JP3687490B2 - 給湯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、通常運転モードと試運転モード(試運転時に特別な制御をするモード)を備えた給湯器で、通常運転モードと試運転モードの切換えは、器具本体のピンのさしかえや、試運転専用のスイッチ、或は、リモコン上の既設のスイッチの多重押しという手動操作で行われていた。
【0003】
また、通常運転モードでは、燃焼性能、温度制御性能、加熱制御性能等の運転性能がバーナ等のアクチュエータの故障異常等によって異常状態となり、正常な運転が維持できないときは運転を停止し、火炎センサの異常入力信号を検出して異常原因をコード番号等によって報知していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のモードの切換え装置では、運転モードが分かる報知手段がないために器具が通常モードか試運転モードか、どちらの状態かわかりにくい上、試運転終了後、試運転モードにしたまま放置されることがあり、ユーザーが給湯器を使おうとしても、運転スイッチを切換えていないために正常に動作しないという課題があった。
【0005】
また、試運転中に運転異常が発生してもその原因のコード番号の報知がなく、原因判定が困難で時間を要するという課題もあった。
【0006】
本発明は、上記課題を解消するもので、試運転モードの報知をすることで、運転スイッチの切換ミスをなくすことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、予め定められた試運転モードのシーケンスに基づいて燃焼動作を含む器具の運転性能のチェックを制御する試運転モードおよび通常運転を制御する通常運転モードを有した制御手段と、前記試運転モードを手動操作指示する試運転手段と、前記通常運転モードを手動操作指示する通常運転手段と、前記試運転モードの運転中及び終了を報知すると共に通常運転への切り換えが終了するまで報知音を発する報知手段を備え、前記制御手段は、試運転モード時の浴槽への給湯量を通常運転モードの最小設定量より少なく設定する、あるいは試運転モード時の燃料消費量が通常運転モード時の燃料消費量より少なくなるように設定温度を低くした構成としてある。
【0008】
上記した手段により本発明は、試運転手段を手動操作して試運転モードにより試運転を行うと、報知手段が試運転モード中であることを表示し、試運転が終了したら試運転が終了状態であることを報知することにより、試運転手段による試運転停止操作を催促し、試運転手段の停止操作忘れを防止できる。また、試運転モードは浴槽への給湯量を通常運転モードの最小設定量より少なくする、あるいは燃料消費量を通常運転モード時の燃料消費量より少なくする温度に抑制するようになるので、試運転時間を短縮することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明による給湯装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1は本発明の一実施例としての給湯装置を示し、給湯器Aが浴槽17に湯張り給湯および浴槽水の強制循環による追焚加熱をでき、また給湯栓Bからの給湯もできる。給湯器Aは随所に配置したコントローラ21で運転操作する。
【0011】
給湯器Aは水が水入口より供給され、運転性能検出手段である水量センサ4で水が流れていることを検出し、入水サーミスタ5を通り、給湯用の熱交換器6により温められて温水となる。温水は給湯サーミスタ7通過後に水量比例弁8で定水量となり、給湯サーミスタ7で検出した温水の温度が、風呂温度設定手段9で設定された温度、この実施例では試運転モードではガス消費量削減のため、設定温度を抑制し、例えば給湯温度を入水温度プラス2℃の温度になるようにガス比例弁10を駆動し調整される。そして、自動給湯電磁弁11を通った温水は、風呂水流スイッチ12、風呂サーミスタ13、風呂用の熱交換器14と通り、往き口15から風呂アダプタ16を介して浴槽17へと至る。シーケンス動作中に、二方弁18が開くと(“開”“閉”二つの状態がある)、戻り口19の方からも温水は浴槽17に流れ込む。この温水は、自動給湯量設定手段20で設定された設定量まで給湯されて自動給湯の運転が終了する。この実施例では試運転モードでは設定量は給湯時間の短縮のため、通常の最小値がそれよりさらに少ない量にしてある。
【0012】
給湯器Aの制御をする電装ユニット1は試運転手段としてのコネクタピン2aにコネクタ3を入れると試運転モードがスタートし、コネクタピン2bに入れ換えると試運転モードから通常運転モードの切換えを指示する。運転性能検出手段としての給湯サーミスタ7、バーナの燃焼状態を検出する火炎センサ22、23等からの入力信号を受信して加熱制御、燃焼制御、給湯温度制御等を行う制御手段24および運転状態の良否を判定する異常判定手段25等も備えている。コントローラ21には浴槽17への湯張り量を設定する自動給湯量設定手段20および湯張り温度を設定する風呂温度設定手段9、通常運転モードおよび試運転モード中の運転性能異常時に異常原因をコード番号表示する異常原因報知手段および試運転モードの運転状態を報知する手段としての7セグメントLEDを備えた表示器26、通常運転を操作指示する運転スイッチ27、報知用の報知ブザー28を備える。
【0013】
以上の構成に基づいて、次に試運転動作について説明すると、試運転モードは電装ユニット1上にあるコネクタピン2aにコネクタ3(最初はコネクタピン26に入っている)をさしかえることで、スタートする。そして、制御手段24に設定された試運転モードのシーケンスに従い、まず自動給湯運転を行い、正常に終了すると、次に追焚運転を行うというように、器具に備っている運転動作を順次行っていく。異常判定手段25はこれ等の各種試運転シーケンス毎に運転性能検出手段の入力信号をチェックして異常の有無を判定し、異常があれば制御手段24に指示して運転を停止させ、かつリモコン21の表示器26には入力信号から判定した異常原因をコード番号により点滅表示する。この異常発生時だけは報知ブザー28によって音声としても異常を報知する。
【0014】
この試運転モードが動作中は、水量比例弁8等の様々なアクチュエータを動作させ、多数の複雑なシーケンスを実行させるため、合理的な設定をしても一通りの試運転が完了するまでに、多少時間がかかる。従って器具の動作状態を容易に施工者にわかってもらうため、正常運転中は、表示手段に運転動作中がわかるシーケンス番号の表示を行う。図2は試運転モードのフローチャートとして参考に示す。また、試運転動作中に、何らかの原因で異常停止した時には、それに対応する表示を行う。例えば、風呂のポンプが異常であれば、それに対応するエラーコード番号で表示する(器具のどの部品を修理すればよいかを示す音声、或は、液晶を使って図示してもよい)。
【0015】
試運転が、正常に終了した時には、表示器26に試運転終了を意味する表示を行い、かつ試運転の終了を待つ施行者に報知ブザー28によって継続的に報知する。そして、この報知音はコネクタ3をコネクタピン2aからコネクタピン2bに差し替え、試運転モードを終了指示して通常運転モードをスタンバイして始めて消音するようになっている。このため、試運転の終了をタイミングよく施行者に報知できるとともに、運転モードの切替え忘れを自動的に防止できる。
【0016】
こうして試運転モードが終り、次に通常運転に入るときは運転スイッチ27をオン操作して所要の設定操作や給湯栓Bの開栓等により給湯運転や浴槽17の追焚加熱運転ができる。そして、使用劣化してアクチュエータが交換修理した後、前記試運転動作と同じように運転性能の確認操作ができる。
【0017】
なお、本発明は上記した給湯機に限らず、他の給水配管や燃料等の熱源供給等の工事施行を併い、設置条件の影響等を受ける設備器具の試運転にも共通して適応できる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明の給湯装置は、試運転手段を手動操作して試運転モードにより試運転を行うと、報知手段が試運転モード中であることを表示し、試運転が終了したら試運転が終了状態であることを報知することにより、試運転手段による試運転停止操作を催促し、試運転手段の停止操作忘れを防止できる。
【0019】
また、試運転モードは浴槽への給湯量を通常運転モードの最小設定量より少なくする、あるいは燃料消費量が通常運転モード時の燃料消費量より少なくなる給湯温度に抑制するようになるので、試運転時間を短縮することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給湯装置の一実施例を示す構成図
【図2】同装置における試運転中の表示に関する概略のフローチャート
【符号の説明】
2a、2b コネクタピン
3 コネクタ
24 制御手段
25 異常判定手段
26 表示器
28 報知ブザー
Claims (2)
- 予め定められた試運転モードのシーケンスに基づいて器具の運転性能のチェックを制御する試運転モードおよび通常運転を制御する通常運転モードを有した制御手段と、前記試運転モードを手動操作指示する試運転手段と、前記通常運転モードを手動操作指示する通常運転手段と、前記試運転モードの運転中及び終了を報知すると共に通常運転への切り換えが終了するまで報知音を発する報知手段を備え、前記制御手段は、試運転モード時の浴槽への給湯量を通常運転モードの最小設定量より少なく設定するようにした給湯装置。
- 予め定められた試運転モードのシーケンスに基づいて燃焼動作を含む器具の運転性能のチェックを制御する試運転モードおよび通常運転を制御する通常運転モードを有した制御手段と、前記試運転モードを手動操作指示する試運転手段と、前記通常運転モードを手動操作指示する通常運転手段と、前記試運転モードの運転中及び終了を報知すると共に通常運転への切り換えが終了するまで報知音を発する報知手段を備え、前記制御手段は、試運転モード時の燃料消費量が通常運転モード時の燃料消費量より少なくなるように設定温度を低くした給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000147726A JP3687490B2 (ja) | 1992-04-10 | 2000-05-19 | 給湯装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Related Parent Applications (1)
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JP09047992A Division JP3255696B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 設備器具の制御装置 |
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Family
ID=18653873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000147726A Expired - Lifetime JP3687490B2 (ja) | 1992-04-10 | 2000-05-19 | 給湯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3687490B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2000
- 2000-05-19 JP JP2000147726A patent/JP3687490B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2000346445A (ja) | 2000-12-15 |
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