に対して斜行する方向に形成され、行方向に隣り合う単位放電区画においては、前記斜行方向が列方向を挟んで逆となっているので、放電ギャップから遠い電極部分がなくなり、その部分の発光強度の低下がないので、発光効率を向上させることができる。また、枝電極のバス電極との接続に対する信頼性が増す。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を説明する。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば種々の変更が可能である。
【0022】
本発明のPDPの電極構造は、マトリクス表示方式のPDPであれば、DC型、AC型、面放電型、対向放電型、2電極構造、3電極構造等、いずれのPDPであっても適用可能である。
【0023】
本発明において、一対の基板としては、ガラス、石英、セラミック等の基板や、これらの基板上に、電極、絶縁膜、誘電体層、保護膜等の所望の構成物を形成した基板が含まれる。
【0024】
本発明において、単位放電区画は、一対のバス電極とそのバス電極からそれぞれ張り出した一対の枝電極が形成された構成であり、この単位放電区画はマトリクス状に設けられている。単位放電区画とは、例えばカラー表示用のPDPであれば、平面的にみた(平面視した)場合の、R,G,B色別の最小発光単位(サブピクセル)の区画を意味する。カラー表示用のPDPの場合、R,G,Bの一組で正方形、または正方形に近い形になるので、単位放電区画は、通常、縦長の長方形になる。放電領域とは、単位放電区画から、非放電領域である隔壁の領域を差し引いた領域を意味する。
【0025】
バス電極は、単位放電区画の配列の行方向にまたがって延びている。また、枝電極は、幅がほぼ一定で、かつ単位放電区画内の放電領域において分岐がなく、一対のバス電極からそれぞれ張り出した一対の枝電極によって形成される放電ギャップが、単位放電区画の配列の列方向に対して斜行する方向に形成されている。
【0026】
これらのバス電極および枝電極は、当該分野で公知の電極材料と形成方法をいずれも用いて形成することができる。バス電極の材料としては、通常、金属電極材料が用いられ、この金属電極材料としては、例えばCu、Cr、Au、Agなどが挙げられる。具体例としては、Cr/Cu/Crの3層構造の電極などが用いられる。枝電極の材料としては、通常、透明電極材料が用いられ、この透明電極材料としては、例えばITO、SnO2 、ZnOなどが挙げられる。これらの電極は、Ag、Auについては印刷法を用い、その他については蒸着法、スパッタ法等の成膜法とエッチング法を組み合わせることにより、所望の本数、厚さ、幅及び間隔で形成することができる。
【0027】
以下、本発明の電極構造の具体例を説明するが、以下では、本発明の電極構造をカラー表示用のAC型3電極面放電形式のPDPに適用した例で説明する。
【0028】
本発明の表示電極は、上述したように、基本的には、金属電極材料で形成されたバス電極と透明電極材料で形成された枝電極から構成されている。したがって、この点においては図35〜図40で示した電極構造と同じであるが、異なるのは枝電極の形状である。
【0029】
実施形態1
図1は本発明の実施形態1の電極構造を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、バス電極13と、そのバス電極13から張り出した枝電極12から構成される。枝電極12は、一定の幅を持ち、直線的に単位放電区画Kの行方向に対して斜めに張り出し、放電領域H内において、幅がほぼ一定で、かつ単位放電区画内の放電領域において一本のみで放電領域を横断した構造、つまり、分岐および端部がない構造となっている。非放電領域29は、平面視した場合に放電空間と重ならない領域であり、隔壁が形成されている領域である。上述したように、放電領域Hは、単位放電区画Kから非放電領域29を除いた領域である。バス電極13はCr/Cu/Crの3層構造の金属膜で、枝電極12はITO膜で、それぞれ当該分野で公知の方法を用いて、前面側のガラス基板に形成されている。
【0030】
放電ギャップDは、対向し合うバス電極13どうしから、対向して張り出す枝電極対の主たる部分により、画素の行方向に対して斜めに形成されている。
枝電極12は、全長にわたって放電ギャップDに接し、かつ枝電極12の幅が突端部12aを除いて一定であるので、バス電極13を除き、放電ギャップDより遠い部分が存在しない。
【0031】
また、枝電極12の突端部12aを非放電領域29まで延ばして、放電ギャップDが放電領域Hを完全に横断する構成となっているので、放電領域Hの面積を有効に使うことができる。つまり、隔壁29と隔壁29との間が狭くても、十分に長いギャップ長Lを確保することができるので、PDPの一層の高精細化を図ることができる。また、電極上の誘電体層に設けられた保護膜が局部的に劣化することもない。
【0032】
図2はアドレス電極の構成を示す説明図である。この図は、単位放電区画Kだけを示したものである。この図に示すように、アドレス電極Aは、図35で示したPDPと同様に、バス電極13に交差する方向に延びている。アドレス電極Aは、バス電極13と同じ材料で、当該分野で公知の方法を用いて形成されている。
【0033】
図3はPDPの駆動回路の例を示す説明図である。この図に示すように、画面Sの領域に表示電極X,Yとアドレス電極Aが配置されている。駆動回路は、表示電極Xが接続されたXドライバ1と、表示電極Yが接続されたYドライバ2と、アドレス電極Aが接続されたAドライバ(アドレスドライバ)3と、Xドライバ1、Yドライバ2、Aドライバ3を制御する制御回路4から構成されている。Yドライバ2は、スキャン電圧印加用のスキャンドライバと、維持電圧印加用の共通ドライバを有している。Xドライバ1は維持電圧印加用の共通ドライバのみを有している。
【0034】
図4は表示電極X,Yとアドレス電極Aとの放電の状態を示す説明図である。PDPの駆動は、次のようにして行う。まず、表示電極Yをスキャン電極として用いて順次スキャン電圧を印加してゆき、その間に所望のアドレス電極Aに電圧を印加して、アドレス電極Aと表示電極Yの枝電極12との間でアドレス放電CA を発生させ、これにより点灯すべきセルを選択する。次に、表示電極X,Y間に維持電圧を印加し、表示電極Yの誘電体層上に形成された壁電荷を利用して、表示電極Xの枝電極12と表示電極Yの枝電極12との間で維持放電Csを発生させ、この放電を輝度に応じた回数だけ維持させることにより、画面の表示を行う。
【0035】
図5は駆動シーケンスの一例を示す説明図である。本PDPでは、表示期間とアドレス期間を分離した、通常、アドレス−表示分離型サブフィールド法と呼ばれる階調駆動法で表示を行う。この階調駆動法では、1フレーム(1フレームが複数のフィールドで構成される場合には1フィールド、以後1フィールドという)を輝度に重み付けをした複数のサブフィールドsf1 ,sf2 ,─,sfn で構成し、表示の輝度に応じたサブフィールドの期間だけセルを点灯させるようにしている。
【0036】
各サブフィールドsfn では、全てのセルの壁電荷の状態を初期化するリセット期間TR、どのセルを点灯させるか選択するアドレス期間TA、選択されたセルを輝度に応じた回数だけ点灯させるサスティン期間TSを設定している。
【0037】
図6は駆動電圧波形の一例を示す図である。
リセット期間TRでは、全てのセルに消去パルスPrを印加して、リセット放電を発生させ、全てのセルの電荷を消去する。アドレス期間TAでは、スキャンパルスPyを順次印加し、その間に所望のアドレス電極AにアドレスパルスPaを印加して、点灯すべきセルのみにアドレス放電を発生させ、点灯すべきセルに電荷を形成する。サスティン期間TSでは、表示電極Xと表示電極Yに交互にサスティンパルスPsを印加して、サスティン放電を発生させ、セルの点灯を維持する。
【0038】
アドレス期間TAの放電では、Y電極を共通陰極として、3電極間の放電が発生するため、初期化放電では、XY電極間の放電の他、対向間(AY電極間、AX電極間)の放電も発生させて、壁電荷の初期化を行う。
【0039】
なお、点灯セルの選択方式(アドレス方式)には、全てのセルの電荷を消去して、点灯すべきセルに電荷を形成する書き込みアドレス方式と、全てのセルに電荷を形成して、点灯しないセルの電荷を消去する消去アドレス方式があり、図6では書き込みアドレス方式の駆動波形を示したが、いずれのアドレス方式を用いてもよい。
【0040】
実施形態1の第1変形例
図7は実施形態1の第1変形例を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、バス電極13から斜めに張り出した枝電極12が、行方向に隣り合う他の単位放電区画Kから張り出した枝電極12と連結された構造となっている。このような構造であれば、枝電極12が2箇所でバス電極13と連結されることになるので、枝電極12が断線しても電流の迂回路が存在することになり、信頼性が向上する。
【0041】
実施形態1の第2変形例
図8は実施形態1の第2変形例を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、非放電領域29内で枝電極12が分岐して、分岐部12bが形成され、この分岐部12bが非放電領域29のみを経由してバス電極13に連結された構造となっている。非放電領域29内に分岐部12bが延びても、放電領域H内に放電ギャップDから遠い部分が生じることにはならない。このような構造であれば、枝電極12とバス電極13との連結箇所が増え、より信頼性が増加する。非放電領域29内においては、分岐部12bを金属膜で形成した方が、電気抵抗が低下して有利である。
【0042】
実施形態2
図9は実施形態2の電極構造を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、枝電極12の、バス電極13から張り出した位置が、非放電領域29内に設けられた構造となっている。通常、バス電極13は金属膜で形成されるので、発光が遮蔽され、バス電極13上での放電は無駄になるが、このような電極構造であれば、バス電極13が放電ギャップDから遠ざかり、放電ギャップD近傍の放電を有効に使うことができる。また、この例に限らないが、無駄になるバス電極13上の放電強度を弱めるため、バス電極13上の誘電体層を厚くするとか、バス電極13の位置に隔壁を形成し、放電領域H内のバス電極13の占める面積を低減するという手法を組み合わせてもよい。
【0043】
実施形態3
図10は実施形態3の電極構造を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、枝電極12が直線状でなく、曲線状(円弧状)の構成となっている。図1で示した電極構造では、枝電極12の突端部12aは、隔壁29と重なるか、近傍まで伸びる。したがって、この枝電極の突端部12a部分と対向するバス電極13間に隔壁29が介在することになり、枝電極12と対向バス電極13間の距離が短いと、これらの間に線間容量が増加し、無効電力が増加する。しかし、本例の電極構造であれば、この枝電極の突端部12a部分と対向するバス電極13との距離を長くすることができるので、無効電力を低減させることができる。
【0044】
実施形態3の変形例
図11は実施形態3の変形例を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、曲線状の枝電極12が、行方向に隣り合う他の単位放電区画Kから張り出した枝電極12と連結された構造となっている。このような構造であれば、枝電極12が2箇所でバス電極13と連結されることになるので、枝電極12が断線しても電流の迂回路が存在することになり、信頼性が向上する。この電極構造の場合、実施形態1の第2変形例と同じように、非放電領域29内で枝電極12を分岐させ、分岐の枝を非放電領域29を経由させてバス電極13に連結した構造としてもよい。
【0045】
実施形態4
図12および図13は実施形態4の電極構造を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、バス電極13が、列方向に隣接する2つのセルで共有される構造となっている。このような構造の電極でも、本発明の技術は適用可能である。この電極構造の場合、列方向に隣接するセルにおいて、枝電極12の伸びる方向の関係は、図12と図13に示すように2種類ある。図12の電極構造はバス電極13に対して線対称であり、図13の電極構造はバス電極13のライン毎に同じ構造である。
【0046】
実施形態4の変形例
図14および図15は実施形態4の変形例を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、バス電極13から斜めに張り出した枝電極12が、行方向に隣り合う他の単位放電区画Kから張り出した枝電極12と連結された構造となっている。この電極構造の場合、列方向に隣接するセルにおいて、枝電極12の伸びる方向の関係は、図14と図15に示すように2種類ある。この関係は図12と図13の関係と同じである。また、この電極構造の場合、実施形態1の第2変形例と同じように、非放電領域29内で枝電極12を分岐させ、分岐の枝を非放電領域29を経由させてバス電極13に連結した構造としてもよい。
【0047】
実施形態5
図16および図17は実施形態5の電極構造を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、枝電極12が曲線状の構成となっており、しかもバス電極13から斜めに張り出した枝電極12が、行方向に隣り合う他の単位放電区画Kから張り出した枝電極12と連結された構造となっている。この電極構造の場合、列方向に隣接するセルにおいて、枝電極12の伸びる方向の関係は、図16と図17に示すように2種類ある。この関係は図12と図13の関係と同じである。また、この電極構造の場合、実施形態1の第2変形例と同じように、非放電領域29内で枝電極12を分岐させ、分岐の枝を非放電領域29を経由させてバス電極13に連結した構造としてもよい。
【0048】
図18は直交格子状の非放電領域(隔壁)の第1例を示す説明図、図19は第2例を示す説明図である。これらの図は、行方向を区画する隔壁と列方向を区画する隔壁との両方が存在し、直交格子状の非放電領域となっている場合の例を示している。このように、行方向を区画する隔壁と列方向を区画する隔壁とが存在する場合、図18に示すような放電領域Hが設定される場合と、図19に示すような放電領域Hが設定される場合がある。
【0049】
実施形態6
図20および図21は実施形態6の電極構造を示す説明図である。図20の形態は、放電領域Hが直交格子状の第1例の非放電領域29で囲まれた例を示しており、図21の形態は、放電領域Hが直交格子状の第2例の非放電領域29で囲まれた例を示している。本形態の表示電極X,Yは、図1の実施形態1の電極構造と同じであり、この電極構造が、図18および図19の直交格子状の放電領域Hでそれぞれ囲まれた構成となっている。
【0050】
実施形態6の変形例
図22および図23は実施形態6の変形例を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、実施形態6の電極形状に加えて、バス電極13から斜めに張り出した枝電極12が、行方向に隣り合う他の単位放電区画Kから張り出した枝電極12と連結された構造となっている。この電極構造の場合、実施形態1の第2変形例と同じように、非放電領域29内で枝電極12を分岐させ、分岐の枝を非放電領域29を経由させてバス電極13に連結した構造としてもよい。
【0051】
実施形態7
図24および図25は実施形態7の電極構造を示す説明図である。図24の形態は、放電領域Hが直交格子状の第1例の非放電領域29で囲まれた例を示しており、図25の形態は、放電領域Hが直交格子状の第2例の非放電領域29で囲まれた例を示している。本形態の表示電極X,Yは、枝電極12が曲線状の構成となっており、しかもバス電極13から斜めに張り出した枝電極12が、行方向に隣り合う他の単位放電区画Kから張り出した枝電極12と連結された構造となっている。この電極構造の場合も、実施形態1の第2変形例と同じように、非放電領域29内で枝電極12を分岐させ、分岐の枝を非放電領域29を経由させてバス電極13に連結した構造としてもよい。
【0052】
実施形態8
図26は実施形態8の電極構造を示す説明図である。本形態は、放電領域Hが直交格子状の第1例の非放電領域29で囲まれ、バス電極13が、列方向に隣接する2つのセルで共有される構造となっている。本形態の表示電極X,Yは、バス電極13から斜めに張り出した枝電極12が、行方向に隣り合う他の単位放電区画Kから張り出した枝電極12と連結された構造となっている。
この電極構造の場合、図12の実施形態4と同様に、この連結部分を設けなくてもよい。また、実施形態1の第2変形例と同じように、非放電領域29内で枝電極12を分岐させ、分岐の枝を非放電領域29を経由させてバス電極13に連結した構造としてもよい。この電極構造の場合、列方向に隣接するセルにおいて、枝電極12の伸びる方向の関係は、実施形態4で示したように、図14と図15の2種類ある。
【0053】
実施形態9
図27は実施形態9の電極構造を示す説明図である。本形態も、放電領域Hが直交格子状の第1例の非放電領域29で囲まれ、バス電極13が、列方向に隣接する2つのセルで共有される構造となっている。本形態の表示電極X,Yは、曲線状の枝電極12が、行方向に隣り合う他の単位放電区画Kから張り出した枝電極12と連結された構造となっている。
【0054】
この電極構造の場合、連結部分を設けなくてもよい。また、実施形態1の第2変形例と同じように、非放電領域29内で枝電極12を分岐させ、分岐の枝を非放電領域29を経由させてバス電極13に連結した構造としてもよい。この電極構造の場合、列方向に隣接するセルにおいて、枝電極12の伸びる方向の関係は、実施形態5で示したように、図16と図17の2種類ある。
実施形態10
【0055】
図28は実施形態10の電極構造を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、単位放電区画K内において、バス電極13を山型にした構成となっている。すなわち、バス電極13が、バス電極13伸びる方向と放電ギャップDの伸びる方向とのなす角度が小さくなるように、行方向に対して斜行した電極構造となっている。この形状は、主たる方向が上記のようであれば、単位放電区画Kの境界近傍でバス電極13に屈曲部があってもよい。このような構造であっても、放電ギャップDからバス電極13を遠ざけるという効果が得られる。
【0056】
この電極構造の場合、非放電領域の部分で枝電極12を連結してもよい。また、この連結部から枝電極12を分岐させ、分岐の枝を非放電領域を経由させてバス電極13に連結した構造としてもよい。さらに、枝電極12が曲線状(円弧状)であってもよい。
【0057】
実施形態11
図29は実施形態11の電極構造を示す説明図である。本形態の表示電極X,Yは、バス電極13が、列方向に隣接する2つのセルで共有される構造となっている。バス電極13が山型なった構成に関しては、先の実施形態10と同じであり、同様の効果が得られる。
【0058】
以上については、表示電極X,Yの電極構造について説明したが、次にアドレス電極Aの電極構造について説明する。
図30はアドレス電極の第1変形例を示す説明図である。本例のアドレス電極Aは、表示電極X,Yの枝電極12の形状に合わせてアドレス電極Aにアドレス枝電極Aaを設けた構成となっている。つまり、アドレス電極Aから、放電ギャップDを含んで枝電極12の伸びる方向にアドレス枝電極Aaが伸びる構造である。アドレス電極Aとアドレス枝電極Aaは金属薄膜で形成されている。このアドレス電極の構造であれば、図2で示したアドレス電極の構造よりも、対向間で電極の向かい合う面積が大きくなり、リセット期間での対向放電の信頼性が向上するという効果がある。
【0059】
このアドレス電極構造の場合、隣接するアドレス電極間との線間容量が増加するので、アドレス枝電極Aaは適当な長さにしておく。PDPの製造工程においては、通常、前面側と背面側の2枚の基板の位置決めには誤差が伴うので、アドレス枝電極Aaの幅を、平面視した場合に枝電極12の側辺で決まる幅よりも広げておいてもよい。さらに、プロセス上の誤差もあるので、アドレス枝電極Aaの伸びる方向は枝電極12の伸びる方向に完全に一致していなくてもよい。
【0060】
図31はアドレス電極の第2変形例を示す説明図である。本例のアドレス電極Aは、図30の第1変形例のアドレス枝電極Aaの部分の、放電ギャップDの部分を取り除いて、アドレス枝電極Abとアドレス枝電極Acのように分離させた構成となっている。
【0061】
このアドレス電極の構造であれば、放電ギャップDの部分に不要な電荷が蓄積されることがないので、対向放電の信頼性を損ねることなく、隣接するアドレス電極間との線間容量を低減することができる。
【0062】
図32はアドレス電極の第3変形例を示す説明図である。本例のアドレス電極Aは、図31の第2変形例のアドレス枝電極Abとアドレス枝電極Acの部分に加えて、平面的にみた場合、バス電極13と重なる位置にアドレス枝電極Adを設けた構成となっている。つまり、枝電極12と対向する位置に加えて、バス電極13と対向する位置に、バス電極13の伸びる方向にアドレス枝電極アドレス枝電極Adが伸びる構造である。このアドレス電極の構造であれば、バス電極13上にも壁電荷が蓄積されるので、セルの初期化の信頼性が向上する。
【0063】
図33はアドレス電極の第4変形例を示す説明図である。本例のアドレス電極Aは、図32の第3変形例のアドレス枝電極Aの迂回路ができる部分を取り除いた構成となっている。つまり、アドレス枝電極どうしが先端部で連結する場合に、電流の迂回路がある部分で、バス電極13および枝電極12と対向しない部分のアドレス電極Aを取り去った構造となっている。このアドレス電極の構造であれば、アドレス電極Aの面積を減らすことができ、隣接するアドレス電極間との線間容量を低減することができる。
【0064】
図34はアドレス電極の第5変形例を示す説明図である。本例のアドレス電極Aは、表示電極X,Yの枝電極12が曲線状である場合に、図32の第3変形例のアドレス電極構造を、枝電極12の形状に合わせて適用させた構成となっている。このように、枝電極12が曲線状になっていても、曲線状のアドレス枝電極Aeおよびアドレス枝電極Afを設ければよい。
【0065】
このようにして、放電領域内で枝電極に分岐および端部を形成せず、ほぼ一定の幅でバス電極から張り出した枝電極により斜行放電ギャップを形成することにより、放電ギャップから遠い電極部分をなくして、その部分の発光強度の低下を防止し、発光効率の向上を図ることができる。
【0066】
なお、上記の実施形態においては、PDPの画素配列に関し、主として直交格子状配列の画素について説明したが、デルタ等の異なる配列であっても、単位放電区画がほぼ矩形であれば、本発明の電極構造を適用することが可能である。また、単位放電区画と最小発光単位との対応は1対1に限定されない。さらに、バス電極と枝電極、アドレス電極の材料は例示したものに限定されない。また、上記した各実施形態の要素を組み合わせてもよいことは、いうまでもない。
【0067】
【発明の効果】
本発明により、信頼性が高く、発光効率の高いプラズマディスプレイパネルが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の電極構造を示す説明図である。
【図2】実施形態1のアドレス電極の構成を示す説明図である。
【図3】実施形態1のPDPの駆動回路の例を示す説明図である。
【図4】実施形態1の表示電極とアドレス電極との放電の状態を示す説明図である。
【図5】実施形態1の駆動シーケンスの一例を示す説明図である。
【図6】実施形態1の駆動電圧波形の一例を示す図である。
【図7】実施形態1の第1変形例を示す説明図である。
【図8】実施形態1の第2変形例を示す説明図である。
【図9】実施形態2の電極構造を示す説明図である。
【図10】実施形態3の電極構造を示す説明図である。
【図11】実施形態3の変形例を示す説明図である。
【図12】実施形態4の電極構造を示す説明図である。
【図13】実施形態4の電極構造を示す説明図である。
【図14】実施形態4の変形例を示す説明図である。
【図15】実施形態4の変形例を示す説明図である。
【図16】実施形態5の電極構造を示す説明図である。
【図17】実施形態5の電極構造を示す説明図である。
【図18】直交格子状の非放電領域の第1例を示す説明図である。
【図19】直交格子状の非放電領域の第2例を示す説明図である。
【図20】実施形態6の電極構造を示す説明図である。
【図21】実施形態6の電極構造を示す説明図である。
【図22】実施形態6の変形例を示す説明図である。
【図23】実施形態6の変形例を示す説明図である。
【図24】実施形態7の電極構造を示す説明図である。
【図25】実施形態7の電極構造を示す説明図である。
【図26】実施形態8の電極構造を示す説明図である。
【図27】実施形態9の電極構造を示す説明図である。
【図28】実施形態10の電極構造を示す説明図である。
【図29】実施形態11の電極構造を示す説明図である。
【図30】アドレス電極の第1変形例を示す説明図である。
【図31】アドレス電極の第2変形例を示す説明図である。
【図32】アドレス電極の第3変形例を示す説明図である。
【図33】アドレス電極の第4変形例を示す説明図である。
【図34】アドレス電極の第5変形例を示す説明図である。
【図35】従来の一般的なカラー表示用のAC型3電極面放電形式のPDPを部分的に示す斜視図である。
【図36】図35のPDPを平面状態でみた場合の直交格子状配列における単位放電区画の並びを示す説明図である。
【図37】図35のPDPを平面状態でみた場合の単位放電区画と表示電極との位置関係を示す説明図である。
【図38】図35のPDPを平面状態でみた場合の電極構造を示す説明図である。
【図39】従来の放電ギャップを単位放電区画に対して斜行させた電極の一例を示す説明図である。
【図40】従来の放電ギャップを単位放電区画に対して斜行させた電極の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 Xドライバ
2 Yドライバ
3 アドレスドライバ
4 制御回路
11 前面側のガラス基板
12 枝電極
12a 枝電極の突端部
12b 枝電極の分岐部
13 バス電極
17 誘電体層
21 背面側のガラス基板
28R,28G,28B 蛍光体層
29 非放電領域
A アドレス電極
Aa,Ab,Ac,Ad,Ae,Af アドレス枝電極
D 放電ギャップ
H 放電領域
K 単位放電区画
L ギャップ長
S 画面
X,Y 表示電極

Claims (15)

  1. 一対の基板間の放電空間に、一対のバス電極とそのバス電極からそれぞれ張り出した一対の枝電極が形成された単位放電区画がマトリクス状に配置されたプラズマディスプレイパネルの電極構造であって、
    バス電極は、単位放電区画の配列の行方向にまたがって延び、
    枝電極は、幅がほぼ一定で、かつ単位放電区画内の放電領域において一本のみで放電領域を横断し、放電領域を横断した先の部位から非放電領域を経由してバス電極と連結され、
    一対のバス電極からそれぞれ張り出した一対の枝電極によって形成される放電ギャップが、単位放電区画の配列の列方向に対して斜行する方向に形成され、
    行方向に隣り合う単位放電区画においては、前記斜行方向が列方向を挟んで逆となっているプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  2. 単位放電区画が矩形の形状を有し、放電ギャップが矩形の単位放電区画の対角線の方向に配置されてなる請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  3. 枝電極が、行方向に隣接する単位区画内の枝電極と連結されてなる請求項1または2記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  4. 枝電極がバス電極より張り出す位置が非放電領域内である請求項1から3のいずれか1つに記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  5. 枝電極が曲線状である請求項1から4のいずれか1つに記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  6. バス電極が、列方向に隣接する単位放電区画において共有されてなる請求項1から5のいずれか1つに記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  7. 単位放電区画を行方向に区画する隔壁が形成されてなる請求項1から6のいずれか1つに記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  8. 単位放電区画内で列方向に延び、点灯すべきセルを選択するための信号電極をさらに備えてなる請求項1から7のいずれか1つに記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  9. 列方向に延びる信号電極から、平面視した場合に枝電極と略重なる位置に、枝電極が延びる方向に延びる信号枝電極をさらに備えてなる請求項8記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  10. 平面視した場合に放電ギャップと略重なる位置にも信号枝電極が形成されてなる請求項9記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  11. 列方向に延びる信号電極から、平面視した場合にバス電極と略重なる位置に、バス電極が延びる方向に延びる信号枝電極をさらに備えてなる請求項9記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  12. 第1の方向に延びるバス電極と、第1の方向に直交する第2の方向に長い略長方形の単位放電区画が配列されてなるプラズマディスプレイパネルであって、
    単位放電区画毎に、対となるバス電極から張り出した一対の枝電極が形成され、
    枝電極は、幅がほぼ一定で、かつ単位放電区画内の放電領域において一本のみで放電領域を横断し、放電領域を横断した先の部位から非放電領域を経由してバス電極と連結され、
    対となるバス電極からそれぞれ張り出した一対の枝電極によって形成される放電ギャップが、第2の方向に対して斜行する方向に形成され、
    第1の方向に隣り合う単位放電区画においては、前記斜行方向が第2の方向を挟んで逆となっているプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  13. 第1の方向に延びるバス電極と、第1の方向よりも、第1の方向に直交する第2の方向へより長く延びた形状を持つ単位放電区画が配列されてなるプラズマディスプレイパネルであって、
    単位放電区画毎に、対となるバス電極から張り出した一対の枝電極が形成され、
    枝電極は、幅がほぼ一定で、かつ単位放電区画内の放電領域において一本のみで放電領域を横断し、放電領域を横断した先の部位から非放電領域を経由してバス電極と連結され、
    対となるバス電極からそれぞれ張り出した一対の枝電極によって形成される放電ギャップが、第2の方向に対して斜行する方向に形成され、
    第1の方向に隣り合う単位放電区画においては、前記斜行方向が第2の方向を挟んで逆となっているプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  14. バス電極上の誘電体層が厚く形成されてなる、請求項1、12、13のいずれか1つに記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
  15. 平面視した場合に、バス電極と略重なる位置に隔壁が形成されてなる、請求項1、12、13のいずれか1つに記載のプラズマディスプレイパネルの電極構造。
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