JP3687211B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダクト内を流れる送風空気の一部をダクトの外部に配された電気発熱体へ送風して冷却する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、エアコンの空調風を利用してECU(電子制御装置)や液晶ディスプレイ等の電気発熱体を冷却することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の方法では、エアコンをオフした時に冷却できないという問題があった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、エアコンをオフした時でも電気発熱体の冷却を行うことのできる車両用空調装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の手段によれば、空調スイッチがオフされると、全ての吹出口が閉じられて、送風機が低速で作動する。これにより、送風機より送風された空気が送風路を通って電気発熱体へ送られるため、空調スイッチがオフの時でも電気発熱体を冷却できる。この場合、全ての吹出口が閉じられているため、送風機を低速で作動させても、乗員に風漏れを感じさせることはない。
【0005】
請求項2の手段によれば、空調スイッチがオフの時の送風機は、空調スイッチがオンされている時の最も回転数が低い低速モードより更に回転数が低い超低速モードで作動する。電気発熱体への送風量は通常の低速モードで得られる送風量でも十分であるが、全ての吹出口が閉じられた状態ではダクト内の圧力が高くなって送風騒音が大きくなる可能性がある。そこで、空調スイッチがオフの時は、低速モードより更に回転数の低い超低速モードを設定して、その超低速モードで送風機を作動させることにより、電気発熱体の冷却に必要な送風量を確保し、且つ送風騒音を極力小さくできる。
【0006】
請求項3の手段によれば、車室内の空気を内気センサに吸引するアスピレータを利用して電気発熱体へ送風することができる。この場合、アスピレータの吹出口近傍に電気発熱体を配置すれば、ダクト側に送風路を設けるための改造を必要としないため、極めて低コストで対応できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の車両用空調装置を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は車両用空調装置の送風経路(ダクト)を示す模式図である。
車両用空調装置1は、空気流を発生する送風機2と、この送風機2より送られた空気を車室内へ導くダクト3を備える。
送風機2は、空気導入口(下述する)を有するブロワケース4と、このブロワケース4に収容された遠心式ファン5と、このファン5を回転駆動するブロワモータ6より成る。
空気導入口は、車室内の空気(以下内気と言う)を導入する内気導入口7と、車室外の空気(以下外気と言う)を導入する外気導入口8であり、その内気導入口7と外気導入口8の何方か一方が内外気切替ドア9によって閉塞される。
【0008】
ダクト3内には、冷却器10と加熱器11が配置されている。
冷却器10は、例えば冷凍サイクルの冷媒蒸発器であり、送風機2より送られた空気を冷却器10の内部を流れる冷媒との熱交換によって冷却する。
加熱器11は、例えばエンジンの冷却水回路に接続された温水式ヒータであり、冷却器10より空気下流側に配置されて、加熱器11を通過する空気を加熱器11の内部を流れる温水(エンジン冷却水)との熱交換によって加熱する。なお、加熱器11には常時温水が流通している。
この加熱器11が配置されたダクト3内には、冷却器10を通過した空気が加熱器11を迂回できるバイパス通路12が設けられており、そのバイパス通路12を通る空気量と加熱器11を通過する空気量との割合がエアミックスドア13によって調節される。
【0009】
ダクト3には、送風機2より送られた送風空気を乗員の上半身に向けて吹き出すフェイス吹出口14、フロントガラス15へ向けて吹き出すデフロスタ吹出口16、及び乗員の足元へ向けて吹き出すフット吹出口17が設けられるとともに、フェイス吹出口14を開閉するフェイスドア18、デフロスタ吹出口16を開閉するデフロスタドア19、及びフット吹出口17を開閉するフットドア20が設けられている。
また、このダクト3の空気下流端には、ダクト3の内外を連通する開口孔21が空けられ、ダクト3の外側には、開口孔21より排出された送風空気をダクト3の外部に配置されたECU22(電気発熱体)へ送るための送風路23が設けられている。なお、ECU22は、例えばインストルメントパネル(図示しない)の内部に配置されている。
【0010】
上記のブロワモータ6、内外気切替ドア9、エアミックスドア13、フェイスドア18、デフロスタドア19、及びフットドア20の作動は、操作パネル24より出力される操作信号等に基づいて制御装置25により制御される(図2参照)。
操作パネル24には、冷凍サイクルの起動/停止を指示する空調スイッチ、内気モードと外気モードを切り換える内外気切替スイッチ、吹出モードを設定する吹出モード切替スイッチ、車室内の温度を設定する温度設定スイッチ、車室内へ吹き出される風量(送風機2の風量)を設定する風量設定レバー等の各種スイッチ(図示しない)が設けられている。
【0011】
制御装置25は、空調制御に係わる各種演算式や制御プログラムがインプットされたマイクロコンピュータ(図示しない)を内蔵する。
この制御装置25は、空調スイッチがオンされると、温度設定スイッチで設定された温度になるように各種空調機器(送風機2、エアミックスドア13、冷凍サイクル等)の作動を自動制御する。なお、各種空調機器は、操作パネル24に設けられた上記の各スイッチを乗員が手動操作することでマニュアル制御できることは言うまでもない。また、空調スイッチがオフされると、内外気切替ドア9、エアミックスドア13、及び吹出口14、16、17の各ドア18、19、20を所定の位置に駆動し、且つ送風機2の風量レベルをスーパーLoに設定する。
【0012】
次に、本実施形態の作動を説明する。
乗員により空調スイッチがオンされると、図3のステップS2に示す様に、選択された吹出モード、選択された吹出風量、選択された吹出温度、選択された内外気モードに設定されて、温度調節された空調風が選択された吹出口より車室内へ吹き出される。
一方、空調スイッチがオフの時には、図3のステップS3に示す様に、吹出口全閉モード、スーパーLo、マックスクール、及び内気モードに設定される。なお、吹出口全閉モードは、各ドア18、19、20が各吹出口14、16、17を閉じて全ての吹出口14、16、17が閉塞された状態を言う。スーパーLoは、送風機2の風量レベルを示すもので、空調スイッチがオンされている時の最も回転数が低いLoモードより更に回転数が低い最も低速なモードである。マックスクールは、エアミックスドア13が加熱器11を通過する空気通路を遮断した状態(図1の実線位置に示す状態)を言う。内気モードは、内外気切替ドア9が内気導入口7を開いて外気導入口8を閉じた状態を言う。
これにより、送風機2から送られた空気は、冷却器10を通過した後、バイパス通路12を通って開口孔21よりダクト3の外部へ排出され、送風路23を通ってECU22へ送風されてECU22を冷却する。
【0013】
(本実施形態の効果)
本実施形態では、空調スイッチがオフされても、全ての吹出口14、16、17が閉じた状態で送風機2が低速(スーパーLo)で回転する。これにより、送風機2より送られた空気が送風路23を通ってECU22へ送風されることでECU22を冷却できる。この場合(空調スイッチがオフされている状態)、送風機2が低速で回転しても、全ての吹出口14、16、17が閉じられているため、乗員に風漏れを感じさせることはない。
また、ECU22を冷却するために必要な送風量は通常のLoモードで得られる送風量でも十分であるが、全ての吹出口14、16、17が閉じられた状態ではダクト3内の圧力が高くなって送風騒音が大きくなる可能性がある。そこで、空調スイッチがオフの時は、Loモードより更に回転数の低いスーパーLoモードで送風機2を回転させることにより、ECU22の冷却に必要な送風量を確保し、且つ送風騒音を極力小さくできる。
【0014】
(第2の実施形態)
図4は車両用空調装置1の送風経路(ダクト3)を示す模式図である。
本実施形態は、図4に示す様に、内気センサ26に車室内の空気を吸引するアスピレータ27を利用してECU22へ送風空気を送る構成である。この場合、アスピレータ27の吹出口近傍にECU22を配置すれば、ダクト3側の改造が不要となるため、極めて低コストで対応できる。なお、ECU22をアスピレータ27の吹出口近傍に配置できない場合は、アスピレータ27の吹出口にパイプを接続してECU22まで送風空気を導く様にしても良い。
【0015】
(変形例)
ダクト3内からECU22へ空気を送る送風路23は、必ずしも加熱器11より空気下流側に設ける必要はなく、加熱器11より空気上流側に設けても良い(但し冷却器10より空気下流側が望ましい)。
第1の実施形態では、空調スイッチがオフされた時に内気モードを設定しているが、外気モードでも問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である(第1の実施形態)。
【図2】制御系のブロック図である。
【図3】実施形態の作動を示すフローチャートである。
【図4】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である(第2の実施形態)。
【符号の説明】
1 車両用空調装置
2 送風機
3 ダクト
14 フェイス吹出口
16 デフロスタ吹出口
17 フット吹出口
18 フェイスドア(吹出口開閉手段)
19 デフロスタドア(吹出口開閉手段)
20 フットドア(吹出口開閉手段)
22 ECU(電気発熱体)
23 送風路
25 制御装置
26 内気センサ
27 アスピレータ

Claims (3)

  1. 車室内に開口する複数の吹出口を有するダクトと、
    前記吹出口を開閉する吹出口開閉手段と、
    前記ダクト内に空気を導入して送風する送風機と、
    空調スイッチの操作信号に応じて前記吹出口開閉手段及び前記送風機の作動を制御する制御装置と、
    前記ダクト内を流れる送風空気を前記ダクトの外部に配された電気発熱体へ送る送風路とを備え、
    前記制御装置は、前記空調スイッチがオフの時に、前記複数の吹出口を全て閉じる様に前記吹出口開閉手段の作動を制御するとともに、前記送風機を低速で作動させることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記制御装置は、前記空調スイッチがオフの時に、前記空調スイッチがオンされている時の最も回転数が低い低速モードより更に回転数が低い超低速モードで前記送風機を作動させることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 前記送風路は、車室内の空気を内気センサに吸引するアスピレータであることを特徴とする請求項1または2記載の車両用空調装置。
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