JP3684760B2 - 蒸気発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭や業務用の食品の解凍、調理又はパン等の食品加工工程や空調、室内清浄、衣類プレス、殺菌等に使用される蒸気発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の蒸気発生器は液体容器中にヒータを挿入し、容器内の水を加熱して蒸気を発生させる方式である。また、蒸気発生の高速化や蒸気量の制御を狙いとした蒸気発生器として、誘導加熱を用いた特開平3−98286号公報に記載されているようなものがあった。この蒸気発生器は図9に示すように絶縁体カラム1の外壁部に、コイル2を巻線し、内部には、積層充填体3が組み込まれている。円筒状の絶縁体カラム1の上部に天板(1−4)、下部には底板(1−5)が取り付けられている。また、液体を均一に分配するために分配器4が円筒状の絶縁体カラム1内の上部に取り付けられた構成となっている。
【0003】
そして上記コイル2に交流電流が印加されると積層充填体3に渦電流が発生し、積層充填体3が発熱する。発熱した積層充填体3に分配器4から液体を矢印の方向に通過させ蒸気を発生させるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の蒸気発生装置では、使用時間経過とともに、積層充填体3に蒸発残留物が堆積し、積層充填体3から液体への熱伝達特性が低下し、蒸気発生速度が遅くなり、蒸気温度の制御精度が悪くなったり、積層充填体3の発熱温度が上昇し、積層充填体3が熱破壊されるという課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため蒸気発生ボイラーに蒸気温度検知手段、制御手段を設け前記制御手段は蒸気温度検知手段で検知されたボイラーの初期の立ち上がり蒸気温度の最大値の上昇量からボイラーの蒸発残留物の堆積量が判別できるようにしたものである。
【0006】
上記発明によれば蒸発残留物の堆積によるボイラーの蒸気温度制御精度の低下やボイラー発熱部の異常温度上昇を事前に把握し、ボイラーの堆積物の除去や発熱部交換等のメンテ処理を行うことにより蒸気発生ボイラーの性能低下や異常過熱を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の蒸気発生装置は蒸気を発生するボイラーと、前記ボイラーから噴出する蒸気温度を検知する蒸気温度検知手段と、前記ボイラーの運転を制御する制御手段とを有する。
【0008】
そして、制御手段は蒸気温度検知手段で検知されたボイラーの初期の立ち上がり蒸気温度の最大値の上昇量からボイラーの蒸発残留物の堆積量を判別するため、蒸気ボイラーの発熱部を装置から取り出して蒸発残留物の堆積状態をチェックする必要がなく、蒸気ボイラーの運転管理が容易となる。
また、蒸発残留物の算出値に基ずきボイラーの運転を制御したり、外部へ蒸発残留物の堆積状態を報知できるようにしているため、蒸気発生ボイラーの性能低下や異常過熱を防止することができる。
【0009】
また、制御手段は演算比較回路を有し、蒸気温度検知手段で検知されたボイラーの立ち上がり蒸気温度の初期最大値信号と、その後の運転における蒸気温度検知手段で検知された立ち上がり蒸気温度の最大値とを演算比較回路が比較し、その差からボイラーへの蒸発残留物の堆積量を算出しているため、蒸発残留物の堆積量が定量的に把握でき、蒸気発生ボイラーの熱破壊を防止することができる。
【0010】
また、制御手段は演算比較回路、報知回路とを有し、外部には報知手段を設け、前記同様に演算比較回路でボイラーへの蒸発残留物の堆積量を算出するとともに、その算出値から蒸発残留物の堆積量を判別し、報知回路を介し、報知手段により堆積量が外部へ報知されるため、蒸気発生ボイラーの早期メンテナンスができ蒸気温度の制御精度が向上するとともに、ボイラの熱破壊を防止することができる。
【0011】
また、制御手段は設定部、演算比較回路、判定回路、電源部、ポンプ駆動回路、報知回路とを有し外部には報知手段を設け、ボイラー運転初期の蒸気温度検知手段から検知された立ち上がり蒸気温度の最大値と、その後の運転時に蒸気温度検知手段から検知された立ち上がり蒸気温度の最大値との差を比較算出し、その算出値から蒸発残留物の堆積量を判別し、堆積量が設定された堆積設定値に達し、外部報知された後、設定された補助運転時間経過後にボイラーの運転を停止するため、蒸気ボイラーを使用した装置またはシステムが運転途中で停止するのを防止する。
【0012】
また、制御手段は微分演算比較回路有し、微分演算回路はボイラーの初期の立ち上がり 蒸気温度の蒸気温度上昇勾配を蒸気温度が100度を越えた過熱蒸気領域に入った時点を起点とし、この勾配の変化から−ボイラーの蒸発残留物の堆積量別できるようにしているので、発熱体に含まれていた初期含水量の差による蒸蒸気温度上昇勾配気誤差要因を取り除くことができる。
【0013】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の蒸気発生器の全体構成を示す構成原理図、図2は同蒸気発生器の蒸気温度の特性図である。
【0014】
以下本発明の実施例1を図1から図2を参照して説明する。
【0015】
図1において、10は蒸気発生装置本体、11はボイラーで、筒状絶縁体で構成された加熱室12の外周には励磁コイル13が巻かれ、ボイラー11内には前記励磁コイル13により誘起される磁界の磁気回路構成体となる発熱体14が挿入されている。発熱体14は円筒形で、連続した気泡と連続する細い線体からなる多孔質金属体である。多孔質金属体は連続する空隙と細い線体とが3次元の網目状に構成されている。前記ボイラー11の上部には液体を滴下させる液体供給管15が接続されている。前記液体供給管15は液体ポンプ16が接続されている。液体ポンプ16の吸い込み側には給水タンク17が接続されている。18は加熱室12の下方に設けた蒸気流出管で、蒸気温度検知手段19が管路の中央近くに取り付けられている。20は制御手段で、温度検知回路21、制御回路22、電源回路23、ポンプ駆動回路24とで構成されている。
【0016】
図2は蒸気発生器10の立ち上がり特性を示すグラフで、運転開始時間と蒸気温度との関係を示している。図においてL0は使用初期の蒸気温度検知手段19で検知されたボイラーの立ち上がり蒸気温度、L1は発熱体14に蒸発残留物が堆積した時の蒸気温度検知手段19で検知されたボイラーの立ち上がり蒸気温度である。
【0017】
次に動作、作用について説明すると、制御回路22からの信号により、液体ポンプ16を始動させる。給水が始まると、制御回路22からの信号により電源回路23から交流電力が励磁コイル18に送られ、励磁コイル13の周囲に交流磁界が発生する。この交流磁界は発熱体14中を貫通する。供給された交流のサイクルにしたがって磁力線の方向が変化すると、発熱体14中には、その磁力界変化を阻止しようとする電気的力が作用し、発熱体14中にはコイル電流と逆方向の電流が誘起される。この誘起された誘導電流は細い無数の線体中を流れ発熱体14は発熱する。発熱体14の気泡中は水で満たされた状態となって、加熱室12中の水が加熱される。加熱が進行すると水は気化し蒸気となって蒸気流出管18から流出し、利用場所へ送られる。
【0018】
発熱体14に蒸発残留物の付着がない場合は、蒸気温度検知手段19で検知される蒸気温度は、L0で示される曲線となる。この時の設定された蒸気温度に対するオーバーシュート温度はT0となる。次にボイラー使用が繰り返され、供給水中に溶解しているスケール成分、シリカ成分が蒸発残留物として発熱体14に堆積され、その度合いが進行すると、蒸気温度検知手段19で検知される蒸気温度は、L1で示される曲線となる。曲線L1は設定された蒸気温度に対するオーバーシュート温度(T1)は大きな値となる。
【0019】
これは、蒸発残留物の堆積により発熱体の熱容量が大きくなり、電源回路への電力供給が制御回路で停止された後でも蒸気が加熱されるからである。即ち、オーバーシュート温度は発熱体に堆積した蒸発残留物量に応じ高くなる。このことから、前記蒸気温度検知手段19で検知された蒸発残留物未付着時の立ち上がり時のオーバーシュート温度(T0)と、ボイラー使用が繰り返された後の立ち上がり時のオーバーシュート温度(T1)を読み取ることにより、発熱体14への蒸発残留物の堆積量を推定することができる。
【0020】
このようにして、蒸気温度検知手段からの検知信号の変化量からボイラーの蒸発残留物の堆積量を判別でき、蒸発残留物の堆積状態をボイラーの発熱部14を加熱室12から取り出すことなくチェックすることができる。そして、発熱部14のクリーニングや発熱部14の交換等のメンテを適切に行うことができる。
【0021】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2の制御手段20の回路構成を示すブロック図である。
【0022】
本実施例2において、実施例1と異なる点は制御手段20に演算比較回路25、報知回路26を付加し、さらに、蒸発残留物の堆積状態を外部に知らせる報知手段27を設けていることである。
【0023】
なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0024】
次に、動作、作用を説明すると、本構成において、ボイラー運転初期の蒸気温度検知手段19のオーバーシュート温度(T0)を演算比較回路25に取り込む。次の運転からボイラー運転スタート時のオーバーシュート温度(T1)を演算比較回路25に取り込み、運転初期の蒸気温度検知手段19のオーバーシュート温度(T0)との温度差(T0−T1)を算出する。算出された数値信号が報知回路26へ送られる。数値信号は報知回路26で表示信号に変えられ、報知手段27に送られることにより発熱体への蒸発残留物の堆積量が報知手段で表示される。
【0025】
なお、比較演算のオーバーシュート温度の初期値として、蒸気温度の制御設定値を用いても作用的には同じである。
【0026】
(実施例3)
図4は本発明の実施例3の制御手段を示す回路構成図、図5は同制御手段のフローチャート図である。本実施例3において、実施例1、または2と異なる点は制御手段20に設定部28、判定回路29が付加され、制御手段20は検知回路21の検知信号値が発熱体14への蒸発残留物の堆積量の設定値に達すると、報知回路へ報知信号を送るとともに、一定時間Timが経過してからボイラーの運転が停止する補助運転時間を設けた制御シーケンスとしている点である。
【0027】
なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0028】
次に動作、作用を図4、5を参照して説明する。
【0029】
設定部28で蒸気温度設定値(Tset)、蒸気温度設定値(Tset)と以後のボイラー運転スタート時のオーバーシュート温度(T1)との差の1次限界値(TC)、補助運転時間(tc)とを入力する。設定終了後ボイラーを始動させる。蒸気発生運転が開始されると、蒸気温度検知手段19、検知回路21を介しボイラー運転スタート時のオーバーシュート温度(T1)が演算比較回路25に取り込まれる。演算比較回路25では(TS=T1−T0)が演算され、算出値(TS)が判定回路29に送られ、1次限界値(TC)と比較判定される。算出値(TS)が1次限界値(TC)より小の時は蒸気発生運転を継続して使用できる状態となる。
【0030】
ボイラーの運転が繰り返され、発熱体への蒸発残留物の堆積量が増加でボイラー運転スタート時のオーバーシュート温度(T1)が上昇し、算出値(TS)が1次限界値(TC)以上になると、判定回路29、報知回路26を介し、報知又は表示手段27へ信号が送られ外部へ報知されるとともに、ボイラーは以後の運転時間が制限された補助運転状態となる。この状態からさらに、蒸気発生手段10の運転が繰り返され、運転時間が設定された補助運転時間(tc)に達すると、制御回路22から電源回路23へ運転停止の信号が送られボイラー11は停止する。
【0031】
堆積量が設定された堆積設定値に達し、外部報知された後、許容運転時間経過後にボイラーの運転を停止するため、蒸気ボイラーを使用した装置またはシステムが運転途中で停止するのを防止する。
【0032】
(実施例4)
図6は本発明の実施例4の制御手段20を示す回路構成図で、図7は蒸気発生器10の立ち上がり特性を示すグラフで、運転開始時間と蒸気温度との関係を示している。図8は同上、蒸発残留物Wと温度Tと時間tの変化量の絶対値|dT/dt|との関係を示す特性グラフである。
【0033】
図6に示す制御手段20は実施例1(または2)の制御手段20に微分演算比較回路30を付加すし、微分演算比較回路30は検知回路21の検知信号を受け、受けた信号の変化を微分演算をし、発熱体への蒸発残留物の堆積量推定する構成としたものである。
【0034】
図7においてL0は使用初期の蒸気温度検知手段19で検知されたボイラーの立ち上がり蒸気温度、L1は発熱体14に蒸発残留物が堆積した時の蒸気温度検知手段19で検知されたボイラーの立ち上がり蒸気温度である。
【0035】
図8は蒸発残留物堆積量Wと温度Tと時間tの変化量の絶対値|dT/dt|との関係を示し、蒸発残留物堆積量Wは絶対値|dT/dt|に反比例的な関係となる。TsLは蒸発残留物の付着の設定値である。
【0036】
なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0037】
次に動作、作用を説明すると、実施例1に示したように、制御回路22からの信号により蒸気ボイラーの運転がスタートする。
【0038】
スタートと同時に温度検知信号が蒸気温度検知手段19から温度検知回路21へ送られる。発熱体14に蒸発残留物の付着がない場合は、温度検知回路21で検知される蒸気温度は、L0で示される曲線となる。微分演算比較回路30は温度検知回路21から温度信号を受け、温度Tと時間tの変化量の絶対値|dT/dt|算出する。この時に算出される特性はTs1となり、設定値TsLより大きな値となる。これは発熱体14への蒸発残留物の堆積量が少ないため、発熱体14の熱容量が小さく、温度上昇が速いことを示し、判定回路で性能的に問題ない状態であると判定される。判定された信号は電源回路23、ポンプ駆動回路24へ送られボイラーの運転は継続される。
【0039】
次にボイラー使用が繰り返され、供給水中のスケール成分、シリカ成分が蒸発残留物として発熱体14に堆積され、その度合いが進行すると、蒸気温度検知手段19で検知される蒸気温度は、L1で示される曲線となる。微分演算比較回路30は温度検知回路21から温度信号を受け、温度Tと時間tの変化量の絶対値|dT/dt|算出する。この時に算出される特性はTs2となり、設定値TsLより小さな値となる。曲線L1においては発熱体14中への蒸発残留物の堆積が増大し、熱容量が大きくなってり、温度上昇が遅くなったことを示し、判定回路で性能的が低下したと判定される。判定された信号は電源回路23、ポンプ駆動回路24へ送られボイラー11の運転は停止する。
【0040】
本実施例では性能が低下したと判定された後の制御は、ボイラー運転停止としているか、前記実施例に示されるように、報知手段で報知または表示したり、一定時間運転してボイラー運転が停止させる補助運転時間を経過した後停止させるシーケンスとしてもよい。
【0041】
(実施例5)
実施例5は制御手段の微分演算比較回路30における演算データ取り込み条件を図8の蒸気温度特性グラフに示している。なお特性表示記号は実施例4と同一であり、説明は省略する。
【0042】
次に動作、作用を説明すると、実施例1に示したように、制御回路22からの信号により蒸気ボイラー11の運転がスタートする。スタートと同時に温度検知信号が蒸気温度検知手段19から温度検知回路21へ送られる。温度検知回路21で検知される温度は100℃の蒸気発生時になると、温度が平衡状態になる。これは発熱体14およびその周辺に含まれる液体が蒸発しているためである。更に加熱が進むと、温度検知回路21で検知される温度は100℃を超えた過熱蒸気領域となる。微分演算比較回路30では、100℃から立ち上がる時点を起点にし、温度Tと時間tの変化量の絶対値|dT/dt|算出する。算出された|dT/dt|値と設定値との比較判定結果によるボイラーの運転制御や報知手段による外部報知は前記実施例と同一とする。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の蒸気発生装置制御手段は、蒸気温度検知手段で検知されたボイラーの初期の立ち上がり蒸気温度の最大値の変化からボイラーの蒸発残留物の堆積量を判別できるので、蒸発残留物の堆積状態をボイラーの発熱部を加熱室から取り出すことなくチェックすることができる。そして、発熱部のクリーニングや発熱部の交換等のメンテを適切に行うことができる。
【0044】
また、制御手段は比較演算回路を備え、ボイラー運転初期の蒸気温度検知手段から検知された立ち上がり蒸気温度の最大値と、その後の運転時に蒸気温度検知手段から検知された立ち上がり蒸気温度の最大値との差を比較算出し、その算出値から蒸発残留物の堆積量を算出しているので、堆積量が定量的に把握することができる。
【0045】
また、制御手段は報知手段とを備え、演算比較回路で算出された算出値から蒸発残留物の堆積量を判別し、報知手段により堆積量が外部へ報知されるので、報知手段により堆積量が外部へ報知されるため、蒸気発生ボイラーの早期メンテナンスができ蒸気温度の制御精度が向上するとともに、ボイラの熱破壊を防止することができる。
【0046】
また、制御手段は設定部と演算比較回路部とを備え、演算比較回路で算出された算出値から蒸発残留物の堆積量を判別し、堆積量が設定された堆積設定値に達した後、許容運転時間経過後ボイラーの運転を停止するようにしているので、外部報知された後、許容運転時間経過後にボイラーの運転を停止するため、蒸気ボイラーを使用した装置またはシステムが作業途中で停止するのを防止できる。
【0047】
また、制御手段は微分演算回路を有し、微分演算回路はボイラーの初期の立ち上がり蒸気温度の蒸気温度上昇勾配を蒸気温度が100度を越えた過熱蒸気領域に入った時点を起点とし、この勾配の変化から−ボイラーの蒸発残留物の堆積量を判別できるようにしているので、発熱体に含まれていた初期含水量の差による蒸蒸気温度上昇勾配気誤差要因を取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における蒸気発生装置の全体構成を示す原理構成図
【図2】 同蒸気発生器の蒸気温度の特性図
【図3】 本発明の実施例2における蒸気発生装置の制御手段の回路構成を示すブロック図
【図4】 本発明の実施例3における蒸気発生装置の制御手段の回路構成を示すブロック図
【図5】 同装置の制御手段のフローチャート
【図6】 本発明の実施例4における蒸気発生装置の制御手段の回路構成を示すブロック図
【図7】 本発明の実施例4における同蒸気発生装置の蒸気温度の特性図
【図8】 同装置における蒸発残留物堆積量Wと温度Tと時間tの変化量の絶対値|dT/dt|との関係を示す特性図
【図9】 従来の蒸気発生装置のボイラー部分の断面図
【符号の説明】
10 蒸気発生器本体
11 ボイラー
12 加熱室
13 励磁コイル
19 蒸気温度検知手段
20 制御手段
21 温度検知回路
22 制御回路
25 演算比較回路
26 報知回路
27 報知手段
28 設定部
29 判定回路
30 微分演算比較回路

Claims (5)

  1. 蒸気を発生するボイラーと、前記ボイラーから噴出する蒸気温度を検知する蒸気温度検知手段と、前記ボイラーの運転を制御する制御手段とからなり、前記制御手段は蒸気温度検知手段で検知されたボイラーの初期の立ち上がり蒸気温度の最大値の上昇量からボイラーの蒸発残留物の堆積量を判別する蒸気発生装置。
  2. 蒸気を発生するボイラーと、前記ボイラーから噴出する蒸気温度を検知する蒸気温度検知手段と、前記ボイラーの運転を制御する制御手段とからなり、前記制御手段は演算比較回路を備え、ボイラー運転初期の前記蒸気温度検知手段から検知された蒸気温度と、その後の運転時に前記蒸気温度検知手段から検知された立ち上がり蒸気温度の最大値との差を比較算出し、その算出値から蒸発残留物の堆積量を判別する蒸気発生装置。
  3. 蒸気を発生するボイラーと、前記ボイラーから噴出する蒸気温度を検知する蒸気温度検知手段と、前記ボイラーの運転を制御する制御手段とからなり、前記制御手段は演算比較回路と、報知手段とを備え、前記演算比較回路はボイラー運転初期の前記蒸気温度検知手段から検知された立ち上がり蒸気温度の最大値と、その後の運転時に前記蒸気温度検知手段から検知された立ち上がり蒸気温度の最大値との差を比較算出し、その算出値から蒸発残留物の堆積量を判別し、前記報知手段により堆積量を外部へ報知する蒸気発生装置。
  4. 蒸気を発生するボイラーと、前記ボイラーから噴出する蒸気温度を検知する蒸気温度検知手段と、前記ボイラーの運転を制御する制御手段とからなり、前記制御手段は設定部と演算比較回路部とを備え、ボイラー運転初期の前記蒸気温度検知手段から検知された立ち上がり蒸気温度の最大値と、その後の運転時に前記蒸気温度検知手段から検知された立ち上がり蒸気温度の最大値との差を比較算出し、その算出値から蒸発残留物の堆積量を判別し、堆積量が設定された堆積設定値に達した後、許容運転時間経過後ボイラーの運転を停止する蒸気発生装置。
  5. 蒸気を発生するボイラーと、前記ボイラーから噴出する蒸気温度を検知する蒸気温度検知手段と、前記ボイラーの運転を制御する制御手段とからなり、前記制御手段は微分演算回路を有し、前記微分演算回路はボイラーの初期の立ち上がり蒸気温度の蒸気温度上昇勾配を蒸気温度が100度を越えた過熱蒸気領域に入った時点を起点とし、この勾配の変化からボイラーの蒸発残留物の堆積量を判別する蒸気発生装置。
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