JP3685227B2 - プロジェクションテレビ用スクリーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、背面透過型プロジェクションテレビ用スクリーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年テレビの大型化に伴い、従来の直視型ブラウン管テレビから背面透過型プロジェクションテレビの需要が増大している。これまでのプロジェクションテレビ用の出射光側の画面の構成は一般にはテレビ内部からフレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、スクリーンの3枚構成となっており、スクリーンの主とする目的は、フレネル及びレンチキュラーレンズの保護及び斜めから見ても明るい画像が見えるという視野角を広げるためである。近年、更に視野角を広げるために一番前面のスクリーンに光拡散性を持たせたプロジェクションテレビが提案されている。
【0003】
その光拡散性を持たせる方法として(i)微粒子を分散させた透明樹脂内部全体に微粒子を分散させる、もしくは(ii)透明樹脂パネルの片面に微粒子を塗布する、といった方法が採られてきた。(i)の場合、製法は簡易であるが、微粒子を透明樹脂パネル内部に一様に分散させるため、光線透過率が下がるといった問題がある。光線透過率を上げるためにパネルの厚みを薄くすると、衝撃強度が低下してしまい、同様に、微粒子の濃度を下げることにより透過率を上げようとすると、視野角は小さくなり、光源がぎらつき、プロジェクションテレビに必要な光拡散性に関する性能が得られないといった基本的な問題が生じる。
【0004】
(ii)については、特開平7−248537号公報、同6−311464号公報、同7−84103号公報にその手法及び効果について記載されているが、微粒子を塗布をするという工程が増える。また、均一に塗布出来なければ光拡散性にむらが生じ、更には、パネルを熱成形により二次加工した場合やテレビにスクリーンを装着する作業を行っている際に、塗布した微粒子の欠落、変形により光学特性が変化するという欠点がある。特に、前記の公報に開示されているメタクリル樹脂を透明樹脂の第一層に用い、微粒子としてメチルメタクリレート架橋重合体微粒子を用いた例では、図1の様に表面の凹凸にのみその光拡散性が寄与しているので二次加工により微粒子が変形すると、光拡散性が大きく変化するという問題が生じる。その他求められる特性としては、二次加工後の薄肉部分の強度維持のため、耐衝撃性が必要となる。これは二次加工部分に限らず、テレビという家電に対しては衝撃強度を増加する事が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は従来のプロジェクションテレビ用スクリーンでは得られなかった光拡散性と光線透過率を同時に満足するとともに良好な外観を有する光学特性プロジェクションテレビ用スクリーンを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するため、透明樹脂の第一層に特定微粒子を特定濃度分散させた透明樹脂層を特定範囲の厚さで、薄く設け、且つ一定の色調にすることよって光拡散性と透過性を同時に満足した光学特性をもつとともに良好な外観を有するプロジェクションテレビ用スクリーンができることを見出し本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は下記に関するものである。
1.透明樹脂の第一層に、下記式(1)、(2)を同時に満足することを特徴とする微粒子を5wt%以上20wt%以下の濃度で分散させた透明樹脂の第二層を、30〜150μmの厚さで積層した積層板を用いてなり、且つ該第一層の透明樹脂、該第二層の透明樹脂、該微粒子のうち少なくとも1つの色調がJIS Z−8722に基づき、光源に標準C光源を用いて、10度視野で反射物体として測定したときの色度座標x 10 、y 10 及び明度指数L * が下記式(3)、(4)及び(5)を満たすことを特徴とするプロジェクションテレビ用スクリーン。
0.001≦|Nd−Nm|≦0.1 ………(1)
(Nmは第二層の透明樹脂の屈折率、Ndは微粒子の屈折率を示す。)
1μm≦Dd≦10μm ………(2)
(Ddは微粒子の重量平均粒径を示す。)
0.20≦x 10 ≦0.50 ………(3)
0.20≦y 10 ≦0.50 ………(4)
5≦L * ≦95 ………(5)
2.該微粒子に屈折率が下記式(6)を満たすスチレン−アクリル系架橋重合体を用いることを特徴とする上記1記載のプロジェクションテレビ用スクリーン。
0.02≦|Nd−Nm|≦0.07 ………(6)
(Nmは第二層の透明樹脂の屈折率、Ndは微粒子の屈折率を示す。)
3.該第一層及び又は該第二層の透明樹脂がアクリル樹脂であることを特徴とする上記1〜2いずれかに記載のプロジェクションテレビ用スクリーン。
4.該第一層及び該第二層の透明樹脂が耐衝撃性アクリル樹脂であることを特徴とする上記1〜3いずれかに記載のプロジェクションテレビ用スクリーン。
5.積層板が共押出成形法によって積層構成にした上記1〜4いずれかに記載のプロジェクションテレビ用スクリーン。
【0008】
以下本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる透明樹脂は特に限定されることなく種々の材料を用いることが出来る。具体的にはアクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート、スチレンーアクリル共重合樹脂、耐衝撃性アクリル樹脂等を挙げることが出来る。なかでも、光線透過率が高い、アクリル樹脂が好ましい。さらに好ましくは、光線透過率が高く、二次加工後の薄肉部分の強度維持のため特に耐衝撃性アクリル樹脂が良い。なお耐衝撃性アクリル樹脂は、そのゴム弾性体が特開昭53−58554号公報、同55−94917号公報、同61−32346号公報等に開示されているが、簡単に説明すると、アクリル系重合体芯材料のまわりに弾性層及び非弾性層を交互に生成させる多段階逐次重合法により製造される多段重合体である。
【0009】
本発明で第一層に用いる透明樹脂と第二層に用いる透明樹脂とは同一のものでも良く、また異なっていても良い。
また、第二層の透明樹脂の屈折率と微粒子の屈折率との差は光拡散性、すなわち、スクリーンの指向性に大いに関係している。第二層の透明樹脂の屈折率と微粒子の屈折率との差が無い又はきわめて小さい場合、透明樹脂と微粒子の界面では光は屈折しないため、図1にあるように表面の凹凸形状のみが光拡散性に影響を及ぼすのみであり、光拡散性は少ない。一方、本発明の通り第二層の透明樹脂と微粒子とに屈折率差がある場合には、図2及び図3の様に透明樹脂と微粒子との界面で光が屈折するため、光拡散性は大きくなる。
【0010】
この、透明樹脂と微粒子の屈折率差は0.001〜0.1が好ましい。屈折率差が0.001より小さい場合、微粒子と第二層の透明樹脂との界面での光の屈折は生じないため拡散効果は少ない。屈折率差が0.1より大きくなると全反射が大きくなり、図4の様にスクリーン内部や光源側に光が散乱する迷光と呼ばれる現象が生じ、その結果光が遮蔽されてしまうので光線透過率が低下して好ましくない。透明樹脂と微粒子との界面の光の屈折を更に効果的に利用し、迷光の影響を少なくするためには、透明樹脂と微粒子の屈折率差はその差の絶対値が0.02〜0.07であるのが特に好ましい。
【0011】
本発明に用いる透明微粒子の平均粒径は、その微粒子の透明樹脂に対する屈折率差と相関関係があり、屈折率差が大きい微粒子は粒径の小さい微粒子を、屈折率差が小さい微粒子は粒径の大きな微粒子を用いるのが好ましい。用いる微粒子の平均粒径としては1〜10μmが好ましい。1μmより小さいと光拡散性が高くても光源が透けてしまう事があり好ましくない。10μm以上になると極端に光学特性が表面の凹凸状態に影響される。特に好ましくは3〜10μmである。
【0012】
本発明の第二層に用いる微粒子は第二層の透明樹脂に対して屈折率差が、0.001〜0.1の範囲に有れば、ガラズビーズでも、シリコーン系架橋ビーズでも良い。また、その形状については、真球状、楕円形状、直方体、三角錐、長方体状、燐片形状等様々用いることが出来る。しかし、特に好ましいのは光を均等方向に拡散することの出来る真球状である。
【0013】
また、特に好ましい微粒子は、透明性が高く、真球状の形状の制御が容易で、透明樹脂との屈折率差を調整することの出来るスチレン−アクリル系架橋共重合体である。このスチレン−アクリル系架橋共重合体とは、スチレンモノマーとメチルメタクリレートと架橋剤とを懸濁重合方法等で重合した球状微粒子である。架橋剤としては、一般的にエチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼン、1、6−ヘキサンジオール、トリメチルプロパントリメタクリレート、トリメチルプロパントリメタクリレート、トリメチルプロパントリアクリレート等、種々の多官能性モノマーを用いることが出来る。この微粒子のスチレンモノマーとメチルメタクリレートとの重合比を1:99〜99:1と変化することにより1.493〜1.59の屈折率範囲をもつ微粒子を調整して作ることが出来る。
【0014】
また、微粒子の濃度であるが、微粒子の濃度が高い方が画像の結像が良いので好ましい。5wt%より少ないと、光源がぎらつくところが生じる。20%より多くなると透過率も下がり、好ましくない。従って、好ましいのは5wt%以上20wt%以下である。また、微粒子の分散性については出来るだけ均一に分散するのが好ましい。よって、コンパウンドが容易に出来て、微粒子の分散を容易に均一分散するために5wt%以上15wt%以下が特に好ましい。
【0015】
また、第二層の厚みであるが、これは層中の微粒子の濃度とも相関があり、上記濃度範囲において30μmから150μmが好ましい。30μmより薄いと光源がぎらつき易い。150μmより厚くなると、透過率が下がる、もしくは積層中の微粒子の分散が不均一になりやすく、平行光線が多くなりやはり光源が擬らつくところが生じるので好ましくない。
【0016】
光拡散性は、オプテックのゴニオフォトメーターで0.2°おきに測定したときの1/3視野角が5°以上20°以下にあるときプロジェクションテレビとして最適な視野角にある。更に好ましいのは1/3視野角が、7〜20°にある場合プロジェクションテレビの正面以外から見ても画面が明るく見ることが出来る。1/3視野角が、5°より小さいときにはプロジェクションテレビの画面の中心部より少しでも目線がずれると画像は暗くなり、また、画面の周辺部の画像は暗く好ましくない。20°より大きいと拡散性が高く、逆に平行光線は少なくなるため、画像全体が暗く好ましくない。なお1/3視野角(β値)とは、サンプル面に垂直に入射した平行光線を透過側からサンプルを見て光軸上における光線強度をVとしたとき、光線強度が1/3Vまで低下するのに要する光軸とのなす角度である。
【0017】
また、第一層、第二層の透明樹脂及び微粒子のうち少なくとも1つにはコントラストを上げるための光吸収剤を添加した様な着色をすればさらに好ましい。更に着色する場合には光源の色調を際だたせるような選択波長性を持つ色調であっても良い。しかし、これらを満たした上で、さらにテレビを消したとき、スクリーンが黒っぽく見える方が外観としてプロジェクションテレビのハウジングと一体感があり、落ち着いた感じを持って見えるため特に好ましい。光源の色調を再現するための選択波長性を持たせた結果、赤や青や黄、緑色の有色を持ったスクリーンであるとテレビとしては落ち着いた感じとはならず好ましくない。
【0018】
このため、透明樹脂又は微粒子の色調及び明度としてはJIS Z−8722に基づき、光源に標準C光源を用いて、10度視野で反射物体として測定したときの色度座標x10、y10及び明度指数L* が下記式(3)、(4)及び(5)を満たすことが好ましい。
0.20≦x10≦0.50 ………(3)
0.20≦y10≦0.50 ………(4)
5≦L* ≦95 ………(5)
この範囲にあるとテレビを消したとき、スクリーンが黒く沈んで見え、テレビとして落ち着いた外観とすることが出来る。
【0019】
この色調を満たすための着色剤は特に限定されることなく、種々の着色剤を用いることが出来る。例えば、有機系色素、顔料、カーボン、金属塩、金属錯体等を用いることが出来る。また、用いる透明樹脂や微粒子に相溶する有機色素材料であればさらに好ましい。なお、着色剤は1種に限らず複数用いることで上記の色度、明度を満たしても良い。明度が5%より小さいとほとんど光は透過しないために好ましくない。明度が95より大きいとテレビを消したときスクリーンが白く明るく見えて好ましくない。
【0020】
更に好ましくは、第一層、第二層の透明樹脂及び微粒子のすべての色調が上記範囲内にある方が更に好ましい。更にスクリーンの外観としての色調としては、上記色度座標x10及びy10が共に0.25以上0.40以下でかつ明度L* が30以上80以下であることが好ましい。また、コントラストは画面の黒色の光の輝度と白色の光の輝度、すなわち、全光線透過率と視感反射率との比が大きい方がコントラストは良い。この比としては大きい程良く20対1以上である方が好ましい。特に好ましくは、この比が20以上であると画像の黒が沈んだ感じとなって良い。
【0021】
光透過性は全光線透過率の高い方が光の反射、遮蔽が少なくて透過性がよい。着色をしない場合には光線透過率が80%以上が好ましい。着色をした場合には、全光線透過率は低下するが、視感反射率が低下するためコントラストが向上し、視感の光透過性は高く感じる。このため、着色した場合には先に述べた全光線透過率と外光反射率との比が20以上であるとき光透過性は高くて好ましい。
【0022】
本発明で行う積層方法は、接着剤を用いたラミネート、熱溶着、振動溶着、共押出し等が挙げられるがこれらに限定されることはない。しかし、作業工程が少なく、また、積層界面の乱れが少なく、また、第二層の透明樹脂と微粒子の屈折率差を十分に生かして光を屈折し、二次加工時に層剥離を生じる可能性のないことから共押出が特に好ましい。
【0023】
共押出は、通常の押出機を2台以上用いる。第一層は40mmφ、60mmφ、90mmφ等の押出機で、また第二層はそれよりも小さい20mmφ、30mmφ、45mmφの押出機を用いる。第二層に用いる原料は微粒子を予めブレンダー等を使って透明樹脂中に分散し、その後押出機でペレタイズしたものを用いるのが好ましい。また、着色する透明樹脂については特に第二層の原料の場合、微粒子と透明樹脂を着色する色素とをブレンダー等を使って透明樹脂中に分散し、その後押出機でペレタイズしたものを用いても良い。
【0024】
本発明で用いられるスクリーンの厚みは特に限定されることはないが、あまり厚くなりすぎるとプロジェクションテレビの長所でもある軽量といった点から問題があるため1〜5mmが好ましい。
【0025】
また、二次加工前後の衝撃強度については、少なくとも3mmの厚みでのJIS K 5400に基づく50%破壊エネルギーで0.1以上の強度が実用に必要である。特に二次加工後でコーナー等の伸ばされる部分については特に厚みが薄くなるので衝撃強度は低下するが、その場合においても50%破壊エネルギーが0.1以上であることが好ましい。そのためにも第一層及び第二層の透明樹脂には耐衝撃アクリル樹脂を用いることが特に好ましい。
【0026】
またこのスクリーンの表面に、必要に応じ、反射防止効果や帯電防止効果や表面硬化や汚れ防止等の効果を付与しても良い。これらの性能を付与するには、例えば、一般に用いられているバインダー樹脂、酸化ズズ、粉体シリカ、アルミナ等を混ぜた溶剤や、フッ素樹脂、界面活性剤等を表面に塗布しても良い。また、紫外線硬化剤を表面に塗布して硬化させて、表面硬化としても良い。これらの効果を有するフィルムを粘着剤を介してスクリーンの片面又は両面に張り合わせても良い。反射防止効果や帯電防止性能を持たせるためにスパッタリングや蒸着で酸化スズや酸化チタン、ITO等を単層又は多層に設けることも好ましい。
【0027】
本発明で用いられるスクリーンは、平板で用いるほかに二次加工をして形状をつけて用いても良い。スクリーンにレンチキュラーレンズあるいはその他のレンズ形状を設けて使用することも可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、実施例、比較例で本発明の実施の形態を具体的に説明する。なお、各実施例、比較例で用いた評価及び試験方法は次の通りである。
(1)屈折率の評価:ATAGO製のアッベ式屈折率計type3を用い、ナトリウムD線を用いて測定する。
【0029】
(2)1/3視野角の評価:(株)オプテック社製の3次元ゴニオフォトメーターGP−III を用いて評価した。3次元ゴニオフォトメーターの装置の概略図を図5に示す。白色光源(5)をサンプル(6)面に垂直に照射するように向け、光軸上、すなわち透過率が最大になる位置にフォトマル(7)を設置する。サンプルは微粒子の分散した層のある面を光源側に向けて設置する。このときの光強度をVmVとする。フォトマル(7)をサンプル(6)の中心を軸として回転して行き、光強度が1/3VmVとなる1/3視野角(β°)を測定する。
(3)光透過性の評価:JIS K−7105に準じて日本電色工業社製1001−DP型ヘーズメーターを用いて、試験片の全光線透過率を測定する。
【0030】
(4)色度及び明度の評価:JIS Z 8722に基づき色差計(日本電色(株)製カラーアナライザーTC−1800MKII)を用いて反射物体として測定する。測定するサンプルの作成方法は、着色した微粒子をすり鉢で粉体状にし、測定部の面積が4cm×4cm=16cm2 、厚さ10mmの石英セルに詰めて軽くプレスして固定する。但し、この場合、セルの影響があるので、常用標準白色板にセルを密着したものを常用標準白色板として用いなければならない。これをサンプルとして色度、明度を測定する。さらに測定に際し、透明な微粒子の場合では特に、光が透過して正確に反射物体として測定することが出来ないので、上記のようにして作成したサンプルの測定面の逆側に常用白色標準板をおいて測定する。光源は標準C光源を用い、10度視野におけるx10、y10及び明度L* を測定する。また、透明樹脂については、2mmのシート状態とし、上記の測定器を用いて測定する。サンプルは透明であるため、サンプルの測定面の逆面に常用標準白色板を設置して反射物体として上記にある光源、視野で測定する。
【0031】
(5)外光反射の評価:JIS Z 8722に基づき、色差計(日本電色(株)製カラーアナライザーTC−1800MKII)を用い、光源に標準C光源を用い、10度視野における試験片の視感反射率Y値を求める。このとき、サンプルの測定面の逆面にはライトトラップを設け、サンプルを通過した光が再び戻ることが無いようにして測定する。
(6)コントラストの評価:上記(3)と(5)の測定値の比を示す。
【0032】
(7)パネルの外観の評価:側面を一面開けた内部を反射性の低い黒色の塗料で塗った箱の開けた一面に作成したスクリーンを設置し、部屋の蛍光灯が直接映らない間接光のもと一般的にテレビを見る位置である、3m離れたところでスクリーンを見てスクリーンの視覚的色調を確認し、白く見えたりぎらぎらして見えるたりするものの評価を×、白く見えたりぎらぎらして見えたりしないものの評価を○、正面から見て白く見えるが斜めから見ると白く見えないものの評価を△として表現する。
【0033】
(8)耐衝撃強度の評価:JIS K 5400に基づき、(東洋精機製作所(株)製)デュポン衝撃試験機を用いて50%の破壊エネルギーを測定する。撃ち型及び受け台は、1/4インチを用いる。所定の高さよりピンを抜くことでおもりを落下させ撃ち型に衝撃させる。また試験片については、第二層が受け台側にくるようにサンプルを置く。おもりは200gを用い、撃ち型先端より衝撃を加えることで試験する。このときサンプルが割れた場合には高さを2.5cm下げ、サンプルが割れない場合には2.5cm上げて試験を行う。このようにして割れた回数と割れなかった回数が10回ずつとなる連続20回の試験点を選ぶ。そのときの平均の高さを平均値より求める。この平均の高さと用いたおもり200gより50%破壊エネルギーを求める。
【0034】
(9)二次加工後の耐衝撃性の評価:30cm角の試験片を遠赤外線ヒーターを用いて加熱して型に当てて図6にある様な形状に第二層が内側にくるように成形する。そして図6の円で囲んだ部分について上記(8)に記載している方法で50%破壊エネルギーを測定する。
(10)二次加工後の光拡散性の評価:試験片のうち約15cmの部分を遠赤外線ヒーターを用いて加熱して型に当てて図7にある様な形状に成形する。その成形のうち円で囲んだ部分の7×7cm部分について(1)の1/3視野角(β値)を評価する。
【0035】
参考例
スチレン−アクリル系架橋共重合体微粒子(a)〜(f)の調整:(表1)
スチレンモノマーとメチルメタクリレートの重合比を2対8とし、架橋剤としてエチレングリコールジメタクリレートを5wt%添加し、上記(1)の方法で測定した屈折率が1.51の粒子を得た。この粒子を界面活性剤水溶液中に超音波で分散させ、遠心式自動粒度分布測定装置(堀場製作所社製 CAPA−700型)を用いて、光透過型沈降粒度分布測定法により粒子径分布を測定する。更に、粒子の沈降速度の差を利用した沈降分級法と遠心力を利用した遠心分級法を組み合わせた方法で、重量平均粒径5μmになるように粒子の分級を行ない表1の微粒子(a)を得た。また、同様に粒子を分級して平均粒径20μmの微粒子(b)を得た。
【0036】
スチレンモノマーとメチルメタクリレートの重合比を4対6とし、架橋剤として上記と同様のエチレングリコールジメタクリレートを用い、上記(1)の方法で測定した屈折率が1.53の粒子を得た。この粒子を上記と同様に分級し、平均粒径が5μmと20μmの粒子(c)、(d)を得た。更に、この重合の際、色剤として住友化学(株)製の黒色着色剤スミプラストG2を50ppm添加して重合し、上記と同様に屈折率を測定し、粒子の分級を行うことで、屈折率が1.53、平均粒径が5μmの粒子(e)を得た。
【0037】
この微粒子(e)は着色しているため、アッベ式屈折率計は、読みとりにくく、再現性が低い。その場合、スチレン−アクリル系架橋重合体微粒子は、スチレンモノマーとメチルメタクリレートの比で屈折率が決定するので、熱分解ガスクロマトグラフィーで熱分解測定し、スチレンモノマーとメチルメタクリレートの重合比についても測定した。その測定結果では、微粒子(e)はスチレンモノマーとメチルメタクリレートの比は重合比の4対6であったので屈折率は、1.53であることを確認した。また、モノマーをスチレンのみとし、架橋剤としてジビニルベンゼン5wt%を用いて、上記と同様に重合し、上記(1)の方法で屈折率が1.59の粒子であることを確認した。そして、上記の方法で分級し、粒径が8μmの微粒子(f)を得た。
【0038】
メチルメタクリレート系架橋重合体微粒子(h)の調整:(表1)
モノマーとしてメチルメタクリレート95%とエチルメタクリレート5%、架橋剤としてジビニルベンゼンを用いて重合し、上記(1)の方法で測定し屈折率が1.49であった。これを上記と同様の方法で分級し、平均粒径5μmの粒径の微粒子(h)を得た。
【0039】
シリコーン系架橋重合体微粒子(g)の調整:(表1)
珪素原子に、3個の加水分解性官能基と一個のメチル基とを有する原料シランを加水分解反応させ、ついで、縮合反応させて微粒子化し、架橋シリコーン樹脂粒子を得た。上記(1)の方法で測定した屈折率は、1.43である。そして、上記と同様の方法で分級し、平均粒径が2μmの微粒子(g)を得た。
【0040】
これらの微粒子(a)〜(h)については、上記(4)にある方法で色度及び明度を測定し、表1に示す結果を得た。
【0041】
炭酸カルシウム微粒子の調整:(表1)
試薬として市販の炭酸カルシウム粉体を上記の方法で分級し、平均粒径が13μmの微粒子を得た。屈折率、色度及び明度についても他の微粒子同様に測定し、表1に示す炭酸カルシウム微粒子を得た。
【0042】
透明樹脂(j)〜(k)の調整:(表2)
透明樹脂として上記(1)の方法で確認した屈折率が1.49であるアクリル樹脂と耐衝撃性アクリル樹脂を用いた。
耐衝撃アクリル樹脂として、メチルメタクリレートとメチルアクリレートの共重合体からなる連続相中にブチルアクリレートを主成分としたアクリル酸エステルエラストマーを分散させたアクリル樹脂(シート材料用デルペットSR7175、旭化成工業製)を用い、上記(1)の方法で測定すると、この耐衝撃アクリル樹脂の屈折率は1.49である。この耐衝撃アクリル樹脂に、住友化学(株)製のブラストレットレッド835及び、スミプラストイエローHLR、スミプラストグリーンGの有機系色素を表2に示す添加量で添加し着色した。色調については上記(4)の方法で測定し、明度、色度を得た。測定結果は表2に示す。
【0043】
原料(A)〜(L)の調整:(表3)
透明樹脂(j)〜(k)と微粒子(a)〜(g)を表3で示した濃度で配合し、タンブラーもしくはヘンシェルミキサーを用いて均質に混合後、ベント付き押出し機30mmφにて樹脂温度250℃で溶融混練しペレット化し、表3に示す原料(A)〜(L)を調整した。
【0044】
【実施例】
実施例1〜13
上記で調整した原料ペレットを表4に示す組み合わせで、第二層には直径20mmL/D=32の押出機を用い、一方、第一層には直径40mm、L/D=32の押出機を用いて共押出しを行なった。ポリッシングロールの温度は、上、中、下ロールとも70℃にしてダイスは2種2層のフィードブロック式、リップ開度は4.0mmで押出し、押出機温度は265℃で行った。積層シートの厚みはポリッシングロールのクリアランスで2.0mm及び3.0mmを目標に調整し、第二層の厚みは押出機の押出し量で調整を行なった。
このようにして得られた試験片で上記(2)〜(10)の評価を行い、その評価結果を表5に示す。
【0045】
実施例1〜13はいずれも1/3視野角が5〜20°内にありプロジェクションテレビ用スクリーンとして最適な視野角をもつ。さらに、全光線透過率及びコントラストの評価から光透過性も高くて好ましい。また、実施例1〜4及び7〜13は微粒子はスチレン−アクリル系架橋微粒子であり1/3視野角が7〜20°にありさらによい拡散性を示す。実施例7〜9は微粒子は無色であるが、第一層部及び第二層の透明樹脂を暗色系に着色したため、コントラストが実施例1〜6に比べ向上している。また、スクリーンの外観についてもかなり落ち着きのある感じとなっている。
【0046】
実施例10〜13については、さらに視感反射率が低下している。従って更にコントラストが向上し、またスクリーンの外観についても落ち着きのある色調であり、テレビを消したときの外観として特に良い。実施例10、11は透明樹脂として耐衝撃アクリル樹脂を用いているため、耐衝撃性が向上している。また、実施例10、11は、二次加工して、微粒子及び第二層が剥離している様子はなく、また、薄くなったコーナー部分の耐衝撃性は高く維持されている。また、実施例1〜13の二次加工後の1/3視野角は大きく低下せずプロジェクションテレビ用スクリーンとして好ましい。
【0047】
比較例1
耐衝撃性アクリル樹脂100部に対しに炭酸カルシウムの無機化合物を2.5部の配合で混合し、ヘンシェルミキサーでブレンドし、ベント付き押出機40mmφで樹脂温度250℃で溶融混練後ペレタイズする。その後第二層の押出機は停止した状態でリップ、ロール等の条件は実施例1〜13と同様にして単層シートを作成した。このようにして得られた試験片で上記(2)〜(10)の評価を行い、表6に示す結果が得られた。
比較例1の様に、透明性の低い無機系微粒子を分散した、層の厚みが特定範囲内にない材料や微粒子の濃度が特定範囲内にない材料は1/3視野角が5〜20°内にはなく、また、視感反射率も高く、コントラストが良くなくプロジェクションテレビ用スクリーンとしては好ましくない。二次加工後の衝撃性についても厚みが薄くなったコーナー部分では強度が低下し、実用に不適である。
【0048】
比較例2
透明樹脂としてアクリル樹脂(j)100部に微粒子(c)を0.3部の割合で混合し、ヘンシェルミキサーでブレンドし、ベント付き押出機40mmφで樹脂温度250℃で溶融混練後ペレタイズする。その後第二層の押出機は停止した状態でリップ、ロール等の条件は実施例1〜13と同様にして単層シートを作成した。このようにして得られた試験片で上記(2)〜(10)の評価を行い、表6に示す結果が得られた。
比較例2の様に、微粒子を分散した層の厚みが特定範囲内にない材料や微粒子の濃度が特定範囲内にない材料は1/3視野角が5°以下で視野角が狭く、拡散性が低すぎるのでプロジェクションテレビ用クリーンとして好ましくない。
【0049】
比較例3
透明樹脂としてアクリル樹脂(j)を用いた2mmのシートに、微粒子(h)をアクリル樹脂である屈折率が1.49である無色の透明印刷インキに15%の濃度で混合した後350メッシュ程度のスクリーン板を用いて12μmの厚みで塗布する。このようにして得られた試験片で上記(2)〜(10)の評価を行い、表6に示す結果が得られた。
比較例3の様に、透明樹脂と屈折率が等しい微粒子を表面の凹凸形状がでるように印刷で積層した試験片は、1/3視野角が5°より小さく、更に、二次加工した場合に、拡散剤がない場所が存在し、このため、1/3視野角が大きく低下し、プロジェクションテレビ用スクリーンとして好ましくない。
【0050】
比較例4、5
表3に示す原料ペレットを用い、表4に示す組み合わせで実施例1〜13と同様にして押出成形を行った。このようにして得られた積層シートの試験片について、上記(2)〜(10)の評価を行い表6に示す結果が得られた。比較例4、5の拡散性は、1/3視野角が、5〜20°内にある。ただし、(10)の試験結果より、その拡散性は、表面の形状に大きく依存していて、その表面形状も、二次加工前後ではその凹凸形状が大きく変化する。そのため、二次加工前の凹凸形状は大きく、外観として好ましくはない。また、二次加工後の拡散性の低下が大きく、プロジェクションテレビ用スクリーンとして好ましくない。
【0051】
【表1】
Figure 0003685227
【0052】
【表2】
Figure 0003685227
【0053】
【表3】
Figure 0003685227
【0054】
【表4】
Figure 0003685227
【0055】
【表5】
Figure 0003685227
【0056】
【表6】
Figure 0003685227
【0057】
【発明の効果】
本発明によって得られるプロジェクションテレビ用スクリーンは、光拡散性と光透過性を同時に満足しているため、きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】透明樹脂と微粒子の屈折率が等しいときの光拡散性を示した概略図である。
【図2】透明樹脂の屈折率が微粒子の屈折率より大きい場合の光拡散性を示した概略図である。
【図3】透明樹脂の屈折率が微粒子の屈折率より小さい場合の光拡散性を示した概略図である。
【図4】透明樹脂の屈折率が微粒子の屈折率よりかなり大きい(差が0.1より大)場合の光拡散性を示した概略図である。
【図5】本発明における1/3視野角の測定装置ゴニオフォトメーターの概略図である。
【図6】本発明における、評価に用いる二次加工の形状及び評価部分(円囲い)の概略図である。
【図7】本発明における、評価に用いる二次加工の形状及び評価部分(円囲い)の概略図である。
【符号の説明】
1 第一層の透明樹脂
2 微粒子
3 第二層の透明樹脂
4 画像光
5 白色光源
6 試験片
7 フォトマル
8 試験片
9 耐衝撃性の評価部分
10 試験片
11 1/3視野角の評価部分

Claims (5)

  1. 透明樹脂の第一層に、下記式(1)、(2)を同時に満足することを特徴とする微粒子を5wt%以上20wt%以下の濃度で分散させた透明樹脂の第二層を、30〜150μmの厚さで積層した積層板を用いてなり、且つ該第一層の透明樹脂、該第二層の透明樹脂、該微粒子のうち少なくとも1つの色調がJIS Z−8722に基づき、光源に標準C光源を用いて、10度視野で反射物体として測定したときの色度座標x 10 、y 10 及び明度指数L * が下記式(3)、(4)及び(5)を満たすことを特徴とするプロジェクションテレビ用スクリーン。
    0.001≦|Nd−Nm|≦0.1 ………(1)
    (Nmは第二層の透明樹脂の屈折率、Ndは微粒子の屈折率を示す。)
    1μm≦Dd≦10μm ………(2)
    (Ddは微粒子の重量平均粒径を示す。)
    0.20≦x 10 ≦0.50 ………(3)
    0.20≦y 10 ≦0.50 ………(4)
    5≦L * ≦95 ………(5)
  2. 該微粒子に屈折率が下記式(6)を満たすスチレン−アクリル系架橋重合体を用いることを特徴とする請求項1記載のプロジェクションテレビ用スクリーン。
    0.02≦|Nd−Nm|≦0.07 ………(6)
    (Nmは第二層の透明樹脂の屈折率、Ndは微粒子の屈折率を示す。)
  3. 該第一層及び又は該第二層の透明樹脂がアクリル樹脂であることを特徴とする請求項1〜2いずれかに記載のプロジェクションテレビ用スクリーン。
  4. 該第一層及び該第二層の透明樹脂が耐衝撃性アクリル樹脂であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のプロジェクションテレビ用スクリーン。
  5. 積層板が共押出成形法によって積層構成にした請求項1〜4いずれかに記載のプロジェクションテレビ用スクリーン。
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