JP3684161B2 - 内視鏡用コネクタ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡本体と、撮像制御装置、光源装置等の内視鏡制御装置とを着脱可能に接続する内視鏡用コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡と撮像制御装置、光源装置等の内視鏡制御装置とを接続する内視鏡用コネクタ装置としては、実開昭63−178808号公報に示されているようなコネクタケーシングの収納室内にライトガイド、また挿入部先端部内に設けられた電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子から撮像制御装置に映像信号を送るための信号線等の内蔵物を収納、挿通したコネクタ装置が開示されている。
【0003】
しかし、これらの内視鏡用コネクタ装置は、コネクタケーシングの収納室内にライトガイド、信号線等の内蔵物をすべてまとめて収納、挿通しているため、組立時にライトガイド等の内蔵物を傷つけたりすることがあった。
これを解決するために、特開平5−269080号公報に示されるような、ライトガイドと信号線等の内蔵物を別々の収納室に収納、挿通可能とする内視鏡用コネクタ装置が考案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平5−269080号公報に示される内視鏡用コネクタ装置は、コネクタ本体内に信号線等を収納する収納室を設けると共に、コネクタ本体をコネクタケーシングにて内包することにより生じる隙間にライトガイド等の内蔵物を挿通する構成となっている。
【0005】
しかし、このような構成によるとコネクタ本体自体に外部からの干渉を受けないような収納室を設ける必要があるため、コネクタ本体がどうしても大型化してしまい、結局、内視鏡用コネクタ装置全体が大型化してしまうという問題があった。
また、収納室を設けることでライトガイド等の損傷し易い内蔵物を損傷させてしまうようなことは防止できるものの、逆に部品コストが上がってしまう、また組立作業が繁雑になってしまうという問題もあった。
【0006】
(発明の目的)
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、内蔵物を容易に組立ができ、且つコンパクトで低コストが可能な内視鏡用コネクタ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡用コネクタ装置は、内視鏡と内視鏡制御装置とを着脱可能に接続する内視鏡用コネクタ装置において、ケーシングと、前記ケーシングと連結して当該ケーシングの支軸となり、且つ前記内視鏡の操作部から延出されたユニバーサルケーブルと連結する長尺の板状部材と、前記板状部材の片面側と前記ケーシングの内周面とで形成された第1の空間と、前記板状部材の他面側と前記ケーシングの内周面とで形成された第2の空間と、前記第1の空間に収納された細長の第1の内蔵物と、前記第2の空間に収納された前記第1の内蔵物とは異なる細長の第2の内蔵物と、を具備したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して本発明の1実施の形態を説明する。図1は1実施の形態を備えた内視鏡装置の全体構成を示し、図2は1実施の形態のライトガイドコネクタの内部構造を示し、図3は図2のA−A断面を示し、図4は図3のB矢視から見た通気口金を示し、図5及び図6は電線を収納する変形例を示す。
【0009】
図1に示すように内視鏡装置1は内視鏡2と、内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、前記内視鏡2の先端部内に配設されている電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子から伝送される電気信号を処理して映像信号に変換する撮像制御装置4と、前記撮像制御装置4で変換された映像信号を観察像として表示するモニタ5とより構成されている。
【0010】
内視鏡2は細長い軟性の挿入部6の基端部に形成された操作部7が連結されてなり、操作部7の側方からユニバーサルケーブル8が延出されている。このユニバーサルケーブル8の基端にはライトガイドコネクタ9が配設され、ライトガイドコネクタ9の側方からカメラケーブル10が延出されている。
【0011】
また、前記カメラケーブル10の基端にはカメラコネクタ11が設けられている。前記ライトガイドコネクタ9は光源装置3に着脱可能に接続され、光源装置3に接続することで、光源装置3から供給される照明光を伝送して内視鏡先端から出射し、観察対象側を照明することが可能となる。また、カメラコネクタ11は撮像制御装置4との着脱が可能となっており、撮像制御装置4に接続することで観察像をモニタ5上に表示することが可能となっている。
【0012】
図2は本発明の内視鏡用コネクタ装置の1実施の形態としてのライトガイドコネクタ9の縦断面図、図3は図2におけるA−A断面を示すものである。
図2、図3に示すようにライトガイドコネクタ9は、該ライトガイドコネクタはその外装ケースが第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16で形成され、その長手方向(軸方向)には支軸(支え)となる平板状のつなぎ部材(支持部材)12が配置されている。
【0013】
この平板状のつなぎ部材12の長手方向における一端(光源装置3に接続する側の端部、図2では右側部分)に押さえ部材13が、また他端にユニバーサルケーブル受け14が連結されてなり、これらは互いに第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16の開口する各端部で被嵌する構造にしている。
【0014】
前記つなぎ部材12は、その基端側の端付近が直角に折り曲げられて、折り曲げられた箇所が押さえ部材13に当接し、両者がビス17で固定されている。また、押さえ部材13には基端側に延出する方向に円環状のライトガイド受け60が配設されており、ライトガイド受け60の基端側内部にはライトガイドケーブル19の基端が固定され(図示しない)、光源装置3からの照明光を受け取れるようになっている。
【0015】
また、つなぎ部材12の押さえ部材13側付近には後述するライトガイドケーブル19の挿通路となる長孔18が軸方向に形成されており、つなぎ部材12の先端側には同じくライトガイドケーブル19の挿通路となる長溝20が軸方向に形成されている。
【0016】
前記ユニバーサルケーブル受け14は円環状に形成され、基端側の一部が外周側より平面上に切りかかれている。この切り欠きで形成される平面部23に前記つなぎ部材12の長溝20の両脇に残った残肉部22が当接し、両者がビス21により固定されている。また、ユニバーサルケーブル受け14の先端側に外周には雄ネジ部24が形成されている。
【0017】
一方、ユニバーサルケーブル受け14の内周にはユニバーサルケーブル8の基端側に接続されたユニバーサルケーブル口金25が挿嵌されており、ビス26にてユニバーサルケーブル受け14に固定されている。この際、ユニバーサルケーブル口金25とユニバーサルケーブル受け14間はパッキング27にて水密が確保されている。
【0018】
また、前記第1コネクタケース15はプラスチック等で略円環状にモールド成形されてなり、且つカメラケーブル10に接続するための第1貫通孔29、及び通気口金28を接続するための第2貫通孔30がそれぞれ形成されている。
前記第1貫通孔29には円環状に形成されたカメラケーブルベース31の一部が嵌合しており、その基端側は第1貫通孔29の内径よりも大きい外形で形成されている。
【0019】
また前記カメラケーブルベース31の先端側外周は雄ネジ部32で形成されており、第1コネクタケース15の内周側から第1ナット33を前記雄ネジ部32に締め込むことで、カメラケーブルベース31を第1コネクタケース15に固定している。
【0020】
また、カメラケーブルベース31の基端側内周にはカメラケーブル10の端部が連結されたカメラケーブル口金34が挿嵌されており、ビス35にてカメラケーブルベース31及びカメラケーブル口金34が固定されている。また、前記カメラケーブルベース31の基端側外周には雄ネジ部36が形成されており、雌ネジ部37を有する円環状の金属部材がインサート成形された弾性部材からなるカメラケーブル保護用の折れ止め部材38がねじ込まれている。
【0021】
尚、カメラケーブルベース31と折れ止め部材38、カメラケーブルベース31と第1貫通孔29、及びカメラケーブル口金34と折れ止め部材38の間にはそれぞれパッキン39,40,41が介装されており、それぞれの間で水密が確保されている。
【0022】
一方、第2貫通孔30には通気口金28が配設されている。通気口金28は大きく分けて連通管42、弁体43、カム受けピン44、回転体45、カバー49より構成されている。
【0023】
連通管42はその基端(後端)側が先端側に対して内外径共に大径に形成されており、基端側内部には弁室46が形成されている。この弁室46には弁体43が上下動及び回転可能に嵌挿されており、弁体43の側壁にはカム受けピン44がねじ止めされ、そのカム受けピン44は連通管42の管壁に形成されたカム孔47に嵌り込んで係合している。
【0024】
このカム孔47は連通管42の軸方向に対して斜めに傾斜して設けられている。従って、カム受けピン44がカム孔47に沿って移動すれば、弁体43は弁室43内に回転しながら連通管42の軸方向に移動するようになっている。
また、弁体43の大径部の外周には、図4に示すように一対の切り欠き50が形成されており、これにより切り欠き50と弁室46の内面との間に通気路51が形成されている。
【0025】
弁体43の先端側外周にはパッキン48が装着されており、弁体43が(図3で)上がった時(後端側に移動した時)、パッキン48が連通管42の内面に密着して連通管42を通気路51から遮断し、弁体43が下がった時、パッキング48が連通管42の内面から浮いて連通する仕組みとなっている。図3では、この2つの状態を一点鎖線の左右の断面にて示している。
【0026】
また、連通管42の基端側外周には円環状の回転体45が被嵌されている。この回転体45は連通管42の外端に形成したフランジ53と、連通管42にビス52により固定された環状のカバー49とによって支持されており、連通管42の回りを回転可能になっている。
【0027】
更に、回転体45の外周部には切り欠き凹部からなる係合受け54が形成されており、またフランジ53には前記係合受け54に対向するように切り欠き溝61が形成されている。
【0028】
また、回転体45にはカム受けピン44が係合する長溝55が連通管42の軸方向に沿って長く形成されている。尚、この連通管42と回転体45の間には気密用のパッキング56が介装されている。また、環状のカバー49には側外方へ突出するピン状の係止体57が取付固定されている。
通気口金28は上記のように構成され、図示しない専用コネクタを装着することで、内視鏡2の内部と外部との連通が図れる仕組みとなっている。例えば、漏水検査を行うための高圧気体供給コネクタなどが装着できる。
【0029】
また、前記通気口金28は連通管42の先端寄りの外周部分が第1コネクタケース15の第2貫通孔30に挿嵌されており、連通管42の先端側外周に設けられた雄ネジ部58に第1コネクタケース15の内周側から第2ナット59を締め込むことで、第1コネクタケース15に固定されている。尚、連通管42と第2連通孔30との嵌合部にはパッキン62が介装されており、水密が確保されている。
【0030】
また、前記第1コネクタケース15はその基端側内周が押さえ部材13の外周と嵌合しており、両者間には水密用のパッキン66が介装されている。また、第1コネクタケース15には押さえ部材13の基端に形成されたフランジ65に当接しており、且つ第1コネクタケース15の内周側の一部に設けられた凹部63と、押さえ部材13の外周側の一部に設けられた凸部64が嵌合することにより、第1コネクタケースが押さえ部材13に対して回転しない状態で連結されている。
【0031】
第2コネクタケース16も第1コネクタケース15と同様にプラスチック等でモールド形成されてなり、その基端側は第1コネクタケース15の先端側と嵌合しており、両者間には水密用のパッキン67が介装されている。
【0032】
一方、第2コネクタケース16の先端側は円環状に形成され、その内周側はユニバーサルケーブル受け14の外周と嵌合しており、且つ第2コネクタケース16の先端側内周の一部に設けられた凸部68とユニバーサルケーブル受け14の外周の一部に設けられた凹部69が嵌合することにより、第2コネクタケース16がユニバーサルケーブル受け14に対して回転不能に構成されている。
【0033】
また、第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16は、ユニバーサルケーブル受け14の外周に設けられた雄ネジ部24に止めナット71を締め込むことにより、止めナット71が第2コネクタケース16の先端部を押し付けて、第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16が固定される構成となっている。
【0034】
つまり、第1コネクタケース15と第2コネクタケース16は、前記押さえ部材13に形成されたフランジ65と、前記止めナット71により挟み込まれた状態で固定され、前記止めナット71が締め込まれた状態では長手方向、及び回転方向どちらにも移動不能に固定されるようになっている。
また、止めナット71の前方では、雌ネジ部74を有する円環状の金属部材がインサート成形された弾性部材からなるユニバーサルコード保護用の折れ止め部材75がユニバーサルケーブル受け14の雄ネジ部24にねじ込み固定されている。
【0035】
また、ライトガイドケーブル19は、内視鏡2の先端より、挿入部6内、操作部7内、ユニバーサルケーブル8内、ライトガイドコネクタ9内を介して、ライトガイド受け60の基端に接続されている。
ライトガイドコネクタ9内では、前記ライトガイドケーブル19は、つなぎ部材12の長溝20を介してつなぎ部材12の背面側(図2では下側)に挿通されており、つなぎ部材12の長孔18を介してライトガイド受け60内に挿通されている。
【0036】
つまり、ライトガイドケーブル9は、ライトガイドコネクタ9内では、第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16の内周とつなぎ部材12とで区画されたつなぎ部材12の背面側の第1収納室73内に挿通されている。
【0037】
一方、電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子と撮像制御装置4間、またフリーズ等の操作を行うための操作スイッチ83(図1参照)と撮像制御装置4間等で電気信号を伝送するための電線72は、第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16の内周とつなぎ部材12とで区画されたつなぎ部材12の上面側の第2収納室76内を介して、カメラケーブル10内に挿通され、カメラコネクタ11に接続されている。
【0038】
これらの電線72は、網状管からなる金属製のブレード80にて被覆されており、外部からのノイズを除去すると共に、内部から発生するノイズを吸収できるようになっている。
【0039】
また、電線72は、内視鏡2を修理する際に配線し直したりすることで次第に長さが短くなることが考えられるため、予め第2収納室76内に複数回にわたりループさせた状態で収納している。つまり、この第2収納室76に電線72の余裕長分をループ状にして収納している。
【0040】
前記電線72は単純にループさせて第2収納室76内に収納するだけでも良いが、図5に示すように熱収縮チューブ77等によりループさせた部分をまとめた状態で収納しても良い。また、図6に示すように、つなぎ部材12にボビン78をたて、そのボビン78に電線72の余裕長分を巻いて収納しても構わない。
【0041】
このような構成にすれば、電線72が巻きやすくなるため組立性が向上し、また電線72をループする際のループの最小半径も自然にボビン78の径で決まってくるため、電線72を不用意に折り曲げてしまうことがなく、組立時の断線等を防止することができる。
【0042】
一方、図3に示すように通気口金28を第1コネクタケース15に固定するための第1ナット59には、樹脂等の断絶部材からなる凹状のキャップ70が被覆されている。このキャップ70の底部には貫通孔79が形成されており、キャップ70を被覆しても、通気口金28の通気性が損なわないようにしている。
前記電線72は、ユニバーサルケーブル8やカメラケーブル10が曲げられたりすると、ライトガイドコネクタ9内で前後動することであり、電線72を被覆する金属製のブレード80が通気口金28に触れてしまう可能性がある。
【0043】
一般的に通気口金28は金属で形成されているが、仮に通気口金28と前記金属製のブレード80が接触した状態で、高周波処置が行なうと漏れ電流が通気口金28に流れるが、本実施の形態の構成のように絶縁部材からなるキャップ70を被覆して、通気口金28に漏れ電流が漏れることを防止できるようにしている。
【0044】
上述したいように本実施の形態では、ライトガイドコネクタ9の外装ケーシングを構成する第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16との内側にその長手方向に仕切る(区分けする)機能を持つ板状部材(1実施の形態ではつなぎ部材12)を配置して、その板状部材の両面側に仕切られた2つの収納室73、76を形成し、ライトガイドケーブル19と電線72とを2つの収納室73、76にそれぞれ区分けて収納するようにして組立を行うことができるようにして、組み立て作業を行い易いようにしていることが特徴となっている。
【0045】
次に本実施の形態を組み立てる際の作用で説明する。
第1コネクタケース15にカメラケーブル10、及び通気口金28を接合し、キャップ70を第2ナット59に装着する。ユニバーサルケーブル8の基端側から止めナット71、前記第1コネクタケース15、第2コネクタケース16を順にユニバーサルケーブル8に被せていった後、ユニバーサルケーブル8の基端に設けられたユニバーサルケーブル口金25にユニバーサルケーブル受け14を接合する。
【0046】
また、ユニバーサルケーブル受け14、つなぎ部材12、押さえ部材13、ライトガイド受け60を各々接続する。その後、ライトガイドケーブル19をつなぎ部材12の長溝20を介してつなぎ部材12の背面側に通し、つなぎ部材12の長孔18を介して、ライトガイド受け60に挿通し、その基端にてライトガイドケーブル19を固定する。
【0047】
その後、第1コネクタケース15を基端側にスライドさせ、押さえ部材13に当接させる。その状態で、電線72をつなぎ部材12の上面側を介して、カメラケーブル10内に挿通し、電線72の基端をカメラコネクタ11に接続する。電線72の余裕長分はつなぎ部材12の上面側でループさせてまとめておく。
【0048】
その後、第1コネクタケース16を基端側にスライドさせ、第2コネクタケース15に当接させ、止めナット71にて第2コネクタケース16及び第1コネクタケース15を固定する。
【0049】
ライトガイドコネクタ9内では、ライトガイドケーブル19は、第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16内とつなぎ部材12の上面側とで区別された第1収納室73を通り、電線72は第1コネクタケース15及び第2コネクタケース16内とつなぎ部材12の上面側とで区画された第2収納室76に収納される。
【0050】
本実施の形態は以下の効果を有する。
ライトガイドケーブル19をつなぎ部材12の背面側に配置させた状態で、電線の収納作業が行えるため、各内蔵物同士が絡まったりして干渉することがなく、組立時にライトガイドケーブル19等を損傷させてしまうような事を防止できる。
【0051】
また、部品自体に収納スペースを設けるのではなく、ライトガイドコネクタ9の支えの役目を果たすつなぎ部材12が収納スペースの仕切としても活用されているため、コンパクトにできると共に、部品点数、部品コストを抑えることができる。
【0052】
尚、本実施の形態の説明の中で、つなぎ部材12は平板状と説明したが、つなぎ部材12はコネクタケースの仕切となって第1収納室73、第2収納室76を区分けするように形成できれば良く、その形状は平面状のものに限定されるものでない。例えば、略半円筒状やV字状等で形成されていても良い。
【0053】
また、上述の実施の形態では、線状ないしはチューブ状の細長の内蔵部材(内蔵物)として、ライトガイドケーブル19と電線72の場合で説明したが、これら以外のものにも適用できる。
【0054】
例えば、送気チューブ、送水チューブ、吸引チューブ等の場合にも適用できる。また、3つ以上の内蔵物の場合には、例えばつなぎ部材12の一方の面にT次状にする板状部材を取り付けたり、一体で形成して、さらに区分けした(或いは仕切った)収納部を設け、それぞれの収納部に3つ以上の内蔵物を分けて収納(挿通)するようにしても良い。
【0055】
[付記]
1.内視鏡と内視鏡制御装置とを着脱可能に接続する内視鏡用コネクタ装置において、
内視鏡用コネクタ装置の外装ケースと、
該外装ケース内にその長手方向に配置され、前記外装ケースの内部をその両面で2つの収納室に仕切る平板状の仕切り部材と、
前記2つの収納室に内視鏡内を挿通された少なくとも2種類のワイヤないしはチューブ状の内蔵部材をそれぞれ分けて収納したことを特徴とする内視鏡用コネクタ装置。
2.前記内蔵部材は照明光を伝送するライトガイドケーブルと、信号を伝送する信号線(電線)を含む付記1記載の内視鏡用コネクタ装置。
【0056】
3.内視鏡と内視鏡制御装置とを着脱可能に接続する内視鏡用コネクタ装置において、
内視鏡用コネクタ装置の支軸となる長尺の板状部材と、前記板状部材を内包するケーシングとを有すると共に、前記板状部材の片面側とケーシングの内周面とで形成された第1の空間に前記内視鏡制御装置または他の装置との接続体を収納し、前記板状部材の他面側とケーシングの内周面とで形成された第2の空間に内蔵物を配設したことを特徴とする内視鏡用コネクタ装置。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ライトガイドケーブル等の内蔵物と、撮像制御装置へ電気信号を伝送するための電線等を別々の収納室に収納、挿通できるため、ライトガイドケーブル等の内蔵物を損傷させるようなことなく、組立が容易にできる。
【0058】
また、コネクタ装置の支軸となる板状部材からなるつなぎ部材が収納スペースの仕切としても活用されているため、わざわざ部品自体に収納室を設ける必要がなく、コンパクトにできると共に、部品点数、部品コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態を備えた内視鏡装置の全体構成図。
【図2】1実施の形態のライトガイドコネクタの内部構造を示す断面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図3のB矢視から見た通気口金を示す図。
【図5】電線を収納する変形例を示す図。
【図6】電線を収納する他の変形例を示す図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置
2…内視鏡
3…光源装置
4…撮像制御装置
5…モニタ
6…挿入部
7…操作部
8…ユニバーサルケーブル
9…ライトガイドコネクタ
10…カメラケーブル
11…カメラコネクタ
12…つなぎ部材
13…押さえ部材
14…ユニバーサルケーブル受け
15…第1コネクタケース
16…第2コネクタケース
18…長孔
19…ライトガイドケーブル
20…長溝
25…ユニバーサルケーブル口金
28…通気口金
31…カメラケーブルベース
33…ナット
34…カメラケーブル口金
71…止めナット
72…電線
73、76…収納室
75…折れ止め部材
Claims (1)
- 内視鏡と内視鏡制御装置とを着脱可能に接続する内視鏡用コネクタ装置において、
ケーシングと、
前記ケーシングと連結して当該ケーシングの支軸となり、且つ前記内視鏡の操作部から延出されたユニバーサルケーブルと連結する長尺の板状部材と、
前記板状部材の片面側と前記ケーシングの内周面とで形成された第1の空間と、
前記板状部材の他面側と前記ケーシングの内周面とで形成された第2の空間と、
前記第1の空間に収納された細長の第1の内蔵物と、
前記第2の空間に収納された前記第1の内蔵物とは異なる細長の第2の内蔵物と、
を具備したことを特徴とする内視鏡用コネクタ装置。
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