JP5050987B2 - 原稿読取装置及びその組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿の画像を読み取るための原稿読取部と、上記原稿読取部を内部に収容している筐体と、上記筐体に対して開閉可能な開閉カバーとを備え、上記原稿読取部に原稿を供給するための重さの異なる第1原稿供給装置及び第2原稿供給装置のいずれかが選択されて、上記開閉カバーに設けられる原稿読取装置及びその組立方法に関するものである。
複写機などの画像形成装置には、原稿の画像を読み取るための原稿読取装置が備えられている。この種の原稿読取装置は、原稿に向けて光を照射する光源、及び、原稿からの反射光を受光する受光部などからなる原稿読取部が、筐体内に収容されることにより構成されている。
上記筐体には、例えばガラス板が形成されており、当該ガラス板上に置かれた原稿に対して、筐体内の光源から光が照射され、原稿からの反射光が受光部により受光される。また、上記筐体には、ガラス板に対向する閉状態と、ガラス板に対向しない閉状態との間で開閉可能な開閉カバーが取り付けられている。当該開閉カバーには、両端部にヒンジが固定され、それらの2つのヒンジが筐体に取り付けられることにより、当該ヒンジを中心に開閉カバーが回転可能となる。
上記開閉カバーには、原稿読取部に原稿を供給するための原稿供給装置(ADF)が設けられる。当該ADFとしては、原稿の片面の画像のみを読み取ることができる片面読取タイプと、原稿の両面の画像を読み取ることができる両面読取タイプとが挙げられる。両面読取タイプのADFの場合には、例えば原稿の表裏を反転させるための原稿反転機構が当該ADFに備えられている。これにより、原稿の第1面の画像を原稿読取部で読み取らせた後、その原稿の表裏を原稿反転機構で反転させ、第2面の画像を原稿読取部で読み取らせることができる。これに対して、片面読取タイプのADFでは、上記のような原稿反転機構は必要ない。そのため、片面読取タイプと両面読取タイプとでは、通常、ADFの重さが異なっている。
ADFを使用しない場合、すなわちガラス板上に原稿を置いて読み取らせる場合には、上記開閉カバーを開いた状態でガラス板上に原稿を置いた後、開閉カバーを閉じて原稿を読み取らせる。したがって、ガラス板上に原稿を置く際には、開閉カバーが開状態で保持されるようになっている方が、ユーザにとって使い勝手がよい。そのため、当該開閉カバーを筐体に対して開閉可能に取り付けるためのヒンジには、通常、開閉カバーを開状態で保持することができるような機構が備えられている。
下記特許文献1には、原稿供給装置(開閉カバー)を開閉可能に取り付けるためのヒンジ装置の一例として、本体装置に対する蓋体のヒンジ動作とともに蓋体の上下動作を行うようなヒンジ装置が提案されている。
特開平11−125056号公報
しかしながら、上述の通り、片面読取タイプと両面読取タイプとでは、ADFの重さが異なっている。そのため、当該ADFが取り付けられた開閉カバーを開状態で良好に保持することができるようにするためには、片面読取タイプと両面読取タイプとで異なる種類のヒンジを使用する必要がある。
上記のような理由から、従来は、筐体における開閉カバーの両端部に対応する位置に、それぞれヒンジの種類ごとに異なる形状の取付部が形成されていた。上記取付部は、例えば、ヒンジを挿入するための凹部からなり、このような取付部がADFの種類ごとに形成された場合には、筐体に比較的大きな取付スペースが必要になる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、原稿供給装置が設けられた開閉カバーを筐体に取り付ける際の取付スペースを削減することができる原稿読取装置及びその組立方法を提供することを目的とする。
第1の本発明に係る原稿読取装置は、原稿の画像を読み取るための原稿読取部と、上記原稿読取部を内部に収容している筐体と、上記筐体に対して開閉可能な開閉カバーとを備え、上記原稿読取部に原稿を供給するための重さの異なる第1原稿供給装置及び第2原稿供給装置のいずれかが選択されて、上記開閉カバーに設けられる原稿読取装置であって、上記筐体に形成され、それぞれ上記開閉カバーに固定されるヒンジを取り付けるための少なくとも3つの取付部を備え、上記第1原稿供給装置が上記開閉カバーに設けられる場合には、上記少なくとも3つの取付部のうち少なくとも1つを除く所定数の取付部にのみ上記ヒンジがそれぞれ取り付けられ、上記第1原稿供給装置よりも重い上記第2原稿供給装置が上記開閉カバーに設けられる場合には、上記少なくとも3つの取付部のうち上記所定数よりも多い数の取付部に上記ヒンジがそれぞれ取り付けられることを特徴とする。
このような構成によれば、少なくとも3つの取付部のうち少なくとも1つを除く所定数の取付部には、第1原稿供給装置及び第2原稿供給装置のいずれが開閉カバーに設けられる場合であってもヒンジが取り付けられる。一方、残りの取付部のうち少なくとも1つの取付部には、第1原稿供給装置よりも重い第2原稿供給装置が開閉カバーに設けられる場合にのみヒンジが取り付けられる。すなわち、上記所定数の取付部を第1原稿供給装置と第2原稿供給装置とに共用することができるので、原稿供給装置の種類ごとに異なる取付部を形成する場合と比べて、原稿供給装置が設けられた開閉カバーを筐体に取り付ける際の取付スペースを削減することができる。また、原稿供給装置の重さに比例して、その原稿供給装置が設けられた開閉カバーを筐体に取り付けるためのヒンジの数が増加するので、開閉カバーを開状態で良好に保持することができる。
第2の本発明に係る原稿読取装置は、上記第2原稿供給装置は、原稿の両面を読み取るために動作する両面読取機構を備えており、上記第1原稿供給装置は、上記両面読取機構を備えていないことを特徴とする。
このような構成によれば、第2原稿供給装置は、第1原稿供給装置と比べて、両面読取機構を備えている分だけ重くなるが、その分ヒンジの数が増加するので、開閉カバーを開状態で良好に保持することができる。
上記両面読取機構は、原稿の表裏を反転させて、当該原稿の両面を上記原稿読取部で読み取らせるための原稿反転機構であってもよい。また、上記筐体に収容されている原稿読取部が、原稿の第1面の画像を読み取るための第1原稿読取部であって、上記両面読取機構には、原稿の第2面の画像を読み取るための第2原稿読取部が備えられていてもよい。
第3の本発明に係る原稿読取装置は、上記少なくとも3つの取付部は、一直線上に並べて形成されており、上記所定数の取付部には、両端部に位置する2つの取付部が含まれることを特徴とする。
このような構成によれば、第1原稿供給装置が開閉カバーに設けられる場合には、両端部に位置する2つの取付部に取り付けられたヒンジを介して、開閉カバーを安定して筐体に取り付けることができる。一方、第1原稿供給装置よりも重い第2原稿供給装置が開閉カバーに設けられる場合には、上記2つの取付部の間に形成されている残りの取付部にもヒンジが取り付けられることにより、開閉カバーを開状態で良好に保持することができる。
第4の本発明に係る原稿読取装置の組立方法は、原稿の画像を読み取るための原稿読取部と、上記原稿読取部を内部に収容している筐体と、上記筐体に対して開閉可能な開閉カバーとを備えた原稿読取装置に対して、上記原稿読取部に原稿を供給するための重さの異なる第1原稿供給装置及び第2原稿供給装置のいずれかを選択して、上記開閉カバーに設ける原稿読取装置の組立方法であって、上記筐体には、それぞれ上記開閉カバーに固定されるヒンジを取り付けるための少なくとも3つの取付部が形成されており、上記第1原稿供給装置を上記開閉カバーに設ける場合には、上記少なくとも3つの取付部のうち少なくとも1つを除く所定数の取付部にのみ上記ヒンジをそれぞれ取り付け、上記第1原稿供給装置よりも重い上記第2原稿供給装置を上記開閉カバーに設ける場合には、上記少なくとも3つの取付部のうち上記所定数よりも多い数の取付部に上記ヒンジをそれぞれ取り付けることを特徴とする。
このような構成によれば、第1の本発明に係る原稿読取装置と同様の効果を奏する原稿読取装置の組立方法を提供することができる。
本発明によれば、少なくとも3つの取付部のうち少なくとも1つを除く所定数(1以上の、前記取付部の数よりも1以上少ない整数)の取付部を第1原稿供給装置と第2原稿供給装置とに共用することができるので、原稿供給装置が設けられた開閉カバーを筐体に取り付ける際の取付スペースを削減することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る原稿読取装置10を備えた画像形成装置1の内部構成を示した概略断面図である。この画像形成装置1は、原稿供給装置(ADF)2、原稿読取部3、画像形成部4及び給紙部5を備えた複写機であり、ADF2及び原稿読取部3が原稿読取装置10を構成している。
ADF2は、原稿トレイ2aを備えており、当該原稿トレイ2a上に1枚の原稿を置き、又は、2枚以上の原稿を積層した状態で置くことができるようになっている。ADF2は、ピックアップローラ2b及び分離手段(分離ローラとリタードローラの対)2cにより、原稿トレイ2a上に置かれた原稿を1枚ずつ送り出す。送り出された原稿は、複数の搬送ローラ2d、2e、2fにより搬送路2gを搬送され、当該搬送路2gの途中に位置する読取ポイントAにおいて、静止したスキャナ3aにより画像が読み取られる。図1に示した画像形成装置1に設けられているADF2は、原稿の片面の画像のみを読み取ることができる片面読取タイプであり、片面の画像が読み取られた後の原稿は、排出ローラ2hにより原稿排出トレイ2i上に順次排出される。
原稿読取部3には、いわゆるCCD方式が採用され、複数のCCD(Charge Coupled Devices)が、原稿の搬送方向に対して直交する水平方向(図1における紙面の前後方向)である主走査方向に並べて配置されている。原稿読取部3には、ADF2により搬送される原稿をスキャナ3aが静止した状態で読み取る静止読取領域3bと、ガラス板3d上に置かれた原稿をスキャナ3aが移動しながら読み取る移動読取領域3cとが備えられている。
図1では、スキャナ3aが読取ポイントAの直下の静止読取領域3bに静止し、ADF2により1枚ずつ搬送される原稿の画像を読み取る状態が示されている。この静止読取領域3bで原稿を読み取る場合には、各CCDで原稿からの反射光を受光することにより主走査が行われるとともに、読取ポイントAを原稿が搬送されることにより副走査が行われる。一方、移動読取領域3cで原稿を読み取る場合には、各CCDで原稿からの反射光を受光することにより主走査が行われるとともに、スキャナ3aが主走査方向に直交する水平方向(副走査方向)に移動することにより副走査が行われる。
画像形成部4は、感光体ドラム4a、帯電器4b、光書込みユニット4c、現像器4d、転写器4e及び定着器4fを備え、電子写真方式により記録紙Pに画像を形成する。感光体ドラム4aの表面には感光体が形成されており、画像形成時には、回転駆動される感光体ドラム4aの表面が帯電器4bにより一様に帯電される。光書込みユニット4cは、スキャナ3aで読み取った原稿の画像データなどに基づいて、LED(Light-Emitting Diode)又はレーザ光源から光を出力する。帯電器4bにより一様に帯電された感光体ドラム4aの表面には、光書込みユニット4cから出力される光で露光されることにより、静電潜像が形成される。
静電潜像が形成された感光体ドラム4aの表面には、現像器4dから供給されるトナーが付着することによりトナー像が形成され、このトナー像が転写器4eを用いて記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは、定着器4fにより加熱処理及び加圧処理が施された後、排出ローラ4gから排出トレイ4h上に排出される。
給紙部5は、記録紙Pを収容するための記録紙カセット6を備えており、この記録紙カセット6内に設けられた支持板9上に、記録紙Pを積層した状態で収容することができるようになっている。支持板9は、その一端部に設けられた支軸9aを中心に回転可能となっており、支軸9a側とは反対側の端部が圧縮ばね9bによって上方へ付勢されることにより、最上部の記録紙Pが給紙ローラ21に対して押圧される。この状態で給紙ローラ21が回転駆動されることにより、記録紙カセット6内に収容されている記録紙Pが、搬送路12に1枚ずつ送り出される。
搬送路12には、1つ又は複数の搬送ローラ13が設けられている。記録紙カセット6から1枚ずつ送り出される記録紙Pは、搬送ローラ13により搬送路12内を搬送され、画像形成部4へと送られる。そして、記録紙Pは感光体ドラム4aの直前で一旦停止され、感光体ドラム4aに形成されるトナー像を転写させるタイミングに合わせてレジストローラ14により送り出される。
上記のような原稿読取部3、画像形成部4及び給紙部5は、筐体1a内に配置されており、当該筐体1aの上面に上記ガラス板3dが形成されている。筐体1aの上面には、閉状態でガラス板3d全体を覆う開閉カバー11が、上下方向に開閉可能に取り付けられている。当該開閉カバー11の上面には上記原稿排出トレイ2iが形成されており、当該原稿排出トレイ21の上方に原稿トレイ2aが設けられている。ADF2は、開閉カバー11における左右方向(副走査方向)の一端部に設けられている。
ADF2を使用する場合には、開閉カバー11が図1に示すような閉状態とされ、この状態で原稿トレイ2a上に置かれた原稿が1枚ずつ原稿読取部3に供給される。一方、ADF2を使用しない場合、すなわちガラス板3d上に原稿を置いて読み取らせる場合には、開閉カバー11を開いた状態でガラス板3d上に原稿を置いた後、開閉カバー11を閉じることにより、原稿が開閉カバー11とガラス板3dとの間に挟まれた状態で読み取られる。
図2は、原稿読取装置10の他の構成例を示した概略断面図である。図2(a)及び(b)に示した各原稿読取装置10のADF2は、図1の例のような片面読取タイプとは異なり、原稿の両面の画像を読み取ることができる両面読取タイプである。図2の例では、原稿の両面を読み取るために動作する両面読取機構20を備えている点以外は、図1の例と同様の構成を有しているため、同様の構成については図に同一符号を付して説明を省略する。
図2(a)に示したADF2には、両面読取機構20として、搬送路2gから分岐して当該搬送路2gをバイパスする分岐路2kと、当該分岐路2kの搬送路2gに対する各分岐点に設けられた搬送ローラ2m、2nとが備えられている。分岐路2kは、その一端部が読取ポイントAの上流側において搬送路2gに接続され、他端部が読取ポイントAの下流側において搬送路2gに接続されている。
この図2(a)に示すようなADF2を用いて原稿の両面の画像を読み取る際には、まず、片面読取タイプの場合と同様に、原稿トレイ2a上に置かれた原稿が1枚ずつ送り出され、複数の搬送ローラ2d、2e、2fにより搬送路2gを搬送される。そして、搬送路2gの途中に位置する読取ポイントAにおいて、静止したスキャナ3aにより原稿の第1面の画像が読み取られた後、搬送路2gに沿って排出ローラ2h側へと原稿が搬送される。
その後、原稿の後端部が排出ローラ2hに到達した時点で、搬送ローラ2hの回転方向が逆方向に切り替えられる。これにより、原稿が搬送路2gに沿って上流側に送り返され、搬送ローラ2nの作用によって、搬送路2gから分岐した分岐路2kへと搬送される。当該分岐路2kから搬送ローラ2mを介して、搬送路2gにおける読取ポイントAよりも上流側に送り返された原稿は、当該搬送路2gに沿って再び読取ポイントAへと搬送される。このとき、原稿は両面読取機構20によって表裏反転されており、読取ポイントAにおいて、静止したスキャナ3aにより第2面の画像が読み取られた後、表裏を原稿トレイ2a上に置かれたときと一致させるために両面読取機構20によって再度表裏反転され、排出ローラ2hから原稿排出トレイ2i上に排出される。このように、図2(a)の例における両面読取機構20は、原稿の表裏を反転させて、当該原稿の両面を原稿読取部3で読み取らせるための原稿反転機構により構成されている。
図2(b)に示したADF2には、両面読取機構20として、原稿の第2面の画像を読み取るための原稿読取部2pが備えられている。すなわち、筐体1aに収容されている原稿読取部3が、原稿の第1面の画像を読み取るための第1原稿読取部を構成し、上記原稿読取部2pが、原稿の第2面の画像を読み取るための第2原稿読取部を構成している。原稿読取部2pには、いわゆるCIS方式が採用され、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)により原稿の画像を読み取ることができる。
この図2(b)に示すようなADF2を用いて原稿の両面の画像を読み取る際には、片面読取タイプの場合と同様に、原稿トレイ2a上に置かれた原稿が1枚ずつ送り出され、複数の搬送ローラ2d、2e、2fにより搬送路2gを搬送される。そして、搬送路2gの途中に位置する読取ポイントAにおいて、静止したスキャナ3aにより原稿の第1面の画像が読み取られた後、当該読取ポイントAの下流側において、原稿読取部2pにより原稿の第2面の画像が読み取られる。両面の画像が読み取られた原稿は、そのまま排出ローラ2hから原稿排出トレイ2i上に排出される。
本実施形態では、図1に示したような片面読取タイプのADF2(第1原稿供給装置)、及び、図2に示したような両面読取タイプのADF2(第2原稿供給装置)のいずれかが選択されて、開閉カバー11に設けられるようになっている。すなわち、ユーザが片面読取タイプを希望する場合には、片面読取タイプのADF2が設けられた開閉カバー11が、筐体1aに対して開閉可能に取り付けられる。一方、ユーザが両面読取タイプを希望する場合には、両面読取タイプのADF2が設けられた開閉カバー11が、筐体1aに対して開閉可能に取り付けられる。
ADF2を使用しない場合、すなわちガラス板3d上に原稿を置いて読み取らせる場合には、開閉カバー11を開いた状態でガラス板3d上に原稿を置くため、開閉カバー11を開状態で保持することができるようになっている方が、ユーザにとって使い勝手がよい。そこで、本実施形態では、開閉カバー11を開状態で保持することができるようなヒンジを用いて、開閉カバー11が筐体1aに対して開閉可能に取り付けられるようになっている。
しかし、上述の通り、図2に示したような両面読取タイプのADF2は、両面読取機構20を備えているのに対して、図1に示したような片面読取タイプのADF2は、上記両面読取機構20を備えていない。そのため、両面読取タイプのADF2の方が、片面読取タイプのADF2よりも重く形成されている。このように、選択されるADF2によって重さが異なるため、開閉カバー11を開状態で良好に保持することができるようにするためには、選択されたADF2に応じて異なる態様で開閉カバー11を取り付ける必要がある。
図3は、筐体1aに対する開閉カバー11の取付態様について説明するための原稿読取装置10の斜視図である。筐体1aの上面には、ガラス板3dが形成されており、当該ガラス板3d上に置かれた原稿の画像を、筐体1a内に収容されている原稿読取部3で読み取ることができるようになっている。
筐体1aの上面における前後方向(主走査方向)の後端部には、それぞれヒンジ31を取り付けるための3つの取付部32が、左右方向(副走査方向)に一直線上に並べて形成されている。より具体的には、上記3つの取付部32は、左右方向の中央部に形成される取付部32bと、当該取付部32aを挟んで両側に形成される2つの取付部32a,32cとからなる。各取付部32は、例えば筐体1aの上面に形成された凹部からなり、開閉カバー11に一端部を固定されたヒンジ31の他端部が、対応する取付部32に挿入されて取り付けられる。ただし、取付部32は、凹部により構成されるものに限らず、所定の取付領域を形成するような構成であれば、他の各種構成を採用することができる。
片面読取タイプよりも重い両面読取タイプのADF2が開閉カバー11に設けられる場合には、図3に示すように、3つの取付部32の全てにヒンジ31がそれぞれ取り付けられる。すなわち、開閉カバー11に固定された各ヒンジ31a,31b,31cが、それぞれ対応する取付部32a,32b,32cに取り付けられる。これにより、開閉カバー11が、左右方向に延びる回転軸線Bを中心に回転可能な状態で、筐体1aに対して取り付けられる。
一方、両面読取タイプよりも軽い片面読取タイプのADF2が開閉カバー11に設けられる場合には、図3の例とは異なり、2つの取付部32にのみヒンジ31がそれぞれ取り付けられる。より具体的には、一直線上に並べて形成されている3つの取付部32a,32b,32cのうち、両端部に位置する2つの取付部32a,32cに、開閉カバー11に固定された対応するヒンジ31a,31cが取り付けられる。
なお、上記3つの取付部32a,32b,32cのうち、ADF2に最も近い左側の取付部32aは、筐体1aの左右方向の左端部において、ADF2に対向する位置に設けられている。一方、ADF2から最も離れている右側の取付部32cは、筐体1aの左右方向の右端部における左側(ADF2側)に寄った位置に設けられている。また、中央の取付部32bは、筐体1aの左右方向の中央部における左側(ADF2側)に寄った位置に設けられている。このように、比較的重いADF2側に各取付部32が形成される位置を寄せることにより、当該ADF2が設けられた開閉カバー11を安定して保持することができる。
本実施形態では、3つの取付部32a,32b,32cのうち2つの取付部32a,32cには、片面読取タイプ及び両面読取タイプのいずれのADF2が開閉カバー11に設けられる場合であってもヒンジ31a,31cが取り付けられる。一方、残りの1つの取付部32bには、片面読取タイプよりも重い両面読取タイプのADF2が開閉カバー11に設けられる場合にのみヒンジ31bが取り付けられる。すなわち、上記2つの取付部32a,32cを片面読取タイプと両面読取タイプとに共用することができるので、ADF2の種類ごとに異なる取付部を形成する場合と比べて、ADF2が設けられた開閉カバー11を筐体1aに取り付ける際の取付スペースを削減することができる。
また、ADF2の重さに比例して、そのADF2が設けられた開閉カバー11を筐体1aに取り付けるためのヒンジ31の数が増加するので、開閉カバー11を開状態で良好に保持することができる。すなわち、両面読取タイプのADF2は、片面読取タイプのADF2と比べて、両面読取機構20を備えている分だけ重くなるが、その分ヒンジ31の数が増加するので、開閉カバー11を開状態で良好に保持することができる。
また、本実施形態では、片面読取タイプのADF2が開閉カバー11に設けられる場合には、両端部に位置する2つの取付部32a,32cに取り付けられたヒンジ31a,31cを介して、開閉カバー11を安定して筐体1aに取り付けることができる。一方、片面読取タイプよりも重い両面読取タイプのADF2が開閉カバー11に設けられる場合には、上記2つの取付部32a,32cの間に形成されている残りの取付部32bにもヒンジ31bが取り付けられることにより、開閉カバー11を開状態で良好に保持することができる。
以上の実施形態では、ヒンジ31を取り付けるための取付部32が、3つ形成された構成について説明したが、このような構成に限らず、上記取付部32が少なくとも3つ形成された構成であれば、4つ以上の取付部が形成されていてもよい。この場合、片面読取タイプのADF2が開閉カバー11に設けられる場合には、上記少なくとも3つの取付部32のうち少なくとも1つを除く所定数の取付部32にのみヒンジ31がそれぞれ取り付けられる。一方、両面読取タイプのADF2が開閉カバー11に設けられる場合には、上記少なくとも3つの取付部32のうち上記所定数よりも多い数の取付部32にヒンジ31がそれぞれ取り付けられる。また、この場合、上記所定数の取付部32には、両端部に位置する2つの取付部32a,32cが含まれることが好ましい。なお、両面読取タイプのADF2が開閉カバー11に設けられる場合に、上記少なくとも3つの取付部32のうち少なくとも1つの取付部32には、ヒンジ31が取り付けられないような構成であってもよい。
また、開閉カバー11は筐体1aの上面に対して開閉可能な構成に限らず、他の面に対して開閉可能に設けられていてもよい。さらに、筐体1aに対する開閉カバー11の回転軸線Bは、筐体1aの後端部において左右方向に延びるような構成に限らず、他の位置又は方向に延びるような構成であってもよい。
また、以上の実施形態では、本発明が複写機などの画像形成装置1に適用される場合について説明したが、このような構成に限らず、本発明は、画像形成部4及び給紙部5を備えていない原稿読取装置にも適用可能である。
本発明の一実施形態に係る原稿読取装置を備えた画像形成装置の内部構成を示した概略断面図である。 原稿読取装置の他の構成例を示した概略断面図である。 筐体に対する開閉カバーの取付態様について説明するための原稿読取装置の斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
1a 筐体
2 ADF
3 原稿読取部
10 原稿読取装置
11 開閉カバー
31a,31b,31c ヒンジ
32a,32b,32c 取付部
20 両面読取機構

Claims (4)

  1. 原稿の画像を読み取るための原稿読取部と、上記原稿読取部を内部に収容している筐体と、上記筐体に対して開閉可能な開閉カバーとを備え、上記原稿読取部に原稿を供給するための重さの異なる第1原稿供給装置及び第2原稿供給装置のいずれかが選択されて、上記開閉カバーに設けられる原稿読取装置であって、
    上記筐体に形成され、それぞれ上記開閉カバーに固定されるヒンジを取り付けるための少なくとも3つの取付部を備え、
    上記第1原稿供給装置が上記開閉カバーに設けられる場合には、上記少なくとも3つの取付部のうち少なくとも1つを除く所定数の取付部にのみ上記ヒンジがそれぞれ取り付けられ、
    上記第1原稿供給装置よりも重い上記第2原稿供給装置が上記開閉カバーに設けられる場合には、上記少なくとも3つの取付部のうち上記所定数よりも多い数の取付部に上記ヒンジがそれぞれ取り付けられ
    上記第1原稿供給装置が上記開閉カバーに設けられる場合に上記ヒンジが取り付けられる上記所定数の取付部に、上記第2原稿供給装置が上記開閉カバーに設けられる場合に上記ヒンジがそれぞれ取り付けられることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 上記第2原稿供給装置は、原稿の両面を読み取るために動作する両面読取機構を備えており、
    上記第1原稿供給装置は、上記両面読取機構を備えていないことを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 上記少なくとも3つの取付部は、一直線上に並べて形成されており、上記所定数の取付部には、両端部に位置する2つの取付部が含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿読取装置。
  4. 原稿の画像を読み取るための原稿読取部と、上記原稿読取部を内部に収容している筐体と、上記筐体に対して開閉可能な開閉カバーとを備えた原稿読取装置に対して、上記原稿読取部に原稿を供給するための重さの異なる第1原稿供給装置及び第2原稿供給装置のいずれかを選択して、上記開閉カバーに設ける原稿読取装置の組立方法であって、
    上記筐体には、それぞれ上記開閉カバーに固定されるヒンジを取り付けるための少なくとも3つの取付部が形成されており、
    上記第1原稿供給装置を上記開閉カバーに設ける場合には、上記少なくとも3つの取付部のうち少なくとも1つを除く所定数の取付部にのみ上記ヒンジをそれぞれ取り付け、
    上記第1原稿供給装置よりも重い上記第2原稿供給装置を上記開閉カバーに設ける場合には、上記少なくとも3つの取付部のうち上記所定数よりも多い数の取付部に上記ヒンジをそれぞれ取り付け
    上記第1原稿供給装置を上記開閉カバーに設ける場合に上記ヒンジを取り付ける上記所定数の取付部に、上記第2原稿供給装置を上記開閉カバーに設ける場合に上記ヒンジをそれぞれ取り付けることを特徴とする原稿読取装置の組立方法。
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