JP3684597B2 - バーナ取付け装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般家庭等で使用される加熱機器に用いられるバーナの取付け装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種のバーナ取付け装置を図５に示す。図５において、１は燃料供給パイプ、２は燃料供給パイプ１に螺着されたノズル、３はバーナ、４はバーナキャップである。５はノズル２の挿通孔６を有するダンパーで、バーナ３に嵌着されている。７はバーナ３の係止具である。８は燃料供給パイプ１を機器本体の取付け板９に固定する取付け金具で、燃料供給パイプ１に固定されている。
【０００３】
バーナ３の取付けは、まずバーナ３に嵌着されたダンパー５の挿通孔６をノズル２に挿通し支承され、次に係止具７により係止せしめられるのである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、サービス時や機器の掃除等でのバーナ３の取り外し後再取付けしようとした時、バーナ３に嵌着されたダンパー５の挿通孔６とノズル２が見え難い位置にあった場合、誤ってバーナ３はノズル２の上に乗りあげたり下に潜り込んだりしたままで係止される。これらの状態で機器の運転がなされ、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を引き起こすという問題を有していた。
【０００５】
本発明は、かかる従来の問題点を解消するもので、取付け金具８にノズル２の上下にある一定の距離を保って舌部を設け、バーナ３がノズル２の上に乗り上げたり下に潜り込んだりしたままで係止されることを防止し、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を防ぐことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のバーナ取付け装置は、燃料供給パイプに固定されたノズルと、一方がダンパーの挿通孔に前記ノズルを挿通することにより支承され他方が係止具により係止されたバーナと、機器本体の取付け板に取り付けられ前記燃料供給パイプを固定する取付け金具とを備え、前記取付け金具は前記ノズルを固定する支持部と前記ノズルの上下にダンパー外径より小さい間隙を形成する舌部を一体的に設けた構成としたものである。
【０００７】
【作用】
本発明は、上記した構成によって、バーナを取り付ける際に、ダンパー挿通孔にノズルを挿通しようとして誤って上下方向にずれたとしても、ノズルの上下に設けたダンパー外径より小さい間隙を形成する舌部に当たり、バーナがノズルの上に乗り上げたり下に潜り込んだりすることを防止し、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を防ぐことができる。
【０００８】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面にもとづいて説明する。
【０００９】
図１、図２、図３、図４において、１０は燃料供給パイプ、１１は燃料供給パイプ１０に螺着されたノズル、１２はバーナ、１３はバーナキャップである。１４はノズル１１の挿通孔１５を有するダンパーで、バーナ１２に嵌着されている。１６はバーナ１２の係止具である。１７は燃料供給パイプ１０を機器本体の取付け板１８に固定する取付け金具で、燃料供給パイプ１０に固定されているのであるが、ノズル１１の上下にバーナ１２に嵌着されたダンパー１４の外寸Ａより小さい寸法Ｂ、Ｃに保たれた舌部１９、２０が設けてある。
【００１０】
上記構成において、バーナ１２の取付けは、まずバーナ１２に嵌着されたダンパー１４の挿通孔１５をノズル１１に挿通し支承され、次に係止具１６により係止せしめられるのであるが、ノズル１１への挿通時誤ってバーナ１２がノズル１１に乗り上げようとしても、寸法Ｂは寸法Ａより小さいためダンパー１４を嵌着したバーナ１２が取付け金具１７に設けられた舌部１９に当たり、乗り上げた状態で係止具１６により係止されることはない。また、バーナ１２がノズル１１の下に潜り込もうとしても、寸法Ｃは寸法Ａよりも小さいためダンパー１４を嵌着したバーナ１２が取付け金具１７に設けられた舌部２０に当たり、潜り込んだ状態で係止具１６により係止されることはない。従って、バーナ１２がノズル１１の上に乗り上げたり下に潜り込んだりることを防止し、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を防ぐことができるのである。
【００１１】
【発明の効果】
以上のように本発明のバーナ取付け装置によれば、次の効果が得られる。
【００１２】
（１）バーナの取付けが確実にでき、バーナのノズルの上への乗り上げや下への潜り込みを防止し、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を防ぐことができる。
【００１３】
（２）取付け金具の形状変更のみで、低コストで上記の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例のバーナ取付け状態を示す部分断面図
【図２】同上のバーナ寸法図
【図３】同上の取付け金具の寸法関係図
【図４】同上の取付け金具の斜視図
【図５】従来のバーナ取付け状態を示す部分断面図
【符号の説明】
１０ 燃料供給パイプ
１１ ノズル
１２ バーナ
１３ バーナキャップ
１４ ダンパー
１５ 挿通孔
１６ 係止具
１７ 取付け金具
１８ 取付け板
１９ 舌部
２０ 舌部
【産業上の利用分野】
本発明は、一般家庭等で使用される加熱機器に用いられるバーナの取付け装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種のバーナ取付け装置を図５に示す。図５において、１は燃料供給パイプ、２は燃料供給パイプ１に螺着されたノズル、３はバーナ、４はバーナキャップである。５はノズル２の挿通孔６を有するダンパーで、バーナ３に嵌着されている。７はバーナ３の係止具である。８は燃料供給パイプ１を機器本体の取付け板９に固定する取付け金具で、燃料供給パイプ１に固定されている。
【０００３】
バーナ３の取付けは、まずバーナ３に嵌着されたダンパー５の挿通孔６をノズル２に挿通し支承され、次に係止具７により係止せしめられるのである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、サービス時や機器の掃除等でのバーナ３の取り外し後再取付けしようとした時、バーナ３に嵌着されたダンパー５の挿通孔６とノズル２が見え難い位置にあった場合、誤ってバーナ３はノズル２の上に乗りあげたり下に潜り込んだりしたままで係止される。これらの状態で機器の運転がなされ、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を引き起こすという問題を有していた。
【０００５】
本発明は、かかる従来の問題点を解消するもので、取付け金具８にノズル２の上下にある一定の距離を保って舌部を設け、バーナ３がノズル２の上に乗り上げたり下に潜り込んだりしたままで係止されることを防止し、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を防ぐことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のバーナ取付け装置は、燃料供給パイプに固定されたノズルと、一方がダンパーの挿通孔に前記ノズルを挿通することにより支承され他方が係止具により係止されたバーナと、機器本体の取付け板に取り付けられ前記燃料供給パイプを固定する取付け金具とを備え、前記取付け金具は前記ノズルを固定する支持部と前記ノズルの上下にダンパー外径より小さい間隙を形成する舌部を一体的に設けた構成としたものである。
【０００７】
【作用】
本発明は、上記した構成によって、バーナを取り付ける際に、ダンパー挿通孔にノズルを挿通しようとして誤って上下方向にずれたとしても、ノズルの上下に設けたダンパー外径より小さい間隙を形成する舌部に当たり、バーナがノズルの上に乗り上げたり下に潜り込んだりすることを防止し、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を防ぐことができる。
【０００８】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面にもとづいて説明する。
【０００９】
図１、図２、図３、図４において、１０は燃料供給パイプ、１１は燃料供給パイプ１０に螺着されたノズル、１２はバーナ、１３はバーナキャップである。１４はノズル１１の挿通孔１５を有するダンパーで、バーナ１２に嵌着されている。１６はバーナ１２の係止具である。１７は燃料供給パイプ１０を機器本体の取付け板１８に固定する取付け金具で、燃料供給パイプ１０に固定されているのであるが、ノズル１１の上下にバーナ１２に嵌着されたダンパー１４の外寸Ａより小さい寸法Ｂ、Ｃに保たれた舌部１９、２０が設けてある。
【００１０】
上記構成において、バーナ１２の取付けは、まずバーナ１２に嵌着されたダンパー１４の挿通孔１５をノズル１１に挿通し支承され、次に係止具１６により係止せしめられるのであるが、ノズル１１への挿通時誤ってバーナ１２がノズル１１に乗り上げようとしても、寸法Ｂは寸法Ａより小さいためダンパー１４を嵌着したバーナ１２が取付け金具１７に設けられた舌部１９に当たり、乗り上げた状態で係止具１６により係止されることはない。また、バーナ１２がノズル１１の下に潜り込もうとしても、寸法Ｃは寸法Ａよりも小さいためダンパー１４を嵌着したバーナ１２が取付け金具１７に設けられた舌部２０に当たり、潜り込んだ状態で係止具１６により係止されることはない。従って、バーナ１２がノズル１１の上に乗り上げたり下に潜り込んだりることを防止し、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を防ぐことができるのである。
【００１１】
【発明の効果】
以上のように本発明のバーナ取付け装置によれば、次の効果が得られる。
【００１２】
（１）バーナの取付けが確実にでき、バーナのノズルの上への乗り上げや下への潜り込みを防止し、燃焼不可や異常燃焼やそれによる類焼等の事故を防ぐことができる。
【００１３】
（２）取付け金具の形状変更のみで、低コストで上記の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例のバーナ取付け状態を示す部分断面図
【図２】同上のバーナ寸法図
【図３】同上の取付け金具の寸法関係図
【図４】同上の取付け金具の斜視図
【図５】従来のバーナ取付け状態を示す部分断面図
【符号の説明】
１０ 燃料供給パイプ
１１ ノズル
１２ バーナ
１３ バーナキャップ
１４ ダンパー
１５ 挿通孔
１６ 係止具
１７ 取付け金具
１８ 取付け板
１９ 舌部
２０ 舌部
Claims (1)
- 燃料供給パイプに固定されたノズルと、一方がダンパーの挿通孔に前記ノズルを挿通することにより支承され他方が係止具により係止されたバーナと、機器本体の取付け板に取り付けられ前記燃料供給パイプを固定する取付け金具とを備え、前記取付け金具は前記ノズルを固定する支持部と前記ノズルの上下にダンパー外径より小さい間隙を形成する舌部を一体的に設けたバーナ取付け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26232694A JP3684597B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | バーナ取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26232694A JP3684597B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | バーナ取付け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08121777A JPH08121777A (ja) | 1996-05-17 |
| JP3684597B2 true JP3684597B2 (ja) | 2005-08-17 |
Family
ID=17374222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26232694A Expired - Lifetime JP3684597B2 (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | バーナ取付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3684597B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT410248B (de) * | 2000-08-18 | 2003-03-25 | Vaillant Gmbh | Heizeinrichtung |
| EP3969815A1 (en) | 2019-05-16 | 2022-03-23 | Arçelik Anonim Sirketi | A cooking device |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP26232694A patent/JP3684597B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08121777A (ja) | 1996-05-17 |
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