JPH10229964A - 内視鏡収納具 - Google Patents

内視鏡収納具

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Publication number
JPH10229964A
JPH10229964A JP9036605A JP3660597A JPH10229964A JP H10229964 A JPH10229964 A JP H10229964A JP 9036605 A JP9036605 A JP 9036605A JP 3660597 A JP3660597 A JP 3660597A JP H10229964 A JPH10229964 A JP H10229964A
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JP
Japan
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endoscope
storage
case
endoscopes
storage device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9036605A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Seiji Kitano
誠二 北野
Yoshiyuki Tanii
好幸 谷井
Shigeru Nakajima
中島  茂
Hisao Yabe
久雄 矢部
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9036605A priority Critical patent/JPH10229964A/ja
Publication of JPH10229964A publication Critical patent/JPH10229964A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのケースに複数の内視鏡をコンパクトに
収納し、一度に多くの内視鏡を簡便に運搬可能とする。 【解決手段】 電子内視鏡2を運搬時などに収納する内
視鏡収納具31は、手提げカバン型の収納ケース外装3
2の内側に二つの収納クッション33が配設されて構成
されている。収納ケース外装32のケース底部34とケ
ース上部35にそれぞれ設けられた収納クッション33
は、衝撃吸収性を有する材質で構成され、電子内視鏡2
を収納する内視鏡収納溝38が彫り込まれて凹状に形成
されている。それぞれの収納クッション33の内視鏡収
納溝38に電子内視鏡2を収納することにより、二つの
内視鏡を収納可能となっており、これらの収納クッショ
ン33の間には、取扱説明書46を収納した仕切板45
が嵌挿されて配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の運搬等の
際に内視鏡を収納する内視鏡収納具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内視鏡を振動や衝撃等から保
護し、かつ、手軽に運搬及び保管できるように、内視鏡
専用の収納ケースが用いられている。このような内視鏡
用収納ケースは、一般にケース内部に緩衝材を有し、こ
の緩衝材の中に形成された溝等による収納空間に内視鏡
を動かないように収めて、運搬する際の衝撃等から保護
するような構造となっている。
【0003】内視鏡用収納ケースの一例として、特開平
1−214332号公報、実用新案登録第301091
9号公報等には、内視鏡の挿入部を湾曲させた状態で収
納可能な収納溝を有する緩衝部材を設けたものが開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の内
視鏡用収納ケースは、一つのケースに挿入部の長さが異
なる複数種類の内視鏡を収納可能にはなっているが、基
本的には一つのケースに一本の内視鏡のみを収納するよ
うな構造である。使用者が病院間を移動して内視鏡検査
を行う場合や集団検診の場合などに内視鏡を運搬する際
は、さまざまな症例を考慮して複数の内視鏡を持ってい
くことが多い。このような状況において、従来の内視鏡
用収納ケースでは、複数の内視鏡をそれぞれ別の収納ケ
ースに入れて運搬する必要があるため、持ち運びが大変
で手間がかかり不便であった。
【0005】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、一つのケースに複数の内視鏡を収納でき、一度
に多くの内視鏡を簡便に運搬することが可能な内視鏡収
納具を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡収納
具は、外周部に設けられる収納具外装と、この収納具外
装の内側に設けられる緩衝部材とを備えた運搬可能な内
視鏡収納具であって、前記緩衝部材は複数の内視鏡を収
納する収納部を有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図3は本発明の第1実
施形態に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示す説明
図、図2は内視鏡収納具の構成を示す説明図、図3は内
視鏡収納具の内部構造を示す断面図である。
【0008】まず図1を参照して、本実施形態の内視鏡
収納具に収納する内視鏡を含む内視鏡装置の概略構成を
説明する。
【0009】内視鏡装置10は、撮像手段を備えた電子
内視鏡2と、この電子内視鏡2と接続され電子内視鏡2
へ照明光を供給する光源装置20と、電子内視鏡2と接
続コード23を介して接続され電子内視鏡2で得られた
撮像信号の信号処理を行うビデオプロセッサ24と、こ
のビデオプロセッサ24と接続されビデオプロセッサ2
4から出力される映像信号を入力して対応する内視鏡画
像を表示するカラーモニタ25とを有して構成される。
【0010】電子内視鏡2は、可撓性を有する細長の挿
入部3と、この挿入部3の後端に形成された操作部4
と、この操作部4の側部から延出された可撓性を有する
ユニバーサルコード5とを有して構成される。挿入部3
は、ポリウレタン等の可撓性の樹脂で被覆されるととも
に、先端部分には硬質の部材で形成された先端硬質部7
が設けられており、この先端硬質部7に隣接して軟らか
い弾性体で被覆された湾曲自在な湾曲部6が設けられて
いる。
【0011】先端硬質部7には、照明光学系、観察光学
系、送気送水ノズル、鉗子口出口等が設けられ、観察光
学系の結像位置にはCCD等の撮像素子が設けられてい
る。また、先端硬質部7には挿入部3の内部に延設され
ている鉗子チャンネルの一方の開口が設けられ、操作部
4の先端側には鉗子チャンネルの他方の開口が鉗子開口
部27として設けられており、この鉗子開口部27には
必要に応じて鉗子栓29が取り付けられている。
【0012】操作部4には、吸引を行う際に使用する管
路切り換え装置8と、送気送水を行う際に操作する送気
送水バルブ9とが取り付けられている。また、操作部4
には硬い樹脂製のアングルノブ11が設けられており、
これらのアングルノブ11を操作することによって湾曲
部6を上下、左右方向に湾曲させることができる。アン
グルノブ11には、湾曲部6を湾曲固定状態に保った
り、湾曲固定状態を開放するときに使用する硬い樹脂製
のエンゲージレバー12が取り付けられている。さら
に、操作部4には撮像素子から出力された撮像信号の各
種信号処理を指示するためのリモートスイッチ13が取
り付けられている。この操作部4の挿入部3寄りの部分
には、術者が把持する把持部26が設けられている。
【0013】ユニバーサルコード5は、ポリウレタン等
の樹脂で被覆されており、操作部4から延出される基端
部分には折れ止めが設けられている。また、ユニバーサ
ルコード5の先端(或いは末端)には、硬い樹脂で形成
される内視鏡用コネクタ(以下、単にコネクタと記す)
1が取り付けられている。このコネクタ1の後端とユニ
バーサルコード5の末端とが接続される部分には折れ止
めが設けられている。
【0014】コネクタ1には、送水タンク14に接続し
て送水を行うための金属製の送気口金15及び送水口金
16、図示していない吸引ポンプに接続して吸引を行う
ための吸引口金17、光源装置20と接続される電気接
点18が設けられ、コネクタ1の先端面にはライトガイ
ド端部19が突出して設けられている。このライトガイ
ド端部19を光源装置20のコネクタ受けに接続するこ
とによって、ライトガイド端部19に照明光が供給さ
れ、この照明光は電子内視鏡2の内部に延設されたライ
トガイドファイバにより先端に伝送されて先端硬質部7
の照明光学系から照明光が出射され、前方の被写体を照
明することができる。
【0015】また、コネクタ1の側面には、内部に信号
接点が突設された電気コネクタ部22が設けられてお
り、この電気コネクタ部22に接続コード23のコネク
タ受け21を接続してビデオプロセッサ24と接続する
ことで、電子内視鏡2内の信号ケーブルを介して先端の
撮像素子とビデオプロセッサ24とを電気的に接続する
ことができる。そして、ビデオプロセッサ24によっ
て、撮像素子にドライブ信号を印加し、撮像素子から出
力される光電変換された撮像信号に対する信号処理を行
い、映像信号に変換してカラーモニタ25に出力するこ
とで、カラーモニタ25の画面上に内視鏡画像を表示す
ることができるようになっている。
【0016】図2は電子内視鏡2を持ち運ぶときなどに
収納する内視鏡収納具31の構成を示したものである。
内視鏡収納具31は、収納ケース外装32の内側に収納
クッション33が配設されて構成されている。収納ケー
ス外装32は、一般的な手提げカバン型のハードケース
形状に構成されており、図3に示すように、ケース底部
34とケース上部35とがヒンジ部36により結合さ
れ、これらのケース底部34とケース上部35を開閉で
きるようになっている。ヒンジ部36とは反対側のケー
ス底部34の側面部には、使用者が把持する取手37が
設けられている。ケース底部34及びケース上部35に
は、それぞれ略同様に構成された収納クッション33が
収容されて固定されている。
【0017】収納クッション33は、電子内視鏡2を収
納する内視鏡収納溝38が彫り込まれて凹部となった状
態で形成されており、架橋ポリエチレン、発泡ポリプロ
ピレン、発泡ポリウレタン等の衝撃吸収性を有する材質
で構成され、電子内視鏡2に加わる振動及び衝撃を吸収
して保護するようになっている。内視鏡収納溝38は、
挿入部3及びユニバーサルコード5を収納する可撓管収
納溝39、操作部4を収納する操作部収納溝40、ユニ
バーサルコード5の端部を収納するユニバーサルコード
収納溝41、コネクタ1を収納するコネクタ収納溝4
2、先端硬質部7を収納する先端部収納溝43、付属品
を収納する付属品収納溝44を有して構成されている。
【0018】なお、内視鏡収納溝38は、複数種類の内
視鏡を共通に収納できるように、異なる長さや太さの挿
入部に対応するよう設けられている。前記付属品として
は、管路洗浄用のブラシやチューブ等の洗浄具、生検鉗
子等の処置具、コネクタ1の電気コネクタ部22等を防
水するための防水キャップ、患者が口にくわえるマウス
ピースなどが電子内視鏡2と共に収納される。
【0019】ケース底部34及びケース上部35に設け
られた収納クッション33の間には、仕切板45が嵌挿
されて配置されるようになっている。仕切板45には、
取扱説明書46を収納する取扱説明書収納凹部47が設
けられている。仕切板45は、発泡ポリエチレン等から
なり、その発泡倍率を変えて硬さが調整されており、収
納クッション33より若干硬い材質で構成されている。
また、仕切板45は、収納クッション33を配設した状
態の収納ケース外装32の内寸法に対して若干大きめに
形成されており、収納ケース外装32に対して若干押し
込んで嵌合する締まりバネとなるように配置され、収納
した電子内視鏡2が重みで落ちないような構造となって
いる。
【0020】運搬などのために電子内視鏡2を内視鏡収
納具31に収納する際には、ケース底部34とケース上
部35の収納クッション33に形成された内視鏡収納溝
38に、図2に示すように電子内視鏡2を内視鏡収納溝
38の形状に合わせた状態でそれぞれ収納する。そし
て、二つの収納クッション33の間に、取扱説明書46
を収納した仕切板45をはめこんで内視鏡収納溝38に
蓋をした状態とし、ケース底部34とケース上部35を
閉じる。内視鏡収納具31に二つの電子内視鏡2を収納
して閉じた状態でのケース内部構造は図3のようにな
る。
【0021】本実施形態によれば、複数(ここでは二
つ)の内視鏡をコンパクトに収納できるため、使用者が
病院間を移動して内視鏡検査を行う場合や集団検診の場
合など、さまざまな症例を考慮して挿入部の長さ/太さ
が異なるものなど複数種類の内視鏡が必要であったり同
じ仕様の内視鏡が複数必要なときに、複数の内視鏡を運
搬するような状況においても、一度に多くの内視鏡を簡
便に運搬することが可能であり、使用者の負担を軽減で
きる。また、運搬時など内視鏡収納具に内視鏡を収納し
た際の省スペース化を図ることができる。
【0022】図4及び図5は本発明の第2実施形態に係
り、図4は内視鏡収納具の構成を示す説明図、図5は内
視鏡収納具の内部構造を示す断面図である。
【0023】第2実施形態は、内視鏡収納具内部の収納
クッションの配置構成を変更した例である。内視鏡収納
具51は、収納ケース外装52内側のケース底部53に
二つの収納クッション33が積み重ねて配設されるよう
に構成されている。ケース上部54には、取扱説明書収
納凹部55を有する上面収納クッション56が固設され
ており、この取扱説明書収納凹部55に押さえ板57が
嵌合して取り付けられるようになっている。押さえ板5
7は、前述した仕切板45と同様に、上面収納クッショ
ン56より若干硬い材質で構成され、取扱説明書収納凹
部55の内寸法に対して若干大きめに形成されており、
上面収納クッション56に対して若干押し込んで嵌合す
る構造となっている。
【0024】ケース底部53とケース上部54との当接
部には、ケース底部53に係合突起58が、ケース上部
54に係合溝59がそれぞれ設けられており、ケース底
部53とケース上部54を閉じたときに係合溝59に係
合突起58が係合して横方向にずれないようになってい
る。また、収納ケース外装52の取手37の両側部に
は、ケース底部53とケース上部54とを留めるロック
部60が設けられている。
【0025】収納クッション33は、第1実施形態と同
様の構成であり、ここでは説明を省略する。なお、収納
クッション33は収納ケース外装52の内寸法に対して
周囲に少し隙間があるように若干小さめに形成されてい
た方が望ましく、収納ケース外装52への出し入れが容
易となる。
【0026】運搬などのために電子内視鏡2を内視鏡収
納具51に収納する際には、まず収納ケース外装52に
一段目の収納クッション33を入れて、この収納クッシ
ョン33の内視鏡収納溝38に電子内視鏡2を収納し、
その後、一段目の収納クッション33の上に二段目の収
納クッション33を積み重ねて入れて、内視鏡収納溝3
8に電子内視鏡2を収納する。また、上面収納クッショ
ン56の取扱説明書収納凹部55に取扱説明書46を収
納し、押さえ板57をはめこんで固定する。そして、ケ
ース底部53とケース上部54を閉じてロック部60を
留める。内視鏡収納具51に二つの電子内視鏡2を収納
して閉じた状態でのケース内部構造は図5のようにな
る。
【0027】第2実施形態の構成においても、第1実施
形態と同様に複数の内視鏡をコンパクトに収納でき、一
度に多くの内視鏡を簡便に運搬することが可能である。
【0028】図6は本発明の第3実施形態に係る内視鏡
収納具の収納クッションの構成を示す説明図である。
【0029】第3実施形態は、内視鏡収納具に設ける収
納クッションの構成を変更した例である。収納クッショ
ン61は、第1実施形態のものと同様に衝撃吸収性を有
する材質で構成され、電子内視鏡2を収納する内視鏡収
納孔62が打ち抜いて貫通された状態で形成されてい
る。収納クッション61の底部には、底板63が接着固
定されている。これにより、内視鏡収納孔62は図2に
示した収納クッション33の内視鏡収納溝38と略同様
の形状となる。
【0030】このように構成された収納クッション61
においても、内視鏡収納孔62に電子内視鏡2を収納
し、図6に示すように二段に積み重ねることにより、こ
の状態で第2実施形態と同様に収納ケース外装に収めて
持ち運ぶことができる。ここでは図4に示した第2実施
形態の構成に本実施形態の収納クッション61を適用す
る場合を説明したが、図2に示した第1実施形態の構成
においても同様に適用することが可能である。
【0031】第3実施形態の構成では、収納クッション
の内視鏡収納孔を打ち抜き加工により形成することによ
り、製造コストを低減でき、大量生産も容易であるた
め、内視鏡収納具を安価に構成できる。この安価な収納
クッションによって第1及び第2実施形態と同様の効果
を得ることが可能である。
【0032】図7は本発明の第4実施形態に係る内視鏡
収納具の構成を示す説明図である。
【0033】第4実施形態は、内視鏡収納具のケース外
装を変更した構成例である。第4実施形態の内視鏡収納
具は、図4に示した第2実施形態と同様の複数の収納ク
ッション33を、収納箱65または収納袋66に収容可
能な構成となっている。
【0034】収納箱65は、段ボール等により箱状に構
成され、内視鏡収納溝38に電子内視鏡2を収納して積
み重ねた収納クッション33を内部に入れて蓋部67を
閉じることにより、運搬可能となっている。収納袋66
は、布等により手提げ袋状に構成されて上部に取手68
が設けられており、内視鏡収納溝38に電子内視鏡2を
収納して積み重ねた収納クッション33を内部に入れて
取手68を把持することにより、容易に持ち運びが可能
となっている。
【0035】このような収納箱65または収納袋66を
用いることにより、内視鏡収納具を安価に構成すること
ができ、一度に複数の内視鏡をコンパクトに収納して簡
便に運搬することが可能となる。
【0036】また、内視鏡の運搬形態にはいろいろな場
合が想定されるため、内視鏡収納具としては第1または
第2実施形態に示したようなハードケース状のもの、本
実施形態の収納箱65、あるいは収納袋66などを状況
に応じて使い分けるようにしても良い。使用者が複数の
内視鏡を持ち歩くような場合は、ハードケース状のもの
が丈夫で持ち運びにも便利である。一方、車で移動して
複数の内視鏡を運搬するような場合は、段ボール箱等に
よる収納箱65が適している。また、比較的短距離の移
動の場合は、手提げ袋等による収納袋66が適してお
り、簡便に運搬することができる。このように運搬形態
に応じて適した構造の内視鏡収納具を選択的に用いるこ
とも可能である。
【0037】なお、前述の第1ないし第4実施形態では
二つの内視鏡を収納する構成を示したが、これに限ら
ず、三つ以上の内視鏡を収納可能な構成としても良い。
また、収納クッションは一体的な構造で複数の内視鏡を
収納可能となっていても良い。また、内視鏡収納具の内
部に複数の収納クッションを重ね合わせて配設し、内視
鏡が重なった状態で収納されるような構成に限らず、複
数の収納クッションを平面状に並べて設けるなど、複数
の内視鏡が並んだ状態で収納されるような構成であって
も良い。
【0038】図8ないし図10に内視鏡収納具を収納袋
により構成した第1の構成例を示す。図8は内視鏡収納
袋の構成を示す斜視図、図9は収納袋を密閉するファス
ナー部の構成を示す断面図、図10は吸引口を閉じる閉
塞部材の構成を示す側面図である。
【0039】図8に示すように、内視鏡71を収納する
内視鏡収納袋72は、薄肉の合成樹脂(ポリプロピレ
ン,ポリエチレンテレフタレート等)による袋状のもの
で構成され、上部に孔が設けられて取手部73が形成さ
れている。内視鏡収納袋72の開口部近傍には、内部を
密閉するためのファスナー部74が設けられている。フ
ァスナー部74は、気密性を良好に保つために第1のフ
ァスナー75と第2のファスナー76による二重ファス
ナーで構成され、図9に示すように、各ファスナー7
5,76は突起77と係合溝78とを弾性変形させた状
態で係合することにより密着するようになっている。
【0040】内視鏡収納袋72の下端部には、吸引口7
9が設けられ、吸引口79を閉塞する閉塞部材80が取
付可能となっている。閉塞部材80は、第1の腕部81
と第2の腕部82が回動軸83により回動可能に連結さ
れて構成され、これらの腕部81,82が開閉するよう
になっている。第1の腕部81と第2の腕部82とを閉
じて、第2の腕部82の端部に回動可能に設けられたリ
ング状の固定部材84を、第1の腕部81の端部に設け
られた係止突起85を乗り越えて係止溝86に係止させ
ることにより、第1の腕部81と第2の腕部82の内側
で内視鏡収納袋72の吸引口79の部分を挟み込んで固
定し、吸引口79を閉塞できるようになっている。な
お、吸引口79の近傍に閉塞部材80を取り付ける代わ
りにファスナーを設けるようにしても良い。
【0041】運搬などのために内視鏡71を内視鏡収納
袋72に収納する際には、まずファスナー部74を開け
て内部に内視鏡71を収容し、ファスナー部74を閉じ
て上側の開口部を密閉する。その後、吸引口79に病院
等に設けられた図示しない吸引手段を接続して内視鏡収
納袋72内部の空気を吸引し、内部の空気をほぼ抜いた
ところで閉塞部材80によって吸引口79を閉塞する。
【0042】図11は内視鏡収納袋の第2の構成例を示
したものである。第2の構成例の内視鏡収納袋72a
は、吸引口79及び閉塞部材80が複数(2つ)設けら
れている。その他は前記内視鏡収納袋72と同様に構成
されている。本構成例のように吸引口79を複数設ける
ことにより、短時間で吸引を完了することができる。
【0043】本構成例の内視鏡収納袋72では、内視鏡
収納袋72の内部の空気を抜くことによって、収納クッ
ションの収納溝に収容した場合と同様に、内視鏡を所定
の形状で固定でき、収納具としての機能を有するため、
運搬時に先端硬質部等が他の部分にぶつかって破損する
などの不具合を防止できる。また、内視鏡収納袋72
は、極薄型のものであるため、収納袋を保管するような
場合にもかさばらずにコンパクトに収納できる。さら
に、安価に構成でき、廃棄処理も容易であるため、内視
鏡収納具の保管場所が足りなかったり不要な収納具を処
分する場合など、廃棄する際の手間やコストを低減でき
る。
【0044】次に、内視鏡における操作部の構成例を示
す。図12及び図13は内視鏡操作部の第1の構成例に
係り、図12は内視鏡操作部の内部構成を示す断面図、
図13は内視鏡操作部を鉗子口側端部より見た平面図で
ある。
【0045】内視鏡操作部101は、把持部102の後
端部に操作部本体103が連設されて構成されている。
操作部本体103には、一方の側面部に送気送水ボタン
104と吸引ボタン105とが設けられると共に、フリ
ーズ操作等を行うためのリモートスイッチである第1の
スイッチ106が設けられ、これと対向する他方の側面
部にはレリーズ操作等を行うためのリモートスイッチで
ある第2のスイッチ107が設けられている。
【0046】操作部本体103の内部には、前記送気送
水ボタン104,吸引ボタン105にそれぞれ連結され
た送気送水シリンダ108,吸引シリンダ109が設け
られている。送気送水シリンダ108には、操作部内を
挿通された先端側送気管路110、先端側送水管路11
1、手元側送気管路112、手元側送水管路113が接
続されている。吸引シリンダ109には、操作部内を挿
通された吸引管路114が接続されている。また、内視
鏡操作部101内にはライトガイド115が挿通されて
おり、ライトガイド115,手元側送気管路112,手
元側送水管路113を内蔵したユニバーサルコード11
6が操作部本体103の側部より延出している。把持部
102と操作部本体103との接続部には、Oリング等
のパッキン117が設けられ、操作部内の水密が保持さ
れている。
【0047】また、内視鏡操作部101内には鉗子チャ
ンネル118が挿通され、操作部本体103の端部に設
けられた支持部119には鉗子口金120が取り付けら
れており、この鉗子口金120に鉗子チャンネル118
が連通して鉗子口121にて開口している。支持部11
9は樹脂等で構成され、金属製の鉗子口金120が接着
等により固定されている。鉗子口金120は、内視鏡操
作部101の長手軸方向(把持部102の中心軸方向)
に対して開口部が所定の角度θだけ送気送水ボタン10
4及び吸引ボタン105側に傾いて配設されている。す
なわち、把持部102を把持した状態で鉗子口121が
使用者の体へ向くことのないように配置されている。ま
た、操作部本体103には、図13に示すように上下、
左右方向にそれぞれ湾曲操作を行うための湾曲ノブ12
2,123が設けられている。
【0048】第1のスイッチ106及び第2のスイッチ
107は、内部に台座124上に配設された押釦スイッ
チ125を有し、この押釦スイッチ125を指掛け部材
126で押圧してスイッチを操作するように構成されて
いる。指掛け部材126は、ゴム等の弾性部材からな
り、内部中央部に硬性パイプが嵌合された押圧部127
を有し、基端部にインサート成形された固定部材128
を螺合することにより操作部本体103に取り付けられ
ている。押釦スイッチ125を固定した台座124は、
固定ビス129で固定部材130に固定され、操作部本
体103に取り付けられている。
【0049】第1及び第2のスイッチ106,107の
指掛け部材126を指で押圧操作すると、指掛け部材1
26が弾性変形して硬質の押圧部127が押し込まれ、
押圧部127により押釦スイッチ125が押されてスイ
ッチがオン/オフされる。これらのスイッチ106,1
07の操作により、フリーズやレリーズの指示がなされ
て観察画像の静止や記録が行われる。
【0050】図14及び図15は内視鏡操作部の第2の
構成例を示したものである。第2の構成例の内視鏡操作
部101aは、第1の構成例における鉗子口121の向
きを変更した例であり、鉗子口金120は内視鏡操作部
101aの長手軸方向(把持部102の中心軸方向)に
対して開口部が略平行に配設されている。その他は第1
の構成例と同様に構成されている。
【0051】内視鏡を用いて観察しながら目的部位の処
置を行う場合は、使用者は把持部102を左手で把持
し、右手に持った処置具を操作部本体103端部の鉗子
口121から鉗子チャンネル118内に挿入して処置具
先端部を目的部位へ到達させ、各種処置を行う。このと
き、余っている左手の人差し指や親指で第1のスイッチ
106,第2のスイッチ107を押圧操作することによ
り、処置部位の観察画像のフリーズ,レリーズを容易に
行うことができる。観察画像のフリーズとレリーズは一
連の動作で行う場合が多く、本構成例のような第1及び
第2のスイッチ106,107と鉗子口121の配置構
成によれば、把持部102を把持して第1及び第2のス
イッチ106,107を操作する指の間に鉗子口121
は常に位置するため、処置具の操作と処置直後の処置部
位の画像の記録操作とが容易かつスムーズに実施可能と
なる。
【0052】本構成例では、フリーズやレリーズの操作
を行う第1のスイッチ106と第2のスイッチ107を
操作部本体103の両側部に対向させて配設し、これら
のスイッチ106,107に挟まれた間の、把持部10
2を把持した状態で上方に位置する操作部端部に鉗子口
121を配置することにより、処置具の挿通や処置操作
が容易に行えると共に、フリーズやレリーズのスイッチ
押圧操作も行い易く、操作性を向上させることができ
る。
【0053】次に、内視鏡の挿入部先端部に設けられる
撮像ユニットの構成例を示す。図16は挿入部先端部の
構成を示す縦断面図、図17は回路基板の構成を示す平
面図、図18は回路基板の構成を示す側面図、図19は
クラック検出用配線の第1の構成例を示す説明図、図2
0はクラック検出用配線の第2の構成例を示す説明図、
図21はクラック検出用配線の第3の構成例を示す説明
図である。
【0054】内視鏡の挿入部先端の先端硬質部7には、
観察光学系と撮像素子とを有してなる撮像ユニット14
1が設けられている。観察光学系は対物レンズ142が
レンズ枠143に取り付けられて構成され、レンズ枠1
43の後端部には固体撮像素子チップ144を搭載した
撮像素子ベース145が固定されている。固体撮像素子
チップ144と撮像素子ベース145とはボンディング
ワイヤ146で接続され、撮像素子ベース145の後方
には入出力端子147が2列に並んで突出している。こ
の入出力端子147には、2つの回路基板148がそれ
ぞれ接続されている。
【0055】回路基板148には、ICチップ149及
び電子部品150が実装されると共に、固体撮像素子の
駆動信号や出力される撮像信号を伝送する信号ケーブル
151が接続されている。回路基板148の後端部は、
信号ケーブル151と共にスペーサ152によって互い
に位置決め固定されている。また、回路基板148上の
ICチップ149は封止樹脂153で封止され、レンズ
枠143の後端部から回路基板148の後端部のスペー
サ152の部分までは、外枠154が設けられて覆われ
ており、この外枠154の内側の回路基板148の周囲
は接着剤155によって封止固定されている。
【0056】上記のように構成された撮像ユニット14
1は、観察光学系の焦点合わせが行われた後、先端部本
体156に固定されるようになっている。先端部本体1
56の後端部には、湾曲部6を構成する湾曲管157の
先端部が固定されている。
【0057】前記信号ケーブル151は、先端の信号線
が固定糸158によってスペーサ152の外周に縛り固
定されている。また、信号ケーブル151は被覆部分が
保護チューブ159で覆われており、この保護チューブ
159の先端部においても固定糸158によって縛り固
定されている。さらに、スペーサ152の後端近傍にお
ける信号ケーブル151の信号線の分岐部分において
も、固定糸による糸縛り部160が設けられ、信号線が
固定されている。
【0058】このようにスペーサ152の後端近傍に糸
縛り部160を追加して設けて信号ケーブル151の信
号線を固定することにより、湾曲部6を湾曲させた際に
生じる挿入部内蔵物への引張り力に対して、信号ケーブ
ル151の断線を防止することができる。
【0059】前記回路基板148は、図17及び図18
に示すように、回路用配線パターン161が設けられ、
基板上に実装された電子部品150やICチップ149
と導通して電子回路を構成し、入出力部が信号ケーブル
151と接続されるようになっている。また、回路基板
148の内層部には、細幅のクラック検出用配線パター
ン162が微細ピッチで基板一面に設けられ、パターン
の両端が外装部に露呈している。クラック検出用配線パ
ターン162の配線は、図19のように縦方向に細かく
折り返して往復するように設けたり、図20のように横
方向に細かく折り返して往復するように設けたり、図2
1のように渦巻き状に設けるなど、各種構成例が考えら
れ、微細ピッチで基板全面をもれなくカバーしていれば
どのように配設しても良い。また、クラック検出用配線
パターン162は基板の裏面に設けるようにしても良
い。
【0060】組立時などに回路基板148に加わる応力
や熱等により、回路基板148にクラックが発生する
と、回路用配線パターン161が断線して撮像ユニット
が正常に動作しなくなるおそれがある。しかし、微小な
クラックは目視検査などでは発見しづらいため、撮像ユ
ニットの組立完成時には不良を発見できず、その後の内
視鏡使用時に基板割れ等の不具合が発生することがあっ
た。
【0061】本構成例では、回路基板148にクラック
検出用配線パターン162を設け、パターン両端の導通
チェックを行ってクラック検出用配線パターン162の
断線を検出することにより、回路基板148に生じた微
小なクラックでも発見することができ、従来発見できな
かった撮像ユニットの不良を検出することができる。ま
た、クラック検出用配線パターン162をグランド用の
パターンとして使用すれば、耐ノイズ性も向上する。
【0062】次に、内視鏡の電気コネクタ部22に装着
する防水キャップ及び漏水検知口金の構成例を図22な
いし図24に示す。電気コネクタ部22は、電気接続用
の端子が外部に露呈しているため、洗浄時などには防水
キャップを装着して水密を確保する必要がある。また、
内視鏡の内部の漏水検知を行う際には、電気コネクタ部
22に漏水検知口金を接続して、電気コネクタ部22よ
り内部へ送気を行って漏水があるか否かを検査する。
【0063】ここでは、電気コネクタ部22との接続部
の形状を防水キャップと漏水検知口金とで同一とした構
成例を示す。図22及び図23に示すように、漏水検知
口金171は、電気コネクタ部22の形状に合わせて円
筒形のキャップ状に構成され、上部に送気チューブ17
2が接続されて延出しており、送気チューブ172の端
部には図示しない送気ポンプに接続する送気口金173
が設けられている。図23及び図24に示すように、漏
水検知口金171と防水キャップ174は、キャップ本
体175,176の下部の構成は同一となっており、こ
の電気コネクタ部22との接続部の構成を以降にまとめ
て説明する。
【0064】キャップ本体175,176は、内周部と
下端部に水密を保持するためのリング状の第1のパッキ
ン177と第2のパッキン178とが設けられ、下部内
周にはこれらのパッキン177,178を保持固定する
と共に電気コネクタ部22に対する固定用のカム部を有
するカム本体179が取り付けられている。第2のパッ
キン178とカム本体179との間には、パッキン押さ
え部材180が設けてあり、キャップ本体175,17
6とカム本体179とは固定ビス181によって固定さ
れている。カム本体179には、電気コネクタ部22の
係合ピン182と係合するL字の鍵状のカム溝183が
設けられている。
【0065】第1のパッキン177の内周部と第2のパ
ッキン178の下端部には、それぞれ電気コネクタ部2
2の外周に当接して電気コネクタ部22内部の水密を保
持するためのシール部177a,178aが突設されて
いる。また、第1及び第2のパッキン177,178の
外周部には、それぞれ小突起177a,178aが設け
られ、キャップ本体175,176との水密を保ってい
る。
【0066】漏水検知口金171のキャップ本体175
の上部には、接続口金184が取り付けられ、固定リン
グ185を螺合することにより固定されており、接続口
金184の内周部のキャップ本体175との間には水密
用のOリング186が設けられている。接続口金184
には送気チューブ172の一端が接続され、送気チュー
ブ172の他端には送気口金173の送気管187が接
続されている。送気管187の外周には口金本体188
が取り付けられ、固定リング189を螺合することによ
り固定されている。
【0067】内視鏡の洗浄消毒を行う際には、電気コネ
クタ部22に防水キャップ174を装着して電気コネク
タ部22の内部の水密を保持した状態とし、防水構造に
して洗浄液への浸漬等を行う。また、内視鏡の内部の漏
水検知を行う際には、電気コネクタ部22に漏水検知口
金171に装着し、送気口金173に接続した図示しな
い送気ポンプより送気を行って空気の漏れがないかを検
査する。このとき、防水キャップ174または漏水検知
口金171を装着すると、これらのキャップ本体17
5,176に設けられた第1のパッキン177及び第2
のパッキン178により、電気コネクタ部22の内部の
水密が保たれている。
【0068】従来の内視鏡装置では、防水キャップに漏
水検知口金の接続部等を設けて漏水検知を行う際には防
水キャップに漏水検知口金を取り付けるような構成とな
っていたため、防水キャップは部品点数が多くなり高価
なものとなっていた。一方、本構成例では、防水キャッ
プは単なる水密用キャップのみの簡単な構成としたた
め、安価に構成できる。また、電気コネクタ部との接続
部の形状を防水キャップと漏水検知口金とで同一とした
ため、取扱が簡単であり、共通部品も多いので漏水検知
口金を安価にでき、安価な内視鏡システムを構成でき
る。
【0069】[付記] (1) 外周部に設けられる収納具外装と、この収納具
外装の内側に設けられる緩衝部材とを備えた運搬可能な
内視鏡収納具であって、前記緩衝部材は複数の内視鏡を
収納する収納部を有することを特徴とする内視鏡収納
具。
【0070】(2) 前記緩衝部材は、少なくとも一つ
の部材からなることを特徴とする付記1に記載の内視鏡
収納具。
【0071】(3) 前記緩衝部材は、前記内視鏡を収
納する収納部を複数有する少なくとも一つの部材からな
ることを特徴とする付記1に記載の内視鏡収納具。
【0072】(4) 前記緩衝部材は、前記内視鏡を収
納する収納部をそれぞれ有する複数の部材からなること
を特徴とする付記1に記載の内視鏡収納具。
【0073】(5) 前記複数の部材からなる緩衝部材
は、前記収納部として一つの内視鏡を収納する収納空間
をそれぞれの部材に有することを特徴とする付記4に記
載の内視鏡収納具。
【0074】(6) 前記緩衝部材は、前記複数の内視
鏡を重ねた状態で収納する収納部を有することを特徴と
する付記1に記載の内視鏡収納具。
【0075】(7) 前記収納部をそれぞれ有する複数
の部材からなる緩衝部材を重ねた状態で前記収納具外装
の内部に配設したことを特徴とする付記4に記載の内視
鏡収納具。
【0076】(8) 前記複数の内視鏡として異なる仕
様の内視鏡を収納することを特徴とする付記1に記載の
内視鏡収納具。
【0077】(9) 前記複数の内視鏡として同じ仕様
の内視鏡を収納することを特徴とする付記1に記載の内
視鏡収納具。
【0078】(10) 内視鏡を収納する薄肉の袋状の
収納具本体と、この収納具本体内の空気を除去するため
の吸引口と、前記収納具本体内に内視鏡を出し入れする
ための出入口と、前記吸引口を塞ぐ閉塞手段と、を有す
ることを特徴とする内視鏡収納具。
【0079】(11) 前記吸引口及び前記閉塞手段を
複数設けたことを特徴とする付記10に記載の内視鏡収
納具。
【0080】(12) 前記収納具本体は合成樹脂製で
あることを特徴とする付記10に記載の内視鏡収納具。
【0081】(13) 前記収納具本体はポリプロピレ
ンまたはポリエチレンテレフタレートからなることを特
徴とする付記12に記載の内視鏡収納具。
【0082】(14) 操作指示を行う少なくとも2個
以上のリモートスイッチと、処置具を挿通する鉗子口と
を有する内視鏡において、前記鉗子口を使用者が把持す
る把持部の上方に位置させ、かつ前記複数のリモートス
イッチの間に設けたことを特徴とする内視鏡。
【0083】(15) 前記把持部の近傍に流体管路の
切換えを行う管路切換え手段を有し、前記鉗子口の開口
方向を前記把持部の中心軸に対して前記管路切換え手段
よりに傾けて配置したことを特徴とする付記14に記載
の内視鏡。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
つのケースに複数の内視鏡を収納でき、一度に多くの内
視鏡を簡便に運搬することが可能な内視鏡収納具を提供
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡装置の全体構成を示す説明図
【図2】本発明の第1実施形態に係る内視鏡収納具の構
成を示す説明図
【図3】第1実施形態に係る内視鏡収納具の内部構造を
示す断面図
【図4】本発明の第2実施形態に係る内視鏡収納具の構
成を示す説明図
【図5】第2実施形態に係る内視鏡収納具の内部構造を
示す断面図
【図6】本発明の第3実施形態に係る内視鏡収納具の収
納クッションの構成を示す説明図
【図7】本発明の第4実施形態に係る内視鏡収納具の構
成を示す説明図
【図8】内視鏡収納袋の第1の構成例を示す斜視図
【図9】収納袋を密閉するファスナー部の構成を示す断
面図
【図10】吸引口を閉じる閉塞部材の構成を示す側面図
【図11】内視鏡収納袋の第2の構成例を示す斜視図
【図12】内視鏡操作部の第1の構成例に係る内部構成
を示す断面図
【図13】第1の構成例に係る内視鏡操作部を鉗子口側
端部より見た平面図
【図14】内視鏡操作部の第2の構成例に係る内部構成
を示す断面図
【図15】第2の構成例に係る内視鏡操作部を鉗子口側
端部より見た平面図
【図16】内視鏡の挿入部先端部の構成を示す縦断面図
【図17】撮像ユニットにおける回路基板の構成を示す
平面図
【図18】撮像ユニットにおける回路基板の構成を示す
側面図
【図19】回路基板に設けたクラック検出用配線の第1
の構成例を示す説明図
【図20】回路基板に設けたクラック検出用配線の第2
の構成例を示す説明図
【図21】回路基板に設けたクラック検出用配線の第3
の構成例を示す説明図
【図22】漏水検知口金の外観構成を示す斜視図
【図23】漏水検知口金の内部構成を示す断面図
【図24】防水キャップの内部構成を示す断面図
【符号の説明】 2…電子内視鏡 31…内視鏡収納具 32…収納ケース外装 33…収納クッション 34…ケース底部 35…ケース上部 38…内視鏡収納溝 45…仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 茂 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に設けられる収納具外装と、この
    収納具外装の内側に設けられる緩衝部材とを備えた運搬
    可能な内視鏡収納具であって、 前記緩衝部材は複数の内視鏡を収納する収納部を有する
    ことを特徴とする内視鏡収納具。
JP9036605A 1997-02-20 1997-02-20 内視鏡収納具 Withdrawn JPH10229964A (ja)

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