JP2006061622A - 超音波内視鏡用防水キャップ - Google Patents

超音波内視鏡用防水キャップ Download PDF

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Abstract

【課題】超音波コネクタへの機械的な固定が可能で、装着性及び使い勝手に優れた超音波内視鏡用防水キャップを提供すること。
【解決手段】防水キャップ40が超音波コネクタ14に装着された状態において、水密保持部48bが胴部30aに密着して超音波コネクタ14の水密状態が確保される。位置決め突起45が貫通孔30d、54bで構成される位置決め孔36内に挿入配置された状態で、反力付与弾性部48dが先端面31に当接する。このため、カムシャフト43がカム部56の平面部56cに機械的に配置されて矢印a方向に発生する係止力に対して、反力付与弾性部48dは先端面31に当接して矢印b方向の反力を発生させる。防水キャップ40は、位置決め突起45を位置決め孔36内に配置させた状態において、係止力が反力付与弾性部48dから発生される反力によって相殺され、防水キャップ40は超音波コネクタ14に傾くことなく装着される。
【選択図】図12

Description

本発明は、超音波内視鏡のスコープコネクタに設けられた超音波コネクタに装着されて水密を確保する超音波内視鏡用防水キャップに関する。
超音波内視鏡は、無侵襲で体腔内の2次元断層像を得ることができるので、臨床医学において広く普及している。例えば、特開2002−200082号公報には組立性が良好で、小型で使い勝手の良好な超音波内視鏡が示されている。この超音波内視鏡ではスコープコネクタに超音波コネクタが設けられており、この超音波コネクタに超音波ケーブルのスコープ側コネクタを連結する際、スコープ側コネクタに設けられているレバーを回動操作する。すると、レバーに一体なシャフトに設けられたカムシャフトがカム上を移動して、スコープ側コネクタが超音波コネクタに対して所定の係止力で機械的に接続される。
超音波内視鏡は一度使用された後、患者間感染を防止するため、検査終了後に必ず洗滌消毒される。その際、超音波内視鏡のスコープコネクタに設けられている超音波コネクタが電気コネクタであるため、この超音波コネクタに防水キャップを被せて電気接点に洗浄液等が侵入して不具合が発生することを防止している。
しかし、防水キャップが例えばゴム製の場合、防水キャップはゴム部材の有する弾性力によって超音波コネクタに対して配設される。このため、洗滌作業中、作業者の手指や洗滌具が防水キャップに接触した際に超音波コネクタから脱落するおそれがあった。
このため、超音波コネクタ側に係入ピンを設ける一方、防水キャップ側にカム溝を形成して、係入ピンに対してカム溝を係入配置させることによって防水キャップを超音波コネクタに対して機械的に固定する構成が考えられる。
特開2002−200082号公報
しかしながら、上述したように超音波コネクタに係入ピンを設け、防水キャップにカム溝を設ける構成の場合、超音波コネクタに係入ピンを新たに設けなければならない。また、係入ピンを設けた超音波コネクタに対して上記スコープ側コネクタを装着させる際、係入ピンが装着性に悪影響を及ぼすことを防止しなければならない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、超音波コネクタへの機械的な固定が可能で、装着性及び使い勝手に優れた超音波内視鏡用防水キャップを提供することを目的にしている。
本発明の超音波内視鏡用防水キャップは、超音波内視鏡に設けられた超音波コネクタに一体的に装着するための係止手段を備え、装着状態において弾性部材で形成された水密保持部材が前記超音波コネクタを構成するコネクタ本体の外周面に密着する超音波内視鏡用防水キャップであって、
前記係止手段を前記超音波コネクタの長手方向中心軸に対して芯ずれさせて設ける構成において、前記水密保持部材は、さらに、前記超音波コネクタの先端面に当接して前記係止手段の係止力に対して所定の反力を付与する反力付与弾性部を有している。
この構成によれば、超音波コネクタの長手方向中心軸に対して芯ズレしている係止手段によって、超音波内視鏡用防水キャップを超音波コネクタに装着した際、反力付与弾性部の有する付勢力の変化によって係止状態であるか否かの確認を行えるとともに、該反力付与弾性部から前記係止手段の係止力に対する反力が発生されることによって超音波内視鏡用防水キャップが超音波コネクタに対して傾くことが防止される。
本発明によれば、超音波内視鏡用防水キャップを超音波コネクタへ機械的に装着する際、係止状態の確認を行えるとともに、この係止状態のとき超音波内視鏡用防水キャップが超音波コネクタに傾くことなく装着されるので、装着作業性及び使い勝手に優れた超音波内視鏡用防水キャップを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図12は本発明の一実施形態にかかり、図1は超音波内視鏡装置の構成例を説明する図、図2は超音波コネクタと超音波内視鏡用防水キャップとを示す斜視図、図3は超音波コネクタ及び超音波内視鏡用防水キャップの構成を説明する断面図、図4はカム部の構成を説明する斜視図、図5はカム部の構成を説明するカム線図、図6は操作ノブの取り付け取り外し状態と固定状態とを説明する図、図7は図3のA−A線断面図、図8は超音波内視鏡用防水キャップを先端側から見たときの正面図、図9は超音波内視鏡用防水キャップを超音波コネクタに配置した状態を示す図、図10は図9の状態における超音波コネクタ及び超音波内視鏡用防水キャップを説明する断面図、図11は超音波内視鏡用防水キャップを超音波コネクタに装着した状態を示す図、図12は図11の状態における超音波コネクタ及び超音波内視鏡用防水キャップを説明する断面図である。
図1に示すように本実施形態の超音波内視鏡1は、体腔内に挿入可能な細長形状な挿入部2と、この挿入部2の基端部に連設する操作部3と、この操作部3より延出する可撓性を有するユニバーサルケーブル4とによって主に構成されている。ユニバーサルケーブル4の端部にはスコープコネクタ5が設けられている。なお、挿入部2の最先端部には超音波を送受信する超音波振動子20が内蔵されている。
本実施形態の超音波内視鏡1が適用される超音波内視鏡装置10は、照明光を供給する光源装置6、画像信号等の信号処理を行うビデオプロセッサ7、超音波観測装置8、吸引ポンプ9a及び送水タンク9b等の機器と、超音波内視鏡用防水キャップ(以下、防水キャップと略記する)40とによって構成される。
超音波観測装置8は、超音波内視鏡1に設けられている超音波振動子20の駆動制御や、超音波振動子20によって得られた超音波信号等を受けて超音波断層画像を表示するための超音波断層画像データを生成する。超音波内視鏡1と超音波観測装置8とは超音波ケーブル11によって電気的に接続されるようになっている。
これらの機器は、スコープコネクタ5に設けられている所定の接続部位に対してそれぞれ着脱自在に接続されるようになっている。具体的に、スコープコネクタ5の光源コネクタ12には光源装置6が接続される。スコープコネクタ5の電気コネクタ13にはビデオプロセッサ7が接続される。超音波観測装置8とスコープコネクタ5とは超音波ケーブル11を介して接続されるものであり、超音波ケーブル11の一端部に設けられたスコープ側コネクタ部11aがスコープコネクタ5の超音波コネクタ14に接続され、超音波ケーブル11の他端部のコネクタが超音波観測装置8に接続される。スコープコネクタ5の吸引口金15には吸引ポンプ9aが接続される。スコープコネクタ5の送気送水口金16には送水タンク9bが接続される。
挿入部2は、先端側から順に、内部に超音波振動子20が収納されて最先端に位置する超音波収納部19、硬質部材で形成された先端部21、湾曲自在に形成された湾曲部22及び長尺で可撓性を有する可撓部23を連設して構成されている。
先端部21に設けられている斜面部21aには、図示しない照明窓及び観察窓が配設されている。照明窓には図示しないライトガイドが臨まれ、観察窓には図示しない対物レンズ等が配置される。対物レンズの結像位置には電荷結合素子(CCD)等の図示しない撮像素子が配設される。したがって、照明光で照らされた被検体像は、撮像素子の受光面に結像されて画像信号に光電変換処理され、ビデオプロセッサ7へ出力されて映像信号に生成される。
操作部3は、術者が把持する把持部24と、この把持部24と一体に形成される主操作部25とによって主に構成される。主操作部25には、湾曲部22の湾曲操作を行うための湾曲操作ノブ25aや、送気送水及び吸引操作をそれぞれ行うための送気送水ボタン26a、吸引ボタン26b等が配設されている。把持部24には、図示しない処置具を体腔内に導入するための処置具挿入口27が設けられている。
超音波振動子20は、挿入部2内を挿通する動力伝達用のフレキシブルシャフト28を介して例えばスコープコネクタ5内に設けられているメカニカル走査を行うためのモータ29に接続されている。フレキシブルシャフト28は、挿入部2、操作部3及びユニバーサルケーブル4内を挿通している。
フレキシブルシャフト28内には、超音波振動子20に対してパルス信号を印加したり超音波振動子20によって受信された後、電気信号に変換されたエコー信号を伝送する図示しない信号伝達用ケーブル等が挿通している。これら信号伝達用ケーブル等はスコープコネクタ5に設けられている超音波コネクタ14に導出されている。
図2に示すように超音波コネクタ14は、スコープコネクタ5の基端面に設けられている。超音波コネクタ14を構成するコネクタ本体30の先端面31には、コネクタ基板32上に複数の接点33、…、33を配列して構成された接点部34と、後述するカムシャフト及び回動シャフトが挿通するシャフト挿通孔35と、後述する位置決め突起45が挿通される位置決め孔36とが備えられている。
接点部34は先端面31の略中央に設けられ、シャフト挿通孔35と位置決め孔36とは接点部34の長辺を挟んで対向する位置に設けられている。
超音波コネクタ14には、超音波内視鏡1を洗滌消毒する際、洗浄液等が超音波コネクタ14内に侵入することを防止するための防水キャップ40が装着されるようになっている。防水キャップ40は、キャップ本体41と、係止手段を構成する操作ノブ42と、シャフト挿通孔35に挿通配置される係止手段を構成するカムシャフト43を先端部に一体に設けた係止手段を構成する回動シャフト44と、位置決め孔36に挿通配置される位置決め突起45とで主に構成されている。
図3乃至図8を参照して超音波コネクタ14及び防水キャップ40の構成を説明する。
図3に示す超音波コネクタ14を構成するコネクタ本体30は、例えばステンレス製で筒状であり、胴部30a及び中央フランジ部30bを備えている。中央フランジ部30bはスコープコネクタ5を構成するスコープコネクタカバー51の先端面に対して配設される。スコープコネクタカバー51とコネクタ本体30の胴部30aとの間には水密を確保するためのOリング52が配設されている。
コネクタ基板32は、例えば高さ調整用コネクタ53が配設されている取付板54を介して接続用基板55の一面側に配設されている。一方、接続用基板55の他面側には基板フレーム57を介してカム部56が配設されている。
コネクタ本体30の先端面31、コネクタ基板32、金属製の取付板54、接続用基板55及び基板フレーム57と、例えばステンレス製のカム部56のそれぞれ所定位置には前記シャフト挿通孔35を構成する貫通孔30c、32a、54a、55a、57aと、溝部のように構成されたカムシャフト挿通配置部56aとが設けられている。また、コネクタ本体30の先端面31及び取付板54の所定位置には前記位置決め孔36を構成する貫通孔30d、54bが設けられている。
なお、コネクタ基板32の位置決め孔36に対応する位置には、前記取付板54の凸部54cが配設される貫通孔32bが形成されている。
図4に示すようにカム部56に形成されているカムシャフト挿通配置部56aを挟んで設けられた一対の端面には、前記カムシャフト43が摺動移動される傾斜面56b及び平面部56c及びカムシャフト43が当接するストッパ部56dがそれぞれ設けられている。両端面に形成される傾斜面56b、平面部56c及びストッパ部56dは例えば図5に示すカム線図にしたがって形成されている。
一方、前記図3に示す防水キャップ40は、キャップ本体41と、操作ノブ42と、カムシャフト43を先端部に一体に設けた回動シャフト44と、位置決め突起45と、キャップ先端形成部材46と、スペーサ47と、水密保持部材48と、連結固定部材49とで主に構成されている。
キャップ本体41及び操作ノブ42は例えば樹脂製であり、カムシャフト43、回動シャフト44、位置決め突起45、キャップ先端形成部材46及び連結固定部材49は防錆性を有する例えばステンレス製である。スペーサ47は例えば樹脂製の硬質部材で形成されている。水密保持部材48は弾性を有する樹脂部材又はゴム部材で形成されている。
キャップ本体41は筒状に形成されている。キャップ本体41の開口部側端部にはスコープコネクタ5を構成するスコープコネクタカバー51の先端外側面を全周に渡って覆う傾斜面部41aが設けられている。一方、キャップ本体41の基端面側には内部空間41bに連通するノブ配置用孔41cが設けられている。
図6に示すように操作ノブ42は、回動シャフト44を回動軸にして、実線に示す取り付け取り外し状態位置から二点鎖線に示す固定状態位置まで所定角度、回動動作するように構成されている。回動シャフト44は、超音波コネクタ14に配置されるキャップ本体41の中心軸から芯ずれして設けられている。操作ノブ42は、二点鎖線に示す固定状態位置において、キャップ本体41の基端面内に収まるように構成されている。このため、操作ノブ42の作用部を大きく設定して操作性の向上を図ることができる。また、操作ノブ42の配置位置によって、取り付け取り外し状態であるか固定状態位置であるかを容易に判断することができる。
前記図3に示すように操作ノブ42には連結固定部材49を介して回動シャフト44が一体に固定される。このため、操作ノブ42の所定位置には連結固定部材49が配設される穴部42a及びこの穴部42aに基端面側から連通する連通孔42bが設けられている。また、回動シャフト44の基端部には雌ねじ部44aが設けられている。
連結固定部材49は太径部49aと細径部49bとを有する管状部材であって回動シャフト44の基端部が配設されるシャフト用孔49cと、固定ネジ50a及びノックピン50bが配設される穴部49dとが設けられている。
ここで、図7に示すように回動シャフト44の基端部側外側面は四角形状になっており、連結固定部材49のシャフト用孔49cも四角形状になっており、互いに嵌り合う構造になっている。さらに、連結固定部材49の細径部49bの外側面も四角形状になっており、操作ノブ42の穴部42aも四角形状をなしており、互いに嵌り合う構造になっている。
したがって、回動シャフト44の基端部をシャフト用孔49cに配設した状態で、穴部49dに固定ネジ50aを配設し、この固定ネジ50aを雌ねじ部44aに螺合固定することによって回動シャフト44と連結固定部材49とが一体に構成される。回動シャフト44と連結固定部材49とが一体な状態な細径部49bは、操作ノブ42の穴部42aに配設され、ノックピン50bによって操作ノブ42に一体に固定される。このことによって、操作ノブ42を回動操作することによって、回動シャフト44が操作ノブ42の操作とともに回動する。なお、連結固定部材49の太径部49aはノブ配置用孔41cに配設される。
キャップ先端形成部材46は、キャップ本体41の内部空間41b内に配設される。キャップ先端形成部材46は、キャップ開口側端面を形成する中実部46aと、その基端側を構成する中実部46aより太径な筒状部46bとで構成されている。
筒状部46bの外周面はキャップ本体41の内部空間41bを構成する内壁に対して略密着配置されるように形成されている。中実部46aには回動シャフト44が挿通するシャフト用貫通孔46cと、位置決め突起45が係入配置される突起用貫通孔46dとが形成されている。また、中実部46aの外周面には水密保持部材48に形成されている後述する係入溝48aに係入する凸部46eが形成されている。
水密保持部材48は円環状に形成されている。水密保持部材48の内周面には前記凸部46eが配置される係入溝48a及び軸方向に対して直交する方向に突出した水密保持部48bが設けられている。係入溝48aを凸部46eに係入配置させることによって、水密保持部材48がキャップ先端形成部材46に対して一体的に配設される。係入溝48aを構成する凸部48cのキャップ開口側面の一部には軸方向に対して突出する係止状態検知手段と係止姿勢規制手段とを兼ねる反力付与弾性部48dが設けられている。反力付与弾性部48dは図8に示すように、凸部48cの開口側面でかつ回動シャフト44側に所定長さの円弧状に設けられている。このため、反力付与弾性部48dがコネクタ本体30の先端面31に当接することによって所定の反力が発生する。
水密保持部材48の水密保持部48bは、前記コネクタ本体30の胴部30aの外周面全周に渡って密着するように周状に設けられている。この水密保持部48bより開口側には前記傾斜面部41aに沿って配設されてスコープコネクタカバー51の先端側外側面に密着するスカート部48eが設けられている。
スペーサ47は、キャップ先端形成部材46の筒状部46b側に配設されて、操作ノブ42が一体な連結固定部材49の太径部49aの端面に当接して、この連結固定部材49をノブ配置用孔41c内の所定位置に配置させる。スペーサ47には回動シャフト44が挿通する貫通孔47aが形成されてる。
なお、位置決め突起45は例えばネジ50cによってキャップ先端形成部材46に一体的に固定されている。
ここで、図3を参照して防水キャップ40の構成手順を簡単に説明する。
まず、位置決め突起45が固定配置されているキャップ先端形成部材46の凸部46eに水密保持部材48の係入溝48aを配置させる。すると、水密保持部材48が一体のキャップ先端形成部材46が構成される。その後、シャフト用貫通孔46cにキャップ開口側面から回動シャフト44を挿入し、この回動シャフト44に設けられている位置決め突起44bを先端面凹部46fに配置させる。そして、シャフト用貫通孔46cから突出している回動シャフト44にスペーサ47を配置し、この状態のキャップ先端形成部材46をキャップ本体41の内部空間41b内に配設する。
次に、ノブ配置用孔41c内に突出している回動シャフト44に連結固定部材49を配置し、この連結固定部材49の太径部49aをノブ配置用孔41c内に配設する。ここで、固定ネジ50aによって回動シャフト44を連結固定部材49に一体に固定する。その後、細径部49bに操作ノブ42の穴部42aを配設し、ノックピン50bによって連結固定部材49と操作ノブ42とを一体に固定する。このことによって、操作ノブ42を操作することによって、カムシャフト43が回動動作する防水キャップ40が構成される。
なお、符号50d、50e、50f、50gは部材間の水密を確保するためのOリングである。
図9乃至図12を参照して前述のように構成されている超音波コネクタ14に着脱自在に取り付けられる防水キャップ40の作用を説明する。
防水キャップの超音波コネクタへの装着手順を簡単に説明する。
防水キャップ40を超音波コネクタ14に装着する際、前記図2及び図6に示すように操作ノブ42を取り付け取り外し位置に配置させる。その後、回動シャフト44に設けられているカムシャフト43とシャフト挿通孔35とを対峙させるとともに、位置決め突起45と位置決め孔36とを対峙させる。そして、カムシャフト43が設けられている回動シャフト44をシャフト挿通孔35に挿入し、次いで位置決め突起45を位置決め孔36に挿入していく。すると、図9に示すように超音波コネクタ14に防水キャップ40が配置される。
このとき、図10に示すように水密保持部材48に設けられている水密保持部48bがコネクタ本体30の先端面31の外周側に当接した状態になるとともに、カムシャフト43がカムシャフト挿通配置部56aの所定位置に配置された状態になる。
ここで、防水キャップ40を超音波コネクタ14に一体に装着するため、操作ノブ42を前記図9に示す矢印方向に回転させていく。すると、この操作ノブ42の回転に伴って、回動シャフト44に一体なカムシャフト43が回転を開始して傾斜面56b上を移動して防水キャップ40が超音波コネクタ14方向に引き寄せられていく。すると、水密保持部48bがコネクタ本体30を構成する胴部30aの外周面に徐々に密着していくとともに、コネクタ本体30の先端面31と水密保持部材48に設けられている反力付与弾性部48dとの間隔が徐々に狭まってくる。
操作ノブ42の操作に伴ってカムシャフト43が傾斜面56b上をさらに平面部56c方向に向かって移動していくと、先端面31に反力付与弾性部48dが当接する。すると、反力付与弾性部48dから先端面31に対して押圧力が発生する。この押圧力は、カムシャフト43が引き続き傾斜面56b上を平面部56c方向に向かって移動し続けることによって、徐々に上昇していく。そして、この押圧力は、操作ノブ42を操作する使用者の手指に抵抗感として伝達される。
したがって、使用者は、操作ノブ42の回転操作を開始して、反力付与弾性部48dが先端面31に当接してからは、この反力付与弾性部48dから発生する押圧力に抗して操作ノブ42を回転操作することになる。このため、カムシャフト43が平面部56c近傍に到達したとき、操作ノブ42を操作する使用者の手指に最大の抵抗感が伝達される。そして、カムシャフト43が傾斜面56bから平面部56c上に移動すると、使用者は、手指に伝達されていた大きな抵抗感を感じることなくスムーズに操作ノブ42を回転移動させることができるようになる。つまり、カムシャフト43が傾斜面56bから平面部56c上に移動したとき、使用者の手指にはカムシャフト43が固定状態位置に到達したことを告知する係止状態検知手段となるクリック感が伝達される。その後、操作ノブ42を回転操作することによってカムシャフト43がストッパ部56dに当接する。このことによって、防水キャップ40が超音波コネクタ14に対して機械的に装着され、操作ノブ42は図11に示す固定状態位置に配置される。
このとき、図12に示すように防水キャップ40を構成する水密保持部材48の水密保持部48bが超音波コネクタ14を構成するコネクタ本体30の胴部30aの外周面に密着して超音波コネクタ14の水密状態が確保される。
また、防水キャップ40が超音波コネクタ14に装着された状態において、位置決め突起45が貫通孔30d、54bで構成される位置決め孔36内に挿入配置された状態で、反力付与弾性部48dが先端面31に当接する。このため、図に示すようにカムシャフト43がカム部56の平面部56cに配置されて発生する矢印a方向の係止力に対して、反力付与弾性部48dが先端面31に当接して矢印b方向の反力が発生される。したがって、防水キャップ40は、位置決め突起45を位置決め孔36内に配置させた状態において、反力付与弾性部48dから発生させる係止姿勢を規制するための反力が係止力を相殺して、防水キャップ40が傾くことなく超音波コネクタ14に装着される。
さらに、スカート部48eがスコープコネクタカバー51の先端側外側面に密着した状態になる。
この取り付け状態で、超音波内視鏡1の洗滌消毒を行うことによって、超音波コネクタ14に設けられている接点部34に洗滌消毒液が侵入することが確実に防止される。
そして、洗滌消毒終了後、操作ノブ42を前述とは逆方向に回転させて、前述と逆の手順で防水キャップ40を超音波コネクタ14から取り外す。
このように、水密保持部材に水密保持部を設けるとともに、反力付与弾性部を設けることによって、防水キャップを超音波コネクタに配設したとき、水密状態を確実に確保することができるとともに、防水キャップが超音波コネクタに傾いて装着されることを確実に防止することができる。
また、キャップ本体の開口部側端部にスコープコネクタを構成するスコープコネクタカバーの先端外側面を全周に渡って覆う傾斜面部が設けたことによって、水密保持部を確実に胴部の外周面に密着配置させることかできる。
さらに、スカート部をスコープコネクタカバーの先端側外側面に密着させる構成にしたことによって、スカート部内に洗滌消毒液等が侵入することを防止して、防水キャップ取り外し時に、たとえ防水キャップ内が陰圧になっている場合であっても接点部側に水滴等が引き込まれることを防止することができる。
このことによって、防水キャップが超音波コネクタに対して傾いて配置させることが防止されるので、ユーザーが防水キャップの防水性に不安を感じることから解消される。
なお、本実施形態においては図8に示したように水密保持部材48に設けられている凸部48cの回動シャフト44側に所定長さで円弧状の反力付与弾性部48dを設ける構成を示しているが、例えば図13の反力付与弾性部の他の構成を説明する図に示すように弾発係数の異なる弾性部材48f、48g、48hを円環状に配列させて反力付与弾性部48Aを構成したり、図14の反力付与弾性部の別の構成を説明する図に示すように高さ寸法が異なる弾性部材48i、48k、48mを円環状に配列させて反力付与弾性部48Bを構成したものであってもよい。このとき、図13において弾発係数は、48f>48g>48hのように設定され、図14において高さ寸法は、48i>48k>48mのように設定されて、防水キャップ40が傾くことなく超音波コネクタ14に装着されるようにしている。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
超音波内視鏡装置の構成例を説明する図 超音波コネクタと超音波内視鏡用防水キャップとを示す斜視図 超音波コネクタ及び超音波内視鏡用防水キャップの構成を説明する断面図 カム部の構成を説明する斜視図 カム部の構成を説明するカム線図 操作ノブの取り付け取り外し状態と固定状態とを説明する図 図3のA−A線断面図 超音波内視鏡用防水キャップを先端側から見たときの正面図 超音波内視鏡用防水キャップを超音波コネクタに配置した状態を示す図 図8の状態における超音波コネクタ及び超音波内視鏡用防水キャップを説明する断面図 超音波内視鏡用防水キャップを超音波コネクタに装着した状態を示す図 図10の状態における超音波コネクタ及び超音波内視鏡用防水キャップを説明する断面図 反力付与弾性部の他の構成を説明する図 反力付与弾性部の別の構成を説明する図
符号の説明
5…スコープコネクタ 14…超音波コネクタ 30…コネクタ本体
30a…胴部 31…先端面 34…接点部 35…シャフト挿通孔
36…位置決め孔 40…超音波内視鏡用防水キャップ(防水キャップ)
41…キャップ本体 42…操作ノブ 43…カムシャフト
44…回動シャフト 45…位置決め突起 48…水密保持部材
48b…水密保持部 48d…反力付与弾性部
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (2)

  1. 超音波内視鏡に設けられた超音波コネクタに一体的に装着するための係止手段を備え、装着状態において弾性部材で形成された水密保持部材が前記超音波コネクタを構成するコネクタ本体の外周面に密着する超音波内視鏡用防水キャップであって、
    前記係止手段を前記超音波コネクタの長手方向中心軸に対して芯ずれさせて設ける構成において、
    前記水密保持部材は、さらに、前記超音波コネクタの先端面に当接して前記係止手段の係止力に対して所定の反力を付与する反力付与弾性部を有することを特徴とする超音波内視鏡用防水キャップ。
  2. 前記係止手段が、回動操作される操作ノブと、この操作ノブに一体的に固設された細長な回動シャフトと、この回動シャフトの先端部所定位置に固定され、前記操作ノブの回動操作に伴って前記超音波コネクタに設けられカム部上を移動するカムシャフトとを具備する構成において、
    前記反力付与弾性部を、前記係止手段を構成する回動シャフト近傍に設けたことを特徴とする請求項1に記載の超音波内視鏡用防水キャップ。
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