JP3685930B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3685930B2
JP3685930B2 JP21701498A JP21701498A JP3685930B2 JP 3685930 B2 JP3685930 B2 JP 3685930B2 JP 21701498 A JP21701498 A JP 21701498A JP 21701498 A JP21701498 A JP 21701498A JP 3685930 B2 JP3685930 B2 JP 3685930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
document
sided
automatic document
conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21701498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000047436A (ja
Inventor
実 糸魚川
文明 土屋
啓司 前田
典久 正村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP21701498A priority Critical patent/JP3685930B2/ja
Publication of JP2000047436A publication Critical patent/JP2000047436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3685930B2 publication Critical patent/JP3685930B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積載された原稿を1枚ずつ搬送する自動原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来は、両面原稿用の自動原稿搬送装置(以下、ARDFと称す)と片面原稿用の自動原稿搬送装置(以下、ADFと称す)とは、別個の機種として開発製造されていたので、両者の部品を開発設計する作業が重複して、製品開発に要する時間が増大するという問題があった。また、部品を形成するための型等の生産準備についても別個に行われていたので、効率的な生産が行えずコストの削減が難しかった。なお、部品の共通化については多少の試みがなされていたが、例えば、ステッピングモータやDCモータ等の駆動手段を支持する側板をARDFとADFで共用することは行われていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術では、ARDFとADFとは、別個の機種として開発製造されており、それぞれで使用する部品の共通化については十分な配慮がなされていない。例えば、ARDFから両面原稿用の部品を取り除いてADF化する際に、前記側板を共用していないので、これが部品共通化の妨げとなっている。また、前記側板をそのまま共用すると、ARDFの部品を取り付けるために用いられた穴が排紙口部より露出するので、安全上好ましくなく装置の美観を損ねる。なお、ARDFをADF化する際には、よりコストを削減するため、駆動手段(駆動モータ)等の部品交換は最小限とすることが望ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】
記課題を解決するため、請求項記載の本発明は、積載された片面原稿を自動で1枚ずつ搬送し片面原稿を移動させながら読み取るシートスルータイプの画像読取装に設けられた片面原稿用の自動原稿搬送装置であって、両面原稿を読み取る際に用いる切換爪、中間トレイ、搬送手段を取り付けるための支持部材を設け、支持部材に対してカバーを取り付けることに特徴がある。
【0006】
この発明では、前記支持部材に切換爪、中間トレイ、搬送手段を取り付けることにより、効率的に自動原稿搬送装置の開発、製造を行うことができる。従って、シートスルータイプの画像読取装に設けられた片面原稿用の自動原稿搬送装置を安価に両面原稿用とすることができ、よりコストを削減することができる
【0007】
さらに、この発明では、前記支持部材に対してカバーを取り付けることにより、前記支持部材を両面原稿用の自動原稿搬送装置に用いた場合に露出する不要な穴部等を覆うことができ、安全性及び美観上の問題を安価に解決することができる。
また、前記課題を解決するため、請求項記載の本発明は、積載された原稿を自動で1枚ずつ搬送する自動原稿搬送装であって、片面原稿用の自動原稿搬送装置に、両面原稿を搬送するための原稿反転部を取り付ける場合、両面原稿の搬送に必要な駆動を前記片面原稿用の自動原稿搬送装置の駆動とは、自動原稿搬送装置内で独立して設けるようにしたことに特徴がある。
【0008】
この発明では、両面原稿を搬送するのに必要な駆動を片面原稿用を搬送するのに用いる駆動とは独立して設けることにより、片面原稿用の自動原稿搬送装置を両面原稿用とする際、両面原稿を搬送するのに必要な部品等、少ない構成を追加することで片面原稿用の自動原稿搬送装置を両面原稿用にすることができる。従って、効率的に自動原稿搬送装置の開発、製造を行い、よりコストを削減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面を用いて説明する。図1〜図3は本発明の実施の一形態を示す画像読取装置(複写機)に装着された両面原稿用の自動原稿搬送装置(ARDF)の構成を示すものであって、図3はその駆動部の構成を示す。本実施形態では、一部の部品を後述の片面原稿用の自動原稿搬送装置(図5、図6に示す)と共用できるようになっている。
【0010】
ARDF102は、原稿Pの第1及び第2画像面(表裏面)の読み取りを行う両面モードのみを有する複写機の本体100に、ヒンジ等の連結部材からなる開閉機構54(図2に示す)にて開閉自在に装着されている。この開閉機構54を開閉する際のバネ圧は、装置の重量に応じて開閉機構54内の圧縮スプリングを適宜バネ圧の異なるものと交換することにより(あるいは、圧縮スプリングの個数を増減することにより)、ARDFとして構成する場合は強く、ADFとして構成する場合には弱くなるように調整可能となっている。なお、複数(図2では2個)の開閉機構54のうちの1個のみについて、前記圧縮スプリングを交換するようにしてもよい。例えば、2個の開閉機構54の一方はARDF/ADF共通とし、他方については、ARDFとして構成する場合は2個の圧縮スプリングを設置し、ADFとして構成する場合には1個の圧縮スプリングを設置する。
【0011】
ARDF102において、給紙ローラ30を含むローラ対に架け渡された給紙ベルト6とその給紙ベルト6に圧接する分離ローラ7は分離機構を構成し、これらのローラ7,30はそれぞれ給紙ローラ軸31a及び分離ローラ軸30aに設けられており、第2駆動モータ33の駆動で回転するようになっている。そして、原稿テーブル2に載置された原稿Pを呼出ローラ5がピックアップし、その原稿が前記分離機構に進入すると、最上位の原稿のみを分離してプルアウトローラ対(プルアウトローラ8、プルアウト従動ローラ9)へと搬送する。さらに、プルアウトローラ対8,9、搬送ベルト13等にて原稿Pをコンタクトガラス101上の読み取り位置まで搬送するようになっている。
【0012】
また、排紙ローラ16は、排紙ローラ軸16aに設けられており第2駆動モータ33の駆動で回転するようになっている。この排紙ローラ16及び排紙下従動ローラ17にて挟持搬送された原稿は、切換爪19によって搬送方向が切り換えられ、片面読み取り後は中間トレイ23へ、両面読み取り後は排紙スタック部20へ、それぞれ搬送されるようになっている。切換爪19は図示しないソレノイドにて駆動吸引され、B位置とB´位置に切り換えられる。
【0013】
また、反転ローラ21(=搬送手段)は、反転ローラ軸21aに設けられており第1駆動モータ32の駆動で回転するようになっている。この反転ローラ21は、片面読み取り後の原稿が中間トレイ23に搬送される方向(切換爪19はB´位置)に回転すると共に、その片面読み取り後の原稿を反転させる際(切換爪19はB位置)は反対方向に回転するようになっている。
【0014】
そして、搬送路上にプルアウトローラ8及びプルアウト従動ローラ9を有する第1搬送路R1と、搬送路上に補助ローラ14、補助従動ローラ15、排紙ローラ16、及び排紙下従動ローラ17を有する第2搬送経路R2と、搬送路上に反転ローラ21、反転従動ローラ22とを有するスイッチバックパスである第3搬送経路R3と、搬送路上に排紙ローラ16及び排紙上従動ローラ18を有する第4搬送経路R4とを有し、図示していないソレノイドにて切換爪19を中間トレイ23の上流近傍で上下動することにより、原稿Pの搬送経路が切り換わる。
【0015】
このADF102の駆動部には、第1駆動モータ32及び第2駆動モータ33を有し、第1駆動モータ32の駆動力はプーリ、ベルトによって低減されて排紙ローラ軸16aへと伝達され、排紙ローラ16が回転するようになっている。一方、第2駆動モータ33の駆動力はプーリ、ベルトによって低減され反転ローラ駆動軸21aへ伝達されて、反転ローラ21が回転すると共に、分離ローラ軸30a及び給紙ローラ軸31aへと伝達されて、分離ローラ7及び給紙ローラ31が回転するようになっている。このような駆動部は、支持台25に支持されて側板40(=支持部材)に設置されており、この支持台25及び側板40はARDF/ADF共通である。なお、その他の搬送手段(呼出ローラ5、プルアウトローラ8、搬送ベルト13、補助ローラ14等)を駆動回転させるための駆動力は、排紙ローラ軸16aの他の軸端(図示しない反対側の軸端)から各搬送ローラベルト(図示せず)を介して伝達されるようになっている。本実施形態では、切換爪19、反転ローラ21、中間トレイ23が原稿反転部を構成する。また、第1駆動モータ32と第2駆動モータ33を独立に駆動し、両面原稿の搬送に必要な駆動を後述のADF102´の駆動とは、独立して設けるようになっている。
【0016】
この第2駆動モータ33が正転すると給紙ローラ31は時計方向(原稿搬送方向)に回転するようになっている。また、給紙ベルト6の下方の分離ローラ7は、トルクリミッタ(図示せず)を介して分離ローラ軸30aにより支持されており、前記トルクリミッタのトルクよりも大きい外力が分離ローラ7に与えられると、分離ローラ7は給紙ベルト6に従動し、前記トルクリミッタのトルクよりも小さい外力では分離ローラ7は従動せず停止する。
【0017】
また、呼出ローラ5の軸(図示せず)と給紙ローラ軸31aはクラッチや歯車機構等の駆動系を介して接続されており、給紙ローラ軸31aはワンウェイクラッチ付ギヤ(図示せず)と共に給紙ローラ31を軸支する。さらに、前記ワンウェイクラッチ付ギヤと呼出ローラ5の一端の呼出ギヤ(図示せず)は、それらの間に配置されたアイドラーギヤに噛み合うようになっている。そして、第2駆動モータ33の正転時には、給紙ローラ31(給紙ベルト6)を給紙方向に回転させると共に、前記ワンウェイクラッチ付ギヤに噛み合うアイドラーギヤ及び呼出ギヤを介して呼出ローラ5を給紙方向に従動させる。なお、第2駆動モータ33の逆転時には、給紙ベルト6の回転はワンウェイクラッチの作動で前記ワンウェイクラッチ付ギヤには伝達されず、従って呼出ローラ5への伝動は遮断されるので、呼出ローラ5は従動しない。
【0018】
本体100側の読み取り部10は、図示していない光源、ミラー等の露光部を有し、CCD4等で原稿Pの画像情報を読み取るように構成されており、ARDF102にて読み取り位置に原稿Pを搬送しながら、原稿Pの表裏面の画像情報を読み取るようになっている。
次に、本実施形態のARDF102の搬送動作について説明する。図4に示すように、原稿テーブル2上に第1画像面(表面)が上向きになるようにセットされた原稿Pは、本体100からの信号により最上位の原稿から給紙ベルト6及び分離ローラ7へと給送され1枚ずつ順に分離されて、図4に示す(a)〜(c)の手順で搬送される。まず、図4の(a)に示すように原稿Pは第1搬送経路R1を通り、搬送ベルト13にてコンタクトガラス101上の原稿読み取り位置に搬送されて、読み取り部10が原稿Pの表面を読み取る。さらに、表面読み取り後の原稿Pは第2搬送経路R2及び第3搬送経路R3を通って中間トレイ23に搬送される。この際、切換爪19はB´位置にあり、上側のガイド面19eにて原稿Pを第3搬送経路R3に案内する。
【0019】
図4の(b)に示すように、中間トレイ23上に一旦保持された片面読み取り後の原稿は、反転ローラ21及び反転従動ローラ22の逆回転により第3搬送経路R3を通って再び読み取り位置へと搬送される。この際、切換爪19は、前記ソレノイドの解除により図4の(b)に示したB´位置から図4の(b)に示すB位置へ復帰する。すなわち、図4の(a)における片面読み取り後に原稿後端が排紙センサ24を通過し、一定時間(原稿後端が排紙ローラ16を通過し、切換爪19に達するまでの時間)経過した後、前記ソレノイドが解除されることによりB位置に復帰する。こうして切換爪19がB位置に復帰すると共に、反転ローラ21及び反転従動ローラ22が逆回転し、中間トレイ23に一旦保持されていた表面読み取り後の原稿は、第1のガイド面19eに沿って、搬送路上に排紙ローラ16及び排紙上従動ローラ18を有する第4搬送経路R4に進入する。この時、排紙ローラ16は停止しているので、原稿先端が排紙ローラ16と排紙上従動ローラ18とのニップ部に進入すると、原稿搬送姿勢の補正(スキューの突き当て補正)が行われる。
【0020】
この突き当て補正終了後、原稿Pは、第4搬送経路R4から第1搬送経路R1を通り、原稿読み取り位置まで搬送されて読み取り部10にて第2画像面(裏面)の画像情報を読み取られる。原稿裏面読み取り後の原稿を、そのまま排紙スタック部20に排出すると、原稿裏面が下向きでスタックされ原稿の頁順が不正となるので、原稿表面が下向きでスタックされるように、原稿Pを反転させる必要がある。そこで、原稿読み取り位置から補助ローラ14及び補助従動ローラ15にて挟持され第2搬送経路R2を通るように搬送された両面読み取り後の原稿を、再び中間トレイ23上に一旦保持する。この際、図4の(b)に示すように、切換爪19は前記ソレノイドによりB位置からB´位置に下降する。これにより、原稿は第1のガイド面19eに沿って第2搬送経路R2を通り、さらに第3搬送経路R3を通って中間トレイ23上に搬送され、原稿後端が切換爪19の端部上で一旦保持される。
【0021】
図4の(c)に示すように、中間トレイ23上に一旦保持された両面読み取り後の原稿は、反転ローラ21及び反転従動ローラ22の逆回転によって第3搬送経路R3を戻り、第4搬送経路から第1搬送経路へと搬送され、排紙スタック部へと搬送される。このとき、切換爪19はB位置にあり原稿は19fの面に案内され排紙スタック部へ移動する。
【0022】
なお、ARDF102において、両面/片面モードとも設定可能とした場合、片面モードでは、両面モードの場合と同様に給紙ベルト6と分離ローラ7にて分離給紙され、第1搬送経路R1を通って原稿読み取り位置へ搬送された原稿Pは、読み取り部10にて画像情報を読み取られた後、補助ローラ14、補助従動ローラ15、排紙ローラ16、及び排紙下従動ローラ17とを有する第2搬送経路R2を通り、排紙スタック部20へ排出される。この際、切換爪19は、図4の(c)に示したB位置に設定され、排紙ローラ16及び排紙下従動ローラ17にて挟持搬送されてきた原稿は、ガイド面19fに突き当り下方へ案内されて、反転することなくそのまま排紙スタック部20に排出される。
【0023】
次に、前述のARDF102と一部の部品(側板40、支持台35を含む)を共通化したADFについて説明する。図5〜図7は本発明の実施の一形態を示す画像読取装置(複写機)に装着された片面原稿用の自動原稿搬送装置の構成を示すものであって、図6はその駆動部の構成を示す。本実施形態では、ADF102´とARDF102で駆動部の支持部材を共通化し、プーリ、ベルト等の駆動伝達手段によって、前述のARDF102の場合は2系統の駆動手段(第1駆動モータ32、第2駆動モータ33)を独立に構成し、ADF102´の場合には、1系統の駆動手段(第1駆動モータ32)に集約して構成できることを示す。
【0024】
本実施形態のADF102´は、図5に示すようにARDF102(図1に示す)から、両面モード時に両面原稿を反転するために用いる反転ローラ21、切換爪19、及び中間トレイ23を除いた構成となっている。また、図6に示すようにADF102´の駆動部においては、第1駆動モータ32と第2駆動モータ33のうち、第1駆動モータ32のみを用いる。この第1駆動モータ32の駆動力はプーリ、ベルトを介して排紙ローラ軸16aへ伝達されて、排紙ローラ16を回転させ、さらに排紙ローラ軸16aのプーリを経て分離ローラ軸30a上方のギヤに伝達され、そのギヤより分離ローラ軸30a及び給紙ローラ軸31aへと伝達されて、分離ローラ7、給紙ローラ31を回転させるようになっている。なお、その他の搬送手段(呼出ローラ5、プルアウトローラ8、搬送ベルト13、補助ローラ14等)の駆動力は、前述のように排紙ローラ軸16aの他の軸端から各搬送ローラベルト(図示せず)を介して伝達されるようになっている。なお、アイドラ用の軸41は、ARDF102と共通の側板40にネジにて追加取り付け可能な形状を有する。
【0025】
また、ARDF102からADF102´へ変更する場合は、前後の側板40に不要な穴(ARDF102用の共通部品を取り付ける際に用いる穴部40a)が空いた状態となり、装置の安全性及び美観を損なうので、図7に示すようにネジ51によってカバー50を取り付けることにより穴部40aを覆うようになっている。なお、ネジ止めに限らず、例えばカバー50の弾性を利用して穴部40aの周縁に引っ掛けあるいは嵌合するようにしてもよい。
【0026】
次に、図8により、本実施形態のADF102´の搬送動作について説明する。原稿テーブル2上の原稿Pは、ARDF102の場合と同様に給紙ベルト6と分離ローラ7にて分離給紙され、第1搬送経路R1を通って原稿読み取り位置へ搬送される。この原稿Pは、読み取り部10にて画像情報を読み取られた後、補助ローラ14、補助従動ローラ15、排紙ローラ16、及び排紙下従動ローラ17とを有する第2搬送経路R2を通り、排紙スタック部20へ排出される。
【0027】
本実施形態によれば、ARDF102とADF102´とで前奥側板(前後の側板40)を共通化し、ADF102´を製造する場合はARDF102用の部品を取り付けるための穴部40aを利用して側板40の壁面及び穴部40aをカバー50で覆うので、多くの部品の共通化が可能であり、開発期間の短縮や型等の生産準備のためのコスト圧縮によって、大幅にコストを削減することができる。なお、前記穴部40aを覆うことにより、安全性及び美観上の問題を安価に解決することができる。
【0028】
また、本実施形態によれば、ADF102´の駆動部を支持する側板40及び支持台35に、ARDF102用として2系統(給紙及び排紙)の駆動伝達が可能なように、予め柱、ネジ穴等を設け(例えば、軸41のネジ部にネジ付柱を取り付けるようにして)、ADF102´を製造する際は、第1駆動モータ32及び第2駆動モータ33による駆動を第1駆動モータ32のみによる駆動に集約するようにしたので、多くの駆動部品を共通化し、必要最小限の部品交換で2種類の機種を製造可能にして、大幅にコストを削減することが可能である。
【0029】
また、本実施形態によれば、ARDF102あるいはADF102´の重量に応じて開閉機構54のバネ圧を調整可能としたので、何れの装置についても安定した開閉動作が可能であり、装置の信頼性を向上することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項記載の本発明によれば、シートスルータイプの画像読取装に設けられた片面原稿用の自動原稿搬送装置に、両面原稿を読み取る際に用いる切換爪、中間トレイ、搬送手段(=反転ローラ)を取り付けるための支持部材(=側板)を設けたので、前記支持部材に前記切換爪、中間トレイ、搬送手段を取り付けることにより、片面原稿用の自動原稿搬送装置を安価に両面原稿用とすることができ、より製品コストを削減することができる。
【0032】
さらに、支持部材に対してカバーを取り付けるようにしたので、前記支持部材を両面原稿用の自動原稿搬送装置に用いた場合に露出する不要な穴部等を安価に覆うことができ、安全性を保つと共に装置の美観を損ねることがない。
また、請求項記載の本発明によれば、片面原稿用の自動原稿搬送装置に、両面原稿を搬送するための原稿反転部(=反転ローラ、切換爪、中間トレイ等)を取り付ける場合は、両面原稿を搬送するのに必要な駆動を片面原稿用を搬送するのに用いる駆動とは独立して設けるようにしたので、片面原稿用の自動原稿搬送装置を両面原稿用とする際、両面原稿を搬送するのに必要な部品等、少ない構成を追加することで片面原稿用の自動原稿搬送装置を両面原稿用にすることができる。従って、効率的に自動原稿搬送装置の開発、製造を行い、よりコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す両面原稿用の自動原稿搬送装置の構成図である。
【図2】図1の自動原稿搬送装置の開閉機構を示す図である。
【図3】図1の自動原稿搬送装置の駆動部の構成を示す断面図である。
【図4】図1の自動原稿搬送装置の両面モード時における搬送経路を示す図である。
【図5】本発明の実施の一形態を示す片面原稿用の自動原稿搬送装置の構成図である。
【図6】図5の自動原稿搬送装置の駆動部の構成を示す断面図である。
【図7】図5の自動原稿搬送装置の駆動部のカバーを示す図である。
【図8】図5の自動原稿搬送装置の片面モード時における搬送経路を示す図である。
【符号の説明】
6 給紙ベルト
7 分離ローラ
13 搬送ベルト
14 補助ローラ
15 補助従動ローラ
16 排紙ローラ
16a 排紙ローラ軸
17 排紙下従動ローラ
18 排紙上従動ローラ
19 切換爪
19e,19f ガイド面
21 反転ローラ
21a 反転ローラ軸
22 反転従動ローラ
32 第1駆動モータ
33 第2駆動モータ
35 支持台
40 側板
40a 穴部
41 アイドラ用の軸
50 カバー
51 ネジ
54 開閉機構
R1〜R4 第1〜第4の搬送経路

Claims (2)

  1. 積載された片面原稿を自動で1枚ずつ搬送し片面原稿を移動させながら読み取るシートスルータイプの画像読取装に設けられた片面原稿用の自動原稿搬送装置であって、
    両面原稿を読み取る際に用いる切換爪、中間トレイ、搬送手段を取り付けるための支持部材を設け
    支持部材に対してカバーを取り付けることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 積載された原稿を自動で1枚ずつ搬送する自動原稿搬送装であって、
    片面原稿用の自動原稿搬送装置に、両面原稿を搬送するための原稿反転部を取り付ける場合、両面原稿の搬送に必要な駆動を前記片面原稿用の自動原稿搬送装置の駆動とは、自動原稿搬送装置内で独立して設けるようにしたことを特徴とする自動原稿搬送装置。
JP21701498A 1998-07-31 1998-07-31 自動原稿搬送装置 Expired - Fee Related JP3685930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21701498A JP3685930B2 (ja) 1998-07-31 1998-07-31 自動原稿搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21701498A JP3685930B2 (ja) 1998-07-31 1998-07-31 自動原稿搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000047436A JP2000047436A (ja) 2000-02-18
JP3685930B2 true JP3685930B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=16697483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21701498A Expired - Fee Related JP3685930B2 (ja) 1998-07-31 1998-07-31 自動原稿搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3685930B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4612172B2 (ja) * 2000-11-08 2011-01-12 ニスカ株式会社 自動原稿送り装置
JP4731856B2 (ja) * 2004-08-31 2011-07-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP4984041B2 (ja) * 2006-11-30 2012-07-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5050987B2 (ja) * 2008-05-01 2012-10-17 村田機械株式会社 原稿読取装置及びその組立方法
JP2018171727A (ja) 2017-03-31 2018-11-08 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000047436A (ja) 2000-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6603950B2 (en) Sheet feeding apparatus and image reading apparatus
JP3685930B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3403305B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3949474B2 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP3851114B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP4508933B2 (ja) シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置
JP2008260614A (ja) 原稿分離供給装置及びこれを備えた画像読取装置
JP2008260613A (ja) 原稿分離供給装置及びこれを備えた画像読取装置
JP2003063667A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003098767A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JPH07301962A (ja) 原稿読み取り装置
JP3578068B2 (ja) 両面画像読取装置及びその画像読取方法
JP2010052848A (ja) 原稿搬送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3904141B2 (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JPH10279100A (ja) 自動原稿搬送装置
JP2003081459A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP3583237B2 (ja) 原稿自動給紙装置の原稿分離機構
JPH0313483Y2 (ja)
JP3609257B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP2003063664A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003212380A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2002135525A (ja) 画像読取装置
JP3750266B2 (ja) 原稿繰出装置
JP3830719B2 (ja) 給紙装置、これを備えたシート搬送装置、画像読取装置、並びに画像形成装置
JP2003063671A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080610

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090610

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100610

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120610

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130610

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees