JPH1058938A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH1058938A
JPH1058938A JP21713496A JP21713496A JPH1058938A JP H1058938 A JPH1058938 A JP H1058938A JP 21713496 A JP21713496 A JP 21713496A JP 21713496 A JP21713496 A JP 21713496A JP H1058938 A JPH1058938 A JP H1058938A
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Kazufumi Yomo
四方  一史
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアコンをオフした時でもECU22の冷却
を行うことのできる車両用空調装置1を提供すること。 【解決手段】 車室内へ空気を送るダクト3の下流端に
は、ダクト3の内外を連通する開口孔21が空けられ、
ダクト3の外側には、開口孔21より排出された送風空
気をダクト3の外部に配置されたECU22へ送るため
の送風路23が設けられている。この空調装置は、空調
スイッチがオフの時に、吹出口14、16、17を全て
閉じる吹出口全閉モード、送風機2の風量レベルを通常
のLoモードより更に低いスーパーLoモード、加熱器
11を通過する空気通路を遮断するマックスクール、及
び内気を導入する内気モードに設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダクト内を流れる
送風空気の一部をダクトの外部に配された電気発熱体へ
送風して冷却する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エアコンの空調風を利用して
ECU(電子制御装置)や液晶ディスプレイ等の電気発
熱体を冷却することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法
では、エアコンをオフした時に冷却できないという問題
があった。本発明は、上記事情に基づいて成されたもの
で、その目的は、エアコンをオフした時でも電気発熱体
の冷却を行うことのできる車両用空調装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の手段によれ
ば、空調スイッチがオフされると、全ての吹出口が閉じ
られて、送風機が低速で作動する。これにより、送風機
より送風された空気が送風路を通って電気発熱体へ送ら
れるため、空調スイッチがオフの時でも電気発熱体を冷
却できる。この場合、全ての吹出口が閉じられているた
め、送風機を低速で作動させても、乗員に風漏れを感じ
させることはない。
【0005】請求項2の手段によれば、空調スイッチが
オフの時の送風機は、空調スイッチがオンされている時
の最も回転数が低い低速モードより更に回転数が低い超
低速モードで作動する。電気発熱体への送風量は通常の
低速モードで得られる送風量でも十分であるが、全ての
吹出口が閉じられた状態ではダクト内の圧力が高くなっ
て送風騒音が大きくなる可能性がある。そこで、空調ス
イッチがオフの時は、低速モードより更に回転数の低い
超低速モードを設定して、その超低速モードで送風機を
作動させることにより、電気発熱体の冷却に必要な送風
量を確保し、且つ送風騒音を極力小さくできる。
【0006】請求項3の手段によれば、車室内の空気を
内気センサに吸引するアスピレータを利用して電気発熱
体へ送風することができる。この場合、アスピレータの
吹出口近傍に電気発熱体を配置すれば、ダクト側に送風
路を設けるための改造を必要としないため、極めて低コ
ストで対応できる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の車両用空調装置を
図面に基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1は車両用空調装置の送風経路
(ダクト)を示す模式図である。車両用空調装置1は、
空気流を発生する送風機2と、この送風機2より送られ
た空気を車室内へ導くダクト3を備える。送風機2は、
空気導入口(下述する)を有するブロワケース4と、こ
のブロワケース4に収容された遠心式ファン5と、この
ファン5を回転駆動するブロワモータ6より成る。空気
導入口は、車室内の空気(以下内気と言う)を導入する
内気導入口7と、車室外の空気(以下外気と言う)を導
入する外気導入口8であり、その内気導入口7と外気導
入口8の何方か一方が内外気切替ドア9によって閉塞さ
れる。
【0008】ダクト3内には、冷却器10と加熱器11
が配置されている。冷却器10は、例えば冷凍サイクル
の冷媒蒸発器であり、送風機2より送られた空気を冷却
器10の内部を流れる冷媒との熱交換によって冷却す
る。加熱器11は、例えばエンジンの冷却水回路に接続
された温水式ヒータであり、冷却器10より空気下流側
に配置されて、加熱器11を通過する空気を加熱器11
の内部を流れる温水(エンジン冷却水)との熱交換によ
って加熱する。なお、加熱器11には常時温水が流通し
ている。この加熱器11が配置されたダクト3内には、
冷却器10を通過した空気が加熱器11を迂回できるバ
イパス通路12が設けられており、そのバイパス通路1
2を通る空気量と加熱器11を通過する空気量との割合
がエアミックスドア13によって調節される。
【0009】ダクト3には、送風機2より送られた送風
空気を乗員の上半身に向けて吹き出すフェイス吹出口1
4、フロントガラス15へ向けて吹き出すデフロスタ吹
出口16、及び乗員の足元へ向けて吹き出すフット吹出
口17が設けられるとともに、フェイス吹出口14を開
閉するフェイスドア18、デフロスタ吹出口16を開閉
するデフロスタドア19、及びフット吹出口17を開閉
するフットドア20が設けられている。また、このダク
ト3の空気下流端には、ダクト3の内外を連通する開口
孔21が空けられ、ダクト3の外側には、開口孔21よ
り排出された送風空気をダクト3の外部に配置されたE
CU22(電気発熱体)へ送るための送風路23が設け
られている。なお、ECU22は、例えばインストルメ
ントパネル(図示しない)の内部に配置されている。
【0010】上記のブロワモータ6、内外気切替ドア
9、エアミックスドア13、フェイスドア18、デフロ
スタドア19、及びフットドア20の作動は、操作パネ
ル24より出力される操作信号等に基づいて制御装置2
5により制御される(図2参照)。操作パネル24に
は、冷凍サイクルの起動/停止を指示する空調スイッ
チ、内気モードと外気モードを切り換える内外気切替ス
イッチ、吹出モードを設定する吹出モード切替スイッ
チ、車室内の温度を設定する温度設定スイッチ、車室内
へ吹き出される風量(送風機2の風量)を設定する風量
設定レバー等の各種スイッチ(図示しない)が設けられ
ている。
【0011】制御装置25は、空調制御に係わる各種演
算式や制御プログラムがインプットされたマイクロコン
ピュータ(図示しない)を内蔵する。この制御装置25
は、空調スイッチがオンされると、温度設定スイッチで
設定された温度になるように各種空調機器(送風機2、
エアミックスドア13、冷凍サイクル等)の作動を自動
制御する。なお、各種空調機器は、操作パネル24に設
けられた上記の各スイッチを乗員が手動操作することで
マニュアル制御できることは言うまでもない。また、空
調スイッチがオフされると、内外気切替ドア9、エアミ
ックスドア13、及び吹出口14、16、17の各ドア
18、19、20を所定の位置に駆動し、且つ送風機2
の風量レベルをスーパーLoに設定する。
【0012】次に、本実施形態の作動を説明する。乗員
により空調スイッチがオンされると、図3のステップS
2に示す様に、選択された吹出モード、選択された吹出
風量、選択された吹出温度、選択された内外気モードに
設定されて、温度調節された空調風が選択された吹出口
より車室内へ吹き出される。一方、空調スイッチがオフ
の時には、図3のステップS3に示す様に、吹出口全閉
モード、スーパーLo、マックスクール、及び内気モー
ドに設定される。なお、吹出口全閉モードは、各ドア1
8、19、20が各吹出口14、16、17を閉じて全
ての吹出口14、16、17が閉塞された状態を言う。
スーパーLoは、送風機2の風量レベルを示すもので、
空調スイッチがオンされている時の最も回転数が低いL
oモードより更に回転数が低い最も低速なモードであ
る。マックスクールは、エアミックスドア13が加熱器
11を通過する空気通路を遮断した状態(図1の実線位
置に示す状態)を言う。内気モードは、内外気切替ドア
9が内気導入口7を開いて外気導入口8を閉じた状態を
言う。これにより、送風機2から送られた空気は、冷却
器10を通過した後、バイパス通路12を通って開口孔
21よりダクト3の外部へ排出され、送風路23を通っ
てECU22へ送風されてECU22を冷却する。
【0013】(本実施形態の効果)本実施形態では、空
調スイッチがオフされても、全ての吹出口14、16、
17が閉じた状態で送風機2が低速(スーパーLo)で
回転する。これにより、送風機2より送られた空気が送
風路23を通ってECU22へ送風されることでECU
22を冷却できる。この場合(空調スイッチがオフされ
ている状態)、送風機2が低速で回転しても、全ての吹
出口14、16、17が閉じられているため、乗員に風
漏れを感じさせることはない。また、ECU22を冷却
するために必要な送風量は通常のLoモードで得られる
送風量でも十分であるが、全ての吹出口14、16、1
7が閉じられた状態ではダクト3内の圧力が高くなって
送風騒音が大きくなる可能性がある。そこで、空調スイ
ッチがオフの時は、Loモードより更に回転数の低いス
ーパーLoモードで送風機2を回転させることにより、
ECU22の冷却に必要な送風量を確保し、且つ送風騒
音を極力小さくできる。
【0014】(第2の実施形態)図4は車両用空調装置
1の送風経路(ダクト3)を示す模式図である。本実施
形態は、図4に示す様に、内気センサ26に車室内の空
気を吸引するアスピレータ27を利用してECU22へ
送風空気を送る構成である。この場合、アスピレータ2
7の吹出口近傍にECU22を配置すれば、ダクト3側
の改造が不要となるため、極めて低コストで対応でき
る。なお、ECU22をアスピレータ27の吹出口近傍
に配置できない場合は、アスピレータ27の吹出口にパ
イプを接続してECU22まで送風空気を導く様にして
も良い。
【0015】(変形例)ダクト3内からECU22へ空
気を送る送風路23は、必ずしも加熱器11より空気下
流側に設ける必要はなく、加熱器11より空気上流側に
設けても良い(但し冷却器10より空気下流側が望まし
い)。第1の実施形態では、空調スイッチがオフされた
時に内気モードを設定しているが、外気モードでも問題
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である
(第1の実施形態)。
【図2】制御系のブロック図である。
【図3】実施形態の作動を示すフローチャートである。
【図4】車両用空調装置の送風経路を示す模式図である
(第2の実施形態)。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 2 送風機 3 ダクト 14 フェイス吹出口 16 デフロスタ吹出口 17 フット吹出口 18 フェイスドア(吹出口開閉手段) 19 デフロスタドア(吹出口開閉手段) 20 フットドア(吹出口開閉手段) 22 ECU(電気発熱体) 23 送風路 25 制御装置 26 内気センサ 27 アスピレータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に開口する複数の吹出口を有するダ
    クトと、 前記吹出口を開閉する吹出口開閉手段と、 前記ダクト内に空気を導入して送風する送風機と、 空調スイッチの操作信号に応じて前記吹出口開閉手段及
    び前記送風機の作動を制御する制御装置と、 前記ダクト内を流れる送風空気を前記ダクトの外部に配
    された電気発熱体へ送る送風路とを備え、 前記制御装置は、前記空調スイッチがオフの時に、前記
    複数の吹出口を全て閉じる様に前記吹出口開閉手段の作
    動を制御するとともに、前記送風機を低速で作動させる
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】前記制御装置は、前記空調スイッチがオフ
    の時に、前記空調スイッチがオンされている時の最も回
    転数が低い低速モードより更に回転数が低い超低速モー
    ドで前記送風機を作動させることを特徴とする請求項1
    記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】前記送風路は、車室内の空気を内気センサ
    に吸引するアスピレータであることを特徴とする請求項
    1または2記載の車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011219076A (ja) * 2010-03-23 2011-11-04 Denso Corp 電子制御装置およびその冷却装置

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DE102007045272B4 (de) 2006-09-21 2022-04-21 Ford Global Technologies, Llc Verfahren zum Kühlen eines Motorsteuergeräts und Anlage für ein Fahrzeug
JP2011219076A (ja) * 2010-03-23 2011-11-04 Denso Corp 電子制御装置およびその冷却装置

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