JP3684780B2 - 自動販売機の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部へデータを発信する機能を備えた自動販売機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動販売機の在庫管理は、例えば特開平3−224088号公報に示す如く、外部の制御局から電話回線を介して自動販売機にアクセスし、当該自動販売機の在庫をチェックする方式が採用されていた。また、この他に通常採用されている制御装置として、自動販売機の商品の売切を自動販売機が検出し、この商品の売切を外部の制御局に通知するものもある。
【0003】
また、すべての商品に対して一定のしきい値を設け、在庫数がそのしきい値に達した場合に、外部の制御局に通知するものや、それぞれの商品に対してしきい値を設定し、そのしきい値に達した場合に、外部の制御局に当該商品の売切を通知するものもある。
【0004】
そして、これら自動販売機からの通知があった場合は、ルートマンが自動販売機の納品に行くものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、売切の通知があってから納品を行う場合は、通知を受けてから納品を行うまでの間、売切状態を放置することなる。また、すべての商品を一定のしきい値に設定して売切となる以前に通知を行う場合には、それぞれの商品の売れ行きの差によって、売切が発生してから納品を行うか、或いは、逆に必要以上に通知が発信され、在庫が十分にあるにもかかわらず納品を行わなければならないなどの商品補充作業の効率悪化を招いてしまう。
【0006】
また、それぞれの商品すべてに対して、自動販売機の設置場所の相違や季節の違いを考慮してしきい値を設定するためには、多大な労力を必要とする。
【0007】
本発明は、かかる従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、商品の売切状態の発生を防止若しくは抑制し、且つ、商品を効率よく納品することを可能とした自動販売機の制御装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動販売機の制御装置は、商品の在庫割合を把握する検出手段と、外部にデータを送信する送信手段と、制御手段とを備え、この制御手段は、商品の納品毎に当該商品の在庫割合に基づいてしきい値を設定すると共に、検出手段に基づき、在庫割合が当該しきい値に達した場合に、送信手段により警報情報を発信するものである。
【0009】
本発明によれば、商品の在庫割合を把握する検出手段と、外部にデータを送信する送信手段と、制御手段とを備えており、この制御手段は、商品の納品毎に当該商品の在庫割合に基づいてしきい値を設定すると共に、検出手段に基づき、在庫割合が当該しきい値に達した場合に、送信手段により警報情報を発信するようにしたので、商品の在庫の割合に応じた警報発信のしきい値を、自動的に設定することが可能となる。
【0010】
これにより、しきい値設定の煩わしさを解消できると共に、無用な警報や、警報の遅れによる売切の発生を効果的に防止若しくは抑制することが可能となるものである。
【0011】
請求項2の発明の自動販売機の制御装置は、上記において制御手段は、商品の納品毎の納品数から在庫割合を把握し、複数回分の当該在庫割合を用いて平均の在庫割合を算出すると共に、算出された平均の在庫割合よりも少許低い値にしきい値を設定するものである。
【0012】
請求項2の発明によれば、上記に加えて制御手段は、商品の納品毎の納品数から在庫割合を把握し、複数回分の当該在庫割合を用いて平均の在庫割合を算出するようにしたので、バラツキによる不都合の発生を効果的に回避できると共に、算出された平均の在庫割合よりも少許低い値にしきい値を設定するので、警報の発生を低減させ、省力化を図りつつ、売切の発生を防止若しくは抑制することができるようになるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の実施例としての自動販売機1の正面図、図2は前面扉を除く自動販売機1の正面図、図3は本発明の自動販売機1の制御装置の機能ブロック図、図3は本発明による動作を説明するフローチャートである。
【0014】
実施例の自動販売機1は、前面に開口した断熱箱体から成る本体2と、この本体に一側を回転自在に枢支された開閉自在の前面扉3とから構成されている。この前面扉3には、複数の商品見本S・・が陳列された商品ディスプレイ4が設けられており、商品ディスプレイ4の右下隅には、紙幣投入口5、金銭表示器6、硬貨投入口7、硬貨返却口8及び返却レバー9やキー10が設けられている。また、商品ディスプレイ4の前面には、各商品見本の下側に対応させて、選択ボタン11がそれぞれ設けられており、前面扉3の下側には販売口12が配置されている。
【0015】
この前面扉3の後方には、前面に図示しない断熱扉を有する商品収納庫13が本体2内に形成され、この商品収納庫13内には、図2に示す如く、前後に二列の商品ラック14が吊下されている。
【0016】
以上の要素を備えている自動販売機1は、制御装置22によって制御されている。この制御装置22は、図3に示す如く、金銭制御部23、押釦制御部24、販売制御部25、主制御部26、情報制御部27、モデム28、電話回線29によって構成されている。
【0017】
前記金銭制御部23は、自動販売機1の紙幣投入口5や硬貨投入口7に投入された金銭の真偽判断を行うと共に、投入された紙幣又は硬貨の合計金額を金銭表示器6に表示し、所定金額が投入されたことを主制御部26に報告する。
【0018】
次に、主制御部26より販売可能の情報が押釦制御部24に伝達された後、自動販売機1のそれぞれの商品の選択ボタン11が選択可能となる。そして、押釦制御部24は、この選択ボタン11のうち、どの選択ボタン11が選択されたかを判断し、その情報を主制御部26に報告する。
【0019】
次に、主制御部26より選択された商品を排出する指令が販売制御部25に伝達され、販売制御部25は、自動販売機1のそれぞれの商品が収納されている商品収納庫13の商品ラック14のうち、選択された商品ラック14から商品を排出し、その排出された商品の情報を主制御部26に報告する。
【0020】
そして、主制御部26は、金銭制御部23に販売した商品の合計金額を伝達した後、金銭制御部23は投入金額と販売した商品の合計金額から釣り銭を計算し、釣り銭を硬貨返却口8に排出する。
【0021】
前記主制御部26は、販売した商品の数から当該商品ラック14内の在庫割合を随時把握している。そして、それぞれの在庫割合が後述するしきい値に到達した場合、情報制御部27に警報の発生の指示を出す。そして、情報制御部27は警報をモデム28を介して、電話回線29により、管理会社などに通報する。
【0022】
次に、図4のフローチャートを用いて、係る警報発生の流れを説明する。はじめに、ステップS1において、納品回数を設定する。例えばここで納品回数を10回と設定する。次に、ステップS2において納品が行われると、当該納品の数から各商品ラック14毎の在庫割合を算出し、メモリに記憶する。
【0023】
そして、ステップS2からステップS3に進んで、納品時の在庫割合から各商品ラック14毎にしきい値を算出する。この算出方法は、例えば在庫割合を10%毎に区切り、納品時の在庫割合が50%以上の場合はしきい値を30%、納品時の在庫割合が40%以上の場合はしきい値を25%、納品時の在庫割合が30%以上の場合はしきい値を20%、納品時の在庫割合が20%以上の場合はしきい値を10%とする。
【0024】
次に、ステップS4に進み、納品回数がステップS1で設定した設定回数に到達したか否かを判断する。例えばここでは設定回数を10回と設定しているので納品回数が10回に達したか否かを判断する。納品回数が10回に達していない場合は、ステップS6に進む。
【0025】
また、納品回数が10回に達している場合は、ステップS5に進み、メモリに記憶してあるそれまでの納品時の在庫割合の合計(10回分の在庫割合)を納品回数(10回)で割ることにより、それぞれの商品ラック14毎のしきい値の平均を算出する。平均しきい値を算出後、ステップS6に進む。
【0026】
ステップS6では、各商品ラック14毎に、在庫割合と算出されたそれぞれのしきい値を比較して算出しきい値よりも在庫割合の方が小さくなった場合は、ステップS7に進んで警報を発生させる。警報発生により、モデム28を介して電話回線29により、どの商品がしきい値より小さくなったかを管理会社などに報告する。そして、ルートマンにより、商品の売切前に商品の納品が行われる。また、ステップS6にて、算出しきい値よりも在庫割合の方が大きい場合は、売切の可能性が小さいため、すぐに納品する必要はない。
【0027】
以上の構成により、納品時の在庫割合に応じて、しきい値が自動的に決定されるため、それぞれの商品に応じたしきい値が設定されることになり、それぞれの売れ行きに対応した警報発生を行うことができる。これにより、しきい値設定の煩わしさを解消することができると共に、無用な警報や、警報の遅れによる売切の発生を効果的に防止若しくは抑制することが可能となる。
【0028】
また、納品回数を設定することから複数回分のそれぞれの在庫割合を用いて平均の在庫割合を算出するようにしたので、バラツキによる不都合の発生を有効に回避することができる。更に、算出された平均の在庫割合よりも少許低い値をしきい値に設定するので、警報の発生が低減することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、商品の在庫数を把握する検出手段と、外部にデータを送信する送信手段と、制御手段とを備えており、この制御手段は、商品の納品毎に当該商品の在庫割合に基づいてしきい値を設定すると共に、検出手段に基づき、在庫割合が当該しきい値に達した場合に、送信手段により警報情報を発信するようにしたので、商品の在庫の割合に応じた警報発信のしきい値を、自動的に設定することが可能となる。
【0030】
これにより、しきい値設定の煩わしさを解消できると共に、無用な警報や、警報の遅れによる売切の発生を効果的に防止若しくは抑制することが可能となるものである。
【0031】
請求項2の発明によれば、上記に加えて制御手段は、商品の納品毎の納品数から在庫割合を把握し、複数回分の当該在庫割合を用いて平均の在庫割合を算出するようにしたので、バラツキによる不都合の発生を効果的に回避できると共に、算出された平均の在庫割合よりも少許低い値にしきい値を設定するので、警報の発生を低減させ、省力化を図りつつ、売切の発生を防止若しくは抑制することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動販売機の正面図である。
【図2】本発明の自動販売機の前面扉を除いた正面図である。
【図3】本発明の自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。
【図4】本発明の自動販売機の制御装置によるしきい値設定の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動販売機
13 商品収納庫
14 商品ラック
22 制御装置
23 金銭制御部
24 押釦制御部
25 販売制御部
26 主制御部
27 情報制御部
28 モデム
29 電話回線
Claims (2)
- 商品の在庫割合を把握する検出手段と、外部にデータを送信する送信手段と、制御手段とを備え、この制御手段は、商品の納品毎に当該商品の在庫割合に基づいてしきい値を設定すると共に、前記検出手段に基づき、在庫割合が当該しきい値に達した場合に、前記送信手段により警報情報を発信することを特徴とする自動販売機の制御装置。
- 制御手段は、商品の納品毎の納品数から在庫割合を把握し、複数回分の当該在庫割合を用いて平均の在庫割合を算出すると共に、算出された平均の在庫割合よりも少許低い値にしきい値を設定することを特徴とする請求項1の自動販売機の制御装置。
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1997
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