JP2004183974A - 温風暖房機 - Google Patents

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Yoshimitsu Fujiwara
義光 藤原
Naoki Ishikura
直樹 石倉
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]

Abstract

【課題】床面の埃等を吸いにくくして温風温度を安定させた温風暖房機に関する。
【解決手段】対流ファン14が燃焼室ケース5の前方に位置して対流ファンと燃焼室ケースを、それぞれの下部の位置を略同じにして本体ケース1内の前後方向に並設し、対流ファンで吸引された空気と燃焼室ケースから排出された燃焼ガスを混合する混合通路16に連通し、入れ口19aを本体ケースの背面下部に開口し、前記燃焼室ケースの下部及び対流ファンと燃焼室ケースの間に亘って本体ケース内に配置した空気通路17aを設け、入れ口は燃焼室ケースの内部下方に位置するバーナ11の下部より上方に位置させたもので、入れ口の床面からの位置を高くして床面の埃等を吸いにくくでき、空気吸込み口3が塞がれた時でも直ちに温風吹出し口4からの温風の温度が極端に高くなるの防止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス、石油などを燃料とする温風暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、対流ファンにより居室内の空気を吸引し、ガスバーナの燃焼ガスに前記空気を混合して温風化し居室内に温風を吹出して暖房を行うガス温風暖房機において、従来は設置上から、本体ケースの奥行き幅を小さくするため対流ファンとガスバーナを、前記対流ファンを下側にして縦方向へ略一直線に並べて本体ケース内に設けていた。
【0003】
また、居室環境の改善のために空気の清浄化を図る空気清浄器をガス温風暖房機と一体化した複合機器も提案されてきている。このような複合機器にあって、空気清浄器を上記した対流ファンとガスバーナが縦方向へ略一直線に配列しているガス温風暖房機の上部または下部に配列すると、本体ケースは高さが非常に高くなってしまい、安定した設置および容易な取扱いが求められることになる。
【0004】
また、ガス温風暖房機は部屋の家具、その他道具の一部に組み合わせて設置したい場合には、本体ケースの奥行き幅は多少大きくなっても、背丈をもっと低くしなければならない場合が考えられる。
【0005】
そこで、本体ケース内に対流ファンとガスバーナを、対流ファンを前側にして前後方向へ略一直線に並設し、かつこれらの上方に空気清浄器を配置したガス温風暖房機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
また、本体ケース内に対流ファンとガスバーナを、対流ファンを前側にして前後方向へ略一直線に並設した単体のガス温風暖房機も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
このような従来のガス温風暖房機において、特許文献2を参考にして例示した構成を図2に示す。本体ケース1は、背面に集塵用のフィルタ2を有する空気吸込み口3、前面下部に温風吹出し口4をそれぞれ設けている。燃焼室ケース5は、熱交換器を兼ねており、内部下方にバーナ本体6を設けるとともに、上部に燃焼ガス出口7を、背面の上下に空気吸込み口3に相対向して連通した上空気取り入れ口8と下空気取り入れ口9をそれぞれ形成し、かつ本体ケース1内の下側で、かつ背面側に設けている。
【0008】
バーナ本体6は、上面の長手方向に複数の炎口10を配列したバーナ11と、バーナ11の上面両側に設け、上面長手方向に2次炎口となる開口部12を有する箱状のバーナケース13にて構成している。対流ファン14は、上空気取り入れ口8と下空気取り入れ口9を介して空気吸込み口3よりバーナ本体6の燃焼用の空気と温風用の空気を吸引し、温風吹出し口4から温風を吹き出させるものである。
【0009】
そして対流ファン14は、温風吹出し口4にファンケーシング15の吹出し側を、燃焼ガス出口7に吸引側をそれぞれ連通して燃焼室ケース5及びバーナ本体6の前側に位置し、かつ下部(ファンケーシング15)を燃焼室ケース5の下部と略同一位置にして本体ケース1内に設けている。
【0010】
混合通路16は、対流ファン14の上方に位置して本体ケース1内に斜めに配置し、かつ対流ファン14のファンケーシング15の吸引側と燃焼ガス出口7及び上空気取り入れ口8を連通し、空気吸込み口3から吸い込まれた空気と燃焼ガス出口7から排出された燃焼ガスを混合し、かつ混合した温風を案内するところである。
【0011】
空気通路17は、混合通路16の途中に出口18を連通するとともに、入れ口19を本体ケース1の背面下部にフイルタ2を介して開口し、燃焼室ケース5の下部5a及び対流ファン14のファンケーシング15と燃焼室ケース5の間に亘って本体ケース1内に配置している。そして、空気通路17は、対流ファン14の吸引作用で入れ口19から流入した空気を案内して出口18から混合通路16に送り出し、空気吸込み口3から吸い込まれた空気と燃焼ガス出口7から排出された燃焼ガスとの混合した温風に希釈のため混合させる。
【0012】
次に上記構成のガス温風暖房機の動作について説明する。対流ファン14を回転させてガス温風暖房機を運転すると、バーナ本体6にガスが供給され点火電極により点火されて燃焼を開始する。そして、対流ファン14により空気吸込み口3から流入した矢印で示す空気は下空気取り入れ口9から燃焼室ケース5内に入り燃焼用に供される。
【0013】
また1次炎口10はバーナケース13に囲まれているため、燃焼用の2次空気が制限され、燃焼量の増加とともに1次炎口の炎は伸び、バーナケース13の上面の開口部12で2次燃焼し、NOx発生の少ない燃焼となる。
【0014】
このようにバーナ本体6の炎口でガスを燃焼させて発生する高温の燃焼排ガスは、矢印で示すように燃焼室ケース5の上部の燃焼ガス出口7より混合通路16に流出し、一方、対流ファン14により空気吸込み口3から流入した矢印で示す空気は上空気取り入れ口8から混合通路16内に流入して先の燃焼排ガスに混合される。
【0015】
そして、混合されて適温になった温風は対流ファン14により温風吹出し口4から居室内に放出され、室内の暖房を行う。このような温風暖房下にあって、対流ファン14により常に空気通路17を通じてフィルタ2を介して入れ口19から流入した矢印で示す少量の空気が出口18から混合通路に16に入り温風に混合されている。
【0016】
従って、本体ケース1の背面の空気吸込み口3のフィルタ2が埃や布類等によって全体的または上部が塞がれても、上記したように入れ口19から流入した少量の空気が空気通路17を通じて出口18から混合通路16に入り温風に混合されているので、直ちに温風吹出し口4からの温風の温度が極端に高くなることはなく安全である。
【0017】
すなわち、本体ケース1の背丈を比較的に低くしたことで、背丈の高いガス温風暖房機の本体ケースに比べ、埃や誤って振り被さる布類等による空気吸込み口3の全体的または上部が塞がれ易くなるので、通常の経路からの空気流入以外に安全のために、少量の空気が空気通路17を通じて混合通路16に流入させ、直ちに温風温度の極端に高くなるのを軽減しているのである。
【0018】
しかしながら、このように本体ケース1の背丈を低くするため、対流ファン14が燃焼室ケース4の前方に位置して対流ファン14と燃焼室ケース5が、それぞれ下部の位置を略同じにして本体ケース1の前後方向に並設して本体ケース1の下側に内装したガス温風暖房機にあって、上記したように空気通路17の入れ口19は、本体ケース1が背丈の低いことから、通常経路の空気流入を確保するために空気吸込み口3の開口面積に使用されて、床面20に非常に近い本体ケース1の背面下部に位置してしまうのである。
【0019】
すなわち、本体ケース1の下面から空気通路17の入れ口19の下端までの寸法Hは、この種の商品において約70mm程度で非常に床面に近い位置になってしまう。従って、床面の埃等を吸いやすくなり、また入れ口19のフィルタ2の下部も埃等で比較的に短い期間で塞がれ、入れ口19から空気通路17に流入する空気が減り、バーナ本体6での燃焼量が同じ時、温風吹出し口4からの温風の温度は高くなる等の課題を有していた。
【0020】
もちろん、空気通路17の入れ口19は、図2における本体ケース1より、やや背丈を高くした本体ケースを採用して入れ口の下側に、やや背丈を高くした寸法分のスペースを確保すれば床面からの距離をある程度確保して上記の課題を解消することが考えられるが、逆に本体ケースの背丈がやや高くなり、かつ内部に無駄なスペースを生じさせることになり、所期の目的に反することになってしまう。
【0021】
【特許文献1】
特開2001−241770号公報
【特許文献2】
特開2002−213822号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、床面の埃等を吸いにくくし、かつ温風温度の安定した温風暖房機を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、対流ファンが燃焼室ケースの前方に位置して対流ファンと燃焼室ケースを、それぞれの下部の位置を略同じにして本体ケース内の前後方向に並設し、そして対流ファンで吸引された空気と燃焼室ケースから排出された燃焼ガスを混合する混合通路に連通し、入れ口を本体ケースの背面下部に開口し、前記燃焼室ケースの下部及び対流ファンと燃焼室ケースの間に亘って本体ケース内に配置した空気通路を設け、前記入れ口は、その下端を燃焼室ケースの内部下方に位置するバーナ本体の下部より上方に位置させたものである。
【0024】
これにより、本体ケースの背丈を低くでき、また空気通路の入れ口は床面からの位置も高くなり床面の埃等を吸いにくくでき、さらに通常の空気吸込み口が塞がれた場合でも直ちに温風吹出し口からの温風の温度が極端に高くなりにくくでき安全である。
【0025】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の目的は、各請求項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成できるので、以下には各請求項の構成にその構成による作用効果を併記し併せて請求項記載の構成のうち説明を必要とする特定用語については詳細な説明を加えて、本発明における実施の形態の説明とする。
【0026】
本発明の請求項1記載に係る発明は、背面に空気吸込み口、前面に温風吹出し口をそれぞれ有する本体ケースと、内部下方にバーナ本体を設けるとともに、上部に燃焼ガス出口を、背面の上下に前記空気吸込み口に対向した上空気取り入れ口と下空気取り入れ口をそれぞれ形成し、かつ前記本体ケース内の下側に設けた燃焼室ケースと、前記温風吹出し口に吹出し側を、前記燃焼ガス出口に吸引側をそれぞれ連通して前記燃焼室ケースの前側に位置し、かつ下部を燃焼室ケースの下部と略同一位置にして本体ケース内に設けた対流ファンと、前記対流ファンの上方に位置して本体ケース内に配置し、かつ対流ファンの吸引側と燃焼ガス出口を連通し、空気吸込み口から吸い込まれた空気と燃焼ガス出口から排出された燃焼ガスを混合する混合通路と、前記混合通路に出口を連通するとともに、入れ口を本体ケースの背面下部に開口し、前記燃焼室ケースの下部及び対流ファンと燃焼室ケースの間に亘って本体ケース内に配置した空気通路とを備え、前記空気通路の入れ口は、その下端を前記バーナ本体の下部より上方に位置させた温風暖房機である。
【0027】
上記実施の形態によれば、空気通路の入れ口はその下端をバーナ本体の下部より上に位置させて設けているので、本体ケースの背丈を低くでき、かつ空気通路の入れ口の床面からの位置も例示した図2より高くなり、それによって空気通路の距離も長くなり床面の埃等を吸いにくくできるものである。
【0028】
従って、空気通路の入れ口に設けたフィルタの目詰まりも、しにくくなり、温風吹出し口から温風の温度は極端に高くなりにくく安全である。
【0029】
また請求項2記載に係る発明は、背面に空気吸込み口、前面に温風吹出し口をそれぞれ有する本体ケースと、内部下方にバーナ本体を設けるとともに、上部に燃焼ガス出口を、背面の上下に前記空気吸込み口に対向した上空気取り入れ口、下空気取り入れ口をそれぞれ形成し、かつ前記本体ケース内の下側に設けた燃焼室ケースと、前記温風吹出し口及び燃焼ガス出口に連通して前記燃焼室ケースの前側に位置し、かつ下部を燃焼室ケースの下部と略同一位置にして本体ケース内に設けた対流ファンと、前記対流ファンの上方に位置して本体ケース内に配置し、かつ対流ファンの吸引側と燃焼ガス出口を連通し、空気吸込み口から吸い込まれた空気と燃焼ガス出口から排出された燃焼ガスを混合する混合通路と、前記混合通路に出口を連通するとともに、入れ口を本体ケースの背面下部に開口し、かつ前記燃焼室ケースの下部及び対流ファンと燃焼室ケースの間に亘って本体ケース内に配置された空気通路とを備え、前記空気通路の入れ口は、前記燃焼室ケースの下部の背面側を上向きに傾斜させてガイドとする構成で前記バーナ本体の下部より上方に位置させた温風暖房機である。
【0030】
上記実施の形態によれば、請求項1記載に係る実施の形態と同じ作用が得られるとともに、空気通路の入れ口は、燃焼室ケース、対流ファンはそのままの位置で燃焼室ケースの下部の背面側のみを上向きに傾斜させてガイドにすることで設置面からの位置を高める構成なので、図2で示す例における燃焼室ケース5、対流ファン14、入れ口19の位置関係のままで、入れ口19が床面の埃を吸いにくくするため、これら全体を上方にずらして入れ口19の位置を高める場合よりも、本体ケース1の背丈を高くする必要がないから効率的な構造にできる。
【0031】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0032】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1におけるガス温風暖房機の構成を示す概略側断面図である。本実施例は、空気通路の入れ口の構成において、従来の技術において図2に示した例と異なり、それ以外の同一の構成並びに作用効果を奏する部分には図2と同一符号を付して詳細な説明は省略し、異なるところを中心に説明する。
【0033】
空気通路17aは、対流ファン14で吸引された空気と燃焼室ケース5から排出されたバーナ本体6の燃焼ガスを混合する混合通路16に出口18aを連通し、入れ口19aを本体ケース1の背面下部に開口し、燃焼室ケース5の下部5a及び対流ファン14のファンケーシング15と燃焼室ケース5の間に亘って本体ケース1内に配置している。
【0034】
そして、本体ケース1の背面下部に開口させた空気通路17aの入れ口19aは、燃焼室ケース5の下部5aの背面側を上向きに傾斜させてガイドにする構成(後述する効率的な構成)で、燃焼室ケース5の内部下方に位置するバーナ11の下部と対流ファン14の下部より上方に位置させ、床面20からの位置を図2の例よりも高くして対流ファン14により床面の埃等を吸いにくい構造にしている。
【0035】
また、対流ファン14を燃焼室ケース5の前方に位置させ、かつ前記両者の下部の位置を略同じにして本体ケース1内の下側の前後方向に並設した対流ファン14と燃焼室ケース5は、空気通路17aの入れ口19aが燃焼室ケース5の内部下方に位置するバーナ11の下部と対流ファン14の下部より上方に位置したことにより、本体ケース1内の下側に、空気通路17aとなるスペースのみを残して下げることが可能となる。従って、本体ケース1の背丈を低くすることが可能となり、また空気通路17aの距離も長くなり通路抵抗が増すものである。なお、図中の矢印は、燃焼用及び温風用の空気と温風の流れを示す。
【0036】
上記実施例において、図2の例で説明したようにようにして温風が温風吹出し口4から放出される。すなわち、バーナ本体6でガスが燃焼して生じた火炎による燃焼排ガスは、燃焼室ケース5の燃焼ガス出口7から混合通路16に流出し、一方、対流ファン14により空気吸込み口3から流入した空気は上空気取り入れ口8から混合通路16内に流入して先の燃焼排ガスに混合される。
【0037】
そして、混合されて適温になった温風は対流ファン14により温風吹出し口4から居室内に放出され、室内の暖房を行う。このような温風暖房下にあって、対流ファン14により常に空気通路17aを通じてフィルタ2を介して入れ口19aから流入した少量の空気が出口18aから混合通路に16に入り温風に混合されている。
【0038】
従って、従来のガス温風暖房機より背丈を低くしたことで起こりやすくなる、本体ケース1の背面の空気吸込み口3のフィルタ2が埃や布類等によって全体的または上部が塞がれたとしても、上記したように入れ口19aから流入した少量の空気が空気通路17aを通じて出口18aから混合通路16に入り温風に混合されているので、直ちに温風吹出し口4からの温風の温度が極端に高くなることはなく安全に使用できる。
【0039】
すなわち、本体ケース1の背丈を比較的に低くしたことで、背丈の高いガス温風暖房機の本体ケースに比べ、埃や誤って振り被さる布類等による空気吸込み口3の全体的または上部が塞がれ易くなるので、通常の経路からの空気流入以外に安全のために、少量の空気が空気通路17aを通じて混合通路16に流入させ、直ちに温風温度の極端に高くなるのを軽減できる。
【0040】
また本実施例では、空気通路17aの入れ口19aは、燃焼室ケース5の下部5aの背面側を上向きに傾斜させてガイドとすることにより、バーナ11の下部と対流ファン14の下部より上方に位置させているので、床面20からの位置が図2の例よりも高く(寸法Haは約120mm)、かつ空気通路17aの距離も長くなり、対流ファン14により床面の埃等を吸いにくくできる。
【0041】
従って、入れ口19aのフィルタ2の目詰まり度合いは、図2の例における入れ口19よりも少なくなり、比較的に長期にわたり安全にガス温風暖房機を使用することができる。
【0042】
また空気通路17aの入れ口19aは、バーナ11の下部と対流ファン14の下部より上方に位置させるのに、燃焼室ケース5の下部5aの背面側を上向きに傾斜させてガイドとすることにより構成しているので、図2で示す例における燃焼室ケース5、対流ファン14、入れ口19の位置関係のままで、入れ口19が床面の埃を吸いにくくするため、これら全体を上方にずらして入れ口19の位置を高める場合よりも、本体ケース1の背丈を高くする必要がないから効率的な構造にできる。
【0043】
なお、上記実施例では本体ケース1内の下側に、燃焼室ケース5と対流ファン14を、それぞれの下部を略同じ位置にして前後方向へ並設しているが、対流ファンのみを燃焼室ケースよりも、やや下方に位置させても、本実施例と同様の作用効果を期待できるものである。
【0044】
また、上記実施例では空気通路17aの入れ口19aを、燃焼室ケース5の内部下方に位置するバーナ11の下部と対流ファン14の下部より上方に位置させたが、一方のバーナ11の下部より上方に位置させても、本実施例と同様の作用効果を期待できるものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、本体ケースの背丈を低くできるだけでなく、それでいて空気通路の入れ口は床面からの位置が高くなり床面の埃等を吸いにくくでき、さらに通常の空気吸込み口が塞がれた場合でも直ちに温風吹出し口からの温風の温度が極端に高くなりにくくでき安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるガス温風暖房機の側断面図
【図2】従来のガス温風暖房機の側断面図
【符号の説明】
1 本体ケース
3 空気吸込み口
4 温風吹出し口
5 燃焼室ケース
5a 下部
6 バーナ本体
7 燃焼ガス出口
8 上空気取り入れ口
9 下空気取り入れ口
11 バーナ
14 対流ファン
16 混合通路
17a 空気通路
18a 出口
19a 入れ口

Claims (2)

  1. 背面に空気吸込み口、前面に温風吹出し口をそれぞれ有する本体ケースと、内部下方にバーナ本体を設けるとともに、上部に燃焼ガス出口を、背面の上下に前記空気吸込み口に対向した上空気取り入れ口と下空気取り入れ口をそれぞれ形成し、かつ前記本体ケース内の下側に設けた燃焼室ケースと、前記温風吹出し口に吹出し側を、前記燃焼ガス出口に吸引側をそれぞれ連通して前記燃焼室ケースの前側に位置し、かつ下部を燃焼室ケースの下部と略同一位置にして本体ケース内に設けた対流ファンと、前記対流ファンの上方に位置して本体ケース内に配置し、かつ対流ファンの吸引側と燃焼ガス出口を連通し、空気吸込み口から吸い込まれた空気と燃焼ガス出口から排出された燃焼ガスを混合する混合通路と、前記混合通路に出口を連通するとともに、入れ口を本体ケースの背面下部に開口し、前記燃焼室ケースの下部及び対流ファンと燃焼室ケースの間に亘って本体ケース内に配置した空気通路とを備え、前記空気通路の入れ口は、その下端を前記バーナ本体の下部より上方に位置させてなる温風暖房機。
  2. 背面に空気吸込み口、前面に温風吹出し口をそれぞれ有する本体ケースと、内部下方にバーナ本体を設けるとともに、上部に燃焼ガス出口を、背面の上下に前記空気吸込み口に対向した上空気取り入れ口、下空気取り入れ口をそれぞれ形成し、かつ前記本体ケース内の下側に設けた燃焼室ケースと、前記温風吹出し口及び燃焼ガス出口に連通して前記燃焼室ケースの前側に位置し、かつ下部を燃焼室ケースの下部と略同一位置にして本体ケース内に設けた対流ファンと、前記対流ファンの上方に位置して本体ケース内に配置し、かつ対流ファンの吸引側と燃焼ガス出口を連通し、空気吸込み口から吸い込まれた空気と燃焼ガス出口から排出された燃焼ガスを混合する混合通路と、前記混合通路に出口を連通するとともに、入れ口を本体ケースの背面下部に開口し、かつ前記燃焼室ケースの下部及び対流ファンと燃焼室ケースの間に亘って本体ケース内に配置された空気通路とを備え、前記空気通路の入れ口は、前記燃焼室ケースの下部の背面側を上向きに傾斜させてガイドとする構成で前記バーナ本体の下部より上方に位置させてなる温風暖房機。
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