JPH109506A - 蒸気発生装置 - Google Patents
蒸気発生装置Info
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- JPH109506A JPH109506A JP15991996A JP15991996A JPH109506A JP H109506 A JPH109506 A JP H109506A JP 15991996 A JP15991996 A JP 15991996A JP 15991996 A JP15991996 A JP 15991996A JP H109506 A JPH109506 A JP H109506A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B1/00—Methods of steam generation characterised by form of heating method
- F22B1/28—Methods of steam generation characterised by form of heating method in boilers heated electrically
- F22B1/284—Methods of steam generation characterised by form of heating method in boilers heated electrically with water in reservoirs
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- Control Of Resistance Heating (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 水のスケール濃度が高くても水位低下を検出
することを可能とし、もって、水位検知を確実に行う。
また、スケールの蓄積によるヒータの洗浄の時期を的確
に知る。 【解決手段】 符号3は、容器内の水を加熱して蒸気を
発生するセラミックヒータである。このセラミックヒー
タ3の電気抵抗値の変化を回路4の電流値の変化として
電流センサ43で検出する。この検出信号電圧を可変抵
抗VR1で調節してコンパレータ回路6で設定電圧と比
較し、抵抗値が予め設定された第1の値より大きくなっ
た時から、一定時間TIMが設定されているタイマ9の
駆動を開始する。そして、前記検出信号電圧を可変抵抗
VR2で調節してコンパレータ回路7で設定電圧と比較
し、これにより、時間TIM内に、第1の値より大きい
予め設定されている第2の値よりセラミックヒータ3の
抵抗値が大きくなったと判断するときは、アンド回路1
1からHレベル信号を出力する。
することを可能とし、もって、水位検知を確実に行う。
また、スケールの蓄積によるヒータの洗浄の時期を的確
に知る。 【解決手段】 符号3は、容器内の水を加熱して蒸気を
発生するセラミックヒータである。このセラミックヒー
タ3の電気抵抗値の変化を回路4の電流値の変化として
電流センサ43で検出する。この検出信号電圧を可変抵
抗VR1で調節してコンパレータ回路6で設定電圧と比
較し、抵抗値が予め設定された第1の値より大きくなっ
た時から、一定時間TIMが設定されているタイマ9の
駆動を開始する。そして、前記検出信号電圧を可変抵抗
VR2で調節してコンパレータ回路7で設定電圧と比較
し、これにより、時間TIM内に、第1の値より大きい
予め設定されている第2の値よりセラミックヒータ3の
抵抗値が大きくなったと判断するときは、アンド回路1
1からHレベル信号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば衣類のプ
レス機やアイロンなどに用いられる、蒸気発生装置に関
する。
レス機やアイロンなどに用いられる、蒸気発生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、従来の蒸気発生装置
100は、管体構造の容器110と、この容器内に収納
されて容器内の水wを加熱するヒータ120と、同じく
容器110内に収納されて水位を検出する長短の検出棒
130a、130bを備えている。
100は、管体構造の容器110と、この容器内に収納
されて容器内の水wを加熱するヒータ120と、同じく
容器110内に収納されて水位を検出する長短の検出棒
130a、130bを備えている。
【0003】ヒータ120により発生した蒸気は容器1
10の上部に集まり、所定の管により導かれて利用され
る。水位の検出は検出棒130aと容器110間、検出
棒130bと容器110間の電気伝導(水位により変動
する)を検出することにより行っている。水位が下がっ
たときは、所定のモータ駆動により水を容器110内に
供給する。
10の上部に集まり、所定の管により導かれて利用され
る。水位の検出は検出棒130aと容器110間、検出
棒130bと容器110間の電気伝導(水位により変動
する)を検出することにより行っている。水位が下がっ
たときは、所定のモータ駆動により水を容器110内に
供給する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では以下のような問題があった。
術では以下のような問題があった。
【0005】すなわち、水wが濃縮されてスケール(C
a、Mg、Cl、Feなどの不純物)濃度が高くなる
と、沸騰する水wから多数の泡が発生する。そのため、
水wが沸騰していない状態での水位より高い位置に、泡
により押し上げられた水Wが存在し、実際は水位が低い
にもかかわらず、水位は正常であると誤検出されるとい
う問題である。
a、Mg、Cl、Feなどの不純物)濃度が高くなる
と、沸騰する水wから多数の泡が発生する。そのため、
水wが沸騰していない状態での水位より高い位置に、泡
により押し上げられた水Wが存在し、実際は水位が低い
にもかかわらず、水位は正常であると誤検出されるとい
う問題である。
【0006】そこで、この発明の目的は、水の不純物濃
度が高くても水位低下を検出することを可能とし、もっ
て、水位検知を確実に行うことができる蒸気発生装置を
提供することにある。
度が高くても水位低下を検出することを可能とし、もっ
て、水位検知を確実に行うことができる蒸気発生装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段を、後述する発明の実施の形態における対応す
る部材や符号もカッコ書きで付記して説明する。
めの手段を、後述する発明の実施の形態における対応す
る部材や符号もカッコ書きで付記して説明する。
【0008】請求項1に記載の発明は、水(w)が貯留
される容器(2)と、この容器内の水を加熱して蒸気を
発生するセラミックヒータ(3)と、このセラミックヒ
ータの電気抵抗値の変化を検出する検出手段(CT型電
流センサ43/抵抗R6)と、この抵抗値(に基づく電
流値/電圧値Vz)を予め設定されている第1の値(に
基づく電流値COM1/電圧値V1)と比較する第1の
比較手段(コンパレータ回路6、6´)と、前記抵抗値
が前記第1の値より大きくなった時から予め設定されて
いる時間(TIM)内に前記第1の値より大きい予め設
定されている第2の値(に基づく電流値COM2/電圧
値V2)と前記抵抗値とを比較する第2の比較手段(タ
イマ9、コンパレータ回路7、7´)と、を備えている
蒸気発生装置である。
される容器(2)と、この容器内の水を加熱して蒸気を
発生するセラミックヒータ(3)と、このセラミックヒ
ータの電気抵抗値の変化を検出する検出手段(CT型電
流センサ43/抵抗R6)と、この抵抗値(に基づく電
流値/電圧値Vz)を予め設定されている第1の値(に
基づく電流値COM1/電圧値V1)と比較する第1の
比較手段(コンパレータ回路6、6´)と、前記抵抗値
が前記第1の値より大きくなった時から予め設定されて
いる時間(TIM)内に前記第1の値より大きい予め設
定されている第2の値(に基づく電流値COM2/電圧
値V2)と前記抵抗値とを比較する第2の比較手段(タ
イマ9、コンパレータ回路7、7´)と、を備えている
蒸気発生装置である。
【0009】セラミックヒータは、下式(1)に示すよう
に、その温度により電気抵抗値が変動するという性質を
備えている。
に、その温度により電気抵抗値が変動するという性質を
備えている。
【0010】 Rx=Rt{1+αt(T−t)} ……… (1) Rx :温度Tのときの電気抵抗値 t :基準となる温度(通常は23℃) Rt :基準となる電気抵抗値 αt :抵抗温度係数(電気抵抗値によって決定される) そして、容器内に水が十分に存在し、セラミックヒータ
の表面積の大部分が水位中に没しているときは、セラミ
ックヒータの温度変化と、それによる電気抵抗値の変化
はあまりない。
の表面積の大部分が水位中に没しているときは、セラミ
ックヒータの温度変化と、それによる電気抵抗値の変化
はあまりない。
【0011】しかし、セラミックヒータの表面積の大き
な部分が水から露出しているとき、あるいは、スケール
がセラミックヒータの表面に蓄積しているときは、セラ
ミックヒータの温度は上昇し、それにより抵抗値も大き
くなる。
な部分が水から露出しているとき、あるいは、スケール
がセラミックヒータの表面に蓄積しているときは、セラ
ミックヒータの温度は上昇し、それにより抵抗値も大き
くなる。
【0012】この場合に、スケールの付着により温度が
上昇するときは、セラミックヒータの通電開始後、一定
時間内はセラミックヒータの温度が上昇を続けて抵抗値
も上昇するが、その後は大きな温度上昇はない。これに
対し、容器内に水が十分に存在せず、セラミックヒータ
の表面積の大きな部分が水から露出しているときは、前
記の一定時間の経過後もセラミックヒータの温度は顕著
に上昇を続け、電気抵抗値も顕著に増大する。
上昇するときは、セラミックヒータの通電開始後、一定
時間内はセラミックヒータの温度が上昇を続けて抵抗値
も上昇するが、その後は大きな温度上昇はない。これに
対し、容器内に水が十分に存在せず、セラミックヒータ
の表面積の大きな部分が水から露出しているときは、前
記の一定時間の経過後もセラミックヒータの温度は顕著
に上昇を続け、電気抵抗値も顕著に増大する。
【0013】そこで、この発明によれば、水を加熱して
蒸気を発生するためのヒータとしてセラミックヒータを
用い、このセラミックヒータの電気抵抗値を直接的に又
は間接的に検出し、その検出値を予め設定されている第
1の値と比較する。そして、測定値が第1の値より大き
くなった時から予め設定されている時間内に第1の値よ
り大きい、予め設定されている第2の値と測定値とを比
較する。第1、第2の値と予め設定した時間を適切に設
定しておけば、水が十分にあるときは電気抵抗の測定値
が第1の値を超えることはない。また、セラミックヒー
タの温度上昇があり、それがスケールの付着によるもの
であるときは、測定値が第1の抵抗値を超えるが、その
後、予め設定した時間内にセラミックーヒータの電気抵
抗値が第2の値を超えることはない。しかし、測定値の
上昇が容器内の水の不足により生じているときは予め設
定した時間内に第2の値も超える。
蒸気を発生するためのヒータとしてセラミックヒータを
用い、このセラミックヒータの電気抵抗値を直接的に又
は間接的に検出し、その検出値を予め設定されている第
1の値と比較する。そして、測定値が第1の値より大き
くなった時から予め設定されている時間内に第1の値よ
り大きい、予め設定されている第2の値と測定値とを比
較する。第1、第2の値と予め設定した時間を適切に設
定しておけば、水が十分にあるときは電気抵抗の測定値
が第1の値を超えることはない。また、セラミックヒー
タの温度上昇があり、それがスケールの付着によるもの
であるときは、測定値が第1の抵抗値を超えるが、その
後、予め設定した時間内にセラミックーヒータの電気抵
抗値が第2の値を超えることはない。しかし、測定値の
上昇が容器内の水の不足により生じているときは予め設
定した時間内に第2の値も超える。
【0014】これにより、水位の異常低下を検出するこ
とができる。この水位の異常低下の検出はセラミックヒ
ータの電気抵抗値の変動に基づいて検出されるので、水
のスケール濃度が高くても水位低下を検出することがで
きる。また、前記のとおりセラミックヒータ表面へのス
ケール付着に惑わされることなく水位の低下を検出する
ことができる。
とができる。この水位の異常低下の検出はセラミックヒ
ータの電気抵抗値の変動に基づいて検出されるので、水
のスケール濃度が高くても水位低下を検出することがで
きる。また、前記のとおりセラミックヒータ表面へのス
ケール付着に惑わされることなく水位の低下を検出する
ことができる。
【0015】従って、この発明の蒸気発生装置によれ
ば、水の不純物(スケール)濃度が高くても水位低下を
検出することを可能とし、もって、水位検知を確実に行
うことができる。
ば、水の不純物(スケール)濃度が高くても水位低下を
検出することを可能とし、もって、水位検知を確実に行
うことができる。
【0016】また、電気抵抗測定値の上昇が予め設定し
た時間内に第2の値を超えなかったときは、セラミック
ヒータにスケールが蓄積されていることを示すので、セ
ラミックヒータの洗浄の時期を的確に知ることができ
る。
た時間内に第2の値を超えなかったときは、セラミック
ヒータにスケールが蓄積されていることを示すので、セ
ラミックヒータの洗浄の時期を的確に知ることができ
る。
【0017】なお、セラミックヒータの電気抵抗値が変
動すると、このセラミックヒータの通電電流値が変動す
るので、セラミックヒータの抵抗値を間接的に検出する
ためには、(CT型電流センサ43による)前記セラミ
ックヒータへの通電電流値の変化に基づいて前記抵抗値
の変化を検出するようにしてもよい(請求項2)。
動すると、このセラミックヒータの通電電流値が変動す
るので、セラミックヒータの抵抗値を間接的に検出する
ためには、(CT型電流センサ43による)前記セラミ
ックヒータへの通電電流値の変化に基づいて前記抵抗値
の変化を検出するようにしてもよい(請求項2)。
【0018】また、セラミックヒータの電気抵抗値が変
動すると、このセラミックヒータでの電圧降下量が変化
するので、セラミックヒータでの電圧降下の変化(に基
づいて変動する電圧Vzの変化)に基づいて前記抵抗値
の変化を検出するようにしてもよい(請求項3)。
動すると、このセラミックヒータでの電圧降下量が変化
するので、セラミックヒータでの電圧降下の変化(に基
づいて変動する電圧Vzの変化)に基づいて前記抵抗値
の変化を検出するようにしてもよい(請求項3)。
【0019】
〔発明の実施の形態1〕まず、構成について説明する。
【0020】図1に示すように、この発明の実施の形態
1である蒸気発生装置1は、水wが貯留される管体構造
の容器2と、この容器2内に収納されて水wを加熱して
蒸気を発生するセラミックヒータ3とを備えている。こ
のセラミックヒータ3はアルミナセラミックの内部に発
熱体(配線)を埋め込んで一体焼結したものである。セ
ラミックヒータ3は容器2の底部に長さ方向を水平方向
として一対に配置されている(セラミックヒータ3a及
び3b)。従って、空気中への露出が通常ないので、図
6に示す従来のような配置とした場合に比べ、空気と水
との熱伝導度の相違によるセラミックヒータ3の断線が
防止できる。
1である蒸気発生装置1は、水wが貯留される管体構造
の容器2と、この容器2内に収納されて水wを加熱して
蒸気を発生するセラミックヒータ3とを備えている。こ
のセラミックヒータ3はアルミナセラミックの内部に発
熱体(配線)を埋め込んで一体焼結したものである。セ
ラミックヒータ3は容器2の底部に長さ方向を水平方向
として一対に配置されている(セラミックヒータ3a及
び3b)。従って、空気中への露出が通常ないので、図
6に示す従来のような配置とした場合に比べ、空気と水
との熱伝導度の相違によるセラミックヒータ3の断線が
防止できる。
【0021】図2は蒸気発生装置1の回路図である。同
図に示すように、回路4はセラミックヒータ3に電力を
供給する。すなわち、交流電源41、電源スイッチ42
及びセラミックヒータ3が直列に接続されていて、スイ
ッチ42を閉じることによりセラミックヒータ3に通電
する。符号R1はセラミックヒータ3の内部抵抗を示し
たものである。符号43は、この回路4に設けられたC
T型電流センサであり、回路4を流れる電流値を検出す
る。
図に示すように、回路4はセラミックヒータ3に電力を
供給する。すなわち、交流電源41、電源スイッチ42
及びセラミックヒータ3が直列に接続されていて、スイ
ッチ42を閉じることによりセラミックヒータ3に通電
する。符号R1はセラミックヒータ3の内部抵抗を示し
たものである。符号43は、この回路4に設けられたC
T型電流センサであり、回路4を流れる電流値を検出す
る。
【0022】整流回路5は、ダイオードD1〜D4で構
成されるブリッジ回路51を備え、このブリッジ回路5
1にはCT型電流センサ43が接続されていて、このC
T型電流センサ43から出力される交流信号は、ブリッ
ジ回路51により全波整流される。このブリッジ回路5
1の出力のプラス側と出力のマイナス側との間にはコン
デンサC1が接続され、整流後の出力信号を平滑化す
る。
成されるブリッジ回路51を備え、このブリッジ回路5
1にはCT型電流センサ43が接続されていて、このC
T型電流センサ43から出力される交流信号は、ブリッ
ジ回路51により全波整流される。このブリッジ回路5
1の出力のプラス側と出力のマイナス側との間にはコン
デンサC1が接続され、整流後の出力信号を平滑化す
る。
【0023】整流回路5の出力側は、コンパレータ回路
6、7に接続されている。また、整流回路5の出力のマ
イナス側は、後述するタイマ9や図示しないIC回路な
どの電圧供給源となる電源8のマイナス側に接続されて
いる。
6、7に接続されている。また、整流回路5の出力のマ
イナス側は、後述するタイマ9や図示しないIC回路な
どの電圧供給源となる電源8のマイナス側に接続されて
いる。
【0024】コンパレータ回路6は、整流回路5の出力
のプラス側とマイナス側との間に直列に接続された、固
定抵抗R2、可変抵抗VR1及び固定抵抗R3を備えて
いる。また、コンパレータ回路6はオペアンプOP1を
備えている。このオペアンプOP1の反転入力端子は前
記可変抵抗VR1と接続され、この可変抵抗VR1の抵
抗値の調節により可変の電圧が入力される。また、オペ
アンプOP1の非反転入力端子はツェナーダイオードD
5を介して整流回路5の出力のマイナス側と接続され、
一定電圧が入力される。
のプラス側とマイナス側との間に直列に接続された、固
定抵抗R2、可変抵抗VR1及び固定抵抗R3を備えて
いる。また、コンパレータ回路6はオペアンプOP1を
備えている。このオペアンプOP1の反転入力端子は前
記可変抵抗VR1と接続され、この可変抵抗VR1の抵
抗値の調節により可変の電圧が入力される。また、オペ
アンプOP1の非反転入力端子はツェナーダイオードD
5を介して整流回路5の出力のマイナス側と接続され、
一定電圧が入力される。
【0025】コンパレータ回路7は、整流回路5の出力
のプラス側とマイナス側との間に直列に接続された、固
定抵抗R4、可変抵抗VR2及び固定抵抗R5を備えて
いる。また、コンパレータ回路7はオペアンプOP2を
備えている。このオペアンプOP2の反転入力端子は前
記可変抵抗VR2と接続され、この可変抵抗VR2の抵
抗値の調節により可変の電圧が入力される。また、オペ
アンプOP2の非反転入力端子はツェナーダイオードD
5を介して整流回路5の出力のマイナス側と接続され、
一定電圧が入力される。
のプラス側とマイナス側との間に直列に接続された、固
定抵抗R4、可変抵抗VR2及び固定抵抗R5を備えて
いる。また、コンパレータ回路7はオペアンプOP2を
備えている。このオペアンプOP2の反転入力端子は前
記可変抵抗VR2と接続され、この可変抵抗VR2の抵
抗値の調節により可変の電圧が入力される。また、オペ
アンプOP2の非反転入力端子はツェナーダイオードD
5を介して整流回路5の出力のマイナス側と接続され、
一定電圧が入力される。
【0026】コンパレータ回路6の出力側はタイマ9と
接続されている。このタイマ9の出力側はアンド回路1
0及び11の入力側に接続されている。タイマ9はコン
パレータ回路6から所定のプラス電圧が印加されると、
その時から予め定められた一定時間だけ、Hレベル信号
をアンド回路10及び11に出力する。コンパレータ回
路7の出力側はアンド回路11の入力側に接続され、こ
のアンド回路11の出力側はアンド回路10の入力側に
も接続されている。
接続されている。このタイマ9の出力側はアンド回路1
0及び11の入力側に接続されている。タイマ9はコン
パレータ回路6から所定のプラス電圧が印加されると、
その時から予め定められた一定時間だけ、Hレベル信号
をアンド回路10及び11に出力する。コンパレータ回
路7の出力側はアンド回路11の入力側に接続され、こ
のアンド回路11の出力側はアンド回路10の入力側に
も接続されている。
【0027】次に、作用について説明する。
【0028】図3には、セラミックヒータ3の内部抵抗
R1が増大していった場合の、整流回路5の出力電流の
時間経過を示している。曲線X1は、容器2内の水wの
水位の低下によりセラミックヒータ3が空気中に露出
し、加熱された場合の整流回路5の出力電流の時間経過
を示している。曲線X2は、容器2内の水wの水位は、
セラミックヒータ3の位置より十分高い位置にあるが、
水w中のスケール(不純物)がセラミックヒータ3に所
定量付着し、セラミックヒータ3が加熱された場合の整
流回路5の出力電流の時間経過を示している。
R1が増大していった場合の、整流回路5の出力電流の
時間経過を示している。曲線X1は、容器2内の水wの
水位の低下によりセラミックヒータ3が空気中に露出
し、加熱された場合の整流回路5の出力電流の時間経過
を示している。曲線X2は、容器2内の水wの水位は、
セラミックヒータ3の位置より十分高い位置にあるが、
水w中のスケール(不純物)がセラミックヒータ3に所
定量付着し、セラミックヒータ3が加熱された場合の整
流回路5の出力電流の時間経過を示している。
【0029】可変抵抗VR1を調節して、図3に示す設
定電流値COM1より小さい電流値のときに、オペアン
プOP1が所定のHレベル信号をタイマ9に出力するよ
うにする。また、可変抵抗VR2を調節して、前記設定
電流値COM1より小さく設定されている図3に示す設
定電流値COM2よりも小さい電流値のときに、オペア
ンプOP2が所定のHレベル信号をアンド回路11に出
力するようにする。すなわち、可変抵抗VR1、VR2
は、オペアンプOP1の反転端子への入力電圧が、オペ
アンプOP2の非反転端子への入力電圧より所定量小さ
くなるように調節する。さらに、タイマ9の起動時間は
図3に示すような所定の設定値TIMに設定しておく。
この所定の設定値TIMは、曲線X1の前記設定電流値
COM1からCOM2への経過時間(TIM1)より大
きく、曲線X2の前記設定電流値COM1からCOM2
への経過時間(TIM2)より小さい。
定電流値COM1より小さい電流値のときに、オペアン
プOP1が所定のHレベル信号をタイマ9に出力するよ
うにする。また、可変抵抗VR2を調節して、前記設定
電流値COM1より小さく設定されている図3に示す設
定電流値COM2よりも小さい電流値のときに、オペア
ンプOP2が所定のHレベル信号をアンド回路11に出
力するようにする。すなわち、可変抵抗VR1、VR2
は、オペアンプOP1の反転端子への入力電圧が、オペ
アンプOP2の非反転端子への入力電圧より所定量小さ
くなるように調節する。さらに、タイマ9の起動時間は
図3に示すような所定の設定値TIMに設定しておく。
この所定の設定値TIMは、曲線X1の前記設定電流値
COM1からCOM2への経過時間(TIM1)より大
きく、曲線X2の前記設定電流値COM1からCOM2
への経過時間(TIM2)より小さい。
【0030】スイッチ42を閉じて、セラミックヒータ
3への通電が開始すると、容器2内に十分な量の水があ
り、セラミックヒータ3の表面にスケールの蓄積もない
ときは、セラミックヒータ3の内部抵抗R1の温度上昇
は少なく、よって、回路4を流れる電流値の減少も少な
いため、整流回路5からの出力電流値の減少も少なく、
この電流値は図3に示す正常値をほぼ維持する。
3への通電が開始すると、容器2内に十分な量の水があ
り、セラミックヒータ3の表面にスケールの蓄積もない
ときは、セラミックヒータ3の内部抵抗R1の温度上昇
は少なく、よって、回路4を流れる電流値の減少も少な
いため、整流回路5からの出力電流値の減少も少なく、
この電流値は図3に示す正常値をほぼ維持する。
【0031】容器2内に十分な量の水がないか、セラミ
ックヒータ3の表面にスケールの蓄積があるときは、整
流回路5の出力電流は漸減していく。これにより、オペ
アンプOP1の反転端子への入力電圧が漸減して、整流
回路5の出力電流が設定値COM1より小さくなると、
オペアンプOP1からタイマ9にHレベル信号が出力さ
れ、タイマ9が起動され、この起動後、設定時間TIM
の間、Hレベル信号をアンド回路10及び11に出力す
る。
ックヒータ3の表面にスケールの蓄積があるときは、整
流回路5の出力電流は漸減していく。これにより、オペ
アンプOP1の反転端子への入力電圧が漸減して、整流
回路5の出力電流が設定値COM1より小さくなると、
オペアンプOP1からタイマ9にHレベル信号が出力さ
れ、タイマ9が起動され、この起動後、設定時間TIM
の間、Hレベル信号をアンド回路10及び11に出力す
る。
【0032】この後、さらに、図3に示すように整流回
路5の出力電流が顕著な減少を示し、設定時間TIMの
間にオペアンプOP2からHレベル信号がアンド回路1
1に出力されると、タイマ9とオペアンプOP2からの
Hレベル信号が揃うため、アンド回路11はHレベル信
号を出力する。このように、設定時間TIMの間に整流
回路5の出力電流が顕著な減少を示すのは、容器2内の
水wが足らずにセラミックヒータ3が高温となった場合
である。
路5の出力電流が顕著な減少を示し、設定時間TIMの
間にオペアンプOP2からHレベル信号がアンド回路1
1に出力されると、タイマ9とオペアンプOP2からの
Hレベル信号が揃うため、アンド回路11はHレベル信
号を出力する。このように、設定時間TIMの間に整流
回路5の出力電流が顕著な減少を示すのは、容器2内の
水wが足らずにセラミックヒータ3が高温となった場合
である。
【0033】整流回路5の出力電流の減少が顕著ではな
く、オペアンプOP2からHレベル信号が出力されるこ
となく、設定時間TIMが終了すると、タイマ9はLレ
ベル信号をアンド回路10及び11に出力する。また、
オペアンプOP2からもLレベル信号がアンド回路11
に出力されているので、アンド回路11はLレベル信号
をアンド回路10に出力する。これにより、タイマ9か
らとアンド回路11からのLレベル信号が揃うため、ア
ンド回路10はHレベル信号を出力する。このように、
設定時間TIMの間に整流回路5の出力電流が顕著な減
少を示さない場合とは、セラミックヒータ3の表面にス
ケールが蓄積されている場合である。
く、オペアンプOP2からHレベル信号が出力されるこ
となく、設定時間TIMが終了すると、タイマ9はLレ
ベル信号をアンド回路10及び11に出力する。また、
オペアンプOP2からもLレベル信号がアンド回路11
に出力されているので、アンド回路11はLレベル信号
をアンド回路10に出力する。これにより、タイマ9か
らとアンド回路11からのLレベル信号が揃うため、ア
ンド回路10はHレベル信号を出力する。このように、
設定時間TIMの間に整流回路5の出力電流が顕著な減
少を示さない場合とは、セラミックヒータ3の表面にス
ケールが蓄積されている場合である。
【0034】あとは、所定の制御回路により、アンド回
路10からのHレベル信号を受けたときは、セラミック
ヒータ3への通電を停止したり、所定量の水を容器2内
に供給したり、所定の表示手段で容器2内の水Wの不足
を知らせるなどすればよい。
路10からのHレベル信号を受けたときは、セラミック
ヒータ3への通電を停止したり、所定量の水を容器2内
に供給したり、所定の表示手段で容器2内の水Wの不足
を知らせるなどすればよい。
【0035】すなわち、発明の実施の形態1は、セラミ
ックヒータ3の電気抵抗値の変化を回路4の電流の変化
としてとらえて、この発明を実現するものである。そし
て、測定抵抗値と第1の値との比較は、前記測定電流値
に応じて変動する電圧と所定の一定電圧とのオペアンプ
OP1における比較により間接的に実現するものであ
る。ここで、第1の値の設定は設定電流値COM1によ
り間接的に設定されている。また、同様に、測定抵抗値
と第2の値との比較は、前記測定電流値に応じて変動す
る電圧と所定の一定電圧とのオペアンプOP2における
比較により間接的に実現するものである。第2の値の設
定は設定電流値COM2により間接的に設定されてい
る。
ックヒータ3の電気抵抗値の変化を回路4の電流の変化
としてとらえて、この発明を実現するものである。そし
て、測定抵抗値と第1の値との比較は、前記測定電流値
に応じて変動する電圧と所定の一定電圧とのオペアンプ
OP1における比較により間接的に実現するものであ
る。ここで、第1の値の設定は設定電流値COM1によ
り間接的に設定されている。また、同様に、測定抵抗値
と第2の値との比較は、前記測定電流値に応じて変動す
る電圧と所定の一定電圧とのオペアンプOP2における
比較により間接的に実現するものである。第2の値の設
定は設定電流値COM2により間接的に設定されてい
る。
【0036】以上説明した、この発明の実施の形態1で
ある蒸気発生装置1によれば、容器2内の水位の異常低
下を検出することができる。この水位の異常低下の検出
はセラミックヒータ3の電気抵抗値の変動に基づいて検
出されるので、水wのスケール濃度が高くても水位低下
を検出することができる。また、前記のとおりセラミッ
クヒータ3の表面へのスケール付着に惑わされることな
く水位の低下を検出することができる。
ある蒸気発生装置1によれば、容器2内の水位の異常低
下を検出することができる。この水位の異常低下の検出
はセラミックヒータ3の電気抵抗値の変動に基づいて検
出されるので、水wのスケール濃度が高くても水位低下
を検出することができる。また、前記のとおりセラミッ
クヒータ3の表面へのスケール付着に惑わされることな
く水位の低下を検出することができる。
【0037】従って、この発明の蒸気発生装置1によれ
ば、水wのスケール濃度が高くても水位低下を検出する
ことを可能とし、もって、水位検知を確実に行うことが
できる。
ば、水wのスケール濃度が高くても水位低下を検出する
ことを可能とし、もって、水位検知を確実に行うことが
できる。
【0038】また、アンド回路11からのHレベル信号
に基づいて所定の表示手段、例えば、ランプの点滅など
でスケールの付着を知らせるようにすれば、セラミック
ヒータ3や容器2内の洗浄の時期を適切に知ることがで
きる。
に基づいて所定の表示手段、例えば、ランプの点滅など
でスケールの付着を知らせるようにすれば、セラミック
ヒータ3や容器2内の洗浄の時期を適切に知ることがで
きる。
【0039】さらに、従来用いていたニクロム線を発熱
体とするシーズ・ヒータでは金属表面の腐食の問題がつ
きまとっていたが、セラミックヒータ3を用いたことに
より、この腐食の問題も解決された。
体とするシーズ・ヒータでは金属表面の腐食の問題がつ
きまとっていたが、セラミックヒータ3を用いたことに
より、この腐食の問題も解決された。
【0040】〔発明の実施の形態2〕前記発明の実施の
形態1と構成上相違する点は回路構成であるため、以下
では発明の実施の形態2の回路構成について説明する。
形態1と構成上相違する点は回路構成であるため、以下
では発明の実施の形態2の回路構成について説明する。
【0041】図4は、その回路構成を示すもので、図2
と同一符号の回路要素は前記発明の実施の形態1と同様
であるため、詳細な説明は省略する。
と同一符号の回路要素は前記発明の実施の形態1と同様
であるため、詳細な説明は省略する。
【0042】セラミックヒータ3に通電する回路4´
は、セラミックヒータ3と抵抗R6が直列に接続されて
いる。これにより、印加電圧+Vは抵抗R6で電圧降下
し、この電圧降下後の電圧Vzをコンパレータ回路6
´、7´に設けられたオペアンプOP1、OP2の各々
の非反転入力端子に印加するように接続されている。
は、セラミックヒータ3と抵抗R6が直列に接続されて
いる。これにより、印加電圧+Vは抵抗R6で電圧降下
し、この電圧降下後の電圧Vzをコンパレータ回路6
´、7´に設けられたオペアンプOP1、OP2の各々
の非反転入力端子に印加するように接続されている。
【0043】コンパレータ回路6´は電源61を備えて
いて、オペアンプOP1の反転入力端子は、この電源6
1のプラス側に接続されていて、この反転入力端子には
予め設定されている電圧V1が入力される。同様に、コ
ンパレータ回路7´は電源71を備えていて、オペアン
プOP2の反転入力端子は、この電源71のプラス側に
接続されていて、この反転入力端子には前記電圧V1よ
り大きい予め設定されている電圧V2が入力される。
いて、オペアンプOP1の反転入力端子は、この電源6
1のプラス側に接続されていて、この反転入力端子には
予め設定されている電圧V1が入力される。同様に、コ
ンパレータ回路7´は電源71を備えていて、オペアン
プOP2の反転入力端子は、この電源71のプラス側に
接続されていて、この反転入力端子には前記電圧V1よ
り大きい予め設定されている電圧V2が入力される。
【0044】次に、作用について説明する。
【0045】図5はセラミックヒータ3の内部抵抗R1
が増大していった場合の電圧Vzと時間経過との関係を
示すグラフ図である。曲線Y1は、容器2内の水wの水
位の低下によりセラミックヒータ3が空気中に露出し、
加熱された場合の電圧Vzと時間経過との関係を示して
いる。曲線Y2は、容器2内の水wの水位は、セラミッ
クヒータ3の位置より十分高い位置にまであるが、水w
中のスケール(不純物)がセラミックヒータ3に所定量
付着し、セラミックヒータ3が加熱された場合の電圧V
zと時間経過との関係を示している。
が増大していった場合の電圧Vzと時間経過との関係を
示すグラフ図である。曲線Y1は、容器2内の水wの水
位の低下によりセラミックヒータ3が空気中に露出し、
加熱された場合の電圧Vzと時間経過との関係を示して
いる。曲線Y2は、容器2内の水wの水位は、セラミッ
クヒータ3の位置より十分高い位置にまであるが、水w
中のスケール(不純物)がセラミックヒータ3に所定量
付着し、セラミックヒータ3が加熱された場合の電圧V
zと時間経過との関係を示している。
【0046】セラミックヒータ3の温度が上昇して内部
抵抗R1が増大すると、回路4´の電流が減少するた
め、抵抗R6による電圧降下分は減少し、電圧Vzは上
昇する。電圧Vzが、電源61から入力されている電圧
V1より大きくなると、オペアンプOP1はHレベル信
号をタイマ9に出力する。そして、さらに電圧Vzが、
電源71から入力されている電圧V2より大きくなる
と、オペアンプOP2はHレベル信号をアンド回路11
に出力する。
抵抗R1が増大すると、回路4´の電流が減少するた
め、抵抗R6による電圧降下分は減少し、電圧Vzは上
昇する。電圧Vzが、電源61から入力されている電圧
V1より大きくなると、オペアンプOP1はHレベル信
号をタイマ9に出力する。そして、さらに電圧Vzが、
電源71から入力されている電圧V2より大きくなる
と、オペアンプOP2はHレベル信号をアンド回路11
に出力する。
【0047】すなわち、発明の実施の形態2では、セラ
ミックヒータ3の電気抵抗変化を電圧Vzの変化で検出
し、電圧Vzが電圧V1より大きくなったときは、水w
の異常減少か、セラミックヒータ3の表面にスケールの
蓄積が生じていると判断し、電圧Vzが電圧V1より大
きくなった後、予め設定されている時間TIM内に電圧
Vzが電圧V2をも上回ったときは、水wの異常減少と
特定してアンド回路11からHレベル信号を出力し、そ
うでないときは、セラミックヒータ3の表面にスケール
の蓄積が生じていると特定して、アンド回路10からH
レベル信号を出力するものである。図5に示すように、
所定の設定値TIMは、曲線Y1の前記設定電圧値V1
からV2への経過時間(TIM1)より大きく、曲線Y
2の前記設定電圧値V1からV2への経過時間(TIM
2)より小さく設定されている。
ミックヒータ3の電気抵抗変化を電圧Vzの変化で検出
し、電圧Vzが電圧V1より大きくなったときは、水w
の異常減少か、セラミックヒータ3の表面にスケールの
蓄積が生じていると判断し、電圧Vzが電圧V1より大
きくなった後、予め設定されている時間TIM内に電圧
Vzが電圧V2をも上回ったときは、水wの異常減少と
特定してアンド回路11からHレベル信号を出力し、そ
うでないときは、セラミックヒータ3の表面にスケール
の蓄積が生じていると特定して、アンド回路10からH
レベル信号を出力するものである。図5に示すように、
所定の設定値TIMは、曲線Y1の前記設定電圧値V1
からV2への経過時間(TIM1)より大きく、曲線Y
2の前記設定電圧値V1からV2への経過時間(TIM
2)より小さく設定されている。
【0048】この発明の実施の形態2は、前記発明の実
施の形態1より回路を簡易に構成することができる。
施の形態1より回路を簡易に構成することができる。
【0049】なお、前記発明の実施の形態1、2では、
セラミックヒータの電気抵抗値が前記第1の値より大き
くなった時から予め設定されている時間後に、例えば5
秒後に、前記第1の値より予め大きく設定されている第
2の値と前記抵抗値とを比較する第2の比較手段とを備
え、容器内の水位やセラミックヒータ表面の状態を判定
しているが、これに代えて、セラミックヒータの電気抵
抗値が前記第1の値よりいくら変化したか、すなわち単
位時間当りの電気抵抗値変化率を演算し、予め設定され
た電気抵抗値変化率との比較を、周知の演算装置(CP
U)で行い、容器内の水位やセラミックヒータ表面の状
態を判定するようにしてもよい。
セラミックヒータの電気抵抗値が前記第1の値より大き
くなった時から予め設定されている時間後に、例えば5
秒後に、前記第1の値より予め大きく設定されている第
2の値と前記抵抗値とを比較する第2の比較手段とを備
え、容器内の水位やセラミックヒータ表面の状態を判定
しているが、これに代えて、セラミックヒータの電気抵
抗値が前記第1の値よりいくら変化したか、すなわち単
位時間当りの電気抵抗値変化率を演算し、予め設定され
た電気抵抗値変化率との比較を、周知の演算装置(CP
U)で行い、容器内の水位やセラミックヒータ表面の状
態を判定するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】この発明によれば、水の不純物濃度が高
くても水位低下を検出することを可能とし、もって、水
位検知を確実に行うことができる蒸気発生装置を提供す
ることができる。また、不純物の蓄積によるヒータの洗
浄の時期を的確に知ることができる。
くても水位低下を検出することを可能とし、もって、水
位検知を確実に行うことができる蒸気発生装置を提供す
ることができる。また、不純物の蓄積によるヒータの洗
浄の時期を的確に知ることができる。
【図1】この発明の実施の形態1である蒸気発生装置の
容器とセラミックヒータとを示す図であり、(A)は縦断
面図、(B)は底面図。
容器とセラミックヒータとを示す図であり、(A)は縦断
面図、(B)は底面図。
【図2】この発明の実施の形態1である蒸気発生装置の
回路図。
回路図。
【図3】この発明の実施の形態1である蒸気発生装置の
作用を説明するグラフ図。
作用を説明するグラフ図。
【図4】この発明の実施の形態2である蒸気発生装置の
回路図。
回路図。
【図5】この発明の実施の形態2である蒸気発生装置の
作用を説明するグラフ図。
作用を説明するグラフ図。
【図6】従来の蒸気発生装置の断面図。
1 蒸気発生装置 2 容器 3 セラミックヒータ 6、6´ コンパレータ回路 7、7´ コンパレータ回路 9 タイマ 43 CT型電流センサ R6 抵抗 TIM 設定時間 COM1 第1の値に基づく設定電流値 COM2 第2の値に基づく設定電流値 Vz 入力電圧 V1 第1の値に基づく設定電圧値 V2 第2の値に基づく設定電圧値
Claims (3)
- 【請求項1】水が貯留される容器と、 この容器内の水を加熱して蒸気を発生するセラミックヒ
ータと、 このセラミックヒータの電気抵抗値の変化を検出する検
出手段と、 この抵抗値を予め設定されている第1の値と比較する第
1の比較手段と、 前記抵抗値が前記第1の値より大きくなった時から予め
設定されている時間内に前記第1の値より大きい予め設
定されている第2の値と前記抵抗値とを比較する第2の
比較手段と、を備えている蒸気発生装置。 - 【請求項2】前記検出手段は、 前記セラミックヒータへの通電電流値の変化に基づいて
前記抵抗値の変化を検出するものである、請求項1に記
載の蒸気発生装置。 - 【請求項3】前記検出手段は、 前記セラミックヒータでの電圧降下の変化に基づいて前
記抵抗値の変化を検出するものである、請求項1に記載
の蒸気発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15991996A JPH109506A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 蒸気発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15991996A JPH109506A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 蒸気発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH109506A true JPH109506A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15704029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15991996A Pending JPH109506A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 蒸気発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH109506A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0947767A2 (en) * | 1998-04-02 | 1999-10-06 | Carel S.r.l. | Device for detecting the thickness of scale on resistive elements of electric resistor-based steam generators |
NL1010813C2 (nl) * | 1998-12-15 | 2000-06-19 | Nedap Nv | Een microcontroller gestuurd apparaat dat door middel van elektriciteit op een beheerste wijze stoom genereert zonder gebruikmaking van afzonderlijke sensoren. |
CN1315425C (zh) * | 2002-08-20 | 2007-05-16 | 企鹅蜡株式会社 | 电动地面抛光器 |
WO2007085247A3 (de) * | 2006-01-30 | 2007-11-29 | Rational Ag | Verfahren zum führen von reinigungsvorgängen in einer fluidaufnahmevorrichtung eines nahrungsmittelbehandlungsgeräts sowie fluidaufnahmevorrichtung und nahrungsmittelbehandlungsgerät hierfür |
JP2010112631A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Sharp Corp | 加熱調理器 |
FR3020125A1 (fr) * | 2014-04-17 | 2015-10-23 | Ecodrop | Corps de chauffe pour la generation de vapeur |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP15991996A patent/JPH109506A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0947767A2 (en) * | 1998-04-02 | 1999-10-06 | Carel S.r.l. | Device for detecting the thickness of scale on resistive elements of electric resistor-based steam generators |
EP0947767A3 (en) * | 1998-04-02 | 2001-01-31 | Carel S.r.l. | Device for detecting the thickness of scale on resistive elements of electric resistor-based steam generators |
NL1010813C2 (nl) * | 1998-12-15 | 2000-06-19 | Nedap Nv | Een microcontroller gestuurd apparaat dat door middel van elektriciteit op een beheerste wijze stoom genereert zonder gebruikmaking van afzonderlijke sensoren. |
EP1010937A1 (en) * | 1998-12-15 | 2000-06-21 | N.V. Nederlandsche Apparatenfabriek NEDAP | Microcontroller controlled electric steam generator without separate sensors |
CN1315425C (zh) * | 2002-08-20 | 2007-05-16 | 企鹅蜡株式会社 | 电动地面抛光器 |
WO2007085247A3 (de) * | 2006-01-30 | 2007-11-29 | Rational Ag | Verfahren zum führen von reinigungsvorgängen in einer fluidaufnahmevorrichtung eines nahrungsmittelbehandlungsgeräts sowie fluidaufnahmevorrichtung und nahrungsmittelbehandlungsgerät hierfür |
US8025740B2 (en) | 2006-01-30 | 2011-09-27 | Rational Ag | Process for conducting cleaning operations in a fluid-receiving device of a foodstuff-processing apparatus, and fluid-receiving device and foodstuff-processing apparatus therefor |
JP2010112631A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Sharp Corp | 加熱調理器 |
FR3020125A1 (fr) * | 2014-04-17 | 2015-10-23 | Ecodrop | Corps de chauffe pour la generation de vapeur |
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