JP3686487B2 - 元混合型ガス燃焼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は元混合型ガス燃焼装置に関するものであり、さらに詳しくは低圧で供給される燃料ガスを用いて、吸収式冷温水機用燃焼装置、吸収式冷凍機、蒸気ボイラー、温水ボイラー、加熱調理器、暖房器、その他各種装置に適用できる大容量の元混合型ガス燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、元混合型のガス燃焼装置は専用ファンにて送気される燃焼用空気と燃料ガスを混合室内へ別々に導く構造のものであり(例えば、特開平2−272218号公報、実開平2−115625号公報などに開示されている)、小容量のものに限られて使用されていたので、燃料ガスの供給圧力が低圧であっても混合室への供給が可能であった。しかし、容量の大きなガス燃焼装置においては設計上混合室内の圧力が大きくなるので、燃料ガスの供給圧力を高くする必要があり、低圧で供給される燃料ガスを用いて容量の大きな元混合型のガス燃焼装置を設計することは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記の問題を解決し、低圧で供給される燃料ガスを用いて安定燃焼を行うことができる容量の大きな元混合型ガス燃焼装置であって、吸収式冷温水機用燃焼装置、吸収式冷凍機、蒸気ボイラー、温水ボイラー、加熱調理器、暖房器、その他各種装置に適用でき、NOx発生量を低く抑える(例えば、30ppm以下)ことができる、燃焼音が小さいなど騒音発生を低く抑えることができる、燃焼炉を小型化して省スペース化できるなどの特徴を有する元混合型ガス燃焼装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記の課題に鑑み鋭意研究した結果、燃ガスと燃焼用空気とを混合する混合器を送風機の吸い込み部に設置するか、あるいは燃ガスのガスヘッダーを送風機の吸い込み部に設置することによりこの送風機の吸い込み圧力を利用すれば前記課題を解決できることを見出し本発明を成すに至った。
【0005】
本発明の請求項1の発明は、燃ガスと燃焼用空気とを混合する混合器を送風機の吸い込み部に設置した元混合型ガス燃焼装置であって、前記混合器と送風機を順に連続して配置して一体構造に構成するとともに、前記混合器へ供給される燃料ガスの流れと燃焼用空気の流れが平行になるように前記混合器に導入して予め混合した後に送風機の吸い込み部に送る構成としたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置である。
【000
本発明の請求項2の発明は、燃料ガスのガスヘッダーを送風機の吸い込み部に設置した元混合型ガス燃焼装置であって、前記ガスヘッダーと送風機を順に連続して配置して一体構造に構成するとともに、前記ガスヘッダーへ供給された燃料ガスの流れと燃焼用空気の流れが平行になるようにして送風機の吸い込み部に送る構成としたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置である。
【000
本発明の請求項3の発明は、混合器構造を有する燃料ガスのガスヘッダーを送風機の吸い込み部に設置した元混合型ガス燃焼装置であって、前記ガスヘッダーと送風機を順に連続して配置して一体構造に構成するとともに、前記混合器構造において燃料ガスと燃焼用空気とを予め混合した後に送風機の吸い込み部に送る構成としたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置である。
【000
本発明の請求項4の発明は、混合器構造を有する燃料ガスのガスヘッダーを送風機の吸い込み部に一体構造にして構成するとともに、前記送風機側から順に前記ガスヘッダーと燃焼用空気ヘッダーを連続して配置し、前記ガスヘッダーと前記燃焼用空気ヘッダーの間に多孔構造を有する燃焼用空気導入板を設けた元混合型ガス燃焼装置であって、
燃焼用空気を前記燃焼用空気ヘッダー内へ導入する管路の断面積をS(1)とし、前記燃焼用空気導入板の燃焼用空気が通過する多数の小孔の断面積の総和をS(2)としたとき、S(2)>S(1)となるようにS(1)を小さくしたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置である。
【000
本発明の請求項5の発明は、混合器構造を有する燃料ガスのガスヘッダーを送風機の吸い込み部に一体構造にして構成するとともに、前記送風機側から順に前記ガスヘッダーと燃焼用空気ヘッダーを連続して配置し、前記ガスヘッダーと前記燃焼用空気ヘッダーの間に多孔構造を有する燃焼用空気導入板を設け、そして前記燃焼用空気導入板に前記送風機の吸い込み部に連通する空気供給管を設けて、燃焼用空気を前記ガスヘッダーと前記送風機に分けて供給するようにした元混合型ガス燃焼装置であって、
燃焼用空気を前記燃焼用空気ヘッダー内へ導入する管路の断面積をS(1)とし、前記燃焼用空気導入板の燃焼用空気が通過する多数の小孔と前記空気供給管の断面積の総和をS(2)としたとき、S(2)>S(1)となるようにS(1)を小さくしたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置である。
【0010
【発明の実施の形態】
図1(b)〜(c)は、本発明の元混合型ガス燃焼装置の要部の例を示す説明図である。
図1の(b)において、本発明の元混合型ガス燃焼装置1Bは、燃ガスと燃焼用空気とを混合するための混合器2がモータ3により駆動される送風機4の吸い込み部5に延在して設置されており、混合器2と送風機4は一体構造に構成されている。混合器2の先端の4A部は通常ベルマウスと呼ばれる吸い込みガイド板(送風機の吸い込み部において、吸い込み空気とケーシング内の加圧された空気とが交錯することにより発生するサージング(異音や振動発生)現象を防止するためのガイド板)に相当する部分であり、混合器2と一体に構成されている。モータ3の反対側の混合器2の外周には複数の空気導入口が設けられているとともに燃料ガスの供給管6が混合器2の外周を気密に貫通して混合器2の内部まで延在して設けられている。先端部を閉止した供給管6の先端部近傍には燃料ガスを噴出するための複数の孔6Aを設けてある。
【0011
上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1Bにおいて、送風機4を作動させて、燃焼用空気が矢印で示した方向から混合器2内に導入され、燃料ガスが矢印で示した方向から供給管6を経て孔6Aから混合器2内に導入され、両者は激しい乱流状態となって混合される。十分に混合されたガスは送風機4の吸い込み部5を経てさらに混合されながら、図示しない整流室から燃焼器へ送られて燃焼されるようになっている。
【0012
図1の(c)において、本発明の元混合型ガス燃焼装置1Cは、燃ガスと燃焼用空気とを混合するための混合器2がモータ3により駆動される送風機4の吸い込み部5に延在して設置されており、混合器2と送風機4は一体構造に構成されている。モータ3の反対側の混合器2の外周には複数の空気導入口が設けられているとともに燃料ガスの供給管6が混合器2の外周を気密に貫通して吸い込み口5の近傍まで延在して設けられている。先端部を閉止した供給管6の先端部近傍には燃料ガスを噴出するための複数の孔6Aを設けてある。
【0013
上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1Cにおいて、送風機4を作動させて、燃焼用空気が矢印で示した方向から混合器2内に導入されて吸い込み口5内に吸入され、燃料ガスが矢印で示した方向から供給管6を経て孔6Aから吸い込み口5内に噴出され、両者は激しい乱流状態となって混合される。十分に混合されたガスは送風機4を経てさらに混合されながら、図示しない整流室から燃焼器へ送られて燃焼されるようになっている。
【0014
上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1B、1Cは、混合器2を送風機4の吸い込み部5に設置したことにより、送風機4の吸い込み圧力を利用して燃料ガスを吸い込む構造としたので、混合器内の圧力を小さくでき、低圧で供給される燃料ガスを用いることができる。しかも、燃焼用空気の必要量を燃ガスと十分に混合して安定供給できるので、燃焼状態が安定して炎の温度が大きく変化しないので、十分な低NOx 化を図れる上、燃焼音が小さいなど騒音発生を低く抑えることができる。送風機1台で燃料ガスと燃焼用空気を混合して供給し、混合器2と送風機4を一体構造にしたので燃焼炉を小型化して省スペース化できる利点がある。
【0015
図2(a)〜(c)は、本発明の元混合型ガス燃焼装置の要部の他の例を示す説明図である。
図2の(a)において、本発明の元混合型ガス燃焼装置1Dは、燃焼ガスのガスヘッダー7がモータ3により駆動される送風機4の吸い込み部5に延在して設置されており、ガスヘッダー7と送風機4は一体構造に構成されている。ガスヘッダー7の4A部は前記吸い込みガイド板であり、ガスヘッダー7と一体に構成されている。ガスヘッダー7の外周には燃料ガスの供給管6が設けられており、ガスヘッダー7の内部を貫通して燃焼用空気の管路15が設けられ、そしてガスヘッダー7は管路15内を経て吸い込み部5に燃料ガスを供給するための複数の孔7Aが設けられている。
【0016
上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1Dにおいて、送風機4を作動させて、燃焼用空気が矢印で示した方向から管路15内に導入され、燃料ガスが矢印で示した方向から供給管6を経てガスヘッダー7の孔7Aから管路15内を経て吸い込み部5に導入され、両者は激しい乱流状態となって混合される。十分に混合されたガスは送風機4を経てさらに混合されながら、図示しない整流室から燃焼器へ送られて燃焼されるようになっている。
【0017
図2の(b)において、本発明の元混合型ガス燃焼装置1Eは、燃焼ガスのガスヘッダー7がモータ3により駆動される送風機4の吸い込み部5に延在して設置されており、ガスヘッダー7と送風機4は一体構造に構成されている。ガスヘッダー7の外周には燃料ガスの供給管6が設けられており、ガスヘッダー7の内部を貫通して燃焼用空気の管路15が設けられ、そしてガスヘッダー7の送風機4側の側面に燃料ガスを吸い込み口5に供給するための複数の孔7Aが設けられている。
【0018
上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1Eにおいて、送風機4を作動させて、燃焼用空気が矢印で示した方向から管路15内に導入され、燃料ガスが矢印で示した方向から供給管6を経てガスヘッダー7内を経て孔7Aから吸い込み部5に導入され、両者は激しい乱流状態となって混合される。十分に混合されたガスは送風機4を経てさらに混合されながら、図示しない整流室から燃焼器へ送られて燃焼されるようになっている。
【0019
図2の(c)において、本発明の元混合型ガス燃焼装置1Fは、燃ガスのガスヘッダー7がモータ3により駆動される送風機4の吸い込み部5に延在して設置されており、ガスヘッダー7と送風機4は一体構造に構成されている。ガスヘッダー7の4A部は前記吸い込みガイド板であり、ガスヘッダー7と一体に構成されている。ガスヘッダー7の外周には燃料ガスの供給管6が設けられており、ガスヘッダー7の内部を貫通して燃焼用空気の管路15が設けられ、そしてガスヘッダー7には管路15内に燃料ガスを供給して燃焼用空気と混合するための複数の孔7Aが設けられている。
【0020
上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1Fにおいて、送風機4を作動させて、燃焼用空気が矢印で示した方向から管路15内に導入され、燃料ガスが矢印で示した方向から供給管6からガスヘッダー7内を経て孔7Aから管路15内に導入され、両者は激しい乱流状態となって混合される。十分に混合されたガスは吸い込み部5でさらに混合されながら送風機4を経て、図示しない整流室から燃焼器へ送られて燃焼されるようになっている。
【0021
上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1D、1E、1Fは、ガスヘッダー7を送風機4の吸い込み部5に設置したことにより、送風機4の吸い込み圧力を利用して燃料ガスを吸い込む構造としたので、混合器内の圧力を小さくでき、低圧で供給される燃料ガスを用いることができる。しかも、燃焼用空気の必要量を燃ガスと十分に混合して安定供給できるので、燃焼状態が安定して炎の温度が大きく変化しないので、十分な低NOx 化を図れる上、燃焼音が小さいなど騒音発生を低く抑えることができる。送風機1台で燃料ガスと燃焼用空気を混合して供給し、ガスヘッダー7と送風機4を一体構造にしたので燃焼炉を小型化して省スペース化できる利点がある。
【0022
図3は、本発明の元混合型ガス燃焼装置の要部の他の例を示す説明図およびX−Xを断面にして説明する断面図である。
図3において、本発明の元混合型ガス燃焼装置1Gは燃ガスのガスヘッダー7が送風機4の吸い込み部5に延在して一体的に設置されている。ガスヘッダー7の4A部は前記吸い込みガイド板であり、ガスヘッダー7と一体に構成されている。そして、送風機4の側から順にガスヘッダー7と燃焼用空気ヘッダー10が連続して配置されており、ガスヘッダー7と燃焼用空気ヘッダー10の間には多孔構造を有する燃焼用空気導入板11が設置されている。
上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1Gにおいて、送風機4を作動させると燃焼用空気が矢印で示した方向から管路13を通って燃焼用空気ヘッダー10内に導入されて、燃焼用空気導入板11に設けられた多数の小孔12を通ってガスヘッダー7内に入り、供給管6からガスヘッダー7内に供給された燃料ガスと激しい乱流状態となって混合される。十分に混合されたガスは送風機4の吸い込み部5を経てさらに混合されながら、図示しない整流室から燃焼器へ送られて燃焼されるようになっている。
【0023
図4は、本発明の元混合型ガス燃焼装置の要部の他の例を示す説明図およびY−Yを断面にして説明する断面図である。
図4に示す本発明の元混合型ガス燃焼装置1Hと図3に示した上記の本発明の元混合型ガス燃焼装置1Gとの相違点は、送風機4の吸い込み部5に連通する空気供給管14を設けた多孔構造の燃焼用空気導入板11Aを設置して、燃焼用空気を多数の小孔12を通してガスヘッダー7に供給する分と空気供給管14を通して送風機4の吸い込み部5に供給する分とに分けて供給するようにした点である。
この構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1Hにおいて、送風機4を作動させると燃焼用空気は矢印で示した方向から管路13を通って燃焼用空気ヘッダー10内に導入されて燃焼用空気導入板11Aに設けられた多数の小孔12を通ってガスヘッダー7内に入るとともに燃焼用空気の一部は燃焼用空気導入板11Aに設けられた空気供給管14を通って送風機4の吸い込み部5に導入される。
【0024
供給管6からガスヘッダー7内に供給された燃料ガスは燃焼用空気導入板11Aの多数の小孔12を通ってガスヘッダー7内に入った燃焼用空気と激しい乱流状態となって混合されるとともに送風機4の吸い込み部5において、空気供給管14を通って送風機4の吸い込み部5に導入された燃焼用空気と激しい乱流状態となってさらに十分に混合される。十分に混合されたガスは送風機4の吸い込み部5を経てさらに混合されながら、図示しない整流室から燃焼器へ送られて燃焼されるようになっている。
【0025
上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1G、1Hは、ガスヘッダー7をを送風機4の吸い込み部5に設置したことにより、送風機4の吸い込み圧力を利用して燃料ガスを吸い込む構造としたので、ガスヘッダー7内の圧力を小さくでき、低圧で供給される燃料ガスを用いることができる。
【0026
また、ガスヘッダー7は燃焼用空気導入板の小孔12を通ってガスヘッダー7内に入った燃焼用空気とガスヘッダー7内に供給された燃料ガスをガスヘッダー7内で混合する混合器の形態とすることにより混合が十分に行われる。
そして、送風機4側から順にガスヘッダー7を連結し、その上流に燃焼用空気ヘッダー10を連続して配置し、ガスヘッダー7と燃焼用空気ヘッダー10の間に前記燃焼用空気導入板11あるいは11Aを設けたことにより、空気と燃料ガスの混合が良好に行われるとともに、多数の小孔12による圧力損失が生じるために、その圧力損失に相当する吸い込み圧力がガスヘッダー7中に生じ、この吸い込み圧力により燃料ガスをより容易に吸引できるため、より低圧の燃料ガスを使用でき、それにともなって燃料ガス系のバルブなどをコンパクトにできる。
【0027
燃焼用空気を燃焼用空気ヘッダー10内へ導入する管路13の断面積をS(1)とし、燃焼用空気導入板11あるいは11Aの燃焼用空気が通過する多数の小孔12などの断面積の総和をS(2)[多数の小孔12の断面積の総和=s1+s2+・・・+sn。あるいは、多数の小孔12の断面積の総和+空気供給管14の断面積(sx)=s1+s2+・・・+sn+sx。但し、s1は図示しない小孔1の断面積、s2は図示しない小孔2の断面積、・・・snは図示しない小孔nの断面積、sxは空気供給管14の断面積を表す]としたとき、S(2)>S(1)を満足するように管路13の断面積S(1)をオリフィス状に小さく設定することが好ましい。
【0028
外乱(燃焼時の圧力変動、送風機吸い込み部の偏流による圧力脈動など)により燃ガスが空気ヘッダー10内へ逆流した場合に、空気ヘッダー10は密閉構造となっていないため、周囲の可燃物を着火させる恐れがある。上記のように燃焼用空気導入板を設けたことにより、周囲の圧力(大気圧)より低い、吸い込み圧力(負圧)がガスヘッダー7中に生じることおよびガスヘッダー7が外乱に対してクッションタンクの作用をするので逆流を防止できる。さらに管路13の断面積S(1)をオリフィス状に小さく設定することにより万一局部的に逆流が起きた場合でも空気ヘッダー10外に流出するのを防止できる。
【0029
また上記の構成の本発明の元混合型ガス燃焼装置1G、1Hは燃焼用空気の必要量を燃ガスと十分に混合して安定供給できるので、燃焼状態が安定して炎の温度が大きく変化しないので、十分な低NOx 化を図れる上、燃焼音が小さいなど騒音発生を低く抑えることができる。送風機1台で燃料ガスと燃焼用空気を混合して供給するようにしたので燃焼炉を小型化して省スペース化できる利点がある。
【0030
一般に元混合型ガス燃焼装置において生じる圧力損失は、燃焼器(表面燃焼プレート)における混合ガスの通過抵抗が大きく約150〜250mmH2 O程度、整流器において約50mmH2 O程度、混合器(燃焼用空気の流れにより燃料ガスを吸い込む構造のベンチュリーミキサ)において約200〜800mmH2O程度ある。従って、燃料ガスの供給圧力が低圧(200mmH2 O程度)であると供給できなくなる。そこで本発明においては混合器2あるいは燃料ガスヘッダー7を送風機4の吸い込み部5に設置したことにより、送風機4の吸い込み圧力を利用して燃料ガスを吸い込む構造としたので、低圧で供給される燃料ガスを用いることができるようになった。
【0031
【発明の効果】
本発明の元混合型ガス燃焼装置は低圧で供給される燃料ガスを用いることができ、大型の吸収式冷温水機用燃焼装置、吸収式冷凍機、蒸気ボイラー、温水ボイラー、加熱調理器、暖房器、その他各種装置に適用できる。本発明の元混合型ガス燃焼装置は、NOx発生量を低く抑えることができる、燃焼音が小さいなど騒音発生を低く抑えることができる、燃焼炉を小型化して省スペース化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ()〜(c)は本発明の元混合型ガス燃焼装置の要部の例を示す説明図である。
【図2】 (a)〜(c)は本発明の元混合型ガス燃焼装置の要部の他の例を示す説明図である。
【図3】 本発明の元混合型ガス燃焼装置の要部の他の例を示す説明図である。
【図4】 本発明の元混合型ガス燃焼装置の要部の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
〜1E 元混合型ガス燃焼装置
2 混合器
3 モータ
4 送風機
4A 吸い込みガイド板
5 吸い込み部
6 供給管
燃料ガスヘッダー
10 燃焼用空気ヘッダー
11、11A 燃焼用空気導入板
12 小孔
13、15 管路
14 空気供給管

Claims (5)

  1. ガスと燃焼用空気とを混合する混合器を送風機の吸い込み部に設置した元混合型ガス燃焼装置であって、前記混合器と送風機を順に連続して配置して一体構造に構成するとともに、前記混合器へ供給される燃料ガスの流れと燃焼用空気の流れが平行になるように前記混合器に導入して予め混合した後に送風機の吸い込み部に送る構成としたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置。
  2. 燃料ガスのガスヘッダーを送風機の吸い込み部に設置した元混合型ガス燃焼装置であって、前記ガスヘッダーと送風機を順に連続して配置して一体構造に構成するとともに、前記ガスヘッダーへ供給された燃料ガスの流れと燃焼用空気の流れが平行になるようにして送風機の吸い込み部に送る構成としたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置。
  3. 混合器構造を有する燃料ガスのガスヘッダーを送風機の吸い込み部に設置した元混合型ガス燃焼装置であって、前記ガスヘッダーと送風機を順に連続して配置して一体構造に構成するとともに、前記混合器構造において燃料ガスと燃焼用空気とを予め混合した後に送風機の吸い込み部に送る構成としたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置。
  4. 混合器構造を有する燃料ガスのガスヘッダーを送風機の吸い込み部に一体構造にして構成するとともに、前記送風機側から順に前記ガスヘッダーと燃焼用空気ヘッダーを連続して配置し、前記ガスヘッダーと前記燃焼用空気ヘッダーの間に多孔構造を有する燃焼用空気導入板を設けた元混合型ガス燃焼装置であって、
    燃焼用空気を前記燃焼用空気ヘッダー内へ導入する管路の断面積をS(1)とし、前記燃焼用空気導入板の燃焼用空気が通過する多数の小孔の断面積の総和をS(2)としたとき、S(2)>S(1)となるようにS(1)を小さくしたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置。
  5. 混合器構造を有する燃料ガスのガスヘッダーを送風機の吸い込み部に一体構造にして構成するとともに、前記送風機側から順に前記ガスヘッダーと燃焼用空気ヘッダーを連続して配置し、前記ガスヘッダーと前記燃焼用空気ヘッダーの間に多孔構造を有する燃焼用空気導入板を設け、そして前記燃焼用空気導入板に前記送風機の吸い込み部に連通する空気供給管を設けて、燃焼用空気を前記ガスヘッダーと前記送風機に分けて供給するようにした元混合型ガス燃焼装置であって、
    燃焼用空気を前記燃焼用空気ヘッダー内へ導入する管路の断面積をS(1)とし、前記燃焼用空気導入板の燃焼用空気が通過する多数の小孔と前記空気供給管の断面積の総和をS(2)としたとき、S(2)>S(1)となるようにS(1)を小さくしたことを特徴とする元混合型ガス燃焼装置。
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